8回
2022/09 訪問
"宇宙一の握り"の話◆天寿し 京町店
席
寿司皿に胡瓜から始まる
鮪(漬け)
鮪(塩)
椀
吸物
烏賊
美味しいお茶
車海老
天の箸置き
車海老頭の炭火焼
美味しいお茶
アラ
太刀魚
和出汁漬けの鮪
卓上のガリは自由に
鱚
海胆
美味しいお茶
鰆
椀
赤出汁
栄螺
鯛
美味しいお茶
穴子、女性は二口・二味で
大ちゃん、巻く
大ちゃんから、トロ鉄砲
海葡萄も最後の時期、プチプチ感最高♡
〆の玉子と、指の匂い消しレモンスライス
煎茶とデザートのマスクメロン
写真撮影に応じられる天野さん
燦然と輝く6本のゴールドトロフィー
表の生花
外観
店舗ビル外観、正面方面がJR小倉駅
2025/10/05 更新
2021/05 訪問
食べログ福岡 ランキング TOP1(4.65)◆天寿し 京町店
福岡県北九州市小倉北区京町3-11-9、天寿し 京町店。
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かす、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
アルコールが置かれていない個性派寿司店。持込もNG。
小倉駅徒歩5分。駐車場あり。6席(カウンター)。個室なし。禁煙。要予約。カード可。
おまかせ15貫 35000円(税別)。
営業時間12:30~13:30、14:00~15:30、17:30~19:00、19:30~21:00。
定休、月曜・火曜。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。
THE TABELOG AWARD2017~2021、5年連続Gold受賞。
5年連続のGold受賞、食べログ相思相愛店。
店内に燦然と輝く5本のゴールドトロフィーは、天野さんの存在感そのもの。
北九州の寿司が注目を浴びているのも、天野さんの功績によるものが大きいと思います。
江戸前店なら全国にありますが、ご当地寿司で飛躍した寿司は数えるほど。
その一例が北九州に存在することは嬉しいですね。
6席のプラチナシート。
凛とした空気感のある、行き届いたカウンター席。
出来る配慮は全てされいてると感じます。
おしぼりや指拭きは用意されますが、目の前には手洗い用の流れる水。
カウンター上には北九州らしい甘酢のガリ。これは自由に。
寿司皿に置かれ食すと補充される箸休め的な人気の胡瓜。
おまかせのコースは、16貫 38500円(税込)。
追加しなければ、金額はこれ以上も以下もなし。
長く通っていますが、スタンスは変わられずブラッシュアップされてます。
ご子息の大ちゃんが天野さんの脇について、彼の案も採用されはじめてますので楽しみです。
今回は詳細は記さず、写真をご覧いただければ分かるようにしています。
ご興味がおありの方は、過去レビューで13年の流れをご覧いただけます。
食の写真フォルダを作って見返すのが、楽しみなのです。
天野さんが「うちの写真集、出来るんじゃないですか?」と笑っておっしゃってました。
そう言えば、THE TABELOG AWARD2021 公式本が出ましたね。
天寿し京町店も、シッカリと掲載がありました。
代名詞でもある赤烏賊の話と、天野さんご自身の姿勢、これから、が書かれていました。
北九州に天寿し京町店あり、です。
緊急事態宣言下、今は休業中とのこと。
前回の緊急事態宣言下も、店は休みでも生産者さんを気遣い仕入れをされていた天野さん。
利用先の問屋さんまでは気が回らずに、2軒閉店されたと残念そうにおっしゃってました。
今は耐える時ですが、また心から楽しめる日が来ることを願っています。
カウンター6席
胡瓜は食べたら補充して貰える、箸休め
カウンター上に、好きに食べて良いガリ
冷めたものにならないよう入替続けられる美味しいお茶
鮪(塩釜)醤油
鮪(塩釜)塩
店の代名詞、海胆とトビコと錦胡麻の乗った烏賊
痙攣する日もある車海老
吸物
たっぷり絞られる柑橘
〆鯖、羅臼昆布
大ちゃん仕込の煮蛤軍艦
鱸
いつもふっくら肉厚な太刀魚
大ちゃんの巻き
鮪出汁漬け
鱚
粉醤油で食べる鯵
炭火で焼いた海老の頭
鱧
鯛肝オンの鯛
蓴菜の赤出汁
近海の名残り時の利用、10月から禁漁
海胆軍艦
穴子、女性は食べやすいように二つ、サービスで二つの味
最後の巻き、夏は海葡萄とトロ
いつも心地よいおしぼりと、手を洗うなら目前に流れる水
冷やされた甘い玉子と、指拭きのレモン
定番でデザートのマスクメロンと最後はお茶を変えて煎茶
爪楊枝
一人利用の日、昨年からクレジット可になりました
別日、冬の楽しみ
その日の鮪は、ここに貼ってありますよ~
入口
いつも綺麗な表の花
THE TABELOG AWARD2021
2022/09/24 更新
2020/04 訪問
日本が誇る寿司の求道者◆天寿し 京町店
福岡県北九州市小倉北区京町3-11-9、天寿し 京町店。
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かすために、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
アルコールが置かれていない個性派寿司店。持込もNG。
創業1939年(昭和14年)。小倉駅徒歩5分。駐車場あり。
5~6席(カウンター)。個室なし。禁煙。要予約。カード可。サービス料、チャージなし。
おまかせ15貫 35000円(税別)。
営業時間12:30~13:30、14:00~15:30、17:30~19:00、19:30~21:00。
定休、月曜・火曜。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。
THE TABELOG AWARD2017・2018・2019・2020 4年連続Gold受賞。
その席がプラチナシートとまで呼ばれる予約の難しい、天寿し 京町店。
地元の寿司店が、全国区となり久しい。
1年ぶりにレビューします(^^
この1年、私のほうから見えていた出来事。
ミシュランガイドの特別版が更新され、お店は1つ星を獲得。
消費税が10%になった時に値上がり。
おまかせ15貫 25000円(消費税8%別)→35000円(消費税10%別)。
このタイミングでカードが利用出来るようになりました。
年が明けて、THE TABELOG AWARD 4年連続、4つ目のGold受賞。
北九州に全国・全世界から人を呼べる希少店。
お酒が無い事と価格帯から志向は分かれます。
小倉駅からも近い店ですが、飲酒が無いので最近はマイカー往復。
店は天野ビル1階、店前に駐車場2台。ここに停めます。
入口には季節の花。
白い暖簾。
店内に入ると待ち合い。
左奥に、6人座れるカウンター席。
内側に、オーラを纏う店主、天野さん。
脇にここ1年、食らいつくようにサポートしてきた、ご子息の大ちゃん。
裏に奥様と長く務める女性と、預かられているお弟子さん。
Goldに輝く看板の文字、天寿し。
おしぼりや指拭きは用意されますが、目の前には手洗い用の流れる水。
カウンター上には、北九州らしい甘酢のガリ。これは自由に。
寿司皿に置かれ、補充される胡瓜。
地元の押し店として、干支が一回りする12年通いました。
天寿しの伝統がブラッシュアップされていく様を肌で感じながら。
最初から握りです。
この地域らしい仄かに甘いシャリは人肌。季節に合わせて酸度を変えられます。
ネタを乗せて、柑橘で仕上げるものはそのバランスと調和を日々追求。
裏で支えるスタッフさんが、途切れないように熱いお茶を。
冷めない前に入れ替えてくれます。私は熱々が好き。
一番多い日でお茶を8杯頂きました。
始りは、インパクトの強い「鮪」2貫から。
3貫目は、天寿し京町店の代名詞とも言える「烏賊」。
4貫目は「車海老」。頭は、後半で炭火焼きにて供されます。
5貫目は「〆鯖」炭火で炙りたてのネタ。
このあたりで、1杯目の椀、お吸い物。
6貫目は「貝」最近はタイラギの炙りが多かったですが、生ホタテに煮ツメも好き。
7貫目は「白身」日により、平目、伊佐木、あら、白甘鯛など。
8貫目は「太刀魚」ふっくら焼かれて、上に梅肉。
9貫目は「鮪出汁漬け」これも天寿し京町店ならでの逸品。
10貫目は「鱚」であることが多いです。
11貫目は「青魚」多くは鯵に粉醤油、生姜と白ゴマ。
このあたりで、2杯目の椀、赤出汁。
12貫目は「栄螺」焼きサザエにオクラのせ。歯応えあり。
13貫目は「鯛」であることが多いです。最近は、鯛肝が乗ってます。
14貫目は「雲丹」か、旬であれば「焼き白子」。選択出来る日は悩ましい!
