タイガース・ウッズさんが投稿した八十八(石川/野町)の口コミ詳細

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タイガース・ウッズの「僕を呼ぶ店」

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タイガース・ウッズ (男性・大阪府) 認証済

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八十八野町、北鉄金沢、西泉/日本料理

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2016/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

ココへは夏も近づくと寄りたくなって、予約の電話番号はやっぱり「4126」ねんやろか?! ( ̄m ̄*)割烹屋さん・金沢 木倉町

予約困難と聞いていたが、タイミング良く予約が取れた。
以前に寄った、小料理 鈴木源左ェ門五郎八乙女寿司から近い。
未訪ながら、うきぐささかいも含め、ココ最近の傾向として、片町の交差点から離れた所に、名店が増えてきているように感じる。

町屋を改装した造りで、ハイカラトンボというジンギスカン屋さんと同じ建物をシェアしている。
店内は、L字型カウンターで屋号からか?! (笑) 8席、左手奥にもテーブル席がある。
先客は、接待リーマン組、ミドル夫婦1組、若いカップル1組、後客で若いカップル1組とテーブル席に有閑マダムの熟女会。
若い大将の他に、男女1名ずつ、計3名で切り盛り。

\8,000のコースで予約し、レビュー用に後から分かるように、この日の献立のメモを依頼しておいた。
まずは、生ビールでスタート。
ヱビスビールで、黄金比率の泡の注ぎ方が上手い。

先付
香箱がにの御椀 (湯葉・銀杏・三ツ葉)。
初っ端から、香箱がにとは、この季節の金沢らしく、寒いこの時期、御椀からスタートするとは、店主さんのまず最初に温まってほしいという思いが伝わるようですね。

造り
能登天然ぶり、鹿児島生本まぐろ、石川天然真鯛昆布〆、兵庫太刀魚あぶり。
透明なガラスの器に盛られていて、先付で温まった後は、キリッ!と引き締まった雰囲気で変化があって面白い。

刺身が来たので、いつものように地酒にスイッチ。
メニューの中から、石川県の蔵元のものでチョイス。

大慶 特別純米酒 無濾過 / 櫻田酒造 (珠洲市)
1914(大正3)年創業、能登半島の最先端、漁師町である蛸島町にある酒屋も兼ねている小さな蔵元。
大阪北新地・日本酒 紫で「特別純米 長期熟成8年」を飲んでいた。
今回飲んだのは、酒米の王者「山田錦」を全量使用し55%精米、無濾過、猟師町の蔵元らしく、刺身によく合います。

揚げ物
加賀小坂れんこん、たら白子挟み揚げ。
小坂れんこんは、泥付きのままで出荷され、歯応えはシャリッ!と味はモッチリなのが特徴らしい。
これに、たら白子を挟んであるので、更に濃厚な味わいになっている。

手取川 しぼりたて 純米生原酒 / 吉田酒造店 (白山市)
1870(明治3)年創業、「一滴入魂」をモットーとする蔵元。
片町・味処 一合半 ぶん家で「山廃仕込純米酒ひやおろし 無濾過生詰」を、和亭寿し良では「純米酒」を、小料理 鈴木では限定品の「純米 原酒 暑気払い」を飲んでいた。
今回飲んだのは、限定販売品、麹米に石川県の酒米「石川門」を50%精米、掛米に新潟原産の「五百万石」を65%精米、冷やしてワイングラスで飲むとピッタリくるくらいフレッシュな味。

小鉢
かきと里芋まんじゅう 焚合わせ 味噌仕立て。
大振りの牛蒡と、わけぎが入っています。
先付でも感じたことだが、やはり出汁が旨い。

八寸
・甘えびクリームポテトまんじゅう蒸し
・和牛テールほちゃほちゃ むし焼きポンズ
・七尾 赤なまこと たら白子の酢の物
・地もの春菊と焼椎茸のおひたしと香箱がに (酢みそ、土佐酢ジュレ)
・クリームチーズの粕漬けと自家製本からすみ

添えられている青掻敷(かいしき)の葉に、水滴が付けられている芸の細かさ。
広島・むろかの前菜で感じたのと同じく、何れの料理も仕込に手間がかかっているものばかりで、酒が進みます。

池月 吟醸 みなもにうかぶ月 / 鳥屋酒造 (中能登町)
1919(大正8)年創業、一時は休造していたものの、地元有志により復活、年産300石(1升瓶換算で3万本)の小さな蔵元。
駅前囲酒屋 狼煙で「純米」を飲んでいた。
今回飲んだのは、酒米の種類の記載が無いが50%精米、アル添も加わって、いわゆる「淡麗辛口」の味になっている。

焼き物
天然ぶり西京焼き、源助大根ステーキ 貝柱とルッコラの春巻。
源助大根は加賀野菜のひとつで、普通の青首大根と違って、太く短く、柔らかいものの煮崩れせず、肉質と甘みが特徴。
写真右下に添えられているのは、生七味、美味しいのでお土産で持って帰れるように追加で頼む。

黒帯 悠々 特別純米 / 福光屋 (金沢市)
1625(寛永2)年創業、金沢を代表する最古の蔵元。
寿司 さ々木 で冷酒のまま、鮨 歴々 百番街店では、ぬる燗で飲んでいた。
今回もやはり、ぬる燗で、このお酒は温めると、米の旨味が広がって飲み飽きしない味になる。

温物
煮穴子と有機かぶ、九条ねぎの小鍋。
この一品も、出汁が効いていて、体が温まります。
「黒帯 悠々 特別純米」ぬる燗との相性もバツグンです。

飯物
焼白子 焼おにぎり茶漬け
or
牛すじカレー

シェアして、それぞれ試食。
何れも甲乙付け難く、旨過ぎです!

デザート
和歌山 黒あま柿と新潟 ルレクチェ(洋梨)ラム風味のカスタード・キャラメルアイス。
和歌山 黒あま柿は、「樹上脱渋」という刈取り前に完熟させる手間のかかる栽培方法で、黒い粒々の果肉が詰まっていて、濃潤な甘みが特徴なんだとか。
ルレクチェは、ラフランスを凌ぐ味で「西洋梨の貴婦人」と言われ、原産地フランスでは手間がかかるため、現在では殆ど栽培されなくなった品種で、酸味よりも甘みが強い。

大将及び女性スタッフさんは、移転前の元玉響出身と伺って納得。
シレッと料理を出してくれるのですが、後から調べると素材に物凄くこだわりを持っているところは、以前と変わらず、いや更に昇華されているようにも感じた。
大将は腰が低くわざわざ、入口の外にまで見送りに来てくれ、また違う季節に是非とも寄りたい先となりました。

PS: ↓タイトル元ネタ。キダ・タローの作曲とばかり勘違いしていました (^_^;)
https://www.youtube.com/watch?v=t_t3O863qfQ

  • 先付

  • 造り

  • 揚げ物

  • 小鉢

  • 八寸

  • 焼物

  • 温者

  • 御飯

  • 御飯

  • デザート

  • 生七味

  • 外観

  • 看板

  • 入口

  • 生ビール

  • 大慶 特別純米酒 無濾過

  • 大慶 特別純米酒 無濾過 ラベル

  • 手取川 しぼりたて 純米生原酒

  • 手取川 しぼりたて 純米生原酒 ラベル

  • 池月 吟醸 みなもにうかぶ月

  • 池月 吟醸 みなもにうかぶ月 ラベル

  • 黒帯 悠々 特別純米

  • 黒帯 悠々 特別純米 ラベル

  • 手書き献立

2017/01/10 更新

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