『尾瀬』もねさんの日記

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もねの食べ歩き雑記帳

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昨年の同じころにも尾瀬を訪れたが、前回は福島県側から入ったので次は群馬県側から行ってみたいと思っていた。
タイミング良く、友人達が行くというので私も一緒に連れて行ってもらうことになった。

まだ暗いうちに家を出て尾瀬をめざす。
常磐道~東北道~日光宇都宮道路を走り清滝インターで降りて一般道へ。
まだ暗い日光は人も車もほとんど見ることもなく、いろは坂を越えて中禅寺湖までやって来た。
この辺りから金精峠までの道のりは私の好きな道のひとつ。
景色を楽しめるかなと思っていたが、まだまだ真っ暗で景色を臨むことができなかったのが残念。

戦場ヶ原に入る手前だと思うが、大きなカーブを曲がった瞬間、道路すぐ脇に大きな角を生やした大きな雄鹿を見た。
道路の反対側に渡ろうとしていたのか、通り過ぎる時はほんとに間近でしかも目までバッチリ合ってしまった。
こんな大きな野生動物に間近で出会ったのは初めての体験。
ただ口をあんぐり開けていただけ。
その興奮も冷めないうちに少し離れたところに藪から顔だけだした雌鹿を発見!
バックミラーを見てももう、闇に溶けて見えない。
予期していなかった出来事にじわじわと感動が押し寄せて来る。

興奮冷めやらぬまま夜明け前の金精峠を通り、片品へ。
戸倉の駐車場に車を停め、そこからバスに乗り換え鳩待峠へ。
鳩待峠に着いた頃はすっかり明るくなっていたが、山の朝は寒い。
寒さを追い払うように歩きだした。

山ノ鼻を出て歩きだすとすぐに景色が開け、尾瀬ヶ原が広がる。
木道を歩いていると、キラキラ輝く池塘があちらこちら点在していることに気づく。
浮かんでいるのはヒツジグサだろうか。
のぞきこんで見ると、濁りの一切ない透き通った水が美しい。

美しい風景の中に身を置いていると、自分まで自然の一部になったような錯覚を起こす。
いつまでもこの美しい景色を残して行きたい。

尾瀬を歩いて汗をかいたあとは、近くにあるささの湯で汗を流す。
内風呂、露天風呂とあって、ぬるめのお湯だが、長湯ができるので私は好きだ。
早起きをしたので、眠かっただけど、お湯に入ったあとは返ってすっきりした感じであった。

次は春、ミズバショウの季節にまた尾瀬に訪れたい。


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