デイルス・マイビスさんのマイ★ベストレストラン 2018

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1位

Japanese Soba Noodles 蔦 (巣鴨、千石、駒込 / ラーメン、つけ麺)

103回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2019/11訪問 2019/11/19

巣鴨営業最終日 相変わらず最高の「醤油Soba」

4年前、衝撃のミシュラン一つ星となった「Japanese Soba Noodles 蔦」。
代々木上原への移転が決まり、11月19日(火)が巣鴨営業最終日となりました。

巣鴨最終日なので、いつもより日本人客の割合も多い感じ。
注文は大好きな「醤油Soba」1080円です。

スープを飲めば、一口目から染み渡る出汁の旨味。
しっかりした味なのに軽やかで、華やかさも兼ね備えています。

滑らかな自家製ストレートも相変わらず素晴らしい。
2種のクリームソースやコンポートも唯一無二の味変トッピングです。

やはり何度食べても最高のラーメン。
100回以上通ったお店ですが、移転が決まっているので寂しさはありません。

代々木上原のお店はもっと広いらしく、色々なことに挑戦できそう。
新店舗になっても、もちろん通います。
毎年恒例「松戸モリヒロフェスタ」にて開催される「中華蕎麦 とみ田」富田治ラーメンPROJECT。
今年は「真ラーメン祭り絆」というタイトルで11月2日(土)から4日(月・休)に開催されます。

今回は富田店主と「絆」がある以下の6店が出店。

中華蕎麦 とみ田
Japanese Soba Noodles 蔦
無鉄砲 豚の骨
ラーメン武丸×ハイマウント
大島×つくし
ちばから

中でも目玉はミシュラン一つ星ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」です。

「蔦」は僕の一番好きなお店で、単独での催事はこれが最初で最後。
富田店主の松戸に対する愛に心動かされたとのことです。

なお、「とみ田」と「蔦」の競演は2016年の「中華蕎麦 とみ田」10周年。
「とみ田」×「飯田商店」×「蔦」というBIG3コラボで、2017年には同じコラボで「モリヒロ」にも出ています。

「蔦」が提供するのは「松戸限定醤油Soba」900円。
有料トッピングは「蔦トッピング別皿」500円です。

「松戸限定醤油Soba」はチャーシュー、九条ネギ、穂先メンマと凄くシンプル。
スープはオイルの華やかさもありますが、貝や香味野菜の出汁がメインになってます。

様々な旨味が複合するお店の味と違い、今回はシンプルに出汁の深さ。
特に貝の旨味が存分に感じられ、ファンとしてはかなり楽しめます。

麺は大西店主がレシピを作り、とみ田の「心の味製麺」が作ったもの。
ツルツルの美味しい麺で、これもここでしか食べられないと思います。

ちなみに「蔦トッピング別皿」は黒豚ロース、イベリコ豚ベジョータ、バルサミコトリュフクリーム、フィグコンポート、ポルチーニ茸クリームソース。
初めて「蔦」を食べる方は、トッピングを加えた方がお店同様味の変化を楽しめると思います。

なお、知名度もあってか初日は一番の行列でした。
最初で最後の催事出店、いつもと違う一杯で面白かったです。
先日サンフランシスコ店もオープンした「Japanese Soba Noodles 蔦」。
現在は11時台・12時台が整理券制で、13時以降は店舗右のテラスに並べば入れます。

日本に「蔦」は1店しかありませんが、なんと12月上旬には代々木上原に移転。
巣鴨での営業は11月19日(火)が最後となります。

この日の注文は「塩Soba」1080円。
黄金スープに九条ネギのグリーン、ルビーグレープフルーツのオレンジが映えます。

スープは濃密にサーモンや貝の旨味。
塩でも優し過ぎず厚みがあり、上品なのにクッキリな味わいです。

モチモチのしなやかな自家製麺含め、非の打ちどころが無い完成度。
ディルやボッタルガソースも鮮やかな味変です。

息子は看板メニュー「醤油Soba」1080円。
こちらも軽やかで華麗な出汁とトリュフ。
今回は特に貝の旨味が良く出ている感じでした。

なお、現在は「らぁめん花月嵐」にて大西店主プロデュースの「醤油Soba」販売中。
これもかなりのクオリティですが、やはり「蔦」の醤油Sobaは貫禄が違います。

また、11月2日(土)~3日(月・祝)は松戸モリヒロフェスタに出店。
主催の「とみ田」店主の想いに動かされてのことで、「蔦」最初で最後のイベント出店だそうです。

その「とみ田」と言えば昨年はチルド麺「銘店伝説」のキャンペーンでオリジナル丼をもらいましたが、今年もキャンペーン実施中。
今年は「とみ田」「吉村家」「蔦」から選ぶことができ、「蔦」はなんと有田焼なので必ず応募する予定です。

とにかく話題が尽きない「蔦」ですが、巣鴨での営業は残り一か月未満。
100回以上通ったので感慨深く、最低でももう1回は巣鴨に伺いたいと思います。
※巣鴨店はそのまま残し、別の何かをする予定だそうです。
言わずと知れたミシュラン一つ星「Japanese Soba Noodles 蔦」。
現在発売中の「ラーメンWalker 東京2020」では殿堂入りを果たしています。

この日の注文は先日「2019年の味」にリニューアルした「醤油Soba」1080円。
濃い色合のスープに九条ネギが映えます。

スープは無化調で舌にストレスがかからず、それでいて濃密な旨味。
地鶏、アサリ、魚介のトリプルスープにトリュフですが、それが一丸となっています。

過度にキレやパンチでは無く、醤油ダレの旨味の余韻も素晴らしい。
味のピースが寸分無く埋められていて、多様な食材を使っても難解にならず美味しいです。

何十回とここの「醤油Soba」を食べていますが、今が最高峰なんじゃ無いかと思える旨さ。
ニュルッとした滑らかな自家製麺もスープに良く合ってます。

新たに加わったモリーユ茸とポルチーニ茸のクリームはガツンとキノコ。
フィグのコンポートも良いアクセントになってます。

なお、有名なラーメン本「TRY(TOKYO RAMEN of THE YEAR)」は一度大賞を取った翌年に辞退。
なので今は掲載されていませんが、現在の東京でここの一杯は外せません。
それくらい、あらゆる技術が詰まった最高のラーメンだと思います。

また、10月にはあのチェーン店「らぁめん花月嵐」とコラボし、「醤油Soba」を販売予定。
セブンイレブンのカップ麺などコラボ商品でも手を抜かない「蔦」なので楽しみです。
「2019年の味」にリニューアルの「Japanese Soba Noodles 蔦」。
お盆休み明けの8月17日(土)から新たな食材も加わり、リニューアル完成系となりました。

「醤油Soba」1080円には新たにモリーユ茸とポルチーニ茸を合わせたクリームソース。
モリーユ茸は旨味が濃厚らしく、ポルチーニより明らかにキノコがガツン。

リニューアルで元々のスープも厚くなりましたが、ソースを溶かすと更に濃密。
今までで一番ではないかと思える立体的な味わいです。

「塩つけSoba」1280円は2種のつけ汁に薬味、麺皿。
挽きたての自家製粉を使用した麺は以前より茶褐色になり、そのまま食べると小麦の香ばしさが詰まってます。

濃密な鰹出に合わせると、小麦の強い風味で蕎麦の様な力強さ。
塩つけ汁はアンチョビやトリュフの洋にシフトしたもので、貝の旨味も効いて凄く個性的です。

全く違う2種のつけ汁が楽しく、佐賀の塩、ホースラディッシュ、ピノノワールマスタードと言った薬味で食べても美味しいので飽きません。
具は麺皿にガリシア栗豚チャーシュー、穂先メンマ、九条ネギ、つけ汁にイベリコベジョータチャーシューが入ってます。

そして最後は新たに削りたて本枯れ花鰹のスープ割。
提供直前に追い鰹した出汁が提供され、最後は和の味わいも加わります。

これまでに2019年の味になった「醤油Soba」「塩Soba」「つけSoba」をいただきましたが、どれも力強くなった印象。
上品で孤高になりすぎるのではなく、他に無い個性的な味ながら素直に旨いと思えるパンチがあります。

なお、「蔦」は細かい変更はしょっちゅうなので、食べるたびに少し違う味。
しかし「2019年の味」は今までで一番インパクトあるかもしれません。
特に「醤油Soba」と「塩Soba」の旨さはハマります。
世界初の一つ星ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
昼の部は整理券制ですが、猛暑のため11時以降は整理券の配布無し。
整理券を持っている方優先になりますが、並べば入れます。

「蔦」はレシピを良くいじることで有名ですが、7月に「2019年の味」にリニューアル。
スープにタレ等全て見直したそうです。

リニューアルしてからは二度目の訪問で、今回は「塩Soba」880円+味玉。
塩専用丼に濁りある黄金スープが美しいです。

そのスープを飲んでみると、一口目から押し寄せる太い旨味。
塩はサーモンスープメインなのですが、クセは無く凝縮した出汁が襲いかかります。

ハッキリした味なのに、舌に全くストレスが無いのも凄い。
塩分が高いわけでも無く、一丸となった旨味がスーッと吸収されていきます。

更に自家製麺もグレードアップ。
自家製粉により小麦の甘さが増し、モチモチとしてフレッシュ感が相当増してます。

ガリシア栗豚の上にはカラスミソースが乗り、これを溶かすとより濃厚でパンチある味わいに。
イベリコベジョータの上に乗ったピンクグレープフルーツにディルもサーモンスープに良く合ってます。

基本的な方向性は一緒でも、細部まで引き締められて迫力を増した感じ。
リニューアル後の「醤油Soba」も旨かったですが、「塩Soba」はより変化の度合いが高い気がします。

なお、「蔦」は8月12日(月)から16日(金)まで夏季休業。
その後は醤油Soba、塩Soba、つけSobaに新たな食材が加わるとのこと。

現時点で凄いと思えるのに、今度はどうなるのか楽しみ。
今回のリニューアルは多様な食材を使っても難しくならず、理屈では無く身体で感じる旨さだと思います。
僕が一番通っているラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
常に味の進歩を続けているお店ですが、7月18日(木)からは公式にリニューアル告知。

「醤油Soba」「塩Soba」「つけSoba(醤油or塩)」がリニューアルしたとのことです。
どれにするか迷うところですが、ここは一番好きな看板メニュー「醤油Soba」880円。

美しいスープに2種のチャーシュー、穂先メンマ、九条ネギ。
大西店主は不在でしたが、スタッフの作る一杯は美しくて貫禄十分です。

スープはアッサリしていますが、一口目からクッキリとトリュフに醤油、出汁の旨味。
奥行きもありますが控えめではなくダイレクトに美味しく、それでいて嫌な味の濃さがありません。

ストレスフリーな軽い口当たりなのに、余韻もじんわり続きます。
そして後半冷めてくると上品に染み渡る出汁の旨味。
微粒子レベルで様々な味の精度が増したと思います。

そして更に変わったのが麺。
以前より滑らかで、最初に感じるのはニュルッとした食感。

モチモチと小麦を贅沢に感じられ、それでいてちゃんと適度なコシ。
後半になってもダレない秀逸な麺で、自家製粉だからだと思います。

また、トリュフバルサミコソースに加えポルチーニ茸ソースも追加。
以前より味変を楽しめます。

しかしなんと言っても麺とスープの変化が一番。
しかも先日値下げして一杯880円なのも恐れ入ります。

隣の方の「つけSoba」は麺が蕎麦の様でしたし、「塩Soba」はサーモン度が増しているとのこと。
近いうちにまた伺いたいと思います。
巣鴨の一つ星「Japanese Soba Noodles 蔦」。
先日価格改定を行い、「醤油Soba」「塩Soba」は現在880円になってます。

また、傑作だった夏季限定「冷製トマトクリームスープの和えつけSoba~冷やし中華テイスト~」はしばらくお休み。
その代わりに7月1日から「醤油つけSoba」1060円がリニューアルとなりました。

麺の丼にガリシア栗豚チャーシュー、九条ネギ。
そしてつけ汁にイベリコベジョータとメンマが入り、別皿で塩とホースラディッシュの様な薬味。

いつもの「つけSoba」だとここまで。
しかし、今回は魚介のそばつゆも新たに加わってます。

麺は全粒粉入りの平打ち麺。
多加水でモチモチとした食感で、小麦の香ばしさも感じる美味しい麺です。

塩でいつまでも食べられそうですが、新たに加わった魚介そばつゆへ。
すると、完全に「お蕎麦」の世界で麺とつゆがベストマッチ。
艶々の麺とつゆの相性最高です。

従来のつけ汁はコクのある醤油にポルチーニ、トマト、ハーブ等のアクセント。
ナッツペーストで麺にも良く絡み、そばつゆとは全く違う美味しさです。

久々に「つけSoba」食べましたが、このつけ汁はかなり個性的で好み。
「醤油Soba」のスープをただつけ汁にしたのとは別モノです。

そして新作「自家製粉春よ恋 こむぎ餅」320円。
わらび餅の様にモチモチで、かなり驚きのスイーツ。

自家製粉だからって、こんなモノまで作ってしまうのが驚き。
甘すぎない味付けも良く、専門店レベルだと思います。

なお、「つけSoba」は今のままでも凄く旨いのですが、近々麺はガラッと変えるとのこと。
自家製粉で餅まで作ってしまうのですから、麺のリニューアルもかなり楽しみです。
「Japanese Soba Noodles 蔦」では6月10日(月)より夏季限定メニューを開始。
「冷製トマトクリームスープの和えつけSoba~冷やし中華テイスト~」1300円で、1日数量限定となります。

涼しげな大きなガラスボウルに麺、タレ、ルッコラ、メレンゲなど。
別のガラス皿には冷製トマトクリームスープが添えられています。

まずは麺とタレを和えて冷やし中華としていただき、途中で麺をトマトクリームスープに浸けるスタイル。
メレンゲやボッタルガ、クラゲ和え、江戸前海苔佃煮がキレイに盛られていますが、よく混ぜていただきます。

冷やし中華の味わいを別の食材で再現したとのことで、甘みはメレンゲ。
そこに海苔佃煮の香りが贅沢で、かなりオリジナリティ。

クラゲの食感も良く、従来の「冷やし中華」を下敷きにしつつも新しいサッパリ「和えそば」です。
和洋中の食材がケンカせずまとまっているのもサスガの個性的なセンス。

そして冷製トマトクリームは濃厚な旨味。
キンキンに冷えたトマトクリームが贅沢に麺に絡み、全く別モノの味わいになります。

個性的なサッパリ和えそばから濃厚な「洋」に自然にシフトするのが見事。
贅沢な「海苔」からの「トマトクリーム」は相当キてます。

数量限定なので午後は残っていない可能性が高いですが、しばらく提供とのこと。
誰も考えつかない「和えつけSoba」、ハマります。

そして「蔦」は先週末からなんとレギュラーメニューを値下げ。
「醤油Soba」や「塩Soba」は1000円から880円に。

「味噌Soba」は1200円から980円、つけSoba(醤油、塩)は1200円から1060円となってます。
クオリティは下げていないようで、特にラーメン系はあれで1000円切るとか恐ろしいです。

そして先日購入したセブンの新作カップ麺「塩Soba」。
香ばしいサーモンの旨味が濃厚で、思っていた以上に素晴らしい。

カップの「醤油Soba」よりガツンときて、サーモンなので他の魚介系カップ麺と全く別のテイスト。
塩=アッサリと思っていると裏切られる傑作です。

個性的なサマーメニューをリリースしたり、レギュラーを値下げしたり、「蔦」はいつも独自路線。
新しい醤油、塩、味噌はフランス産石臼挽き小麦も使用しているので、早くもまた行きたくなってます。
僕の一番好きなラーメン店「Japanese Soba Noodes 蔦」。
セブンイレブンからは好評な「醤油Soba」に続き「塩Soba」カップ麺も発売されてます。

この日の注文は看板メニュー「醤油Soba」1000円。
美しい醤油スープに九条ネギの緑が映えて美しいです。

実はこの日から麺の太さが変更。
「蔦」の醤油はずっと切刃20番だったそうですが、少し太い18番になりました。

その麺に合わせてか、今回のスープは今までより醤油が立った感じ。
複雑では無く、良い意味でいつもよりダイレクトに旨いです。

そして麺はモチモチと食べごたえアップ。
ちょっと太さが変わるだけでも印象はかなり変わり、小麦感もより感じます。

これは大西店主が「飯田商店」の現行最後の「醤油らぁ麺」を食べて感化されたもの。
※飯田商店は5月26日を持って現メニュー全て封印。新メニューは6月中旬から。

ここ数年の「飯田商店」はダイレクトな鶏と醤油だったので、麺だけで無くスープも影響受けたかも知れません。
もちろん「蔦」の鶏やアサリ、乾物と言った出汁もしっかり感じられます。

今までの「醤油Soba」も美味しかったですが、今回はメリハリクッキリ。
それでいて「蔦」にしか作れない味で、最高でした。
17時からは整理券無しで並べば入れる「Japanese Soba Noodles 蔦」。
5月10日(金)はその夜営業で限定メニューの提供がありました。

「オマール豚骨Soba」1300円で限定約20食。
公式HP、twitterでお知らせされ、券売機には「限定Soba」1300円となってます。

新調された丼には泡だった茶褐色のスープ。
中央の九条ネギにはブラックペッパーがかけられ、チャーシューの上には味変用のトマトソースがあります。

スープは軽くとろみがあるものの、重すぎずわりとサラリ。
飲んでみると、一口目から猛烈に旨味が押し寄せます。

結構濃い色で最初は醤油が立っているのかと思いましたが、凝縮されたオマール海老の旨味。
豚骨とオマール海老なので複雑にはならず、それでいて「蔦」ならではの綿密な味のバランス。

オレガノがかかったトマトソースを加えると、より洋テイストになります。
丸刃中太麺との相性も抜群で、箸が止まらない旨さ。
食べやすく、それでいてかなり中毒性が高いと思います。

正直、これがレギュラーになれば間違いなく人気が出そうなインパクトある一杯。
しかし仕込みはかなり大変だそうで、二度とやらないそうです。

大西店主が自らを高めるための限定だったのかも知れませんが、クオリティはサスガ。
まだ食べていないレギュラーメニューもあるし、これからも楽しみにしてます。
僕が一番好きなラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
最近、地元のタウン誌「すがも」の協賛会員になり、5月号では6ページに渡って特集されてます。
(「蔦」にも置いてあります。)

不動の看板メニューは「醤油Soba」1000円。
今回は贅沢に「黒トリュフ(イタリア産)」1000円を追加しました。

すると完成した「醤油Soba」の上に、目の前でフレッシュトリュフをスライス。
キレイな黒トリュフが丼の上で輝いています。

スープを飲むと、贅沢なフレッシュトリュフの香りと味。
トリュフはサクサクで、スープに溶け出した香りと旨味がもの凄いです。

「蔦」の「醤油Soba」は元々トリュフオイルで有名ですが、フレッシュトリュフはまた違った味わい。
「キノコ」としてのトリュフを感じられます。

しかもトリュフは高級食材で、イタリアンでは決してこの価格で食べられません。
毎回ある訳では無い様ですが、あったら間違いなくオススメです。

なお、やはり「醤油Soba」が一番合うとのこと。
トリュフばかりが目立つのではなく、ベースのスープが旨いからこその最高な一杯です。

2人だったので「鮭節サーモン白湯Soba」1300円も注文。
こちらは「サーモン白湯Soba」のスピンオフ的な一杯です。

白湯はサラッとしてサーモンの旨味がギッシリ。
そこに鮭節と魚介が加わり、パンチある旨さです。

麺は味噌と同じ丸刃の中太麺で、濃厚なスープにバッチリ。
ケッパーが入ったモンペリエバターの味変も独特で、オンリーワンな一杯です。

なお、最近になって昆布も羅臼昆布に変わり、出汁の厚みもアップ。
丼も立体的に模様が入ったものに新調され、常に進み続ける「蔦」です。
世界に知られる名店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
17時からは整理券無しで入れるのですが、久々に整理券をゲットして昼に伺いました。

最近は立て続けに新作もリリースし、現在の麺メニューは以下のとおり。

「醤油Soba」1000円
「塩Soba」1000円
「味噌Soba」1200円(昼のみ)
「サーモン白湯Soba」1200円(夜のみ)
「醤油つけSoba」1200円
「塩つけSoba」1200円

また、塩、味噌、サーモン白湯に付随して

「南高梅とハーブの塩Soba」1100円
「麻辣味噌Soba」1200円
「鮭節サーモン白湯Soba」1300円

とかなり豊富です。

「麻辣味噌」もかなり気になりますが、今回は看板メニュー「醤油Soba」1000円。
キレイなスープに2種のチャーシュー、九条ネギ、トリュフバルサミコクリームと独特なルックスです。

スープは軽い口当たりでも旨味が詰まっており、そこに華やかなトリュフ。
地鶏、貝&昆布、本枯れ節のトリプルスープですが、トリュフも含め一体感が凄いです。

醤油ダレが変わったからか、以前よりちょっと太めの出汁感。
モチモチの麺も相性良く、自家製麺の説得力に溢れる美味しさです。

チャーシューはガリシア栗豚とイベリコベジョータのバラ。
特にイベリコベジョータのジューシーな脂が絶品で、小さくてもインパクトあります。

トリュフバルサミコクリームも爽やかな味変。
なお、メンマはガリシア栗豚で全部覆ってしまう面白い盛り付けです。

久々の「醤油Soba」でしたが、やはり極上の看板メニュー。
「蔦」は何を食べても外しませんが、「醤油Soba」は最高に旨いです。

世界初のミシュラン一つ星ラーメンということで、お客さんの多くは外国人。
それでも味の向上を怠っていないのが良く分かります。
ため息モノの一杯でした。
世界にその名を知られる名店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
17時からは整理券無しでも並べば入れます(火曜は昼営業のみ)。

現在は醤油、塩、味噌(昼のみ)、サーモン白湯(夜のみ)、つけSobaと非常に多彩。
今回の注文は「南高梅とハーブの塩Soba」1100円です。

これは今年2月からスタートした新作。
いつもある訳ではなく、大西店主が厨房に復活した4月1日から提供復活しました。

丼一面にドッサリと数種のフレッシュハーブ。
かなりインパクトあるルックスで、中央には南高梅、ドライトマトも潜んでます。

スープはハーブが溶け出してなんとも華やかな味わい。
フレッシュなので香りが凄く良いです。

そしてハーブの香りに負けない芳醇なお出汁。
「塩Soba」同様にサーモンの鮮魚スープメインですが、印象は結構違います。

ハーブはミント、バジル、イタリアンパセリまでは分かったのですが、オレガノやセロリも使用。
パクチーなど香草が苦手な人にはオススメできませんが、ハーブ好きなら興奮すると思います。

