4回
2019/06 訪問
力強い うなぎの味
年に一度、ほたるに逢いにゆく
長野県辰野町の信州辰野ほたる祭り
今年も相方と愛車で出かけます。
とざ和さんで昼食のあと、近隣宿泊施設の日帰り入浴でひと休み。
無料休憩室には誰もいなくなりわたしどもだけの広い貸し切り状態に。リクライニングチェアをお借りして本を読んだり、しばしお昼寝をしたりとゆっくり過ごさせていただいた。
夕方には移動、お祭り来訪者向け駐車場確保と、暗くなる前に夕食をいただく予定で会場の公園駐車場へ。
愛車を停め、散策を兼ね歩きました。
途中の水田にはおたまじゃくしが泳ぎ、静かな平日の夕暮れ。
歩道に沿って道を照らすお祭り提灯もそろそろ灯がともり、途中の『ほたる寺』にもほんのりと灯りが。駅前広場ではお祭りステージで演奏していたサックス奏者の楽曲が商店街に流れてきます。
ちょっと寂し気ですが、演奏していた『あずさ2号』のメロディーが耳に届きました。
そんな初夏の辰野、ゆっくり流れる空気に親しみました。
お店に到着して店内2つのテーブル席はすでに予約席札が置かれており、やはり予約すべきだったかと思いきや、お店の方より座敷テーブル席が7時までなら使っていただけますのでどうぞ、とご案内いただけました。
良かった、ホッとしました。
おしながきがカード立てスタイルから、ブックになったんですね。
ご飯の量を少なくしてもらうとお値引きしてくださる旨の記載がメニューにありました。
うな重定食をお願いしました。
きも吸いが苦手な方は、お味噌汁に変更もしてくださいます。
注文を終えると、後からもう一組若いご夫婦が予約なしで来られ、同じ座敷間の隣のテーブル席に。やはり安堵しておられました。予約の方が年々増えているように思いました。
わたしどもが訪問時の天候はたいてい曇天から雨、もしくは小雨の日が多く、今年は雲はあるものの晴天日となりました。例年のような蒸し暑さはなく、むしろ薄手のパーカー持参で正解だったようです。
いつものように急須に茶葉を入れ、自身でお茶を注いで飲みながら、こんな天候の日の蛍はどうなのかしら、などと鰻を楽しみに待っているとお待ちかね、香ばしい蒲焼の匂いとともに料理が到着。
これを待っていました。
こちらの鰻はパリッと焼き上がり香ばしく、中はふっくら。
たれは甘めで、好みは皆さんあると思いますが、自分はこの鰻に合っていると思います。
この味はココならではの格別なもの。
変わらない味、来たかいがあったというものです。
肝吸いの肝は大きめながらも上品なお味でした。
お会計の時に今年もおまつりのうちわをいただきました。ありがとうございます。
うなぎをいただいた後は、ほたる童謡公園に戻って暮れなずむひととき。
あたりはだんだんと暗くなり、こんなお天気の日に現れるのだろうか、、と心配するもそれは取り越し苦労だったようです。
やがて、小さな黄色く輝く点のような光が1つ、2つと現れ、それは少しずつ、誰かが誰かを呼ぶように続いて増えてゆきました。
気が付けばわたしの前を、そして上を飛び交う蛍も。
手を伸ばすと止まってくれた蛍さんもいましたよ、嬉しかったです。
今年も小さな宝石のように輝く光、流れるように飛ぶ光の中に身を置くことができ、ここまで来て良かったと思えたのでした。
来年もまた来れますように。
今年も美味しい味と思い出をごちそうさまでした。
2019/06/27 更新
2018/06 訪問
力強い うなぎの味
今回も長野県・辰野町のほたる祭りに合わせての訪問。
昨年は諸事情でお祭りに来れなかったのですが、再び来れたことに感謝。
夕食としてうな重定食をいただきました。
この時期は例年予約の方と重なり、その皆さんは大抵小上がりの座敷席に向かう様子を見受けるのですが、今回はその座敷席の襖が開け放たれ綺麗な畳の上にテーブル椅子席が設置されておりました。
何度か御店に訪問しているものの、今回初めてこちらにどうぞ、とご案内を受けて靴を脱ぎ上がらせていただきました。
大人数の宴会はともあれ、やはりお客様の高齢化に対応してのリニューアルを図られたのかもしれません。
畳の上に設けたテーブル椅子席というのも、なかなか和室独特の落ち着きがあって良いものですね。
何時ものようにお盆に魔法瓶と急須、茶葉の入った茶筒、御湯呑み茶碗が運ばれます。
