無料会員登録/ログイン
閉じる
携帯電話会社の提供IDはこちら
食べログ
徒然なる食日記
メッセージを送る
wokuno (40代後半・男性・大阪府) 認証済
この口コミは、wokunoさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する
1回
夜の点数：4.6
2012/10 訪問
レベルが高すぎて疲れました
広尾駅から外苑西通りを北に進み、一本西に入った所あたりにあるフレンチレストラン。東京にいるのもあと少しという事で、東京の美味しいフレンチを食べようという事で奮発して行った。遠くからは分かり辛く、近づかないと店という事がわからなかった。2Fにあるのだが、内装はくつろげるリビングと言う感じ。椅子もソファーっぽく、流れている音楽もかなり音量は小さく静かな雰囲気。お手洗いも布のお手拭きが置いてあったりしてぬかりなかった。接客は、最高レベルとしか言いようがなく、客は全部で3組だったが、2人のウェイターが目を光らせてくれていた。とてもスマートな感じで、何も言わずさっと皿を下げたり置いたりする感じだが、料理の説明は分かりやすく丁寧にしてくれた。ただ、本当に食べ終わると直後に皿を引きに来る感じで、監視されてるような気もした。もう少しゆっくりでも良いと思った。料理の出てくるスピードはあまり早くはなく、全部で3時間かかった。恐らくこのレベルのフレンチになるとこれくらいの時間がかかるのだろうが、こういう雰囲気に慣れていないせいもあり、結構疲れた。今回は13000円のコースをお願いした。ドリンクはノンアルコールのカクテルを頼んだが、とてもおいしかった。料理は以下のような感じだった。【アミューズ】ドライトマト、生ハムを揚げパンで包んだものをゴマに刺したもの：味は普通だったが、大量のゴマを土に見立てたような盛り付けは凄いと思った。【パン】蕎麦粉のパン、押し麦のパン：パン自体も美味しかったが、バターが自家製のホイップバターで、とてもおいしかった。【前菜】カボチャのスープ、鮑と大根、太刀魚の揚げものと茄子：特に太刀魚が柔らかくておいしかった。ただ、この料理は完全に和食だった。【前菜】カワハギのマッシュルーム添え：昆布〆にしたカワハギの刺身にマッシュルームの薄切りが大量に乗っていた。とてもおいしかった。【魚料理】ホタテ貝のカリフラワーソース：ソテーしたホタテ貝が薄いパンで挟まれており、上にトリュフが乗っていた。ソースはカリフラワーとトリュフ。カリフラワーのソースはあまり味がしなかったが、トリュフのソースはとてもおいしかった。器は漆器のような感じで、ホタテやソースが金絵巻のように盛り付けられており、芸術的な一品だった。【フォワグラ】フォワグラとセップ茸：フォワグラが細いトウモロコシの麺で巻いてあり、それを揚げたものだった。柚子のゼリーが入っており、さっぱりとした感じだった。ただ、フォワグラの味が、揚げられた麺の油っこさで打ち消されている感じで勿体ない感じがした。柚子の香りも取ってつけた様な感じであまり調和していない気がした。【肉料理】シャラン鴨のオレンジソース添え：大きな鴨肉が塊で出てきた。低温でじっくりと焼き上げたらしく、ローストビーフのような感じだった。柔らかくてなかなかおいしかった。特に、添えられたささみは非常に柔らかくてとてもおいしかった。牛には敵わないと思ったが、安めの食材を最大限生かしているのかなと思った。【デザート】タルトタタン：リンゴのアイスクリームに、リンゴジュースを泡だてたものと香ばしい食材が添えられており、一緒に食べると、口の中でアップルパイを食べているような味になり、面白かった。皿もとてもユニークなガラスの皿で良かった。【メインデザート】ショコラとドライフルーツ：深底の皿にチョコレートが張ってあり、その上に熱いチョコレートをかけるとチョコレートが溶け、下に落ちるという演出つきだった。料理としては、ひたすら濃厚なチョコレートをたくさん食べるという感じで、ちょっとしつこかった。【ティー】ダージリン：発酵させたこだわりの紅茶との事だったが、あまり紅茶っぽい味はせず、マスカットの香りが強かった。【お菓子】：7種類くらいの小さなお菓子があった。一口サイズの抹茶ロールや一口サイズのショートケーキが面白かった。全体的に、雰囲気、接客、料理の演出や手の掛け方は今まで行ったレストランとは比べ物にならず、こんな世界があるのかととてもいい思い出になった。ただ、純粋に料理の味のみを評価すると、感動する程おいしいという品はなく、ひいきにしているアンプティトゥールの7500円のコースとそこまで差があるように思えなかった。恐らく、このクラスのレストランで味、というか素材も上質なものという事になるとどう考えても13000円に収まるとは思えないので、贅沢な注文だと分かってはいるのだが。ごちゃごちゃ言ったものの、素晴らしい時間を過ごせたのは間違いなかったです。
2012/10/21 更新
エリアから探す
開く
このエリアを地図で見る
ジャンルから探す
指定なし
ランチ