ドライトマトの甘さに肉厚な南高梅と言うのも新鮮。
少しピリッとするのは七味だそうで、ただ洋にシフトした味とは違い、いかにも「蔦」。

ハーブに隠れていますが、2種のチャーシューにメンマと具も食べ応え充分。
モチモチの自家製麺も相変わらず旨いです。

ホントに「蔦」は何を食べても旨い。
次回は久々に最強の看板メニュー「醤油Soba」行く予定です。
今年から夜営業が始まった「Japanese Soba Noodles 蔦」。
17時から20時までの営業で、夜は整理券が無いので20時までに並べば入れます。

注文は夜営業限定の「サーモン白湯Soba」1200円+味玉。
今年1月下旬に誕生したメニューで、昼は「味噌Soba」、夜は「サーモン白湯Soba」の提供となってます。
※「サーモン白湯Soba」はまれに昼にも提供。

ポタージュの様に美しいスープは、意外にも粘度がなくサラリ。
きめ細かい口当たりで重くなく、サーモンの旨味が詰まってます。

乳製品は一切使っていないのに、もの凄くクリーミー。
ドロリと濃厚な白湯とは違い、蔦ならではのエレガントな白湯です。

キリッと味が引き締まるモンペリエバターに、シャキシャキの九条ネギもナイスマッチ。
「サーモン白湯Soba」を食べるのは2度目ですが、蔦の新たな名物になりそうな貫禄です。

なお、この日は大西店主が海外出張で不在。
しかし、蔦スタッフによる調理や客さばきは見事で全く問題ありません。

特に「タミさん」こと伊丹店長は蔦がミシュラン一つ星となってから2年以上メインで蔦を回していた猛者。
大西店主が安心して海外出張出来るのも、タミさんのおかげと言って過言ではないと思います。
世界で最初のミシュラン一つ星ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
今度は「The Best Chef World Selection TOP100」に大西店主が選出されました。

世界中からセレクトされた400人以上のシェフから選出されたもので、もちろん唯一のラーメン店シェフ。
最近では「蔦」が「TIME」誌にも選出されていたし、世界で注目される店が巣鴨にあるのは凄いことです。

そんな大西店主の創造意欲は凄まじく、2019年に入ってから既に

「サーモン白湯Soba」
「背脂生姜醤油Soba」(終了)
「南高梅とハーブの塩Soba」

と3種の新作をリリース。

この日は「南高梅とハーブの塩Soba」と思っていましたが、更に新作がゲリラ限定で登場。
「チリトマト味噌Soba」1200円(+味玉)です。

スープにはチリパウダーが振りかけられ、中央にトマト餡、九条ネギ。
そして「味噌Soba」同様、最後にパルミジャーノが削りかけられます。

スープは一口目からピリッと刺激的。
大西店主特製のラー油にチリパウダーがスパイシーに効いてます。

「蔦」では以前「レッチリ」という辛いメニューがあり、それに近いとのこと。
激辛ではありませんが、ピリ辛よりは辛いと思います。

味噌にトマト、スパイスが一体となり、「味噌Soba」とはかなり違う味わい。
パルミジャーノとの相性は間違いなくこちらです。

「味噌Soba」用の丸刃自家製麺もモチモチでスープにマッチ。
このモチモチ麺がパスタを思わせますが、スープのリッチな味わいはパスタ以上です。

リニューアルした「味噌Soba」に「サーモン白湯Soba」も傑作ですが、「チリトマト味噌Soba」はより中毒性抜群。
ただ辛いだけで無く、スパイスの奥深さも味わえます。

今は外国人観光客が多いので、限定をやってもほとんど出ないそう。
なので食材を無駄にしないようレギュラーメニューを元に「B-SIDE」としてのメニューを考案。

それが「チリトマト味噌Soba」や「南高梅とハーブの塩Soba」とのこと。
なお、「チリトマト味噌Soba」は近日レギュラー化予定です。

また、大西店主は海外の仕事も入るため、少々現場から離れることも。
味の管理はもちろん大西店主ですが、久々に店長「タミさん」のラーメンも食べようと思います。
1月26日に7周年を迎えた「Japanese Soba Noodles 蔦」。
今年から夜限定を開始し、夜限定で新作「サーモン白湯Soba」をリリースしたばかりです。

大西店主の創作意欲は止まらず、今度は「背脂生姜醤油Soba」900円。
2種のチャーシューに高く盛られた九条ネギはいかにも「蔦」ですが、スープには斜め切りのネギと背脂が浮いてます。

スープはブラックペッパーも強く効き、蔦にしてはノスタルジーな味わい。
見た目も味も長野県のご当地ラーメン「王様中華そば」を連想します。

ベースのスープは「醤油Soba」と同じ地鶏、貝、魚介のトリプルスープ。
しかし、かなり印象が変わります。

麺はこのメニューのために作った平打ちの自家製ちぢれ麺。
「醤油Soba」の副産物的な一杯とのことですが、手が込んでます。

しかしこのメニュー、あまり出ないそうで残念ながらすぐに打ち切り。
幻のメニューになってしまいました。
もちろん美味しいのですが、世間が「蔦」に求める味とはちょっと違うかもしれません。

大西店主の創作意欲は止まらず、今度は塩のカップリングメニュー「南高梅とハーブの塩Soba」が2月5日よりリリース。
梅とトマトを使用したアニマルオフとのことで、かなり楽しみです。
今年から夜営業が始まったJapanese Soba Noodles 蔦。
17:00から20:00の営業で、夜営業は整理券が無く並べば入れます。

そんな蔦は1月24日(木)の夜営業でゲリラ限定を実施。
「サーモン白湯Soba(「鮭白湯Soba」から改名)」1200円で、20数食とのことです。

丼には麺が見えないほど白濁とし、オレンジがかったスープ。
提供と同時にサーモンの香りがブワッと漂います。

スープを飲むと、押し寄せる濃厚なサーモンの旨味。
一口目からズドンとくるサーモンに思わずニヤケるほど。

白湯といっても粘度はなくサラッとしてクリーミー。
乳製品は一切使わず、サーモンの頭と骨メインにわずかに鶏とのこと。

「塩Soba」のサーモンスープと食材は同じだそうですが、随分印象が変わります。
こちらの方がよりサカナを感じ、白トリュフオイルもバッチリ合って贅沢極まりない味わい。

麺は「味噌Soba」用の丸刃中太麺。
モチモチで存在感があり、パワフルなスープに合ってます。

味半ソースはモンペリエバターで、ラーメンにはおよそ使わないようなもの。
蔦の中でも「洋」に振り切れてます。

このスープは大西店主が自ら採っているそう。
今までも限定や新メニューで驚かされましたが、今回は衝撃的。

「無化調はアッサリ優しい味」という概念は吹っ飛びます。
ここまでサーモンを感じるスープが1200円というのは恐ろしいことです。

なお、この「鮭白湯Soba」は夜の部限定である時限定でレギュラー化。
今までの蔦で一番ハッキリした味なので、ファンも確実に増えそう。
新しい味を産み出しても素晴らしく、やはり「蔦」は凄いです。
僕のNo.1ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
2019年は1月5日から営業開始で、久々に夜営業が復活しました。

11時から15時までの昼営業は変わらず整理券方式。
しかし17時から20時(材料切れ終了)は整理券が無く、並べば入れます。

早速初日に伺うと、僕が店内に入った時は恐らくほぼ日本のお客さん。
昼は外国人の方が多いので、雰囲気が違います。

厨房には昼と変わらず大西店主、伊丹店長に一八さんの3名。
夜営業、日本人メインのお客さんに大西店主の調理は新鮮であり、懐かしさもあり。

新年一発目の注文は「味噌Soba」1200円。
昨年8月に登場して以来2度目です。

メニューに加わって半年弱ですが、見た目は結構変化。
生姜風味の炒め挽肉&タマネギは生姜ペーストになり、九条ネギの上にはなんと提供直線にパルミジャーノを擦りおろしてます。

スープはサラッとした鶏メイン、そこにオリジナルブレンドの味噌。
濃厚すぎず華麗な味わいで、それでいてしっかりとコク。

また、味噌のみ丸刃の中太麺で、蔦の汁そばでは一番存在感を主張する麺。
醤油や塩より長めに茹でられた中太麺はモチモチで、食べ応えがあります。
つけSobaもそうですが、2018年の「蔦」は麺が格段にUP。

オリーブオイルやニンニクを使用した生姜ペーストは以前よりも「蔦」らしいアクセント。
パンプキンシードオイルやパルミジャーノも「蔦の味噌Soba」に凄く良く合ってます。

昨年8月に発表した当初の「味噌Soba」も美味しかったですが、王道の札幌味噌が見え隠れ。
今の「味噌Soba」の方が、より「らしい」です。

今は「味噌Soba」もたっぷり用意しているとのこと。
醤油も塩も恐ろしく旨いですが、「味噌Soba」も超オススメです。

また、蔦のファンは多いと思うので、夜営業開始に喜んでいる方も多いはず。
昨年5月末から大西店主が厨房に立つようになり、どのメニューも恐ろしくブラッシュアップ。
久々に訪れる方は驚くレベルだと思います。
日本が誇るラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
TRYは辞退していますが、ミシュランガイド東京ではラーメン店にして4年連続一つ星を獲得してます。

この日の注文は看板メニュー「醤油Soba」1000円。
2種のチャーシューに細メンマ、九条ネギが盛られ、美しいです。

スープはアッサリ無化調なのに一口目からハッキリ旨い。
鶏を中心に貝などの旨味がクッキリで、かなり攻めてきます。

トリュフも香りますが、ベースのスープそのものが華やか。
無化調なので食後に味の濃さが残ることは無く、凄いバランスです。

また、先日から自家製麺が変わり、自家製粉を増やして一日寝かせたとのこと。
小麦がよりギュッと詰まっている感があり、麺としてしっかりな存在感。
後半になるとモチモチ感が増し、スープとの馴染みもより良くなっていきます。

ジューシーなイベリコベジョータに細メンマも美味しいですが、九条ネギがまた絶品。
細く刻まれてシャキシャキの食感も良く、フレッシュな味は薬味では無く具として機能するほど。

「醤油Soba」を食べるのは一ヶ月ぶりですが、間違いなく旨くなってます。
スープの精度とパンチは明らかにアップ。
相変わらず外国人のお客さんが多いですが、この一杯を日本代表として食べてもらえるのは嬉しいくらい。

大西店主が毎日厨房で調理し、手を加えている過去最高の「醤油Soba」。
結構ガラっと変わっていますので、しばらく「蔦」を食べていない方にも食べてもらいたいです。
2015年に世界初のミシュラン一つ星ラーメン店に輝き、衝撃を与えた「Japanese Soba Noodles 蔦」。
先日発表された「ミシュランガイド東京2015」でも星を守り、4年連続の一つ星となりました。

なお、今年は「SOBA HOUSE 金色不如帰」も一つ星を獲得。
「創作麺工房 鳴龍」も3年連続の一つ星となり、一つ星ラーメン店は世界で3店になってます。

今回の注文は「塩Soba」1000円+味玉。
厨房ではオーナーシェフの大西店主がメインで調理しています。

塩と言ってもスープは透明度の低い茶褐色。
中央に細長くカットされた九条ネギ、ドライトマトが載り、看板メニュー「醤油Soba」とは全く違う見た目。

スープは色濃くもアッサリで優しく丸い味。
贅沢な出汁の旨味を存分に味わうことが出来ます。

「醤油Soba」は地鶏×貝×魚介のトリプルスープですが、「塩Soba」はサーモン×貝×魚介。
サーモンはフレンチのフュメ・ド・ポワソンなので、雑味無くエレガント。

太いのに軽さがあり、塩ダレのミネラル感も絶妙。
見た目だけで無く味も「醤油Soba」と全く別モノで、出汁の深みは塩の方があると思います。

また、新たにチャーシューの上にはボッタルガ(からすみ)ソース。
粉末よりもソースの方がダイレクトにボッタルガを感じられます。

2種のチャーシュー、メンマも美味しくなり、サーモンボウルも以前よりふんわり。
ドライトマトの甘さも塩と相性抜群です。

今年8月にサーモンスープになった「塩Soba」をいただくのは今回で三度目。
ますます美味しくなっていて、「醤油Soba」に全く負けてないです。
オススメを聞かれると正直迷うレベル。

これだから「蔦」に通うのを止められません。
「一つ星」以降、何度も味は変わっていますが、大西店主が厨房に立つ今は最高です。

外国のお客さんが多いものの、味を追求する姿勢は変わりません。
食べれば必ず「一つ星」に納得すると思います。
日本が世界に誇る一つ星ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
カウンター9席の小さいお店ですが、

醤油Soba
塩Soba
味噌Soba
醤油つけSoba
塩つけSoba
醤油ざるSoba
塩ざるSoba

と怒濤のラインナップ。

汁そばを頼むことが多いですが、今回は久々に「醤油つけSoba」1200円。
「ざるSoba」を除けば、「つけSoba」は2017年2月の「味噌つけSoba」以来です。

貝出汁に浸かった麺、つけ汁、具材に塩と3つの食器で登場。
食器は全て有田焼です。

麺線を整えすぎずザックリ盛られた麺は、以前とは見た目も色も別モノ。
全粒粉入りの平打ち太麺で、茶褐色です。

麺だけを食べてみると、まずフレッシュな小麦の香りが炸裂。
モッチリとしてコシもあり、貝出汁が出しゃばりすぎず麺の旨味を引き上げています。

つけ汁は一見濃厚そうに見えますが、ベースは醤油清湯で浮いているのはナッツペースト。
ここに麺を浸けてていただくと、ビシッとポルチーニの旨味。

自家製のトマトソースも使っているそうで、厚みと旨さがクッキリしてます。
また、ナッツペーストが麺に絡み香ばしさもプラス。

「醤油Soba」や「塩Soba」は染み渡る旨さですが、「醤油つけSoba」は無化調でもなかなかのパンチ。
バランスが「蔦」ならではのオンリーワンな味わいです。

具はイベリコベジョータの焼豚にしっとりガリシア栗豚。
細メンマに九条ネギと、どれも手抜き無く美味しいです。

最後は鶏スープでスープ割り。
そこに麺皿の貝出汁を加えれば旨味の相乗効果です。

「蔦」はスープが凄いので汁そばメインになっていましたが、久々の「醤油つけSoba」は最高。
今の麺は相当美味しいので、満足度が以前と比べものになりません。

スタッフの人気No.1というのも納得です。
近いうちに「塩つけSoba」も行きたいと思います。

また、店内では「お土産醤油Soba(3食入り)」1200円も販売。
常温で保存でき、しかも化学調味料不使用。

スープをお湯で溶かして麺を茹でるだけです。
スープはアッサリとした口当たりに貝の旨味。

麺はモチモチの細麺で小麦の旨味を感じられます。
常温保存できるので、外国人のお客さんが結構買っていました。
僕の一番好きなラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
大西店主が厨房に完全復帰して数ヶ月、またグングン美味しくなってます。

今回の注文は看板メニュー「醤油Soba」1000円。
ここしばらくは精力的に生み出される新作や限定を食べていたので、今年の7月以来となります。

まず見た目が結構変わっていて、具は丼の奥に配置され手前は美しいスープと麺のみ。
九条ネギが増量され彩りが良く、トリュフパウダーはクリームに変わってます。

スープを飲むと、口当たりは変わらず上品で軽め。
しかし出汁の旨味に奥行きがあり、かつフワッと広がる華やかさ。

鶏、アサリ、魚介のトリプルに変わりはありませんが、鶏出汁などちょっと変えたそう。
モチモチでフレッシュな自家製麺との相性も最高です。

そしてチャーシューの上に載るのは、新作のバルサミコトリュフクリーム。
こちらはクッキリとイタリアンなアクセントになり、以前のパウダーよりリッチです。

また、以前のイベリコ豚チャーシューはベジョータにランクアップし、煮豚から焼豚へ。
ドングリで育つ最高級のイベリコで、脂の甘さとジューシーさが前と比較になりません。

更に、メンマは穂先メンマから細メンマへ変更。
クニクニとした弾力が心地よく、全くクセが無く超好み。

全体的に見直された一杯で、例えるなら精密機械をオーバーホール、古い音源をリマスターしたのに近いでしょうか。
構成は同じでも細部に細かい修正を加え、より無駄が無くオンリーワンな一杯に高められています。

以前よりシンプルになり、だからこそ感じる最高の技術とバランス感覚。
ミシュラン一つ星獲得以降、今回が一番の「醤油Soba」に思えます。
米TIME誌の「The WORLD'S GREATEST PLACES」にも選出された「Japanese Soba Noodles 蔦」。
日本人シェフ31人を撮影した洋書「TOKYO new wave」では唯一のラーメン店主として掲載されてます。

そんな蔦は10月24日(水)は定休日を利用して久々の限定を提供。
「A5黒毛和牛と松茸の醤油Soba 松茸ご飯添え」2800円です。

ワンメニューなので提供が早く、席に案内されるとすぐ提供。
和牛ローストビーフにウニ、キャビアが載ったラーメンと松茸ご飯のセットです。

スープを飲んでみると、上品な牛の旨味にガツンと松茸の香りと旨味。
「蔦」と言えばトリュフが有名ですが、そのトリュフを連想させるほど松茸が凄いです。

思わずキノコは松茸だけなのか聞いてみましたが、松茸オンリー。
聞くと100人分に松茸を10キロ使用し、松茸だけで1人単価600円かかっているとのこと。
それも納得の超贅沢な旨さのスープです。

スープはトリプルで、

・ローストした和牛ゲンコツと香味野菜の和牛スープ
・松茸の旨味を最大限に引き出す温度で抽出した松茸スープ。
・削り立ての魚介スープ

の3種。

フォンドヴォー的な牛に濃密な松茸を魚介がまとめ上げている感じでしょうか。
大西店主は素材の旨味を引き出す天才ですが、それを重ねて一体化させるセンスも抜群

「蔦」の限定は何度も食べてますが、今回のスープは極上です。
勧められたとおりスープにスダチを搾ると、更に松茸が輪郭を増し、土瓶蒸しの数倍濃い松茸。

麺も自家製粉を使用して大西店主が朝製麺したもの。
モチモチでフレッシュ感があり、濃密なスープに入っても存在感を放ってます。

具材は贅沢にA5黒毛和牛のローストビーフにウニ、キャビア。
和牛とウニは色々な店で組み合わせていますが、キャビアも加わりより贅沢。

そして松茸ご飯にも松茸がどっさり入り、スープをかけてスダチを搾り、松茸茶漬けに。
最後まで松茸を堪能出来ます。

麺も豪華な具も、松茸ご飯も美味しいけど、やはりスープが格別。
風味付けに松茸を使うのでは無く、大量に使用して出汁を採るなんて思いついても普通やりません。

松茸の旨味を引き出す自信があるからこその一杯で、松茸を食べるより松茸を堪能出来ます。
いたずらに高級食材を使うのでは無く、全く新しい一杯。
3000円弱という思い切った価格でも全く高さを感じない、むしろ食べられて良かった唯一無二の傑作だと思います。
ここ数年、僕の中で不動のNo.1ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
世界初のミシュラン一つ星ラーメン店になる前からのお気に入りです。

大西店主が現場復帰してからは怒涛の勢いで発表される新メニューと既存メニューのブラッシュアップ。
現在のメニューは

「醤油Soba」1000円
「塩Soba」1000円
「味噌Soba」1200円
「醤油つけSoba」1200円
「塩つけSoba」1200円
「醤油ざるSoba」800円
「塩ざるSoba」800円

それに青森シャモロックの味玉やワンタンなどのトッピング。
各種ご飯ものとなってます。

なお、日によって違うと思いますが、この日は土曜9:30頃で13時の整理券。
整理券は10:40頃に終了しましたが、現在は15時から整理券無しで並べば入れます(営業は18時まで)。

この日の注文は「塩Soba」1000円。
最近食べた新作「味噌Soba」「醤油ざるSoba」も素晴らしくて迷うのですが、一番食べたいのはこれでした。

ちなみに「塩Soba」は以前からある定番メニュー。
しかし一か月ほど前にスープ素材、具材がガラッとリニューアルしました。

塩でも濃い色のスープにガリシア栗豚のチャーシュー、九条ネギ、ボッタルガ、サーモンボウル。
九条ネギの盛り方が以前より整っていて、最高に美しい一杯です。

スープを飲んでみると、贅沢で厚みある出汁の旨味。
ただ出汁が太いのではなく、塩ダレやオイルで華やかに広がる旨味がまさに「蔦」。

しかも上品なのに軽くなりすぎず、グイグイ来る旨さは誰もが美味しいと思えるはずです。
それでも無化調なので、もちろん食後に嫌な味は残りません。

リニューアル前は「地鶏×貝×本枯れ節」でしたが、この地鶏が「サーモンの頭&中骨」に変わりました。
これは「塩Soba」だけに使用されており、「塩つけSoba」「塩ざるSoba」には使われてないそうです。

フュメ・ド・ポワゾンの技術で取られたサーモンスープは素晴らしいの一言。
大西店主は様々な面でセンスと技術がハンパ無いですが、特に素材から旨味を最大限に引き出すところが凄いです。

また、蔦は全てのメニューに置いて自家製麺の切り刃が違っており、「塩Soba」は極細の26番。
この香り高い麺も極上です。

ハーブ香るサーモンボウルに、細長く切られて甘みを増した九条ネギも最高。
この「塩Soba」はホントに傑作だと思います。

息子は「醤油Soba」。
最近は「お子様醤油Soba」600円だったのですが、本人が普通の量を食べたいとのこと。

元々「蔦」が大好きですが、この日は麺を一人で全て食べきりました。
ラーメン店で1人前の麺を息子一人で食べきるのは初めてで、それが「蔦」だったのは嬉しいです。

残った醤油スープをいただきましたが、以前よりかなり深みを増した印象。
これは鰹と鯖の本枯れ節を自分で削るようになったのが大きいと思います。

その機械にはウン十万かかったそうですが、間違いなく成果が出ていると思える味。
なお、食材へのこだわりと食材価格高騰により各メニュー100円ほど値上がりしましたが、これでも安いと思える満足度です。

(ラーメン店は原価率3割が基本ですが、5割行ってしまったとか。
 ちなみに「蔦」は普段でも原価率4割ほどです。)

次は麺を楽しむ「ざるSoba」か、濃厚な味噌を味わう「味噌Soba」か。
レギュラーメニューでもそれぞれが全く違う味わいなので、楽しみになります。
世界初のミシュラン一つ星など数々の栄冠に輝く「Japanese Soba Noodles 蔦」。
今度は米「TIME」誌の「The WORLD'S GREATEST PLACES 2018 100」に選出されました。

これはグルメに限ったセレクトでは無く、全世界から「最高の場所」として選ばれたもの。
日本からは「蔦」と外苑前の料理店「傳(でん)」のみが選出されてます。

そんな「蔦」は先日から大西店主が現場復帰し、新作をリリースしたり塩Sobaのレシピを大幅変更したり。
8月28日からは「味噌Soba」1050円が数量限定で新たに登場しました。

