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昼の点数:4.1
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.3
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|サービス 3.5
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.3
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| サービス3.5
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| 雰囲気4.0
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク- ]
天然醸造の味噌で堪能ランチ!
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絶品豚汁と味噌焼おにぎり
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これが絶品豚汁
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食後のコーヒーと味噌アイス
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2014/03/16 更新
旅の最後に、もう1軒寄り道してから帰る予定でいました。
偶然、前夜宿で入浴後通りかかった自販機そばにあったパンフスタンドに、このお店のパンフレットがひっそり入っていたのです。“ん、おや?”
〔絶品豚汁と味噌焼おにぎり 1,000円〕
手に取ったわたしはいま満腹にもかかわらず、明日の予定をすでに決め込んでいました。
翌朝(当日)。朝もたらふく食べたのに、到着前から“どんなかな”と想う始末。
表通りから少々狭い道を進むと、それらしい塀が見え、やがて広い駐車場が現れました。
クルマを置き、中へ進むと味噌蔵が。この時代でも杉の桶を使用して味噌をじっくりと造っていらっしゃる。しかも国産、ほとんど長野産の大豆です。スーパーの商品のほとんどが輸入大豆で速成醸造し、しかも添加物を配合しているというのに、こちらのお味噌は三年かけて世に送り出すのです。
それは造るというより、育てるという感じです。続けていらっしゃることに、深く感銘しました。
味噌蔵の真向かいにある棟に声をかけると、“まずは1杯召し上がれ”とお味噌汁をサービス。とても人当たりの良い三角巾を結んだおかあさんが、調理担当のようです。
「いただきます」
まずは、とても香りが良い。甘いのです。
口に含むとふわっと広がる大豆のうまみ。コクもあります。三年かけているからでしょう、角が取れた塩味です。やはり、手塩にかけるというのは、このようなことを言うのでしょうね。
サービスであっても、お豆腐と刻み小ネギが浮いて、おいしかった。
飲み終わった頃、相方とたった2人なのに、“説明いたしましょう”と白い帽子を被った担当の方が案内してくださいました。
三年間の月日をどのようにお味噌がすごすのかを、やさしい口調で、ていねいに説明してくださいました。どうか、お読みになった皆様もこのスローフードに逢いにいってみてください。
その後はまた別棟に戻ると、ちょうどランチの時間となりさきほどのおかあさんが、“ちょうどできあがったところよ”。お願いしました。
待っている間も、蔵元という空間を楽しんでいました。
さて、豚汁は大きな木のお椀がいっそう温かみを感じます。
うれしくなるほど、豚肉もお野菜もたっぷりなのです。さきほどと同様、よい香りに誘われいただきます。今度は具材も手伝ってか、甘みさえ感じます。これはおいしい。いままでの豚汁とぜんぜん違うぞ。
野菜もほどよく火が通り、めちゃめちゃ幸せな気分です。
人参、じゃがいも、たまねぎ、大根、豆腐がちょこんと上に乗っかり添えられたさやえんどうの緑もすてき。お椀が大きいしなかなか冷めないのも良いですね。
そして自慢の味噌を塗り焼いたおにぎりは香ばしくたまりません。
もう一個は白いおにぎりで、添えられた蕗味噌とわさび味噌を乗せたりして、楽しみます。
胡瓜と大根の味噌漬けもうまい。
サラダにはこれまた、“三年味噌ドレッシング”をかけていただきます。
気に入ったので買って帰ることにしました。
満足していると、コーヒーと味噌アイスクリームが運ばれてきました。
最後まで、天然醸造の三年味噌を堪能できました。
売店では、“味噌ソフトクリーム(300円)”もいただけます。
若い方で、味噌汁は苦手という方も、ぜひおすすめです。
わたしはほんとうのお味噌の味を見直してしまいました。
近いうち、また行こうと思っています。