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粋なもの
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2022/08/31 更新
水羊羹で名高い越後屋若狭屋さんは、1740年頃創業で、江戸の地創業の和菓子店としては最古だとか。
周りには、これと言って他に何かありそうではなく、隅田川の近くに、ひっそりと店舗があります。
引き戸を引いて中に入ると、水羊羹以外にも、3種類ほど和菓子がショーケースに飾られています。
奥さんに名前を告げると、奥から水羊羹の小箱を持って店頭に現れ、2~3時間は冷やすことと壊れやすいと注意を受けます。
帰宅し冷蔵庫で冷やして、やっと心待ちにした水羊羹とご対面です。
ふたを開けると、隅田川に木の葉が流れる、その様を表現したような水羊羹が現れます。
本来なら、きれいに切り分けて食べるのが望ましいのでしょうが、そんな器用なことはできないので、スプーンですくって口にします。
本当に水のような、柔らかさ。
ここまでこし餡が、水のように滑らかであることが奇跡のようです。
大名屋敷に出入りしていたことで、職人の技術も洗練されていったのでしょうか。
大きな店舗にすることなく、江戸の粋を守ってきたのかもしれません。