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トマトの冷茶碗
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能登もずくにオクラ,卯の花,氷室豆腐,地鶏黒酢煮
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煮物椀
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鱧
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造り 本まぐろと生ゆば
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鮎の塩焼きと蓼酢
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甘鯛と茄子,鮑の胡麻たれ焼き
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但馬の黒毛和牛と淡竹
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もろこし御飯,汁,つけもの
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デザート
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抹茶
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うぐいす張りの廊下
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包丁細工の蛙
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久しぶりに逢った大学時代の親友が連れて行ってくれたお店は,深谷駅から徒歩で10分もかからない懐石亀山.
駅前の雑居ビルと住宅街の中から突然現れたのは,それは美しい和庭園に佇む木造建築.
一見して贅を尽くして普請された昭和初期の名建築であることがわかる.
玄関を入るとキュウリの包丁細工の蛙が水瓶でお出迎え.本物のオタマジャクシも泳いでいてびっくり.
ウグイス張りの廊下を歩きながら,美しい日本庭園をしばし鑑賞.夕焼け時で大変風情がありました.
通された奥の部屋は床の間のある元茶室で,今は床を張ってテーブル席になっておりました.
セブンイレブンの「プレミアム料理人」で有名な亀山氏が、ふるさとの深谷市に2010年11月に開業した
ばかりのこのお店.コース料理を予約したとのことで,どのような料理をいただけるのか本当に楽しみ.
まず初めの蓋向の中は,なんとトマトの冷茶碗.暑かった深谷の日中を忘れさせてくれる涼しげな一品.
真っ赤なトマトに緑の枝豆が映えて,茶碗蒸しの中にはチーズも入り,上品ですばらしく美味しい味付けでした.
続いて縁高に乗った4つの小皿.グラスには能登もずくにオクラ.他に卯の花,氷室豆腐.地鶏黒酢煮が並ぶ.
モズクと卯の花はこれまで私が食べてきたものとは一線を画する美味しい味でした.
氷室豆腐と地鶏黒酢煮をつまみながら,既にエビスの生ビールを開けてしまいました.
次はお椀が運ばれてきました.蓋を開けると柚の香りと出汁の香りがひろがり,
中には黒豚と冬瓜,蓴菜に青柚が浮かぶ.別に煮た黒豚や冬瓜と出汁が一体となってそれは幸せな味で最後の一滴まで飲み干しました.
すでに満足感も高く,ビールでは最後まで食べきれない予感もして,白ワインを1本注文.
ワインも亀山料理長のお勧めのワインが並びます.
次に出されたのは,なんと鱧!淡路島の.
骨切りされて湯がかれてプリプリの状態で梅肉ソースに山葵が少しかけてあります.
余りに興奮して,半分食べてしまってから,写真を撮る始末.それにしても鱧の落とし美味しかったな~.
続いて,お造りがテーブルに.本まぐろです!もちろん天然.部位も3カ所ぐらい別の場所を引いてあって,
とろけました.添え付けの生湯葉も絶品でした.
焼き物は,鮎の塩焼き.秩父の鮎かと思いきや,和歌山の熊野川.鮎は淡泊でくさみが全くなくて,
蓼酢につけて頭から尻尾まで美味しく頂きました.
鮎は昔から食べ慣れていましたが蓼酢は初めてで,蓼の風味と鮎の味が口の中一杯に広がって,
最も美味しい鮎の食べ方かと思いました.
白ワインに変えてもどんどんグラスが進んでしまって,既にほろ酔いご機嫌でした.
既にお腹もだいぶ満たされ,満足しているところで,やっと中皿の甘鯛と茄子,鮑の胡麻たれ焼き.
鮑は柔らかくも歯ごたえがあり,鮑は苦手でしたが,こんなに美味しい鮑を初めて頂きました.
甘鯛と茄子にも美味しいタレが十分にしみ込んでおり,どんどん箸とお酒が進みます.
強肴は,但馬の黒毛和牛.柔らかくてうま味が強く,大根おろしをつけて美味しく頂きました.
強肴だけにお酒が進んで,赤のグラスワインに変更しました.グラスワインとは思えない味で,
料理長が試飲して選んだというお勧めのスペインのワインとのこと.
付け合わせの淡竹が柔らかくて薄くて上品な出汁がしみ込んでいてたまりません.
最後にもろこし御飯と汁とつけものをいただきました.もろこしの香りが季節感たっぷりで,
軽く1膳食べてしまいました.
デザートが運ばれてくると,丸膳になんと小皿が4つ!食べきれるかと心配な量です.
マンゴーシャーベットに水万頭,焙茶羹に季節の果物.いずれも季節を感じさせる憎い演出.
特にマンゴーは甘さ押さえたシャーベットの上に大量のマンゴーの角切りがのせてあって,
食感と冷たさと甘みが絶妙でとても美味でした.
最後に抹茶を頂いて,本日の料理が終了しました.
帰りには,料理長に他の客が帰った後の本書院と奥書院を案内していただき,
建物の由来等を詳細に説明していただきました.すべての部屋に炉が切ってあったそうです.
恐ろしく繊細に作られた当時の建具を眺めながら,美味しい料理の数々の余韻にふけりながらお店を後にしました.
プレミアム料理人の料理は本当にプレミアムでした!