自分で注いでいただけるお茶、ホッとします。
そしていよいよ楽しみにしていたうな重の登場です。
変わらないうなぎの香ばしい香り、焼き目や色つやの美味しそうな仕上がり。
やっと再会を果たした友人に逢えたような心持です。
皮はパリッと焼き上がり、身は香ばしくふっくら。
たれもそれぞれお好みがあるとは思いますが、この炭火でじっくり焼き上げたうなぎには合っていると思います。香の物は野沢菜漬でお口もさっぱり。
またこうして鰻を食べに来ることができて良かったです。
お会計の時、毎年作られているお祭りのうちわをいただきました。ありがとうございます。
この後は祭り会場指定の駐車場に向かい、蛍を観てその日の夜のうち、帰路につきました。
この日はどうやら今年の確認数のピークは過ぎてしまったものの、蛍を次々と見ることができましたし、例年の訪問時のように雨天に当たらず幸運でした。
日が暮れると、暗がりのせせらぎや草の間から1つ、また1つ・・・と愛らしい灯りがともりだし、暗闇の空を舞うほたるの姿に感激。
辰野町のほたる祭りも今年で70回を迎えました。
いつまでもこの清流と故郷のような素晴らしい環境を守られ、末永く続いていってほしいと思いました。
ごちそうさまでした。
2018/06/26 更新
2016/06 訪問
力強い うなぎの味
〔2016/6月 5回め〕
今年も恒例のほたる祭りに。
東京から近づくごとに雨が降りはじめ例年なかなか好天に恵まれないわたし達ですが、昨年以上にたくさんのほたるの姿を観られました。
6時頃にお店に伺うことができ、お座敷は今年も予約の方が続々と。
今回もうな重定食と白焼きをお願いしました。
東京ではなかなかお目にかかれないじっくり焼き上げ香ばしさが立ち上るうなぎの味は辰野に来ると味わえる楽しみの一つです。
白焼きも肉厚でりっぱなうなぎを出していただき、パリッと表面香ばしく焼きあがり口中でとろけるなんともいえないおいしさを2人で十分楽しみました。
また来れたことに感謝、ことしもお祭りのうちわをいただき、ありがとうございます。
ごちそうさまでした。
〔2015/6月 4回め〕
また ほたる祭りにやってきました。
年に一度のことなのに 田舎に帰ってきたような気持ちになるのはなぜでしょう。
現地は前日に雨が降り、曇りのままでいてくれました。
夕方5時を周り、昨年より少し早い時間に伺いました。
今年も予約の方でお座敷は埋まっています。
後から次々とお客さんが来られていました。
今回はこちらで一度食べたかった白焼きを注文、うな重定食は並でお願いしました。
うなぎは一色のもの、ご飯は長野産のお米を使っていらっしゃいます。
蒸してから焼き上げる柔らかいうなぎも美味ですが、こちらの香ばしく食べ応えのあるうなぎを1年ぶりに堪能しました。並であっても多少大きさが違うだけで、お味に変わりはありません。
蒲焼きの美味しさの決め手であるたれもわたし好みの甘さと照りで、うなぎの香ばしさを引き立てます。
白焼きも肉厚、わさびをつけていただきました。口いっぱいに香ばしさとうなぎの風味が広がりおいしかったです。
今年も無事に来られたことに感謝。
ほたる祭りのうちわをいただきました。ありがとうございます。
ごちそうさまでした。
〔2014/6月 3回め〕
ことしもほたる祭りに合わせての訪問です。
ほたる鑑賞の前の午後6時頃にうなぎをいただきました。
相変わらず、畳の間は予約の方でいっぱい、テーブル席ももう少し遅い訪問でしたら待つことになっていました。
以前よりちょっと奮発して うな重定食の上にしました。
厚みのあるうなぎは食べ応えがあります。
焼き加減、たれも変わらず香ばしい出来ばえです。
蒸してふんわりしたうなぎも良いですが、じっくり焼いたこちらの蒲焼もまたおいしいものです。
気が付けばお店は満席でした。
また来年来れますように。
ごちそうさまでした。
〔2013/6月 再訪〕
2年ぶりに再び訪れた辰野町はやっぱりゆっくりとした時間が流れる町でした。
こちらのお店も2年ぶり、またうなぎをいただきました。
50円だけ価格改定でしたが、お味も変わらぬ美味しさで力強い蒲焼でした。
肝吸いも前回同様焼き目が入っているので香ばしく魚臭さがありません。
平日でしたがお祭り期間とあって、畳の間は全て予約の方が入っていました。
