1回
2012/06 訪問
夢のような現実を〜表参道「ラ・ロシェル南青山店」
最初の一口は、小平のきゅうりと、生ハムを使って、そして、クレーム・ド・トリュフ
三つのお楽しみは、左側が透明なガスパチョ、そしてその中にピーマン、キュウリと帆立の燻製を入れて。真中は、エピスで華やかな香りを添えたシラスのフライ、右側はカボチャのスープの中に、鴨の胸肉のローストとお
(最初のオードブルは、イカ墨のジュレ、トマトのマリネ、海老のムースには新玉ねぎの甘さやキャビアがアクセント、ソースは海老を活かして
2番目のオードブルは、大好きなエスカルゴを使って
低温で火入れしたノドグロ
メインは、ホロホロ鶏。左は紫ジャガイモ、白い小豆や黒キャベツで彩りがとてもきれい
カモミールのグラニテ
右側は梨のジュレ、ピスタチオ付きのパルフェにはゆずの香りのアクセント、左側は梨のコンポートで上に蜂蜜ミルクの泡
ラストデセールは、木イチゴのカスタードシューとカボチャのシューです
アマダイに3種のバジルの風味とクスクスのピュレ
最後に、ブラックベリー、プラムなどベリーたっぷりのパイです
2012/09/09 更新
(2012・6)ふるさとのできる日~南青山「ラ・ロシェル」
長年過ごした場所を離れる日。
それは、新しいふるさとができる日。
そんな人生の中で何度もない記念日には…ぜひとっておきのお店で過ごして欲しい。
綺麗なだけじゃない、美味しいだけじゃない。
今日が特別だよって、貴方が特別だよって扱ってくれる場所。
だから、この日はこちらを選択。
お世話になった方のその日を祝っていただきました。
いただいたお料理の中で写真を残すのは、本日はこの一枚のみ。
気軽に行けるお店ではありませんが、何かあった時に訪れたい。
そんな素敵な場所を持っていることを幸せだと思った初夏の一日。
本日もありがとうございます。
たくさんの笑顔を作っていただきました。
(2012.2)イベントに訪問
2月某日、久しぶりに訪れたのは、狙ったわけではなく、たまたま記念ディナーの日のこと。
これもきっと何かの縁と、踏み入れたのはいつもとはだいぶ違ったお店の中。
レストランというより式場のイメージ。
ウェディング利用も多いと聞いているこちらのお店。
きっとその時、会場はこんな風にコーディネートされるのだろうな、と思います。
いつもの丸テーブルに、この日は、6人で合い席(と言いますか?)。
この日のお皿に合わせた(という)4種のワインを待ちわびている空のグラスが、テーブル狭しとぎっしり並びます。
オーナーシェフと石井シェフの共演の夕べ、楽しんだお皿は、以下の通りです。
ボルドー産白アスパラを桜海老の香りとキャビアで(石井さん)、シャラン産鴨肉のタルタルにオレンジのパルファン(坂井さん)
北海道生うにのフラン仕立てに白ミル貝と聖護院カブのソースで(坂井さん)、赤ビーツのコンソメにブレスさんの若鶏と生ハムを入れて(石井さん)、ブルターニュ産オマール海老のコンソメとムース(石井さん)
カオール産のフォアグラと茸を根セロリセルフィーユの味覚で(石井さん)
日本海真鯛のベーコン巻きロティーと白子のフリット、黄カブを添えて酸味のあるコキヤージュのケッパー風味(坂井さん)
エゾ鹿のフィレ肉をゆっくり日をいれ、股肉を春巻きの皮で包み、黒トリュフのエレガントな香りで(石井さん)
大きな金柑とみかんにイタリアンパセリのアイスクリームと軽い洋ナシの風味を乗せて
デザート類は省略
いつもとはかなり雰囲気を異にしたこの日のイベント。
これはこれで楽しいものですが、落ち着いたディナー、ゆったり楽しむワイン…そんないつもの楽しみ方がやっぱりちょっと恋しいかな。
また季節が変わる頃、きっとお邪魔します。
楽しいイベントをありがとうございました。
(2011・9再訪)
9月某日、ディナータイム。
これで3度目となった同店への訪問。
このお店にあるのは、精緻な構成の上に、絶妙なバランスで成立しているお皿。
それを一番の楽しみに訪問するお客様がたくさんいらっしゃる中で…
相変わらず、お目当てのワインを楽しみに訪問している私。
今日いただくのは、珍しく白ワイン。
そして、味わいがとても個性的な1本です。
初めての平日訪問だったこの日。
休日より客層が落ち着いているように感じるのは、ビジネスマン利用が多いからでしょうか。
いつもにも増して、しっとりした雰囲気を感じながら、この日は以下のお皿を楽しみました。
(最初の一口は、小平のきゅうりと、生ハムを使って、そして、クレーム・ド・トリュフ)
(三つのお楽しみは、左側が透明なガスパチョ、そしてその中にピーマン、キュウリと帆立の燻製を入れて。真中は、エピスで華やかな香りを添えたシラスのフライ、右側はカボチャのスープの中に、鴨の胸肉のローストとお米で作った麺を揚げたもの)
(最初のオードブルは、イカ墨のジュレ、トマトのマリネ、海老のムースには新玉ねぎの甘さやキャビアがアクセント、ソースは海老を活かして)
