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久留米の津福公園近くにあるうどん店。 間違いなく久留米のソウルフードのひとつだと思います。 こちらのうどんといえば、煮干しをガン炊きしたスメ。 全国的に見ても、余所のうどんではお目にかかったことのないビジュアルです。 無理に一番近しいものを挙げるとすれば、青森の煮干しラーメンでしょうか。 そんなスメは風味豊かでアタック感がありつつ、染み入るような滋味深さ。 毎度毎度、どれだけ気温が高かろうが必ず完飲してしまいます。 そして、麺は久留米らしく唇で切れるようなやわやわ。 そんな麺が煮込まれることで出汁を含み、ふるふるとした食感がとても官能的。 あらゆる点でオンリーワンなうどんだと思います。 かしわ、いなりなどサイドメニューまで抜かりありませんし、店内飲食だけでなく、地元の方がばんばん持ち帰りにやってくるのも納得です。
2024/04訪問
11回
2019/09訪問
1回
食べログ アジア・エスニック WEST 百名店 2024 選出店
箱崎、箱崎九大前、貝塚/パキスタン料理、カレー
2021/03訪問
2回
西中洲にある鮨屋。 提供方法がつまみと鮨の入れ子式になり、ソムリエの入店によりペアリングも開始されていました。 今回いただいた中で印象的だったのは、 ・平目の握り →軽やかかつ上品で透明感のある旨さ、抜けていく山葵の香りとの相性が抜群。 ・蒸し鮑 →シーズン終わりとは思えないほど強力に強烈な香り。官能的な香りと別れたくなさすぎて、暫しドリンクを飲むのをためらってしまったほど。 ・白子 →そら美味いでしょと思って食べても、想像を超えてくる美味さ。ひたすら美味い。 ・カジキの握り →カジキの見え方が変わりました。そうそうお目にかかれない水準の代物。 ・天然トラフグの鮟肝ソース →今冬の目標にしていた「美味いフグを食べる」が早々に達成されました。この時期に、このクオリティのフグが出ているなんて。やや鮟肝ソースの酸味が強かったものの、それに飲み込まれない強さ。ただ、強めに感じていた酸味も、追いワカメで一転。スペシャリテなのも納得。 ・鰹 →サクで炙られツケ場に出てきた鰹の脂の煌めき。 ・鮪 →福岡でもやま幸から鮪を引いている店はあれど、群を抜いて素晴らしく美しい魚体。宝石より宝石。毎度、ネタ箱を開いて鮪が見える度に、誇張ではなく溜息が漏れてしまいます。めちゃくちゃ鮪が好きというわけではない自分でも、やはり唸らされてしまいます。 このレベルのお店なので、どれも美味しいのは前提として、特に今回は香りの記憶が強烈に残っています。 西中洲にある鮨屋。 三つ星なので、当然に美味しいのは前提として、印象に残ったものを。 つまみでは、唐津の鮑、余市のあん肝、八代の天然鰻。 鮑は正調の仕事ながら、とにかくサイズ感に驚きました。 広げた自分の手と同じくらいの大きさで、風味の強烈さにもただただ圧倒されました。 おかげで、隣にあった蛸の記憶が完全に吹っ飛んでいます。 それから、スペシャリテのあん肝と奈良漬け。 これは流石としか言いようのない出来で、口に入れた瞬間に旨すぎて動きが止まってしまいました。燗酒を飲むなら、アテは一生これでいいです。 あん肝単体、奈良漬け単体、両方のマリアージュ…それぞれの魅力がそれぞれに素晴らしすぎます。 そして、つまみの大トリだった天然鰻。 つけ場に出てきた瞬間、あまりの大きさと立派さに笑ってしまいました。 ですが、ただ大きいだけではなく、改めて鰻は魚であることが分かる身のふくよかさと、鰻でしか併存し得ない脂の豊かさ。 今まで食べてきた鰻が、ほぼほぼ後景と化してしまいました。 んで、メインの握り。 印象に残ったのは、舞鶴のトリ貝、出水の鯵、萩のマグロ。 トリ貝は、ほんのりとした心地よい甘みとすだちの酸の対比が楽しい初夏らしい握り。 そして、出水の鯵は、程よい身の旨さ、しっとりとした質感、香りが素晴らしい均整。 それから、明らかにシャリもここをトップに持ってきていることが分かるマグロの強烈さ。 