1回
2009/10 訪問
至高のフレンチ
アミューズ一品目(エスカルゴ)
アミューズ二品目(卵に桃のピューレ等等)
アミューズ三品目(ほたてとクスクス)
パン用のバター、塩、オリーブオイル
そら豆のパン
mineral
mineral (アスパラガス)
コーンのパン
mer
foie gras au naturel
potimarron et truffe
よもぎのパン
pigeon
ナッツとドライフルーツたっぷりなパンと、トマトのパンかな?
fromage
renoue
サプライズ
tarte aux fraises
tarte aux fraises(いちごソース)
tarte aux fraises(完成)
お茶菓子(二人分)
お茶菓子
お茶菓子(二人分)
お土産
天使の海老と根セロリのお料理
mer(クエ)
foie gras au naturel
chataigne(栗のスープ、トリュフアイス)
agneau(子羊)
croissant
2015/01/20 更新
秋に発表される大阪ミシュランで確実に星をとるであろうお店が、混雑する前にいかないとっ!ってことで、7月初旬に行ってきました。星予想をするのも目的のひとつです。
大阪市営地下鉄 四つ橋線の肥後橋駅の一番南の出口 7番からさらに南にあるいて3分の所にあります。四橋線沿いではなく、ちょっと西に入ります。ビルの1階にあって、とってもシンプルな外観です。ほんとに、ここが至高のフレンチ?って気分になります。お店自体は洗練されてるんですが、周りの雰囲気がね。
まずは、受付にあるソファーで準備が出来るのを待ちます。名前を呼んで頂けたので、同じ時刻の予約が私たちだけか、人数が違うのかなぁと予想したのですが、次にこられた方には、顔を見るなり、○○様いらっしゃいませと、はじけた会話が続いていたので、常連さんが多く来店されるから、新参ものは、名前がわかるのかも!とか夫と話してました。ソファーの席から、実際のテーブルも見えてましたが、意外にこじんまりした空間です。シックな雰囲気で私は好きでしたが、豪華なフレンチを望む方には、物足りないようです。東京の三ツ星フレンチジョエルロブションレストランは豪華ですからねぇ~
メニューは、ディナータイムは15750円(税込、サ別)のコースのみです。ランチは7875円(税込、サ別)
以前は、2パターンのメニューがあったようなのですが、最高のサービスのために、1コースにされたとのことです。数日前から準備に準備を重ねた繊細なお料理なので、仕方のないことだと思います。コスパがすごく良いんです。それは、1コースならではなんだろうなぁ~と思いました。
さて、席につくと、きれいな紙がおいてあります。
表面には、米田シェフのお店に対する思いが書かれています。哲学的で、詩人で、芸術家!
裏面には、その日のメニューが詳しい説明つきで書かれています。
二人とも、本を読むのが大好きなので、読み物は好きです。丁寧に読みました。
お酒は、私は遠慮して、夫は、シャンパン→白ワイン→赤ワインと頂きました。グラスワインはリーズナブルなものを用意してくださっているので助かります。3 種類頂いて4500円ぐらいです。普通のレストランに比べたらお高いですが、大阪最高フレンチって考えたらリーズナブル。
私は、ジュースとお水を頂きました。お水は、もちろん有料。軟水、硬水、炭酸水など、それぞれ3種類ぐらい用意してくださってます。
メニュー書いてあるのは、有名な野菜のガルグイユーからなのですが、その前に、3種類のアミューズがあるとのこと...
どきどき、わくわくです。
アミューズ3品はどれも、手が込んでいて味も美味しいです。ちょっと食べにくいものがあったのが残念、器をペロペロしたくなりました。ソースの一滴まで食べたいんです。それぐらい美味しいです。
こちらでは、パンもコース仕立てになっていて、お料理ごとにパンが変わります。パンもそのままでも美味しいのですが、オリーブオイル、無縁バター、エシレバター、塩が用意されています。エシレバター美味しいんですよね~
紙に書かれたメニューの一品目 mineral は、圧巻です。写真とかでは見てましたが、やはり目の前にくると、興奮します。「MICHEL BRAS」では、ガルグイユーって呼ばれてたお料理と似てますが、米田シェフのアレンジがいきてるきがします。なんと野菜は105種類!パンはそら豆のパンでした。
グラスに入ってるアスパラガスの粉末は、たぶん、最近TVで見かける、液体窒素とか新しい技術で調理されたものだと思います。冷たくて美味しい!お野菜の上の泡泡は貝のエキス、これと、お皿に色とりどりに盛り付けられてるピューレを野菜につけて頂きます。105種類もあるので、ちょっとエグミのある野菜なんかもありますが、ほんのちょっとずつなので、気にせずどんどん食べていけます。もっと味わいたいって思うものもありましたが、種類考えると、これぐらいの量がちょうど良いと思います。私の舌が残念な舌なので、ピューレがそれぞれ何のピューレかとかわからなかったんですが、もう分析なんかしてるのも無駄なので、思いっきり楽しみました。楽しいし、美味しい一皿です。が、すでに、これでかなりお腹いっぱいになりました(笑)
想像ですが、野菜は一種類ずつ火入れしてる気がします。出ないと、こんな風に、105種類盛り付けるの難しいでしょうしね。って考えると、この一皿に、どんだけの手間がかかっているんだろうと...、シェフの皆様に感謝の気持ちでいっぱいになります。
メニューの二品目 mer これもすごかったです。皮の方は、ふわふわのパリパリな食感なんですが、身の方は、半生風。なんでも、魚の脂肪の融解温度で調理してるからなんですって!3種類のかんきつ類のソースもとても美味しいです。青梗菜は、低気圧でオリーブオイルをしみこませた一品!どれもすごいです。はじめて味わう食感と味に脳が刺激されます。パンはコーンのパン!いやん。これもすごく美味しい。
メニューの三品目 foie gras au naturel
ジャガイモの薄切りをシート状にしたものに、フォアグラといろんなものがサンドしてあります。手で持って、サンドイッチの用にかぶりついて頂きました。もうねぇ~最高!