15貫目は「穴子」男性は大ぶりを一口で。女性は二口にして二つの味で。
この後に「手巻き」ネギトロですが、夏はこれに海葡萄が入ります。
これで一通り。
冷えた甘い玉子焼き。
手で食べる人も多いので臭い消しにレモンスライス。
最後は、お茶が変わって煎茶。
水果に、よく熟れたメロン。
写真は1年分から、一番良い写真をネタかぶりにならないように貼りました。
上記の流れは100%ではないですが、長く通って取った最近のデータです。
この価格ですので、ご利用の方にはうんと愉しんでいただきたいと思います。
お友達も誘い辛くて、今後は一人で昼間に行こうかなと思ってます(^^
直近に伺ったのは、緊急事態宣言直前。
その時は、宣言後の様子を見て休業されるとのことでした。
こちらはさすがにテイクアウトという訳にはいかないですね。
外観
カウンター席
6席のライブ
はじめの二貫は鮪
宮崎の作家さんの寿司皿
沖縄の赤身10日寝かせ
佐渡の定置108kg
さり気なく、その日の鮪
出続ける熱いお茶
準備されたネタ
烏賊
車海老
車海老の頭は、後半に炭火焼きで登場
炙りたての〆鯖
吸物
吸物
タイラギ貝と雲丹
生ホタテに煮詰め
季節で酸味の変わるシャリ、温度は人肌
白甘鯛
アラ
伊佐木
太刀魚
出汁漬け
鱚
鯵に粉醤油と生姜とゴマ
栄螺とオクラ
天然鯛と、その肝
焼白子
海胆
赤出汁
赤出汁
穴子、男性
穴子、女性
トロ鉄砲
トロ鉄砲
玉子焼きと、指拭きレモン
修行中のご子息、大ちゃんの巻きが〆で
食後は煎茶
水菓のメロン
食後のおしぼり
店内
4本の食べログGOLD
店前の装飾花、春
店前の装飾花、夏
店前の装飾花、秋
店前の装飾花、冬
6月、駐車場で燕の子育て
2021/05/25 更新
2019/05 訪問
日本が誇る寿司の求道者◆天寿し 京町店
福岡県北九州市小倉北区京町3-11-9、天寿し 京町店。
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かすために、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
アルコールが置かれていない個性派店。持込もNG。
創業1939年(昭和14年)。小倉駅徒歩5分。駐車場あり。
5~6席(カウンター)。個室なし。禁煙。要予約。カード不可。サービス料、チャージなし。
おまかせ15貫 25000円(税別)。
営業時間12:30~13:30、14:00~15:30、17:30~19:00、19:30~21:00。
定休、月曜・火曜。月1回水曜休みの3連休あり。
ミシュラン2014福岡佐賀に1ブラッククーベールにて掲載あり。
2019THE TABELOG AWARD2017・2018・2019 3年連続Gold受賞。
今年度はThe Tabelog Awardの3年連続Gold受賞と合わせて、都市部以外のエリアにあるお店のうち、時間をかけてでも食べに行く価値があるとユーザー投票で得票の最も多かったお店、東日本・西日本各1店舗の内、西日本の1店、Best Regional Restaurantsに輝きました。
拍手喝采。我が街、北九州の店がと思うと感慨深いものです。
特長は、江戸前ではなく、ここ小倉で生まれた創作寿司。一貫が割烹の1つの料理のようです。
店内はカウンターだけの5席の空間。目の前には指を洗う水が流れています。
最近は水琴窟のような水音と、ヒーリングボイスがBGM。オゾン浴をしているかのような空気感。
お酒は置いてませんし持込も駄目ですが、郷に入れば。です。
天寿し京町店でしか楽しめないことを楽しむのみ。
お酒と同量くらいの飲むのではないかと言う、高い頻度で入れ替えられるお茶。
箸休め的に置かれている胡瓜。
化粧室のお香の香り。
中座すると席に戻る前に用意されて手渡しされるおしぼり。
いつもの天野さんの笑顔。
数年前ですが、エイムックから発売された本で、寿司の求道者達による仕事の本が出てました。
その中にも紹介された天野さんは、寿司の求道者。
変らないものは先代からのスピリッツ。
変ったものは時代に合わせた進化。
味の決め手は、柑橘と塩。甘い九州のシャリの味が締まり、ここでしかいただけない鮨となる。
江戸前とは別物の鮨。
天野さんご自身は、江戸前は引き算、天寿しは足し算とおっしゃる。
代名詞となった、烏賊はトビコに海胆に錦ごまと華やかな飾り切り。
熱は通っているのに痙攣している日もある車海老に、間合いを考え尽くした提供からの時間の計算が見える。
鯵に粉醤油を使う斬新さも、真似る人達は簡単でも、発案されるのは才能ある人のみ。
鯛の握りに使われる肝のペースト。こちらも進化から生まれたもの。
煮穴子を炭火で焼いて、ふわとろの食感に、こっくりと甘いツメ。
女性には半分にして食べやすくし、2つの味で。
男性は一口で頬張る。私は頬張り感が好きで男性と同じように握って貰う。
その模様を動画でどうぞ。崩れそうな、ふわとろ穴子(^^
(動画) https://www.youtube.com/watch?v=M9BaaR-HqUY&feature=youtu.be
最後の巻きも、女性には汚れないような海苔の工夫がありますよ(^^
女性に優しい店です。
年々繊細になっていくように見えます。
握りの為のお道具と言いましょうか、細やかな出来上がりなので手元に茶さじなど見受けられますし。
手元には、山葵、塩、ごま、柚子、柑橘、浅葱、生姜。煮ツメ、煮切り、出汁などを刷毛で塗り分け。
炭火が常に熾してあり、皮目を炙ったり、海老の頭を焼いたり、この炭火の使い方も天寿しに始まり、北九州の寿司らしく感じる特徴ともなって来てます。
炙ったネタと冷たいネタを重ねて温度差の妙を提供されたり。
コース中に吸い物と赤出汁。
最後に甘く冷たいデザートのような玉子と指の臭い消しに用意されるレモンスライス。
メロンと最後はお茶が変わり煎茶。
好きな人はハマり次の予約を入れますし、やはり酒を飲みながらの江戸前と言われる方も居られようかと思います。
地元で生まれた寿司の味を大事にしたく脳裏に刻みたいので、今年は毎月利用しています。
15貫と巻き。イメージは創作料理16品。
写真は季節の移り変わりが分かる入れ替わり的な内容にしました。
プロフェッショナル出演後、日に200件の予約電話が入ったそうですよ。
定期的に通う著名人の方が多いのも店の特徴。
現在、食べログ福岡3位の4.47。
北九州の店がここまで注目されるようになった立役者の天野さん。
記憶では62歳でいらっしゃったかと。まだまだ長く握ってくださいね(^^
店内
席
人気の胡瓜が置かれます
白い八重菊を思わせる烏賊
痙攣が見られる日もある熱を通した車海老
帆立にトロリとしたツメ
焼きたてふわふわの太刀魚
鯵には粉醤油とおろし生姜と白ごま
途中で椀①
吸物
途中で椀②
赤出汁
5月から海葡萄が始まってます、夏はこれが楽しみ
寿司の〆は手渡しの巻き
〆の玉子と指拭きのレモン
話の流れで、プロフェッショナルのDVDを頂くことに
プロフェッショナルのDVDにサイン貰っちゃいました♡
5月の活花
天寿しは鮪から
一貫目、宮崎の延縄、醤油で
二貫目、宮崎の延縄、塩で
途中で、鮪出汁の漬け
葱トロ巻く前
女性の手元は工夫あり
4月の活花
目の前で展開する握り
その壺の中身(天然鯛の肝)が欲しいです!
