うりこさんが投稿したハジメ(大阪/肥後橋)の口コミ詳細

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うりこの夢見るレストラン、恋するレストラン ~ 世界中のすべてのワインが好き♪

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この口コミは、うりこさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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リニューアルハジメ肥後橋、渡辺橋、淀屋橋/フレンチ、ヨーロッパ料理、創作料理

1

  • 夜の点数:4.5

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP -
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2010/11 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク4.5

あ~、幸せだな。心からそう感じました~大阪『HAJIME RESTAURANT GASTRONOMIQUE OSAKA JAPON 』

(2010.7)
あと2~3年後にもう一度行ってみたいな、そう感じた初訪問は去年の秋のこと。
それは、これから先、きっと大きく変化するであろうシェフのイメージが私の好奇心を刺激したから。
その向上心溢れるまなざしに、遥か遥か高みを目指し上っていく姿が想像できたから。
ここは私にとってふたつの初めてをもたらしてくれた場所。
初めて、シェフの存在を感じながらお皿をいただいたお店。
初めて、意識的に大阪でいただいたフレンチ。

そんな特別なお店に再びお邪魔できるのはとても幸運なこと。
頑張った自分に対するご褒美を兼ね、7月某日に再訪を。
訪問が決まった時から、その特別感にワクワクしながら。

記憶の中にかすかに残るお店の方。
初めてお会いするマダム。
迎えられてお店に足を踏み入れる瞬間から、接客が心地よいのは本当に素敵なこと。

こちらのお店に訪問するなら、女性の装いは黒、それでなければ潔く白。
それが私の抱いたイメージ。
この日は、そんな感覚に沿ったシンプルドレスをまとって訪問。
まずはそれが間違っていなかった(多分)と感じ、一安心。
装いに込めたのは、大切に思う素敵なお店です、の敬意のメッセージ。

こちらには三ツ星から連想される完成されたお皿があります。
いつかそんなお皿をきっちり味わえるようになりたい、とは思うもののその点で今の私は役不足。
だから、お皿に寄り添うワイン選びは頑張りたいな、と。
お皿に合うのはもちろん、ご一緒する方の好みを勘案したワイン選びができれば多少は存在意義もあるかしら、と。

そんな想いで選んだワインと共に味わったお皿は以下の通り。
(まずはシャンパーニュとともに味わうアミューズ、1品目は南仏のお料理だそう。トーストの上にヒラメ、そして玉ねぎのコンフィと黒オリーブ。玉ねぎの甘味がなぜかこの日の気持ちとリンクしたように感じた1品。「少しは」女性らしく過ごしたいわ、という気持ち。)

(2品目のアミューズは、定番の1品だそう。半熟たまご、桃のピューレ、クリームをどうぞ一緒に召し上がれ、と。)

(3品目のアミューズは、ハマグリの入った一品、下はバージンオイルのゼリー。とても爽やかな味わいが夏らしくて素敵です。)

(前回もとても感動したお野菜のプレート。酸味、甘味、塩味、苦み等様々な野菜だけでもバラエティあふれるお味ですが、添えられている色とりどりのソース等によってさらに多彩に変化するその味わい。合わせたムルソーは、フレッシュで軽やかなお味ながら、香りはバニラを思わせるほどに華やかで甘やかな1本。そのアンバランスな構成をこのお皿、そして、次のお皿に合わせます。)

(こちらは大分のスズキ。皮目はパリッと身はしっとりと仕上げたもの。オマールのソースも素敵です。泡にはアーモンドの香り。少し温度の上がった白ワインと香り、味ともにフィットするお皿。そのフィット感に心の中で「やった!」とガッツポーズ。)

(次にオーダーしたのは、私にとって意味のある年のボルドーワイン。デキャンタージュしてからしばらく時間はかかりますが、徐々に感じられる柔らかさ。ある意味人生の転換点だった年のワイン。合わせたのはお皿だけではありません。自己満足の世界ですが、今の自分自身そしてご一緒した方へのエールを重ねました。この時点ではまだちょっと強いワインと共にいただくのはシンプルに塩で焼いたフォワグラです。)

(続いてシンプルにカブとトリュフの組み合わせ。トリュフが少しだけ赤ワインとのフィット感を高めてくれたかしら?と思った一品)

(随分柔らかくなってきたワインと合わせていただくのはホロホロ鶏。酢漬けのエシャロット、水分を抜いたヨーグルトなどが添えられた面白いお皿。ホロホロ鶏のしっとり感、やわらかさ、それらが高い技術に支えられたものと教えていただいたお皿。なお、ポーションをかなり落としてもらっているので、ご注意ください。)

(チーズは、ワインを意識してチョイス。シェーブルだけは自分の好みで比較的若めのものからいただきました)

(ポップコーンと書かれた面白いアヴァンデセール)

(チョコレートが苦手な私のためにご用意いただいた?デザート。枇杷の実に低圧でシロップを浸透させまして、カルダモンのアイスを添えていただいたもの)

本当は2~3年後に再訪を果たす予定だったこちらのお店。
意外と早い再訪にもかかわらず感じたシェフの変化。
何事にも疎い私でもはっきりわかったのは、お皿に、お会いしたシェフに感じた前回以上の余裕と優しさ。
私ごときの感覚で生意気かもしれませんが。

そして今回特に魅力を感じたのは、お店のサービス。
柔らかく、人情味があって、けれど決してなれなれしくない、距離感がしっかり確立された温かいサービス。
マダムからいただく素敵で素朴なサービスを筆頭に、お店の方一人一人が大切に大切におもてなしをして下さったおかげ。