じゃがいものシートがめちゃめちゃフォアグラにあいます。ニコニコ顔で頂きました。幸せ!
メニューの四品目 potimarron et truffe
最初に登場した時は、トリュフのアイスクリームなんです、それに、熱々のかぼちゃのスープをかけてくださって完成です。アイスの形が残ってるうちに、スープと頂くと、冷たさと熱さが同時に味わえて、なんともいえない感覚。そして、美味しすぎる!早くたべなきゃって思いが強すぎて、あっというまに、なくなってしまったのが、ちょっと残念でした(笑)
メニューの五品目 pigeon
鳩です。ソースは内臓のソース、バルサミコ酢のソース、よもぎのソース、オレンジの皮。パンはよもぎのパンです。
鳩は、血が滴る感じの超レア。よもぎのパンがすごくあいます。が、ちょっと私は苦手でした。生レバーに似た感じの食感で、ホルモン系が苦手な私にはちょっとつらかった。でも、これが、鳩の料理として、最高レベルなんだろうなぁ~ってことはわかる気がしました。半分夫に食べてもらいました。
苦手なものは聞いてもらえるので、鳩がダメって人は伝えておけば、牛とか無難なお肉のお料理にしてもらえます。私は、鳩はちょっと心配だったんですが、せっかく最高レベルのシェフなんだからと、あえて伝えずにチャレンジしました。が、まだ子供すぎて、苦手なようです。次からは、鳩だったら、別のものにして頂こうと思いました。
メニューの六品目 fromage
チーズはワゴンサービスで、好きなものをとりわけてもらえます。チーズ好きにはたまらんでしょうが、私はちょっと苦手なので、無難なものを頂きました。パンはとっても美味しかったです。
メニューの七品目 renoue
イタドリ(スカンポ)のソルベ 下の石はキンキンに冷えてます。イタドリ(蓼食う虫も好き好きの蓼)のソルベは大人の味。味はちょっと癖がありますが、口当たりはとてもいいです。
ここでサプライズ
記念日ディナーってことを伝えてあったので、飴でつくったメッセージ入りのオブジェと、花束、スタッフの方の拍手で祝ってくださいました。完全なるサービス。嬉しいです。写真も頂きました♪
メニューの八品目 tarte aux fraises
イチゴのタルト<<未完成>>と<<完成>> もうお題からして、哲学的。メニューと見たときから気になってました。供されて納得
タルトとバナナのアイスクリームに、熱々のいちごのソースをかけて完成!熱々なので、夫は、タルトの外にソースを流してしまったようです。 残念。こちらも、新食感!
飲み物は、夫は珈琲でしたが、私は紅茶を頂きました。4種類から選べて、マルコポーロを選びました。マルコポーロがあるってことは、マリアージュ・フレールの紅茶なのかしら?それとも、アールグレイとかと同じように基本のフレーバーなのかしら?紅茶好きですが、あんまり詳しくないんですよね。もっと勉強しなきゃなー
あっというまに3時間が過ぎました。ってか、ほんとに、幸せな時間が過ごせました。
フロアスタッフの方も、応対が丁寧で、予約のときもすごく感じ良かったんです。
そして、お料理は、新しいものがたくさんあって、美味しいし、楽しい!
最後に、米田シェフ自ら、挨拶に出てきてくださいました。しかも小走りで...
お忙しいのに、私たちみたいなものにまで、丁寧に挨拶してくださるなんて、感激です。
しかも、めちゃ若い。
脱帽
今後も、めっちゃ楽しみです。
再訪、決定です。ミシュランが発表されたら、予約が絶対とりにくくなると思うので、その前に、もう一回いきます。季節は変えたいので、9月か10月に!
今から、楽しみ!
大阪No.1フレンチは本物でした。
東京の三ツ星レストラン ジョエルロブションレストランに行った時以来の、感動だったかもしれません。
しかも、お値段は、一万円台とリーズナブル。スゴイです。
大阪ミシュランで三ツ星確定なのでは?って個人的には思いました。
メニューが固定ってのは不利なのかもしれないけど、東京の三ツ星カンテサンスもそうだから大丈夫なんじゃないかなぁ~って思います。
まあ、星がついちゃうと、さらに混雑して予約がとれなくなるのはですけどね。
(2009年10月に再訪)
ミシュラン発表前に予約して、ミシュラン発表後に行くと計画して見事成功!
前回のことを覚えていてくださって、メニューは、定番のもの以外は、違うものを用意してくださいました。感動!ほんとに、ステキな3時間を過ごしました。