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昼の点数:5.0
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 4.0
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|雰囲気 3.5
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス4.0
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| 雰囲気3.5
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| CP3.0
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| 酒・ドリンク- ]
このうえなくおいしいカレー
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見た目はなんの変哲もない・・が!
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カレーに引っ張られますが、ご飯も実はおいしい
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左は玉葱、これイケます/右福神漬け
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ウォールナッツ&メイプルシロップのアイス
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2008/12/30 更新
参考にさせていただいている多くのレビュアーさん達が軒並み高評価をするこのお店、バナナメロンさんにいたっては「荻窪の奇跡」とまで表現されるそのカレーが頭から離れなくなった平日のお昼、ついに意を決して行って参りました。
平日でも並ぶという噂にできれば正午前につきたかったのですが、お店に着いたのは12:10PM頃。
この角を曲がったらお店、というところで、どうかな?行列できてるかな?
ドキドキ、
と曲がってみるとあ、誰も並んでません。ひとまずほっとする。
そしてお店の扉を開けると、いらっしゃいませーという声とともに空席を確認、カウンター2席空いてます!待たずに入れる、本当によかった。
初めてなので和牛ビーフジャワカレ−1,785円を注文。
後でバナナメロンさんのレビューを見直して気がついたけれど、プラス料金で野菜トッピングもできるのね。
とにかく気持ちが前のめりになっていたのでそんなことは気がつかず目的のカレーに突進状態でした。
待つ間、ふとカウンターの上の棚に目をやると・・・なるほど、ホールのままのスパイスがガラス瓶に入ってずらりと18種、おいてあります。ナツメグ、カルダモン、コリアンダー、フェヌグリーク、フェンネル、クミン、ターメリック・・・ああ覚えきれない!
こんなに沢山のスパイスを、それぞれの特質を熟知しつつ使っているんでしょうね。期待が高まります。
待つこと6、7分でまずは薬味のボックスがテーブルに置かれ、そして続いてビーフカレーが登場。ご飯にはちょこっとチーズとレーズンが。最近インド料理のカレー続きでバスマティライスづいていたのでほわっとした日本米がなんだか嬉しいな。
さて、早速カレーをご飯にかけていただいてみます。
ん!
最初の一口でまず脳天直撃でした。
辛さは適度。辛さが直撃したのでなく・・・
全神経が粟立つ感じ。
口に入れて味わった瞬間、全神経が集中し、脳のおいしい!と感じるところまで、中継なしにダイレクトに伝わっていく・・・衝撃。
そのまま食べ進むと・・・んー、なんという食の快楽、舌や口の内側が感じ取った味覚のマップがそのままストレートに脳に瞬時に伝達し、脳内に鮮烈で美しいスパイスの地図を描いていくよう。
はあ、言葉を失います。
気を取り直して肉をいただくと、これが、んん、もうまた、
極上のビーフシチューをいただいているようなとろける肉の旨さ、肉の繊維の食感の味わいの豊かさ。
最初はおいしいけれど食べ進むうちにその味に飽きちゃうインパクトカレーとは違う、深淵なる宇宙が広がっています。
夢中で最後まで食べました。
結構量があるのですが、食べ終わるのが惜しい・・・と思える欧風カレーを食べたのはこれが初めてかもしれません。
味わいとしてはカルダモンがかなり効いている・・・これは大変好みの方向なので、もちろんそれも大きいのですが、それだけでは説明がつかないとにかく脳が覚醒するおいしさ。
いったいなんなんだろう?どうしてこんなに魅かれるの。
ベースはオーソドックスな洋食ベースの欧風カレー。
沢山のスパイスをホールのまま炒め、玉葱もたっぷり時間をかけて炒め、たぶんフルーツなどもはいっているはず。
奇抜な発想や新しい工夫があるわけではないと思います、あくまでも欧風カレーの手法を丁寧にきちんと守ってスパイスを研究しつくして生まれた、ご主人の経験と努力の積み重ねが結晶したような豊かな味。
最後についてくるデザート、アメリカっぽい味のウォールナッツとメープルシロップのアイスをいただいてお店を出ました。
このカレーを凌駕するビーフカレーには当分の間・・・出会うことはないと思います。
ここに足を運ぶきっかけを作ってくださった皆様、ありがとうございました。