レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2012/08訪問 2012/09/02
店名は、「スラウェシから」という意味どすえぇ~(^-^ ) 恐らく世界初の自家焙煎・完全自家製チョコレート屋さん・三条神泉苑通東入ル
普段なら、実家への和菓子手土産シリーズで次は某所に第9弾の予定だったが、晩に悪友共との飲み会があり、車での移動で遠くまで行けない。
それならと、以前からマイレビュアーさん達が多数寄られて気になっていたココへスクランブル。
正式には三条会商店街、でも昔から略して三条商店街または三条会と言っている。
西は千本通りから、東は堀川通りまで、約800mと長く、約180店が連なる。
マラソンの野口みずきが練習していたことから、金メダルロード とも言われるらしい。
伏見大手筋商店街と並んで、東西に長い商店街。
ガキの頃から慣れ親しんだ商店街、最近は食べログ的にも注目されている店が出てきているので嬉しい。
ココの場所は、西友の向かいなんでスグに見つけられました。
先客は、アイスクリームを買いに来たママとチビちゃん、チョコ土産を買っていたお姉さん。
ダイソンの羽無し扇風機が置かれていました。
笑顔がキュートなスタッフさんが、カカオ・ティーのサービス。
後から、カシューナッツの試食も。
初来店で、以前のレビューを読み込んでおらず、パッ!と決めたのが、チョコレートトリュフ木箱/12個入り (\3,675)。
その日の種類が11種類なんで、お好きな種類を2個詰めてもらえるとのこと。
よぉ分からへんので、お姉さんにお任せで選んでもいました。
『ラジャー!』と選んでもらったのは、Raja (ネシア語で「王様」) (^m^ )
・・・で実家でいつもの御裾分け。
もちろん、このRajaをパク付く。
ウッ、旨~~~~~いッ!!! v(≧∇≦)v
単純計算すれば、1個\300越えの超高級品。
チョコレート1個に10粒のカカオ豆。
しかも世界第3位のカカオ産出国のものを、自家焙煎・自家製を考慮すると、価格以上の価値は充分にある。
正真正銘、ホンマもんのチョコを食べると、今までのものが明らかに霞んでしまう。
その昔、インドネシアの大阪といわれる第2の都市、スラバヤへは3年間で約20回以上も出張していたことがある。
ネシア語で「dari」(ダリ)は、英語のfromに相当。
「ケー」は、ネシアで7割のカカオを算出するスラウェシ島の形が「K」に似ていることから。
ガキの頃、買い物をしていて商店街から、世界的にも貴重なオール内製のチョコレート屋さんが出現したことは、まことにもって誇らしいことである。
2位
1回
2012/08訪問 2012/08/27
♪きくいぃ~、安いぃ~、仕事キッチリィ~♪ & 永谷園的?! (^m^ ) これぞ、男の修行者が奏でる和食屋さん・京橋
マイレビュアーさん達が多数、寄られていて以前から、ずぅ~と気になっていた先。
壮行会用途で、予約時に何かお願いしたら、『それでは、赤飯を途中で挟みます』と女将さん。
コースは、スタートの\10,000のもので頼みました。
『ん???、記念に赤飯というのも、意外と古風かも』と思いつつ、当日を迎える。
「京橋はエエとこだっせ~☆」のディープなコテコテ・グランシャトー界隈から離れたエリア。
ホカ弁が1階にある雑居ビルの2階に立地、J字型カウンター7席、大将ご夫婦で切り盛り。
先客は、御江戸からの出張若手リーマン組、後からカップル客。
ドリンクは、生中からスタート。
ぐるなびのクーポン持参で、1杯目はサービス。
喉の渇きが止まらず、更にもう一杯。
次は地酒にスイッチ。
大将お任せで、以下の2銘柄。
・からほり / 奈良豊澤酒造 (奈良市)
1868年(明治元年)創業の蔵元、「豊祝」が代表銘柄。
須佐などがある上町台地の湧き水を使用し、作っているのは奈良でも「空堀商店街の地酒」と言っても良い。
「現代の名工」に選ばれた杜氏が作るんで、やはり旨い。
・のうかや 彦八 純米吟醸無濾過火入れ / 若鶴酒造 (富山県砺波(となみ)市)
1862年(文久2年)創業の老舗蔵元、20BY全国新酒鑑評会で金賞受賞作。
富山出張時、だいどころ屋でひょっとして飲んだかもしれないが、銘柄を控えていなかったんで不明。
のうかや(苗加屋)は創業時の屋号、彦八は創業者の幼名、蔵元のルーツ名を冠した渾身の逸品。
・前菜
海栗葛豆腐、生クラゲ、穴子巻き、熊本卵焼き、八尾えだまめ、食用ほおずき(「ストロベリートマト」)、冥加など10種類ほど。
yama-logさんと訪問した時期が近いからか、ほぼ同じ内容。
前菜が良い処として思い出すのは、近くのぼちぼちや、谷九・和彩そあら。
海栗葛豆腐も、普通の豆腐に海栗が乗っているのではなく、海栗が練り込んであるので、ひと手間かかっていて旨い!
