3回
2020/07 訪問
ご無沙汰ふくみみ
2020/07/15 更新
2017/12 訪問
来し方行く末中華そば
数年ぶりのふくみみ。たまたま土曜日の午前中に分倍河原近辺に所用があり久しぶりに立ち寄ってみました。
11:30前に通りかかると店外に2名の待ち客。これはそう待たないだろうと判断。列の後ろに付きます。
ほどなくして店内のウエイティングにて。券売機で選んだのは中華そば¥650、だったかな。
カウンターが順繰りと空くさまを眺めつつ15分ほどして案内されました。
食券を手渡して数分で「熱いのでお気を付けください」と丼が。
濃密なしょう油スープに揺蕩う細い硬質なストレート麺。
チャーシュー、メンマ、岩のり、刻み葱という具材は変わりなく。
とにかくしなやかで硬質で喉越しの良い麺を一心に啜ります。理想は慎重に箸を使って5~6本を啜り噛み締めて嚥下する一連の動作。分かりやすいうま味のしょう油スープを纏いするすると収まる心地良さ。
何かを足して何かを引いてるはずだけど流行りの複雑なラーメンとは一線を画したシンプルな中華そばは健在でした。
繰り返しになるけれど開店当初からちょくちょく顔を出していた店。
ご主人も奥方も変わりなくお元気そう。この店が続いていること、これだけのお客を呼び寄せる事は間違いなく自分のエナジーにもなっているンではないかと勝手ながら思ったりもして。
お隣には大きなマンションも建設中。近隣で営業が続いているのはそば屋のいし川と洋食のココットですかね。お向かいはかのリーチ・マイケルさんのカフェ。こちらも開店して数年が経つでしょうか。簡素で古びたお店ですが初心の感じられる清潔な雰囲気はいつもながら。製麺室?の近くにはかつてベビーベッドまであったんだよなぁ…とか。思わず遠い目になってしまいますネ。
これ以降は戯言として。
変わらないことが美点とも思えるふくみみの中華そばですが、たっぷりと投入される刻みねぎ。スープを啜る段になってねぎの風味が勝ち過ぎているような気がしないでもありません、スパっとした小口切りのネギで食べてみたいなぁ…などと詮無いことを考えたりも。
と言いつつも、ビバふくみみ。
またいずれお世話になることでしょう。いつまでも頑張って欲しいお店です。
2017/12/11 更新
2013/01 訪問
どんぶり一杯の小宇宙。
ここのところ随分ご無沙汰だったふくみみに。
土曜日の開店11:30に合わせて向かってみると既に店外に7~8人の行列が。
ふくみみで行列に並んだことってないんだが…ま、一回転目がさくっと終わるだろうとガマンして列の後ろについた。
その後入店、カウンターにたどり着いたのがちょうど12時。
今回注文したのは中華そば大盛り¥700に煮玉子¥100をオプションにて。
他の方のレビューで知ってはいたが¥50値上がりしたんですね。
随分久しぶりに食べたんだけどやはりここは麺だな。
しこしことした硬質な歯応えと喉越しでするりするりと収まっていく。
大盛り注文したんだけど、このままいくらでも食べられてしまうような麺だ。
ちなみに店の奥の壁にはこの店がある通りのイラストマップが貼ってある。
その名も美好町1丁目NorthSideなんだとか。
そうそう、甲州街道から一本奥に入ったこの通りには意外に飲食店やその他の店も多くどの店も繁盛しているみたい。ここ数年店の入れ替わりがないことからもそんな気がする。
このマップの中にて当店を称して曰く「中華そばしかやってない中華そば屋です。」とのこと。
身も蓋もないがまさしく正鵠を射たキャッチですな。
中華そば旨し。
相変わらずラーメン食べるならこの店だけで十分と思わせてくれる。
~~~以下11年7月~~~
久しぶりのふくみみ。
ここのところ、土曜日になると異常な行列ができていてすっかり足が遠のいていた。
