maffinさんが投稿したビンゴ(東京/広尾)の口コミ詳細

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The days of wine and roses

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ビンゴ広尾、表参道/イタリアン

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2012/03 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

豪快な男イタリアンー最高のDJプレイのような小林マジック

<2014年1月再訪>
1月末訪問の写真を追加します。カジキマグロ、だったと思うのだけどカルパッチョが絶品だった。

たぶん低温調理したと思われるキトキトのカジキマグロをコロコロっと切って思いっきり冷たくして、表面に柚子の皮が繊細に散らしてあってため息の一品。料理の最後のところはやっぱり細部に命が宿ってるのだよね。大胆と細密が混在し、ミクロとマクロの世界でピントがビシッツと決まるのが天才・小林料理の醍醐味。
「カルパッチョ」って食べ慣れた料理の概念をまったく新しくしてくれるお料理でした。

プラス、やはり写真をUPした黒トリュフのトロフィエもとても印象的。

トリュフをこんなふうにね、チーズみたいにふあふあっに削ってざっくりトロフィエとチーズを合わせて。。。空気さえも料理の一部にしてしまう、小林シェフの直球料理はいつも私のストライクゾーンにスバーンと決まってきて、少したるんだ食生活に喝を入れてくれるような鮮やかな気持ちにさせてくれます。


< 2012年3月レビュー>

「天才料理人」
などという、大上段な物言いというものは普段は控えているつもりなのだけど、
今回再訪してこちらの「アスパラのオルゾット」をいただいた時、

うわあ。
これって何? もしかして、これこそがそれ?

と唸ってしまった。
まさに鳥肌立つような、すべてが、一ミリたりとも、一ミクロンたりとも、ずれてない、
すべてがびしっと焦点を定めて形を成したような、そんな料理。
まるで一流アスリートの最高のパフォーマンスを目の前にしたような、そんな感動がぶわっと湧いてくるようなそんな瞬間。

「アスパラのオルゾット」
押し麦で作ったリゾット。小さく切ったグリーンアスパラがちりばめられていて、仕上げにふわーりとオリーブオイルがかけられている。以上。

こんなシンプル単純な料理で、曲がりなりにも一応イタリア料理大好きで、いろいろ食べてるつもりのこまっしゃくれた&めんどくさい(笑)食べ手を圧倒的に感動させるなんて・・。

拙い言葉で説明しても伝わらないかもしれないけれど、押し麦の味わい、アスパラの火の通りの絶妙さ、最後のオリーブオイルの香りのたなびき、すべてに意味があり、雄弁であり、なのに全体としては寡黙な、どっしりしたお料理。すごいな。
たぶん、こういう料理って本当に料理に対して非凡なる才能を持った人だけに作れるものではないかという気がする。

この晩他にいただいたもので特に印象に残ったもの。
「イワシダンゴのフリット」。
見た目はカリッと揚がってるのかな?と思いきや、ふわっとした食感が意外で面白かった。

「アンコウのカルパッチョ」。
肉厚に切ったアンコウのおいしいこと。魚のカルパッチョを最高に美味しく食べさせるための温度管理も絶妙。

「旬の蒸し野菜・生野菜」
前回のレビューを見ると、やっぱりこの一皿に感動してる。ここのこの料理、本当に素晴らしいと思う。
温野菜と冷たい野菜をあたたかいパルミジアーノベースのドレッシングであえただけなのに、本当に圧倒的。
ちなみにこれを、このあと家で真似てやってみました。
ドレッシングにはたっぷりめのオリーブオイル、バター、スープストック、パルミジアーノあたりを適当にブレンドして火入れしてあたためて、
温野菜と冷たい野菜に和えてみた。
「自作」も、それなりに・・・悪くなかったけど、やっぱりあの感動はないなあー。オリジナルの底力にすっかり脱帽です。

