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摘み草・・というか山菜、のお料理。
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取り分けて、春の香りがいっぱい。
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蕎麦がゆ。
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ソリッドな蕎麦がき。
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これが「ふじおか」の蕎麦。量はそれなりにしっかり。
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細い。が、実にしっかり、凛々しい蕎麦。
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山葵の美しい緑。
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お漬け物。
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この黒い豆、大豆の一種なのかしら。
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薄茶。
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蕎麦ぜんざいです。
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可愛い鳥のお皿。
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山の中、別荘地にたたずむ孤高の蕎麦屋です。
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都内の予約困難レストランに挑戦する器量も甲斐性もない私ですが、こと蕎麦となると急に行動力&忍耐を発揮するから不思議。
滅多に連休のとれないパートナーの連休を見付けるやいなや自分の休みも確保してこれ一番にとここ、「ふじおか」さんに予約の電話。
約3週間後の予約に成功すると、次にはさっさと宿の予約。我ながら相当テキパキしてます。
当日は都内の我が家を午前7時まえには出発。というのも、11:30amの予約に遅れると相当怒られるって先人のレビュアーさんに教えられてたので、小心者の私は「早めに着く分にはいいや」と。
GW明けの金曜日だったので高速はものすごく空いていて、すいすいと着いてしまいました。
ちょっとわかりにくい道のりも、先人レビュアーさんがアップしてくださった地図でしっかり確認でき、大変ありがたかったです。
さて。11:30amにはちゃんと店前にいましたが、お店が開いたのは11:35amを過ぎていて、
あれれ時間厳守・・・じゃないじゃん。ってちょっと心でツッコミいれてみたり。
ま、ここは客がお店のペースにあわせる希有な店なんでしょう、美味しいもの食べさせていただけるならそれはそれでアリです。
で店内へ。3,000円の蕎麦コースがおきまり。で、あとの選択は何か飲むか、そして蕎麦がきと蕎麦ぜんざいを別注するか。
ドライバーなので飲みものは泣く泣くあきらめ(お酒は鄙願だよ、根津の「釜竹」でも飲めるよ!)蕎麦がきと蕎麦ぜんざいはすかざず注文します。
最初に摘み草というか山菜というか、春ですねー。
のお料理がでてきます。
主にコンクリートジャングルで育ったのではっきりいって山菜のどれが何なのかはあやふやなのでその辺の細かい説明は飛ばしますが、
シンプルに言うとおいしい。で、血液がサラサラになる気分のお料理です。
特に素晴らしいのは山葵の茎の白和え風。鮮烈。
あとは「芹」みたいな味わいだけどもっと繊細な草・・・こちらは緑のふくよかな味わい。春だなあ。
「うるい」なのかな、はちょっと甘い味付けがつけてあってほんのりフルーティ。
山菜はそれぞれ個性豊かで異なる味わいや香りがあるのに、食べてるうちに全体が渾然一体となってきて、あの小太りグルメタレントだったら、「春を奏でる味のオーケストラやー!」と叫ぶかもしれない。(爆)
次に蕎麦がゆ。
ふんわり。筍の香り、山菜を軽く揚げたの、山椒の香りに山葵。
すべてが主張しながらほどよく調和。蕎麦の実の粒々が心地いい。こっちはスーラの点描のような印象です。(爆)
でもパートナーと一緒に「ん?」と顔を見合わせてしまったのが「蕎麦がき」。
すごーく手間かけて、繊細に練り上げた蕎麦がきなんですが、残念ながら我々の好みにはあわなかった。香りはすばらしいし、蕎麦粉の魅力満載なんですが、我々、ほろほろっとした蕎麦がきが好きなんですね。
ここのは相当ソリッドステートサヴァイバー。あ、すみません。今日のレビュ、滑ってます。
そう、Solid=中身のつまった、とか固体の、とか実直な、って印象です。
私は蕎麦がきは Fluid=可塑性がある、柔らかい、優雅な、ってのが好きだな。
といってもこれはあくまでも個人の好みの問題なので、はい、さっさと次行って、
そう、真打登場、お蕎麦の出番です。
見た目・・・最高峰の蕎麦の呼び名高いのに、量、意外としっかりある。
静岡の「宮本」さんとは大違いです。ありがたいね。
香り・・・蕎麦の豊かな香り。がやはりしっかり詰まった感じ。
食感・・・細い!細いのにものすごく端正で、姿勢正しく、襟元正しく、涼やかで男前。
で、円熟したすごみがあるというより、正反対で「若くてかつ、てらいがない」。
これほど細いのは銀座の「古拙」を思い出すけどまったくレベルが違う・・というか次元が違う。
喉越し・・は快感以外の何者でもない。
と、こういう風に拙い文字にするそばからどんどん蕎麦の実像が逃げていくような・・・
そんな素晴らしい、清々しくも遊び心もあれば洒落心もある蕎麦で、けして「その道の仙人が丹精こめて悟りをひらいた」という「厳しい」系統でなく、蕎麦の楽しさや喜びを伝えてくれるような蕎麦です。
次元が違う・・・というのはたぶん本当のことだと思う。
ただ、その次元の違いが何に起因するのか、それをどう捉えたらいいのか、は謎のままです。
濃いめでしっかりした蕎麦湯いただきながら、お漬け物がでてきます。
すべての野菜の味が濃く、はっきりとした味の輪郭をもっている。林檎のシロップ煮もちょこっとあったりして、楽しめます。
こんなに漬け物たっぷりだと塩のとりすぎになっちゃうからちょっと・・・(塩多いの苦手)、と思ったのもつかの間、野菜自体に力があるから塩っけがあまり気にならず、結局すべていただいてしまいました。
蕎麦ぜんざいもふんわり、蕎麦を練って餅のように仕上げてあるのですが、さきほどの蕎麦がきに比べ、こちらの方が好みの食べかたです。
柔らかい気持ちになったところでお薄をいただいて食事は終了。
その間店内のこだわりのオーディオセットからはクリアな音色でずっとシューマンやラヴェルのピアノ曲が。
これがなぜか蕎麦にあうから不思議です。
店の外に出るとまだ微かな小雨が降っていましたが、そのせいで周りの新緑が匂い立つようでした。
春に来て、沢山山菜を堪能できて、体の中に美しい水を取り入れたような、そんな気分になって店のある別荘地を後にしました。