2回
2020/02 訪問
全国にリピーターを持つ黒崎のカリスマバー◆BAR WATER CLUB
看板
外観
Yves Saint Laurent、新作の香り
ジンと絞ったパイナップルで、ポップコーンのカクテル
カクテルに使用したドライジン
フレッシュピーチのベリーニ
ひと手間以上のチーズ達
搾りたてパッションフルーツを使った、ジントニック
宮崎産完熟マンゴーのカクテル
夏は冷たいシャルドネ
と、手作りピクルス
南仏の赤ワインと…
手作りのチーズテリーヌショコラ
こちらも、マスター手作りのクレームダンジュ
1960年アメリカのクープ
シャルドネ、白桃、ザクロのカクテル
ラムと林檎とカスタードの香りで、アップルパイカクテル
1950年のゴブレット
①酔うティラミス
1930年のグラスで、ジンとラベンダーとライムのカクテル
この日のチーズも凝ってる
1970年のバカラグラスで、赤ワインで作ったフローズンカクテル
30年前のブランデーと、世界で100本しかないアマレット
1940年のバカラ
卵の黄身を泡立てアマレットで作ったカクテル
白桃、白ワイン、ザクロのカクテル
②カクテルとコンポートをセットで
ラムとブランデーとパッションフルーツのカクテル
この日のチーズたちも美味しそう!
この日は赤ワインと
イ ムーリ ネグロアマーロ(イタリア・フルボディ)
マスター手作り角煮ベーコンのレモンパスタ、桜スモークの良い香り…
巨峰とブランデーだけの、セプドール
ホイップした生クリームとブランデー、コーヒーリキュールのアレキサンダー
ウオッカとピオーネ
1960年のバカラで、白ワインと白桃
③ウイスキーエッグノッグ風カクテル
ウォッカ、林檎、中にアップルパイ入れてます(仕上がりのフレーバー)と、マスター
隣り合わせた人から…
店内
店内
店前の通り
2020/02/23 更新
2016/04 訪問
黒崎のカリスマ・バー◆Bar Water Club
北九州市八幡西区黒崎1、ウォータークラブ。
マスターは地元バーテンダーに名を轟かすカリスマ。知識と話題が豊富。
バックバーには年代モノのスピリッツ。
骨董グラスも使われてあり、1800年代のバカラなんて垂涎品。
カウンター席とテーブル席2卓。25席。喫煙可。
JR黒崎駅から徒歩5分。営業時間19:00~26:00。定休、木曜。
黒崎の夜、前を通って覗いて席が空いてたら立ち寄りたいバー、ウォータークラブ。
こちらでは、マスターの手が空いたときに交わす会話を楽しみたい。
写真を3枚追加します。
マイレビュアーさんの、おススメの飲み方でオーダーしてみる。
「Twice upで。ウイスキーはその飲み方に合うものを。ストレートと同量の水を別にして下さい」
出されたのはモルトウイスキー、GLEN DRONACH(2003 CASK NO.1752)。
プライベートカスクへの原酒供給が制限されているグレンドロナックにあって、金脈とも目されている2000年代原酒。
初の日本市場向けリリースとなるヴァージンアメリカンオークのシングルカスク。
ホグスヘッドのヴァージンアメリカンオーク新樽で12年熟成、シングルカスク、カスクストレングスでボトリング。
「酸化を楽しんでください」とマスター。
少しだけそのままいただく。同量の水で割っていただく。
大人の時間。ヴァージン アメリカンオークならではの甘みの乗った味わい。
別の日。
黒崎でお酒と食事を楽しんだ後の訪問。酔い具合を見ながらお酒を出していたマスター。
3杯目に出されたのはこれ。
「手作りのバニラアイスです。20年物のシェリーをかけてます」
好みを知ってるので出てくる一杯。
ビンテージバカラグラスでの、究極のデザート。
バーで終わる幸せな一日。
(2014/11)
バーやクラブが連なる路面店の1階、照明とマットが出ていることで開店と分かります。
開店間もない店内。夜が更けるほどに照明の明るさを落とすこちらの店は、この時間が比較的明るい。
先客はなく、カウンターの端に。
マスターはいつものように今日の雰囲気と距離感を計り、語りかけてきます。
今日はお腹一杯。そんなに入らない。
と思いつつも気づいたらカクテルの杯数が進むんですよね、こちらだと。
綺麗な一杯が香りとともに。
「マスター、この写真撮って良いですか?」
「勿論!」
薔薇とラムのカクテル。
グラスに薔薇の香りをつけて香りから楽しめるカクテル。
人を偲ぶには香りからのカクテルは良いですね。
嗅覚は脳裏から色んなものを蘇らせます。
自然と高倉健さんの話になります。
「辞世の句、素晴らしかったですね。」とマスター。私もそう思います。
「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」健さんらしい座右の銘であり、心に残る辞世の言葉でした。
家族が、偲んで飲むのは何が良いかと呟くと「健さん、飲まない人でしたよね~」とマスター。
そうでした。オレンジジュースがお好きだったイメージがある。
今日一番綺麗だったカクテルは、シャンパンとフランスから取り寄せた木苺のカクテル。
木苺のペーストが極限に濃く、濃厚な色と味。
何度も飲ませて貰ったクルミのリキュールと生クリームのカクテルは、生クリームをカシャカシャと泡立てる音も良い。
デザートカクテルはこれが一番好きかも。本日はグラスの縁には、沖縄の洗双糖と塩。新しい!