天然鯛と肝
3月まで食べられました、熱々白子!
華やかな烏賊の頭は焼いて提供
巻きの前は定番穴子、写真は男性用、女性は半分に切って二つの味で
3月の活花
シーズン最後150kg大間の鮪、一貫目は醤油二貫目は塩での提供、写真は塩のほう
〆鯖、羅臼昆布と
炙りタイラギと冷たい海胆の温度を楽しむ
鱚
2月は、1本増えたゴールドトロフィー
キラキラの縞鯵
冬はこれが楽しみ、焼きたて白子は火傷に注意ですが口内で白子リゾットに!
美味しいお茶が冷めないタイミングで出され続けます
席の前には水が流れていて、指先を洗えます
ガリは目の前の壺から好きなだけ、甘めでこれだけ漬かっているのが正
店内、とち先生の原画
天野さんの脇に息子さん、未来も楽しみになってきましたね
大ちゃん、頑張ってね!
1月の活花
入口
駐車場は店前に2台
2021/05/25 更新
2018/08 訪問
福岡ランキングTOP1 4.54◆天寿し 京町店
福岡県北九州市小倉北区京町3-11-9、天寿し 京町店。
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かすために、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
創業1939年(昭和14年)。一握入魂の寿司と店主の人柄に惹かれ通っています。
アルコールが置かれていない個性派店。持込もNG。
おまかせ15貫 25000円(税別)。小倉駅徒歩5分。駐車場あり。
5~6席(カウンター)。個室なし。禁煙。要予約。カード不可。サービス料、チャージなし。
営業時間12:30~13:30、14:00~15:30、17:30~19:00、19:30~21:00。
定休、月曜・火曜。月1回水曜休みの3連休あり。
ミシュラン2014福岡佐賀に1ブラッククーベールにて掲載あり。
THE TABELOG AWARD2018 Gold連続受賞。
現在の食べログ福岡ランキングTOP3の店に、定期的に通っています。
口福時間を与えて貰っている中、レビューアップは遅れ気味。
今月はTOP3に伺っているので遅れずに、福岡の食べログ史に残るであろう3店舗の今を順に上げます(^^
福岡ランキングTOP1 4.54、天寿し 京町店。
JR小倉駅から徒歩で行けるアクセス、AMANO BLD1階。
店のビル1階に駐車場2台。
ご存知のように、お酒は置いておらず持込もNGの特殊な店。
最近は車で出かけて、寿司を食べ家に帰って飲んでます(^^
江戸前ではなく、小倉で生まれた天寿し独特の握り。
好みが分かれるとは思いますが、私には他にない特別な店。
北九州に居る喜びを感じさせてくれる店です。
酒好きが満足できる、酒なしの店。全国の一流店との交流も深く情報を聞くのも楽しみの一つ。
ご子息が店に戻り、嬉しげな天野さん。
マイナスイオン漂う店内、店主の正面に座り、この日もワクワク。
おしぼりを渡されて、熱いお茶に始まります。
ガリはカウンターの壺にあり、好きなタイミングで好きなだけ。
店主が人気NO.1と言われる胡瓜は、食べてしまうと補充いただける。
箸は置かれてますが、椀以外は手でいただきます。
おまかせ1種、25000円(税別)15貫。
北九州の地で、その価格で年内の予約がもう取れないのですから、大したものです。
写真の並びは時系列で、お茶のタイミングも出された流れで並べてます。
8月。店前の花は真っ白なカサブランカ。
鮪、鮪漬け、烏賊、車海老、〆鯵、鮑、鱸、太刀魚、鮪和出汁漬け、鱚、鯵、真鯛、栄螺、海胆、穴子。
全15貫。途中で小さな吸物と赤出汁。
巻物と玉子焼き。最後にメロン。
この日の鮪は、大間の160kg。まだ秋刀魚を食べているので本来の味ではないが味は良い。
これをストレートに食べ、浅い漬けでいただく。
相変わらず美しい赤烏賊は、飾り切りされ海胆とトビコと京都の錦胡麻のトッピング。
江戸前では味わえない鮮度と食感の車海老は、よく動く個体と出会うと↓(動画)こうなります。
一手間はかけてあり生ではないのですけど、動くので驚きます。
(youtube) https://www.youtube.com/watch?v=j4a8tMZRO6k&feature=youtu.be
〆鯖も好きですが、〆鯵も良かったですね。昆布の細工が好きです。
鮑は初めての方には煮詰めで出されていましたが、常連組は塩で。
焼かれた太刀魚は肉厚で梅肉が合う。
他では食べられない和出汁の鮪の漬けも工夫され香り一際際立つ。
鱚は軽い昆布締め、柚子胡椒を少し入れられるようになりこれが新鮮で良い。
生の縞鯵は粉醤油とおろし生姜と胡麻で。
真鯛は皮目を炙りで。ネタの下に肝ペースト。旨味アップ。
この日の赤海胆は、藍島と安岡のミックス。
穴子は女性仕様でいただきました。
男性は一口で召し上がられ、日頃はそれでお願いしてますが、比較写真で今回は女性扱い(^^
女性は二口に分けてあり二つの味を楽しめます。
最後にトロ鉄砲を手渡しして貰い、甘くて冷してある1つ目のデザートのような玉子。
一緒に手で食べる方への配慮、匂い落としの指先用レモンスライス。
美味しい煎茶とメロンで終了。
江戸前比で甘めのシャリもガリも、この地育ちの私には他には変えられない郷土味。
アルコールが入らないので、大体1時間半ほど。
今後の北九州市の話などをつまみに、楽しい贅沢な時間でした。
やはり大好きなんですよね、天寿し 京町店。
ここに来ると、寿司に一番合うのはお茶だと思うものです。
5月利用の写真も一緒に上げます。店前の花は赤い芍薬。
鮪、烏賊、車海老、〆鯖炙り、玉珧、鮃、中トロ、太刀魚、鮪和出汁漬け、鱚、鯵、真鯛、栄螺、海胆、穴子(男性仕様)。
全15貫。途中で小さな吸物と赤出汁。
巻物と玉子焼き。最後にメロン。
この日の鮪は、沖縄の150kgでした。
鮨さいとうとの交流を伺わせる寿司皿(^^
煮切りと煮詰め以外にも刷毛塗りの出汁系が増えていますよね。
たっぷりとかけられる柑橘と塩で出されるスタイルは健在。
訪問時に次の予約を取るようにしていましたが、思うようには取れず、来年は月一予約入れました。
ご子息の成長を見守りながら通いたいと思います。
8月は、カサブランカに迎えられ
今日も宜しくお願いします
一杯目
一番人気の胡瓜から
この日の鮪は、大間の160kg
一貫目 鮪
二杯目
二貫目 鮪漬け
三貫目 赤烏賊
五貫目 〆鯵
三杯目
四貫目 車海老
鮑は初めての方に煮詰めで、常連は塩で
六貫目 鮑
七貫目 鱸
赤出汁
魚の切り身が一つ、上品な味
四杯目
八貫目 太刀魚
九貫目 和出汁漬け
十貫目 鱚
五杯目
十一貫目 縞鯵
海老頭
十二貫目 真鯛
吸物
蓴菜と切り身
六杯目
十三貫目 栄螺
十四貫目 海胆
十五貫目 穴子
七杯目
巻物
トロ鉄砲
玉子
指拭きのレモン
二番人気のメロン
煎茶とメロン
店内
食べログのゴールド2本!
