3回
2024/10 訪問
食べたかったバスクチーズケーキ
この日も買い物帰りに自転車で通りかかりました。
テラスでくつろいでいらっしゃるかたがいるなあ、とペダルをこいでいるとちょうどオーナー様がお客様をお見送りに店内から出てこられたので、会釈しダメもとで「チーズケーキもう売れてしまいましたか」とお尋ねすると
「ありますよ、バスク~」と笑顔でおっしゃるので、ブレーキ。
御店脇に停めさせていただき、おじゃましました。
やりました。食べたかったチーズケーキ
バスクチーズケーキを買いました。
工房から奥様が出てこられ、お会計の時に近日販売予定の栗のフィナンシェを1つサービスしてくださいました。
ありがとうございます。
帰宅して冷蔵庫に。夕食後のコーヒータイムに切り出しました。
約15cmの5号サイズ、箱を開けると表面の焼き目から漂う甘くビターな香りと芳醇なチーズの香りがたまりません。
素材の濃厚さが、多少力の要る切り出しにナイフから伝わってきて期待が高まります。
自分としてはホール買いの贅沢
4等分に切り分けることにしました。
小麦粉を使わずに北海道産クリームチーズ、純生クリーム、生乳、平飼い卵、てんさい糖と、えりすぐりの素材で作られたケーキ。
フォークで口に運ぶと、思った通りの濃厚さが口の中いっぱいに広がります。
これは美味しいなあ
なめらかでコクがあり、いつまでも余韻を楽しんでいたくなります。
4等分の最後の日は、なんだか寂しくなってしまいました。
抹茶のバスクチーズもあるんです。
次回はそちらをいただいてみたいです。
サービスでいただいた栗のフィナンシェは、バターの香りとしっとりとした手触りでこれぞバターケーキと云った感じ。
甘さもちょうど良くひと粒の栗の存在感が素晴らしく、栗そのものの風味も味わえました。
また寄らせていただきます。
ごちそうさまでした。
2024/11/03 更新
2024/09 訪問
小さな可愛い御店は素材を気遣う素敵な御店でした
ランニングや散策コースの乞田川沿いに、小さな可愛いお店が8月下旬にオープンしました。
開店おめでとうございます。
お住まいの一部を店舗になさっていて、ガレージスペースは雨天でなければテラス席が設けられ、
ここでドリンクなどいただくことができます。
ワタシがお店の前を通るのは平日や朝がたが多く、これまで全く気が付きませんでした。
たまたま先日の週末に散策で再び通りかかり、店頭の営業案内を拝見しどのような御店なのかを知ることができました。
初めての訪問ができたのはさらにその後日の週末、自転車で通りかかりました。
ちょうど奥様が出てこられお迎えいただいたのですが、ワタシの様子を見て
建物わきにお停めいただいて良いですよ、とのことでおじゃますることができました。
数段の階段を上がると御店のエントランス。
奥様同様にエプロンを身につけられた男性の方はオーナー様で、ご自身でケーキを焼かれ、また丁寧な手仕事による瓶詰め商品や、お品にかかわる素材の下処理から加工や焼成までもすべてこなしていらっしゃるそうです。
週末の金・土・日曜日のみの店舗営業で、オンラインストアもあります。
対面販売で、サイドの棚には栗の渋皮煮や、黒豆などの自家製の瓶詰商品が並び、ショーケースには焼き菓子と後方の冷蔵庫にチーズケーキが。
チーズケーキはホールケーキ販売で、予約もできるそうなので次回はぜひいただきたいです。
この日はケースに並んでいた
焼き菓子和ケーク栗夢 和栗と丹波黒豆のマロンクリーム
和栗と丹波黒豆・上石津かぶせ茶/抹茶
和栗と丹波黒豆・上石津ほうじ茶
ロレーヌ・マムラードの4種類
焼き立てでまだ温かかったカヌレをテイクアウト。
また、のどが渇いたので自家製ママレードを強炭酸水で割ったドリンク『ママスカ』をテラスでいただきました。
ママレードの爽やかな甘みに、アガベシロップを少し足して作られているそうです。
いわゆるガムシロや砂糖とは違うこの優しい甘みは、低GIでカラダにも良い甘さ。
