garden6さんが投稿したカセント(兵庫/県庁前)の口コミ詳細

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カセント県庁前、元町(JR)、元町(阪神)/イノベーティブ、スペイン料理

1

  • 夜の点数:4.7

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2015/04 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

現代的スペイン料理の名店だと思います

2015.4.
久しぶりの訪問。

お店は黒を基調としたシックな内装にリニューアルされ、以前よりも高級感が増しました。

お料理は食材・調理法がバリエーション豊富で、それぞれのお皿に濃淡があり、お酒が飲めない方にも充分に愉しめる味付けに仕上げられていました。

また、多くのお皿に地元の珠玉の食材が用いられており、兵庫のアイデンティティをより強く感じさせる構成になりました。

疑いなく日本全国でもこちらでしか頂くことができない唯一無二のお料理であり、ミシュランガイドの三ツ星の定義である「そのために旅行する価値がある卓越した料理」 だと実感しました。

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2013.9.
久しぶりの訪問。

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2010.10.
22日に発売された「ミシュランガイド2011年版 京都・大阪・神戸」。

予想通り、めでたく三ツ星を獲得されました。

なお、年内の予約はすでに一杯とのこと、今後も神戸を盛り上げてもらいたいと思います。

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2010.6.
先日、下記口コミに

仮に「ミシュランガイド神戸版」なるものが近いうちに発売されるのであれば、…

などと記しておりましたが、本当に発売される(京都・大阪・神戸の3地域版)ことになり、
少し驚きました。

いよいよ三ツ星が現実味を帯びてきたのではと思っております。

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2010.4.
神戸・中山手の住宅街にひっそりと佇む現代的スペイン料理のお店。

この場所では以前、「BISTRO KOBE RA-KU-DA」という創作料理のお店が営業されていましたが、同店の閉店後、内装などをカスタマイズされ、2008年5月にオープンされたのが、こちらの「Ca Sento」です。

実はオープン当初、知人がランチで訪れた際に「高い割に美味しいとは思わない」と漏らしていました。

それなりに食べ歩いていらっしゃる方なので、その感想をついつい鵜呑みにしていましたが、当サイトも含め、巷での評判がうなぎのぼりに上がっていくので、これは一度うかがわない訳にはいかないと思っておりました。

2010年1月、幸運にもそのチャンスが訪れ、ディナーでお邪魔することができました。

まず、店内は白を基調としたシックでモダンなつくりで、テーブル席5つのみの構成。

各々のテーブルには適度な距離感があり、非常にゆったりと食事を楽しむことができます。

スタッフの方は皆若く、白いシャツに黒のパンツという小綺麗でカジュアルな出で立ち。

常時2、3人でサーブされており、とても気が利く印象を受けました。

お料理は、現代的スペイン料理の代表格ともいえるカタルーニャの「エル・ブジ」同様、いわゆる多皿料理です。

私たちが頂いたメニューは以下の通りです。

・白人参のフラン 鱈の白子添え…「洋風茶碗蒸し」とでも言いましょうか、実に繊細な味付けです。コンソメの餡にトリュフと柚子の風味が良いアクセントになっていました。スペイン料理の一皿目としては実に意外でした。

予想していたとはいえ、圧巻だったのは次の展開。

一皿目を頂いて間もないうちに、テーブルに次々と並べられていく美しい「少量多皿群」。

・スペイン カンタブリア産のアンチョビ
・天然鮃のモホソース和え
・渡り蟹のコルネ
・パルメザンチーズのムースとホウレン草のジュレ
・バスク産キントア豚の生ハム
・アオリイカ
・トマトのグリッシーニ

いずれのお皿も盛り付けの美しさは申し分なく、テーブルの上が一気に華やかになりました。

全てに新鮮な素材が用いられていることが分かり、食材のバリエーションも豊富なうえ、生ものの調理から火入れまで、シェフの技を存分に味わうことができます。

私のベストはアオリイカでした。

表面を炭火で香ばしく焼き上げ、中は半生の理想型。

適度な歯応えが残り、塩に肝のソースという味付けもよく合っていました。

シンプルですが、素材の持ち味を十二分に生かした一皿でした。

・フォアグラのコンフィ…トリュフをあしらって豪華な仕上がりに。フォアグラ本来の風味・旨味が充分に生かされた優等生的なお皿だと思いました。

・今日届いた野菜たち…この日頂いたなかでは一番のお気に入りでした。人参や赤蕪、菜の花…等、根菜や葉菜、果菜等といった様々な種類の野菜が生のままであったり、茹で上げられたりとそれぞれの持ち味を生かすように調理されております。焦がしバターとエメンタールチーズを使ったクリーミーなソースはさらりと軽く、程よい塩加減が野菜の甘味を惹き立ており、シンプルながらもしっかりと計算された一皿だと思いました。

・本日のお魚のソテー…お魚は甘鯛。身は脂が乗り、よく締っておりました。爽やかな味わいの九条葱ベースのソースとも相性は良し。これまでの構成から言えば、比較的オーソドックスなメニューでしたが、やはり素材の良さと火入れの技が光る一皿でした。

・シャラン産ビュルゴ家の鴨のロースト…フレンチでも定番の鴨のローストですが、こちらのシェフの手にかかると、ワサビやカラスミといった和の要素をあしらったオリジナリティ溢れる一皿に。色彩も非常に美しかったです。

・ヴァレンシア風おじや…魚介の風味が凝縮されたトマトベースのおじや。胃に心地良く染みわたる優しいお味が印象的で、ついついおかわりも…。〆には最適の一品でした。

・デザート2皿とハーブティー…デザートはレモンクリームがかかったアールグレイのゼリーとフォンダンショコラでした。
見た目にそれほどのインパクトはありませんが、基本に忠実なしっかりとした味付けでいずれもこれまでのお料理に遜色のないお皿でした。

以上、結論を申し上げますと、「百聞は一見に如かず」で、非常に繊細で完成度が高いお料理の数々だと感じました。

仮に前出の知人のコメントが事実だとすれば、シェフは研鑽を重ねられ、当時より格段にレベルアップされたのだとしか思われません。

さらには、「スペイン料理」という枠組みに捕らわれない自由な発想で、独創的なお皿の数々を生み出されているところに人気の秘訣があるのだと実感させられました。

現時点で、神戸ではこの手のお店は他にないと思います。

あと一点追記させて頂くと、こちらは神戸・元町のワインショップ「Jeroboam(ジェロボアム)」が経営されているため、ワインリストが大変充実しており、比較的お手頃な値段で提供して下さいます。

お店では若い女性ソムリエの方がこちらの好みや要望をしっかり聞いて下さったうえで、料理に合うボトルを複数提案して下さるので、安心感があります。

この日オーダーした「Holly's Garden PINOT GRIS WHITLANDS」はオーストラリア産の白ワインでしたが、ずっしりボリューミーなボディに酸味とほのかな甘味があり、料理との相性も非常に良かったです。

お料理、ワインともにレベルが高く、コストパフォーマンス、サービスも良し、という本当に素晴らしいお店だと思いました。

仮に「ミシュランガイド神戸版」なるものが近いうちに発売されるのであれば、現時点で三ツ星の最有力候補に挙げられる名店だと思います。

2015/04/20 更新

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