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P. Eaterのレストランガイド
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P. Eater (50代前半・男性・東京都) 認証済
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1回
夜の点数:5.0
2017/01 訪問
L'ottocento, concento
サローネグループも勿論行ってます。もう10年以上のおつきあいだし。新店舗のロットチェントは、思ったよりもかなりカジュアルで驚いたものの、シチリアブルーな雰囲気ともはやノスタルジーを感じる樋口シチリア料理の数々は調和がとれていて面白い。ちなみに、樋口料理長にマグロのタルタルとアンディーブの感想を言ったら10年前と同じことを言ってると言われ、人間成長しないものだと痛感。オレンジだらけの熟成カルパッチョもネーミングはかなり何だかなという感じだけど、この野菜の旨味の強さと厚切りのカルパッチョと効かせ過ぎないオレンジのサイズはさすが。イタリアンでオレンジを料理に使う店は多いけど、大体どの皿もオレンジの味しかしないんだよね。シチリアで同じような料理を食べた時はそんなこと全く思わなかったんだけど。樋口さんはオレンジの使い方だけは外してるのを見たことがない、オレンジ使いの天才。今回もパーフェクトバランス。痒いところに当たってくる感じがたまらない。当店では、料理メニューの横に合わせるべきグラスワインが並んでいて、実はその相性のレベルは皆かなり高い。高級店も含めてかなり多くの店でワインと料理のマリアージュとか言いながら返品したくなるくらい全然料理に合ってないワインを持ってくることが多い中で、やはりサローネグループは優秀。安心して、どころかかなりマリアージュ、じゃないか、ここはアッヴィナメントか、に大きな期待を持って頼んでもそれに耐えうるレベル。あまりにしれっと書いてあるからなんだかありがたみが全然ないのだけど。で、取り敢えず、何といっても今回の衝撃の一品は、パスタ。このパスタそのものについては、もはや、語り尽くされている感もあるけど、すっごくもちもちの食感〜とかそんなのではなくて。大事なのは食感に関して弾力が強すぎもせず、ダレすぎもせず、噛んだ時に柔らかさの中に反発がある、誤解を恐れずに言えば、真っ当な讃岐うどんと同じバランスであること。そして、香りもしっかり良い。で、そこにやり過ぎくらい濃縮されたイカ肝のラグーと大ぶりなイタパセをたっぷり噛み締めた時の清涼感がたまらない上、そして何とそこにまさかのネレッロマスカレーゼ種を使った赤ワインを当てて、そのマリアージュが両者真っ向からぶつかりながらより大きなフィニッシュに繋がる場外ホームラン。塩辛と日本酒の相性のさらに上をいくペアリング。サービスもソツなくこなすすみれ氏が魅力的。もっともっとはじけ切っていいと思うけど。それにしても他にも色々食べて良く飲んで、会計は1人7000円程度ってどういうこと?サローネグループの中で培われてきた最高レベルのノウハウが惜しげもなく注ぎ込まれてこの値段の仕上がりというのはあり得ないこと。良く考えるとそもそも厨房に樋口、高見というグループのトップ2の料理人が同時にいて何気なく鍋を振ってる時点で意味不明だしね。サービス、料理、店内の雰囲気、いずれも死角のない店をポンポンと開けていくサローネグループには相変わらず脱帽だ。
2017/02/04 更新
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ソファー席
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サローネグループも勿論行ってます。もう10年以上のおつきあいだし。
新店舗のロットチェントは、思ったよりもかなりカジュアルで驚いたものの、シチリアブルーな雰囲気ともはやノスタルジーを感じる樋口シチリア料理の数々は調和がとれていて面白い。
ちなみに、樋口料理長にマグロのタルタルとアンディーブの感想を言ったら10年前と同じことを言ってると言われ、人間成長しないものだと痛感。オレンジだらけの熟成カルパッチョもネーミングはかなり何だかなという感じだけど、この野菜の旨味の強さと厚切りのカルパッチョと効かせ過ぎないオレンジのサイズはさすが。イタリアンでオレンジを料理に使う店は多いけど、大体どの皿もオレンジの味しかしないんだよね。シチリアで同じような料理を食べた時はそんなこと全く思わなかったんだけど。樋口さんはオレンジの使い方だけは外してるのを見たことがない、オレンジ使いの天才。今回もパーフェクトバランス。痒いところに当たってくる感じがたまらない。
当店では、料理メニューの横に合わせるべきグラスワインが並んでいて、実はその相性のレベルは皆かなり高い。高級店も含めてかなり多くの店でワインと料理のマリアージュとか言いながら返品したくなるくらい全然料理に合ってないワインを持ってくることが多い中で、やはりサローネグループは優秀。安心して、どころかかなりマリアージュ、じゃないか、ここはアッヴィナメントか、に大きな期待を持って頼んでもそれに耐えうるレベル。あまりにしれっと書いてあるからなんだかありがたみが全然ないのだけど。
で、取り敢えず、何といっても今回の衝撃の一品は、パスタ。このパスタそのものについては、もはや、語り尽くされている感もあるけど、すっごくもちもちの食感〜とかそんなのではなくて。大事なのは食感に関して弾力が強すぎもせず、ダレすぎもせず、噛んだ時に柔らかさの中に反発がある、誤解を恐れずに言えば、真っ当な讃岐うどんと同じバランスであること。そして、香りもしっかり良い。で、そこにやり過ぎくらい濃縮されたイカ肝のラグーと大ぶりなイタパセをたっぷり噛み締めた時の清涼感がたまらない上、そして何とそこにまさかのネレッロマスカレーゼ種を使った赤ワインを当てて、そのマリアージュが両者真っ向からぶつかりながらより大きなフィニッシュに繋がる場外ホームラン。塩辛と日本酒の相性のさらに上をいくペアリング。
サービスもソツなくこなすすみれ氏が魅力的。もっともっとはじけ切っていいと思うけど。
それにしても他にも色々食べて良く飲んで、会計は1人7000円程度ってどういうこと?サローネグループの中で培われてきた最高レベルのノウハウが惜しげもなく注ぎ込まれてこの値段の仕上がりというのはあり得ないこと。良く考えるとそもそも厨房に樋口、高見というグループのトップ2の料理人が同時にいて何気なく鍋を振ってる時点で意味不明だしね。
サービス、料理、店内の雰囲気、いずれも死角のない店をポンポンと開けていくサローネグループには相変わらず脱帽だ。