far longさんが投稿した赤垣屋(京都/神宮丸太町)の口コミ詳細

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赤垣屋京都市役所前、三条、三条京阪/居酒屋

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2006/04 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

町家の異空間で和む、ニッポンの居酒屋の完成型。

京阪の三条駅から鴨川沿いの川端通りを歩くこと数分、通行量の多い筋に面しているのが意外に思える風情の居酒屋が暖簾を出している。
店内が窺い知れない障子貼りの引き戸を開けると、まるで映画のセットのような雰囲気、喧騒が現れた。なるほど、ここが赤垣屋か。

店員さんのちゃちゃっとした応対でおでん鍋にかぶりつきのカウンターについてほっと人心地。ビールで喉を潤したたあと、経木に毛筆で走り書きされた品書きを眺めて注文したのはおでん:蛸・豆腐・がんもどき、てっぱい、鯛の刺身などなど。

カウンター内では目が行き渡りながらも、打てば響くようなテンポ、客あしらいの上手い男性が2名。こんな雰囲気であれば毎日でも通いたくなるだろう。

たまたま隣り合わせた常連の方から品書きには載ってないよ、と若竹煮と海胆を教えてもらう。
それらつまみと粗塩を舐めつつ伏見の酒だと言う「名誉冠」の升酒を3杯干した。ちなみに常連さんが語り継ぐところに寄れば「名誉冠」とこの店の間柄を表す面白いエピソードもあるようです。

市内の町家を移築したと言う店内はカウンター、小上がり、坪庭を挟んで座敷と他所ではお目にかかったことのないような佇まい。
そんな稀有な雰囲気と、程よい距離感が心地よいホスピタリティ、手のかかったつまみなどなどを合わせて絶品の居酒屋と思う。

横浜野毛の武蔵屋阿倍野の明治屋にも通じる背筋がピンと張る正調居酒屋の一軒と言えるでしょう。


余談ながら、不勉強にも常連氏に「大阪で見かけた立ち飲みの店と関係があるのですか?」と問いかけたところ。「全くありません」とのことでした。

2006/04/29 更新

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