P. Eaterさんが投稿したナディア(神奈川/長谷)の口コミ詳細

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閉店ナディア長谷、由比ケ浜、極楽寺/イタリアン、パスタ

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2009/03 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

まいでぃあーナディア

食べログを開始してからはレビューはしていませんでしたが、今まで東京からえっちらおっちら、通った回数は20回程度か。。。Salone2007が現れるまではマイベストイタリアンでした。今でも、シンプル系イタリアンでは一番好きかな。アッカも好きだけど。

長らく訪問しづらい状況が何とか解消されたこともあり、ルンルンで訪問。以前は暴力的なまでの塩が両刃の剣だったナディアもだいぶだいぶ柔らかくなってきたな〰と思っていたところで訪問が止まっていたので、行く前から本当に楽しみだった。

有名なコロッケ屋の横を、少し不安になるくらい進むと、右側に古い民家から優しい光が漏れているのが見える。それが聖地ナディアだ。行くのがだいたい夜なので、いつも良く見えないのだが、自家製ハーブが育っている庭を横目に店内に入る。土間からそのまま土足で上がる罪悪感をなつかしく確かめながら入店。

店内は、古い民家を改造したものであるせいか、小さい頃住んでいた鎌倉を感じさせるとても落ち着く内装。

本日もまた、原さんのかわいらしい風貌からは想像できないような男前の料理が次々と登場した。

肉のパテ:かなり大ぶりな、ねっとりとしたラルド等様々な豚肉の部位により構成されたパテ。もふもふやわらかな食感とうまみ。こちらに添えられたにんじんなどの素朴なピクルスが柔らかく、バランスをつくりあげる。このように大きなピースにより料理が作られることが多いのが原料理の特徴。一つ一つのピースが大きいぶん、なんとはない空気感が口の中で生ずることになるため、濃縮したうまみのみを美味しいと思っていると、やや戸惑うというか。

サーモンのマリネ:ここでじゃないと絶対食べないような料理。肉厚のよくマリネされたサーモンにオリーブオイル、そして野生?と思うぐらい逞しいディル。それに、ざくざくした食感さえ感じる塩。それだけ。レモンすら加えないこちらの一品は、まずはたっぷり感のあるサーモンのうまみとオリーブオイルのコクが第一に感じられ、あとから急にザクザクした塩分により急速な締め上げがある。この急激な落差におもわず顔をしかめてしまうような幸せが体をかけめぐる。この落差を味わわせるために、レモンはあえて抜いてあるのだろう。強烈な茎の要素さえ感じられる元気いっぱいの自家製ディルもよいアクセント。シンプルな中に様々な計算が働いているサーモンマリネに脱帽。★4.5.

鶏レバーのリゾット:普段あまりリゾットは食べないのだが、同行者の願いもあり、本日はリゾットにすることに。リゾットは白ワイン由来か、やや酸味が強めのもの。なんちゃってリゾットではなく、当然生米から作っているため、米の力も十分。リゾットの中のポロねぎもやや酸味とのバランスを取る役割を果たしているが、レバーの異様なまでのコクとまったりとした食感が、鋭利な酸味を包み込み、こちらでも素晴らしいバランスが形成されている。時折砂肝やハツも登場し、こちらも歯ごたえとしては面白いが、やはりこのレバーと酸味のとりあわせがこちらの一品の真骨頂(でも、確かにレバーだけだったら飽きるかも。。)。★4.5.

ホロホロ鳥のロースト。こちらは基本的に肉はやきっぱか、煮込み。その単純な魅力で勝負するお店。パリっとした皮としっとりした胸肉(若干水分とび気味か。。)と対比されるようなここちよい脂をまとったもも肉部分。こちらにローストした玉ねぎ(?芽の部分まで食べられる)との合性が抜群。同行者に食べられてしまい、十分にたまねぎは堪能できなかったが、幸せ!★4.0~4.5.

ドルチェは、カッサータ。とにかく軽く、かつさくさくした食感の残るカッサータは、満腹中枢をも凌駕する。

ワインは(デザートワインも含めて)、一人グラスをいろいろひたすら7,8種類。贅沢に頼みまくりで、一人12みなほん。やすい。。。コルソが3.9みなほんの時点で信じ難いが、鎌倉であるがゆえに実現できる値段か。。

素材を最大限に生かして、、、等という陳腐な表現(にまったく見合っていない料理がほとんどの中、それ)がまさに体現されているのがこちらの料理。鎌倉の野菜、魚、そして元気な地物の肉のポテンシャルをイタリアンの技を使いながら高めていく皿の数々。地域の食材を生かしつつ、決して、残念なジャパニーズイタリアンには成り下がっていないこの店に出会えた自分はほんとうに幸せです。いつも幸せな時間をありがとうございます。

2009/03/16 更新

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