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夜の点数:4.2
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料理・味 4.5
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|サービス 3.5
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク 4.5
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[ 料理・味4.5
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| サービス3.5
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| 雰囲気4.0
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク4.5 ]
念願のウニクレソン!生ウニどっさり、鉄板の魔法にとろけた夜 — ひろしま丸かじり 中ちゃん
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2025/11/08 更新
ずっと前から行きたかったお店だった。
旅のたびに「次こそ行こう」と思いながら、タイミングが合わずに見送ってきた“広島の名店”。
ついにこの夜、念願叶って「ひろしま丸かじり 中ちゃん」へ。
金曜の夜、薬研堀の路地を抜けた先。看板の下にはすでに人の列。
18時半で大行列。
この行列さえも、今日はなんだか嬉しい。だって、ずっと来たかったお店だから。
暖簾をくぐると、ふわっと漂うバターとソースの香り。
カウンターの奥で鉄板が熱を帯び、ジュウジュウという音が心を弾ませる。
昭和レトロな雰囲気に包まれた店内で、念願の席に座った瞬間、「やっと来られた」という想いが込み上げてきた。
最初の一杯は、地元ドリンク“チチヤス”を使ったチー坊サワー。
ほんのり甘酸っぱくて、広島の夜のはじまりにぴったり。
続けて芋焼酎のソーダ割を頼み、目の前の鉄板をじっと見つめる。
待ち焦がれた“ウニクレソン”が焼かれる瞬間を、逃すまいと。
まず登場したのはカキバター(ハーフ)。
ぷりっぷりの大粒の牡蠣が鉄板の上で跳ね、バターがじゅわっと広がる。
焼けた香りがたまらなくて、思わず箸を伸ばした瞬間、外は香ばしく中はとろけるクリーミーさ。
広島の海の恵みをそのまま閉じ込めたような濃厚な旨み。
「これよ、これを食べたかったの!」と心の中で叫んでいた。
そして、ついに登場—ウニクレソン。
鉄板の上でクレソンがしんなりしたところへ、店主が豪快に生ウニをどさっと投入。
その瞬間、湯気とともに立ち上がるバター醤油の香りが店中を包み込む。
生ウニはたっぷり。というより、“これでもか!”というくらい贅沢に盛られていて、まさにウニの海。
クレソンのほろ苦さ、ウニの濃厚な甘み、そして香ばしいバター。
レモンを少し絞ると味がキュッと締まり、添えられたバゲットにウニバターを吸わせて頬張ると、もう言葉が出ない。
ずっと夢見ていた味が、目の前の鉄板で現実になった瞬間だった。
〆はもちろん、お好み焼きスペシャル(そば入り)。
鉄板の上でカリカリに焼かれる生麺の音がたまらなく心地よい。
焼き上がったお好み焼きは、外はパリッ、中はふんわり。
キャベツの甘み、豚バラの旨み、そしてあのソースの香ばしさが重なって、ひと口ごとに感動。
とくにパリパリのそばが最高で、ソースとの相性が完璧。
広島に来て、この味を食べずして帰れない。
カウンター越しに見える鉄板の輝き、焼ける音、そしてお客さんの笑顔。
すべてがこの店の“ごちそう”なんだと思う。
外に出ると、夜風が気持ちよくて、振り返るとまだ行列が続いていた。
あの鉄板の熱気が、まるで余韻のように体に残っている。
やっと叶った念願の「中ちゃん」。
生ウニたっぷりのウニクレソンも、ぷりぷりのカキバターも、パリパリ麺のお好み焼きも、全部が想像以上。
次に広島を訪れたときも、またこの鉄板の前であの香りを感じたい。
“念願叶って訪れた夜”が、こんなに美味しく、こんなに幸せだなんて。