3回
2017/08 訪問
僕的に洛中二番目の五つ星はやはりこの店に捧げたい\(^o^)/
1年ぶりの来訪はカウンター4人で貸し切り。
ギチギチの満員御礼だとさしもの跳ね馬、末友君もパワー切れ減速する事がたまにあったが
4人で、となると「丸山の天才花板」と謳われた往年の鬼がフルスロットル完全燃焼\(^o^)/
フカヒレをあえて夏らしく涼感重視のさっぱり、コリコリ残して仕上げるセンス。
鱧の下処理はお弟子さんに任せても骨切りは末友君自ら特等席で。押し鮨、落とし今季最高。
蓮根の葛切り風黒蜜、最後のカマス炊き込みご飯までパーフェクト。
7年も通ったのになかなか満点やれんとごめんね。(^^;)
これからも末永くお付き合いやす。
2017/08/14 更新
2015/10 訪問
祇園丸山の系譜、ショーマンシップ溢れる楽しく美味しい店
今年は松茸がはよ始まってはよ終わりよる、との情報をゲットしてあわてて建仁寺の行き付け、ここ末友君ちへ。
丹波は作柄が悪く当たり年の信州もので。メインは松茸のすき焼き。
これでもか、つーぐらい演出いっぱいで手の込んだ季節のムニュ、に天としては珍しくスパークリング,PON\(^o^)/
左にムフフ、右に舞妓はんの小梅さん、お向かいに末友君のパフォーマンスかぶりつきの酒池肉林( 〃▽〃)
この店ではとにかくリラックスして全てを末友君に委ねること!
またもしてやられたにゃ。(*_*;今回も酔っ払って何をどう食ったかはっきり覚えてません。次こそは真剣勝負で対決( ̄¬ ̄)とか決め込んでもいつも彼のペースに乗せられちゃう天でありました。。。
晩秋つーか初冬かなぁ?
間人蟹をメインに夜のコース。「侘びさび」のそのまた向こうにあるものを見据えたお店。。。。
熱々の心尽しのお料理と末友君のエネルギッシュな立ち居振舞いにまたもやノックアウト( 〃▽〃)
京都広し、と言えども純日本料理からここまでパワーをもらえるのは末友、のみです!
天のリピーター熱を冷ます薬はもうありませぬ~(  ̄▽ ̄)
三年ぶりの末友。洛中の夜はしばらくにしかわさんか、緒方さんか桜田さんばっかりだったので。。。
(天は一度惚れ込むとムフフと一緒でストーカーのように一途に通いつめる性癖がある。)
弟弟子の宮崎の福永君を連れて。彼は十二年前、当時「祇園丸山」の花板だった末友君の下で修行してたので、どうしてもこの機会にこの二人を再会させたかったからである。
祇園をぐいぐいと引っ張って来た「跳ね馬」末友君は予想通り、貫禄はもちろんのこと、馬力も更なるチューンアップ。
「おおお!福永君、ちゃんと仕事しよるか~?みんな毎日ぶっ倒れるまで仕事しよったけど楽しかったあの頃が懐かしいなあ、ま、今夜は思う存分楽しんでってや!」
手荒くも暖かい京都の兄の挨拶に、天は迂闊にも目頭を。。。
肝心の料理の方は、しかし冷徹なまでに磨きあげられていた。八寸はそのどれもが見かけ倒しでなく、実際に食べて美味しいものばかりが京都伝統の里芋の葉の上に。殊に自家製の山椒味噌は風味絶品。こればっかりは美山もたじたじの酒肴でした。
すっぽんは琵琶湖の天然六キロのしょうがスープ、すなわちまる鍋仕立てだが大きくて肉質が荒いのを麩で包んでソフトな口当たりに。技あり(°▽°)
鮎の焼き物は九頭竜川より。頭と尾っぽを事前に切り離してぱりっと、胴体はじっくりとジューシーに!!!