サッパリしていて後味もスッキリしていました。
このあたりも、考えていらっしゃるのですね。
渡してくださる準備とお会計の間、オーナー様が工房から出てこられお話ししてくださる機会を得ました。
テラスにいらした先客のかたとご一緒に、素材のこと、お菓子のことや仕込みのことなど、お菓子を愛する心をお持ちのオーナー様からとても勉強になる貴重なお話しをたくさんうかがうことができました。
お忙しい中をありがとうございました。
どれもこだわりをもって選ばれた素材と、丁寧に下処理や工程に時間をかけてつくられたお菓子たちは素敵です。
ゆっくりと味わいたくなるお菓子たち。
バターの香り、しっとりとしたケーキ、栗の食感、ほっくりとした丹波黒豆の素朴な甘さ、そのどれもが合わさって1つのケーキを構成しているように思いました。
カヌレは少し温めていただきました。
外はカリッと中はしっとりしてほろ苦い甘さがたまりませんでした。
近くにこんなお店ができて嬉しく思います。
また寄らせていただきます。
ごちそうさまでした。
テイクアウトの焼き菓子と『ママスカ』
ママスカ
爽やかでサッパリとした甘さ
カヌレ1つでもペーパーバッグに
和ケーク3種とロレーヌ・マムラード
和栗と丹波黒豆・上石津かぶせ茶
しっとりとしてお茶の香りが
和栗と丹波黒豆・上石津ほうじ茶
こちらはほうじ茶の落ち着く香り
和栗と丹波黒豆・マロンクリーム
和栗ペーストをたっぷり生地に
ロレーヌ・マムラード
甘夏とレモンが香る
カヌレ
中はしっとり
御店エントランス
店頭のサインボード①
店頭のサインボード②
ご案内①
ご案内②
2024/10/25 更新
11月下旬の週末、買い物の帰りに立ち寄りました。
気が付けばクリスマスまで1か月ほど
街のあちらこちらでイルミネーションも始まっています。
渋皮栗や黒豆、クーベルチュールチョコレート、生クリームなど素材を選んで作った和のシュトーレンを始めました、と店内で紹介とご案内をいただきました。
ご家族でいらしていた先客の方や自分にも惜しみなく切り出して試食をおすすめしてくださいました。
著名店のホールケーキくらいのお値段がしますが、今までに何度かこちらの焼き菓子やバスクチーズケーキなどをいただいて、その美味しさを憶えていますので、得意としていらっしゃる素材を使われたシュトーレンのうちから、かぶせ茶を使用したシュトーレンを選びました。
お会計の時にコーヒーフィナンシェを1つサービスでいただきました。有難うございます。
大きさは約20cmくらいですが、1本に重みがあります。
丁寧にシュトーレンを包んで巻かれたラップを外し、同梱の栞に記載通り最初に半分に切り分け、中央から少しずつ毎日1切れずつ楽しんでいただき、切り口を合わせて冷蔵庫で保存しました。
赤ちゃんのおくるみに例えられたシュトーレンの周りの白い粉糖は、日に日になじんできます。
シュトーレン自体も抹茶の生地が少しずつみっちりしてきて、大きな渋皮栗や黒豆の風味を引き立ててくれます。何より一般的なシュトーレンのように洋酒が利いていないのでベタベタしませんし強い酒香もありません。
そしてドライフルーツに占領された口に残るような甘さはなく、素材からの甘み、クーベルチュールチョコの甘みなどそれら1つずつを大事に計算されて作られた奥深い味わい。
お子さんでも食べられるシュトーレンなんですとオーナー様がおっしゃっていた通り、食べるひと時をゆっくりと味わい過ごしたくなるシュトーレンです。
クリスマス前に食べ終わってしまいましたが、イベント主体の大量生産のお品とはまったく異なるクリスマス菓子への畏敬がお品に感じられました。
和のシュトーレンでも、クリスマスや冬の楽しみを十分に感じられる、素敵なシュトーレンでした。
サービスでいただいたコーヒーフィナンシェにも丹波黒豆が入っています。
こちらはコーヒーの奥ゆかしい香味が感じられるフィナンシェで、これも美味しくいただきました。
ごちそうさまでした。