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ハジメ肥後橋、渡辺橋、淀屋橋/イノベーティブ、フレンチ
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夜の点数:5.0
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¥50,000~¥59,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 5.0
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|CP 2.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気5.0
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| CP2.5
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| 酒・ドリンク- ]
HAJIME ワールド 近くて深くて遠い世界
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2019/01/29 更新
結婚記念日に久々に HAJIME さんに行ってきました。
前回訪れたのは、大阪ミシュランがはじまる少し前と、ミシュラン発表直後
ミシュランに入りそうなお店ってことで、最初に訪れ、絶対獲るって確信したので、発表前に予約して、発表直後に2回目
2009年のことです。もう6年も前
当時は、まだ、奈良に住んでいました。
それから、大阪に引越して、とても近くなったのに、他のレストランに行くのが忙しく、すっかりご無沙汰してしまいました。
ご無沙汰している間に、リニューアルされて、価格帯も変わっていまい、かなり手の届かないお店になってしまいました。
私が訪れた中で、最高峰のレストラン、シャトージョエルロブション級です。
でも、もしかすると、大阪を離れるかもしれないってこともあって、今のうちに行っておかねばと、意を決して予約しました。
予約方法は、電話か、ホームページからのWeb予約 希望日を3候補あげて、お店からの連絡を待つしくみです。
一か月前ぐらいに予約しましたが、第一希望日はアウトで、その翌週の予約がとれました。
開始は、20:30 かなり遅いです。
二回転されてるのかなって思いましたが、違いました。時間差で、予約をとってらっしゃるようでした。
一週間前に、確認の電話があります。メールで、苦手食材を伝えていましたが、予約確認の電話で、さらに詳しく聞いて下さいます。
さらには、当日、メニューを見ながら再確認。
丁寧です。
待望の当日
ドレスコード 男性は、ジャケットと革靴着用 とても暑い日だったのですが、夫、頑張ってジャケット着用
自宅から歩いて向かいました。なんかこう、中之島→渡辺橋 だけ乗るのも違うし、北新地に行って、四ツ橋線乗り換えも、直接行くのと対して歩く距離も時間も変わらないしってことで、全部歩くことに
20分弱です。
HAJIMEさんを、普通に利用できるセレブの方々なら間違いなくタクシーだろうなって思いながらも、庶民はそんな近い距離でタクシーには乗れず、テクテクと歩きます。
夜だったので、暑さも少しはマシでした。
お店の界隈は、よく自転車で走ってる場所なのですが、お店の前を通った記憶がなかったので、たまたま、通ってなかった道だね~とか言いながら歩きましたが、行ってみると、なんと、よく通ってる道でした(笑)
斜め向かいのジャングルのようなお店に目を奪われて、HAJIMEさんには気づかなかったようです(笑)
ドアをあけて中へ
まずは、入口のソファーにどうぞと!
あー前もそうだったな~と記憶がよみがえります。
そこで、荷物を預け、化粧室の利用をきかれ、落ち着いたら席へ
ど真ん中の席でした。緊張!
ほぼ満席。1卓だけあいてましたが、すでに終わられた席かもしれません。
まずは、メニューの確認
すごく細かい素材リスト
なんと、主要素材だけで、150弱でした。
どんだけ...
コースは、予約時に決めなければいけません。
TASTING MENU STANDARD 32,400円
TASTING MENU SHORT 21,600円
VEGETABLE TASTING MENU 26,250円
おののきながらも、せっかくなので、スタンダードにしました。
ドリンクは、当日決めます。
WINE PAIRING
Standard(9glasses) 26,800円
Half(9glasses) 16,500円
Short(5glasses) 10,800円
NON-ALCOHOLIC PAIRING 8,640円
ワインリストもあるようでしたが、夫は、ハーフで、私は、ノンアルコール
前菜の4皿目以降のドリンクなので、それまでのドリンクとして、夫はシャンパン(4200)、私はガス入りミネラルウォーターVoss(1050)を注文
写真はNGでしたので、必死で記憶
帰宅後、覚えていることを、ざっと書きとめました。
夢の時間のはじまりです。
コースの名前は、地球との対話2015
壮大です。
1皿目
夏のほか
forget the summer heat
涼し
冷製のトウモロコシのスープと、トウモロコシの鞘に包まれた蒸しパン
2皿目
生命
life
小さな生命
真ん丸の鮎のクロケットと、葉っぱのような形のライスペーパーの上に蓼、ヒラメ、カズノコ、黒オリーブなどがちりばめられたもの 細かい素材は、メニューの素材リストをみないとわからない感じです。
ライスペーパーの方は、ちょっと食べにくかったけど、美味しかった♪
クロケットは、鮎の苦味が大人な感じでした。
表現力が乏しいので、ビジュアルの説明が出来ませんが、小さな命って感じです。
3皿目
磯
rocky coast
海の森
手前に、ムール貝の貝殻に入ったムール貝、らっきょう、キノア...