丼に濃厚な味噌スープ、チャーシュー、細メンマ。
中央にはタマネギと挽肉を炒めた餡が乗り、その奥にはパンプキンシードオイルがかけられています。
なお、丼は「塩Soba」専用丼に似てますが、「味噌Soba」専用丼とのこと。

スープを飲んでみると、圧倒的に濃厚な味噌の味わい。
4種の味噌をブレンドしているそうで、クリーミーな中にまろやかな甘さもあり旨味がガツン。

「蔦」=「アッサリ」と思ってると大間違いな濃厚さです。
それでいてベースは鶏などのトリプルスープなので、後味はしつこくありません。
自家製ラードを使用し、コクはあるものの重さは無し。

中央に乗った炒め挽き肉&タマネギは生姜風味で、これを崩すと更に味が変化。
パンプキンシードオイルが溶けていくと華やかさもあり、やはり「蔦」のスープと思えます。

また、麺は丸刃でカットされた中太麺。
味噌のためにわざわざ切り刃を購入したそうですが、この麺がまた味噌とベストマッチ。
醤油Sobaや塩Sobaとは全く違う麺で、凄い説得力です。

「蔦」は過去に「味噌の陣」、味噌つけSobaなど味噌を扱っていますが、それらと全く違う味わい。
過去の味噌もオンリーワンでエレガントな旨さでしたが、今回はより王道の札幌味噌に近く、贅沢にガツンとくる味わいです。

正直、味噌ラーメン専門店でもかなわないと思える大傑作。
蔦の個性もしっかりあり、ハンパなく旨いです。

大西店主はここ一ヶ月ほどで「ざるSoba」「A5黒毛和牛ざるSoba」、サーモンスープになった「塩Soba」とリリースラッシュ。
それでいて全く毛色の違う「味噌Soba」まで作ってしまい、ホントに凄いとしか言いようがありません。

今の「蔦」は醤油、塩、味噌のどれもが全く違う味わいです。
「味噌Soba」は数量限定ですが、本気でもう一度食べたいです。
巣鴨の一つ星「Japanese Soba Noodles 蔦」。
現在は11時から18時の通し営業で、整理券制なのは15時まで。

15時以降は整理券が無くても並べば入れます。
最近は取材を断っているそうですが、お盆明けの土曜でも15時で15人ほど並んでいました。

この日の注文は「塩Soba」900円。
「塩Soba」のみ、この日から地鶏スープがサーモンスープになるそうです。

提供された「塩Soba」は「塩」とは思えないブラウンな色合いのスープ。
中央に盛られた九条ネギ細切りの彩りも際立ってます。

スープは軽くサカナの良い香りで、飲んでみると分厚い出汁の旨味。
サーモンの頭と骨を10人前に1キロ使用した贅沢なスープで、それでも鮮魚のクセは全くありません。

雑味なく上品、かつ押し寄せてくる旨味の厚さは地鶏スープの「醤油Soba」より明らかに濃密。
「塩Soba」は今まで何度もブラッシュアップしていますが、ベースの出汁そのものが変わったのは初めてです。

ほとんどの店が醤油、塩を同じスープで作るのに、塩だけのために別スープを採る凝りよう。
丼の縁にはボッタルガ(カラスミ)が塗られ、そこからスープを飲むのとより風味がアップします。

今までの「塩Soba」とは別物で、これで価格変わらず良いのかと思えるほどの旨さ。
他店なら限定で出すような一杯が、「蔦」ならいつでも食べられます。

極細ストレートの自家製麺はプリプリで、極細でも厚いスープに負けない存在感。
イベリコチャーシューの代わりに入ったサーモンボールもフワッと美味しいです。

「蔦」はいつも何を食べても美味しいのですが、今回の「塩Soba」は正直驚き。
以前の限定「時不知(ときしらず)の塩Soba」で「鮭と水」スープをやっているので、大西店主は鮮魚を扱っても抜群。
しかも今回はトリプルスープなので、より重厚です。

先月下旬に登場した素晴らしい自家製麺の「ざるSoba」。
続いてリリースされた「A5黒毛和牛つけSoba」も最高でした。

この日は食べませんでしたが、「黒毛和牛脂ガーリックロース飯」なんて明らかに旨そうな新作ご飯も出ています。
インパクトある新メニューを考案しても、大西店主は次から次へとアイデアが出てきている様子。

この後は、過去に発表したものと全く違う「味噌Soba」も予定しているそうです。
大西店主が現場に戻って以来、「蔦」は今まで以上に「次へ、次へ」と止まらない気がします。
僕の一番好きなラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
整理券制ですが、15時からは整理券無しで並べば入れます。

営業時間は11時から18時までの通し営業。
平日16時過ぎに伺うと、10人ほどの並びでした。

この日の注文は「A5黒毛和牛醤油ざるSoba」1600円。
先日興奮した「醤油ざるSoba」の新作が早くもリリースです。

あえてラフに盛られた麺は「はるゆたか」と「春よ恋」自家製低温粉の中細麺。
相変わらず芳醇な香りと甘みがあり、モチモチで素晴らしい。

ポルチーニ水がかけられてツヤツヤで、ラーメンに留まらず麺類として凄いです。
自家製麺の天才「飯田商店」店主が今の「つけSoba」を食べて感嘆したほど、今の「蔦」の麺は旨いです。

「ざるSoba」のつけ汁は冷製でしたが、「A5黒毛和牛つけSoba」のつけ汁は温製。
つけ汁の中にはA5黒毛和牛が2枚入ってます。

つけ汁に麺を浸けて食べてみると、それだけで牛の旨味が炸裂。
牛脂が入ったつけ汁は、ベタベタ感など皆無で牛がガツンと来ます。
醤油に牛で「すき焼き」の様な旨さで、七味がまた抜群のアクセント。

A5黒毛和牛はさっと火が通され、柔らかくてムチムチ。
間違いなく良い肉で肉そのものの旨味が強く、贅沢です。

そしてスープ割は4種地鶏のスープ。
単体で飲んでも美味しく、これだけでラーメンになるレベルです。

牛つけ汁を鶏スープで割ると、旨味が×5くらいアップ。
アッサリでは無く、濃厚に出汁が迫ってきます。

極上麺に牛のパンチつけ汁、A5黒毛和牛は最高としか言えません。
牛を使っても「蔦」はひと味ふた味違います。

シンプルながらさすがの構成で、もう一度食べたいと思える麺でした。
夏バテを吹き飛ばす旨い麺です。
世界初のミシュラン一つ星ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
現在は11時から18時の通し営業で、15時からは整理券無しで入れます。

日曜に息子と伺い、14時の整理券をゲット。
最近は取材を断っているようですが、15時からの入店を待つお客さんは14時過ぎから行列です。

この日のお目当ては新作の「ざるSoba」800円
醤油と塩があり、「醤油ざるSoba」にしました。

蔦は元々「つけSoba」があるのですが、「ざるSoba」はより麺に特化したもの。
具は無く麺、つけ汁、塩、西洋わさびといったシンプルなものです。

ザクッと盛られた麺は「はるゆたか」と「春よ恋」自家製低温粉の中細麺。
ツヤツヤで瑞々しい麺はみるからに艶めかしく、そそります。

まず麺だけを食べてみると、豊潤で贅沢な小麦の香りに小麦の甘み。
細麺でもハリでは無くモチモチで、ダイレクトに小麦を味わえちょっと興奮してしまう旨さ。

ポルチーニ茸の出汁で和えてあるらしく、麺は固まらずほぐれます。
「支那そばや」の佐野さんも使っていた佐賀県加唐島の塩は少量でも旨味が強く、麺との相性グッド。

貝、魚貝出汁のつけ汁に浸せば、まさに極上小麦の「ざるそば」。
4種の地鶏スープ割りもあり、これだけでも感動できるレベル。

先日「冷製小麦もりSoba」という限定もありましたが、麺は更に旨くなってます。
今までの「蔦」の自家製麺も美味しかったですが、神がかっていたのはどちらかと言えばスープ。

しかし、今回の麺は今までと数ランク違う出来栄え。
今の「つけSoba」の麺も平打ちで美味しそうですが、この「ざるSoba」麺はずば抜けてます。

息子は「お子様醤油Soba」600円。
子供用に作った有田焼の丼で野菜ジュースも付き、自らも小さいお子さんが居る大西店主ならではの気配り。

チャーシュー2種にシャモロック味玉半分に高級海苔と間違いなくサービスメニュー。
タレの出汁を濃くしたらしく、味見したスープは旨味のキレが増して最高でした。

なお、「蔦」は一つ星により外国人のお客さんがほとんど。
なので、限定をやってもあまり出ないそうです。

この「ざるSoba」も1日10食ほどの提供。
それでもこんな極上の麺を作ってしまうところに大西店主のラーメン愛を感じます。

正直、何もせずともお客さんが来るわけですから、集客のための「限定」では無く、自らの高みを目指すための「限定」。
このスタイルが大西店主が厨房に立つ「蔦」ならでは。

ミシュラン一つ星に甘んじることなく、「らぁ麺屋 飯田商店」「中華蕎麦 とみ田」との交流も相当な刺激になってる様です。
「ざるSoba」は更なる進化版も考えているそうで、今後も楽しみです。
大西店主が毎日厨房に立つ「Japanese Soba Noodles 蔦」。
現在は11時から18時までの通し営業となってます。

整理券制は続いていますが、15時からは整理券不要。
この日は16時30頃で7人待ちでした。

注文は久々に看板メニュー「醤油Soba」900円。
チャーシューの上にトリュフパウダー、九条ネギ、海苔がキレイに盛り付けられます。

スープを飲んでみると、アッサリな中にジュワッと出汁感。
大西店主が完全復帰してから、醤油ダレを変えたそうです。

しっかり出汁の旨味があるのに、「蔦」らしく華やかさもある味。
それでいて口当たりが軽く、凄いバランスです。

トリプルスープでも重厚的になりすぎず、それでいてリッチ。
この唯一無二のアッサリ華やかさが「蔦」です。

ニュルッとした自家製ストレート麺は、香りが良く美味。
ガリシア栗豚チャーシューの下に、キレイにイベリコ豚バラが隠れているのも粋です。

「つけSoba」も結構改良され、現在は自家製粉した「春よ恋」も配合。
次回はそちらを行ってみたいと思います。
巣鴨の一つ星「Japanese Soba Noodles 蔦」。
現在は11時から17時の通し営業となっており、16時からは整理券無しで並べば入れます(17時ラストオーダー)。

注文は6月14日から始まった限定「冷製小麦もりSoba」900円。
大西店主は先月末から完全に現場復帰となり、毎日メインで調理を行ってます。

新たな有田焼のお皿に細麺がキレイに盛られ、トップには美しくカットされた九条ネギ。
ガリシア栗豚のロースに穂先メンマも乗り、つけ汁は冷製。

まず麺をそのまま食べてみると、プリプリとした食感に小麦の甘さ。
香りも良くフレッシュで、まるで小麦のお刺身を食べているかのような贅沢感。

「はるゆたか」メインの自家製粉配合麺らしく、ハリがあって麺同士がくっつきません。
別皿の福岡県糸島市「またいちの極上焼塩」だけで永遠に食べられるレベルです。

最近は昆布水つけ麺も増え、昆布水だけで麺を旨く食べられるつけ麺もありますが、「蔦」は麺だけでOK。
極細に近い麺でも弾ける旨さです。

つけ汁はピリ辛の冷製。
蕎麦風になるのかと思いきや、ブラックペッパーや軽くハーブの風味もありサスガの個性。
主役の麺を邪魔することなく旨いです。

スープ割は別容器で煮干出汁。
たっぷりなので極上の煮干スープに変化し、「蒸し生姜粉末」を入れると少量でもビシッと生姜がキマリます。

今回は「蔦」にしてはシンプルな構成ですが、それ故に際立つ素材の贅沢な旨味。
「蔦」は昔から大好きですが、「中華蕎麦 とみ田」「らぁ麺屋 飯田商店」の交流を経てなお進歩してます。

そして息子は先日から始まった「お子様醤油Soba」600円(小学生以下対象)。
このためにわざわざ有田焼の丼を特注し、レンゲも小さい子供用です。

チャーシュー2種に照り焼きチキン、高級海苔。
照り焼きチキンが乗るのは子供ラーメンだけで、明らかにサービス価格。

店主の子供に対する優しさを感じます。
息子も取り分けでは無い一杯に喜び、スープも完飲してました。

色々変わる「蔦」は「お持ち帰り切り落としチャーシュー」も販売開始。
数量限定で200グラム400円です。

ガリシア栗豚のロースとイベリコ豚バラの煮豚2種の切り落とし。
ロースもサッパリ良いですが、醤油が染みたジューシーなイベリコが絶品。
オススメです。
巣鴨の一つ星「Japanese Soba Noodles 蔦」。
5月31日から営業時間が変わり、11時から19時の通し営業となりました。

整理券は16時まで受け付け、その後は整理券無しでOKです。
※スタッフ不足により6月7日(木)より11:00~17:00になりました。

最近は大西店主が厨房に立つことも多く、この日もメインで調理。
5月31日からは新メニュー「香辛Soba」も加わりました。

新メニューも気になりますが、注文は「塩Soba」900円。
前回の「醤油Soba」が絶品だったので、塩も改めて。

盛り付けも若干変わり、美しい見栄え。
スープは地鶏、アサリ、乾物のトリプルスープですが、複雑にならずまとまってます。

それでいて軽やかで華やかに広がる旨さ。
塩ダレはキレキレではなく穏やかで、それでも物足りなさ皆無です。
極細の自家製麺もベストマッチ。

チャーシューは薄切り低温調理と煮豚の2種。
低温調理は若干変わり、穂先メンマのクニュッとした食感も凄く好みです。

また、サービスで入れていただいたテリヤキチキン。
新メニュー「温玉テリヤキチキンご飯」用に作られたものですが、これが良く出来てます。
厳選九条ネギを使用した「ネギ塩ロース飯」など、いまやご飯ものは9種類にも増えました。

今後は「お子様Soba」も始まる予定で、つけそばもマイナーチェンジしているとのこと。
「蔦」はもれなく旨いので、煮干しベースの新メニュー「香辛Soba」も含め、色々食べたいです。
僕が一番好きなラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
最近は息子も一番のお気に入りです。

大西店主は変わらず大忙しで、海外店限定メニューやお母さんの新店メニューを作ったり。
しかしある程度は落ち着いたようで、4月27日からは現場復帰を宣言。

毎日毎時間という訳では無いようですが、やはり厨房に大西店主が居ると「蔦」が締まります。
監修する立場では無く、もちろんメインで調理。

注文は看板メニュー「醤油Soba」900円。

「魚介も麺も変わってます」

とのこと。

二種のチャーシューに穂先メンマ、九条ネギ、高級海苔。
盛り付けは基本同じでも、店主が作ると見た目に貫録があります。

スープを飲んでみると、口の中で無限広がる華やかな旨味。
口当りがアッサリ軽いのに、旨味とコクが凄いです。

今までよりエレガントさが増し、昨年6月に今の「新味」になってから間違いなく一番の旨さ。
大きな要因は本枯れ節等を自分で削るようにしたからだそう。

しかし、モロに魚介を感じるような味わいではありません。
全ての素材がまとまり、蔦でしか味わえない極上スープです。

麺は以前よりプリプリと弾ける食感になりました。
「はるゆたか」メインに変更したそうで、小麦の味と香りもフレッシュさが格段に増してます。

考案中の新作も楽しみですが、看板メニューがまだ旨くなり続けることに驚き。
つけSobaの麺は春よ恋ふすま入りになったらしいので、そちらもかなり良さそうです。
世界からお客さんが訪れる一つ星店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
ラーメンは醤油Soba、塩Soba、煮干Sobaと3種あり、この日は「煮干Soba」800円を注文です。

丼中央にはウルメイワシ薄削りと柚子。
ウルメイワシは店内で削られるようになり、香りがとても良いです。

タレに淡口醤油を使用し、スープは深く濁りある色合い。
一口目から猛烈にサカナの旨味がブワッと広がります。

素材は片口イワシ、サバ煮干、ヒラコ煮干、かえり煮干、真昆布のみ。
動物系不使用のアニマルオフで無化調ですが、とても華やかでカラフルな旨さ。

ウルメイワシは焙煎しているそうで、香ばしさもあります。
煮干ラーメンにありがちな、食後に煮干があと引く感じはなくスッキリ。

大西店主の素材の旨味をじっくり引き出す技術は、正直ズバ抜けてます。
過去の限定でもそうですが、少ない素材で作ったラーメンほどその凄さが浮き彫りになり、煮干Sobaもそのひとつ。

麺は玉子不使用のモチモチ平打ち自家製麺。
ガリシア栗豚やイベリコ豚チャーシュー、ロメインレタスのお浸しも美味しいです。

今回は初めて息子の要望で蔦に伺ったのですが、息子は「味玉醤油Soba」1100円。
トリュフが香り、アッサリでもクッキリ旨いスープは変わらず最高です。

醤油Sobaの素材が一丸となったスープ。
煮干Sobaのサカナの旨味が凝縮されたスープ。

どちらもここにしかない一杯です。
久々に「味噌つけSoba」も食べたくなりました。
※煮干Sobaは近々終了予定だそうです。
世界初の一つ星ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
昼営業は整理券、夜営業はそのまま並んで食べられますが、まれに昼に整理券不要の時も。
その際はtwitter「JSN蔦公式整理券情報」にてお知らせされます。

この日の注文は「ワンタン醤油Soba」1200円。
事前に食券を買って渡すので、席に着くと1,2分で提供。

丁寧に盛り付けられたチャーシューの上にはトリュフパウダー。
ワンタンは2ケで、白と緑の2色です。

スープは地鶏4種の丸鶏、アサリ、魚介と別々に炊かれた3種をブレンドしたトリプルスープ。
醤油ダレや出汁の旨味が一丸となり、トリュフの旨味も絶妙に溶け込んでます。

今の「新味」になって分かりやすい味になりましたが、パンチより深みが増した印象。
無化調で舌が疲れないアッサリスープなのに、旨味が詰まってます。

そして最近一番変わったのが自家製麺。
はるゆたか等国産小麦をブレンドしたストレート細麺ですが、前よりモチッとした食感。
小麦の甘さを感じられ、長いのでスープも良く持ち上げます。

ワンタンは緑色が今帰仁アグー、白が青森シャモロック。
サッパリとした青森シャモロック、肉そのものの旨味が濃い今帰仁アグー、どちらも旨いです。
春よ恋を使用した大判の皮もツルリと美味。

何度食べてもスープ、麺、具の全てにオンリーワンの贅沢感。
「蔦」はやはり最高です。
1月26日に6周年を迎えた「Japanese Soba Noodles 蔦」。
店等には「中華蕎麦 とみ田」「らぁ麺屋 飯田商店」連名、弟子の「寛~くつろぎ~」からの花が飾ってあります。

6周年記念として1月31日は限定Soba Noodlesの営業。
「7年目の架けSoba~6年目の節目~ 削りおかかご飯添え」1000円で100食限定です。

普段は定休日の水曜営業で、調理は大西店主メイン。
おかかご飯以外はほぼ一人でやってます。

架けSobaはキレイに麺線が整えられ、具は薬味のみ。
それに削りたておかかご飯が付きます。

スープはゲンコツで取った豚骨清湯を急冷し、サバ煮干しと真昆布を水だし。
翌日鰹とサバの本枯れ節を入れて低温で抽出したそうです。

飲んでみると、アッサリと上品に魚介の旨味。
ベースが豚骨清湯でもクセは全く無く、厚みでは無く旨さに奥行きがあります。

レギュラーの「煮干しSoba」は濃密に煮干しですが、こちらは動物清湯が入ってよりクリアで立体感があって贅沢。
まさに「蔦」にしか作れないスープです。

蔦は「鶏」スープですが、豚骨(20Kg使用)をやっても「蔦」の味。
やはり大西店主による旨味の抽出は唯一無二です。

麺は「はるゆたか」を使用した細麺。
ニュルッとしなやかで小麦の甘みと香りがあり、凄く美味しいです。
ハリよりもモチモチ感。

スープとの絡みも良く、「かけそば」で食べさせる説得力が抜群。
柚子や食用菊、サフランと言った薬味によるアクセントも面白いです。

麺を食べ終えた後は、削りおかかご飯添えにスープをかけてお茶漬けに。
削りたてなので香りがとても良く、ご飯もモッチリと良い炊き加減です。

今回はシンプルかつ「蔦」らしい一杯でした。
豚骨清湯と魚介乾物(高級ですが)という食材でも、ここまで個性的な味に作りこめるところがサスガ。
7年目も超楽しみです。
1月6日から今年の営業開始となった「Japanese Soba Noodles 蔦」。
基本は整理券制で、昼の部は早めに無くなります。

ただし、夜営業は整理券無しでも入店可。
この日は19時ちょっと前で7人待ちでした。

並んでいる間に食券を買うように促され、入店の準備が出来ると既に調理。
なので、並んでから提供まで20分ほどでした。
(タイミングによると思いますが)

この日の注文は「煮干Soba」800円。
今年からレシピが変わり、サバ煮干しが加わったそうです。

また、フランスの炭酸水「バドワ」が加わったり、小麦味噌、佃煮、焼き海苔などおつまみメニューもちょっと変化。
有田焼の丼も各種(赤、青、茶の3種)3500円で販売してます。

「煮干Soba」は中央にウルメイワシの削り節に柚子。
「塩Soba」同様ロメインレタスのお浸しが乗って個性的。

スープは動物系不使用の魚介100%ですが、お魚の旨味が凝縮。
パンチやキレでは無く濃密なお出汁で、さすが「蔦」と思える贅沢さ。

麺は平打ちでスープに負けてません。
醤油Soba、塩Sobaが主力メニューではありますが、煮干も旨いです。

現在、大西店主は手打ち麺の修行中。
早ければ2月末からメニュー化されるようで、2018年も「蔦」は色々楽しみです。
世界初のミシュラン一つ星ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
2017年の最終営業は12月27日(水)となり通し営業。

レギュラーメニューは醤油Soba、塩Sobaに絞っての営業です。
しかし、なんとこの日限定で「味噌Soba」1000円を提供。

元々「蔦」は数年前に「味噌そば」を提供していて、TRY等で高評価。
そのあと、火曜限定二毛作で「味噌の陣」という味噌専門店もやっていました。

その絶品だった味噌が装い新たに一日のみ限定で復活。
パプリカやベビーリーフにオリジナルトマトソースがトッピングされ、いままでの味噌とはまた違うルックスです。

「味噌」と言っても洋を感じる華麗でコクのある旨味はまさに「蔦の味噌」。
徳島の豆味噌に北海道のの赤味噌メインの「蔦」ならではのブレンドです。
濃厚なのにアッサリな口当たりが最高。