「スパゲッティ、土筆のカルボナーラ」
この料理も感動したなー。
土筆の苦みをこんなふうにうまく、カルボナーラに仕立てるなんて。
この発想の斬新さに驚くとともに、それが無理なくちゃんとイタリア料理になっていることにも感心させられる。
なんというか、その土地のもつ(この場合は日本という土地の、)季節の、香りや味わいを、そのまま料理に反映させる、その精神がイタリア料理的な成り立ちをしているのだなあという気持ちになったのです。
ああ、言葉足らずですみません、うまく言えなくてもどかしいのですが・・。

他にも素晴らしい料理がいくつも、のボリュームあるコース 10,500円。
今回は小林シェフの知人の知人の方にお誘いいただいたので、ちょっと「おまけ」皿もあったみたい。
相変わらず小林シェフはたったひとりで厨房の中でほんと、楽しそうに料理作ってる、やっぱ大将って感じの雰囲気です。

この数週間前にやっぱり「ひとりイタリアン」の「プリズマ」の斎藤シェフの料理も本当に楽しませてもらったけれど、ほんと、こういう「シェフひとりで作ってる料理を厨房からすぐそのままに」って素晴らしい贅沢ですね。
いずれも妥協のない、シェフが理想とする、シェフが目指す料理がくっきりとした輪郭のもとに描かれていて、だからこそ食べ手の心にストレートに伝わってくる。
ただただ素晴らしく幸福な時間です。


< 2008年5月レビュー>

いやあ旨かった!
豪快な男イタリアンに惚れました。
いかにも「大将」という感じの小林秀徳シェフの枕詞に「元リストランテヒロ料理長」をつけるのはもう必要ないと思う。

友人のセッティングで男女3名でうかがいました。彼女の説明によると「味は素晴らしいがどうも店の雰囲気が・・・」でしたが、金曜夜8時半近く店に到着すると感じのよい女性スタッフが迎えてくれます。たしかに店、インテリアもなにもあったものでなく、照明も明るめで「食堂」という感じ。お客さんは私のほかカップル一組。
大丈夫かな?というのが第一印象。

友人2名が到着し、食事のスタート。そのころにはだんだんお客さんも増えて最後には満席。
最近の広尾ー六本木界隈はディナースタート9時以降の「スパニッシュ化」が顕著なのかもしれません。

さて、メニューですが、そんなわけでスタート遅めだったので順番はメニュー書きのままでした。全10品。まず「江戸前穴子のフリット」。かりっと揚っていて上に香菜の花が散らしてあっておいしい。塩加減があっさり目なのがいいですね。

続いて「冷たい新玉葱のスープ」。へー、おもしろい初めての味。下にタピオカが沈んでいて意外と繊細?
そして「生シラスと若ニンニクのオイル煮」。スペインではうなぎの稚魚でつくる「アングラス」を思わせる一品。

「活赤座海老のボイル」、シンプルだけど海老の卵とミソが濃厚でたまりません。
で、「竹の子のボイル」・・・載ってるジェノベーゼソースをベースに山椒をきかせてアレンジしたソースが竹の子の鮮烈な旨味ととてもマッチして・・・これが食欲中枢に火を付けてこのあたりからトップギアに入ってムードは一挙に加速!

全メニューの中でもおそらく最大の見せ所、「肉のグリルミスト」、今日は牛肉、チキン、豚肉のソーセージの3品。チキン。すばらしいカリカリ感とジューシーな旨味。牛肉は言わずもがな悶絶もの。最後のソーセージは旨味凝縮系のじゅわっとうれしい締め。
つけあわせの粒マスタードがよい刺激になります。

そのあとの「旬の生野菜、蒸し野菜」にシェフの実力の真髄を見た気がします。
豪腕ディッシュのあとに、シンプルだけどとてもセンスのいい野菜のひとさら!野菜はいろいろはいっていたけど、何よりドレッシング?ソース?に感動しました。
あったかいソースですが、バターをベースにパルミジアーノレッジアーノのチーズの味を効かせた野菜にかけたらなんでも美味しく感じる魅惑の風味。シーザードレッシングを引き算して、大変洗練させて"発明"したような、素晴らしい温かいドレッシングでした。
真似してみたいなあ。

