『蔦温泉~八甲田山温泉』もねさんの日記

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もねの食べ歩き雑記帳

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奥入瀬を歩いて9時過ぎにようやく十和田湖に到着。
このままバスに乗って、車の置いてある石ケ土に折り返し向かう。
のんびり歩いて来たところをあっという間に通り過ぎて行く。

奥入瀬で気持ちの良い汗をかいたあとは、温泉でさっぱり汗を流そうとまずは蔦温泉へ。

歴史を感じさせる風情のあるお宿。
日帰り入浴の料金¥500を支払いさっそくお風呂へ。

木造の浴室はそう古い感じはしない。
床には石が貼られ、とてもきれいで新しそうだ。
改装してそんなに経っていないのかな。
まず、ざっと体を洗い湯船へ。
手をつけてみるとかなり熱めのお湯だ。
湯船にちょろちょろと源泉が流れこんでいて、そこを避け一番遠いところに入る。
お湯は透明で、浴槽の下にはすのこが敷かれているのがはっきりと見えるのだが、浴室が暗いので実際のお湯の色まではわからない。
浴槽は深めで、足元にはすのこが敷かれいるからなんだか五右衛門風呂のようだ。

熱さに耐えながらじっとしていると、浴槽の真ん中あたりからぽこっぽこっと空気が浮かんでくる。
ん?もしかして自噴してるのか?
つま先がじんじんと熱くなって、耐えきれず湯船から上がる。
源泉が流れているところに手をかざすと、冷たい!
源泉だと思っていたが、温泉の温度が高いので水で温度を下げていたのだ。
ということは、私は一番熱いところに入っていたのね(笑)
今度は水の流れている近くに入り直す。
自噴している温泉だと思うと、ありがたさも増すね。

温度が高いので長湯はしなかったが温泉から上がっても、しばらくは汗が止まらない。
色づき始めた木々を眺めながら、少し涼んでから次の目的地の八甲田山温泉へ。

つい先月にも訪れた同じ道。
その時は一面のあざみが咲いていたが、今もう荒涼とした風景に変わっている。
山の木々も色づいてきれいだ。
景色を楽しみながら辿りついた八甲田山温泉。
施設はだいぶ古いが、ラムネの湯があるので楽しみにやって来た。

内風呂は温度の違う湯船が二つ。
色も茶色く濁ったお湯だ。
掛け湯をしたあと、内湯には入らずまずは露天風呂へ入る。
こちらは内風呂と源泉が違って、青い色の炭酸の湯。
ラムネ湯と同じ源泉ということだ。
ぬるめのお湯でじっくりと長湯ができそうだと思っていたが、この日はあまりお天気が良くなく風も冷たい。
長湯するにはちょっと寒い感じで、出るに出られなくなってしまった。
寒さに震えながら思い切って露天を飛び出し、内風呂にゆくり入り直す。
十分体が温まったところで、もうひとつの内風呂のラムネの湯をのぞきに行った。

浴槽二つのうち、お湯が張ってあるのはひとつだけだったが、これがまたきれいな色のお湯。
やや青みかかっているが、透明のお湯はラムネを思い起こさせるには十分な色だ。
内風呂も露天も数人のひとが入っていたのに、こちらは誰も入っていなくてお風呂一人占め。
なんだかこれだけで得した感じ。
ラムネの湯というのだから、もっとシュワシュワした感じかなと思ったがほとんど刺激は感じられなかった。
でも、湯船でじっとしていると肌に小さな気泡がいっぱい。
浴槽の内側にも外側にも黄色い温泉成分が付着していて、それを手ですくい全身にすりこむ。
天然の美容液も一人占めでほんときもち良かったなぁ。



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