麺は春よ恋新麦を使用した自家製の平打ち太麺。
モチモチで食べごたえがあり、濃厚味噌との相性は抜群。

たっぷりのトマトソースには豚バラスライスポルチーニなど。
大西店主らしくしっかり辛い味付けで、子供は無理なレベル。

味噌スープに溶かすと際立ったアクセントになります。
味噌とトマトは相性良いですが、この辛さがまたベリーグッド。
コーンや刻みタマネギも味噌とマッチしてます。

大西店主によれば、二日前に急遽限定を作ることを思いつき、1日で完成。
しばらく「味噌Soba」はやらないそうですが、1日だけの限定への作り込みが半端無いです。

また、この日は家族での訪問。
初めて「蔦」を訪れた妻は、「醤油Soba」の旨さに感動していました。
息子もほぼ一杯を一人で食べています。

なお、最近は醤油、塩、煮干、つけSobaの4種で全て麺の太さが変わりました。
2018年もまだまだ色々進んでいきそうで、「Japanese Soba Noodles 蔦」から目が離せません。
今年は1月6日(土)より営業開始です。
ミシュラン後も味の追及を続ける「Japanese Soba Noodles 蔦」。
大西店主は10月から不定期営業の新業態「東京中華Soba ザ・ヴィンテージ」も始めています。

「ザ・ヴィンテージ」は大西店主なりの昭和のラーメンオマージュ。
特別な素材を使わず無化調で一杯350円というもの凄い企画です。

僕は初回にいただきましたが、素朴に作っても大西店主の技術とセンスが垣間見える一杯。
なお、「ザ・ヴィンテージ」では毎回大西店主自身がラーメンを作ります。

そして本業の「Japanese Soba Noodles 蔦」は逆に厳選素材の究極の一杯。
今回は「塩Soba」900円をいただきました。

スープは「塩」というイメージを覆す濃厚な色合い。
先日から黒岩土鶏が加わった4種の地鶏、アサリ、魚介のトリプルスープは芳醇なのに押しつけがましさがありません。

白トリュフもスープに馴染み、キラキラではなくエレガントでクールな旨さ。
「新味」になってからは様々な食材を用いても一本芯が通っており、良い意味で分かりやすいです。

この日も年配の女性二人組が
「ホントに美味しかった。ごちそうさま」
と言ってました。

また、11月2日からは自家製麺の小麦が「春よ恋」の新小麦に変更(つけ麺除く)。
これがまた「蔦」のスープに負けないほど素晴らしい香り。

いつもよりソフトでしなやかな食感も贅沢です。
だいたい一か月ちょっとはこの新小麦とのこと。

素晴らしいバランスで、やはり「蔦」のラーメンは飽きることなく最高。
いつも食べ終える間際に寂しくなるほどです。

なお、シンガポール店に続いて香港店もミシュラン掲載。
また、JAL国際線の一部ではJAL特製『Japanese Soba Noodles 蔦 醤油ラーメン』の提供が開始。
「蔦」の快進撃は止まりません。
僕の1番好きなラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
ワンタンが変わったというので、今回は「ワンタン醤油Soba」1200円にしました。

店内の待ち席が無くなったので、スタッフに促され並んでいる間に食券を購入。
席に着くとすぐにラーメンが提供されます。

スープは、様々な旨味がしっかりタッグを組んだ芳醇かつ丸みある味わい。
ボディがしっかりしているのに飲みやすく、華やか。

「新味」になって3度目の醤油Sobaですが、食べる度に美味しくなっている気がします。
ムチムチの自家製細麺に2種のチャーシューも隙がありません。

ワンタンは以前より立体的なカタチ。
大きな皮が二つ折りに畳まれていますので、見た目の倍の大きさがあります。

肉の旨味はもちろんのこと、モチモチの皮がたまりません。
穂先メンマは以前より薄い色合いになり、味もちょっと変わりました。

こんな旨い「醤油Soba」ですが、先日からセブンイレブンにて蔦の醤油Sobaがカップ麺で販売。
以前も同様にカップ麺が出たのですが、今回は大西店主が更にブラッシュアップ。

熱々では無い方が良いとのことで、1分ほど冷ましてからお湯を入れます。
すると、浮かび上がってくるアサリの旨味。

前回のカップ麺はトリュフの華やかさが目立ちましたが、今回は出汁。
麺も以前より細くなり、スープが良く馴染みます。

前回の実績があったので、東洋水産が切り刃を購入してお店と同じ細さになったそうです。
また、前回同様臭みの無いコリコリメンマも秀逸。

カップ麺でも妥協しない「蔦」が作った傑作と言って良いでしょう。
カップ麺なのに食後に喉も乾きません。
これが300円以下で食べられるのは驚きです。
僕のNo.1ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
今回は8月から始まった新メニュー「煮干Soba」800円をいただきました。

新メニューと言っても「煮干しらぁ麺」は創業当初からあったメニュー。
僕も蔦で初めて食べたラーメンは煮干しでした。

大西店主は「醤油らぁ麺」を看板メニューにしたいのに、煮干の方が人気。
なので、止めたり復活したりを繰り返したメニューです。

リスタートした「煮干Soba」は淡口醤油を使用した、キレイな色合いのスープ。
飲んでみると、濃密に迫りくる煮干し。

動物系不使用とは思えない、十分すぎるほどに厚みある贅沢なスープです。
エグミや尖りなどは無く、素晴らしく凝縮されたサカナの旨味。

「片口鰯や鯵煮干しなどを一晩水出しし、翌日にえぐみが出ないように丁寧に火入れ」
とのことで、片口鰯や鯵煮干しを使うのは昔の「煮干そば」や「東京煮干ラーメン」と同じ。

しかし、現在は4種の煮干しを使用して旨味の密度が以前と段違い。
グイグイ攻めてきます。

6月に「新味」になり「醤油Soba」「塩Soba」ともにアタック強い味になりましたが、「煮干Soba」の方が中毒性は上と思えるほどの出来。

僕は煮干しのラーメンも好きで色々食べてますが、今回の「煮干Soba」は相当抜けてます。
鶏やアサリの旨味を抽出するのも天才的ですが、煮干しの旨味抽出もオンリーワン。

醤油Soba、塩Sobaはトリプルスープなので分かりにくいですが、こうして素材の少ないラーメンを食べると技術とセンスに圧倒されます。
しかも、その「技術とセンス」が数年前より格段に向上しているのも確信。
生の最高級淡口醤油を合わせるのも絶妙。

蔦は原価が高すぎるので知られていますが、これで800円は凄いの一言。
ロメインレタスのお浸しに蔦らしさも感じます。

パツパツでは無く小麦を感じる自家製麺も美味。
煮干し好きな方であれば驚くレベルの「煮干Soba」。

人によっては看板メニュー「醤油Soba」よりハマるはず。
お世辞抜きに「煮干Soba」だけで行列店オープン出来ると思います。
食べログの「ラーメン 百名店 TOKYO 2017」はもちろん、世界初のミシュラン一つ星「Japanese Soba Noodles 蔦」。
5年前の開店時以来初めての店内改装工事を行い、8月21日(月)から営業再開です。

カウンターは高級感あふれる黒色となり、奥行きも広め。
店内待ち席も無くなり、ゆったり食事出来るようになりました。

この日の注文は「醤油Soba」900円。
6月に「新味(しんみ)」に変更して二度目の醤油です。

スープはトリュフ、醤油、お出汁が一丸となって一口目から「旨い」と思わせる味。
いい意味で難解では無く、輪郭クッキリの分かりやすい味です。

味が濃いと言う訳では無く、スープそのものは無化調でアッサリ。
新味以前の「醤油Soba」、一つ星以前の「醤油そば」とも全く違うハッキリとした味。

同じくトリュフは使っていても、スープとの一体感は比べ物になりません。
新味を食べずに「蔦」を語っても意味が無いと思えるくらい別物です。

小麦の旨味あふれる自家製麺はもちろん、ホエー豚の低温調理、その下に隠れたイベリコ豚の煮豚も最高。
これで900円とはやはり只者ではありません。
海苔も旨いです。

なお、昼は整理券制ですが、夜の部は整理券無し。
動物系不使用の「煮干Soba」も復活しましたので、近いうちに再訪したいと思います。
6月15日に「新味」となった「Japanese Soba Noodles 蔦」。
その際「醤油Soba」をいただいたので、今度は「塩Soba」900円です。

丼の形状は醤油Sobaと若干違い、丼下部の色は青。
これはラーメンのイメージカラーだそうで、醤油Sobaは赤でした。

具も一部「醤油Soba」と異なり、ネギは九条ネギでは無く白髪ネギ。
白髪ネギの上にはボッタルガ(カラスミ)の粉がかかってます。

塩でも深い色のスープを飲んでみると、トリュフの高貴な香りにアッサリながら太い旨味。
トリプルスープに塩ダレと様々な食材を使用しても、なにかが顔を出すのでは無くまとまってます。

しっかりな味でも塩分で喉が渇くことは無く、計算尽くされた飲み干すべきスープ。
明らかに以前より輪郭がクッキリしており、「ラーメン度」が増してます。

そして「醤油Soba」の時にも感じましたが、自家製麺も前より美味。
表面がツルツルでのど越しも良いです。

チャーシューはホエー豚の低温調理にイベリコ豚の煮豚。
特にとろける煮豚が好み。
チャーシュー2種3枚で900円は、お見事としか言い様がありません。

「新味」になり、「醤油Soba」より「塩Soba」の方が変わった感あります。
まとまりある分かりやすい味になったとは言え、これと似たラーメンに出会ったことありません。

大西店主が全力で作り上げた、どこにも無いご馳走のラーメン。
醤油も塩も旨いです。

※7月6日(木)から営業時間が以下のように変わります。
11:00~18:00
   ↓
11:00~16:00
18:00~21:00
シンガポール、台湾に続き香港店もオープンした「Japanese Soba Noodles 蔦」。
そんな「蔦」はミシュラン一つ星獲得後の昨年8月に大幅リニューアル。

そこから1年経たず、醤油Sobaと塩Sobaが6月15日から新味(しんみ)になりました。
変更初日に伺うと、厨房にはもちろん大西店主。

注文は「醤油Soba」900円+味玉です。
ここでまず驚くのがその価格。

昨年のリニューアルでトリプルスープになり、具も増やして1000円に。
それが900円に値下げされ、値上げはあれど値下げはラーメン業界ではかなり珍しいことだと思います。

新味への変更に合わせてお盆も無しへ。
スタッフにより丁寧にレンゲと箸がセットされます。

そして、丼も完全変更。
ラーメンの鬼 佐野実さん有田焼になりました。

ホエー豚チャーシューの上には新しくトリュフパウダー。
そして、新しく海苔がデフォでも乗るようになってます。

香りは以前よりトリュフが抑えられ、飲んでみると以前よりしっかりとした輪郭と濃い旨味。
味が濃いのではなく、旨味の密度が濃い感じです。

基本の方向性は同じですが、トリュフは派手すぎずよりスープに融合。
前の高貴なスープよりアタックが強く、いい意味で「ラーメン感」が増してます。

ホエー豚低温調理チャーシューの下にはイベリコ豚の煮豚も健在。
新たに加わった海苔は江戸前東京湾の高級海苔で、香りも味もかなり主張してきます。

その他穂先メンマや九条ネギの旨さも変わらず、これで900円に値下げは恐ろしい。
クオリティは落ちるどころか上がってます。

実は「蔦」が「ラーメン一杯1000円」の壁を破ってから、1000円のラーメンも世に増えました。
その中には便乗と思えるものも少なくなく、大西店主は恐らくそのあたりから値下げを考えていたのだと思います。

かと言って簡単に出来るわけでも無く、厳選素材は変更なし。
店主の嗅覚と技術で生み出した900円ラーメンに違いありません。

ミシュラン獲得後も奢らずラーメンをブラッシュアップし、1000円未満に価格変更。
やはり大西店主は努力の人です。
僕のNo.1ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
世界初のミシュラン一つ星ラーメン店で、シンガポール店、台湾店に続き今月21日には香港店もオープンします。

今年になって精力的に限定を出していましたが、今月はお休み。
と言うのも、リニューアルから約1年、「新味」に取りかかっているからです(&海外店の開発等)。

今のラーメンも味わい尽くしたとまで思っていないので「塩Soba」1000円いただいてきました。
平日はtwitterの「JSN蔦公式整理券情報」で夕方から整理券なしで入店できる旨伝えられます。
この日は18:30で並び3人でした。

まずは「ハートランド」600円。
続いて「塩Soba」の登場です。

スープは鶏、浅利、乾物のトリプルスープ。
リニューアル直後のガンガンな出汁も美味しかったですが、今のバランスの方が「蔦」。

まろやかで上品に華麗です。
和出汁の旨味にドライトマトやミントのアクセントは「蔦」ならでは。

また、チャーシューはガリシア栗豚のロースとイベリコ豚の煮豚に先月から変更。
旨味の濃いイベリコ煮豚も良いですが、ガリシア栗豚のスライスロースがシルキーで超好み。
他の方が頼んでいた「ロース飯」はこのスライスチャーシューが山盛りで圧巻でした。

現在のラーメンも最高に美味しいですが、もちろん「新味」も楽しみ。
「蔦」の進歩は止まらず、いつも旨いです。
巣鴨の一つ星「Japanese Soba Noodles 蔦」。
今年は月イチで限定を提供しており、4月は「今帰仁アグー白醤油Soba」1200円。
20日のみ提供です。

16時からの提供ですが、外国人のお客さんが多く17時台でもありました。
今帰仁アグーは琉球在来種の黒豚で、蔦ではワンタンに使用している貴重な豚。
今回の限定ではスープと具に使用しています。

提供された一杯には中央にクラムチャウダーペーストが乗り、個性的なビジュアル。
スープは豚の臭みが一切無く、素晴らしく「蔦」の世界。
備長炭炭火焼本節も上品かつエレガントに旨いです。

クラムチャウダーペーストはクリーミーでは無く、贅沢にタップリのアサリ。
セロリや玉ねぎも下支えになり、贅沢に素材の味が活きてます。

20人分に1.5キロのアサリを使用したとのことです。
スープに溶けだすと、不思議なことに「洋」では無く「和」を感じる旨味。

ペーストの下にあるのは今帰仁アグーと筍のカダイフ焼き。
「カダイフ」とはトルコの伝統料理で、小麦粉と水で極細の麺状にしたもの。

今帰仁アグーと筍をカダイフ焼きにしており、ラーメンの具としては初めてじゃないでしょうか。
アグーのジューシーな旨味が最高です。

なお、今回は㈱JCCが協賛したため、今帰仁アグーを使用しても1200円で提供できた限定。
通常なら原価1300円とのことで、それだけ貴重な豚を使用してます。

春キャベツやアスパラなど、提供直前にソテーされた春野菜も甘み満載。
ただ高級食材や旬の食材を使うのではなく、一杯としての全体のバランスが最高です。

20杯しか作らない限定のために、ここまで作りこむのは正直凄い。
大西店主一人で作っており、ミシュラン一つ星でもガンガン攻めてます。

未食ですが、デフォはチャーシューがガリシア栗豚とイベリコ豚に変わりました。
「蔦」は僕が一番惚れたラーメン店なので、そちらも早くいただきたいです。
巣鴨の一つ星「Japanese Soba Noodles 蔦」。
ビールとアペタイザー(おつまみ)の販売が始まりました。

ビールは昼から頼めますが、アペタイザーは16時から。
この日は整理券公式Twitterにて17時以降は整理券無しでOKと告知があり、18時半頃伺うと並ぶことなく入店。

その後もそれほど混まず、夜営業狙い目です。
(11時~20時の通し営業)

アペタイザーは「皿ワンタン」「おでん風味玉」「豚葱」「炙り豚」の4種。
青森シャモロックの味玉が売り切れとなっており、この日は「おでん風味玉」も売り切れ。

注文は「ハートランドビール」600円と「皿ワンタン」350円。
ワンタンは今帰仁アグーの餡で、ほのかな柚子胡椒がつまみに最適です。

麺は「醤油Soba」1000円。
スタッフによって作られた一杯は盛り付けも見事。

スープは「蔦」らしいアッサリとした口当りで、続けてやってくる出汁の旨味。
ベースがしっかりしているからこそ、トリュフオイルも華麗に香ります。

タレが変わっているのか、前回食べた「醤油Soba」よりもコクがある印象。
2種のチャーシュー、穂先メンマ、麺は変わらず旨いです。

最近は限定を続けて食べていましたが、やはりデフォの「醤油Soba」も絶品。
夜営業はまだあまり認知されていないのか、並ばずに食べられて嬉しいです。
世界初の一つ星ラーメン店「japanese Soba Noodles 蔦」。
一つ星2年目の2017年になってから、大西店主は半端ない創作意欲を見せています。

限定の「トリュフSoba」、「鴨白湯Soba」。
新作レギュラーメニューの「味噌つけSoba~松茸の香り~」。

続いては「時不知(ときしらず)の塩Soba」1400円です。
時不知とは秋では無く春に水揚げされる鮭。
今回は鮮魚です。

初めて大西店主の鮮魚ラーメンを食べたのは2011年3月。
独立前に「めじろ」で行った東日本大震災チャリティーの「天然真鯛のかけ塩&鯛めし」でした。

今のような食べ歩きをする前でも、美味しかったのは覚えてます。
ここ数年で「鯛ラーメン」も流行りましたが、6年も前にやっているのはさすが一つ星。

と言うことで、大西店主によって作られた「時不知の塩Soba」。
自家製スモークサーモン、アスパラ、ディルバターなど蔦の限定は盛り付けも見事。

スープは端麗かつ素晴らしく豊潤な鮭の旨味。
鮮魚のアラ的なクセや焼き魚っぽさは無く、上品でいかにも「蔦」な味。

最初は昆布も入れる予定が、鮭の旨味だけで十分と判断。
「鶏と水」ならぬ「鮭と水」だけで作られたスープだそうです。
これは凄い。

引き算で作られたスープに対し、自家製スモークサーモンはしっかりと燻製。
味も輪郭しっかりで、スモークサーモンやイクラで味が華やかになっていきます。

そして、ディルバターが溶け出すと更にカラフルな味わい。
スープだけで鮭のムニエルを彷彿させます。

今回も発想と職人技が光る誰にも真似できない見事な一杯。
レギュラーはトリプルスープなので、限定でシンプルなスープを作るとその技術に驚きます。

なお、先日からビールの提供も始まり、16時からはアペタイザー(おつまみ)も。
次回は一杯やりつつ久々の「醤油Soba」行きたいと思います。
年明けから大西店主が厨房に立つ日も多くなった「Japanese Soba Noodles 蔦」。
新作もバンバン発表しており、「トリュフSoba」「鴨白湯そば」と真似できない限定を既に2回。

続いては「味噌つけSoba~松茸の香り~」をリリース。
こちらは限定ではなく、16時からの販売となります。
(一時的かもしれませんが、現在は20時までの営業になってます)

と言うことで、注文は「味噌つけSoba~松茸の香り~」1200円+味玉。
〆にご飯でリゾット風にするのがオススメとのことで、「ご飯」150円も頼みました。

まずは麺のお皿。
チャーシューのピンクにベビーリーフ、抹茶ソースの緑、酢橘の黄色。
赤いお皿に具材が映え、抜群のビジュアルです。

そしてつけ汁もアーリーレッドが入って華やか。
フワッと松茸が香ります。

麺は平打ちの太麺。
水で締めず「あつもり」で、魚介スープと和えてあります。

つけ汁に浸けて食べてみると、あつもりなので冷めずに熱々。
二毛作「味噌の陣」を連想させる濃厚&華やかななブレンド味噌で、麺に良く馴染みます。

チャーシューの上にかかっているのは抹茶マスタードクリームソース。
クリーミーでピリッとしており、ソースと麺だけでもいけるほど。

酢橘を絞れば爽やかに。
チャーシューや穂先メンマに加え、しめじのソテーも乗って具だくさん。

〆はオススメのリゾット。
ご飯に酢橘を絞り、味噌スープとマスタードソースをかけていただきます。

「味噌つけSoba」だけでも大満足ですが、味噌とご飯はまた違った表情。
濃厚なつけ汁がご飯に染みわたり、抜群に旨いです。
これは確かに超オススメ。

多彩な具材や薬味により、コースをも思わせる楽しい一杯。
特にメインの味噌つけ汁が素晴らしく、あつ盛りで冷めないのもナイス。

ラーメンより「つけSoba」が正解と思わせる圧倒的な説得力。
「味噌」という単語から連想するよりも、華やかでカラフルな味わいです。

さすが半端なものは出してきません。
久々に食べた「蔦」の味噌、最高でした。

数日前に夕方から「トリュフSoba」の限定を提供した「Japanese Soba Noodles 蔦」。
早くも今年二度目の限定「鴨白湯Soba」1200円が提供されました。

限定提供とあって厨房には大西店主。
丼の中央にタワーの様に具が盛られ、細ネギの振り方も美しいです。

スープを飲んでみると、アッサリ上品な鴨白湯。
具の下にはオレンジスライスがあり、その果汁と鴨白湯がブレンドされていくと超リッチな旨味、
オレンジも低温調理されているそうで、スープとの馴染みがかなり良いです。

具の鴨ロースは薄切りでプリッとジューシー。
オレンジソースで和えてあり、肉質も良く素晴らしい。
これだけで一品料理として成り立ちそうなほど。

その上にはホタテの低温調理に厚くカットされた贅沢な黒トリュフ。
どちらも贅沢ですが気をてらうのではなく、まとまりある一杯とのアクセントとして機能してます。
やはり大西店主の創作センスは素晴らしく、カテゴリーにとらわれません。

なお、1200円は間違いなく安すぎで、原価は前回の限定「トリュフSoba」同様50%超え。
イタリアンで鴨、トリュフ、ホタテなんて使用したらこんな価格では済みません。

前回の限定「トリュフSoba」は青森シャモロックの濃厚鶏白湯に黒トリュフスライス。
ストレートに旨味が押し寄せるシンプルな力強い一杯。

今回の「鴨Soba」はアッサリな白湯にオレンジが加わるリッチなバランス。
それに様々な具材で華やかなコースの様な一杯。

「蔦」の限定は色々食べていますが、今年の2杯は真逆な構成でした。
立て続けに限定を出しても、それぞれイチから創るのが「蔦」。
レギュラーメニューもタレが強化されたようで、必ず近いうちにいただきます。
先日5周年を迎えたばかりの「Japanese Soba Noodles 蔦」。
店頭にはまだお祝いのお花があり、店内には「くろ㐂」からお祝いのドンペリも。

この日も大西店主が厨房に立ち、16時からは限定10食の「トリュフSoba」1500円が提供です。
5周年限定で考案していたメニューとのことで、急遽限定では無くレギュラーにすることに。