最後がパスタというのもよいよね。
「ウニの冷製カッペリーニ」=今思うとウニはたぶんミョウバン処理前の「海水ウニ」だった?
このメニューいろんなところで食べてどこでもそれなりにおいしいけれどここのは目から鱗、ほとんどなんにもしてません。鮨ですね。そして海の塩味がした。ウニは思いっきりもってあって・・・北海道や東北の初夏のウニのような鮮烈な味がした!

「春トマトのスパゲティ」。ぴりっと辛くて、うーん。
あ、ここで気がついたけれど今回はほとんどワインのことは書いてませんね。
ワインがどーのこーのというタイプの店でないのですよ。(いろいろおいしいのおいてありますが)
ともかく料理が主役、これは間違いない!

最後、デザート、友人2名は「ほんもののクリームソーダ」を選択。私は「リンゴのパフェ」。
ほんもののクリームソーダはメロンでつくったスープをエスプーマで泡立てたエルブジスタイルの洒落た一品で真ん中にアイスクリームが浮いてます。一口もらったけれど、これは間違いなく名品でしょう。この店の最終兵器ですね!
「リンゴのパフェ」は懐かしい焼きリンゴを彷彿させる卵白をあわだてたクリームが今となっては新鮮。軽くて楽しいデザートです。

他の方のレビューではコース料理7品6,500円でしたが、今は10品10,500円でやっているようです。あの質のウニのてんこ盛りなど、あれだけのクオリティの食材使っていれば納得の価格です。首にタオルかけてキッチンでどっかーん、じゃーん、と動き回るシェフを見ながらの食事は楽しい。あれだけの品数を、あれだけの人数のお客さんにたったひとりで作って振る舞ってるのはちょっと他には例がないのでは?
すごくセンスよく、ボールドなDJのプレイに心酔、といった小林マジックなのでした。
友人によると以前殺伐感があったサービスも女性2名のスタッフに変わって格段によくなったとか。
純粋に食事を楽しむ店なので気の置けない二人や3、4人の仲間でというのが理想。
どうぞ健啖な友人=パワフルイーターと行ってください。
少食なパートナーとロマンチックなデートをお望みの時は近くに沢山あるロマンチックなイタリアンの方がお薦めです。

<追記>:レジにおいてあった「スーパーカロリーレシピ」という料理本。レストランキノシタ木下シェフ、マルディグラ和知シェフ、福わうち三宮代表と小林シェフが提案するカロリー礼賛レシピ満載の、ヘルシー時代に逆行するパンクな一冊です。もちろん即買。食べたカロリーは走って消費!

  • 2014年1月:カジキマグロ、だったと思う、のカルパッチョ。

  • 2014年1月:黒トリュフのトロフィエ。斬新だー。

  • 2012年3月:イワシ団子のフリット。ふわふわっとした驚きの食感。

  • 2012年3月:写真撮ったけどこれ、なんだったか忘れちゃった、蟹料理だったかな?

  • 2012年3月:厚岸産カキのフリット

  • 2012年3月:アンコウのカルパッチョ

  • 2012年3月:ヤリイカのイカスミグリル

  • 2012年3月:感動もののアスパラのオルゾット

  • 2012年3月:肉のグリルミスト

  • 2012年3月:旬の蒸し野菜・生野菜

  • 2012年3月:フルーツトマトの冷製カペリーニ

  • 2012年3月:スパゲティ,土筆のカルボナーラ

  • 2008年5月:肉のグリルミスト

  • 2012年3月:イチゴミルクのアイスクリーム、生まれたての空気感。

  • 2008年5月:ウニがてんこ盛り!

2014/03/12 更新

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