「八尾えだまめ」は、本町・日本酒餐昧うつつよでもありました。
・馬刺し
牛レバーが禁止されてから、素材が馬ですが、肝は久しぶりに食べました。
タテガミよりも、舌元が珍しい。
熊本へは昔何度か出張で馬刺しを食べましたが、大将も言うとおり、確かな仕入れルートでないと、熊本でも食べれないネタ。
・黒ムツの煮付
牛蒡が添えられていて、yama-logさんの時と、器も含めて同じ。
・刺身
ネタは、本鮪、鱧、海栗、蛸。
刺身をこの段階で出してくるとは、面白い。
前菜での海栗葛豆腐も美味しいが、今頃が旬という殻割り無添加の海栗の鮮度はバツグン、日本酒とよく合います。
・赤飯
まさに壮行会に相応しい、鶴の羽を広げたような器で盛り付けするとは、大将の粋な計らいです。
小指大ほどの手乗り寿司のような赤飯で、金粉がかかっていて、自家製からすみが添えられています。
自家製からすみと言えば、岡山・幸市を思い出しますね。
・徳島産とうもろこし「甘々娘」の天麩羅
松山・四季瀬戸の味 たにたでも食べた「甘々娘」は、糖度15度以上で、ダントツに甘くて旨い!
皮が薄いので、生でも食べれるそうで、それを天麩羅にすることで、甘味がグン!と増します。
これは、どちらかと言うと日本酒よりも、ビールにピッタリ。
・イサキ塩焼き
シンプルな塩焼きだが、鮎の感じに似ている。
日本酒が、グビグビ進みます。
・新生姜の炊き込みご飯とスッポン汁
またまたyama-logさんの時と同じ。
奥さんが、厨房で、真鍮製?!のミニ竈で炊き立てのホカホカ。
御飯の湯気に、生姜の香りが合わさって、旨い。
スッポンも、大将がピンセットで小骨を除く地道な下作業の後、長時間かけて煮込んだプルプルのゼリー状のものを湯戻し。
普通の店なら、味噌汁で組み合わせるが、ここまで手間隙かけたスッポン汁はゼッピン以外の何物でもないv(≧∇≦)v
コラーゲンバツグンで、女性だけでなく、男性にも翌朝張りの違いが実感できるとか。
酔いもあってか、鈍感な自分は気付かずでしたが・・・(^_^;)
・季節の果物
カードが使えるようになって、コースのスタート金額がUpしたが、大将の仕込みの手間と食材費、及び客回転数を考慮すると(この日は2ラウンド目は無さそうでした)、福沢諭吉からでも、素人目にも全く儲かっていないんじゃ?と心配になります。
店内に貼ってある「味一筋 夢一途 うまいの一言聞くために 今日も精進 明日又精進」と、
山本五十六・語録の「男の修行」をまさに実践している大将。
開店当初未だ看板も無く固定客も付いていなかった時に、『儲からないから、もう止めよう』と弱音を吐いていた奥さんを引っ張っている。
ミッキーマウス・プラティのように、癒しを与える奥さん。
『次回来店された時に、今日、お召し上がりになられた料理と重ならないように記録に付けておきます。』
扉の外だけでなく、わざわざ1階に下りてまで、お見送りしてもらいました!
各レビュアーさん達が絶賛するだけのことはありましたね。
全国的にも、ナニワの銘店として誇れる先やと思います。
3位
1回
2011/12訪問 2012/02/19
思わず、大将に『儲かりまっかぁ~?』と問いかけたくなる?! ( ̄m ̄*)居酒屋さん・京橋
御江戸からVIPの接待という特命を仰せつかった。
北新地やミナミに案内しても、ありきたりで面白くない。
折角なんで、まず中々来ないエリアで、一工夫を加えたい。
取引先や支店があれば、来るかもしれないが、全く知らないとのことで京橋エリアで探すことにした。
一般的に京橋といえば、「京橋はエエとこだっせ~☆」のコテコテ・グランシャトーCMが浮かぶくらい、ディープな街。
もとや食堂のCPも、ikayaki bar 空’s空のイカ焼きバーも大阪ならでは。
たまたま、Meetsの昨年12月号でも、天満、鶴橋に続いて、大阪「最濃」エリア第3弾特集が組まれていた。
マイレビュアーさん達の情報も加えながら、京橋駅「特濃」エリアの喧騒から離れた片町エリアで、ココに目星を付けた。
ちなみに店の奥のビルの壁画は、京橋チック?
誰を描いているんでしょう???
