毎年否が応でも訪れているバーゼル。
昼間はずっとハードワーク、いろんな国の人々と諸々のビジネストーク。
だから夜ぐらいはリラックスして美味しいもの食べたい。
で、昨年見つけて以来とても気に入って通ってるのがここRubino。
http://www.rubino-basel.ch大好きなお店のひとつです。
一日一生懸命に働いて、夜もなんだかんだいっていろんな国から来ている友人達とテーブルを囲む。
あんまりメニュー選んだりするエネルギーは残ってないのよ。。。
というときに、ここのレストランのユニークなシステムは本当に嬉しいです。
あなたが決めるのはその日の食事の皿数だけ。
3コース、4コース、5コース。
で、それぞれ、野菜、肉、魚を決める。
たとえば前菜は野菜、メインその一は魚、メインその2は野菜、ってね。
あとは何がでてくるかお楽しみです(教えてくれません!)
ついでにワインも料理にあわせてグラスで出してくれるからこっちもワインリストと睨めっこする手間はなし。
友人達との会話に集中できます!
お料理はフレッシュな素材をシンプルに仕上げたもの。
美味です。
でもたとえばRubino風ピッツァなんて前菜があって、それはトマトソースとモッツアレラとちっちゃなドゥが別々に供されてそれを自分で適当に一緒に味わうって料理。ね、食べてみたい感じでしょ?
今年は一週間のうちに2度も行ってしまいました。
お店のマダムは水曜日にはすごーく元気だった。いつも元気で朗らかでとても素敵なマダムなんです。
でも、土曜日の晩は少し静か。
で、「ごめんなさいね、私普段こんなじゃないのに。。。あなたは水曜日に来たからいつもの私を知ってるわよね?」って。
「実はね、木曜日に弟が亡くなったの」
え、そんなことがあったの。。。(一瞬絶句)
どおりで木曜日に電話したとき、「土曜日は営業しません」といったん断られたんだけど、金曜日、別の友人が再度トライしたら不思議に予約とれて、皆で変だねーと言っていたところ。
そんなご不幸があったのに、普通にお店あけて、いつもみたいに頑張っていて、
本当に立派なマダムです。
哀しみから少しづつ立ち直っているといいなと遠くから祈ってます。
そして来年もあのとびきりの笑顔に会いたいな。