今日は開店直後に店の前を通りかかると、丁度空席が目に付いたのでついつい吸い込まれてしまった。
自家製ストレート麺を鍋に投じる直前、キュッキュッキュッと揉みこんでいるのが目に留まった。
丼を手渡されると麺に微妙なアクセントがついていてナイスです。
うん、アツアツで美味。
ちなみに店を出ようとすると混雑しつつある店に顔を突っ込んできたお客が「お店の前に車を停めて良いですか?」と。
お店「ご近所にご迷惑になるので近所のパーキングを使ってください」
細い路地の住宅街ですからね。ちょっと考えればわかりそうなものを。
これだけお客が増えてきてしまうと想像力に乏しい人も混じるようになってしまうんだろうか…
今年のGWは5/3(火)は臨時休業。
これ以外は、通常通り日月が休みのようです。
狙ってた方、ご注意ください。
~~~以下10年8月~~~
ってな大げさなもんでもないが、端整なラーメンです。
何かが突出しているわけではないが、唯一オリジナリティを主張する自家製のストレート麺を中心にシンプルなスープ、具材で完成されている。
しみじみうまひ。
ちなみに、当店本日8/8~16まで一週間の長期休業に入ります。
私の記憶にある限り一週間って今までで一番長かったかな…少なくともお盆期間中としては。
ということで、遠方からいらっしゃることがあればご注意を。
~~~以下10年5月~~~
府中の住宅街で短時間営業。 ツルシコ自家製麺が光るマイベストなラーメン。
夏のような陽気の中、2ヶ月ぶりにふくみみへ。
先週行ったらスゴイ行列だったので諦め、土曜日に早速向かってみたわけ。
ま、シンプルな味わいと言いオリジナルな麺と言い相変らず安定してます。
ちなみに、営業時間が火曜~土曜の11~15時に繰り上がりました。
ご注意を。
~~~以下09年3月~~~
遅ればせながら今年の初ふくみみ
待望の一杯を待ち、丼を受け取る。
ヤヤ、またもや具材がマイナーチェンジ。
以前、貝割れ大根→海苔になったのだが、今回はさらに岩海苔になっている。
シンプルなスープとの相性はまずまずであるが、やや彩りが寂しい。やっぱ貝割れが好きだったかなぁ。
しかし、相変らずシンプルでオリジナル。
やっぱりここんちの真骨頂はこの自家製麺だな。
寒ーい冬に食べるふくみみもまた美味いのであった。
~~~ 以下08年 ~~~
マイナーチェンジ?
今年3回目くらいのふくみみ
久しぶりに大盛りの中華そば¥650。
貝割れ大根のトッピングが、海苔に変っている。
独特のシンプルなしょう油味なだけに、うーん、貝割れ大根のほうが相性が良い気がするなぁ。
スープがいつもよりも熱く、なんとなくコクも薄いような気がした。
気のせいかもしれないけど、ブレない範囲でいろいろと工夫されているようだ。
~以下 07年5月~
ほぼ1ヶ月ぶりのふくみみ。
相変わらずシンプルで美味い。時おり無性に食べたくなる味だ。
しかし、どうやら50円ずつ値上げしたみたい。
これでデフォルトの中華そばが550円に。
でも相変わらずの人気です。値段も元から安かったしあんまり気に留めている人も少ないようでした。
~以下 06年12月~
月に一回は500円玉一つを握り締めて行ってます。
最近の変化。割り箸でなくてプラスチック製の再利用可能な箸に変わりました。
ECOとか意識してるのかなぁ。使い捨ての割り箸だと結構コストがかかるのかもしれないし。
中華そば、相変わらず優しく美味しい。
独特の自家製麺も美味。
ただちょっと、上記のお箸だとつるつると滑って麺を啜りにくいのだよなぁ。
って、作法がなってないだけか…
~~以下 06年1月~~
最寄の駅は京王線・南武線の分倍河原と言うかなりマニアックなところ。おまけに住宅街になんとな~く店があるためとてもわかりにくいと思う。しかし、ここで食べる中華そばが旨いのだなぁ。