男性は、小沢一郎に似てなくもない(^m^ )
この写真を撮っていると、通りがかりの知らない女性から、『この壁画、何かあるんですか? この間も他の人が写真撮っていましたもんで・・・』と声を掛けられる。
さて、店の雰囲気は、全く京橋らしくありません(笑)
入口からオープンキッチンのL字型カウンター席。
どんつきは、小上がりの掘り炬燵式の座席が左右に並ぶ、ココに陣取ると北新地の高級和食屋さん的雰囲気も感じるくらい、ゆったり出来ます。
先客は、カップル、接待リーマン、仲良しOLサン達。
生ビールは、アサヒのプレミアム『熟撰』が堪能できます。
ちなみに、アサヒのHPでこのビールが飲める店として京橋エリアでは以下の3店が掲載されているが、実はココでも提供しているんですね。
・居酒屋水魚
・OHANA
・旬魚菜採 なかの家 京橋店
突き出しは、小箱に数種類入っています。
これで思い出すのは、谷九の和彩 そあらのものと良く似ています。
「鱗を見れば魚が分かる」ように、この突き出しは居酒屋レベルを超えて、割烹・小料理屋さんですね。
やはり最初に頼むのは、刺身盛り合わせ。
ネタは、ド忘れです(^_^;)
その日の仕入れなんで、目利きの効いたネタ満載。
山葵も、本山葵、やはり鮮度の良いネタだけでは片手落ちで、本山葵と組み合わせないとアカンのです。
で、自然と日本酒にスイッチ。
銘柄も揃っています。
ココでも獺祭(だっさい) / 旭酒造 (山口)を発見。
知らない飲んだことの無い銘柄を何ラウンドか、酩酊するくらいに飲みまくりました。
料理は、あと揚げ物、焼き物(魚・肉)、ご飯ものが出てきたらしい。
美味しかったとしか、記憶していない・・・(^_^;)
元ボクサーの大将が奏でる料理。
コテコテ京橋でも、探せば銘店があるもんです。
仕入れる食材でメニューが固定していないのも、次への楽しみが広がります。
再訪用のレパートリーに入れておきます☆
4位
1回
2012/02訪問 2012/05/04
店を出ると思わず、『がんばれ!!タブチくん!!』とつぶやきたくなる ( ̄m ̄*) 居酒屋以上、割烹・小料理屋さん未満の銘店・岡山
岡山の夜が続きます。
マイレビュアー、たかなしさんから教えていただいた数ある店の中で、予約が取れたココへ寄りました。
突然の連絡にもかかわらず、いろいろアドバイスを頂いてありがとうございました。
なお、費用面は取引先にゴチになったので推定です。
出張族がうろつく桃太郎大通りと西川界隈からやや遠く、岡山ジョイポリスやイトーヨーカドーに近く、地元の方に教えてもらわないとまず来ないエリア。
かなり以前に寄った居酒屋 勘八に近く、この店も地元取引先から紹介されていたのを思い出す。
店の外観は、暖簾が掛かっていて一風、京都祇園の高級割烹屋さんの雰囲気を醸し出しています。
店頭にメニューが張ってあるため、価格が分かるので入れますが、メニューが無かったら、「一見さんお断り」的感じがしないでもない。
入口から風除室経由で、テトリスのピースのような導線で店内に入ると、開放感のある店内、奥に広がるやや細長い鰻の寝床のような造り。
1階は入口から左側にカウンター席と、右側にテーブル席、奥が厨房、3階まで席があり、少し前に寄った旬菜一楽の大箱と被ります。
中日の浅尾投手か、ロザン・菅を足して二で割った感じに似ている?! (^m^ ) 若大将と奥さん、お弟子さん3名で切り盛り。
帝国ホテル(伊勢長)で修行され、開店して14年やそうです。
ご夫婦で切り盛りしている居酒屋で浮かぶのは、金沢の以下の店、何れも銘店で流行っている、ココもそうで共通点があります。
・味楽 ゆめり
・こいで
まずは生ビールからスタート、後はいつもの通り地酒にスイッチ。
黒龍(福井)、獺祭(山口)等の人気銘柄も置いてありますね。
・「炭屋彌兵衛」(すみや やへえ) 御膳酒蔵元㈱辻本店 (美作地方・真庭市)
文化元年(1804年)、三浦藩御用達の蔵元としてスタート。
美作地区と聞けば、剣豪・宮本武蔵も飲んだのかな?と思いきや、武蔵が活躍した時代は創業の約2世紀も前のため被っていない(~_^;)
元々「炭屋」という呉服屋を営んでいて、酒造りに転換した初代「弥平衛 篤仁」の名前を関した純米酒。
活性炭を使用せず、純米酒本来の黄色がかったお酒、スッキリとした喉越しで、和食に合います。
・「南」 南酒造場(高知県安芸郡)
他の岡山の地酒であった「喜平」は以前、一楽で飲んだので、虎のキャンプ地からの連想でこの銘柄をチョイス。
高知の地酒の中では、取引困難なためあまり出回っていなく、さながら「タッチの南ちゃん」のような高嶺の花の銘柄、さりげなく置いてありましたが、実はスゴイことらしい。
純米吟醸、まさに容姿端麗な味 (*^^*)
・鰆タタキ
酒囲屋本店に引き続き、岡山名物を注文。
高知・筒が出す鰹たたきのように、予めポン酢が掛かっているスタイル。
酒囲屋のシンプルな、炙りと塩で勝負!スタイルの方が好みかな、でもやはり鰆のタタキは関西では食べれないので美味しい。
・黄ニラの塩茹で
岡山特産の黄色いニラ、全国の7割を生産しているそうです。
一般的な青ニラと違って、太陽光を遮蔽して栽培されるため、葉緑素が抑えられ、黄色くなる。
旬がまさに店に寄った2月、青ニラ特有のツンとする匂いがなく、塩茹でだけでも甘味を楽しめる食材で、これがシンプルながらも美味しい!!!
