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掲載保留新和食 きくい大阪城北詰、京橋、大阪ビジネスパーク/日本料理、創作料理、馬肉料理
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夜の点数:4.5
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.0
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|雰囲気 3.5
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 3.5
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.0
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| 雰囲気3.5
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク3.5 ]
♪きくいぃ~、安いぃ~、仕事キッチリィ~♪ & 永谷園的?! (^m^ ) これぞ、男の修行者が奏でる和食屋さん・京橋
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金粉付き赤飯と自家製からすみ
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入口付近
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1F階段前
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1F階段横のメニュー看板
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1F階段横のメニュー看板
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1号線側の外観
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山本五十六語録
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2012/08/27 更新
マイレビュアーさん達が多数、寄られていて以前から、ずぅ~と気になっていた先。
壮行会用途で、予約時に何かお願いしたら、『それでは、赤飯を途中で挟みます』と女将さん。
コースは、スタートの\10,000のもので頼みました。
『ん???、記念に赤飯というのも、意外と古風かも』と思いつつ、当日を迎える。
「京橋はエエとこだっせ~☆」のディープなコテコテ・グランシャトー界隈から離れたエリア。
ホカ弁が1階にある雑居ビルの2階に立地、J字型カウンター7席、大将ご夫婦で切り盛り。
先客は、御江戸からの出張若手リーマン組、後からカップル客。
ドリンクは、生中からスタート。
ぐるなびのクーポン持参で、1杯目はサービス。
喉の渇きが止まらず、更にもう一杯。
次は地酒にスイッチ。
大将お任せで、以下の2銘柄。
・からほり / 奈良豊澤酒造 (奈良市)
1868年(明治元年)創業の蔵元、「豊祝」が代表銘柄。
須佐などがある上町台地の湧き水を使用し、作っているのは奈良でも「空堀商店街の地酒」と言っても良い。
「現代の名工」に選ばれた杜氏が作るんで、やはり旨い。
・のうかや 彦八 純米吟醸無濾過火入れ / 若鶴酒造 (富山県砺波(となみ)市)
1862年(文久2年)創業の老舗蔵元、20BY全国新酒鑑評会で金賞受賞作。
富山出張時、だいどころ屋でひょっとして飲んだかもしれないが、銘柄を控えていなかったんで不明。
のうかや(苗加屋)は創業時の屋号、彦八は創業者の幼名、蔵元のルーツ名を冠した渾身の逸品。
・前菜
海栗葛豆腐、生クラゲ、穴子巻き、熊本卵焼き、八尾えだまめ、食用ほおずき(「ストロベリートマト」)、冥加など10種類ほど。
yama-logさんと訪問した時期が近いからか、ほぼ同じ内容。
前菜が良い処として思い出すのは、近くのぼちぼちや、谷九・和彩そあら。
海栗葛豆腐も、普通の豆腐に海栗が乗っているのではなく、海栗が練り込んであるので、ひと手間かかっていて旨い!
「八尾えだまめ」は、本町・日本酒餐昧うつつよでもありました。
・馬刺し
牛レバーが禁止されてから、素材が馬ですが、肝は久しぶりに食べました。
タテガミよりも、舌元が珍しい。
熊本へは昔何度か出張で馬刺しを食べましたが、大将も言うとおり、確かな仕入れルートでないと、熊本でも食べれないネタ。
・黒ムツの煮付
牛蒡が添えられていて、yama-logさんの時と、器も含めて同じ。
・刺身
ネタは、本鮪、鱧、海栗、蛸。
刺身をこの段階で出してくるとは、面白い。
前菜での海栗葛豆腐も美味しいが、今頃が旬という殻割り無添加の海栗の鮮度はバツグン、日本酒とよく合います。
・赤飯
まさに壮行会に相応しい、鶴の羽を広げたような器で盛り付けするとは、大将の粋な計らいです。
小指大ほどの手乗り寿司のような赤飯で、金粉がかかっていて、自家製からすみが添えられています。
自家製からすみと言えば、岡山・幸市を思い出しますね。
・徳島産とうもろこし「甘々娘」の天麩羅
松山・四季瀬戸の味 たにたでも食べた「甘々娘」は、糖度15度以上で、ダントツに甘くて旨い!
皮が薄いので、生でも食べれるそうで、それを天麩羅にすることで、甘味がグン!と増します。
これは、どちらかと言うと日本酒よりも、ビールにピッタリ。
・イサキ塩焼き
シンプルな塩焼きだが、鮎の感じに似ている。
日本酒が、グビグビ進みます。
・新生姜の炊き込みご飯とスッポン汁
またまたyama-logさんの時と同じ。
奥さんが、厨房で、真鍮製?!のミニ竈で炊き立てのホカホカ。
御飯の湯気に、生姜の香りが合わさって、旨い。
スッポンも、大将がピンセットで小骨を除く地道な下作業の後、長時間かけて煮込んだプルプルのゼリー状のものを湯戻し。
普通の店なら、味噌汁で組み合わせるが、ここまで手間隙かけたスッポン汁はゼッピン以外の何物でもないv(≧∇≦)v
コラーゲンバツグンで、女性だけでなく、男性にも翌朝張りの違いが実感できるとか。
酔いもあってか、鈍感な自分は気付かずでしたが・・・(^_^;)
・季節の果物
カードが使えるようになって、コースのスタート金額がUpしたが、大将の仕込みの手間と食材費、及び客回転数を考慮すると(この日は2ラウンド目は無さそうでした)、福沢諭吉からでも、素人目にも全く儲かっていないんじゃ?と心配になります。
店内に貼ってある「味一筋 夢一途 うまいの一言聞くために 今日も精進 明日又精進」と、
山本五十六・語録の「男の修行」をまさに実践している大将。
開店当初未だ看板も無く固定客も付いていなかった時に、『儲からないから、もう止めよう』と弱音を吐いていた奥さんを引っ張っている。
ミッキーマウス・プラティのように、癒しを与える奥さん。
『次回来店された時に、今日、お召し上がりになられた料理と重ならないように記録に付けておきます。』
扉の外だけでなく、わざわざ1階に下りてまで、お見送りしてもらいました!
各レビュアーさん達が絶賛するだけのことはありましたね。
全国的にも、ナニワの銘店として誇れる先やと思います。