5月は、赤い芍薬でした
店内
お茶①
始まります
一貫目 鮪
烏賊仕上げ中
錦胡麻で仕上げ
二貫目 烏賊
三貫目 車海老
お茶②
四貫目 〆鯖の炙り
五貫目 タイラギ
お茶③
六貫目 鮃
柑橘たっぷり
七貫目 中トロ
椀②
吸物
八貫目 太刀魚
九貫目 漬け鮪
十貫目 鱚
お茶④
十一貫目 鯵
海老頭
椀①
赤出汁
十二貫目 鯛の炙り(肝入り)
十三貫目 鮑
お茶⑤
海胆がきます
十四貫目 海胆
十五貫目 穴子(男性仕様)
トロと海葡萄
トロ鉄砲
お茶⑥
玉子
二本目のおしぼり
メロンと煎茶
2本のゴールド
店前の通り
2019/05/08 更新
2018/03 訪問
【祝】THE TABELOG AWARD2018 Gold受賞◆天寿し 京町店
北九州市小倉北区京町3-11-9、天寿し 京町店。
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かすために、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
創業1939年(昭和14年)。一握入魂の寿司と店主の人柄に惹かれ通っています。
アルコールが置かれていない個性派店。持込もNG。
おまかせ15貫 25000円。小倉駅徒歩5分。駐車場あり。
5席(カウンター)。個室なし。禁煙。要予約。カード不可。サービス料、チャージなし。
営業時間12:30~13:30、14:00~15:30、17:30~19:00、19:30~21:00。
定休、月曜・火曜。月1回水曜休みの3連休あり。
2018THE TABELOG AWARD2018 Gold受賞。
冬の間、体調で休まざる得なかった天野さん。
予約取り消しの電話を貰い心配していましたが、春になる前に元気に戻って来られました。
寿司を握られることに問題ないと言うことでホッ。
アルコールはありませんので、車で握りを食べに行きます。
ビルの1階、ビルトイン ガレージに車を停め、時間に店内に入ります。
白い胡蝶蘭が並び、心配していた天寿しファンがどれだけ居て、待っていたのかを物語ります。
コーナーにTHE TABELOG AWARD2018 Gold受賞のトロフィー。
全国で33軒のGold受賞店は大半が関東~関西。
人口の多いエリアが必然的に多くなる受賞ですが、関西より西は福岡県に2軒。
昨年に続き、2年連続のGold受賞店が福岡の北九州・小倉にあるというのは誇らしく思います。
5席のカウンター。マイナスイオンを感じる空間。
席の前で流れる手洗い用の水なのか、空調なのか、BGMなのか。
深い森の中と同じようなリラクゼーションを得ます。
お元気そうな天野さん。
寿司職人になって、こんなに休んだのは初めてと握る喜びを感じておられました。
お休みの期間中、天寿しファンの常連さんだけでなく同業者の方々がとても心配されていて。
お返しは良い仕事をすること、とおっしゃってました。
熱いお茶とおしぼり。
胡瓜と塩が置かれ、握りが始まります。
懐石のような寿司。
1貫づつ寿司皿に。
仕事がされており、そのままいただきます。私は手で…
お隣の席の関東からの方が箸を使われていて、自分が手で食べる人なのを、はたと気づいたりして(^^;
◆おまかせ 15000円(税別)
・生鮪…この日は味優先の150kgの外洋もの。
・赤身
・赤烏賊…今日も美しい!飾り包丁、錦胡麻と雲丹と飛子の定番ビジュアル。
・車海老…軽く湯通しされてますが動く尾、ぷりぷりの身。のちに焼いた頭。
・〆鯖… 刻み昆布のせ。
・玉珧…炙りのタイラギに海胆。
・平目
・太刀魚…炙りで。今日もふっくら。梅肉がのってます。
・椀…赤出汁か吸物。
・漬鮪…定番、和出汁の漬け。
・白子…シーズン最後。大きな白子で熱々。口の中で白子リゾットに。
・穴子…女性は半分にして二つの味で出されます。男性仕様でお願い。大きな一口で。ふわふわ♡
・玉子…冷されて甘い玉子焼き。
・マスクメロン…天寿し京町店の〆はこれ。
熱いお茶が冷めることなく入れ替え続けられ、最後の一杯は煎茶。
流石の配慮と居心地の良さ。
カウンター上のガリと、無くなると追加を置いて貰える胡瓜をつまみつつ、次の一貫を待つ。
小倉で生まれた、かぼすと塩でごくシンプルに味付けをする独自のスタイルの極み。
江戸前とは違う小倉の独自性。
60代の天野さんには、まだまだ長く握っていただけそう。
寿司職人のご年齢は筆頭に東京の次郎さん、金沢の弥助さん、北九州のもり田さん。
先輩方もご健在ですものね。
楽しい時間は終わりました。
10貫で15000円なんですが、大体10貫以上のサービスあり。
4月から、おまかせの量と価格が増えるそうです。
地元なのでいつでも行けると思ってましたが、遠方の方の予約も多く、今回のお休みもあり…
利用時に予約することにしました。
行きたい時の予約ってほぼ無理ですものね。
このGWに伺う予定です。
ご馳走さま。
数日後に伺います(^^
店内
カウンター席
鮪(外洋・180kg)
赤身
美味しいお茶二杯目
烏賊
車海老
車海老の頭
〆鯖
炙りタイラギと宮城の雲丹
平目
炙り太刀魚
椀
吸物
赤出汁
和出汁の漬け
シーズン最後の白子
穴子は男性仕様でお願いします♡
ふわふわ焼き穴子
玉子も楽しみ
玉子
指拭きのレモン
デザート
最後の煎茶
去年に引き続きゴールド
店内には快気祝いの胡蝶蘭の山!
2021/05/25 更新
2017/04 訪問
【祝】THE TABELOG AWARD2017 Gold受賞◆天寿し 京町店
北九州市小倉北区京町3-11-9、天寿し 京町店。
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かすために、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、その先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
カウンターのみの席数は5席。予約必須です。
お酒が置かれていない個性派店ですが、一握入魂の寿司と店主の人柄に惹かれ通っています。
小倉駅徒歩5分の路面店。駐車場あり。
営業時間12:30~15:30、17:00~21:00(20:00L.O.)。
定休・月曜。定休日の翌日の営業は16:30~
冬の間にもう一度。
と思っていたらやはり予約が混んでいて、春の席を確保していました。
お店の入口には車が二台駐車出来ます。今日は車で来ているので駐車場を利用。
駐車台数も、最大二組で5席なので、これで十分なんですよね。
店前の活花に桜。時間に入店。天野さんの変わらぬ柔和な笑顔。
THE TABELOG AWARD2017 Gold受賞のトロフィー発見!
西日本には1本しか出てないGoldトロフィー。
おめでとうございます!
その高い評価は地元レビュアーとしても、とても嬉しいことです。
個人店が5席と決め席数を増やさないのは覚悟が要ることです。
客と向き合い対話を大事にした心配りと、自らが必ず握るその姿勢に敬意を持ちます。
熱いお茶とおしぼりで迎えられ、胡瓜と塩が置かれ、今日も楽しみに大将の手元を見つめます。
◆おまかせ 15000円(税別)
・生鮪…最初に鮪が出ますが、この1貫でまず気持ちがとろけます。
・赤烏賊…一番のビジュアル。今日も美しい!