中華料理などで出す店もあるが、地元では寿司のネタで出す店もあるという。
後からネットで調べると「アホエン」という物質が含まれていて、脳の老化を食い止め、記憶力がupするらしい。
「アホが、ジ・エンド」になる・・・
名付け親はきっと、ベタな関西人やと思いきや、「ajo」はスペイン語でニンニクのことを指し、主にニンニクに含まれる成分でした (=^^=)
・自家製からすみ (\980)
仕込みにかなり手間が掛かっているため、まずこの価格では余所では出せなく儲けも度外視とのこと。
かなり昔に台湾でよくからすみを食べていたことがあり、日本では中々美味しいからすみに出会えませんでしたが、自家製のため、ココのは台湾製と勝負できます☆
日本酒に良く合いますね、コレだけでも再訪の価値アリ。
あと何品か頼んだ後、大将お任せで出てきたのが、寿司屋的な逸品。
カウンター席で無いと出せない裏メニューなのだとか。
敢えてメニュー内容を明かさず、気になる方は大将にねだってみて下さいね。
カウンターに座ったため、大将と色々話をさせてもらいました。
最初の印象では取っ付き難い感じでしたが、話してみると逆で飄々として面白いキャラです。
レビューでは書けない?! 「世間は狭い」典型の偶然のことがあったり・・・
以下の店の名刺を貰って、狭い岡山でお互いにお客さんの紹介をし合う仲なのだそうです。
・いちえ
・レオーニ
・Bar Amiya
・BAR VAGABOND
・横田製靴: http://www.yokota-seika.jp/
実は酒囲屋の大将とも仲良く、よく酒を酌み交わしながら、店の経営などについて語り合う仲なのだそうです。
ココはお弟子さんが3名、最終味見のチェックは大将がしているが、しっかりと育っている。
酒囲屋では、バイト君のため、大将自身がテンテコ舞い。
さながら三国志に喩えるなら、ココは大将が魏の曹操。
酒囲屋の大将は、蜀の諸葛亮孔明かも?
5位
1回
2012/05訪問 2012/06/23
「アホが、ジ・エンド」になる握り?!を堪能できる ( ̄m ̄*) 一期一会の寿司屋さん・岡山
岡山で仕事、マイレビュアー、たかなしさんからの紹介先で前回予約が取れなかったココを目指す。
前回に寄ったのは、
・幸市
・酒囲屋本店
3店舗何れの店主も交流があり、お互いに客を紹介しあうのが岡山の若手新進気鋭店の特徴。
幸市の大将からも、ココの名刺を貰っていました。
場所は、幸市と酒囲屋本店の間辺りか、交差点の角地の立地、外観からは高級店にも感じられ、知っていないと中々入り難い雰囲気を醸し出す。
店内は、入ってすぐにカウンター10席ほど、左手に通路を挟んでテーブル席、あと個室もあるようです。
大将の他、お弟子さん?が2名で切り盛り。
先客は、2,3組み、後からも常連さんが入れ替わりでやってきます。
遅めの入店ですが、人気店のため、回転も良さそうです。
まずは、生からスタート。
キリンのハートランドです。
軽めの味ながら、キレとアロマホップの香りが楽しめるビールは、寿司と合います。
地酒メニューに、好きな銘柄の、獺祭(だっさい) 純米大吟醸/ 旭酒造 (山口)がありましたが、折角なんで、岡山のものをチョイス。
・「竹林 ふかまり」(純米無濾過生原酒) 丸本酒造 (岡山県浅口市)
岡山県で初めて、登録有形文化財に指定された慶応3年(1867年)創業の蔵元。
蔵元付近で、天文台のある竹林寺山の伏流水を使用。
蔵元のHPでは、飲み方は肉とオーガニック野菜と組み合わせで、常温から燗がおすすめと謳っているものの、ココではあえて魚が主体なんで冷で提供している。
頼んだ料理は、
・造り盛り合わせ: \1,800
にぎりは、お任せ、同行者が好みの炙りも交えながら。
・キス
・平目
・鯛
・穴子
・蛸
・トロ
あと、岡山特産の黄ニラがあったんで頼みました。
幸市では、単純な塩茹でで甘味を堪能、「アホエン」という脳の老化物質が含まれていたんでした。
握り寿司にしても美味しい、岡山ならではの味ですね。
玉子のにぎりも、分厚い玉子焼きの中心にシャリを、いなり寿司のように挟む変わったスタイル。
カウンターに座ったんで、大将との会話も楽しめました。
今回はゴチのため、金額は不明。
CPの良い先とのことで、紹介した相手も大満足。
次回の出張の際はレパートリーに入れておきます。
6位
1回
2012/11訪問 2012/11/25
『ちょこっとだけよ!♡・・・ あんたも好きねぇ~』 カトちゃんもびっくり?! (*^_^*) な居酒屋さん・広島銀山町
マイレビュアー、プリウス☆さん紹介店の追っかけ第16弾目。
いつもステキな店を紹介いただき、ありがとうございます!
