一昨年の冬に博多や有田・伊万里、太宰府などを旅しました。
その時以来、すっかり九州の魅力にとりつかれてしまい、「次はもっと南に行ってみたい」と強く思いました。
ゴールデンウィークならきっと気候もよく、ベストシーズンでしょう。
今までのゴールデンウィークの旅の中ではもっとも遠くまで行きました。
とは言いましても、カレンダーの並びや宿や飛行機の空き状況の関係で、連休前半4/28-4/30までの二泊三日の強行軍。
二泊3日で、1日目仙台~福岡~熊本 2日目 熊本~阿蘇~湯布院~別府 3日目 別府~日田~鳥栖~福岡~仙台
という、行程です。私もちょっと自信がありませんでしたが、とにかくスタートです。
今回は、仙台から福岡までの直行便は往路・復路ともに取れず、伊丹での乗り継ぎとなりました。
福岡から九州の中の移動はレンタカーです。ETCカードも忘れずに持って・・・
1日目は、とにかく暑かった。移動だけで疲れてしまい・・・熊本城の見学もそこそこに、お城前の商店街でやっていたイベントの出店をのぞいたりしたのち、「桂花ラーメン」さんで太平燕をいただいて・・ホテルにチェックインして、寝てしまいました。
二日目。今回のメインの目的であった「阿蘇山」の「草千里」へ。
熊本市内からは1時間くらいです。国語の教科書に出てきた三好達治氏の詩を読んで以来、ずっと行ってみたかった「草千里ヶ浜」です。
標高が高いためか、まだ草は伸び始めといったところでした。
それでも東北では絶対に見られない、こんもりと丸く草ばかり生えたなだらかな山並みは、雄大でかつ穏やかな眺めです・・・この景色を見られて本当に良かったと思います。
草千里には、観光客向けの乗馬用の馬がたくさん飼われていて、私も5分間の乗馬体験を楽しみました。
馬に揺られながら・・・草原の上を駆け抜ける風を感じるのはなかなか最高です。
隣接するレストハウスの「阿蘇ジャージー乳のソフトクリーム」も美味しかったです。
草千里を後にして、阿蘇駅に隣接する「道の駅あそ」と、「夢の湯」という日帰り温泉に向かいました。
降りてくる途中の草原はすべて放牧地で、傾斜している草原にたくさんの牛や馬が草を食んでいて・・・見ていてゆったりと和みます。
「道の駅阿蘇」は、野菜や果物、お総菜や弁当が種類豊富です。お客でごった返していたのでそうそうに後にして・・・
日帰り温泉「夢の湯」へ。
JR阿蘇駅から徒歩2分。地元の方も観光客も来られるようです。(入浴料が市民の方とそれ以外の方で異なります。もちろん私は市民以外の400円を。でも安いですよね)
少し奥まった位置にあるためか、道の駅とは打って変わって空いています。
ピカピカな建物と浴槽、透明で癖がなさそうだけれど、じわじわ効くお湯もとても良かったです。この温泉は当たりです。
次に、「大観望」へ向かいます。ちょうど湯布院への通り道ですし。ここの眺めはほんとうに絶景です。360度の大パノラマ、屏風を立てたようなすり鉢状の稜線に囲まれたところに、阿蘇市は位置していることが一目でわかります。すごい眺めです。
久住連山の静かな山の中の道を2時間弱走り・・・湯布院へ。
ここはもう、人・人・人です。人が多すぎて駐車場を探すのも歩くのも一苦労でした。友達や同僚へのお土産を物色したのち・・・
ガイドブックに載っていた、「山のホテル夢想園」へ。少し離れた郊外にある高級温泉旅館ですが、日帰りもやっています。
ここはもうホントに最高でした。露天からの眺め、日本庭園の美しさ、スタッフの方の対応・・・いつか友達と一緒に泊まってみたいです。
気をよくして・・今回の宿泊地、別府の鉄輪温泉(かんなわおんせん)へ。
少しまだ早いので、別府の街並や海沿いをドライブ。大きな椰子の木の街路樹、東北のものよりも色も大きさも桁違いのツツジ。南国ムードの町ですね。
街中は緑が多くて高い建物は少なく、懐かしい感じです。「別府タワー」も昭和チックでなかなか良い味出してました。