正式に提供されるのは2月上旬予定ですが、先んじて提供されました。
調理を見ていると、最後にスライサーで黒トリュフを擦りまくり。

提供されたのは「かけスタイル」のラーメンにたっぷりのトリュフスライス。
スープは店主が惚れた青森シャモロックの丸鶏、ガラ、モミジのみで作られた白湯。

香りはまず濃厚な鶏。
トリュフが乗っていない部分のスープを飲んでみると、脂は少なくサラリとしつつも鶏の旨味凝縮。

蔦のレギュラースープは清湯ですが、白湯をやってもさすが。
醤油ダレもパンチのある効かせ方で、知る限り「蔦」史上一番濃厚な旨味。

そしてトリュフが乗った部分を飲んでみると、生トリュフならではの超贅沢な風味。
シャキシャキなトリュフの食感も含め、ちょっとうっとりするほど。

正直、「醤油Soba」の黒トリュフオイルの方が香りは凝縮されて華やか。
しかし、生トリュフの香りと食感は具無しで成立するリッチ感。

店主さんも言ってましたが、「蔦」にしてはかなりシンプルなメニュー。
今回は原価も相当かかっており、50%以上とか。

珍しく素材の力に頼ったメニューとのこと。
とは言っても、シャモロックの白湯は間違いなく技術が活きています。

ちなみに未食ですが、僕が知る限りトリュフスライスが乗ったラーメンは以下のとおり。
銀座ル・コチア」の「銀座トリュフヌードル」1800円(ランチあり)。
それに「Bistro Koji」の「黒トリュフのラーメン」1620円(ランチ無し)。

「銀座ル・コチア」はグルメビズによれば1杯にトリュフ10gなのに対し、蔦の「トリュフSoba」は1杯に約20g。
http://www.gourmetbiz.net/25062/
それで1500円ですから、いかにこのラーメンが凄いか分かります。

昨年は個人店が一つ星から世界進出し、店主も大忙し。
それらが片付いた2017年は厨房に立つことも多くなり、早くも限定まで提供。
本店に勢力を注ぐそうで、久々に今年は凄そうな感じです。
2017年1月26日をもって5周年を迎えた「Japanese Soba Noodles 蔦」。
この日は店頭にお祝いの花が飾られて華やか。

昨年コラボした名店中の名店「中華蕎麦 とみ田×らぁ麺屋 飯田商店
「蔦」に次ぐラーメンミシュラン一つ星となった「創作麺工房 鳴龍
それに「Homemade Ramen 麦苗」など。

店内には2016TRY大賞など様々なトロフィー等。
特にミシュランは2017一つ星、2016一つ星、2016ビブグルマンの盾。
この3つの盾が揃っているのは蔦だけです。

注文は看板メニューの「醤油Soba」1000円。
5周年の日なので今年初日に続いて厨房には大西店主。

先日も思いましたが、一つ星から怒涛の一年が過ぎて表情が明るくなった感じ。
憑き物が落ちたかのようです。

提供された「醤油Soba」には、いつもの様に焼豚の上にトリュフソース。
で、その下にはなんと生トリュフスライスのサービス。
一瞬目を疑いました。

今回のスープはアッサリながら旨味の粒がきめ細かい出汁に厚めの醤油。
いかにも「蔦」らしい絶妙なバランスに生トリュフ。

ただでさえ最高な「醤油Soba」なのに、この贅沢感はたまりません。
ありがとうござます。

なお、5周年限定を考えていたそうですが、限定ではなくレギュラーメニューに変更。
近々数量限定で提供されそうな感じで、これまたムチャクチャ楽しみです。

大西店主は5年間常にラーメンのことを考えて突っ走ってきたと思いますが、まだまだ止まりそうにない感じ。
これからも、誰も見たことがないラーメンを作ってくれそうです。

なお、今年から営業時間が11時~18時の通し営業に変更。
まだ認知されていないため、夕方は整理券無しで入れることも。

ツイッターアカウント
https://twitter.com/number_ticket
にて告知されますので、行かれる方はぜひチェックしてみてください。
世界で唯一の2年連続ミシュラン一つ星ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
今年から営業時間が変わり、11時から18時の通し営業となりました。

整理券制は変わりませんが、変わらず代表1名で複数もらうことが出来ます。
(枚数分×1000円の預り金が必要です。)

この日は初めて息子と伺い、「味玉塩Soba」1200円と「ワンタン醤油Soba」1300円。
僕は「塩Soba」メインで食べたのですが、3度目にして今まで以上のスープの一体感。

キレ過ぎず優しすぎずの豊潤な塩ダレに白トリュフ香るまろやかなスープ。
ミントの香り、グリーンタプナード、ドライトマトと華麗な味の変化も楽しめます。
特に今回はミントのアクセントがスープに良く馴染み、他には無い特別感。

「醤油Soba」も食べましたが、もちろんこちらも最高。
今回初めて「醤油Soba」と「塩Soba」を同時に食べましたが、どちらか一方を上げろと言われれば塩です。

そして、蔦だけで提供される「シャモロックの味玉」。
やはりこの旨味は素晴らしい。
「今帰仁アグー豚のワンタン」同様、間違いの無い厳選素材です。

また、今年の開店初日と3日目は大西店主も厨房に入りメインで調理。
ミシュラン一つ星となってから激動の1年だったと思いますが、どことなく晴やかな感じ。

店長のタミさんと息の合った調理は、2人で営業していた頃を思わせます。
大西店主はやはり抜群に「蔦」の厨房が似合いますし、これからは厨房に立つ機会も多いそうです。

そして、その大西店主が監修した「醤油Soba」のカップ麺。
「Japanese Soba Noodles 蔦」初のカップ麺で、セブンイレブンにて販売されています。

パッケージデザインからカッコいいわけですが、作ってみて驚き。
過度に味を濃くするのでは無く、上品なトリュフに貝の滋味深い旨味。

モチッとした麺に臭みの無いメンマも旨く、200円台のカップ麺でここまで出来るのかと。
セブンイレブンでは「もちもちの木」や「蒙古タンメン中本」のカップ麺が好きですが、全く違うバランス。

スープに深みがあって旨く、なんと言っても食後に喉が渇きません。
淡麗好きには超オススメです。
あまりにも気に入ってしまい、2日連続でいただいてしまいました(笑)
2年連続一つ星「Japanese Soba Noodles 蔦」にて味玉醤油Soba&鶏油ご飯

12月2日に発売された「ミシュランガイド東京2017」。
今年は史上2店目の一つ星ラーメン店として「鳴龍」が選出されました。

そして昨年、史上初の一つ星ラーメン店に輝いたのが「Japanese Soba Noodles 蔦」です。
今年もめでたく星を守った「蔦」。

昨年の一つ星後から整理券制となっており、千円と引き替えに時間指定の整理券を受取ります。
この日の注文は「味玉醤油Soba」1200円+「鶏油ご飯」250円。

今までより明らかにアサリの出汁が良く出ており、厚みあるお出汁。
アッサリでクリアな中に旨味の立体感があり、トリュフも良いバランスです。

8月のリニューアル以来「醤油Soba」を数回食べましたが、今回が1番好きなスープ。
大げさでは無く、飲むたびにウットリします。

粘りのある自家製麺、
2種のチャーシューに穂先メンマ、原種えのき茸。

具材は相変わらずどれも素晴らしく、青森シャモロックの味玉はやはり格別。
「玉子」の概念が変わるくらい濃厚な素材の旨味です。

新メニュー「鶏油ごはん」もコクのある鶏油がたまりません。
オイルは鶏油だけを使用しており、バターよりもサッパリで贅沢なお味。

ミシュラン一つ星から一年、ラーメンもサイドメニューも進歩してます。
なお、「鳴龍」の斉藤店主はミシュラン一つ星の報道で

「去年『蔦』さんが一つ星になったことがすごく刺激になりました」
とコメント。

実力店が刺激しあって切磋琢磨し、日本のラーメンのレベルは間違いなく相当上がってます。
自信を持って世界に誇れる麺料理だと思います。
常に進み続ける「Japanese Soba Noodles 蔦」。
シンガポール店が無事オープンした後、更にメニューが改良されました。

塩ダレの改良により、「塩つけSoba」の提供開始。
リニューアルに伴い休止していた味玉、ご飯ものがパワーアップして復活してます。

味玉はスープにも使用している「青森シャモロック」の有精卵。
日本全国、この玉子を食べられる店は「蔦」だけだそうです。

そしてご飯もの。
過去に提供された「たまごかけご飯(トリュフの香り)」「ロース飯」「肉飯」に加え「鶏油ご飯」「からすみ茶漬け」が加わりました。

今回の注文は「塩Soba」1000円+「味玉(青森シャモロック)」200円+「からすみ茶漬け」350円。
「塩Soba」は塩ダレに使用する塩が4種になりました。

そのせいかスープの丸みと厚みも増した感があり、尖らずリッチな旨味。
トリュフオイルも派手すぎず絶妙に香り、ドライトマトやタプナードのアクセントも楽しいです。

そして青森シャモロックの味玉。
トロトロの半熟で、黄身の旨味が恐ろしく濃厚。

玉子本来の味が濃いので、味付けはあまりされていません。
浸かって水分が抜けた濃厚さでは無く、贅沢な天然の旨さ。
希少で常にあるわけでは無いらしく、あったら必須だと思います。

締めは「からすみ茶漬け」にスープをかけてお茶漬けに。
これがまた驚くほどキレキレの旨さ。

しっかりとした塩気に魚卵の旨味。
スペイン産のボッタルガ(からすみ)を使用しており、スープをかけることで味が広がります。
ただ、パンチある味なので、ラーメンの途中では無く最後に食べた方が良さそう。

リニューアル「塩Soba」だけでも満足できる一杯ですが、今回の「味玉」と「からすみ茶漬け」は強烈。
サイドも手抜きが無いどころか、更に厳選素材になってます。

2000円未満でここまでリッチに素材と技術を味わえる料理は少ないでしょう。
下手な限定より「蔦」のデフォの方が贅沢。
参りました。
昨年のミシュラン一つ星に続き、今年は「TRY大賞2016-2017」1位となった「Japanese Soba Noodles 蔦」。
なお、「中華蕎麦 とみ田」と同点1位です。

この2店、今年の6月の「とみ田」10周年に「飯田商店」も加えてコラボ。
その後も交流があり、大つけ麺博の「とみ田」ではスープ割でコラボしたり、東京ラーメンショーでは3人が厨房に立つときがあったり。

濃厚豚骨魚介、鶏と水の鶏清湯、トリプルスープという異ジャンル名店の交流は、ラーメン界今年一番の出来事だと思います。
そんな「蔦」は11月6日には初の海外店「Japanese Soba Noodles 蔦 シンガポール」も無事オープン。

現地のニュースによれば、開店時は200人ほどの行列になったようです。
http://www.straitstimes.com/lifestyle/food/queue-forms-at-michelin-starred-tsuta-ramen-ahead-of-singapore-outlets-opening

本店は夜営業が始まっているので訪問しやすく、この日も前回に続き代表作「醤油Soba」1000円。
日の丸の丼にロースチャーシュー、煮豚、穂先メンマ、原種えのき茸、九条ネギ、白髪ネギと数多くの具材。

具材だけでなく、アッサリでまろやかなスープがやはり主役。
三種の地鶏、大量のアサリ、魚介のトリプルスープにトリュフが華やぎます。
尖らず丸みがあり、立体的な旨味の広がりを感じるリッチ感。

チャーシューはロース焼豚と煮豚。
低温調理チャーシュー全盛のなか、ジューシーな煮豚がまた旨いこと。

手間をかけて戻された熟成穂先メンマも相当好み。
8月のリニューアル後、3度目の「醤油Soba」となりますが、いまだ興奮してしまいます。

リニューアルから約3か月、近いうちに「塩Soba」の塩ダレも更に良くなるとのこと。
また、リニューアルにあたって休止となっていた味玉は、県外初出荷という「青森シャモロック」の玉子で復活。
ご飯も休止となっていますが、それも再開予定だそうです。

各賞を受賞しても常に動き続ける「蔦」。
まだまだ大西店主は止まりそうにないので、追いかけ甲斐があります。
日本が誇る一つ星ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
8月にラーメンだけでなく、丼なども大幅リニューアル。

そんな蔦が9月からは夜営業も再開しました。
「蔦の葉(現在休業中)」の開店準備で2014年6月にお休みし、同年7月に再開してからは16時までの通し営業。
なので2年ぶりの夜営業開始です。

夜の部は18時からで、整理券の配布は17時から。
今回はリニューアル日以来となる「醤油Soba」1000円。

絶品「今帰仁アグーのワンタン」はあえて今回は加えず、醤油Sobaのみを味わってみます。
丼は内側が赤で外が白の日の丸。

フワッとトリュフが香ります。
スープを飲んでみると、厚みある出汁にグッと深い醤油の旨味。

トリプルスープが一丸となって押し寄せてきて、トリュフは出しゃばり過ぎずアクセント。
自家製麺は食べごたえがあり、小麦の甘さも感じます。

チャーシューはロースの焼豚とバラロール煮豚2種。
新たに加わったバラロールの煮豚が美味で、厚みがありしっとり柔らかいです。

原種えのき茸、大きな穂先メンマとデフォでも具はたっぷりで、フルコースを一杯に詰め込んだかのよう。
ラーメンで1000円は安くないですが、そう思わせない圧倒的な満足度。
改めて、今回のリニューアルは凄いです。

ミシュラン一つ星獲得から外国人のお客さんも多くなりましたが、日本代表として誇れる味。
やはり一番好きなお店です。

そして純血在来種「今帰仁アグー」を使用したワンタン。
肉そのものがジューシーで、素材の良さが嫌と言うほど分かります。

また、細いキノコが入っていたりと色々あるのですが、ちょっと興奮しすぎて多くを書けません。
それくらい今回のリニューアルは凄いです。

ラーメン一杯にかかる仕込が増えたからかご飯もの、味玉は無くなり、価格はデフォの醤油Sobaで1000円。
ただし、間違いなく一杯の満足度は格段に上がってます。
(以前の850円も原価かかり過ぎなので、今回の1000円も決して高くないと思いますが)

星獲得後は取材、マカオ、シンガポールとの提携、宅配ラーメンと大忙しだったはずなのに、ここまでリニューアルするとは正直驚き。
今までの「蔦」も誰も真似できない味でしたが、更に高い次元に行きました。
間違いなく今後も通ってしまいます。
8月19日から大幅リニューアルした一つ星店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
リニューアル日にいただいた「ワンタン醤油Soba」1300円は予想以上の変更に大興奮。

これまでも頻繁に味をいじっているお店ですが、今回は味以外もガラッと変わりました。
事前にお盆にレンゲ、割り箸がセットされます。

今回の注文はリニューアル後初の「ワンタン塩Soba」1300円。
丼もリニューアルされて日の丸です。

味の方向性が大きく変わったわけでは無く、一口目で「蔦の塩Soba」。
やはり大好きな味です。

以前より出汁感がふくよかになり、舌に旨味が長く持続する気がします。
新たに加わった魚介出汁によるものなのか、華やかな中に懐かしさも。

ミントの清涼感も途中でアクセントになり、このチョイスも「蔦」らしい感じ。
チャーシューはロース2枚に厚みある煮豚。

大判のワンタンは肉も皮も美味。
なにげに穂先メンマがとても好み。

手間が味に反映してると思います。
スープと麺のバランスに引きずられ、今回も興奮して食べきってしまいました。

そして急告な大ニュース。
9/8(木)から夜営業始まります。

夜営業は18時~20時。
夜の部の整理券は17時から配布となります。

数年ぶりの夜営業。
待ち望んでいた方も多いんじゃないでしょうか。
僕もその一人です。
ミシュランのラーメン部門で初の一つ星となった「Japanese Soba Noodles 蔦」。
星獲得後も店主がタレをいじっており、毎月味の変化が楽しみなお店です。

しかし、8月19日からは大幅リニューアルとのこと。
この日は大西店主も厨房に立ち、メインで調理。

券売機を見る限り、醤油Soba、塩Soba、大地のつけSoba、太陽のつけSobaというメニュー構成は同じ。
新たに「ワンタン」が加わっており、注文は「ワンタン醤油Soba」1300円。

席に案内されると、キレイなお盆に箸、レンゲがセットされました。
まるで割烹の様で、これだけでもかなり好印象。

提供された一杯は丼もリニューアル。
外が白、内側が赤で、蔦のロゴ同様に日の丸をイメージしたと思われます。

見た目はゴージャスになって思わずニンマリ。
スープはアッサリな中に上品な旨味が詰まっており、以前より「和」の要素が強くなった感じ。

以前はダブルスープだったのが丸鶏+野菜、アサリ、魚介のトリプルスープに変わってます。
それでも出汁が濃厚に攻めてくる訳では無く、あくまでも「蔦」らしくエレガント。

トリュフオイルも香り、トリュフソースは前よりキノコっぽさが濃くなった気もします。
自家製麺は以前のプリッとしたものから、粘りとコシを感じるタイプに。

ロースト焼豚は薄切り2枚になり食べやすく、新たに追加されたバラ煮豚がまた旨いこと。
メンマもシコシコの穂先メンマになりました。

そして純血在来種「今帰仁アグー」を使用したワンタン。
肉そのものがジューシーで、素材の良さが嫌と言うほど分かります。

また、細いキノコが入っていたりと色々あるのですが、ちょっと興奮しすぎて多くを書けません。
それくらい今回のリニューアルは凄いです。

ラーメン一杯にかかる仕込が増えたからかご飯もの、味玉は無くなり、価格はデフォの醤油Sobaで1000円。
ただし、間違いなく一杯の満足度は格段に上がってます。
(以前の850円も原価かかり過ぎなので、今回の1000円も決して高くないと思いますが)

星獲得後は取材、マカオ、シンガポールとの提携、宅配ラーメンと大忙しだったはずなのに、ここまでリニューアルするとは正直驚き。

今までの「蔦」も誰も真似できない味でしたが、更に高い次元に行きました。
間違いなく今後も通ってしまいます。

僕が一番好きなラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
6月20日から新整理券システムとなり、代表者1名で複数枚の整理券がもらえるようになりました。
(1枚につき預り金1000円が必要)

比較的空いている火曜日に訪れ、今回は「塩Soba」850円+味玉を注文。
看板メニュー「醤油Soba」よりも視覚的にはこちらの方がが好み。

スープの色は塩とは思えぬ濁り加減。
鶏系とアサリ系のダブルスープで、蔦ならではの無化調エレガント。

最近は清湯でもガンガンと濃厚出汁の店もありますが、このバランス感覚は蔦ならでは。
様々な食材を組み合わせているものの、食べる側にとっては押しつけがましい複雑さは皆無です。

何も考えずに夢中になれる「料理」として美味しいラーメン。
隣の外国人も「醤油Soba」のスープを一口飲んで、

「フー」
とニッコリため息ついてました。

そんな「塩Soba」も絶品な蔦の大西店主監修の「冷し塩ラーメン」&「チャーシューむすび」。
先日の「冷し醤油ラーメン」に続き、サークルKサンクスから7/12より発売。

全粒粉を使用した麺はプリプリで、スープは今回もトリュフが香ります。
冷しスープの出汁感は醤油よりも豊潤な感じで、しっとりの甘酸っぱいドライトマトが良いアクセント。

たっぷりの鶏ほぐしチャーシューはしっとりしており、醤油の豚チャーシューより冷しに合います。
コンビニ麺でも短期間で色々グレードアップしてくるのはさすが一つ星。

また、7月7日に出版された
「ラーメンをつくる人 東京」長谷川圭介

前書きにも書かれているとおり、ラーメンに人生を捧げた20人の店主の生きざまを綴ったもの。
ラーメンの紹介本では無く、各店主のラーメンに対する熱い思い、経歴など。
深い取材による膨大な情報かつ読みやすい文体で素晴らしいです。

蔦の大西店主はじめ、「くろ㐂」の黒木店主、「とみ田」の富田店主、「金色不如帰」の山本店主など読み応え抜群。
沢木耕太郎的なノンフィクションでWebの情報よりも密度が濃く、超オススメです。
世界初の一つ星ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
その通販商品が発売されたので購入しました。

商品は「Japanese Soba Noodles 蔦 オリジナルラーメンセット」。
日テレ「今田耕司の世界オモシロ通販!!」で紹介された日テレ独占販売です。
http://www.ntv.co.jp/omoshiroshop/#tsuta

蔦の大西店主がプロデュースし、番組に出演して商品そのものを調理。
何度も試作したそうです。
楽天でも扱っており、放送日に総合ランキング1位となってました。

商品は6食で送料別6264円。
具材付きで醤油3食、塩3食です。

まず黒い箱がスタイリッシュ。
タレ、特製トリュフオイルは常温で解凍。

具材は湯煎で1~2分とのこと。
解凍したタレにお湯を350cc入れてスープの完成。

そして、大きめの鍋に冷凍の麺を入れて、麺をほぐしながら40秒。
その上にチャーシュー、メンマを盛り付け、トリュフオイル。
ネギだけは自前です。

スープを飲めば、まあ通販とは思えないほど旨い。
アサリの風味に醤油の旨味、そしてトリュフオイル。
リッチな旨味です。

麺も冷凍茹で麺とは思えないプリプリでコシがあるもの。
これ、言われなければ冷凍茹で麺と分からないレベルだと思います。

チャーシューは厚めだし、太メンマも柔らか。
再現度はかなり高く、特に麺とオイルが凄いです。

そして「塩」。
ソリッドな塩ダレに濃ゆいお出汁。

うちの奥さんは塩の方が断然好みとのこと。
簡単に作ることが出来、賞味期限が11ヶ月というのも凄い。

「蔦」だけあって、半端なものは出してきません。
ミシュラン一つ星の名に恥じない冷凍ラーメンだと思います。
先日「中華蕎麦 とみ田」の10周年に参加した「Japanese Soba Noodles 蔦」。
今は整理券式ですが、6月20日からちょっと変わりました。

・1人1枚だったのが代表者1人で複数枚の整理券OK。
・1人2枚での連食もOK。

なお、整理券1枚につき1000円は変わらず、2枚なら2000円預かりです。
また、日によって夕方は整理券なしでの案内。

Twitterの「JSN蔦公式整理券情報」にて告知されます。
https://twitter.com/number_ticket

この日は「醤油Soba」850円+味玉。
アッサリとしたファーストタッチのあと、じんわりかつ豊潤に広がるお出汁。

上品な鶏油も含め、エレガントな旨さです。
何度食べても飽きません。

唯一無二のラーメンですが、9月にはリニューアル予定。
星を取っても満足することなく、味の進歩に意欲的な店主だと思います。
サークルKサンクスから「冷し醤油ラーメン」が発売中の「Japanese Soba Noodles 蔦」。
今回はリニューアルした「塩Soba」850円+味玉をいただいてきました。

「醤油Soba」が看板メニューですが、「塩Soba」も堂々たる見栄え。
スープは醤油Sobaよりもスッキリとしており、絶品お出汁をよりダイレクトに味わえます。
(醤油Sobaはタレにも出汁が多く入っていると思います。)