奥に、Sghrのグラスに入った、ウニと茄子上には泡泡
ムール貝は、貝の身をすくうのが至難の業でした。オリーブオイルが台の上にこぼれそうで四苦八苦
細かい細工がされていて、食べるのがもったいない感じでした。芸術品です。
4皿目
湖
lake
清明
真ん中に琵琶マス 八丁味噌で作ったお魚 可愛い細工の一皿です。
そして、ここからは、ドリンクのペアリング
ワインは、滋賀県のワイナリーの 田舎式微発泡にごり白ワイン
ソフトドリンクは、ソムリエ調合の自家製ジンジャーエール
5皿目
地球
planet earth
自然への敬意、地球の循環、ミネラルの表現
メニューでは、米田シェフの言葉が続きます。
料理人であり、詩人ですね。
リニューアル前のメニュー mineral がスケールアップしています。
テーブルの真ん中に、ドーンと丸い50cmぐらいの大きなお皿
山に雨が降り、川になり、海になり、雲になり、雨が降りっていう循環がお皿の上に表現されています。
使われている素材は100種類ほど
圧巻です。
素材の一つ一つが美味しいです。
ここに、入ってた 5cmぐらいのもやし一本 たぶんもやし史上、もっとも丁寧に扱われたのではないでしょうか
大きなお皿の端と端で、つつきあう姿はちょっと滑稽でしたけど、これ何だろ?って、素材と見比べながら食べるのは、とても楽しかったです。未知の野菜もありました。
ワインは、アルザス地方の白ワイン
ソフトドリンクは、透明なトマトのジュース
6皿目、7皿目
海
sea
満ちる
ノドグロ のお料理、温かいスープを目の前で注いでくれます。先にスープを3口程飲む間に、ノドグロの火入れが完成しますとのこと!
スープがものすごく美味しかったです。ノドグロは、魚の脂がちょっと苦手な私には、少しくどかったです。夫は、とても気に入ってました。
ワインは、京都伏見の純米大吟醸 ワインにこだわらず日本酒もありなペアリングです。
つながり
熱い石にもたれかかる手長海老、ラビオリに包まれたスッポン、蝦蛄
海のものと、川のもの つながり
ワインは、ボルドーの白ワイン
ソフトドリンクは、京都宇治玉露水出し
8皿目
破壊と同化
destruction and assimilation
食べるとは
ジェノワーズ生地の上に、細かく温度管理されたフォアグラ、上に飴
八つ橋のような形と大きさ
手でつまんで、一口で...
悶絶のおいしさ♪
ワインは、貴腐ワイン
ソフトドリンクは、古代米
9~12皿目
希望<<生命と大地の芽吹き>>
hope
露
松の香りのグラニテ
空
鴨 鮮やかな緑のラインと赤い鴨
ワインは、Chambertin2008 赤ワイン
ソフトドリンクは、濃厚なカシスジュース
大地
桜の木の上に燻製された仔羊肉 これを目の前で白いお皿に移して下さいます。
黒ニンニク、きのこ、ザクロ、カシスなどと一緒に頂きます。
燻製の香りが、口の中に広がって、ものすごく美味しいです。
絶品!
ワインは、エルミタージュの丘から出来た葡萄の赤ワイン。
ソフトドリンクは、ヒノキの香りを移したお水
野菜
自家製のフレッシュなチーズ 花びらがちりばめられていてとても可愛い♪
ワインは、米の栽培から酒蔵が行った日本酒。エチケットもワインのようにオシャレでした。
ソフトドリンクは、ジャスミンの香りのシードル
ここに来て、ドリンクとお料理のマリアージュを強く感じました。
アルコールが飲めない私にとって、ワインに合うお料理であるフランス料理は、じゅうぶん楽しんでいるとはいえ、究極の所にはいけていないんじゃいないかっていう寂しさも秘めていたのですが、このシードルと、フレッシュチーズは、一緒に頂くと、味の増幅を強く感じました。合う~っていうのが、よくわかった感じ!
