P. Eaterさんが投稿したリストランテ ラ・バリック トウキョウ(東京/江戸川橋)の口コミ詳細

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リストランテ ラ・バリック トウキョウ江戸川橋、神楽坂、茗荷谷/イタリアン

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2008/06 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

行って納得・今話題のイタリアン

江戸川橋の裏通りの一軒家レストラン。入り口を探すのにやや苦戦してしまうような奥まった場所にエントランスがある。土間から赤い絨毯がしいてある部屋に土足で上がるスタイル(こういうスタイル戸惑ってしまう)。内装は、床の絨毯及びオレンジのタイル部分以外は床の間があったりする落ち着いた和テイスト。一階には16席。二階には個室がある模様。

サービス陣は坂田さんはさすがのオーラと包み込むような温かさ。若い男性はやや固め、坂田さんのスムーズさを目指してほしいかな。

コースは6000円台のシチリア料理コース、8500円のプリフィックス及び12000円のお任せコースの3種。シチリア料理コースのほうは、ライスコロッケ等かなり典型的なシチリアのお皿が並んでいたが、シェフの修行先を聞いて、シチリアの名前があがっていなかったので、なんとなくパスし、プリフィックスコースを選ぶことにした。料理は、全体的に、かなり食感、香り等細部にいたるまで意識が行き渡っている感じ。ここまでの実力のある料理人の方だと、やはりお任せが気になる。坂田さんが惚れ込んだのも無理はない。

以前のレビューには、ワインリストはないとあったが、今では完備されていたし、とにかく変化し続けているお店。定期的な来訪は必須だろう(予約が取れれば。。。)。

料理の各論は以下の通り。

小さな一口パンの突き出し

一口サイズのパンに酢漬けのキャベツと自家製ハムを細かく裁断したもの。一口で食べて、キャベツの食感が面白いかも、このうまみは何だろう、とか言っているうちに飲み込んでしまって、なくなってしまった。まさに一瞬の小さな喜び。

キスのフリットの突き出し

二皿目の突き出し。こういうおまけ的なサービスにどうしても喜んでしまう。ソラマメとキスのフリット。やや茶色く揚げ色がついたソラマメのフリットから食べるようにとのお勧めがある。ソラマメはうまみがしっかり凝縮していて、また少しうれしさを感じる。そして、薄い小麦粉のみの衣できれいにふっくら揚げられたキスもおいしいが、しっかりとワインビネガーを効かせたたまねぎのソースにびっくり。ワインビネガーの強烈な酸味が、キスのふんわりした印象を一陣の風により運び去ってしまうような印象。これから暑くなる季節にぴったりのフリット。

メジマグロと根菜のサラダ(冷前菜)

ここからが正式スタート。大きくカットされたマグロは、赤身だがしっかりうまみが感じられ、柔らかだけれども弾力のあるリッチな歯ごたえ。そこに人参、チコリ等様々な野菜が添えられている。根菜はそれぞれ異なる厚さ、サイズに切られていて、様々なシャキシャキ感がマグロの歯ごたえと好対照となっている。下に敷いてある透明に光っているツマのような細切りの野菜も美しく、おいしい。大根?にしては香りがあるな、と思っていると、セロリの千切りとのこと。かなり水に晒しているようで、たっぷりと水を吸って、セロリの香りより、食感重視。この重層的な歯ごたえに、からすみと揚げたパン粉がかかって、がりがりとした塩分を感じる新たな食感が加わり、ノックアウト寸前。ソースにはイタリアの魚醤のガルムが使われており、からすみのうまみを倍増。本当に計算が行き届いた楽しい一品。

トリッパの煮込みのグラタン風、ミントの香り(温前菜)(料理名はちょっと違うかもしれないが、そういう印象)

今日のボニッシモはこちら。しっかりとやわらかーく煮込んだトリッパになんとモッツアレラブッファラがかかっている。トマト系のうまみたっぷりで、やわらかくなりきったトリッパにむしろ食感をプラスしているモッツアレッラの弾力。そこにさわやかさ、というより突然の陰性の香りという強いアクセントを与えるミント。食感と香りの驚きのダブルパンチで完全にノックアウト。ちょっと泣きそうになってしまった。

岩がきのショートパスタ(パスタの名前を忘れてしまった!調べてもあまり出てこない。。手打ちパスタ、長さ4センチ、直径7,8ミリくらいで、イメージとしては手のひらでころころ転がして作る感じ。両はじは細くなっている)← 追記:「トロフィエ」でした。。

緩めのバジルのソース(どことなくスープのような)、松の実、と岩がき(そんなにごろごろ大きな塊が入っているわけではない)がモチモチしたパスタとあわされている。そこにまた驚きのレタス。レタスのシャキシャキ感が加わり、やはりすごいな、と関心。

馬肉のローストバローロソース

本日、残念ながら最後に少しトーンダウン。真っ当な馬肉で、火加減も特段問題ないが、驚きの連続で来たこれまでと比べると流れとしてはやや負けてしまう印象。バローロソースもしっかり酸は効いているが、だから何なのか、と思ってしまう。驚きが感じられなかった料理(驚きを求めすぎ、と言う話もあるが。。-良く不感症と言われてます。。。)

ドルチェ:ヨーグルトのソルベとパッションフルーツのジュレ

ソルベとソースの相性がよくおいしい。ジュレにパッションフルーツの種と同じ形をしているビターチョコが入っていて、笑ってしまった。最後にまた少しやられた。

カフェ

エスプレッソはクレマもあり、コクも出ていて比較的しっかりしていたが、まだ改良の余地あり。


2008/10/31 更新

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