・車海老…湯通しされてますが動く尾。のちに焼いた頭。
・〆鯖… 刻み昆布のせ。
・帆立…肉厚の貝柱に甘い煮詰め。
・平目…肝のせ。
・太刀魚…今日もふっくら。梅肉が味のポイント。
・漬鮪…和出汁の漬けも、ここ天寿し京町店ならでは。
・鱚の昆布〆
・椀…赤出汁か吸物。赤出汁にしました。具はジュンサイと白身。
・河豚の白子…シーズン最後に間に合いました。
・穴子…女性は半分にして二つの味でいただけるのですが、男性仕様の一口にして貰っています。フワフワ!
・トロ鉄砲…もう出てました。夏を待たずして、プチプチの海葡萄と濃厚なトロの二重層。
・玉子…甘いしっかり系の玉子焼き。
・マスクメロン…天寿し京町店の〆はこれ(^^
熱いお茶が途切れることなく入れ替えられ、カウンター上のガリをいただき、次の一貫を待つ。
今日のネタは天寿しスタンダード。
お酒の大好きな方と二人で来ていました。
お誘いしたものの、お酒なしでこの価格で満足いただけるか…
食事後の彼女の輝く笑顔と、お礼の言葉が全てを物語っていました。良かった(^^
天野さんに、THE TABELOG AWARD2017 Gold受賞の授賞式典のことを伺ったり、気になるお店のことを伺ったり。
楽しい時間はあっと言う間でした。
先代の天寿し創業は昭和14年(1939年)。
地元で生まれた、かぼすと塩でごくシンプルに味付けをする独自のスタイル。
ここまでよく高められたものだと思います。
何処にもない寿司。私は大好きなんですけど、江戸前好きの方は好みが分かれそうです。
今では全国にその名を知られる存在。
北九州の小倉にありて、全国から人を呼べるお店です。
THE TABELOG AWARD2017 Gold受賞、おめでとうございます!
席
生鮪
烏賊
車海老
〆鯖
帆立
海老頭
平目
太刀魚
美味しいお茶は常に熱い状態で入れ替え
漬鮪
鱚
椀
赤出汁
技に見入る
今シーズン最後の白子
穴子
今年出始めの海葡萄
トロ鉄砲
玉子
いつものメロン
ご馳走さまでした
店内
2018/04/30 更新
2016/03 訪問
柑橘・塩で食べさせる小倉の創作寿司◆天寿し 京町店(店主・天野功さん)
北九州市小倉の天寿し 京町店。
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かすために、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、その先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
このような繊細で緻密な創作寿司は、まずお目にかかれません。
カウンターのみの席数は5席。予約必須です。
お酒が置かれていない個性派店ですが、一握入魂の寿司と店主の人柄に惹かれ通ってしまいます。
小倉駅徒歩5分ほどの路面店。
営業時間12:30~15:30、17:00~21:00(20:00L.O)。
定休・月曜。定休日の翌日の営業は16:30~
3月に4名で利用。今シーズンの白子が終わる頃と思っての訪問。丁度その時でした。
本日も10貫 15000円(税別)。白子の軍艦が抜群に美味しかった。
写真数も多いので1枚だけ追加します。数字にカウントされない最後に手渡しされた手巻き。
嗚呼、幸福、口福*。♡
店内アプローチにクッキングパパの原画と思われるものが上品に掛けられていました。
(掲載誌モーニング・作うえやまとち)
うえやま先生も通ってらっしゃるのですね~
本日もご馳走さまでした(^^
(2015/11)
11月に仲間と利用しました。
お店を貸切りで。
と言っても5席のお店です。満席利用です。
10貫 15000円(税別)の世界。お酒はなく飲物は用意されるお茶だけ。
利用すると分かる10貫以上の価値。
今回は初利用の方々とだったのでスタンダードな寿司の流れ。
回数利用をしていると変化をつけてくれます。
変わらぬ配慮と人柄に和んでゆく店内。写真を少し足しました。
枻(えい)出版社から発売されている「寿司のこころ」。
日本が誇る、寿司の求道者として10名10店の紹介がされてます。
寿司好きには面白い本です。
天寿し京町店の天野さんも6Pに渡り紹介されています。
創業は昭和14年(1939年)。
九州産のとびきりの食材の持ち味を存分に愉しめる店。
かぼすと塩でごくシンプルに味付けをする独自のスタイルが評判を呼ぶようになる。
今では全国にその名を知られる存在へ。
そう始まり、最後に写真に添えられたコメント。
天野さんにとって理想の寿司をお尋ね。
「親父が握る寿司だね。生涯かかっても超えられないよ」と教えてくれました。
ブレません、天野さん(^^
(2014/05)
今年になって価格が変わっています。
天野さんの新しいチャレンジがスタートしました。
今回写真は変化が分かるように久しぶりに全て並べました。
◆10貫 15000円(税別)
・生鮪
・赤烏賊
・車海老
・〆鯖
・揚巻貝
・鱚の昆布〆
・甘鯛に梅
・和出汁の漬け鮪
・河豚の白子
・穴子
5席には多くて二組。
ゆっくりと食べてもらえる環境配慮が最大です。
ここの席に感じるのはオゾン浴のような清々しさ。
室温に気を配られ寒そうであれば膝にブランケット。
おしぼりが出されお茶が入り、席の前のカウンターに胡瓜と塩。
仕事が十分された一貫は、一品の料理のように扱われ出てきます。
この日は、定置網にかかった生鮪から。
店主との会話を楽しみながら味わっていきます。
後半で、椀物を吸い物と赤出汁から選びます。
大きすぎて食べづらい穴子は、女性には半分サイズで2貫用意。
得した気分になりますネ(笑
10貫ですが、最後にトロ鉄砲を手渡されました。
もう海葡萄が出てますか。
こちらのオリジナルだと思いますが絶品。美味しいです!
追加せずに、新形態を堪能。
〆の玉子とメロンは、私にはダブルスイーツです。
この量でも十分。満足です。
一貫の力が強くなった気がします。
単純に一貫幾らで割り切れない空気感。サービス、付加価値。
やっぱり私は天野功さんの世界感の大ファン。
この価格で、お酒を出さない店で、小倉で2か月先まで全国から予約が入ってるのは流石。
予約の入っていない時間帯を探して、また参ります。
(2013/10)
時間が出来ると食べに行きたくなる、天寿し京町店。
予約満席で最近は3回に1回しか行けないくらいですが、行き過ぎずに丁度良いのかもしれません。
すっかり有名になられて、案の定来年発売予定のミシュラン調査が。
ご自分のスタイルがあるので、掲載をお断りされたそうですが拒否権はないと返されたそう。
写真が載らないだけだとか。
でしたら一緒なので撮影写真をお使いになって結構ですということになったそうです。
掲載と言えば、クッキングパパでも絶賛されていた海ぶどうとトロの巻物「トロ鉄砲」。
(講談社 モーニング2013 NO.40)
今年の夏からお目見えで何度かいただきましたが、抜群に美味しかったです!
