タイガース・ウッズさんが投稿した藤緒(長崎/思案橋)の口コミ詳細

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タイガース・ウッズの「僕を呼ぶ店」

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タイガース・ウッズ (男性・大阪府) 認証済

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藤緒思案橋、観光通、崇福寺/日本料理

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2017/07 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

やはり、ココは藤子さんご用達らしい?! ( ̄m ̄*)小料理屋さん・長崎

長崎卓袱浜勝酒菜処 のさ庵に続く、長崎の夜第3弾。
地元のマイレビさん情報を基に、ココに決める。
その2軒からも近いが、ビルの4Fに立地するので、知らないとまず辿り着けない。

店内に入ると、入口から左手にカウンター席、通路を挟んで右側が小上がりの座敷席になっている。
既にカウンター席は常連さんらしき先客で、ほぼ占められていて、座敷席も後客で埋まったので、事前に予約しておいて正解。
樋口一葉のコースで、しかも無理を言ってレビュー用に献立のメモをお願いしておいた。

まずは、生ビールで喉を潤す。

前菜
夏野菜とひじきのトマトポン酢あえ。
透明なガラスの器に盛られているので、季節感を感じさせる一品。
一品目にこれを持ってくるのは、ポン酢が、アペタイザー的に、胃を活性化させる狙いがあるのかも?

お造り
甘鯛、おお目鯛、本鰹、鯖
兼正の鮫肌山葵おろしと、煎り酒が添えられる。

写真上部の白身がおお目鯛、刺身は初めて、白身の見た目で淡白かと思いきや、まったりと舌に絡む脂の乗り具合。
煎り酒は、江戸時代に醤油の普及と共に脇役に押しやられた調味料で、最近、見直されているらしく、この日のネタのおお目鯛や甘鯛など、白身の刺身と組み合わせると素材の旨味を引き出して、むっちゃ旨い! v(≧∇≦)v

本鰹も、高知や「もちかつお」の浜松と、互角と言える。
自分が知らなかっただけなんだが、長崎でも、このレベルの鰹が頂けるとは、正に「井の中の蛙」状態でした。
鯖と同じく、皮目を炙っていて、香ばしい。

刺身が来たので、地酒にスイッチ。
まずは、やはり地元長崎の蔵元から選ぶ。
女将さんがサポートしてくれた。

福田 特別純米 / 福田酒造 (平戸市)
1688(元禄元)年創業、米・麦・ジャガイモ・芋焼酎も醸している複合蔵。
移転前の日本酒暮六つで、秋の辛口を飲んでいた。
今回飲んだのは、麹米に山田錦、掛米に一般米の転用で「レイホウ」を使い、60%精米、ぬる燗にしたら映える米の旨味。

お椀
鱧のお出汁のお吸い物。
京都人としては、鱧は夏の風物詩。
真丈ものは、毎度のことながら大阪駅前第3ビル・花狩人 かとうの蓮根饅頭を髣髴とさせる。
和食の目安と言われる「椀刺(わんさし)」、ココのは素晴らしいです。

料理が美味しいと、酒も進みます。
次へ行きましょう!

萬勝 純米酒 はね木搾り / 吉田屋 (南島原市)
1917(大正6)年創業、4代目夫婦が、昔ながらの「撥ね木搾り」という絞り方にこだわっている蔵元。
非常に手間がかかるために今では珍しくなった上槽(じょうそう)方法の一つだが、他には以下の2蔵があり、焼酎王国の九州の蔵元で伝統製法が息づいているのが面白い。
https://www.youtube.com/watch?v=cWAEjyp2PHY

【撥ね木搾り蔵元】
白糸酒造(福岡県糸島市)
花の香酒造 (熊本県玉名郡和水町): 熊本の日本酒バー・花らん香ろんのママさんの実家

先述ののさ庵で、撫子酵母を使った純米吟醸を飲んでいた。
今回飲んだのは純米酒、大阪天五の日本酒バーを連想させる、つるばら酵母で仕込んだもの。

揚げ物
はとし(藤緒風) スイートコーンのかき揚げ。
はとしは、なみなみ 新町店の姉妹店くんち(閉店)で食べていた。
ココのは大葉と大根?が使われていて、サッパリとして後味になる。

揚げ物の油を流しましょう。
更にもう一杯。

天穏 純米吟醸 無濾過純吟 改良雄町55% / 板倉酒造 (島根県出雲市)
1872(明治4)年創業、『毎日飲める飽きの来ない味』をモットーとする蔵元。
時間が無くて飲めなかったが、松江・ステーション ウェイティング バル エスパーク で「生酛 無濾過純米酒 白ラベル」を提案してもらっていた。
今回飲んだのは、岡山原産の現存する最古の酒米「雄町」を島根県が進化させた「改良雄町」を55%精米、大人し目の香りと後から米の旨味がジワ~と来る感じ。

煮物
煮穴子と焼きナスの冷製。
茄子の味が、穴子とマッチしていて美味しい。

まだ料理が出てくるので、呑み足りませんね。
♪もう1杯ぃ~ もう一杯ぃ~♪ ←ミスチル「HANABI」風に(^_^;)

旭菊 大地の酒 特別純米 27BY / 旭菊酒造 (福岡県久留米市)
1900(明治33)年創業、朝日のように勢いのある切れのよい酒を願って命名された銘柄。
大阪大国町・へっついで、「純米六号」、福岡・酒BAR KEIZO(閉店)で「純米大吟醸 生酒」を飲んでいた。
今回飲んだのは、無農薬で栽培された酒米の王者「山田錦」を60%精米、山田錦の特徴の後味のキレよりは、ぬる燗にしたら旨味が広がるタイプ。

蒸し物
甘鯛の酒蒸し。
オクラが添えてあって、イタリアン風な味に仕上がっている。

ご飯
ざる普賢蕎麦。
普賢蕎麦とは、初めていただくが、調べると長崎の島原産のものらしく、出石や長野と互角に戦える味やと思います。
添えられている鮫肌山葵おろしが、今回は長次郎のものと、お造りの時とさりげなく替えられているのが面白い。

デザート
桃とパイナップルのシャーベット。
桃が黄桃なら、さしずめ梅月堂 本店で食べた「シースクリーム」のシャーベット版ですね。
最後に長崎らしい一品で〆られている。

女将さんの息子さんが、板さんで手伝われるようになって、料理が昇華されたみたいですね。
若手料理人ががんばっている金沢・さかい五十嵐八十八を彷彿とさせます。
長崎の割烹/小料理屋さんのジャンルとして、こうした店を探していたので、今回、ココへして大正解!!!
マイレビさん情報に感謝です \(^-^)/

後日、女将さんから手書きの礼状が届いた。
分かってはいても、ついつい多忙さから、こうした配慮を欠く処が多い中、また長崎へ行った時には寄りたくなるもんですね。

  • 前菜

  • お造り

  • お椀

  • 外観

  • 煎り酒

  • 揚げ物

  • 煮物

  • 蒸し物

  • ご飯

  • デザート

  • 福田 特別純米

  • 福田 特別純米 ラベル

  • 萬勝 純米酒 はね木搾り

  • 萬勝 純米酒 はね木搾り ラベル

  • 天穏 純米吟醸 無濾過純吟 改良雄町55%

  • 天穏 純米吟醸 無濾過純吟 改良雄町55% ラベル

  • 旭菊 大地の酒 特別純米 27BY

  • 旭菊 大地の酒 特別純米 27BY ラベル

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2017/10/10 更新

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