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夜の点数:4.8
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¥3,000~¥3,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 3.5
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク 5.0
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[ 料理・味5.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気3.5
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク5.0 ]
離島で出逢った至高のトマトカクテル
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2015/08/03 更新
奄美大島・名瀬のビジネスホテル2階にあるオーセンティックバー。
旅の折、ゆったり寛げるバーを探していたところ、道路から偶然にも温かい光が垣間見えるバーらしきガラス窓に気が付き、立ち寄らせて頂きました。
階段を上り、沢山のボトルラベルが貼られたエントランスを通って店内へ。
所狭しとボトルが並べられたカウンターの奥から渋いマスターが笑顔でお出迎え。
その表情と語り口だけですぐに優しいお人柄が伝わってきたので、一気に緊張が解れました。
店内はかなり年季が入っていますが、奄美の他のお店にはあまりないであろうオーセンティックな雰囲気。
マスターにお勧めのカクテルを伺うと、すぐさま「それじゃあトマトのカクテルを」との一言。
何でも、マスターはお昼にトマト農園を営まれていらっしゃるそうで、独自の技術で原種に近づけた「野生の証明」という銘柄のトマトを栽培されているとのこと。
実際にそのトマトを見せて頂くと、プチトマトの2倍弱ほどのサイズでしょうか、少し細長く下膨れのナスのようなフォルムで、トマトがナス科であることを改めて実感させられました。
このトマトを皮ごと粗漉しし、リキュールと合わせたシンプルなオンザロックで頂きましたが、一口飲んでかなり驚きました。
これまで経験したことのない濃密で深い、新鮮なトマトの甘味と酸味、そして粗く残った硬めの皮際がさらなる甘味を有していました。
トマト自体のクオリティの高さ、そしてその特長を知り尽くしたマスターによるレシピ。
大げさな言い方かもしれませんが、疑いなくこれまでの人生の中で最も美味しく頂戴したカクテルであり、私にとっては、まさに「至高のカクテル」という表現がぴったりだと思いました。
おつまみに供されるのは、おもにそのトマトと落花生。
トマトは前述の通り、甘味、酸味、皮の歯応えが格別。
一口サイズなので、いくらでも頂けてしまいます。
黒糖で煮込まれた落花生はマスターの奥様のお手製。
ほんのり甘くてコク深く、実はしっとり柔らか。
他店の凡庸な乾き物の落花生とは一線を画します。
マスターはお若く見えますが、伺うと意外にも70手前のイイお年。
非常に博識で人生経験豊富、バイタリティに溢れていらっしゃるナイスガイです。
優しく歯切れの良いマスターの楽しいお話にゆっくり耳とグラスを傾けながら、奄美の夜を心行くまで満喫することができました。
南国の離島にもまた、何度でも訪れたくなる素晴らしいバーがありました。