トロの脂のコクを海葡萄がサッパリと押さえてくれて、海苔の香りにプチプチとした食感。
今年はシーズンが終わりましたが、来夏も食べたい逸品。
店主 天野さん。
料理人を目指す若者の中で、寿司職人が少ないのを、夢が持てないからだと苦悩中。
先代の天寿しがそうであったように、寿司の価値が上がるよう、北九州の小倉で認められるか思案。
来年は素材とお値段に変革をされるのかも。そんなお話も最近聞きました。
今のままでも私は良いお店だと思うのですが、将来を見ていくのも経営者のお仕事ですものネ。
頑張ってください。
(2012/12)
先月、今月と訪問しましたので、ちょっとだけ写真追加。
ちょっとだけ内容を記します。共に夜利用。
7貫6000円(税別)、14貫12000円(税別)が目安です。
◆11月
鮪、烏賊、海老、しめ鯖、帆立、河豚、太刀魚、鮪の出汁漬け、キス、鰆、カワハギの肝和え、鮑、海胆、穴子。
14貫食べて追加で、白子と蟹。
◆12月
鮪、烏賊、海老、しめ鯖、赤貝、カワハギの肝和え、太刀魚、鮪の出汁漬け、キス、鯵、サザエ、赤ムツ、白子、穴子。
14貫食べて追加で河豚。
毎回、柑橘香る胡瓜の付け合せと、お吸い物か赤だし、〆に玉とメロン。
通して粉茶〆に煎茶のスタイルです。
お手洗いには御香が焚かれ、利用後は温かいお絞りを持ったスタッフさんが待っています。
店内滞在時間に、お客が如何に快適に過ごすか。
そこに心を砕かれてるのが、天野さんらしいなぁっていつも思います。
今年の食べ納めも満足でした。
ご馳走様でした!
(2012/04)
北九州市小倉の天寿し 京町店。
本日も、お酒は置いてないけども絶品のお寿司をいただきに。
今年から気持ちお値段上がってます。
予約時の電話で予算の話をされる際、ご確認ください。
お昼利用です。
お店の前の活花は桜。時期ですね。
店内の雰囲気は相変わらず良い感じ。
贅沢な5席のカウンターに座り、心清らかにいただきます!
◆大間の鮪、烏賊、車海老、しめ鯖、牡蠣、アラ、太刀魚、鮪の出汁漬け、キス、鯵、サザエ、河豚の白子、赤むつ、穴子。
一貫追加で、カワハギの肝和え。
お吸物に、玉子焼き、メロン。
嗚呼、美味しかった!!写真は牡蠣1点のみ追加しました。
牡蠣、絶品でした。
ゆっくり炭火で焼かれて燻製のように香り豊か。
でも柔らかで味が凝縮されてて。
(2011/11)
北九州市小倉の天寿し 京町店。
小倉駅から歩ける場所なのですが、お酒を置かない店なので車での訪問も多い、大好きなお店です。
お店の前には、駐車場2台分。最近は5席しか使われないので、駐車場の台数もこれで十分ですね。
本日は、天寿しさんは初めてのゲストさんとの訪問。
いつもの超快適空間と、ご主人の笑顔。楽しみな時間の始まりです。
柑橘の絞られた胡瓜が常に前に置かれ、これも美味しくて食べ過ぎてしまいます。
本日も14貫握ってもらいました。予算10000円(税別)。
写真は100点しか枠が無いので、数点づつのアップにします。
◆生鮪、烏賊、海老、〆鯖、帆立、アラ、太刀魚、漬鮪、キス、鯵、サザエ、真鯛、河豚の白子、穴子
大間の170kg級の鮪からスタート。
今回は雲丹の苦手なゲストの為にようやく握れるサイズとなった、白子が使用されました。
じっくり焼かれて出されましたが、熱いので気をつけてくださいとの話通り、アッツアツ!
中身はトロリと濃厚。口の中でシャリと混ざってリゾットのよう。至福です。
お吸い物、玉子、メロンをいつもの通りいただいて、大満足。
ご主人から、こんな写真が出てきたんですよ…
と、先代の写真を見せて貰いました。
セピア色の写真の先代は、生き生きと自信に満ちた表情をされていました。
天寿しで職人をされている時代のもり田のご主人がご一緒に。
時代を感じる一枚。
近く、弥助ご一行さんが食べに来られるとのこと。
同行ゲストも満足され、本日の心配りも感動モノ。
やはり素晴らしいお店だと再認識。
(2011/09)
北九州市小倉の天寿し 京町店。
他県から来られたゲストと一緒に行ってきました。今回も14貫10000円(税別)。
写真は一貫だけ足しました。やっぱり大好きなお店です。
何度行っても飽きませんし、こちらのお店へ行くために、お仕事頑張ろう♪
と思えます。
(2011/08)
北九州市小倉駅から徒歩圏内の天寿し 京町店。
地元の誇る創作寿司店。
地元の私、ここのお寿司が大好きで、ご主人の人柄が大好きで。
訪問がとても楽しみです。
この日も予約をして出かけました。
人気店ですが、お酒を置かれていないので、お客さんの入れ替わりは比較的早い。
一日のどこかに席が空いてる時間があったりします。
予約が取れなかった場合は空いてる時間を聞くと、意外にとれます。
ビル1階。入口の暖簾の横には、いつも時期の活け花。
店内に入ると、席まで雰囲気のあるアプローチ。
今日も5席のための空間が完全な状態で用意され、ご主人の笑顔。
席に座れば、気遣いのブランケット。天使の声に聞こえるBGM。
予約時に予算の打ち合わせがあり、お酒が置いていないことを告げられます。
写真は出されたもの全部でなく定番ネタの好きなものと、旬のネタの一部です。
◆生鮪、烏賊、海老、小鯵の〆もの、帆立、鱸、太刀魚、漬鮪、春子(子鯛)の〆もの、鯵、サザエ、鶏魚(いさき)、海胆、穴子
計14貫。
美味しい胡瓜が箸休めで出されます。
食べたら補充して貰えます。
ガリは陶器の容器入りでカウンターに置いてあります。
北九州らしい甘い味付け。これが好き。
寿しの素材が良いのは勿論ですが、ご主人の創作の一手間で、華やかで独創的な美しさに。
カウンターへ置かれたら、そのまま食べられる仕事がされてます。
生鮪はそのままで。
烏賊はいつものように美しい飾り包丁が入ってます。
雲丹や錦胡麻で彩られ湯通しされているのに海老は痙攣。
小鯵の〆モノの上には茗荷と羅臼昆布が添えてあり…
後半で、お吸い物か赤出しを好みでいただけて、最後は玉子焼きとメロンで〆。
今日も大満足!!!
凄いのは、ご主人の向上心。
こんなに完成度が高いのに、更なるサービス向上を常に勉強されています。
ジャンル広く有名店へ行き、交流し勉強したいと言われ実行されてます。
この日の箸置きが駒。
可愛いなぁと思って聞いてみると、金沢の名店 小松弥助のご主人と行き来、金沢で購入されたとか。
天寿しのご主人は、先代の味を守り、先代の理想を追い求められてます。
ご主人の寿しを食べ話をしていると孔子の論語を思い出します。
子路第十三の二十三「子曰、君子和而不同、小人同而不和」
斯くありたいですね。
敬意を持ちます。
(2010/10)
北九州市の創作寿司、天寿し 京町店。
前回訪問の1週間後、再訪問です。
前にお隣で召し上がっておられた、おばあちゃま。
食べていらしたネタが美味しそうだったので、それらをいただきに。
予約も出来まして時間通りに訪問。
今回、初めて母を連れて行きました。私の飲酒DNAは母から。
母は、お酒の置いてないお店には行かないのです。
美味しいから!
お酒は後から!
と、説得をして連行。
今日も清潔な店内。
お茶目な母を中心に握ってもらいました。
先週来ていた私達とは違うネタで。
写真は今日も一部です。
大間の鮪、烏賊、車海老、しめ鯖、ホタテ、河豚、太刀魚、鮪の出汁漬け、小鯛の〆物、車海老の焼いた頭、瀬つけ鯵、サザエ、アラ、海胆、穴子、コハダ、お吸物、玉子焼き、メロン。
以上10000円也(税別)。
今日は良い一番出汁がとれたのでと一押しだったお吸物。
絶品でした。
その出汁で作られた玉子焼きは、母絶賛!