引き立てあう糖と塩。これは良いですよ。グラスもアンティークバカラ。1950年代のもの。
最後の一杯はブルショット。
ウォータークラブの冬の定番。
マスター手作りのフォンドボーとウォッカのカクテル。
色々話して、最後に心身ともに温まって、安堵感のようなものに包まれていました。
今日も、こちらからはオーダーせず、グラスが空けば次が作られて、満足して店を出ました。
空気を抜群に読むマスターなので、押し付け感はゼロです。
少し前から出ている、若い男の子が息子さんだと紹介を受けてお店を後に。
すぐそばの三角公園(正式名称、黒崎中央公園)にクリスマスのイルミネーション。
2014年も残り少なくなりましたね。
(2012/07/24)
ちょいちょい訪問してますが、久しぶりの再訪レビューです。
最近は特に席が空いてなくて、開店直後か閉店前を狙います。
平日の開店直後なら良いかな?と料理をおねだりしております。
フレンチシェフ顔負けのものが出たりするので、頼んでみたくなるんですよね~
幾品かの軽いメニューは常時あるのですが、メニューボードの何も書かれていないスペースに常連は文字が見えてきます。
「マスター、お腹空いた。」
「ウチはバーですよ(笑」
帆立貝の淡雪仕立てとか、アサリのクリームブランとか、何でサックリ出てくるんでしょうね。
しかも手作り。
仕込み時間もかかるでしょうに。
最近は岩牡蠣の燻製とか、もち豚料理が美味しかったです。
相性が良かったのか、最初訪問したときから全部お任せ。
会計が想像より高かったことがありません。
クールなマスターの心配りも丁度良く、やはり地元で一番好きなバーです。
(2010/11/30)
北九州市八幡西区黒崎のショットバー、ウォータークラブ。
黒崎で食事をした後に立ち寄りたくなるバーです。
この日もカウンターに通され、どこで食べてこられましたか?の会話から。
好みを覚えてくれていて、一杯目は待たせないようにとシャンパンを開けてくれます。
今宵はモエ・エ・シャンドンから。
フードのメニューボードから、チーズの盛り合わせ(1300円)を。
手作りのチーズや拘りのチーズが少しづつ盛られて、風味の違いを楽しみながらシャンパンをもう一杯飲み干します。
次は黙っていてもフルーツカクテル。キメ細かなフローズンタイプ。
ここでは、どうしてもピッチが早くなりがち。
次が飲みたくなるんです。で、次は生の巨峰を絞ったジュースとブランデーのカクテルが一杯。
デザートのつもりで一皿。ムース・オ・ショコラ(900円)。
エアを含んだ、フワフワ~なムースショコラを、添えられた柔らかいパンにたっぷり盛って、いただきます。
マスター、これおかわり!
