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1回
夜の点数：4.4
昼の点数：4.4
2007/08 訪問
夜の点数：4.4
昼の点数：4.4
ラグジュアリーな空間で頂く高級フレンチ
2016/03/15 更新
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言わずと知れた神戸フレンチの有名店です。
移転前は、現在の料理屋 植むらがある、北野坂のペンシルビル2階で営業されていました。
当時は大理石のカウンター席が8つのみ、カウンターに活けられたカサブランカの生花の間から料理をサーブするという唯一無二のスタイルを貫かれていました。
現在は同じ北野坂のDemainビルという一回り大きな5階建てのビルの最上階に移転されています。
真新しい白壁塗りで天井が高い店内はかなり広く、天窓から日の光が注いでおり開放感があります。
シンボルだったカサブランカの生花を活けた花瓶も一応健在ですが、オレンジ色のパラソル等のインテリアの方が目を引くため、高級リゾートのような雰囲気が醸し出されています。
また、食器やカトラリーにも強い拘りがうかがえ、いずれも美しい高級ブランドのものばかりで、非日常感が倍増。
今回はランチでお邪魔し、\5,000のコースをオーダー。
内容はオードブル、メインの魚料理、メインの肉料理、パン、デザート、カプチーノもしくはハーブティーという構成。
お味はガチガチのフランス料理を想像していましたが、オードブルに海老の出汁で煮込んだ冬瓜を鰹のタタキに添えるなど、和の要素が取り入れられていた点はとても意外でした。
また、当日のお客は私達一組であったため、肉料理は、鶉を一匹丸のまま焼いて下さるという嬉しいサービスでおもてなしして頂きました。
キッチンはオープンスタイルで、シェフは食事のペースをうかがいながら、コースを進めて下さいます。
スタッフの方の接客も気持ち良く、のびのびと寛いで食事を愉しむことができます。
個人的には、カサブランカのカウンターを介して、シェフとお客が料理を通じて対峙するというスタイルに強い興味を覚えますが、今のスタイルの方がきっと万人受けすることでしょう。
次回は是非、シェフのスペシャリテ「平飼い飼育の卵とファアグラのシンフォニー」を頂きにうかがいたいと思います。