ちなみに以前の15店舗は、
・人有喜 蔵、
・にかいのおねぎや 笹木、
・山人、
・田心、
・酒菜処 きっすい、
・いし井、
・お料理 にしなか、
・獨楽、
・酒菜竹のした、
・旬和創 桑乃家、
・圓屋、
・和食酒家 あんべぇ、
・なわない、
・いぶしぎん、
・酒処 石まつ 三代目
電停/銀山町から薬研掘通を南へ、東西の4本目の道を左(東)へ曲がった辺りに立地。
ちなみに、向かいの第2カープビルには、1F: おいらん、2F: 美少女学園と「桃色酒場」があり、間違って行けばタイトル通りになるかも?!
店内は民芸調の造りで、昭和30年代くらいの工場のような雰囲気でもある。
1Fはカウンター10席ほど、2階席や、3階にも隠し部屋の個室が2つがあるようです。
開店直後に入店、後から群馬から旅行中の仲良し女の子達、地元のOLさんやカップルなどでカウンター席がほぼ埋まる。
スタッフは5名で切り盛り、大阪扇町・アレグロや萱島・日本酒のめるとこと同じように戦隊ヒーロー的チームワークが光ります。
まずは生中(\500)からスタート、突き出しが早速出てきます。
・刺身盛り合わせ(2人前): \1,200
写真12時の位置から、サーモン、鯛、鯵のなめろう、わに、カンパチ。
わにはサッパリとした食感で旨い。
刺身が来れば、日本酒にスイッチ、飲み比べセットが有るかと大将に聞くと、6種類のセットができるとのこと。
今まで、山人、田心、酒菜処 きっすい、獨楽、 桑乃家、あんべぇ、石まつでも飲み比べセットが有るものの、全て3種類なんで6種類は非常に珍しい。
大将にお任せで選んでもらったのが、以下の6種類。
失念したものの、どこかの蔵元の仕込み水を和らぎ水(チェイサー)として出してくれます。
・誠鏡(せいきょう) 超辛口 特別本醸酒 / 中尾醸造 (竹原市中央)
・富久長(ふくちょう) 純米吟醸 中汲み槽しぼり / 今田酒造本店 (東広島市安芸津町)
・神雷(しんらい) 特別純米酒 千本錦 / 三輪酒造(神石郡神石高原町)
・西條鶴 無濾過純米酒 ひやおろし / 西條鶴酒造 (東広島市西条本町)
・天寶一 特別純米八反錦 (福山市神辺町)
・賀茂金秀 純米吟醸 山田錦 / 金光酒造 (東広島市黒瀬)
他に頼んだ料理は、
・たら白子ポン酢: \680
日本酒のアテには、やはりコレですね。
・木の子塩麹和え: \500
大将お薦めのアテ。
今流行の塩麹に漬けてねかせてあるので、旨みが増しています。
・New がんすSP: \580
これも大将にアテでお薦めで選んでもらった一品。
銀杏と鯵の秋バージョンで、呉名物やそうですが、今まで呉には何度が行っていますが初耳。
「がんもどき」に似ていて、日本酒や芋焼酎と組み合わせやすい。
・串焼き おまかせ3種: \580
炭焼き場前のカウンターに座っていたので頼みました。
3種類のネタは、ド忘れ。
普通の居酒屋よりもレベル的に旨かったのだけは覚えている。
・角煮 (煮玉子付) : \680
濃厚な角煮と煮玉子、酒のアテにピッタリ。
・揚げ出しトマト: \580
料理写真は途中で撮ったので1個しか残っていませんが、もともと3個入りでした。
揚げ出し豆腐はよくあるメニューだが、トマト版は初めて。
トマトを揚げることによって甘味と酸味がバランス良くなって、旨い。
あられと刻み海苔&ネギがかけられていて、御飯を入れて〆の一品にしても美味しいと思う。
・華鳩 貴醸酒 オーク樽貯蔵 / 榎酒造 (呉市音戸町): \800
1899(明治32)年創業、「鳩岡」に立地することから「華鳩」銘柄の由来になった蔵元。
呉名物のがんすを頼んだので、呉の蔵元から珍しい貴醸酒をチョイス。
大将によれば、中田英寿もココの貴醸酒ファンで、蔵元までわざわざ来たこともあるそうです。
米・麹・水から造るのが日本酒だが、三段仕込みの最後に水ではなく、純米酒で仕込むのが貴醸酒。
いわば貴腐ワインの日本酒版で、長期熟成の古酒。
選んだ種類はオーク樽に貯蔵した無濾過の澱入りタイプで、スウェーデンにも輸出されている。
一口飲むと、プレミアム・バーボン「ブラントン」にも似た、オーク樽の香りと深いコクの甘い味で、日本酒の概念がブッ飛びます。
・活性純米にごり酒 どぶ / 花酔酒造 (竹原市): \550
1900(明治33)年創業で、4代目の蔵元。
大将に選んでもらった変り種、アルコール度数が、日本酒なら通常14~15度に比べて、19度と高め。
