天ちゃんさんが投稿した桜田(京都/四条)の口コミ詳細

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閉店桜田四条(京都市営)、烏丸、五条(京都市営)/日本料理

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.7
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.5
  • 昼の点数:5.0

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.7
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2015/01 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.7
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人
  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.7
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

桜、散る。

形あるもの、いつか必ず滅する。
胸をときめかせて初めてここの暖簾をくぐったあの時には、すでに枯淡を迎えつつあった桜田、それから僅か十年余、
十数回の訪問であったが、回想を何度も試みてもただ、楽しかったこと、美味しかったことしか思い出せない。
茶の湯の心得など、無縁以外の何物でも無かった南九州の野武士に、ご主人の肩越しとはいえ「懐石」という広大かつ深遠な小宇宙の断片を、垣間見させて頂いた大恩に、何と謝意を表現したらよいのか。
ともかく桜田氏の引退によって一つの時代が終わった。
だが不世出の匠の哲学は高き志を携えた「とある高弟」によって確実に京のどこかに、引き継がれ、新たな命を、吹き込まれつつあるようだ。善き哉~(  ̄▽ ̄)


助かる、ほんまに助かる。世界最高水準の懐石が、軽く済ませようと、御昼にカジュアルに飛び込んでも、夜に気合いを入れて訪れても、ひとりでも、身内とでも、グルメ友達とでも、きれいどころとでも( 〃▽〃)
要するにいかなるシチュエーションであろうが、ただ「美味しいっ!」の言葉しかでてこない珠玉のお料理が、肩肘張ることなく、全く緊張することなくフツーにあじわえるのである。
死角無し、全方位型の超名店。
本当なら一番最初に満点献上すべきやった。。。
でもこの頃は予約取りにくくなったな~(T_T)
この日は7月末。夜に美山荘で鮎三昧の旨、伝えておいたらもちろん、お昼は鮎抜きの鱧メインで。12000円のコースです。昼間っからこんな美食やってたら宮崎に帰って何を食やーいいのか???困ったあ(^o^;)


