2回
2012/06 訪問
絶滅寸前の妙高在来
知人が長野に行くのなら、少し足をのばせば希少在来種を出す店があると推薦してくれたので行ってみた。この店は新潟県の妙高市にある。すなわち日本海に近い中郷ICを出てカーナビ任せで行ってみた。敷地の隣は水田で、シロツメクサが畦に咲き、小鳥がさえずる田舎の道沿いに立つ一軒家だ。
店内は左が調理場で、右に椅子席と小上がりがある。この店の蕎麦は週刊文春で有名になったので、店内で「お取り寄せそばランキング」一位のそばを売っていると思いきやすべて通信販売ですのであしからずといわれてしまった。上天ざる蕎麦(えびと野菜)を注文した。
お茶は蕎麦茶で席のポットから、セルフで飲むようになっている。
そばは腰があり、切りむらや端切れはない。水切りも完璧で、太さも1ミリ程度のちょうどいい太さだ。あまーい味と香りのあるいい蕎麦です。上品な香りと甘味が特徴らしく、とてもおいしい。
薬味はねぎとわさびでわさびは良くない。
辛汁はこんなものでしょう。
蕎麦湯は当然味と香りがしてとてもおいしい。
見た目には、何の変哲もない小さな蕎麦屋のようで、とてもこれだけの蕎麦が出て来るとは思えませんでしたが、本当に此処まで来てよかったと思わせる良いそばでした。蕎麦好きの中でいわれるように、どうも在来種は味や香りに丸みがあるというかやさしさがあるというか、とても言葉で表現することが困難な味わいがあるような気がした。
2012/08/20 更新
十数年前に訪問した時は、こんなに混雑する店ではなかった。
駐車場は店の前と横にあるが、少し離れたところにも増設されていた。
蕎麦はもちろんすべて希少在来種小そばで、自家製粉石臼挽きだ。
本日は、妙高田舎蕎麦という、昔から愛されてきた伝統の粗挽きの太打ちの田舎を注文した。
平打ちで、水切りが良く、口の中でモグモグやるのに最適だ。
蕎麦の味と香りに加えて、甘みが口の中に広がる。
まさに、至福の時で、薬味の辛味大根がよく合います。
鮨も同じですが、なんでもワサビは良くないと思っていて、田舎には辛味大根が良く似合う。
小そばは、昨年閉店した紫仙庵が20年前に開店に際して使用しようとした蕎麦です。
しかし、その収穫が少ないので無理と言われた、いわくのある蕎麦です。
昔から、東京の蕎麦屋で一軒だけ使用している店がありますが、通年ではありません。