(2番目のオードブルは、大好きなエスカルゴを使って。使われたセップ茸はソテーと蒸したものの味わいの違いを感じられるように仕上げたお皿。グリーンピースのジュレ、下にはポレンタがしっかりと脇役。エスカルゴのフライに使っているのは、パートブリックを細く切ったもの。ベトラブの上にフライした丸いエスカルゴ、その上の焼きトマトさんのアクセントはゴマとエスカルゴバター。なお、白いお花はニラの花。ベトラブの上のエスカルゴの丸いフライにはトマトと)
(低温で火入れしたノドグロ。添えられたムースには、海老、帆立、イカのムース。ユウガオのブレゼとオゼイユを散りばめて。ズッキーニの花とラタトュイユが少し南欧アクセント。ソースはレモン果汁ベースにクリーム、バターを使ったもの)
(メインは、ホロホロ鶏。左は紫ジャガイモ、白い小豆や黒キャベツで彩りがとてもきれい)
(カモミールのグラニテ)
(右側は梨のジュレ、ピスタチオ付きのパルフェにはゆずの香りのアクセント、左側は梨のコンポートで上に蜂蜜ミルクの泡)
(ラストデセールは、木イチゴのカスタードシューとカボチャのシューです)
う~ん…毎回工夫がいっぱいあって、メモを取りきれないのが悲しい…
けれど、美味しく楽しい記憶がいつまでも大切な思い出に残ればいいのかしら?なんて(^^;
今宵も楽しい時間をありがとうございます。
またひとつ、思い出をいただきました。
次回のお約束が今から楽しみです。
(2011.8再訪)
初訪問時にお約束した2回目のディナー。
楽しみに待ったその再訪は、8月のとある日のこと。
ふわ~り優しいお皿たちに合わせたのは、厳選した?ワイン。
明るさの中におしとやかな繊細さを感じさせるブルゴーニュのワイン。
ワインがあって、お皿がある。
そんな贅沢な楽しみ方を許していただけるお店でこの日味わったお皿から2点のみご紹介。
(アマダイに3種のバジルの風味とクスクスのピュレ)
(最後に、ブラックベリー、プラムなどベリーたっぷりのパイです)
本当に「ふわ~り」の語感がぴったり来るこちらのお店。
次回は来月。
その日がとても楽しみです☆
(2011.6)
グルメサイトのレストラン検索で何度もお見かけしたこちらのお店。
けれど、これまで私の心をあまりキャッチしなかったのは、いくつかの支店の存在のせい。
こちら南青山店のほか、渋谷店、溜池山王店など同じ名前が付いたお店の存在がもたらすのは、良く言えば安心感。
けれど…私が無知なせいかもしれませんが、それぞれのお店に個性を感じることが難しくなってしまい…あえて訪問する機会を作らずに、ここまで来てしまいました。
そんなお店に訪問するきっかけは、例によって提案から。
レストランで過ごす時間は、日によって、お皿によって、そして、ご一緒する人によって大きく彩りを変えるもの。
私と過ごすディナーの時間、そんな提案をいただいたから。
教会と同じ敷地内にあるこちらのお店。
数少ない土日の営業日には、かつてこちらのレストランで挙式をなさった大勢の新婚さんたち。
記念日の1日を本当に大切そうに過ごす皆さまの中に混じって、何でもない普通の1日を記念日のように大切に過ごそうとお店に足を踏み入れました。
肩の凝らない程度にドレスアップして向かった表参道。
楽しい時間の始まりは、コーナーのテーブル席で。
口の中でほろほろと溶けて行くような優しい味わいのお皿たち。
そこに秘めた精緻な構成は、残念ながら今の私にはハイレベル過ぎて理解できません。
けれど入門者の私でも、包み込むような優しさに素直に嬉しさを感じられるお皿たち。
出会ったのはそんなお皿たちでした。
十分素敵なレストランを、とても素敵なレストランに変えたのは、見せていただいたワインリスト。
見つめているうちにあっという間に時間が過ぎたそのリスト。
ワインがないフレンチなんて…と、つい言ってしまいたくなるほど私好み。
とても素敵なレストランを、必ず再訪するレストランに変えたのは、そんな私の楽しみ方を本当に喜んで下さった方々の存在。
この日選んだワインは、乾杯のシャンパーニュの後に、珍しくボルドー。
世界中のすべてのワインを愛しているけれど、こういうお店でいただくボルドー、ブルゴーニュにはやはり特別な魅力を感じます。
いただいたコースは12,600円(サ10%別途)。
出てきたのは以下のお皿たち。
最初のアミューズ
エクルビス&スナップエンドウ豆のブイヨンにフレッシュ・アマンドを入れて
編み笠茸とアスパラガスにエスカルゴのフライをアンサンブルにして
ヒラメを二つの味覚に変化させて
鴨さんの写真は省略して・・・
フロマージュで残るワインを
お口直しのデザートの後にパイナップルと抹茶(だったかな?)のアイス
レモンのパルファンに3種のハーブ
楽しい時間はあっという間。
一瞬で過ぎ去った4時間は、こちらのレストランに魅了された何よりの証拠。
絶対に再訪するレストランが、再訪予定ありのレストランに変わったのは、そんな時の流れを感じた時。
ワインが好きです。
ワインを囲みながらゆっくり過ごすひと時が好きです。
そんな時間が心地良ければ、そこは私にとって再訪確実なレストランです。
だから、タイトルは「ありがとう」。
次のお約束なしには帰れない、そんなお店に出会ったのは、とても久しぶりのこと。
この空間に私というパーツを当てはめて下さったその嬉しい想像力。
永遠なんてものは存在しないから、幸せな時間には一生懸命向き合っていたい。
そんな時間を過ごしました。