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掲載保留ビアンキッシマ三宮(神戸市営)、神戸三宮(阪急)、三ノ宮(JR)/イタリアン
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夜の点数:4.3
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク 4.0
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昼の点数:4.3
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¥4,000~¥4,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク 4.0
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.5
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク4.0 ]
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.5
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク4.0 ]
実直で素晴らしいイタリア料理を頂くことができる名店です
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2016/03/12 更新
NHK神戸放送局の北側、神戸ムスリムモスクの道向かいに佇むイタリア料理店です。
イタリア語で「真っ白」を意味する店名の通り、真っ白な壁とテーブルクロスで統一された30席弱の店内は清潔感に溢れ、リストランテの凛とした雰囲気を醸し出しています。
キッチンはシェフ1名、ホールは男性スタッフ1名で担当。
店主でもあるシェフは日本のイタリア料理の草分け的存在、東京の名店「キャンティ 飯倉本店」にて20年間にわたり腕を振るわれたベテラン。
食材を吟味・厳選し、日本人の味覚、日本の風土に合わせて作られたイタリア料理は実に滋味深く、素直な美味しさ。
そこにはキャンティの影響が随所に垣間見えます。
例えば、本家さながらの前菜・デザートのワゴンサービス。
シェフが「好きなものを好きなだけ食べてもらいたい」という心意気で作られる10種類以上の前菜はいずれも手間暇かかったものばかり。
季節の野菜の濃密な味を堪能できるカポナータ、白ワインが進む定番・モッツァレラチーズのフリット、地鶏のカルパッチョ、柿と生ハム…等々バリエーションに富みます。
キャンティのように大箱でスタッフの数も充分であれば話は別ですが、これだけのお料理を毎日お一人で仕込まれているご苦労には頭が下がります。
さらには、パスタメニュー。
スパゲッティ・バジリコはキャンティのスペシャリテ。
まだ日本が貧しかった時代、本場の味を再現しようと、オリーブオイルをバターで、バジルをパセリと大葉で代用し、当時のシェフと川越夫妻が試行錯誤して完成させたという逸品です。
キャンティのレシピそのままに再現された一皿は、一般的なジェノベーゼよりも軽やかな口当たりで、大葉の爽やかな後味が日本人の口に実によく合う、日本で生まれたイタリア料理であることを改めて実感させられます。
そして、デザートのカスタードプディングも本家のお味。
甘さ控えめで重厚感があり、カラメルのほろ苦さにラムレーズンの香りと生クリームの甘味が大変バランス良く合わさった一皿です。
キャンティ・スタイル以外のお料理についても、まるでシェフの思いを体現したかのような素晴らしいお皿の数々が並びますが、とりわけパスタは定番的なものから個性的なものまで幅広く、実にレベルが高いと思います。
夏に供される冷製トマトのカッペリーニは丁寧に下処理されたトマトがパスタによく絡み、ニンニクの香りによってトマト本来の甘味が存分に引き立てられています。
秋から冬にかけて供される栗のパスタは具にも手打ちのパスタにも栗がふんだんに用いられており、仕上げに降りかけられたスライスアーモンドが絶妙のアクセントに。
サービスに関しては、男性スタッフが豊富な知識に裏打ちされた興味深い解説でお料理を盛り立てて下さいます。
シェフのお料理をよく理解されているため、ワインのセレクトも大変的確です。
神戸はよく「イタリア料理不毛の地」などと称され、ミシュランガイドでも星を獲得しているお店はありませんが、このような実直でプロ意識の高いお店にスポットが当たらないことが不思議でなりません。
今後も末永く高い志を持って素晴らしいお料理を提供して頂きたいと思います。