私は河豚が食べられて幸福。
アラは脂がのって美味しかったです。
山葵は苦手!と言う母に快くサビ抜き対応してくださったり。
終盤「もう食べられない」と言う母にシャリを小さくして下さり。
「もう本当に満腹で無理」と言いながら、美味しそうなネタを見るとオネダリ。
結局全て食べた母。
お酒なしで大満足していました。
母に楽しかったと言って下さった、天野さん。
有難うございます。
美味しかったです、ご馳走様でした。
(2010/10)
北九州市小倉北区の天寿し 京町店。
北九州の創作寿司店として名が通ってます。
ロケで北九州に来られていた「海猿」の俳優さん方。
利用されてTV番組で忘れられないお店として紹介されてました。
わ!これは予約が取れないかも…と心配してましたが、2回目のチャレンジで訪問。
今日もカウンター5席は予約で埋ってました。
席に着くとブランケット。
そして、お茶。
お酒はありません。
でも、お酒がなくても通いたい、別格のお店。
訪問出来てワクワクです。
おしぼりで手を拭いて写真の許可もいただいて、さぁいただきます。
前に掲載済みのネタは写りの良かったものだけ追加しました。
一貫目が生マグロのカマ。
「カマはあまり寿しには使われないと思うのですが、今日のは良いので」と。
うん!美味しい!!!
次に烏賊。
湯通しされてるのに動く海老。
しめ鯖。カワハギの肝の軍艦。ホタテに煮詰めが塗られたもの。太刀魚。
海老の頭は焼いて出されます。
ただただ、黙って味わうのみ。
私は、こちらでお鮨にお箸を使ったことがないです。
カウンターに置かれた鮨を手で。それが美味しい。
錦胡麻の彩りを綺麗!と見惚れたり、柑橘類の絞り汁の酸味を愉しんだり。
フリーズドライの粉醤油が利用されているものは、醤油の味より前に魚の味。なるほど。
後半です。
マグロの出汁漬け。キス。玄海の瀬つけ鯵。サザエ。真鯛。山口の雲丹。穴子。
途中で出される椀の量はあえて少なめ。
お寿司の〆に甘い玉子焼きとマスクメロン。
シャリの大きさ、シャリの温度も好みです。炙りモノも良い。
一貫が一つの料理。
嗚呼、芸術の域!!
美味しかった!!!
お隣は一人で来られていた、おばあちゃま。
美味しい美味しい、と私よりも沢山召し上がられて。
7貫5000円(税別)が目安です。
本日も14貫10000円(税別)でした。
ご馳走様でした。
(2009/12)
北九州市小倉北区の天寿し。
駅近で、交通の便は良いのです。
お酒を置かない店なので、車で向かいました。
予約時には、お酒がないことを告げられます。
とても気遣いをされる頭の低い素晴らしい人柄のご主人。
店内は、手洗いの水が流れるカウンター席のみ。
縁ある人に造ってもらって駅前店が出来るまで保管していたという看板。
その金箔文字が合う店内の配色。
寿司店ゆえ店内の温度を高くしないため、用意されているブランケット。
席に座ると気持ちの良い期待が湧きます。
◆烏賊、海老、鮪、〆鯖、帆立、平目、太刀魚。まず、7貫。
烏賊に七色の胡麻が振ってあります。京の錦胡麻。天然色とのこと。
海老は湯通しされているネタが動くので驚きます。
頭は焼かれて出されます。本当に美味。
鮪は津軽の生。
いつもの箸休めの胡瓜と塩。
これが美味しくてガリは食べずに胡瓜ばかり。
まだ食べられます。次を握って貰いました。
◆鮪漬け、鱚、鯵、鮑、赤むつ、海胆、穴子。次の7貫です。
鮪は出汁漬け。鯵は玄ちゃん鯵。玄海のブランド鯵です。
これにはフリーズドライのパウダー醤油と錦胡麻が使われていました。
素晴らしい探究心。
穴子は、女性のみ半分に切って出してくださいます。
14貫。お腹一杯。
お吸物、赤出汁は二人分です。汁椀も絶品。
玉子とメロンをいただいて、大満足。
毎回感動します。ご馳走様でした。
今日も最高でした。
白子が美味しい時期になったら、またお伺いします!
(2008/09)
天寿しへ行って来ました。お店に入るとカウンター6席の贅沢な空間です。
「楽しみにして来ました!」と伝えますと「頑張ります」と店主、天野さん。
ご自分よりも若い客に対しても、とても丁寧な物腰の方です。
席に座るとひざ掛けのブランケットを渡されました。
店内は冷房が効いており優しい心遣いです。
店内は清潔で綺麗。
手洗い用の少量の水が席の前に流れており、スマートでこれも嬉しい。
7貫5000円(税別)。
14貫までは違うネタと伺いました。
1カウンターに一貫づつ置かれます。
そのままで食べられるように一仕事されて出されます。
旬のネタに、ひと手間繊細な趣が添えてあり心が伝わってくるような出され方でした。
マグロにしても塩と漬けの二種類を食べさせて貰いました。
塩も珍しいですし、漬けもマグロの出汁漬けとのこと。
出汁の香る漬けもはじめて。
割りたてのウニの軍艦は、臭みが全くなく甘い。
「すし屋と言っても、漁師さんと魚屋さんが居なければ何にも出来ないんですよ」
なんて謙虚なお話も。
〆鯖や太刀魚の炙り。湯通しされた車海老と香ばしく焼かれた頭。
サザエのオクラ乗せ。煮詰めの塗られた帆立の貝柱などなど。
ペロリと食してしまいました。
カウンターには胡瓜と塩が置かれてましたが、箸休めにこれが美味いんですね。
ご主人も「うちの一番人気です」なんて笑っておられましたが。
シャリは小さめ甘めで、ネタは柑橘系・塩系の味が印象に残りました。
山葵量も合わせてくれ、かなり良い気持ちで14貫いただきました。
お茶も常に熱いものに替えてもらって、美味しくいただけました。
最後に甘い玉子焼きとメロン。大満足でした。
お酒は置いておられませ。
その分お客さんには楽しんで貰おうと言う気持ちが伝わってきました。
私は飲む方ですが、途中飲みたいと思いませんでした。
純粋に寿しを楽しんだ気がします。
また予約をとって伺いたいと思います。
本日の〆に渡された手巻き。膝にはお店配慮のブランケット
始まります
1貫目、中トロ(大間の鮪180kg)
2貫目、烏賊(美しい飾切り、雲丹・トビッコ・錦胡麻のトッピング)
6貫目、平目(肝と紅葉おろしをのせた大好きな定番)
10貫後の玉子、甘い九州の味
最後に指で食べる方が大半なので、臭い消しの指拭きレモン(実際は生臭さは無いですけど)
寿司後はお茶が変わり、お煎茶
枻出版社から
入口暖簾
外観
駐車場の看板
其の一、生鮪
其の二、赤烏賊
其の三、車海老
車海老の頭
常にカウンターに置かれる胡瓜と塩
其の四、〆鯖
其の五、揚巻貝
高い頻度で入れ替えられる粉茶
其の六、鱚の昆布締め
其の七、甘鯛に飛び梅
其の八、和出汁の漬け鮪
椀は、吸い物か赤出汁
赤出汁、じゅんさいと三つ葉の茎に一口の白身
其の九、今シーズン最後の白子
其の十、焼き穴子
アンコールせずとも、トロ鉄砲
玉子
メロンと最後のお茶、煎茶
手元
暖簾
(2013年→)14貫12000円・税別。追加の絶品、トロてっぽう
クッキングパパで紹介されているトロてっぽう
うおーっ めちゃくちゃうまーい!!・・・KCになったら買おうっと
14貫12000円(税別)。平目肝のせ
2012年のとある日。お値段上がりました。7貫6000円・税別、14貫12000円・税別が目安。写真は焼き牡蠣、絶品
2011年のとある日。14貫10000円(税別・旧価格)。写真は初めていただいた河豚の焼き白子、至福❤
14貫12000円(税別)、和出汁の漬け
関東比で甘いガリの味も、地元の味
店内
席
2011年のとある日。14貫10000円・税別(旧価格)。写真1枚、鮪・烏賊
2011年のとある日。14貫10000円・税別(旧価格)。写真は一部。佐渡の生鮪
今日も綺麗な烏賊
定番、帆立。甘い煮詰めが塗られて
鱸、ふわりと紫蘇の香り
太刀魚ふっくら
漬鮪、和出汁漬なのが特徴
春子の〆もの
旬の鶏魚
軍艦ではない海胆
女性の穴子、食べやすく分けて、かつ二種の味で
男性の穴子
今日のメロンもいつもの厳選!