そのため、ドライトマトのキリッとした酸味の効果も華やか。
また、新たに加わった薬味がグリーンタプナード。

こちらはグリーンオリーブのペーストで、これが少量でも香り良くアクセント。
白トリュフオイルも含め「洋」の食材を用いても、味はどこにもない「蔦」の味。
やはりバランス感覚がお見事です。

そして新ご飯メニュー「九条葱ご飯」。
惜しげなく九条ネギが山盛り。

この九条ネギは京都契約農家より直送とのことで、シャキシャキパリパリ。
ご飯は炊き込みご飯で、その上にウルメ節。

ウルメの香りと九条ネギの愛称は素晴らしく、スープ茶漬けにしても美味。
これだけ九条ネギが乗って250円とか、やり過ぎとさえ思えます。
一つ星を取ってなお進歩する蔦でした。
昨年7月にサークルKサンクスから発売された「蔦監修 冷し醤油らーめん」が、今年も発売されました。
蔦が監修したのは「冷し醤油ラーメン」498円と「まかない肉飯」360円です。
(冷し醤油ラーメンは九州を除く全国。まかない肉飯は関東のみで販売)

ラーメンは具が別皿になっており、その下に麺とパックに入ったスープ。
スープを麺にかけ、しっかりほぐしてから盛り付け。

全粒粉入りの麺は間違いなく昨年よりプリップリ。
トリュフの香りがリッチで、今年は醤油よりも出汁感がアップ。
これはお店のラーメンと同じ方向性。

チャーシューは細切りになって麺と合わせやすくなり、メンマは昨年より歯ごたえがあって美味しいです。
そして「まかない肉飯」は角切り肉たっぷり。

角切り肉もお店の「肉飯」っぽいブリンブリンな食感。
コンビニ弁当でこの肉は、結構凄いかも知れません。

ラーメンも肉飯もかなり良く出来てます。
店主のブログによれば、結構試作を重ねたとのこと。
ミシュラン一つ星を取って注目度の高い蔦ですが、その期待に耐えうる味だと思います。
整理券方式で連日盛況な「Japanese Soba Noodles 蔦」。
大西店主が行った「熊本地震復興ラーメン」は、日刊スポーツにも取り上げられました。

先日からまた食材を増やし、メニュー表記は「そば」から「Soba」に変更。
元々店名に「Japanese Soba」とあるので、そちらの方が自然かもしれません。

今回の注文は看板メニューの「醤油Soba」850円。
醤油の色合いは2月に食べた時より穏やか。

雑味なくスッキリとした口当たりの後、口の中一杯に贅沢なお出汁。
特にアサリの旨味が素晴らしく、奥行きある旨味が半端無いです。

ガツンとくる旨味では無く、上品かつ豊潤。
蔦と言えばトリュフオイルですが、今回はスープの旨さが主役な気がします。

メニューは「Soba」と英語表記になりましたが、バランスはより「和」になった感じ。
他にないオンリーワンの味わいで、唯一無二の「Japanese Soba Noodles」です。

自家製麺はいつも通りプリッと最高で、たまたまなのか焼豚は凄く美味。
このリッチなスープ、麺、焼豚で850円は素晴らしいです。
5月7日、「Japanese Soba Noodles 蔦」が熊本地震復興限定を行いました。
場所は旧「蔦の葉」店舗である「79 Japanese Soba Noodles 蔦 Laboratory」。

まずはラボで整理券代わりの檜の箸を受け取ります。
そちらに番号が書かれているので、指定された時間に戻り順番通り列へ。

店内8席で、4人ずつの入れ替え制。
店内では大西店主が手際よくラーメンを作っています。

メニューは「熊本地震復興ラーメン」のみで、お代は決まっておらず「お気持ち」。
熊本ラーメンを「蔦」流に作った一杯は、チャーシューの上に九条ネギ山盛り。

スープは熊本産「天草大王」の白湯にマー油で無化調。
一見濃厚そうに見えますが、サラッと上品に広がる旨味。

蔦のレギュラーメニューとは違うスープでも、やはり蔦らしい唯一無二の味わい。
自家製麺との相性も抜群です。

チャーシューは熊本の「りんどうポーク」。
蔦は焼豚ですが、今回は相性を考えて煮豚とのこと。

分厚くて柔らかく、煮豚を作ってもさすが。
3枚も入っていてボリュームあります。

そしてたっぷり乗った九条ネギもフレッシュ。
一日しか提供しないメニューをここまで作りこむのが凄いです。

また、久々に見た大西店主の調理。
久々に大人数への調理だと思うのですが、手際の良さは変わりません。

厨房から離れる際に相当悩んだようですが、やはり厨房が似合います。
とは言っても、ラボ内に貼られた5月のスケジュールは海外出張も含め予定がぎっしり。
一つ星を取ったので色々大変だと思いますが、またこういう機会を楽しみにしてます。
一つ星から整理券方式となった「Japanese Soba Noodles 蔦」。
このたび「JSN蔦公式整理券情報」というTwitterアカウントが出来ました。
https://twitter.com/number_ticket

蔦の整理券は番号では無く1時間ごとに区切られており、
「現在12時以降の整理券を配布しております」
など情報が発信されています。

また、ミシュラン効果で外国人のお客さんも多数。
スタッフと英語で会話しており、他店にはないインターナショナルな雰囲気。

この日は「塩そば」850円と「肉飯」250円。
「塩そば」を食べるのは昨年12月以来。

その時に比べると、スープの色は濁りを増したように思えます。
飲んでみると深みある濃厚な旨味。

キレやじんわりでは無く、出汁の旨味が厚いです。
それでもスッキリとしており、蔦ならではのバランス。
間違いなく一つ星獲得前より旨いです。

ドライトマト等、薬味のアクセントも効果的。
焼豚やプリプリの自家製麺も素晴らしく、やはり圧倒的。
看板メニューは「醤油そば」ですが、「塩そば」も負けてません。

そして久々に「肉飯」。
数に限りがあるので、遅い時間には売り切れているメニューです。

「肉」を堪能できる焼豚の切れ端がゴロゴロと入っており、ボリューム抜群。
蔦は焼豚も絶品なので、この肉ももちろん最高。
フライドガーリックのアクセントも効いてます。

何を食べても美味しく、特に麺類の「進歩」はいまだ止まらない感じ。
今後も通わせていただきます。
ラーメン店初のミシュラン一つ星となり、一気に有名になった「Japanese Soba Noodles 蔦」。
先日はTV番組「櫻井有吉アブナイ夜会」で、大西店主が藤原竜也さんらに醤油そばを作っていました。

現在は整理券制で、朝から整理券を配布。
1000円と引き替えに整理券を入手し、指定された時間に再度伺います。
店内外合わせて総勢5名のスタッフにより、回転は悪くありません。

今回の注文は新作「太陽のつけそば」900円+味玉。
シンガポールをイメージしたとのこと。

麺の上のライムやパクチー。
オレンジ色のつけ汁がアジアンな感じ。

蔦の「つけそば」自体久々なので、まずは麺のみを口に。
艶々でコシがあり、これがまたずば抜けた旨さ。

芳醇な小麦の香りが鼻から抜けていきます。
「つけそば」は蔦のメインメニューではありませんが、つけ麺メインの名店と勝負できるレベルの麺。

つけ汁は清湯で、ナッツペーストが浮かび麺に絡みます。
スパイスなどが配合された辛味ダレが使用され、ほどよくスパイシー。

ライムを絞ったり、パクチーと一緒に食べるとエスニックよりに味が変化して面白いです。
最後はスープ割りも堪能して満足。

エスニック風味でもそちら寄りになりすぎず、「蔦」らしいオンリーワンの料理でした。
それにしても、一つ星を取ってなお新作を開発するのが凄いです。
4月中には看板メニュー「醤油そば」、「塩そば」の味も結構変えるとのこと。

また、この日発売された「一つ星ラーメン店の作り方」。
(蔦で買うことも出来ます。)

大西店主の本音が書かれていて面白いです。
平穏では無い現在までの道のり、そしてブレることが無い軸。

常に「更に美味しくしたい」と努力する姿勢は職人でありアーチストであり。
定期的に「蔦」を食べているので、その姿勢が味につながっているのも良く分かります。
これからの「蔦」も楽しみで仕方ありません。
先日から整理券制になっている「Japanese Soba Noodles 蔦」。
ミシュラン一つ星で一気に知名度が上がり、メディアには以前以上に露出。

TV番組「成功の遺伝子3」で大西店主がスタジオで作った「醤油そば」を食べたビートたけしさんは、
「日本食の一番美味い職人の味。出汁とかああいう感じ」と言ってました。

店頭で預かり金の1000円と引き換えに整理券を受け取り、指定された時間に再集合。
スタッフの指示通り並び、店内に入った時点で整理券と1000円を交換し、食券を購入。

列の整理、店内の食券担当、調理などスタッフは総勢5名で回転良し。
リズミカルに湯切りされ、「醤油そば」850円+味玉の登場です。

驚きなのがそのスープ。
確実に前回より美味しくなってます。

提供直前に鶏ベーススープ、アサリベーススープの2種を合わせて温めますが、貝出汁が濃厚に変化。
一つ星を獲得してわずか3か月弱。
更に美味しくしてくるとは恐ろしいです。

醤油ダレもいじっているそうで、トリュフオイルとの相性も抜群。
プリッと弾ける食感の自家製麺、ジューシーな焼豚も素晴らしい。

まさに孤高で圧倒的な一杯。
蔦の凄さを再認識させられました。
世界初のラーメン店ミシュラン一つ星の「Japanese Soba Noodles 蔦」。
一つ星以降は整理券制になってます。

店頭で整理券をもらい、指定された時間に再度集合。
整理券は平日朝7時、土日は朝6時半から配布。

一人一枚しかもらえませんので、複数で伺う場合は全員がもらいに行かないといけません。
整理券のおかげで再集合してもそれほどの行列にはならず、この日は10分ちょっとで店内へ。
やはり外国人の方が多くなった感じ。

麺メニューは醤油そば、塩そば、大地のつけそばの3種。
注文は「醤油そば+味玉」。

相変わらず美味しそうなルックスで、スープの色は前回よりもちょっと濃いめ。
スープには、青森シャモロックだけで無く天草大王も追加。

醤油ダレ等も変わっているようです。
基本的な路線は変わりませんが、トリュフは高貴に香り、醤油は以前よりも舌に味わいが残るように。

大西店主は出張や新たな試みがあるため、現在の調理は「味噌の陣」店長であった「伊丹さん(たみさん)」。
「味噌の陣」、「蔦の葉」で鍛えられており、味は文句なし。
今回も素晴らしく美味しかったです。
ミシュランガイドで一つ星を獲得し、一躍話題の店となった「Japanese Soba Noodles 蔦」。
一つ星獲得後、初の訪問です。

なお、「蔦 ミシュラン」という単語で検索すると、
「4時間待ちの大盛況」

みたいな記事がよく出てきますが、これは12月3日(木)1日だけ。
一つ星獲得が報道された後の営業初日のことです。

翌日から整理券配布方式が取られ、お店の横で長時間待つことは無くなりました。
整理券の配布は朝7時からで、整理券と引き替えに1000円をお店に渡します。
(1000円は整理券と引き換えに戻されます)

これは整理券を受け取って戻ってこない方が多いため改良されたシステム。
なお、整理券は一人一枚で、一人で複数枚貰うことは出来ません。

食べられるラーメンも一人一杯になりました(連食不可)。
整理券を受け取った後は、その色ごとに決められた時間に戻ります。

僕は黄色だったので12時から13時の間。
再集合すると、お店の外に常駐しているスタッフが列に誘導してくれます。
なお、必ず集合時間内に再集合とのこと。

現在、整理券は開店前に配布終了。
整理券方式もまだ浸透していないようで、それを知らずに訪れる多数のお客さんにスタッフが説明していました。

再集合のタイミングにもよると思いますが、僕の場合は再集合してから20分弱で店内へ。
そこから10分ほどで食べることが出来ました。

一つ星前獲得前でも1時間以上並ぶことが多かったので、かなり楽になった印象。
整理券を受け取ってから食べるまでの時間は長いですが、店の前以外で時間を潰せるのは良いです。

一つ星獲得前日に「醤油そば」を食べたので、今回は「塩そば+味玉」。
やはり周りは「醤油そば」ばかりです。

しかし、この「塩そば」も堂々たる一品。
醤油そばよりもダイレクトにスープの旨さを味わえます。

白トリュフオイルとドライトマトのアクセントも格別。
「醤油そば」と「塩そば」、どちらも一つ星にふさわしいものだと思います。

ラーメン店「蔦」のミシュラン一つ星獲得は世界的な快挙。
しかし、店主さんの最終目標はここでは無いでしょう
今後も期待してます。
12月1日、驚きのニュースが入ってきました。
「ミシュランガイド東京で、Japanese Soba Noodles 蔦が世界初のラーメン店一つ星に認定」。

一年前に発売されたミシュランガイド2015ではラーメン店がビブグルマンに選出されて話題になりました。
※ビブグルマンは星がつかないまでも、5000円以下で食べられるCP抜群のお店。

それが12月4日に発売されるミシュランガイド2016では、なんとラーメン店としては世界初の一つ星を獲得。
ラーメン店は「蔦」のみという快挙です。

ミシュランに掲載されるのは確実と思っていたので、一つ星の発表前日に「醤油そば」をいただいてました。
限定、塩、鶏油そばなどが続いたので、醤油そばは今夏以来と久しぶり。

アサリの旨さなどが出たスープに、サラリとした醤油ダレとトリュフオイル。
ごり押しで攻めてくるのでは無く、一歩引いた上品な美味しさです。
ストレスなく身体に浸み込む、唯一無二の極上スープ。

また、今の自家製麺はプリッと弾ける様な食感。
元々美味しい麺ですが、今の麺は過去最高な気も。

チャーシューも、より柔らかくジューシーになった気がします。
「これが世界初の一つ星ラーメンだ!」と自信を持って言える完成度。
(「塩そば」もかなり美味しいです。)

正直、どんなに美味しくてもラーメン店がミシュランの星を獲得するとは思っていませんでした。
それゆえ「ビブグルマン」が出来たのだと思っていましたし。

しかし、それを超えて「蔦」は星を獲得。
これに刺激されたラーメン店は数多いと思います。

一夜にして、意識を高く持った日本のラーメン店を活性化させたのでは無いでしょうか。
ミシュランガイド東京2016は12月4日の発売です。
大西店主、本当におめでとうございます。
「ラーメンWalker 東京23区2016」では全国1位を連覇。
「TRYラーメン大賞2015-2016」ではTRY大賞第2位。
(大賞1位は「とみ田」)

東京を、いや日本を代表する名店と言っていいでしょう。
現在、本店のスタッフは店主はじめ3名。

お水が置かれ、丁寧に誘導されます。
醤油、塩と言ったレギュラーも凄まじいほどの旨さですが、この日は新しく始まった「鶏油そば」800円。

最近まで試験的に具なしの「鶏油そば」を提供していましたが、このたびリニューアルして単品メニューに。
新たに加わった鶏油そば用トッピングの「バジルトマトソース」100円も注文しました。

鶏油そばはスープ付きで、まずは白トリュフ香るスープから。
続いて鶏油そばとバジルトマト。

一品料理を思わせる、見事な盛り付けです。
まずはそのままの味で食べてみると、鶏油の甘さと醤油のコクが絶品。

麺はやや加水高めになったようでプリッとしており、鶏油、醤油、自家製麺という素材が非常に高い次元で結合。
そして、上に乗るのはグリルチキン。

注文の都度、フランス産のガチョウ脂にてソテー。
肉自体も良いもので柔らかく、ガチョウ脂のリッチなコクも抜群。

スープはそのまま飲んでも美味しいし、麺をつけてつけ麺風にしてもグッド。
麺にバジルトマトを乗せても美味しいですが、そのままの味が美味しすぎるので無くてもOK。

蔦は今までに限定「小麦ヌーヴォー」の中の一品、サイドメニューとして「鶏油そば」を提供してきました。
今回、ブラッシュアップして単体メニューとなり、前よりも美味しくなってます。

結局のところ「油そば」な訳ですが、素材と自家製麺のクオリティとバランスにより、さすが「蔦」と思える素晴らしい一品。
こういうシンプルなものの場合、自家製麺の強みが際立つ気がします。

また、絶品のスープが付いていることも重要なポイント。
なお、グリルチキンが数量限定のため、鶏油そばは早めに売り切れてしまうそうです。

店内に漂うトリュフの香りで、「醤油そば」の禁断症状が出てきました(笑)
次回はそちらをいただきます。

「Japanese Soba Noodles 蔦」にて「黒岩土鶏の鶏そば」1300円をいただきました。
10月24日・25日各12食の限定です。

宮城県の地鶏「黒岩土鶏」を使用しており、ラーメン専門店で使用するのは初。
スープは厚みがあるのにクセが無く、もの凄くしっかりしたボディ。

そこにキレのある醤油ダレが加わり、上品で贅沢な味です。
鶏油の旨味も濃く、食材の良さは感動するレベル。

蔦には珍しく直球勝負の「鶏そば」ですが、だからこそ素材を堪能出来ます。
と同時に、圧倒的な技術とセンスも再確認。

具は松茸を黒岩土鶏のモモ肉で包み、低温調理したもの。
モモ肉は歯ごたえがあり、肉質は最高。

松茸はやり過ぎかと思ったのですが、この香りと鶏の相性はバッチリ。
厚く切られて食べ応えがあり、これだけでも料理として成り立つくらい満足。

レギュラーメニューも半端無いですが、今回の限定は(も)恐れ入りました。
素材が良いのはもちろん、その食材の活かし方や構成も抜群です。
ラーメンWalkerにて2年連続全国総合1位となった「Japanese Soba Noodles 蔦」。
蔦と言えばトリュフオイルを使用した「醤油そば」。
今夏には醤油そばをアレンジした「冷やし醤油ラーメン」がサークルKサンクスから発売になりました。

そしてこの度、塩そばも白トリュフオイル入りにリニューアル。
ということで、早速伺ってきました。

まずは先日から発売になった「鶏油そば」。
新たに加わった「鶏油そば 半玉」200円と鶏油そば用の「生玉子」50円。

前菜的に先に提供されますので、そのまま食べたり、玉子を入れたり。
麺は汁そばとは違った感じで、こちらも旨いです。

続いてリニューアルした「塩そば」850円。
(味玉ありがとうございます)

以前とはスープの色が違います。
もちろん白トリュフが香りますが、塩ダレのミネラル感もアップ。

ドライトマトの味も濃厚で、全体的に重厚な味わいに。
以前はスープそのものの旨さを中心に据えており、それはそれで美味しい「塩そば」でした。

今回は旨味が一丸となり、「じんわり」ではなく押し寄せてきます。
商品名を変えず、しれっとグレードアップしてしまうのが凄いところ。
「醤油そば」に負けない「塩そば」だと思います。
個人的にNo.1なお店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
新たに「鶏油そば」300円が始まりました。

こちらは具無しでサイドメニュー扱い。
単品注文は不可なので、「塩そば」850円と「鶏油そば」300円を注文です。

まずは「鶏油そば」が提供。
麺の上に青ネギのみでとてもシンプル。

丼の底に鶏油と醤油ダレがあるので、しっかりとかき混ぜます。
自家製細麺に鶏油等がしっかり絡み、そこらの油そばとは別格。

夢中で啜ってしまう美味しさです。
醤油ダレは鶏油そばのためだけに薄口醤油を使用しているとのこと。

具無しとは言え、これが300円は半端ないですね。
「スープが一番原価かかっているので」
とのことでしたが、それにしてもかなりの高CP。

続いて「塩そば」。
やはりここのレギュラーメニューは極上です。

スープの贅沢さは他店の限定を遥かに超えるレベル。
なお、鶏油そばと塩そばの麺は同じですが、塩そばはプリっとしてパツンと弾ける感じ。

鶏油そばはややボソッとしてます。
麺の表情が全然違うのもユニーク。
大盛よりも鶏油そばが断然オススメです。
「Japanese Soba Noodles 蔦」にて8月土日限定が始まりました。
「レモネードの塩つけそば」1000円で、1日12食限定です。

初日に伺うと限定数以上に並びがありましたが、諦めずに列へ。
すると前の数名は醤油そばで、幸運にもいただくことが出来ました。

それにしても、レギュラー目当てに早くから並ぶとは、さすが土日の蔦。
麺の上には夏野菜のジュレなど色とりどりの具材。

黄金に輝くつけ汁にはなんとチアシード。
チアシードは栄養価満点のスーパーフードで、ヨーグルトなどに入れて食べるものです。
ラーメンに使うのは初っぽいですね。

麺は自家製の長い細麺で、底には貝のスープ。
つけ汁に浸すとシャモロックのスープが絡み、抜群の鶏の旨味。

ほどよく弾力がある麺も美味しく、緬とつけ汁の一体感が半端無いです。
途中でレモネードのゼリー寄せをつけ汁に入れたり、しっとり低温調理の鶏をいただいたり。

最後は丼に残った貝スープでスープ割。
全てにおいて満足で、店主さんが今までに作った作品の中で3本の指に入るそうです。

パプリカなどを使いつつも、「Japanese」を思わせる味。
あえてがごめ昆布を使わずチアシードに挑戦したり、レモネードを使用したり。
料理人としてのプライドを感じました。

グイグイ攻めてくるのではなく、上品かつ芳醇な旨味。
いかにも蔦らしいオンリーワンな限定でした。
巣鴨の「Japanese Soba Noodles 蔦」。
現在、サークルKサンクスでは蔦監修の冷やし醤油ラーメンも販売中です。

今日は今年一番の猛暑とのことで、久々に「つけそば」にしました。
「醤油つけそば」900円です。

蔦と言うと細麺のイメージが強いと思いますが、つけ麺は太麺。
もちろん自家製麺。

全粒粉入りで小麦の香りが素晴らしいです。
瑞々しくて食感もモチモチ。
麺の凄さは「つけそば」の方が感じられるかもです。

つけ汁は一見白湯の様な色合い。
これはナッツペーストが浮いているためで、つけ汁自体は清湯です。

輪郭クッキリな醤油ダレに香ばしいナッツ。
アッサリながらコクのある旨さです。

焼豚、メンマもいつも通り最高。
最後はスープ割で大満足でした。
サークルKサンクスにて発売中の
「Japanese Soba Noodles 蔦」監修の冷し醤油ラーメン(トリュフオイル入り)。

発売日以来二度目です。
初回は興奮して食べてしまったので、冷静にいただきました。
煮玉子むすびは売り切れです・・・。

トリュフオイル入りのスープは、やはり半端ない再現力。
全粒粉入りの麺は国産小麦100%だそうで、ツルツルの美味しさ。

白髪ネギ、青ネギとネギが2種入るなど、やはりこだわりが凄いです。
子供に味見させたら気に入ったようで、半分以上食べられました(笑)
8/10(月)までの販売です。

今年も始まった「小麦ヌーヴォー2015」。
宇都宮の「花の季」収穫の新小麦を使用したイベントで、

7/27(月)~8/2(日)は飯田商店、くろ㐂、蔦、凪。
8/3(月)~8/9(日)は渦、チラナイサクラ、砦、花の季です。

蔦の小麦ヌーヴォーは限定12食で1200円。
※7/28(火)は味噌の陣、7/29(水)は定休日でお休み。

新小麦と蔦スープに使用している青森の地鶏「シャモロック」を使用とのこと。
整理券をもらい、11時ころ再集合です。

お店に入ると、カウンター全ての席に「小麦ヌーヴォー2015お献立」。
事前に詳しい情報が公開されていなかったのですが、なんとコースになってます。

まずは「冷製玉〆」。
冷やされたガラス容器に具なし冷製茶碗蒸し、スープのジュレが乗ってます。

見た目も味も本格的。
力強いシャモロックの胸肉、フルーツトマトも旨味濃厚。2015-07-27-11-04-35

続いては「鶏油そば」。
2品目に麺が出るとは、イタリアンで言うところのプリモみたいです。

シャモロックの鶏油は素晴らしいコク。
新小麦100%の麺に絡み、こちらも極上。

なお、麺は一度水で締めてから温めなおしていました。
くっつきにくくするためでしょうか。

レンゲにはネギ、ナッツ、刻みニンニク。
ニンニクが良いアクセントになります。

続いてトウモロコシの炊き込みご飯、シャモロックもも肉の山椒焼き。
ご飯はスープで炊かれており、トウモロコシの甘さが良い感じ。

もも肉は柔らかくて鶏の旨味を存分に味わうことが出来ます。
添えられた「とろろ」にもシャモロックのスープ。

小麦ヌーヴォーの企画でありながら、全てのメニューにシャモロックを使用。
店主さんが今年もっとも惚れ込んだというシャモロック三昧です。

メニューに「スープ」と書かれているものは、全てシャモロック100%とのこと。
どの料理も素晴らしく、料理人としての技術を見せつけられました。
また、これで1200円は間違いなく破格。

蔦は先日ドラマに出てから行列が伸びてますし、サークルKサンクスでは冷やし醤油ラーメンが発売中。
それでも店主さんは満足などせず、更なる高みを目指しているように思えます
ミシュラン掲載やドラマ出演など、様ざまなメディアで紹介される「Japanese Soba Noodles 蔦」。
その蔦初のコンビニ作品が発売になりました。

「冷やし醤油ラーメン」480円と「煮玉子むすび」138円。
7月21日(火)~8月10日(月)まで、関東地区のサークルKサンクスで発売されます。

どちらもトリュフオイルを配合してあり、蔦店主のわがままをすべて聞いてもらったとのこと(笑)
スープは透明なものと醤油の2種。

入れてみると、笑ってしまうくらい蔦のトリュフオイル。
ホントにコンビニ商品なのかと思うくらい香ります。

蔦の醤油そばを食べた方ならニンマリ。
初めて食べる人は香りに驚くのでは?