甘酒の辛口版のようでもあり、にごり酒なんで酸味も感じられるヨーグルト酒のようにも感じる味。
・瑞冠 純米生酛 なま原酒 山田錦100% / 山岡酒造 (三次市)
江戸時代・宝暦年間に創業、漫画「夏子の酒」の「龍錦」のモデルになった酒米「亀の尾」を一部の銘柄に使っている蔵元。
最後の一杯として大将に選んでもらった、オススメの種類。
これは、亀の尾ではなく、ブランド酒造適合米「山田錦」の全量タイプ。
後でネットでも中々この種類は出てこないんで、レアもんなんでしょう。
日本酒選択のセンスが光るんで、大将と話していると、いぶしぎんのマスターとはよく飲んでいる仲やそうです。
今まで寄った中で広島で地酒と言えば、いぶしぎん、石まつでしたが、ココも品揃えは大したもんです。
料理、地酒の種類、居心地の良さのバランスを考慮すると、これら3店舗の中ではピカ一やと思います。
7位
1回
2012/06訪問 2012/07/09
日本酒と着物姿の女性ににうつつを抜かせる?! ( ̄m ̄*)居酒屋さん・本町
マイレビュアーさん達の情報を元に、とある夜に突撃してきました。
御堂筋と本町通の交差点から、つるやゴルフ本店を過ぎて丼池筋を少し南へ行ったテナントビルの2階に立地。
隠れ屋的な造りで、教えてもらわないとまず見過ごしてしまう店ですね。
1階入口の格子戸は押戸になっていて、階段を上がって引き戸を開け、靴を脱いで上がるスタイル。
右手にオープンキッチン式カウンター8席、4人掛け2卓と、8人掛けの掘り炬燵式座敷1卓。
高松出身の大将ともう1人が厨房に控え、愛想の良い和服姿の女性1人で切り盛り。
先客はカウンターにOLさんとリーマンの御独り様、後から1組が来店。
まずは、ビールから。
明治5年(1872年)創業の蔵元、熊澤酒造が作る湘南地ビールが置いてあります。
・ピルスナー
・シュバルツ
・アルト
この地ビールを大阪で飲める店も珍しいし、日本酒の蔵元が地ビールも作っているのも面白い。
茅ヶ崎市なんで、サザンの気分で乾杯♪
・八尾の枝豆: \400
「八尾えだまめ」は、八尾市の特産やったなんて、初めて知りました。
八尾市と言えば、谷町線の終着駅か、八尾空港のイメージしかない。
市のHPによると、「大きく張った実とたっぷりの甘み」が、特徴らしく、やはりビールとよく合います。
・鳴門の漁師、村公一さんのスズキ: \1,580
徳島出張でも食べたことが無かった熟成鱸はゼッピンでした v(⌒o⌒)
大将が高松出身やから仕入れが可能なんでしょうね。
後からネット検索すると、「情熱大陸」にも出演するくらいのカリスマ漁師さん。
ランチにしか寄ったことのないものの、近所の本田亭でもこの漁師さんのネタを取り扱っているらしい。
・静岡 桜えびとコーンとごぼうのかきあげ: \880
・泉州水茄子 そのまんま: \400
・自家製豆腐味噌漬け: \500
日本酒は、和服のお姉さんお任せで。
調子こいて4,5種類は、パカパカ頼んだような・・・(^_^;)
先ほどの熊澤酒造が、防空壕で貯蔵した「吟望 天青」(純米酒)は確かに飲んだはず・・・
さすが、「山中酒の店」出身だけあって、スタッフにも知識が行き届いています。
食材も、全国から選りすぐりの逸品を集めていて、雰囲気も良く、本町エリアのレパートリーに入れておきます!☆
8位
1回
2012/09訪問 2012/10/15
マイレビュアーさんも含め、以前の口コミから気になっていた先。
南森町の交差点から、1号線を東へ、天神橋筋商店街を南へ。
コロッケの中村屋、名代宇奈とと 南森町店を越えて、天満天神繁昌亭へ繋がる東西の小道あたり、めん家 だるま堂 天神橋店の対面に立地。
以前に寄ったイタリアン・オステリア・ミラと同じビルでした。
ビルの1Fですが、正面から階段を少し上がります。
店内はやや細長い造りで、オープンキッチンのカウンター席、奥にテーブル席もあるようです。
先付け (\380)は、以下の5種類から選択制。
ささみのたたきにしました。
・ぴり辛こんにゃく
・しろ菜のおひたし
・ささみのたたき
・牛蒡と豚の玉子とじ
・冬瓜のがらスープ煮
・おまかせ5種盛り/2人前 (\1,260)
ネタは、鯛、伝助穴子、ハマチ、ケンイカ、カツオ。
盛り付けも華やかになっていて、どれも鮮度良く、旨い。
・長芋たんざく (\380)
早めに出そうなアテということで頼みました。
・いわしつみれ (\380)
つみれは自家製、出汁が秀逸。
これは旨い!