年若いご夫婦が切り盛りしており、メニューは中華そばに“特製”と“大盛り”のバリエーション。その他は小さな丼もののみという潔さ。
店内もカウンターのみのシンプルなつくりで薀蓄もコダワリも一切出ていない。店の奥には製麺機がチラと覗いていることからかろうじて自家製麺だというのが分るくらいだ。
その“中華そば”だが大きな鍋に麺が泳ぐこと数十秒で醤油ダレの丼に上げられる。具は刻みネギに煮豚、メンマ、かいわれ大根がパラリとのっただけとこれまた至ってシンプル。
特製にはこれをベースに煮豚が3枚と半熟の煮卵がつくだけである。
透明感のある醤油スープも複雑な旨味やクドサを感じさせないサラッとしたもの。それでもストレートの細めんが優しい旨味を纏ってスルリと収まる。麺の食感は独特でアルデンテを思わせる茹で加減がなんとも食べ応えを感じさせるのだ。
何処にでもありそうで、何処にもないようなシンプルな中華そば。
近頃では素材がドーシタ、麺がドーシタ、ダブルだトリプルだ、いやいや水にもこだわってやれ、みたいな食べる前からヘビーな気分になるこだわりまくりラーメン全盛であるが、そんな中にあってなおのことホッする中華そばがここふくみみなのである。
ちなみに営業は火曜~土曜の11:30~15:30までと中々近寄りがたいものがある。
この近くでは農工大の前のたまぞうとならんで人気の一店です。
2013/01/26 更新
2年半ぶり。もはや宇宙一もとい府中一の行列店となったふくみみに在宅勤務中のランチに訪れてみました。
11:30過ぎに到着すると店内外合わせて10人ほどの待ち客。
食券の券売機にたどり着きいつもの中華そばを。サイドメニューのご飯ものに夏季限定を謳う「トマトカレーご飯」なるものを発見。私のカレーレーダーが反応しポチリと。オプションに煮卵も付けたのでちょうど¥1000、ふくみみではかなり高額の選択です。
食券を手渡すと手際良く調理。中華そばとカレーの小さな丼が手渡されます。
中華そばはやや濃いめのしょう油スープにオイルが浮かびチャーシュー二枚、メンマ、半熟煮卵、刻みねという安定のルックス。今現在は海苔の存在は伺えません。
早速麺をツルリと。ツルリとシコシコの見本のような自家製の細麺です。見た目にはやや透明感もある適度な加水もあってスープとも程よく馴染みます。スープはスッキリしたベースですが一種独特の重たさがアクセント。オイルの層と刻みネギがそんなところを馴染ませているでしょうか。
注文を受けてから切り出すチャーシューもしっかりとした厚みでスープの熱に適度に解けることによってジューシーで美味。ほろほろと崩れる食感がたまりません。
素朴なんだけどブレない、安定のふくみみスタイル。
開店当初から連綿と続いてきた味わいにしみじみとします。
一方、今まであまり当店ではサイドメニューのご飯ものを食べることはなかったのですがカレーと聞けば別問題。ひき肉を煮詰めたようなルーが乗ったご飯を頂きます。赤味がかったルーはトマトの爽やかな酸味が立ち香りもフレッシュで適度なスパイス使いも好適。ホロホロした食感で夏野菜の瑞々しさを煮詰めたような味わいでカレーとしてもしっかりと成立しています。秀逸なサイドメニューじゃないですか。卓上のコンディメンツからカレーにはタバスコを勧められますがタバスコ特有の酸味がトマトの酸味をかき消すような気がするのでこのままで食べたほうが美味しかったかな。
ということで一通りいただきスープも飲み干してごちそうさま。
久しぶりに顔を合わせた店主ご夫妻もお元気そうで何より。
この冬?だったかアド街分倍河原特集では出るぞ出るぞと思っていたら店名を伏せて登場されてました。当時この店らしいなと思ったものでしたが、在宅勤務を奇貨としての久々の一杯。
この路地のこの建屋でひっそりと営業されてこそのお店だと改めて思いました。
ごちそうさまでした。