桜田の味が下降線?一部にそんな噂を聞いたのでまた訪れた。

結果=そんなことは微塵も無かった。少なくとも7000円という価格設定の中でここより丁寧な日本料理を作るお店を天は知りません。

確かにサービス面では若いお姉ちゃんたちは?も知れないが。

そこまでパーフェクトを望むなら招福楼の常連にでもなるしかないだろな。CPにおいては少なくとも東京には類するお店皆無。

天が運がよかっただけかも知れんが一度や二度はずれくじを引いただけでわかったような口を利くやつには困ったものです。


4度目の来訪は師走のホーリーナイ♪同業者で延岡イチの食通かつハイパー旅館オタクのH先生と。前日柳屋とこの日の昼のトウラジョアも付き合っていただいた。
彼は食べログレビュアーではないが「鮨屋と旅館」のこだわりは天も一目もニ目もおいている凄い男だ。どれだけ凄いかって?あの雲仙の超高級旅館「半水慮」の全てのお部屋にお泊りになった方です。毎年大晦日と元旦は俵屋、さらに湯布院「無量塔」は常宿。その道楽者の彼が行きたがってたのが「緒方」とここ「桜田」。カウンターで美女としっとりもいいがやはりここはグルメおじさんのウンチク対決こそ、九州男児の生きる道、なのだ!
今回は一番高い18000円のコースで。いつものことだが緩急自在の構成が素晴らしい。起承転結がしっかりと。また一つ一つの作品がどれ一つとしてないがしろでな^い!温度も精密にコントロール。珍味は他店と一味違う趣向で茶懐石らしい遊び心満載。そしてかつみな当たり前のように安心して旨いのだからもう言うこと無い。お椀が出色のお店として名をはせているが、実際本当にここのお椀は素晴らしい。日本屈指であろう。御造りはこの店にとってはむしろ脇役に位置する。といっても旬の最高の鰤と真鯛を京大根おろしでいただくのだからもちろん言うことなし。いつもは辛口のH先生も「うん、このおわんとかぶら蒸しは俵屋より旨いわっ!」とご満悦のべた褒め。
彼は優柔不断など辞書に無い人間で、思ったことをズバット物申す典型的北九州人なのだ。この辛口発言がときにあだになることもありまして~
なぜって時は12月、京の一番高いコースであれば「アレ」が出てくるはず。。。。不安は的中。辛口間酒「山水」ですっかりメートルの上がってしまったこの野武士はうっかり「いやああね、先月は日本海をツーリングしてたんですけどね、泊まるところ毎晩毎晩「香箱がに」ばっかりなんですわ!カニカニカニ!さすがにもうイランですな~。」  
天はこう見えても場の空気読めまっせ。やおら女将のお顔が晴れのち曇りところにより一部雷(笑)そおそおっ。「アレ」=「ずわいがに」が出ちゃったんです。天は思わず卒倒しそうになった。(笑)ところが当の野武士閣下はすっかりメートル↑マイペースでお酒ぐびぐび。(爆)
でも、彼の憎めないのが裏表の無い純朴なお人柄。こういうタイプのお客は最初お店と一波乱あっても最後には案外ととぴったり寄り添うものである。さて、話がだいぶ脱線したが、八寸のマナガツオとごぼうの塩漬け涙が出るぐらい美味しかったあ~。。。そして別バラ♪〆のごはんはゆりねの炊き込みごはん。ふたあけたらゆりねのほくほくしたかおりとお出汁の香りとお米の香りが渾然一体となって。。。美味しいでひゅ~。
天はまぜご飯は日本でここのと緒方さんが一番好き。なんとあまりの旨さにおくどはん空にしちゃった!そしてデザートが凄い!自家製の和菓子だがピュアピュアに甘く後味さわやかなることこの上なし。最初から最後まで高いテンションをたもったままで、なおかつ食いつかれしない、当世風の万人にオススメの、茶懐石。
この均整の取れたコースのバランスの完璧さこそ「桜田」の真骨頂なり。〆のあと女将に聞きました。「何年やってはるの?」 「25年ですわ。主人とがむしゃらにやってきたので長い気しまへん。」最初のころの常連さんはもうこの世にはいない人もおられるそう。でも、この店に通いつめて「千の風に召されたら」そりゃー思い残すことあらへんでっしゃろ。。合掌。
おっとっと。そういってる矢先に天の「明日はどっちだ?」(笑)

PS 今夜はヘトヘト。すいません、画像は明日に持ち越しっ!


3度目の来訪。今回は美山に連泊で夜は鮎がメインになるのはきまっていたのでお昼に焼き物抜きの一番安い5000円のコースを注文した。
鱧の落としはわずかに冷やしすぎ?かなと感じたが骨きりとお出汁の加減があまりにもいいのでとっても美味しくいただけた。評判のおわんは
この店にしてはやや塩味が強かったが天は別段塩加減は重視しない。澄み切った後味は招福楼伝家の宝刀とも言うべきこの店のハイライト。
しかしさらに感心したのが八寸。衣かつぎも、にがうりも、出来立ての香りが飛ばない状態で厨房からダイレクトに。(恐らく別々の職人に仕上げられているのだろう。)「お客に本当に美味しいものを食べてもらいたい」、というひたぶるに謙虚な姿勢こそがこの店の全てだ。             
加茂なす、あなごの煮物、お向こう、うなぎともち米の炊き込みご飯は祇園祭にちなんだ可愛いが決して華美に走る事のない、素敵なお皿に盛り付けられてくる。もちろん後半戦の内容は失点ゼロ、でぜ~んぶ美味しい!最後の水羊羹と牛乳羹もくどさは全くない、舌の上を滑っていくようなさわやか極まりないピュアな甘さで完璧。お店は決して広くはないが、ごてごてしたものは一切無く、片隅にやぶみょうがの花がひっそりと。  
掃除が行き届き隅々までぴかぴか、仲居さんの和装もきりっと端正にかわいらしく、接客の距離感、間合も全くもって過不足なし。         
カウンターにご主人が出てこられないのはちょっぴり寂しいが、それを補って余りある大女将のウイットに富んだ軽妙なトークでカウンター客み~んなリラックス。お店を出て行くときの彼らの表情を見れば一目瞭然!                 
ここはまさに日本料理店のレファレンスといっていい最高位の名店である。これは京都のみならず、全日本を見渡して、の結論である!     
夜のコースも一番高くても15000円ぐらい?なのにこのパフォーマンスは驚異的でさえある。                               
いつか気の置けない同志でここのカウンターを独占したいものだ。。。

  • 伝家の宝刀桜田の椀。

  • 皿の部分は食べれる柚子釜。

  • 八寸 ごぼうとまながつおといくらとなまこと。。。日本最強の酒のあて。

2015/01/31 更新

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