珠さんが投稿した高台寺 和久傳(京都/祇園四条)の口コミ詳細

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高台寺 和久傳祇園四条、東山、三条京阪/日本料理

1

  • 夜の点数:5.0

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2008/09 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

完全降伏しました「高台寺 和久傳」

2日目の夜は。

今回の旅行における、最大の目的。高台寺そばにある「高台寺 和久傳」に伺いました。

一昨年、昨年と京都に伺った時も予約を試みたんですが、あいにくどちらも紅葉のハイシーズン(11月)だったためか、時間が合わずに断念しておりました。しかし今回は2ヶ月前に予約しておいたのでバッチリです(笑)

予約の時間は5時。お店に着くと、既に若い仲居さんが玄関先で待っていてくれました。薄黄の着物を粋に着こなした女性で、なかなか素敵です。

珠さまですか?

い、いえっさー

ちょっぴり緊張していたせいなのか、手と足が同時に出ていたかもしれません(笑)

【床の間】
玄関から階段を上って、すぐのお部屋に通されました。通り沿いだったんですが、不思議と人の声は聞こえません。聞こえるのは蝉の声ばかり。不思議と落ち着く空間でした。まるで我が家とか言っちゃうのは、ド厚かまし過ぎでしょうか(笑)

【日本酒】
竹筒に入った日本酒。3合入り。竹の香りが清々しく、料理を引き立てます。ちなみに竹に入れているせいなのか、悪酔いしないんだとか。

【前菜】
【鮑】
鮑、車えび、フキ、蓮の実。あんかけと鮑の相性が最高なのはもちろんのこと、肉厚でやわやわな鮑に気を失いそうになりました。あんかけも柚子と茗荷入りの夏仕様で、さっぱりしています。

【椀物】
松茸といり豆腐が、鱧でダシを取ったスープの中に。普段東京にいると鱧には馴染みがないので、「鱧でダシを取りました」なんて言われると、それだけできゅんっとしちゃいます(笑)蓋を開くと豊かな松茸とスダチの香が拡がり、鼻腔を心地良く刺激してくれます。パチ(仮名)的には既にこの二品でご満悦だったらしく

わたし もう満足 とっても満足

なんて言うので、思わず

じゃ、帰れば

アンタの残りは全てワタクシがいただくから

と言ってみました。てへっ。

【お造り】
【トロ】
脂が乗りすぎてない、絶妙な締まり感のあるトロです。ワタクシ、蕩けるだけの官能的なトロはお好みではありません。しかしこのトロは、ちゃんと噛まないと味わえない、蕩け感と歯ごたえのバランスが優秀でした。

【小芋の胡麻和え】
運ばれて来たときから感じる胡麻の香り。小芋のねっちょり感が楽しいです。

次はお待ちかねの焼き物。

焼き物については、焼き方のお兄さんが部屋まで来て、炭で焼く様を見せてくれます。その際、どうしても部屋が煙くさく&暑くなるので、窓を開けて扇風機を回さざるをえません。待っている間は扇子でパタパタ仰ぎながら・・・それも意外と楽しかったりします。

【焼き方のお兄さん】
という訳で、焼き方のお兄さん。折り目正しい印象です。ワタクシも見習わねば(笑)

【鱧】
梅肉とゴマ塩で。プリプリとした鱧は、梅肉の方がお好みです。

【鮎】
これはタレ酢。でもそんなの不要な美味しさ。頭からバリバリと丸かじりして、尾びれまでいただきました。ちなみに上桂のあたりでとれた鮎で、季節的にもう間もなく終わりなんだとか。

【シンタマ(太もも)】
これまた塩で。食感の経験があまりなかったのですが、シンタマと聞いて納得。

【冬瓜とスッポンの煮凝り】
冬瓜にスッポンの味が染みてて美味しいです。そろそろスッポンの季節ですねぇ。

そして、最後のシメのお食事。下記より何品でもチョイスすることが可能です。もちろん量の調節も可能。

・鱧の卵とじ丼

・牛丼

・鱧の梅素麺

・鱧と梅のお茶漬け

・鯛味噌のお茶漬け

・穴子のお茶漬け

・鰻のお茶漬け

うーん、どれもこれも美味しそうと思ったのですが、個人的にお茶漬け気分ではなかったので牛丼と鱧の卵とじ丼を。パチ(仮名)は鱧と梅のお茶漬け、鯛味噌の茶漬けをチョイス。

【鱧と梅のお茶漬け】
【鯛味噌のお茶漬け】
【牛丼】
【鱧の卵とじ丼】
お食事については、何ってタマゴが美味い。とっても甘くて濃厚。鯛味噌は鯛味噌の味が強すぎて、お茶漬けには不向きかなぁという印象を持ちました。

【水菓子】
沖縄マンゴーと広島ピオーネ。

【和菓子】
蒸し羊羹。やわやわで、上品な甘さ。

最後に若女将が来てくれて、しばし歓談。若女将は推定年齢40代前半ですが、凛とした上品な美人さんです。ワタクシのくだらない小ネタにも笑ってくれて、大変気分が良かとです(笑)

どれもこれも美味しいという一言では済ますことのできない料理の数々に、心から感服です。この感動を若女将に伝えてみると

うちなんて地味な料理ばっかりで お恥ずかしいです

と、謙遜されてしまいましたが、しかしその裏には十分すぎる伝統と実力を持ったお店の矜持を感じ取ることが出来ました。この日いただいた料理は30,000円/一人だったのですが、ハッキリ言って安いとすら感じさせられました。またここで食べるためだけに京都に来たいなぁと思える今日この頃。

ちなみに、パチ(仮名)的には若女将が大変素敵な人に見えたらしく

あんな品のある女性になりたいなぁ

などと嘆息していましたので、すかさずワタクシが

千里の道も一歩から

と、伝えておいたとです(笑)

  • お造り

  • トロ

  • 竹筒

  • 前菜

  • 松茸

  • 小芋の胡麻和え

  • シンタマ

  • 冬瓜とスッポンの煮こごり

  • 鱧と梅のお茶漬け

  • 鯛味噌のお茶漬け

  • 牛丼

  • 鱧の卵とじ丼

  • 水菓子

  • 和菓子

  • 室内

2008/09/04 更新

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