「なあるほど、これが末友流「再構築」か。。。やるなあっ(  ̄▽ ̄)
お椀も、牛の西京も、デザートも最高、細心の調理が隅々まで。
〆の茗荷ご飯は極めて簡素化された、しかし緒方に通ずる究極の引き算。ホテルに持ち帰って二度、感動。
今年上半期、松川さんと並ぶ最高得点です\(^o^)/
ここも一ヶ月後再訪確定。
でもお連れ様未定( 〃▽〃)
ここの主人とお会いしたのは8年前の丸山のカウンターだった。当時ブリオに丸山が「もてなしに寸分のすきも無い店」と言うフレコミで紹介されていた。確かその時の写真に一人うつむき加減で写っていたのが彼のはず。もっとも僕は彼が丸山さんだと勘違いしていたのだが。あの時はカウンターに僕とキタの川添だけ、料理人は末友氏と弟弟子の福永(現宮崎のふく菜)の二対二のガチンコ勝負、しかも季節はまさに今夜とおなじ弥生、もろこの焼き物がメインであった。その彼が独立していたとは全く知らず、今回の知人の希望でココを予約した直前に、郷里で福永と話してはじめてそのことを知ったのだ。なんたる偶然!ご縁があったのだろう。3月中旬,まだ肌寒さの残る祇園に到着、18時半、カウンター全席完売のようだ。。。オープニングは多分、桃の節句にちなんだのだろう、ぼんぼりがしずしずと客の前に運ばれ、その刹那、照明がふっと消える。のっけから不意を突かれる心憎い演出に客一同ざわざわ。 陰影礼賛。。。 そしてぼんぼりに灯がともり、ご主人登場、宴の始まりだ。大きな手つき鉢に氷を張ってその上にお向こういか、鯛、くちこ、柚子の中に?忘れた。。。飾りの椿には金箔が蒔かれ、京料理の琳派を自認する祇園丸山の系譜を引き継いでいるのが見て取れる。ただ、お向こうどっさりに加えてマグロの大トロまで出てきたのはちょっとやりすぎ?これは明らかに観光客、特に東京人への熱視線ミエミエ。その後の酢の物はきりっと仕上げて私好み、後口さわやか。お椀。蒸し鮑とわらび鮑の蒸し加減は素晴らしい。銀座の寿司屋を顔色無からしめる仕上がりだ。この日の素材でイチバンよかった。焼き物は特大の皿に氷を敷いて活かし琵琶湖産もろこの飛び跳ねる様をお披露目。カウンター一同「ほーっ」と歓声。やおらご主人カウンター左手の焼き場で団扇ぱたぱた。。。そう、見せる京料理なのだ。ここのウリは!ただやや演出過剰のふしも。。。一緒に焼かれた竹の子まだ絶頂とはいかないがさあ、京の春を深呼吸しましょ。ここまで失投は全く無いほぼ完璧な展開だったのだが、さてこの店の力量を試されるメインのもろこの焼き物、悲しいかな、火力不足なり。背骨が硬い。危うくのどに引っ掛けるとこでした。そしてくみ上げ湯葉。まず文句なし。でも具がちょっと豪華すぎるかな?植物蛋白の清純な旨さを堪能するには。そして〆の食事はやはり手堅くおくどはんの豆ご飯で決めてこられました。もちろん一仕事、卵の黄身で春を彩って、そう、ご主人は丸山時代と良くも悪くもキャラクタノーチェンジ。リップサービスでなく、仕事で演出する実直タイプなのだ。多分長い修行の中でどうしたら、「末友」らしさをアピールできるか?死ぬほど考えぬきイマジネーションを暖めてきたはず。。。かれのパフォーマンスには賛否両論あると思うが、「京料理は見て食べるもの」という見地からは僕個人は面白いスタイルだと思う。お店の構えも素晴らしく、ミシュラン一つ☆は極めて妥当な評価じゃないかな~?少なくとも季節ごとに再訪する価値ありとみました♪
2015/10/13 更新
梅雨時から脂がぐんと乗って来る超エリート白身「淡路ハモ」
利尻昆布の精妙なお出汁とハモのピュアな甘味のハーモニーは末友君の包丁技が存分に。
すっぽんのお椀も、そして琵琶湖川エビの炊き込みご飯まで旨さが途切れる事なく鳴り響く。