・新さんま 肝醤油焼き (\680)
別のお客さんが頼んでいて美味しそうやったんで、「アレと同じものを」と言うことで注文。
牛串の炭焼きと思っていたら、秋刀魚でした。
その日に仕入れた秋刀魚の肝と醤油を混ぜ合わせ、鰻のかば焼きのように、何度もタレを付けて焼いていく手間物。
肝醤油が滴り落ちて、炭からシズル感タップリの香りが漂う。
地酒とよく合い、コレは今日イチの品でした。
生ビールの後は、地酒にスイッチ。
近くの酒屋さんのお任せで仕入れており、銘柄も不定期で入れ替わっているそうです。
先日、近くのあじわい酒房あづま 天満宮店で飲んだ「道灌」や、萱島・日本酒のめるとこでの「作(ザク)」も発見。
あづまに比べると種類は少ないが、少ない中でもヒラリと光る品揃えです。
・花巴 純米酒 無濾過生原酒 / 美吉野醸造 (奈良県吉野郡吉野町): \800
1912(明治45)年創業、千本桜の吉野の蔵元。
桜色のラベルが綺麗、味もフルーティーで、吉野の花見で飲んでみたい逸品。
・花垣 純米にごり酒 / 南部酒造 (福井県大野市): \800
創業1733(享保18)年、大野藩御用達の金物屋さんからスタート、1901(明治34)年に酒造開始、今年で創醸110周年を迎える。
地元、大野市は酒造好適米「五百万石」の生産量が日本一の土地柄。
オリ入りの旨みが凝縮された味。
・三十六人衆 限定純米大吟醸 / 菊勇(きくいさみ) (山形県酒田市): \800
1897(明治30)年創業の蔵元。
平泉藤原氏の36人の遺臣が酒田に逃れ、後に戦国時代に3人の月番で12ヶ月行政を担当した自治都市となる。
「三十六人衆」はその人々を指す。
山田錦を40%まで精米、大吟醸がこの価格で呑めるのでCP良し。
精算を終え、大将に『この内容でこの価格なら安すぎでしょ? もっと取ったら?』と声を掛けた。
『いやぁ~、ウチはあくまで商店街の中の居酒屋ですから・・・』と、あくまで謙虚な若大将。
どの料理でもキッチリひと仕事しており、居酒屋以上の小料理・割烹と言ってもよい。
扇町の支店、魚や市 はなれにも、機会があれば寄ってみたい。
9位
1回
2012/08訪問 2012/10/14
ナニワ地酒界の生き字引的な「ザ・シンプソンズ」のパパ似?!( ̄m ̄*)の大将に会える居酒屋さん・南森町
マイレビュアーさん達が多数寄られていて、気になっていたものの、なかなかタイミングが合わず予約が取れないでいた。
少し遅めのスタートなら空いているとのことで、突撃してきました。
天神橋筋に面している雑居ビルの細い通路を入っていくので、一見さんには分かり難い。
石川さゆりがお忍びで来ていたラーメン屋さん和的湯麺 ねび(閉店・その後の店もラーメン屋さん)があった同じビルに立地。
天満界隈で日本酒にちなんだ店と言えば、知っているだけでもザッと挙げると結構ある。
・杜氏屋: 日本初の純米酒バー
・ビューティーバー: 和服&古民家の日本酒バー
・稲田酒店: 酒屋さんの立ち飲み(未訪)
・なかなか: 翌朝まで営業の日本酒メイン居酒屋
・楽縁: 唎酒師の女将さん。七輪焼き
・鉄板鶏料理 糀や: 立ち飲み(おいでやす通り)
天満に対して南森町界隈では、ココの他に未訪ながら3軒と意外と少ないんである。
・にこ
・酒や肴 よしむら
大阪万博後くらいに、脱サラして開店ということなんで、約40年。
当時は、地酒ブーム前の、桶買いブレンドの大手清酒メーカーもの全盛期。
今では長男さんにあじわい酒房 あづま 帝塚山店を任せている。
次男さんが厨房に入り、奥さんも切り盛りに加わる。
大将は、、「唎酒師」の更に上級資格「酒匠」を持っておられます。
そういえば、萱島・日本酒のめるとこの大将も5月に全国241人目で取得していた。
それ以前の資格取得やそうで、日本酒のプロ中のプロと言える。
ただ、ココの大将は資格のためだけではなく、日本酒好きが高じて気付いたら結果的に酒匠になっていたと表現したほうがしっくり来る。
その大将の目利きで選んだ、ホンマもんの旨い酒(60種類)の品揃えは圧巻。
メニューに記載されている日本酒は全て燗対応可能とのことで、日本酒好きにはたまらないサービスです。
冷蔵保存と常温保存と分けてメニューが書かれており、冷蔵保存ものでも、燗にすることで日本酒本来の旨み・香りが増す銘柄もあるそうです。
160mlでの価格ですが、半分の80mlでもOKとのことで、いろいろな種類を試したい飲兵衛には嬉しいサービス。
日本酒は、この日の気分で何故か? 兵庫県のエリア集中でチョイス。
・道灌 純米生原酒 太田酒造
1874(明治7)年創業、江戸城を建てた太田道灌の末裔の酒蔵。
滋賀県草津に本社があるものの、灘千代田にも蔵がある。
原酒なんで、ストレートに味が伝わってくる。
・白影泉 純米吟醸 雄町 16BY 下村酒造店 (兵庫県姫路市)
元々、剣菱に桶売りしていた小さな蔵元で、全商品が無濾過。
名古屋栄の純米酒立ち飲みバー・八咫で別銘柄の「奥播磨」は飲んだことがある。
平成16年醸造年度なんで、古酒の部類に入り、琥珀色になっている。
蔵元HPで見てもこの種類は、販売していなく、入手困難のレアものなのかも?
