この口コミは、じゅあんさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:4.6
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¥4,000~¥4,999 / 1人
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料理・味 4.2
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|サービス 3.4
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|雰囲気 3.8
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.2
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| サービス3.4
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| 雰囲気3.8
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク- ]
ふりむいて Felicissima
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antipasto fresco
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antipasto caldo
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pasta secca
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pasta fatta in casa
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arrosto di maiale
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pane
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dolce
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infusione di camomilla
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2011/10/11 更新
かのアロマフレスカご出身のお二人が開いた新店。あり得ないCP・キレイ系トーキョーイタリアンでありながら潔い塩使い・駅からやや遠い立地・こじんまりでカウンターだけの箱…というプラス面の凄さがもろもろのツッコミ所をぶっとばし、おしゃれでラグジュアリーな箱とゆき届いたサービス、キレイに作り込んだお料理を提供し非日常感を演出してきたイメージのある、これまでの「トーキョーイタリアン」とは違う、“普段着のトーキョーイタリアン”の誕生だと感じました。
なんともスゴイお店が出来たもんだわ…おしまい。あ、これじゃわかんないか。
ではまず、価格設定から。
前菜が冷・温2皿+乾麺パスタ+手打ちパスタ+ドルチェ+お茶=2500円、これにセコンドが付いても3900円(税込み・サなし)
たとえポーションが少なくてもこの皿数だけで十分なお得感。そもそもトーキョーイタリアンに盛りを期待してはいけないんだけど結果、食後感はじゅうぶん。並の胃袋をお持ちの方なら満腹になるはず。
前菜以外は選択肢もしっかり用意されていて、しかもかなり悩めるラインナップ。しかもメニューに日付けが入っていたので仕入れによって日替わりなんだろうなあ。また来たくなってしまうじゃないの!
肝心のお料理。
個々のお皿については後述。総じて見た目はキレイなのに塩使いや味付けに迷いがなくて潔く、ある意味骨太さを感じる。またイタリアンというとどうしてもドルチェでズッコケるのがお約束なのに、ココは素晴らしかった。ま、限りなくフレンチっぽいといえばそうなんだけどさ。
唯一残念だったのがセコンドの火入れ。豚ちゃんを選択したからかもしれないけど、ちょっと入れ過ぎでセクスィーピンクでなかったの。
大好き仔羊ちゃんを次回食べてみなきゃ。
ワインボトルにグラス価格が書いてあるのにウケた。800~1000円が主流。お料理の価格相応な印象。
そして箱。
全13席カウンターと聞いた時にはキッチンを囲むか対面かと思うでしょ。それが違ったんだな。キッチンでシェフの姿を拝める3席(多分)以外ほとんどがキッチンに背を向ける、つまり窓から外をながめる席。これについては「デートなら邪魔されなくていい」「いや、背後から見られるのはちょっと…」と同席者と解釈が割れました。そしてサービス担当とのやり取りを好む方には寂しいかも。フロア担当は実質いないようなもんだし(爆)都度振りむいて話すのもね(笑)
それゆえお皿のペースはゆっくりめ。平日ならば時間にゆとりを持って行きましょうね。お水もキャラフェをカウンターに置いておくパターン。
でも人員を増やしたら価格に跳ね返りそうなので、大変でしょうけどずっとこのままでお願いします(笑)
だから、サービスについてアレコレ要求のある方は“然るべきお店”に“然るべき対価”を支払って訪問してね(毒)
ここ数年、東京ではイタリアンから極力目をそらすようにして…て、いうか見たくなかったのかな。でもこうして思い切って振りむいて見たら、トーキョーイタリアンも変化し様々な形ができてきたんだなあと。
当店で衝撃を受けたとは言いながら「恋に落ちることはないの…」なーんてひとり熱く語っていた私はやっぱり心底イタリアが好きなんだ。。。それでも相変わらず頑固者で排他的な「彼」は絶対に私の方を向いてくれない、一生片思い状態なんだけどね。
以下当日のめにゅう
◆冷前菜 炙りしめサバとブリのカルパッチョ
サバの下にはリンゴの甘煮を忍ばせて。酸と甘味がほどよく、とってもミネラリーな仕上がり。
◆温冷菜 徳島県産鱧のセモリナ粉フリット トリュフ風味
この価格のコースでこんなにトリュフかけていいのかな。。そして噛んだ瞬間カリカリカリッと繊細でありながら確かな骨伝導。中の鱧はふわふわ。
一瞬ロマンティコの穴子フリットがフラッシュバックする食感と絶妙の塩加減。ヤバ過ぎ、悩殺の一皿。
◆スパゲッティ 甘エビとサルデーニャ産カラスミのスパゲッティ
ボ、ボッタルガが気前良く絡まってるっ!シンプルにオイルソースだけ、そして塩味がドンピシャ。体調良かったら絶対飲んでた(泣)
◆手打ちパスタ なんと5種から選択可(一品だけ追加料金あり)
普通手打ちなんて夜だけでしょ!それが5種もあるってどうなのぉぉぉ~!しかしなにげに好物オレキエッテに一発決断。
同席者の鴨モモ肉ガルガネッリと琉球ポークのパッパルデッレもチョコっと味見させていただく。ううむ。。。どれも素晴らしい。
オレキエッテは小耳ちっくでキレイにお皿に収まってるけどムチムチ、ホタテとキノコを白ワインで煮込んだソースが実にエロい。
この時点で一同「こりゃ、すげえ」という空気に包まれる。
◆メイン ぐわわ…これも5種から選べる!とてもお一人でやってるとは思えないんですけど。。
で、せっかく複数人いるんだからと2名からオーダー可の岩中豚ロースト、レンズ豆添えに決定。ま、ヒツジラバーの私は仔羊ローストに未練はあったのだけどさ(爆)でもイタリアといえば豚だって流れで。
うーん、映像を見れば一目瞭然ですけど、ちょっと火が通り過ぎかな。エロい火入れマニアとしては残念凹
でも骨を付けてくれたのと、コントルノのレンズ豆のグダッとした姿にはヤラれましたけどね☆
◆ドルチェ ひーっ これも4種から選択ですって!
ショコラ系の出来で判断するのがモットーですから(←単に好きなだけだろという意見も・汗)500円追加モノの「温かいチョコレートケーキ ヴィンサントのジェラート添え」に。
見た目はガトーショコラ、でもナイフを入れたらフォンダンショコラ。私好みのアメールMAXな味わい、焼き加減とも悶絶もの。
ジェラートはベタなのか洗練なのかどっちつかずな味だったけど大盛だったしショコラがすご過ぎだから相殺しても余りある。
◆カモミールティ
アロマフレスカ愛好者である同席者いわく「同門の様式美」(笑)確かに田窪さんのお店でもこういうポットでしたね。
アチラほど派手なハーブティではありませんし小菓子もないけど、もうお料理でビックリしたからいいんだー。
暴走トークで盛り上がり気が付けば3時間経過。次回はキッチンの見えるカウンター席で仔羊ちゃんにお会いしたいと思います。
そして、もうすぐ「彼」に再会できると思うだけでドキドキし始めた中目の午後。