2回
2010/07 訪問
いいお店は立地ではないのだなあ♪~上野『コーダリー』
(2010.4)
リーズナブルなお値段、お味そして私の言葉で伝わるワインの好み…
色々な要素が嬉しいお店です。
私にとって上野は便利な場所ではありません。
けれど最近ではこちらのお店が私の選択肢によく登場します。
相変わらず嬉しい価格でいただくお料理はどれもなかなかしっかりしたもの。
見せていただくワインリストもコンパクトながらとても楽しい品揃え。
この日いただいたアルザスのピノも、素敵な香りとともにいただける、飲み疲れしない1本。
良いヴィンテージならでは、ビオならではのしっかりした凝縮感が嬉しい1本です。
「あ~、また再訪するな」と確信するのは、私にとってはこういうポイントなのかもしれません。
「自分の言葉でしっかり意図が伝わる」ってやっぱり得難いことです。
お伝えした好みと予算に見合う素敵なものをチョイスして下さること間違いなし、と思えるのは嬉しいことです。
(2009年11月)
本日はプリフィックスのランチコース2800円(税金、サービス料も込み!)で、スープ、前菜、メイン、デザート、プチフールをいただきました。
ランチも十分美味しかったものの味付けの繊細さ、という点ではディナーかしら。
ランチもボリュームはすごかったです。
ワインの予約をしたわけではなかったのですが、一言添えたことを覚えてくださりありがとうございます。
取り置きしてくださったボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーとっても美味しかったです!
次回うかがうとしたら・・・個人的にはやっぱりディナーがお勧め。
(以下2009年4月)
本当にこんなところに評判のフレンチが・・・?
と思わせる湯島は、大通りから1本入ったところに位置する「コーダリー」。
ソムリエが開いたこちらのお店は、16席と小さなお店ながら連日満席が続く人気店です。
今回初めて訪問し、またいつか再訪したい!と思ったのは、主に3つのポイントが魅力的だったからです。
①店内のレイアウト
奥に長い店内では、他のお客さんが左右に並ぶレイアウト。
小さな空間なのに、周りからの雑音を気にせず、自分たちのテーブルに集中できるのは、どの席に座っても、視界に他のお客様が入りにくいせいだと思うのです。
お料理を楽しむ要素の一つが会話。
それを十分に堪能できます。
②ソムリエさんのスタンス
ソムリエさんですから、ワインの知識が豊富なのはもちろんです。
こちらのソムリエさんは、お客様の望むワイン(味だけでなく、予算も)を察知する能力が高かったという印象を持ちました。
6人でボトル5本をいただきましたが、私たちの決めたストーリーに乗っかって、その上で申し分のないワインを選んでくださいました。
多謝!
③コストパフォーマンス
コースで8000円くらい出せば、本日のクオリティ、ポーションのフレンチを味わうことが可能かもしれません。
しかし、それをこちらのお店では税込み、サービス料込みの4950円で提供しています。
その分の予算をワインに回して素敵な夜をお過ごしください!というお店のメッセージと解釈し、存分にワインも堪能させていただきました。
●本日心に残ったお皿
アミューズの3品盛り。
えっと、これって、前菜ですか?というくらい充実のアミューズ。
写真でご覧くださいね。
●本日のお会計
酒豪系の方11000円、ノーマル系の方10000円
●ひとこと
いいお店は立地ではない。立地で劣る分、サービスに磨きがかかることもある。今日のお店はそんなことを実感させてくれるお店でした。
湯島の住宅街、女性で連日賑わうフレンチ、コーダリーは、お財布にも胃にもそしてハートにも優しいプチメゾンでした。
16席のお店を借り切って、いつか私の管理するコミュニティのイベントをするのもいいかな、なんて思わせてくれる素敵な1軒でした。
アミューズブーシュ
前菜~赤ピーマンにたらのすり身をIN
本日お勧め前菜はサーモンとホタテの低温蒸し
ホロホロ鳥プレゼ
牛フィレ肉と野菜のグリル
本日の鮮魚料理は3種の魚のグリルを盛り合わせ
もち豚のコンフィとワワサイ、ベーコン巻きのグリルとマッシュポテト
デザート盛り合わせ
プティフール
アミューズとして・・・?キャロットのポタージュ
ポーチドエッグをサーモンで包んだものにそば粉のガレットを乗せて
えぞ鹿のすね肉のじ~っくり煮込んだもの
紅茶のサヴァラン
2016/03/03 更新
およそ8年ぶりの訪問のコーダリー
かつて数回訪れたお店の中で、ある日ふともう一度再訪したいなと思わせるお店に気が付くのは、いつもたいてい食べログ側のシステム変更等のなせる業
こちらは、リーズナブルなお値段、それにあわせるワインの提案が素敵だったこと、高いお値段を出せば素敵なワインが出てくることは知りつつも、ある程度の中で素敵なものを提案してくれる、そんなワインに対するサービスや感度もとても好きだったお店
結果としてこの日のお食事も大満足
こんな感じ、とお伝えして、その通りの味わいのワインが提供されることって実はすごいこと
飲み手の経験値や嗜好によって、アジャストするのが感性だと思うのですが、そこがとてもフィットした結果、お食事もワインも楽しめる素敵な会食を相変わらずリーズナブルな1万円チョイで楽しませていただきました。
余談ですが、直近で行きたいお店をブックマークしていても、記憶の中に埋もれているお店を思い出すのは自発的にはなかなか難しい
けれど、食べログのシステム変更によってこれまでの訪問履歴が一気に「保存」になってしまった際に、本当に「保存」に残しておきたいお店を再整理するきっかけをいただきました。
本当に食とともに色々な思い出を重ねてきたことも同時に思い出しました。
ありがとうございます。
いただいたのは、以下のお料理たち。
シャンパーニュのあと、白赤1本ずつボトルを楽しみました
ベーコンのフラン
ラビオリの上に燻製のサーモン
ホロホロ鶏のバロティーヌ(中にごぼう)、ごぼうのフリット、手前にえのき、レンコン
牛テールの赤ワイン煮、手前にほほ肉、奥にジャガイモのピューレ
バニラとりんごのスープ、紅玉のサバラン
ミニャルディーズ
時を経てなおしっくり来るレストランは、とても貴重な存在。
こちらは、この日も満席で、私ごときが行かなくても決してなくなることはないように思えましたが
でもでも、万が一にもそんなことがないように、定期的に訪問できれば、そんな風に思った久しぶりの再訪
ご近所にお勤めの皆様たちとともに、私も時には少し足を延ばしていければ、そんな風に感じました。
本日もありがとうございます。
楽しい時間も顕在でした。