お盆休みを利用して、今年夏の山旅も北アルプスへやってきました。
夜明け前に自宅を出発して、のんびり、東北道~磐越道~北陸道を経由して、長野県白馬村まで参りました。
白馬村の「丸金旅館」さんに前泊し、翌朝7時に、ロープウェイへ乗り込み・・・リフトを乗り継いで、八方山荘前からスタートです。
(晴れた夏の早朝の白馬村は、北アルプスの美しく雄大な山容がどーんとそびえるのが見えて、壮観です。それに、オリンピックのジャンプ台も麓に大きく見えていて、それは心が躍ります。)
八方池までは、一応、観光客でも歩行可能な遊歩道、ということになっていますが、サンダルやヒールでは危険な木道や階段、岩場です。
コースタイムは2時間とありますが、のんびり歩いても1時間半で到着です。
青空と山を映して綺麗な八方池、実に写真写りが良いです(笑)
この日は、丸山ケルンまで行く計画。(唐松岳山頂までの日帰り往復は、往復7時間くらいで、体力のない私にはきついかな・・と。)
八方池から先は、登山装備が必要、とどのガイドブックにもあります。
お天気がよければ、ひどい悪路や難所はないのですが、斜度がきついところもありますし、なんと言ってもここは北アルプスの高山なので、天気の急変等への対応を考えても、登山装備は必須なのかと思いました。
樹林帯の途中の斜度のきつーいところ。ここは色々な高山植物が咲く、緑豊かな場所でした。
この日、下界の松本は猛暑日。山の上とはいえ、紫外線・日差しが超・強烈でじりじりします。
それに、久しぶりの山歩きで少しからだがなまっています。
とはいえ、足は痛くないし、心臓もそれほど・・・にも関わらず、すぐに息が上がってしまう。
空気が薄いからなのでしょうか。ふと周りを見ると、たくさんいた登山客の多くが私と同じような状態でした。
そろそろ嫌になってきた頃・・・突然現れた、大雪渓。
ここは、ほぼ一年中雪が残る場所だそうで。
いやあ、良い涼みスポットです。涼しくて爽やか。八月に見る真っ白な雪、実に気持ちいいです。雪遊びをしている子ども達の姿もありました。
雪渓近くには初夏に咲くはずの、チングルマやイワカガミ、コマクサ、ニッコウキスゲなども咲いていて、嬉しいですね。
ここから丸山ケルンまではあと一息。
30分ほどで到着です。
広い尾根から目の前にどーん、と見える北アルプスの巨峰・・・白馬岳、五龍岳、不帰キレットetc..
雄大で、峻険で・・凄い眺めです。
大きなザックを担いでいる方も多く、あの方達くらいの上級者になればあの稜線を縦走できるのかなあ、と思いました。
広い平坦なところを選んで、お弁当タイム(笑)
旅館の方に作っていただいた、おにぎり弁当、最高に美味しいです!
今年も北アルプスの山に来られたことに感謝します。健康(自分も家族も)、仕事、休み、すべて揃わないと来られませんからね。
帰りの八方池は、家族連れの方が目立ち、大賑わいでした。やはり人気の観光地(自然散策路)なのですね。
日本に北アルプスがあるって素晴らしいなあ。
下山してから、白馬五竜植物園麓のお土産やさんでいただいた、「波田のカット西瓜」が本当に最高に美味しかった!