夜10時以降入店OK
夜12時以降入店可
始発まで営業
朝食
カード可
個室
貸切可
駐車場
飲み放題
食べ放題
子供可
ペット可
クーポン
テイクアウト
家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
ランキングと口コミで探せるグルメサイト
グルメキュレーションサイト
毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
広尾駅から外苑西通りを北に進み、一本西に入った所あたりにあるフレンチレストラン。東京にいるのもあと少しという事で、東京の美味しいフレンチを食べようという事で奮発して行った。
遠くからは分かり辛く、近づかないと店という事がわからなかった。
2Fにあるのだが、内装はくつろげるリビングと言う感じ。椅子もソファーっぽく、流れている音楽もかなり音量は小さく静かな雰囲気。お手洗いも布のお手拭きが置いてあったりしてぬかりなかった。
接客は、最高レベルとしか言いようがなく、客は全部で3組だったが、2人のウェイターが目を光らせてくれていた。とてもスマートな感じで、何も言わずさっと皿を下げたり置いたりする感じだが、料理の説明は分かりやすく丁寧にしてくれた。ただ、本当に食べ終わると直後に皿を引きに来る感じで、監視されてるような気もした。もう少しゆっくりでも良いと思った。
料理の出てくるスピードはあまり早くはなく、全部で3時間かかった。恐らくこのレベルのフレンチになるとこれくらいの時間がかかるのだろうが、こういう雰囲気に慣れていないせいもあり、結構疲れた。
今回は13000円のコースをお願いした。ドリンクはノンアルコールのカクテルを頼んだが、とてもおいしかった。料理は以下のような感じだった。
【アミューズ】ドライトマト、生ハムを揚げパンで包んだものをゴマに刺したもの：味は普通だったが、大量のゴマを土に見立てたような盛り付けは凄いと思った。
【パン】蕎麦粉のパン、押し麦のパン：パン自体も美味しかったが、バターが自家製のホイップバターで、とてもおいしかった。
【前菜】カボチャのスープ、鮑と大根、太刀魚の揚げものと茄子：特に太刀魚が柔らかくておいしかった。ただ、この料理は完全に和食だった。
【前菜】カワハギのマッシュルーム添え：昆布〆にしたカワハギの刺身にマッシュルームの薄切りが大量に乗っていた。とてもおいしかった。
【魚料理】ホタテ貝のカリフラワーソース：ソテーしたホタテ貝が薄いパンで挟まれており、上にトリュフが乗っていた。ソースはカリフラワーとトリュフ。カリフラワーのソースはあまり味がしなかったが、トリュフのソースはとてもおいしかった。器は漆器のような感じで、ホタテやソースが金絵巻のように盛り付けられており、芸術的な一品だった。
【フォワグラ】フォワグラとセップ茸：フォワグラが細いトウモロコシの麺で巻いてあり、それを揚げたものだった。柚子のゼリーが入っており、さっぱりとした感じだった。ただ、フォワグラの味が、揚げられた麺の油っこさで打ち消されている感じで勿体ない感じがした。柚子の香りも取ってつけた様な感じであまり調和していない気がした。
【肉料理】シャラン鴨のオレンジソース添え：大きな鴨肉が塊で出てきた。低温でじっくりと焼き上げたらしく、ローストビーフのような感じだった。柔らかくてなかなかおいしかった。特に、添えられたささみは非常に柔らかくてとてもおいしかった。牛には敵わないと思ったが、安めの食材を最大限生かしているのかなと思った。
【デザート】タルトタタン：リンゴのアイスクリームに、リンゴジュースを泡だてたものと香ばしい食材が添えられており、一緒に食べると、口の中でアップルパイを食べているような味になり、面白かった。皿もとてもユニークなガラスの皿で良かった。
【メインデザート】ショコラとドライフルーツ：深底の皿にチョコレートが張ってあり、その上に熱いチョコレートをかけるとチョコレートが溶け、下に落ちるという演出つきだった。料理としては、ひたすら濃厚なチョコレートをたくさん食べるという感じで、ちょっとしつこかった。
【ティー】ダージリン：発酵させたこだわりの紅茶との事だったが、あまり紅茶っぽい味はせず、マスカットの香りが強かった。
【お菓子】：7種類くらいの小さなお菓子があった。一口サイズの抹茶ロールや一口サイズのショートケーキが面白かった。
全体的に、雰囲気、接客、料理の演出や手の掛け方は今まで行ったレストランとは比べ物にならず、こんな世界があるのかととてもいい思い出になった。ただ、純粋に料理の味のみを評価すると、感動する程おいしいという品はなく、ひいきにしているアンプティトゥールの7500円のコースとそこまで差があるように思えなかった。恐らく、このクラスのレストランで味、というか素材も上質なものという事になるとどう考えても13000円に収まるとは思えないので、贅沢な注文だと分かってはいるのだが。
ごちゃごちゃ言ったものの、素晴らしい時間を過ごせたのは間違いなかったです。