中でも、赤身が抜けていました。 やま幸なので、質については言わずもがなですが、鼻腔に広がる香りがとにかく鮮烈。 と、ここまで書いてみましたが、握りより何より印象に残ったのは大将。 店のランクが上がるほど、料理の味がしなくなるくらいスタッフに強く当たる方も少なくない中、お一人で12席を捌きながら、あれだけ客席を見ているのはすごすぎです。 にもかかわらず、客側にはその気遣いを感じさせないホスピタリティ。 3回転なのに、全員の予約名が頭に入っているのには舌を巻きました。 今回は甲殻類をお断りした関係で、握りのうち5貫がまぐろだったり、つまみでもヅケが出てきたりだったので、定期的に訪問してもう少し勉強させていただきたいと思います。
2025/12訪問
17回
平尾にある日本料理店。 あまりにも前回の印象がよく、早々に再訪。 今回いただいた中で印象的だったのは、やっぱりやっぱり椀物の出汁。 それから、小鰭とホッキ貝の握り、鮎、秋巻き、玉子丼。 まず即リピートの理由になった椀物ですが、削りたて、引きたての出汁は悪魔的に蠱惑的。 旨さが心地よく強いのに、円く、伸びやか。 分かっているはずなのに、あまりにも美味くて笑ってしまいました。 完全に一本木石橋の出汁中毒。 これから生涯において、口にする液体は全部これでいい。 そして、握りの小鰭。 久しぶりに、明確に小鰭を美味いと感じました。 魚自体のよさもありつつ、やっぱりそれを立てる仕事の素晴らしさ。いい浅締めでした。 それに長万部のホッキ貝。 炙りによるほろ苦さによって浮き上がる、柔らかな甘さとのコントラスト。鼻腔を包む香りのよさも忘れられません。 そして、鮎。 個人的には、鮎は初夏より落ちが大好き。食感も含めて楽しかったです。 それから、秋巻き。 前回もいただいたものの、今回の食材は名残の鱧と松茸。鱧松。 王道の組み合わせなので文字だけで勝ち確ですが、椀物ではなく春巻きなので香りの抜け方が鮮烈。当然のようにやばい美味い。 んで、玉子丼。 炊きたての御飯の破壊力は理解しているつもりだったものの、溶け出すようにトロトロに仕上げられた玉子のシズル感があまりにも強力。 こういうものを口にしてしまうと、普通の親子丼が食べられなくなるので困ります。 短期間での再訪でしたが、今回も頭から最後まで徹底的に美味しかったです。 平尾にある日本料理店。 こちらでは日本料理はもちろん、鮨もいただくことができます。 鮨は日本料理でたまに出てくる「刺身を米に載せたやつ」ではなく、きちんとした「鮨」です。 日本料理も鮨もとびっきりの本寸法。 今回いただいたもので印象に残ったのは、椀物、造り、白和え、揚げ物、食事。 書いてて気づきましたが、つまるところほぼすべて。 まず椀物ですが、目の前で節をおろして、引き立ての出汁で提供されます。 この出汁の風味が白眉。豊潤で鮮烈で強烈。 あまりにも美味しすぎて笑ってしまいました。凄すぎる出汁です。 そして、造りはツムブリとアマダイ。 ツムブリが五島で突きん棒漁で上がったものなことにも驚きましたが、アマダイの熟成感も絶妙。 香りも旨さもいいところだけが立てられていて、鮨ゆずりの具合のよさ。 それから、箸休め的に出てきたイチジクと里芋の白和え。 口馴らしかと思っていたら、炊いた里芋の美味しさにぶっ飛びました。 出汁がいいと、里芋を炊いただけでこんなに美味しいなんて!やっぱり、あまりにも強烈に強烈。 そして、揚げ物の秋巻き(cf.春巻き)は名残の鱧とはしりのまいたけ。 皮の中で蒸されて、こちらも鼻腔内で広がる香りがとても伸びやかで官能的。 最後の食事も、まずは名物の蓮根粥から。 炊きたての米の甘さと根菜が一体となって、非常にふくよか。 そんな滋味にしみじみ浸っていると、節が白米と共に再登場。 この抗いがたいほどのコンビネーションの強力さに完全に陥落してしまいました。 いやがおうでも、自分が日本で生まれて、米食で育ってきたことを再確認させられました。 大将と女将さんのホスピタリティも魅力的で、日本料理の魅力と楽しさに溢れたお店でした。