嬉しい♪
13皿目
梅雨
rainy season
雨音
大きな蓮の葉っぱの上に、グレープフルーツのジュレ
その上に、液体窒素で凍らせたグレープフルーツのジュレをさらに目の前で乗せる
その音が、雨音なのかな~
ジュレの中にもしかけがあって、パチパチと爆ぜます。楽しい♪
梅雨は、ちょっとうっとおしい季節ですが、子供の頃は、雨を楽しんだりもしてたので、なんかそういうの思い出しました。パチパチ
ワインは、山形県産のシードル
14皿目
愛
love
地球に広がる
ピンクのドームの中に、いちごやフランボワーズ
そこに、温かいイチゴのソースをかけて、崩して頂く
唇型のゼリーがちょっと艶めかしい
でも、とても美味しい♪
愛だね
ワインは、ロゼ これも愛
そして、ここで、スペシャルデザートのお知らせ
てっきり、他のテーブルに出てた綿菓子のことだと思って、食べれます!って元気よく答えたら、全然違うお皿登場
ちなみに、それまでも、何回も、お腹の具合を尋ねてくださいました。
量の調整してくださるんでしょうね。
ってか、私、食べ過ぎかな(笑)
たぶん、同年代の女性と比べたら、かなり量が食べれる方だと思います。
スペシャルデザートは、
メロンボールと、アマレットクッキーの上に、マカロン
メロンが苦手な夫には、ピーチボール!
ニッコリ美味しい♪
そして、結婚記念日の記念プレート
日付をお伝えした記憶がないのですが、日付を入れてくださってました。
たぶん、2009年の時の記録があったのかな?!
感動です。
円筒状の飴細工
せっかくなので、ちぎってパリポリ
夫が、下から崩していったので、途中、倒れそうになり焦りました。
記念撮影もして頂いて、とても幸せ♪
ラスト
ミニャルディーズ
綿菓子、飴のドームに入った林檎のお菓子、マスカルポーネチーズのケーキ、キウイのお菓子、ポップコーンのプリン、フランボワーズのチョコレート
見た目も楽しい小菓子達
キウイの真ん丸さんは、一口でどうぞってことでしたけど、中は、完全に液体でした。
エスプレッソと紅茶でまったりと余韻を楽しみました。
そうそうパンは、たぶん今もル・シュクレ・クールさんのパンだと思うのですが、以前は、料理ごとに異なるパンで、パンの存在感強かったのですが、今回は、ジャガイモのパン以外は、パンの存在感が薄かったです。
最初は、美味しいのですが、すぐに乾いてしまう感じもしました。
外パリ、中モチのパンが少なかったような...
とはいえ、素晴らしい時間でした。
なんとなんと、12時過ぎてました。
私達、かなり食べるの早いのですが...
3時間超
お会計は、10万超え(笑)
ジョエルロブション超えてます。
でも、今のジョエルロブションのメニューみたら、1人分42,000円でした(爆)
滅多には、これませんが、また頑張って働いて、貯金して、いつか来たいな
でも、正直な気持ちとしては、昔のちょっと頑張ったら行ける頃の方が好きでした。
距離は近くなったけど、すごく遠くなってしまった感じです。
レストランを美術館に例えるなら、こちらのお店は、間違いなくルーブルや、エルミタージュと言えると思います。
ジョエル・ロブションレストランに匹敵します。
ただ、規模が違うので仕方ないですが、パンや小菓子のインパクトは、ジョエル・ロブションかなって個人的には思いました。お料理とサービスは完璧!
最後に、花束とお土産を頂きました。
そして、米田シェフも出てきてくださいました。
気の利いたこと何も言えず...
まあ、夜遅かったし、もうお疲れでしょうしね
そして、また余韻に浸りながら、歩いて帰宅
タクシーも考えましたが、やっぱ近すぎるのよね
帰宅後、記念撮影
きれいな花束ありがとうございました。
お土産は、紅茶のジャムでした。
メッセージカードには
Wish you be always filled with happiness
この素晴らしい時間をくれた夫に感謝!
今年は、結婚15周年
これからも、幸せな夫婦生活が贈れますように!