チョコ好きの私に出されたデザートカクテルは、ゴディバのチョコレートリキュールと生クリームのカクテル。
嗚呼、これもやめられない。
界隈のバーテンダーにリスペクトされている、ウォータークラブのマスター。
初めてのバーに立ち寄って、このバーに通ってることを告げると、バーテンダーさんが私もです…なんて話になったりします。
今日のお任せ、会計時一人6000円でした。
(2009/01/15)
小雪の舞う、風の強い寒い夜。
今日なら、お客さんは少ないはず!「ウォータークラブ」を目指しました。
何度か訪れるも満席が続いてましたので、今日こそは。
予約すれば良いのかもしれませんが、ショットバーは、ふらりと入りたいと思うもので。
勘はあたりました。午後7時半。
まだ席は空いてます。店に入って開口一番が「今日は入れた~!」でした。
おや?何で珈琲の準備されてるんだろう。カップが湯で温められています。
「外は寒かったでしょう。どうぞ、博多地鶏のスープです。」
これですよ、これ。いきなりハート鷲掴みです。
京人参も入った、あったかいスープ。まず、身も心も温かくなります。
今日も気分や好みをさりげなく聞かれ、マスターお任せの美味しいお酒をいただきました。
シャンパンを一杯目に貰って、宮崎産完熟金柑を使ったカクテルや、フレッシュ苺とカンパリのカクテル、ビンテージポートワイン、他にも赤ワインを貰って良い気分。
チーズもいただきました。
自家製の帆立貝のチーズや、甘納豆のチーズ、ハチミツの掛けられたクリームチーズ、カマンベールにハード、ブルー。
少しづつ沢山の種類を出して貰えます。これがまた嬉しくって。美味しいんですよ。
いつもの私の〆でデザートカクテルを貰いました。アールグレイリキュールと生クリームに、スタバの珈琲リキュールを少し。
これは!ケーキを一つ食べる以上の満足感!
飲み終わるとお茶をすすめてくれます。
梅昆布茶。
ちゃんと昆布と梅干が入っていて、お箸も用意されます。梅干も昆布もしっかり食べてしまいます。
一緒にセロリの漬物もいただきました。
この内容で7000円を切っており、内容からは、かなり安い。
今日も大満足です。
メニューと価格から選ぶのが好きな方にはお勧めしませんが、身を任せるような気持ちよさは、他では味わえません。
私の大事な隠れ家です。
(2008/06/16)
黒崎で長く常連客に愛されているお店。マスターの気働きがとても行き届いています。
店に入り席に着くと、アルコールの好みや空腹具合などを聞かれます。
マスターのお任せにすると、タイミングに合わせて好みのものを出してくれます。
通う回数が増えるほどに、好みの理解が重なるので、阿吽の呼吸で飲みたいものを美味しく飲め、居心地がとても良くなるんです。
自然にそうなったので、今までにメニューを見せてもらったことがありません(メニューはちゃんとあります)。
この店では、今では見ることの少なくなった客と店の「粋」が生きている気がします。
客が店を選ぶのか、店が客を選ぶのか、いつも一杯になる店内の客は幸福そうです。
通う理由はもう一つ。マスターの素材へのこだわり。
客が喜ぶことを常に考えてだろうと思われるような素材入手と手のかかる下準備がされています。
カクテルも販売されているジュースなどを一切使わず、旬のフルーツをお店で絞って出されている。
空腹であれば、バーとは思えない手作りの一品が出てきます。
化粧室などに席を立てば、飲みかけのグラスは冷やされているなど心遣いも。
マスター一人で全てを作るので、店が一杯になるとグラスが空いても少し待つことになりますが、客の多くがマスターの華麗な立ち振る舞いを見ながら待っています。
店側のスタンスやサービスが合う人には、最高のショットバーです。
Twice upで。同量の水をいただいて割る
デザートをいただく!