店を出ますと、電柱には前にも見つけたほたるの絵の看板がありました。
また寄らせていただきます。
ごちそうさまでした。
〔2011/6月 初訪問〕
再び訪れた 辰野ほたる祭り
暗くなり、人出が多くなる前に 少し早めの夕食をいただきました。
突然のにわか雨にあいましたが、お店におじゃましている間にすっかり止み 空に晴れ間が見えてきました。
そういえば うなぎはしばらく食べてなかったなあ。
まだ夜の営業には少し早いくらいの時間でありました。
きょうはお祭りですし、離れたご家族が集まってお食事でもするのでしょう。すでに予約席の準備をされていたのですが、「いらっしゃる時間までならまだ少しあるので、それでもよろしければ」と普通に訪れたわたしたちでしたが、快く入れていただけました。
一度蒸してから焼き上げるはんなりとしたうなぎも好きですが、こちらのお店のうなぎは相反して 身が厚く力強い。
愛知の一色うなぎのようです。
しっかりと炭火で焼き上げ香ばしく、しかし中はふっくらして脂ののりもある。
たれは甘めでつやがあります。
たれにはそれぞれお好みがあると思いますが、わたしはこのうなぎに合っていると思いました。
うな丼 うな重 蒲焼定食と、メニューには好きないただき方でうなぎを食べられるようになっています。
大きさ、量も違うと思いますが、きょうはごはんを別盛りでいただくうな重定食(1,850円)にしました。
焼きたてのうなぎをほおばり、白いご飯を口に運ぶ。幸せな食事ですね。
肝吸いの肝は焼き目が入っていたようです。
浅漬けもさっぱりとしてお料理に合いました。
お茶は茶葉の入った急須とお茶碗、小さなポットをお盆にのせて持ってきてくださいます。
そんなおまかせなところもくつろげて、かえって良かったです。
ここのお店の案内看板が、付近の電信柱でいくつか見つけました。
お店の名前の下に 一匹の光るほたるが描かれていて、辰野らしくて とても印象的でした。
もし辰野を訪れることがありましたら、ぜひ探してみてください。
さあ、ほたるを観に行きましょう。
ごちそうさまでした。
2016/6 白焼き
2016/6 表面はパリッと中は柔らかい
2016/6 うな重定食
2016/6 このうなぎを楽しみに
2016/6 きも吸い 香の物
2016/6現在
2016/6現在
2015/6 白焼き
2015/6 わさびをつけて
2015/6 うな重定食
2015/6 1年ぶりの美味しさ
2015/6 肝吸い
2014/6 うな重定食・上
2014/6 3枚いただけます
2014/6 肝吸い
2014/6 香の物とフルーツ
2013/6 うな重定食
2013/6 うな重定食のうなぎ蒲焼
2013/6 肝吸い
2011/6 うな重定食のうなぎ蒲焼
2011/6 うな重定食
2011/6 下の重箱にはご飯
2011/6 肝吸い
2011/6 浅漬け
2011/6 肝吸いアップ
2011年現在
2011年現在
2016/06/21 更新
久しぶりの信州ドライブ
コロナ蔓延でなかなか行かれなかった辰野町・ほたる祭りにやってきました。
こちらで鰻をいただくのも数年ぶり。
変わらぬ御店の雰囲気 そしてお味に 懐かしさをも感じました。
テーブル席で最初に持ってきてくださるポットと急須、茶器のセットにホッとします。
うな丼定食をお願いしました。
椀物は肝吸いかお味噌汁を選べるので肝吸いを。
昔はあれこれ頼んで美味しい鰻をたっぷりと楽しんでいましたが、歳を取り食も細くなってきました。
今回も変わらず、香ばしく焼き上げた鰻を堪能しました。
たれは卓上にもあり、お好きなかたは好みの量で追いだれができます。
良いですね、自分流に美味しくいただけるのは素敵です。
肝吸いも立派なお椀でした。
関東でいただくやわらかでふっくらとした蒲焼ももちろん好きですが、ここのパリッと焼き上げた蒲焼が食べたくてお祭りに来るとおじゃまするようにしています。
この時期に合わせご友人が集い会合を開くかた、親族でお会いになって会食予約のかたも後から次々いらして、わたしどもの食事が終わる頃お座敷席は賑やかになっていました。
食事が終わり美味しいお茶を飲み終える頃、そろそろ日没の時間に。
ほたるの優しくて小さな輝きを見に、会場へ向かいましょう。
ごちそうさまでした。