『食べログレビューと食事』P. Eaterさんの日記

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よく、食べログをやっている方がおっしゃること。

「レビューをしようと思っていると、食事を楽しめなくなる。」

これは自分にとっては良くわからない。レビューをしようと思っている時ほど本気で目の前の料理と向き合っている。料理から自分が何を見つけられるのか、料理人が料理を作っているときに何を考えていたのか等といったことを感じ取るための集中力が普段の何倍にもなり、アドレナリンを無制限に放出しているようなトランス状態になる。レビューをすることを前提に食べているときのほうが格段に料理の内容も覚えている。これぞ食事の醍醐味ではないだろうか、と思ってしまう。

ただ、「レビューをしようと思っていると、『目の前にいる人との』食事を楽しめなくなる。」

ということであれば良くわかる。皿に集中している人間との会話ほど面白くないものはないから。

自分も、昔食事をしている時に、私よりも鳩の方に興味があるのね、と言われ、言葉を失ったこともある(当時は食べログなんかやっていなかったのにもかかわらず)。

まあ、一緒に食事をする人間に迷惑をかけないためにも、(レビューアー同士の食事ということでもない限り)レビューをすることを前提に食事をしてはいけないのかもしれないな。




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