あ~幸せだな。
心からそう感じた再訪の時。
お店の皆さんに見送られながらお店を後にする瞬間、私を満たしたのはじわじわと体内に広がっていく幸福感。
それは本当に温かい幸福感。

心残りはただひとつの忘れ物。
手元に残るはずだったのは、最高の笑顔を収めた幸福な時間の写真。
だからまた行かなくちゃ。

いつかここに一緒に行こうね、と言いつつも大阪は近いようで遠い場所。
約束が果たされるまでの時間はそれなりに長いものでした。
思い切って…ここに来れて良かったな。
頑張った自分に対するご褒美を兼ねて過ごした至福の時間。
頑張った結果が誰かの幸せにもつながっていますように♪

(2009.10)旅行してでも行きたかったお店〜大阪『Hajime Restaurant Gastronomique』
もう二度と訪問できなくなってしまうかもしれない。
そう思ったのは訪問1ヵ月半前。
運よく電話1回で予約が取れ、念願の訪問。

たくさんの花束に迎えられるように店内に足を踏み入れたのは、大阪で唯一三ツ星獲得のニュースが流れた直後。
すでに「全てのお日にちともディナーは満席を頂戴しております。」となってしまった日のことでした。

もしもミシュランが発売されてしまったら・・・
あのお店に星が付いてしまったら・・・
という懸念はお店にとっては最高の形(?)で現実のものとなったわけですが、その前に訪問の機会を持てて良かった!

今回の訪問で一番印象に残ったのは、米田肇というシェフの存在。

メニューに書かれた長いメッセージからディナータイムは始まります。
そこには作り手の熱い想いが記載されています。
運ばれるどのお皿にも独創的かつリアルタイムのご自身の世界観を表現しようと試みている気迫を感じます。
今までここまではっきりとシェフの想いを感じながら食事をしたことのない私にとって、こちらで過ごした3時間半はとても貴重な体験となりました。

最後にご挨拶に出てきてくださったシェフは、とても若く、実直そうな線の細い方でした。
お料理からは、高みを目指すぎらぎらとした上昇志向のようなものも感じたのですが、そういうものはご自身の奥深くにしまわれているかのような優しい印象。
また、静かだけど情熱的な研究者のイメージもお皿から感じられたのですが、それはお会いしたシェフからはっきり読み取れたように感じました。

こちらのお店はオープンしてまだ1年ちょっと。
今後もどんどん成長し、変化していくことでしょう。
なかなか予約は難しそうですが、3年くらいしたらまた是非うかがってみたいです。
この若いシェフの熱い想いがどういうお皿に表現されるのか、その変化がとても楽しみです。
またその変化を感じられるよう自身の味覚も磨いておきたいな、と思いました。

今回いただいたワインは以下の通り。
まずは、「NVAlfredGratienBrutRose」をグラスで(2500円。サ料10%別。)。
続いて「2004MeursaultGenevrieres(1erCru)/DomaineBouchardPere&Fils」と「1999Mazy-Chambertin/DomaineHenriRebourseau」をそれぞれハーフボトルでいただきました。

いただいたお料理は以下の通り。
なお、それぞれのタイミングでお皿に合わせたパンが5種類出てきました。

まずはアミューズとして3品。
(あこうをビスケットの上に乗せたもの)

(半熟の黄身に桃のピューレ等をかけたもの)

(ローストしたホタテの下にりんごを刻んで酸味をつけたバターソース)

(とうもろこしの粉末アイスが添えられた前菜は、ピューレ等も含めると105種類の野菜を使ったもの。色々な味を楽しんでくださいとのことで、食べ方は自由な一皿。)

(アマダイの皮目のみを揚げる感覚でローストし、身は低温でローストした柔らかい食感のお魚料理。ソースは3種のかんきつ類を使った酸味のあるもの)

(ジャガイモをごく薄スライスにして作ったものの間にフォアグラ。ハジメ風フォアグラのタルティーヌ)

(熱いかぼちゃのソースをかけたのは、冷たいトリュフのソース。温度差を楽しむ一品。)

(私のお皿はポーション調整のため、ベーコンのようですが、鴨肉のロースト。普通の方は鴨のステーキといえるくらいのきちんとした分量で出てきます。)

(チーズの盛り合わせ。大好きな白カビ、ウォッシュ、シェーブルをいただきました。)

(シモツケソウのアイス。泡は蜂蜜から。)

(カカオバターのムースとコーヒーの香りのするアイス&クッキー)

(プチフール色々)

アイディアと気迫に溢れたお料理。
評価は4かしら?とも思いましたが、私史上一番の気迫に4.5としました。
また行きますね、の想いもこめて。

  • トーストの上にヒラメ、そして玉ねぎのコンフィと黒オリーブ

  • 半熟たまご、桃のピューレ、クリームをどうぞ一緒に召し上がれ、と

  • ハマグリの入った一品、下はバージンオイルのゼリー

  • 前回もとても感動したお野菜のプレート

  • 大分のスズキ。皮目はパリッと身はしっとりと

  • シンプルに塩で焼いたフォワグラ

  • シンプルにカブとトリュフの組み合わせ

  • ホロホロ鶏。酢漬けのエシャロット、水分を抜いたヨーグルトなどが添えられ

  • チーズは、ワインを意識してチョイス

  • ポップコーンと書かれた面白いアヴァンデセール

  • 枇杷の実に低圧でシロップを浸透させまして、カルダモンのアイスを添えて

2015/01/20 更新

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