お茶も最後は粉茶系から変わります。お煎茶でスッキリ
今日の箸置きは駒。粋ですね
2010年のとある日、この日14貫で10000円(税別・旧価格)、4貫だけ撮影、定番烏賊
綺麗な〆鯖
唸る旨さのカワハギの肝和え
旬だった真鯛、錦胡麻で化粧
山口岩国、安岡の海胆
お吸物か、赤だしが用意されます
席のセット
店内カウンター、横は予約の入っている席でした
笑顔のご主人(掲載了解)
入口にはいつも季節ものが活けてあります
外観、ビルの1階です
2009年のある日、時系列で全部写真→ 箸休めに用意され続ける胡瓜
常に気遣われるお茶は、入替が頻繁にあり冷めたものを飲ませない
7貫5000円(税別)、14貫10000円(税別・旧価格)。1貫目、烏賊
2貫目、海老
3貫目、鮪
4貫目、〆鯖
5貫目、帆立
6貫目、平目
海老頭
7貫目、太刀魚
8貫目、鮪漬け
9貫目、鱚
10貫目、鯵
汁椀二種から選択。吸物
もしくは、赤出汁
11貫目、栄螺
追加、赤ムツ
追加、海胆
14貫目、穴子
〆に玉
指拭きにと最後に出されるレモンスライス
デザート、マスクメロン
2022/09/23 更新
福岡県北九州市小倉北区京町3-11-9、天寿し 京町店。
先代が北九州の上質な魚の旨みを生かす、塩と柑橘類の酸味でネタを食べさせる画期的な握りを考案。
店主 天野功さんは、先代の志を受け継ぎ一貫だけで味が完結する小宇宙のような握りを提供。
アルコールが置かれていない個性派寿司店。持込もNG。
小倉駅徒歩5分。駐車場あり。6席(カウンター)。個室なし。禁煙。要予約。カード可。
おまかせ 35000円(税別)。
営業時間12:30~13:30、14:00~15:30、17:30~19:00、19:30~21:00。
定休、月曜・火曜。
ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にて一つ星★獲得。
THE TABELOG AWARD2017~2022、6年連続Gold受賞。
6年連続の食べログアワードGold受賞、不動の福岡NO.1店です。
店内に燦然と輝く6本のゴールドトロフィー。
天野さんの存在感さながら神々しい。北九州レビュアーとしても誉れです。
この日は夜の一回転目。
カウンター席の空間は、オゾン浴をしてるかのような水辺の空気感。
ヒーリング音楽が、その雰囲気を高めます。
おまかせのコースは、38500円(税込)。
追加しなければ、金額はこれ以上も以下もなし。
おしぼり・指拭きが用意され、席の前には指先を洗うことの出来る水が滴り流れています。
カウンター上には甘酢のガリの壷。丸い小皿に取って好きなだけどうぞ、です。
寿司皿に置かれ、補充される箸休め的な人気の胡瓜と塩。
店主 天野さんの配慮ある確認でスタート。
苦手なもの、アレルギー、山葵の量、柚子胡椒の量、シャリの量。
合わせて握れるのが鮨の強み、全部言ってくださいね、と常に声が掛かります。
ここでしか食べられない、酒なし握りコースの始まりです。
<おまかせコース>
・本鮪…北海道 戸井、中トロ 漬け
・本鮪…北海道 戸井、大トロ 塩
・椀…吸物、鯛 …美味!
・烏賊…店の代名詞、雲丹、飛子、錦胡麻
・車海老…頭は炭火焼で提供
・真鯖…炭火炙り、羅臼昆布、茗荷
・煮蛤…軍艦 (海苔モノは三代目)
・アラ
・太刀魚…分厚い、炭火焼き、柚子胡椒、梅肉
・鮪…鮪のアラの和出汁漬け
・鱚…昆布〆
・赤海胆…軍艦 (海苔モノは三代目)
・鰆
・椀…赤出汁、蓴菜の食感が合う
・栄螺…炭火焼き、オクラ
・鯛…鯛の裏濾し肝、紅葉おろし
・穴子…女性は二口にして、二つの味でのサービス
・トロ鉄砲…本鮪中落ち、海葡萄、プチプチ食感と仄かな塩味が良い (海苔モノは三代目)
・玉子
・デザート…マスクメロン、最後のお茶は煎茶
コースの最中、常に熱々の美味しいお茶が入れ替えられ振る舞われます。
会話に始まり会話に終わる、楽しませて貰えた1時間半。
ご一緒した方は初めての方々でしたが、お連れする方に合わせての会話幅は流石。
話に夢中で「蛤の軍艦」と「鯖の握り」の写真を撮り忘れてる(゚∀゚)!!シマッタ…
今回も一貫入魂の創作寿司は素晴らしかった。
一貫一貫が、作品そのもの。
海苔モノは三代目の大ちゃんが握るようになり、横で見守ったり離れてみたりの天野さん。
寿司屋のプライドと40余年のキャリアと進化をし続ける終わりのない世界。
素人である我々が価格込みでどれだけ理解できるか、楽しめるかなのだろうなと思います。
ご婦人は敵に回すなが先代の教えと、女性には特に優しい天野さん。
穴子や巻きの海苔配慮は、相変わらずでした。
SNS時代、知って来られる方が大半となったとの話でしたが、私の認知は口コミ。
十数年前の当時「宇宙一旨い寿司屋が小倉にあるから!」そう聞いたのが始まり。
そんな話もさせて貰いました。
THE TABELOG AWARD2022 公式本にも、福岡県では近松と並びページを割いて紹介されていましたね。
小倉の天寿し 京町店のスペシャリテが赤烏賊なら、薬院の近松のスペシャリテは槍烏賊。
見た目も食感も全く違う烏賊の握りですが、どちらも技量の高さを烏賊を通じて分かり易く知ることが出来ます。
足し算と引き算。方向性は真逆の二つのお店ですが、店主同士の仲が良くていらっしゃるのが印象的。
福岡と言う土地の良さを実感。
長くレビューさせていただいている間に、書き手の環境も変わりました。
食べログの再訪レビューが上げられるようになったのは、ここ6年のこと。
かつては同じレビューに書き足しを続け、コメ欄にも限界が来たものです(長い方は懐かしい話かと)。
こちらは、すでに私がレビューする必要もない認知も高い超人気店となられました。
再訪レビューが出来るようになった2017年からは、年1のレビューをさせていただいてます。
握り続ける限り深化されるであろう天野さんには、70代、80代と握っていただきたい。
そして三代目には、店を任せられるその日まで横で支えて貰いたい。
そんな風に思った今回の利用でした。