外観
クルミリキュールと生クリームのカクテル
シャンパンと木苺のカクテル
薔薇とラムのカクテル
ブルショット
店内
三角公園(黒崎中央公園)のクリスマスイルミネーション
好みを知ってるマスターが出してくれる一杯目はシャンパーニュ
白ワインを一杯
今日の白は、これ
ストロベリーのカクテル、50年前のバカラグラスで
もち豚、フォアグラ、レーズンの一皿
お料理に合う赤のセレクト
美しい赤、料理とぴったり、、、
60年もののアマレット、30年ものの皮ボトルに手削り木製キャップ
ムースオーショコラ(手作り生チョコレート) 900円
イタリア クルミのリキュール、冷たく冷やされてて濃厚
最後の一杯、梅昆布茶(笑
店内
チーズとフルーツカクテル
チーズの盛り合わせ
ゴディバリキュールのカクテルとムース・オ・ショコラ
店舗プレート
店舗入口
2016/05/30 更新
福岡県北九州市八幡西区黒崎1-11-22 中央ビル1F、ウォータークラブ。
黒崎のオーセンティックバー。
マスターは地元バーテンダーに名を轟かすカリスマ。知識と話題が豊富。
バックバーには年代モノのスピリッツ。
骨董グラスも使われてあり、1800年代のバカラなんて垂涎品も。
JR黒崎駅徒歩約5分。19席(カウンター席とテーブル2卓)。カード不可。喫煙可。
営業時間19:00~26:00。 定休、木曜。
チャージ 800円、カクテル 900円~、ウイスキー 900円~
夜の黒崎で知らない人は居ない、ウォータークラブのマスター柳原宏則さん。
仲のいい人たちは親しみを込めて、ヒロさんと呼ぶ。
若い時に新宿で修業、黒崎で持たれた店はもう30年を超えるだろうか…
私自身も20年以上通う。
バーテンダーとしての技術も知識も深く、バースプーンやシェイカーを扱う所作の一つ一つが美しい。
鍛えた体と、俳優のようなマスク、穏やかな声。
美意識が隅々まで行き渡る、まるで社交ダンスを見ているかのような優雅な所作。
女性客はため息をつき、大人の飲み方をここで覚えたという男性客も多い。
口々に九州一のバーだ、いや日本一だと言い合う。
若いバーテンダーを育てるスクールを主催されていた時期があり、九州各県をはじめ全国にお弟子さん。
聞いていると、ああ、あのバーも!なんてことは少なからず。
ソワニエ+ Vol.59 2020年1・2月号(特集:福岡最新BAR事情)にも、店の掲載がありましたね。
https://www.web-soigner.jp/magazine/18.html
この街のバーを語る上では外せない存在です。
思い出に残るひとときが過ごせます。
気づけば、4年も再訪レビューをしていません。
長い付き合いの店は、都度書かないものでこうなりがち(^^;
ここ4年の中での印象的な内容と写真をまとめます。
この時期は、こんな感じだった。
振り返るとそう思う、サービスやカクテル。
最近は着座すると、おしぼりから良い香り。直近はYves Saint Laurentの、新作香水。
リブレ オーデパルファムかなぁ? しばらく香りで脳へのご馳走タイム。
メニューはありません。
好みを伝えて作って貰います。
通いなれた人は、黙っていたらマスターが好みを把握しているので、ピッタリのものが出ます。
最近のサプライズカクテルは、香りがポップコーンだったり、アップルパイだったり。
香りも後味もそうなのでビックリ。これぞ妙技のカクテル。面白いですね~
果実味溢れるフレッシュカクテルや、濃厚なスイーツカクテルが好きなので黙ってても出てきます。
季節やタイミングに合ったもの。
手作りのおつまみも時により。チーズやチョコレートは常にある感じです。
思わず、感嘆の声が出てしまう、おつまみ。
手間を惜しまない内容は、開店時間以外の時をどう使われているか、想像出来ます。
多用される高価なアンティークグラスの多くはバカラ。
乾杯でグラスを当てないで下さいね~
想定価格が分かるだけにドキドキ。
カクテルで、ビンテージボトルもよく出して貰ってます。
このあたりになってくると、お酒との一期一会。
心していただく。
今は、マスター一人で全てをされています。
混雑時は、ゆっくりとお待ちください。
写真の中で説明したいものを最後に…
①酔うティラミス
ドリップコーヒーとウォッカ。1950年のゴブレットで。
中央はマスカルポーネチーズ、仕上げはココアパウダー。
完璧なスイーツカクテルの、酔うティラミス♡
②カクテルとコンポートをセットで
1950年のバカラグラスにキール。
無花果のコンポートに、パッションフルーツのババロア。
堪らないです♡
③ウイスキーエッグノッグ風カクテル
40年前のウイスキーを使って。
卵の黄身を湯煎がけしながら、ウイスキーとドリップコーヒーを入れ、泡立てた牛乳を少し浮かべて。
濃厚な口当たり、コーヒーカスタードリキュールを飲んでいる感じ!
チーズの盛り合わせは、手作りの珍しいものを数品入れてあります。
トリュフと味噌のチーズだったり。
焼いたカマンベールと玉葱で作ったババロアがのってたり。
ゴルゴンゾーラは生ハムで巻いて下に蜂蜜とか。
ブルーを焼いてパルメジャーノの煎餅をのせたりとか。
少量ながら満足度高し。
マスターは只今、庭園カフェを計画中。
娘さんは素敵なフレンチシェフになられるのだろうな〜
などと思う、2020年の2月です。