不如帰のカップ麺はトリュフ不使用でトリュフ香料だったので、さすがです。
麺は全粒粉配合の国産小麦100%というこだわりようで、保存料、合成着色料不使用。

ラーメンは1軒目売り切れで、2軒目でゲット出来ました。
煮玉子むすびも、もちろんトリュフオイルが香ります。
商品には「温めてよりおいしく」とありますが、蔦店主によれば「温めない方がトリュフオイルを堪能できる」とのこと。
巣鴨の行列店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
先日放送されたTVドラマ「ラーメン大好き小泉さん」にも行列店として登場しました。

こちらで並ぶ際は、入口右側のマンションエントランスに折り返して並ぶことになります。
伺った日は平日でしたが、開店前でエントランス内がちょうど一杯になるくらい。
30人くらいでしょうか。

注文は蔦の看板メニュー「醤油そば」850円。
スープはアッサリとした中に深い出汁の旨味があります。

青森シャモロックや香味野菜の陸産物スープ。
アサリなどの海産物スープ。

提供直前にその2つのスープを雪平鍋で合わせ、温めます。
今日はアサリの旨味がたまらない感じでした。

途中で焼豚の上に乗ったトリュフソースを加えると、華麗な香り。
プリッとした自家製麺、ハーブとローストされた焼豚。
どれもこれも高水準。

行列はしますが、予約の取れないお店と違い、並べば確実に食べられます。
ドラマで小泉さんは「さすが日本一と言われる味です」と言ってました。

なお、「ラーメン大好き小泉さん」の蔦を題材にした回は、
先に並んでいた主人公の列に遅れてきた友人が合流する話。

ラーメンの行列に割り込みは御法度ですから、
「3人で最初から並び直しですね」
と、最後尾に並び直していました。

渋る友人に
「いかなる理由があろうとも、行列に割り込むことは絶対に許されません。
行列に割り込む人間に、ラーメンを食べる資格は無い!」

と。
行列の友達に合流することが「割り込み」と分かってない方も居ますので、良い話でした。

無事、店主さんが戻ってきたJapanese Soba Noodles 蔦。
手首にサポーターは付けてはいますが、湯切りは以前通りで一安心です。

今回は「塩そば」850円。
塩は塩で、醤油そばとは別の惚れ惚れする美しさ。

Wスープはグイグイと攻撃するのではなく、どこまでも深い旨味。
スープの旨さを引き出す塩ダレも絶妙です。

また、焼豚の上にはドライトマトが乗っており、時おりスープと一緒に。
すると凝縮されたトマトの旨味と甘さが炸裂し、目の覚めるようなアクセント。

蔦によるアクアパッツァな味わいです。
そろそろ新作も食べてみたいですが、塩と醤油を交互に食べるだけでも幸せ。
この一杯は、何度食べてもため息ものです。
巣鴨の名店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
現在の蔦は鶏と香味野菜の動物系スープ、海産物スープのWスープ。

この度、鶏が地鶏のシャモロックになり、鶏油も加わりました。
鶏の旨さを味わおうと、注文は「醤油そば」850円。

鶏はもちろん美味いのですが、今回は貝の旨味が凄い。
聞いたところ、今日はアサリが良いものだったそうです。

下手に「貝」が付いたメニューより、断然美味い貝スープ。
そこに鶏が高いレベルで融合し、加えて芳醇なトリュフの香り。
食材の美味さが抽出されており、贅沢な気分です。

パツンとした自家製麺、ムチムチな焼豚はいつもどおり鉄板。
そう言えば、メンマには少しブラックペッパーのアクセントが加わってました。

食べる度にちょっと変わっていて、なおかつ間違い無く美味い。
やはり、自分のなかでは蔦がNo.1です。

天草大王を使用したNew「味噌の陣」も好調な「Japanese Soba Noodles 蔦」。
今回は看板メニューの「醤油そば」850円。

Wスープに変わった直後の重厚な出汁はやや抑え気味になり、醤油の香りが立っています。
麺もマイナーチェンジしたそうで、美味しさの追求はまだ続いています。

山岸さんの「大勝軒」や「べんてん」はブレを楽しむファンも多かったようですが、
こちらは店主さんが考える「今の理想型」を味わう楽しみ。

今回も間違い無く最高で、やはりここは別格。
研究や努力が味に結びついています。
現在は地鶏の鶏油を取り寄せるかどうか迷っているそうで、また何か新しい美味しいものが食べられそうです。

先日の「塩つけそば」も絶品だった蔦。
本日は「塩そば」850円+「ローストトマト」150円。

現在のスープ用にチューンされた塩ダレはカドが無く、澄んだスープがストレートに味わえます。
押し寄せてくるのでは無く、一歩引いた感もある極上な美味しさ。

スープと塩ダレが変わったので、前の塩そばとは別物ですね。
同じメニューなのに、新作を食べている気分です。

パツパツとしながらも、ただ硬いだけではない香り良い麺。
ブリンブリンな食感のチャーシューも変わらず最高。

途中からローストトマトをいただくと、凝縮された甘さと程よい酸味が加わります。
「ローストトマト塩そば」という食券は無くなりましたが、ローストトマトと塩そばの相性は間違い無し。
売り切れでなければ、必ず加えたいトッピングです。

Japanese Soba Noodles 蔦で、ポルチーニなどを使用した「醤油つけそば」が先日から販売開始になりました。
その醤油つけそばを食べようと思ったところ、塩つけそばも販売開始。

迷ったあげく「塩つけそば」900円を注文です。
ベビーリーフにミニトマトと、美しい盛りつけ。

まずは麺だけいただくと、全粒粉の香りが漂う多加水で瑞々しい麺。
つけそばの麺を食べると、ここの自家製麺の素晴らしさが良く分かります。

つけ汁は一見白湯のようにも見えますが、浮いているのはナッツペースト。
つけ汁自体は清湯で、アンチョビとオリーブオイルがアクセント。

それでもイタリアンの様にはならず、蔦オンリーな味わいの絶品です。
ナッツペーストが麺に絡み、物足りなさもありません。

つけ汁にアンチョビとオリーブオイルという発想も普通ではないですが、ナッツペーストを使用するとは驚きです。
最後はスープ割で、蔦スープを堪能。

やはりここは、何を食べても外しません。
美味しいと分かっていながらも、ここで食べ終えた後の満足度は半端ないです。
「醤油つけそば」も近いうちにいただきたいと思います。

火曜限定で行っている二毛作「味噌の陣」も好評なJapanese Soba Noodles 蔦。
「鉄腕ダッシュ」に出たこともあってか、しばらくはスープ切れで早仕舞いだったそうです。

そのため、売り切れ終了を避けるために通常スープを増量。
別スープの「東京煮干ラーメン」は残念ながら休止となります。

併せて通常スープの改良もされました。
東京煮干ラーメンの代わりに出汁中心にシフトしたとのこと。

醤油ダレも変更したとのことで、「醤油そば」850円を注文。
見た目は変わりませんが、一口目から明確に分かる味の変化。

以前より貝の味が感じられたりと、キレよりも深い旨味が中心。
出汁の旨味が最後の一滴まで感じられ、幸せな気分が持続します。

トリュフオイル、黒オリーブによる華やかさもありますが、芯となるスープの旨さが格別。
肉の旨味が凝縮された焼豚、歯切れ良い太メンマ。

脇役陣もトップレベルで、抜かりない完成度な一杯。
塩も大好きなのですが、今回の醤油は更に凄みを増してます。
またしても良い意味で裏切られました。
今でも凄く美味しいのに、日々研究を重ねるJapanese Soba Noodlese 蔦。
今度は「東京煮干ラーメン」800円が始まりました。

合わせて煮干そば、アジアン煮干そば、辛にぼつけそば、パク盛り肉飯が終了。
どれも美味しかったので残念ですが、新しい味に出会えるのはワクワクします。

「蔦」らしい美しい見栄えで、柑橘(柚子?)と大きめのネギが特徴的。
スープは片口鰯と鯵による煮干100%。

煮干のエグミは無く、美味しさだけが抽出されてます。
以前の煮干よりも魚の美味しさが感じられ、和が強調された感じ。
柑橘も良いアクセントになってます。

デフォの醤油ほどソリッドでは無い代わりに、お出汁の美味しさが沁み渡りますね。
「東京煮干ラーメン」という商品名も納得です。

ノスタルジーを感じさせつつも、洗練された一杯でした。
1月下旬開始予定の「味噌の陣」も完成が見えてきたようで、待ち遠しいです。
前回で今年最後の蔦だと思っていたのですが、土曜に時間が取れました。
初の土曜訪問でしたが、当然のごとく平日よりも列が長いです。
ミシュラン効果もありそうですね。

今日の注文は「塩そば」850円。
数量限定の「ローストトマト塩そば」を振り切り、「あおさ海苔」100円と「南高梅」100円をトッピング。
今日は塩そばを「和」で味わうことにしました。

毎度の事ですが、スピーディな盛りつけなのに丼の美しさもピカイチ。
丸くて深い旨さのスープは間違い無くオンリーワンで、ため息ものです。

なお、初めて乗せてみた「あおさ海苔」はスープと抜群の相性。
アクアパッツァっぽくなるローストトマトも良いですが、こちらも良いですね。

ここまで目と舌を満足させてくれるラーメンは他にありません。
限定もたまにやっていますが、レギュラーメニューの完成度がもの凄く高いです。
食べる度に美味しくなってると思うのは、気のせいでは無いでしょう。

他店の限定メニューも追いかけますが、レギュラーメニュー狙いに朝イチで向かう店は、蔦だけかも知れません(笑)
今年最後の蔦になりそうなので、〆はローストトマト塩そばにしよう!
と思っていたら、券売機に

「本日味噌そばあります。」
とゲリラ限定。
迷わず「味噌そば」850円+「ローストトマト」150円を注文です。

なお、一月中旬から毎週金曜に「味噌の陣」として二毛作を始めるのですが、それとは別モノ。
味噌の陣は先日限定でやった牛スープで、今回の味噌はデフォの蔦スープ。
TRY2013-2014で受賞したものに近いそうです。

チャーシューとローストトマトが乗って豪勢なルックス。
スープはオイルが香りつつも、和な感じで三つ葉がとても合います。
味噌は限定と同じブレンドだそうですが、スープが変わるとかなり印象が変わりますね。

ローストトマトの酸味と味噌も相性バッチリ。
これでも十分に個性的で美味しいのに、味噌の陣のスープを全く別物にするなんて研究熱心すぎです。

なお、券売機には味噌の陣のボタンが追加されてました。
味噌そば、肉味噌そば、味噌つけそば、レッチリ。

沢山のメニューに今からワクワクですが、よく考えたら今日の味噌そばの方がレアってことになりますね。
進化し続ける蔦は、いつでも一期一会な感じです。

12/5に「ミシュランガイド2015」が発売されました。
昨年から、星は付かないけど、手頃な価格の良店「ビブグルマン」が登場。

今年は「ビブグルマン」にラーメンが載ることになり、大好きな「Japanese Soba Noodles 蔦」もめでたく掲載されました!
なお、ラーメン店は全部で22店掲載され、他には、

青葉、維新、伊藤(本店)、伊藤(銀座店)、金時、好日、Gottsu、しながわ、ソラノイロ、多賀野、トイ・ボックス、ドゥエイタリアン、びぎ屋、ぶらり、ブンブンブラウカフェ ビーハイヴ、不如帰、三藤、むぎとオリーブ、麺 えどや、もりずみ、やまぐち。
「あの店は入ってないの?」を言い出すとキリがありませんが、
未食の金時、三藤、麺 えどや以外は全て美味しいと思うので、さすがミシュラン。

お祝いにいただいたのは「海苔玉醤油そば」850円に「パク盛り肉飯」250円。
ノーマル醤油そばが850円、トッピング味玉100円、海苔100円なのでなので50円安いです。

洋も感じる蔦スープに味わい深い醤油ダレ、自家製麺の完成度はかなり高度。
パリッとした香り高い海苔は間違いなく上物だと思います。

また、大きめの低温調理チャーシューは大きめで肉の旨味がしっかり。
やはり、ここの醤油は外しません。

パク盛り肉飯は、肉飯の上にパクチー山盛り。
韓国唐辛子も乗ってクリスマスカラー(笑)

待っていたお客さんが、これを見て「肉飯」を「パク盛り肉飯」に変更していたくらいインパクトあります。
肉飯は200円なので、50円増しでこのパクチーは素晴らしいですね。

箸を使わずに、パクチー、肉、ご飯をレンゲで掻き込む方が、美味しくいただけると思います。
韓国唐辛子もピリッとアクセント。
最高のサイドメニューです。

なお、来年は金曜から二毛作で味噌を始めるそうで、色々考えているそうです。
常に味を追求する姿勢が味にストレートに繋がっており、ミシュラン掲載も当然だと思いました。
本当におめでとうございます。
月曜が定休日のJapanese Soba Noodles 蔦。
12月第一週は12/2(火)・12/3(水)が臨時休業となってしまうので、12/1(月)が特別営業となりました。

しかも、ただ営業するだけでなく、「味噌そば」850円1本に絞ったスペシャル営業です。
名付けて「Japanese Soba Noodles 蔦 味噌の陣」。

こちらの味噌は長らく休止していましたが、納得いくものが出来たそうです。
スープは蔦の通常スープに牛。

そこに濃厚な味噌が加わります。
味噌は徳島産の豆味噌を中心にブレンドしたそうで、豆の旨味が前面に出ていますね。

味噌の発酵した風味もパンチがあり、一口目から旨味がガツンと来ます。
ポルチーニの香りも豊かで、リッチ感満載。

麺は味噌に合わせた自家製平打ち麺。
かなり主張するスープなので、存在感ある麺がバッチリ合ってます。
なお、細麺の替え玉もあったようですが、残念ながら売り切れでした。

具はいつものチャーシュー、メンマに加えて、ボイルした白菜、マッシュルームなど。
こちらも味噌にピッタリ。
特に白菜と味噌は相良いです。

色々な食材を使っていながらも複雑すぎず、味噌が主役でグイグイ来ます。
難しく考えなくても、一口で「おおっ」となる美味しさ。

このバランス感覚は、まさに蔦の真骨頂だと思いました。
※公式ブログによれば、来年1月頃に二毛作で金曜に提供するっぽいです。
2014年11月)

Japanese Soba Noodles 蔦と言えば、醤油、塩、煮干しと汁そばのイメージ。
しかし、先日食べた「辛にぼつけそば」も素晴らしく美味しかったです。

自家製太麺のレベルが凄かったので、再度つけそばを行くことにしました。
寒くなってきたので汁そばに浮気しそうで心配でしたが、蔦待ちの先頭は日当たりが良く、つけ麺モードに。

注文は「南高梅つけそば」950円と「すだち飯」200円です。
あおさ海苔とネギが浮かんだつけ汁、梅や青菜が乗った麺など、和食なルックスです。

中太の自家製麺は、瑞々しくてモチモチ。
そのまま食べると小麦の香りが鼻から抜け、抜群の美味しさ。

つけ汁は軽く酸味があります。
乾物の出汁に白醤油ということで、辛にぼよりもアッサリで和な味わい。

いつもどおり素晴らしいチャーシュー、太メンマをいただきつつ、
たまに南高梅をかじって、最後はスープ割り。

また、すだちご飯はうるめ節の香りが強烈な、贅沢おかかご飯。
すだちと節が素晴らしくマッチします。

ここにスープ割りしたつけ汁、梅干しを加え、最後はお茶漬けで。
インパクトとしては「辛にぼつけそば」の方が上ですが、こちらはエレガントな味わい。
とにかく麺が半端じゃない美味しさでした。

Japanese Soba Noodles 蔦で「ローストトマト塩そば」をいただきました。
ローストトマトは「辛にぼつけそば」のトッピングで食べていたのですが、オススメの塩は初。

なお、塩ダレの使用食材値上げなどの影響で価格は50円アップ。
塩そば850円、ローストトマト塩そば1000円です。

赤、白、緑、ピンクと素晴らしく美しい一杯の登場。
ラーメン版カプレーゼとも言えそうな色合いです。

スープは間違いなく深みを増しましたね。
数ヶ月前に食べた塩よりも旨味が濃いです。

塩の尖りではなく、深い旨味で食べさせる塩。
スペイン産のオリーブオイルを使用しており、その効果もあるようです。

そこにローストトマトが加わると、リッチに味変。
ローストされて甘みがあるトマトは塩の邪魔をするほどには強くなく、良いバランスだと思います。

そしてパツンとハリのある自家製麺。
大きくて肉厚な低温調理チャーシューも素晴らしく、個々の完成度も高いです。

また、今回からシャキシャキとした青菜のお浸しも加わりました。
ローストトマトに乗ったケッパー、白髪葱の上に置かれたオリーブと合わせ、重要な脇役です。

正直、ラーメンとしては高い価格ではありますが、それを軽く凌駕する旨味とリッチ感。
淡麗だけど旨味が深く、まさにドンピシャな一杯でした。

基本的にラーメンは醤油派で、蔦の醤油もため息が出るほど旨いです。
しかし、現時点ではローストトマト塩そばに軍配が上がりますね。
まあ、醤油を食べた後は醤油大絶賛すると思いますけど(笑)
レギュラーメニューのブラッシュアップを始め、常に研究を続けているJapanese Soba Noodles 蔦。
つい最近も、新たなメニューが2つ加わりました。

ローストトマト塩そばと、辛にぼつけそばです。
どちらも食べたいのですが、ローストトマトは数量限定のため、すぐに無くなってしまうそうとのこと。

しかし、ここは辛にぼかな…。
でも、せっかく早く来たんだから、トマトかな…。

と思って券売機に向かうと、ローストトマトがトッピングであるじゃないですか。
モヤモヤがスッキリと晴れ、「辛にぼつけそば」950円と「ローストトマト」150円を選択。

なお、蔦では初めてのつけです。
ローストトマトは10個くらいしか無いみたいですね。
トッピングが頼めて良かったです。

ローストトマトは麺の上に乗って登場。
まずは美しい平打ちの太麺だけで食べてみます。

多加水でモチっとしており、全粒粉?の風味がブワーっと広がりますね。
こりゃ凄い。

麺だけで何度でも食べられます。
つけ汁はメキシカンな辛さと言えばいいでしょうか。

アジアン煮干よりもソリッドな辛さ。
ビシッと決まってます。

パラペーニョも入っており、それを食べると更に辛くなりますね。
瞼の下が汗ばんでくる本格的な辛さで、清湯でも麺に絡んできます。

そして、数量限定の貴重なローストトマト。
しっかり火が通ってジューシーで、塩気もエッジが効いてます。

麺に絡ませて混ぜそば風に食べても美味いですね。
最後はスープ割をして完食完飲。

基本的には汁そば派なのですが、このつけ麺は最高です。
清湯系つけ麺では群を抜いて美味いんじゃないでしょうか。
何を食べても美味しい蔦ですが、今回はアジアン煮干に匹敵する感動でした。
巣鴨の名店「Japanese Soba Noodles 蔦」。
午前中に自由な時間が取れたので、ここぞとばかりに訪問です。

本日は「味玉煮干そば」900円と「肉飯」200円。
煮干し、一口目から上手いです。

もっと上品かと思っていたら、旨味とともにある程度の苦味。
煮干感が強いです。

濃口醤油、イタリアの魚醤を使用したタレも強めに仕上がっており、吸引力が高い旨さ。
醤油や塩に使用される丸鶏スープは入らず、煮干100%。
それでも物足りなさは全く無く、完飲せずには居られません。