熟成に耐え得る旨い酒は、ワインと充分に勝負できる。
あと大将のお任せで1銘柄(名前失念?)をいただきました。
アテとしては、刺身盛り合わせの他、2,3品。
締めで頼んだ「旨みたっぷり ラーメン」。
魚介の出汁が溶け込んだ、やや豚骨に近い塩ラーメン。
隠れた逸品で、昼間にコレだけでも客が入ると思う。
今まで寄った天神橋筋界隈の日本酒メインの店の中では、ダントツのブッチギリの店。
早々に大将と日本酒談義をしに再訪したい先となりました!
10位
1回
2012/02訪問 2012/05/16
笠に着ず?! (^m^ ) 専属漁師のネタで、球児の火の玉ストレートのように直球勝負する居酒屋さん!・松山
大入亭、はしまや、四国三郎 よしの川、烏賊や、和錆に続く松山の海鮮居酒屋第6弾。
松山で、専属漁師ネタを出す店としては、よしの川と同じセールスポイントになる。
三越の南側辺り、 以前に寄った伊予の手造りうどん 名代や つるちゃんからも近い。
入口から右手がオープンキッチンのカウンター席、左手にテーブル席が何卓か、奥が小上がりの座敷席、障子で仕切られた個室もあり、団体さんで埋まっています。
スタッフの威勢が良く、客層はやや若め、リーマン組、仲良しOLさん達、カップルなど、この日はたまたまか?女子率が高い。
ほぼ満席に近く、人気店なのか、事前に予約しておいて正解。
HPを見ると、他に下記2店舗を展開している。
・笠組 アイアングリル
・とりや 久兵衛
まずは生ビール(\550)から。
次に地酒にスイッチ。
愛媛の地酒の種類が多く、殆ど飲んだ事が無い銘柄ばかりで目移りしますね。
・「日本心(やまとごころ) 生原酒 純米吟醸袋絞り無濾過」(\600) 武田酒造(愛媛県西条市)
・「日本心 純米辛口 紅」
明治37年(1904年)、つまり日露戦争開戦の年に創業の蔵元、銘柄は大和魂からの由来。
秋山好古・真之を排出した松山、兄弟でこの蔵元の酒は飲んだんでしょうかね?
愛媛の西端、佐田岬半島の麓の町から出現した四国最多の杜氏、伊方杜氏が作る珠玉のお酒。
愛媛は栗焼酎のイメージしかありませんでしたが、旨い日本酒にありつけました V(^-^)
・「華姫桜 中汲み特別純米無濾過」(\550) 近藤酒造(松山市)
明治11年(1878年)創業、ここも歴史がある蔵元です。
同じ無濾過でも蔵元で微妙に異なります。
まだまだ知らない地酒が目白押し。
・刺身
単品で、真ごち、胡麻さば、胡麻あじ、よこわ炙り。
真ごちは初めて、白味で、釣り上げてからの痛みが早く、野〆が活け状態でないと提供できない魚やそうです。
地元瀬戸内の天然魚のみを扱っている専属漁師からの仕入れならではですね。
・明太子 青じそ天 (\680)
サクッ、カラッと揚がっていて美味しい。
・地だこのサラダ (\780)
よしの川でい以前に活手長だこの踊りを食べたことがあるが、今回は普通の地だこ。
関西人やからの発想だが、このネタならたこ焼きにしても美味しいかも?!
地物の海鮮と日本酒を堪能できる銘店ですね。
地元の取引先は、青年会などの会合でよく利用しているそうです。
また機会があれば再訪したい先です。
2008~9年と投稿期限を過ぎてしまったので、ベストレストランとしては3回目。
年末の多忙でレビューUp出来なかったのが影響し、訪問件数は殆ど変わらなかったものの、今年の対象店舗は161店と、昨年の180店から少し減った。
毎度の事ながら、10軒だけを選ぶのは難しく、アソコもココもと、各順位タイで20軒を含めたいくらい。
昨年同様、海鮮・日本酒の傾向が続いた。
栄えあるトップの先には、実家近くの銘店を、地元応援の意味で選出。
他のTOP10と異色だが、ココのチョコレートには、ヴィンテージものの日本酒の古酒と組み合わせてみたい。
全国的には、まだまだ知らない隠れた名店が残っている。
はたまた、今後どんでもない新顔が出現するかもしれない。
2013年にはどうなっているんでしょうね。
何れにせよ、今から楽しみです。