パツパツの麺はもちろん煮干しにも合いますね。
いつもの焼豚、メンマはやはりレベルが高く、三つ葉が煮干しにピッタリ。

久々に追加した味玉は、やや堅めで普通な印象。
また、凄く久しぶりに飯ものを注文しました。

ロース飯はしばらく休止中なので、「肉飯」200円。
プリっとした食感の焼豚が良いです。

煮干と言ってもグリグリなニボニボでは無く、かといって和食のように穏やかすぎること無く。
「蔦」らしいとても旨いラーメンでした。
巣鴨の名店、Japanese Soba Noodles 蔦。
先日、しば田で蔦の塩ダレを使用したコラボがありました。

それがかなり美味しかったので、塩をいただきに訪問です。
「塩そば」800円を注文。

塩ダレは8月にリニューアル。
現在、新たな味噌ダレを試作中みたいです。

スープに透明感があるため、醤油とは違った奥行きのある美しさ。
スープは塩ダレが主張し過ぎず、野菜やコンソメっぽい洋風の出汁をダイレクトに味わえる感じです。

味がシンプルな分、添えてあるオリーブによる味変が効果的。
後半は貝類の風味も強くなり、最初から最後まで美味しい贅沢な一杯です。

麺は自家製麺ストレート細麺で、パツパツと歯切れが良いですね。
また、低温調理のチャーシューは、これだけでお店出せるんじゃないか?ってくらい肉の旨みが豊潤。
脂身のジューシーさも含めて、最高に美味い肉です。

今は16時までの営業で難易度高いですが、時間が取れたら必ず寄りたいお店です。

リニューアルした醤油そばが絶品だったJapanese Soba Noodles 蔦 。
味噌が終わって煮干が始まったということで気になってました。

が、早くも新メニューのお知らせ。
「アジアン煮干そば(パクチー入り)」900円です。
煮干しもアジアンも好きなので、早速伺って来ました。

外の待ち席にはうちわ。
日陰なのがありがたいです。

11時の開店より数分早くオープン。
BGMはレッチリ、U2です。

登場した一杯にはパクチーどっさり。
その上に赤いスパイスが乗っており、エスニック好きにはたまらないビジュアルです。

スープはレモングラスの酸味と爽やかな辛さが効いて、ややトムヤムクン寄りな味。
ベースの煮干によって深みが増され、タイヌードルよりもリッチなスープです。

エスニック「風」では無く、気持ちいいくらいスパイスが効いてムチャクチャ美味いです。
パクチーを一緒に頬張ると更に良し。

さすがですね。
エスニックを適当に出してこないところも「蔦」らしいです。

自家製麺との絡みはもちろん良く、タイヌードルと一線を画する美味さ。
チャーシュー、太メンマも抜かり無く、900円でも安いくらいの満足度です。

後半は煮干の風味が増し、一気に完食。
気が付くと顔中汗だくです。

今年はエスニックなラーメンが流行るとも言われていますが、まさに夏向け。
正直、このメニューが提供されている間、煮干しそばを頼む勇気がありません(笑)
そのくらい気に入りました。
先日、2号店である「蔦の葉」をオープンさせたJapanese Soba Noodles 蔦。
蔦の葉準備期間は蔦本店を休業していましたが、7/2に再開。

レギュラーメニューに更に手を加えたと言うので訪問です。
蔦の葉の醤油が美味しかったので、やはり本店のリニューアル醤油も食べたいですし。
(蔦は探究心が凄いので、しょっちゅうリニューアルしてますが。)

注文は「醤油そば」800円。
誰が見ても美しい一杯です。

見た目も良いですが、トリュフオイルの香りも優雅。
顔を近づけなくても香ります。

ベースの出汁は、蔦の葉同様に洋を感じるもの。
そこに醤油ダレのコクが活きてますね。

トリュフオイルと合わさって、非常にエレガントなお味。
シコシコとした自家製麺との相性もバッチリです。

具はチャーシュー、
太メンマ、九条ネギなど。

若干レアなチャーシューは恐らく煮豚では無く焼豚で、肉の旨みがしっかり。
チャーシューの上に乗っているのは刻んだキノコでしょうか。

店名にJapaneseとありますが、国籍を問わず様々な食材を用いた一杯だと思います。
素晴らしい完成度の一杯でした。

ラーメンで800円は普通なら高めですが、このクオリティで800円はCP抜群だと思います。
1000円未満で、非常にリッチな気分になれる「料理」でした。
巣鴨の超人気ラーメン店。
どのくらい人気かと言うと、銀座の「むぎとオリーブ」が「Japanese Soba Noodles むぎとオリーブ」と看板に書いてオープン。

すると、元々「Japanese Soba Noodles」を掲げていた蔦のファンから大ブーイング。
ラーメンフリークの怒りを恐れて看板を「Ginza Noodles」に変更したくらいです。

ちなみに、僕は食べログ事務局を通して
「むぎとオリーブのお祝い花の写真を、出来れば削除して欲しい」
とお店から依頼を受けました。

関係者に迷惑がかかるといけないから、とのことです。
もちろん消しましたが、結構な騒ぎだったのかもしれませんね。

14時過ぎに行くと外並びはありませんが、店内待ち5名。
店内はポルチーニの香りなどが漂い、イタリアンみたいです。
ポルチーニ油は味噌そばに使われているのですが、味噌の注文率高いですね。

僕のお目当てももちろん味噌。
評判になっていて、前から食べたいと思ってました。

こちらは具材のこだわりなど。
この日は昼からビール行こうと思っていたのですが、ランチ時は間つまみの提供無し。

混んでますもんね。
「エビスビール」600円に「味玉」100円をおつまみ使用でもらいました。

そしてお目当ての「味噌そば」850円。
味噌とポルチーニの香りに三つ葉のフレッシュさが加わり、とても良いです。

スープはポルチーニオイルとが味噌が融合して、なんとも新しい風味。
和と言うよりは欧州っぽいのですが、しっかりと味噌です。

三つ葉も良く合ってますね。
味噌は徳島の豆味噌だそうで、赤味噌の風味。

乱暴に言ってしまえば、「あさげ」に近いです。
もちろん無化調。
油もしつこく無く、従来の味噌ラーメンと同じカテゴリで良いのか悩むくらい個性的。

麺は自家製の細麺。
パツパツとした食感で、風味も良いです。
さすが美味いですね。

チャーシューはムッチリした肩ロース。
コリコリの細メンマ共々、ビールのつまみにしたかった…。

「Japanese Soba Noodles」と名乗るだけの完成度。
店主による湯切りなども真剣そのもので、とてもスピーディ。
店内は若干緊張感が漂ってますが、回転早い方がお客さんにとっても良いでしょうから仕方ないですかね。

なお、帰りの14:40時点では閉店となっていました。
早仕舞いもあるみたいなので、気をつけた方が良さそうです。

冷やし煮干し狙いで行ってきました。
さいころ、かなで、やまぐちで冷やし煮干を食べて来ましたが、やはりこちらの煮干も気になります。

平日14時過ぎに訪れたところ、外待ちがありました。
14時過ぎなのに…。
さすが2012-13TRY1位(新人醤油部門)受賞店。

冷やし煮干の「煮干時雨(にぼしぐれ)」850円を注文しました。
当初は15食限定でしたが、現在は数量限定となってました。

スープは他の煮干冷やし同様、煮干の量を増やしているとのこと。
また、隠し味に梅やリンゴ酢を使用しているそうです。

スープ、一口飲んでハッキリ分かります。
格段に美味い!

エグミは控えめで、煮干の旨味が凝縮されてますね。
これは凄い。
今年食べた冷やし煮干では間違い無くナンバーワンです。

自家製麺は多加水で、ザクザクとした食感。
締めても硬すぎず、喉越しが良いです。

具は低温調理の ロースト鶏胸肉、メンマ、アーリーレッド(紫タマネギ)、梅胡椒など。
梅胡椒がキリッとしていいアクセントでした。

久々に来ましたが、凄く美味しかったです。
さすが外しませんね〜。
巣鴨駅の近くですが、静かな通りにあるお店。
(向かいは)ラブホですが・・・
外観はまるで和食料理店。
店内もこざっぱりとしていて、落ち着いた雰囲気です。
奥には製麺機がありました。自家製麺のようです。

醤油らぁ麺が売りとのことですが、煮干らぁ麺を注文。
麺が細いので調理から完成は早いです。
店主は代々木の「めじろ」で店長をされていたとのことで、
出てきたらぁ麺も見た目は似ています。

まずスープをすすってみると、
お~!なかなかの煮干感!
透明度の高いスープですが、煮干はしっかりしています。
また、適度にオイリーで、蕎麦のようなんだろうな、という先入観がくつがえされました。

麺は細麺。
いや、極細と言ってもいいくらいでしょうか。
そうめんのような感じでもあります。
博多ラーメンのようなパキパキした感じでありません。
そういえば、券売機に
「当店の麺は多加水のため、固めはできません」
というような張り紙がありました。

細い麺の間にスープがたまり、持ち上げ度は抜群です。
ただし、スープが強いのか、後半、麺の存在感が薄くなる感じも否めません。
チャーシューはバラとロースの2種類。
メンマはめじろや凪のように太いタイプ。
ネギも白髪ネギと青ネギの両方が入っており、見た目も美しいです。

サイドメニューのロース肉飯。
写真ではかなり肉が乗っているように見えますが、
裏側には載っていません。4枚乗っていました。
バターとレモン風味の味はとても合っています。
ただ、チャーシューが冷たいのが残念。
ご飯の熱か、炙って脂が溶けているともっと美味しいと思います。
もしくは、もっとレアに仕上げるとか。
あと、ラーメンに入っているのと同じサイズなので、
短冊状になってたりするともっと食べやすいと思いました。
ご飯の量は多くて満足です。

煮干らぁ麺は予想以上に美味しかったです。
次回は醤油らぁ麺を食べてみたいと思います。

  • 「醤油Soba」1080円
  • 大西店主
  • 2種のクリームソースにコンポート

もっと見る

2位

饗 くろ喜 (浅草橋、秋葉原、岩本町 / ラーメン)

115回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.8 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥2,000~¥2,999

2023/10訪問 2023/10/01

現店舗での営業は2023年10月1日で終了 最終日特別営業「マンガリッツァ豚の肉そば」に「マンガリッツァ煮豚めし」

創業から13年目を迎えている浅草橋の名店「饗 くろ㐂」。
10月1日(日)で現店舗での営業を終了と、わずか2日前に電撃発表がありました。

10月1日は日曜特別営業となり、限定メニュー「マンガリッツァ豚の肉そば」のみで営業。
朝8時から整理券配布とともに食券購入のシステムです。

「マンガリッツァ豚の肉そば」2000円
背脂の浮いた醤油スープに国産マンガリッツァ豚チャーシュー、太メンマ、海苔。
ワンタンと鶏団子はレギュラーメニュー食材の在庫ある限りサービスです。

スープはマンガリッツァ豚の骨、昆布、椎茸、乾燥野菜、鯖の枯節。
ガツンと豚骨ではなくアッサリ仕上げられ、醤油の立ち方と刻みアーリーレッドが凄く良いです。

麺は自家製の手揉み中太麺。
恐らく最近の「くろ㐂」らしくもち姫を使用し、溶ける様な感じとモチモチ食感が見事です。

メインのマンガリッツァ豚チャーシューはバラ、ウデ、モモの3種。
バラでもブリンブリンな見事な食感です。

スモークを効かせた部位もあり、肉質も調理も完璧。
厚みあるものが5,6枚入っており、完全に肉が主役な一杯です。

「マンガリッツァ煮豚めし」700円
今回はご飯ものもマンガリッツァ豚。
ほぐし煮豚にネギ餡、背脂、九条ネギ、味玉半分です。

トロトロと言うよりは肉の繊維しっかりの煮豚。
結構タップリ入っていて、こちらも食べ応え十分です。

僕が「饗 くろ㐂」に初めて伺ったのは2012年なので、「季節のそば」を中心に11年通い続けているお店。
二毛作「紫 くろ㐂」「潮 くろ㐂」含め、百数十回この店舗に訪れていたことになります。

新店舗の場所はまだ非公開ですが、旧店舗からそれほど離れていない場所とのこと。
大将が

「新店舗期待していてください!」

とのことでやる気満々なので、本当に本当に楽しみです。
毎年恒例の「夏麺」を実施中の「饗 くろ㐂」。
8月18日からは「くろ㐂の夏麺2023第6弾」として「冷やし中華そば」1300円です。

「冷やし中華そば」1300円+「出汁巻き玉子」200円
冷やし中華と言っても平皿ではなく、丼での提供。
短冊チャーシューに細切りキュウリ、白髪ネギに練り梅、追加した出汁巻き玉子です。

麺は多めのタレに浸かった手揉みっぽい自家製の中太麺。
しっかり水で〆られているものの、食べてみると恐ろしくモッチモチな食感です。

冷やしでも歯に絡み付くような妖艶さがあり、溶ける一歩手前とまで思えてしまうほど。
大将も「茹でて茹でてです(笑)」と言ってましたが、デロデロにならない配合やバランスは相当見事です。

多めのタレは鰹と思われる良質な魚介出汁にほんのり酸味。
少し入ったフライドガーリックがアクセントになり、添えられた練り梅も良く合います。

短冊チャーシューは冷えていても赤身しっとり柔らかいシキンボ。
追加した出汁巻き玉子は甘すぎずジューシーでフワフワです。

「くろ㐂」にしては珍しく具はシンプルで、明らかに麺を主役にした「冷やし中華」。
大将が打つ「もち姫」系の冷やし麺は元々レベル高かったですが、今回は相当凄いです。

「くろ㐂」に初めて訪問して食べる一杯ではありませんが、「くろ㐂」以外で食べられない一杯なのも確か。
予定では後半に仕様を変える予定とのことです。
先日から仕切りが無くなり、開放的な空間となった「饗 くろ㐂」。
6月14日(水)からは「みやぎサーモン」を使用した季節の限定第2弾です。

今回のメニューは以下のとおり。

「みやぎサーモンと九条ネギの冷やしそば」1600円
「みやぎサーモンのピラフ」350円
「みやぎサーモン肝和え玉」300円

「みやぎサーモンと九条ネギの冷やしそば」1600円
涼しげなガラスの丼に色鮮やかな緑色の冷やしスープ。
中央にみやぎサーモン切り身、ローストトマト、栗豆が盛りつけられた様はもうアートです。

みやぎサーモンで採られたスープはクセ皆無で、旨味抜群の鮮魚スープ。
緑色のスープは九条ネギソースによるものでアンチョビも隠し味に使用しているそうです。

麺は薄い平打ちで溶ける様なモッチリ食感の自家製麺。
温麺やつけ麺ではヤワくなり過ぎてしまうと思われ、冷しならではの美味しい麺です。

ビッグサイズのみやぎサーモンはフワフワ食感。
焼き目を付けられた皮も美味しいです。

途中でサーモンとローストトマトを崩して食べるのもオススメとのこと。
「くろ㐂」伝統の大きなローストトマトは久々でしたが、甘さが凝縮されて素晴らしいです。

「みやぎサーモンのピラフ」350円
巨大なストウブで炊かれた炊き込みご飯。
みやぎサーモンにトマト、タマネギがたっぷり入ってます。

みやぎサーモンは皮も入って旨味濃厚。
サイドメニューとして提供されていますが、これ一品がメインで通用する旨さです。

「みやぎサーモン肝和え玉」300円
みやぎサーモンの肝をソースにした和え玉。
肝ソースにサーモンほぐし身、アーリーレッドに九条ネギと具だくさんです。

良く混ぜていただいてみると、ガーリック風味のみやぎサーモン肝ソースが濃厚。
低加水バツバツ麺に良く絡み、パスタとして通用する手の込んだ一品です。。

大将はイタリアンの経験もあるので、今回の3品は全て「くろ㐂」流イタリアンテイスト。
前回の「みやぎサーモン」限定とは全く違うベクトルで、旬の食材を堪能できる逸品たちでした。
唯一無二な「季節の限定そば」を提供する「饗 くろ㐂」。
6月8日(木)からの限定は「みやぎサーモンとトマトの和えつけそば」です。

なお、ようやくカウンター上のパーテーションは撤去。
カウンターには新たにお盆、箸、レンゲがセットされる様になり、高級感増してます。

「みやぎサーモンとトマトの和えつけそば」1600円
麺皿にはトマトと和えられた麺、はぐらうりスライス。
つけ汁にみやぎサーモン、大根煮、九条ネギが入っています。

水で〆られた麺は「もち姫」配合の平打ち自家製麺。
先日の「初鰹の冷やし中華そば」も「もち姫」配合でしたが、こちらの方が薄く粘りも感じます。

トマトで和えられて塩気もあり、麺皿だけで冷製パスタの世界。
そしてパスタにはない、歯に絡みつく食感が官能的です。

つけ汁は「みやぎサーモン」頭と骨で取ったお出汁。
石狩汁的な出汁が美味しく、麺を浸けると溶ける様な食感に変化していきます。

つけ汁に入った「みやぎサーモン」は大きな切り身。
身質と火の通し方が絶妙で、身はフワフワ、皮もクセや硬さがなくモッチリです。

麺に纏われたトマトでつけ汁の味が変化するのも楽しい。
最後はトマト汁でつけ汁を割り、余すことなく堪能できます。

「みやぎサーモン漬け飯」500円
みやぎサーモン漬け2枚に炙りが1枚。
サーモンの上には塩麴の柚子胡椒が乗ってます。

みやぎサーモン漬けはモチモチでフレッシュ。
炙りは口に入れた瞬間から溶けていきます。

「みやぎサーモンかまハラス焼き」300円
「くろ㐂」が鮮魚を丸ごと仕入れた際の数量限定サービスメニュー。
カマにハラミ、鬼おろしで立派な一品料理です。

今回のみやぎサーモンはビッグサイズとのことで、ハラミの脂の乗りは最高。
カマの身もプリプリでお酒が欲しくなります。

先日の「初鰹の冷やし中華そば」も相当良かったものの、今回も相当旨い。
「みやぎサーモン」だけでなく、自家製麺も出汁も旨い麺御前でした。
多彩な「季節の限定そば」が魅力的な「饗 くろ㐂」。
5月30日(火)からは「初鰹の冷やし中華そば」で6月3日(土)まで提供予定です。

「初鰹の冷やし中華そば」1500円
ガラスの平たいお皿に鰹たたきとタップリのカットトマト。
新玉ねぎに大葉、カイワレも乗って清涼感満点です。

麺は自家製の平打ち手揉み麺。
「もち姫」と思われる歯に絡みつくモチモチ感があり、極上に旨い麺です。

タレは鰹節ベースにほんのりお酢の優しい味わい。
後半、自家製の梅干し一味を合わせるとアクセントになります。

鰹たたきは1センチ以上に分厚く切られたものが4ケ。
今回は念願の藁焼きで仕上げたそうで、焦がしの風味が凄く良いです。

また、シャキシャキの新玉ねぎには焦がしニンニクチップも。
モチモチな鰹たたきに合わせるのはもちろん、麺にも良く合ってます。

「本まぐろ漬け飯」500円
大ぶりカットの本まぐろ赤身にすき身と大迫力。
まぐろには塩麴の柚子胡椒が載せられています。

サッパリフレッシュと言うよりは、本まぐろらしい濃厚な味わい。
ヅケの具合も絶妙で柚子胡椒も良く合います。

「初鰹の冷やし中華」は4年ぶりとのことですが、麺は以前より抜群に美味しい。
フレッシュトマトを合わせるセンスも抜群だし、唯一無二の冷やし中華でした。
秋葉原の外れに行列を作る名店「饗 くろ㐂」。
毎年3月は宮城県石巻市十三浜の日本一わかめを使用した限定を提供しています。

今年の日本一わかめ限定第一弾は新作。
下関産本まぐろを使用した以下のメニューになってます。

「海(めかぶと本まぐろの和えそば 追い飯付き)」2500円
「本まぐろ増し」800円
「わかめご飯」250円

「海(めかぶと本まぐろの和えそば 追い飯付き)」2500円
和えそばと言っても平皿ではなく底の深い黒い丼。
丼一面を緑のめかぶが覆い尽くし、本まぐろの赤、卵黄の黄色と芸術的です。

スープはサカナを感じる軽やかな煮干しベース。
そこにたっぷりの「めかぶ」で昆布水の様にドゥルンドゥルンになってます。

麺は平打ちで歯に絡みつく様なモッチモチ食感。
もち姫を使用しており、冷製でも官能的な味わいになってます。

この麺にめかぶの粘りでスープが絡みつき、本まぐろが無くても十分美味しい。
また、刻み玉ねぎが少し入っていて、そのシャキシャキ感もアクセントになってます。

主役の本まぐろは大振りなものが3ケ。
箸で持ち上げてみると厚さ1センチ以上の部分もあり、想像よりかなり大きいです。

軽くヅケにしてあり、フレッシュでモチっとした食感だけでも質の良さが分かるほど。
脂の乗りも良く、それでいて脂のクセやしつこさが全く無い凄く旨い本まぐろです。

また、おろし立ての藤屋わさび農園本わさびがフルーティで素晴らしい。
数が無いものを無理言って取り寄せたそうです。

最後はたっぷりめかぶが余るので、追い飯を。
残しておいた本まぐろ1切れと卵黄を乗せて掻き込めば、最高の締めになります。

旬の食材をホントに美味しく調理するのはもちろん、麺料理に昇華させるアイデアも凄い。
ゴロリと本まぐろなので値は張りますが、今回も唯一無二と思えるキレキレな限定メニューでした。
レギュラーメニュー4種に「季節のそば」まで提供する「饗 くろ㐂」。
11月30日からの「季節のそば」は「鮪のつけそば 春よ恋新麦麺」1400円です。

「鮪のつけそば 春よ恋新麦麺」1400円+「自家製からすみ飯」500円
つけ汁からはマグロの骨付き肉が飛び出して迫力十分。
麺皿のレンゲには刻み生姜と大葉の薬味がたっぷり乗ってます。

春よ恋新麦麺は平打ちで適度なコシ。
そのまま食べるとフレッシュな小麦の香りがブワッと広がります。

つけ汁は醤油味のサラリとしたマグロ汁。
サカナの旨味が凝縮され、結構ワイルドな味わいです。

なので早めに刻み生姜をつけ汁の中へ。
麺を浸けると濃密なマグロの鮮魚出汁が麺に乗ってきます。

マグロの骨付き肉は、箸でスルスルと身をはがせる柔らかさ。
今回はどうしても手を使うので、おしぼりも手渡されます。

骨から外した肉はムチムチだったりゼラチン質だったりで文句なしに旨い。
カマなのかと思いきや、顎の骨肉だそうです。

そして、つけ汁の中には「くろ㐂」ならではの大根煮。
いつもよりサカナと醤油が染み染みで、「ぶり大根」ならぬ「まぐろ大根」な旨さです。

最後は魚介出汁のスープ割。
鮮魚オンリーより太い出汁になり、最後まで美味しくいただけます。

「自家製からすみ飯」500円
白米の上に菜の花とからすみ3枚。
自家製のからすみはソフトで柔らかく、旨味濃厚です。

今回はハードとソフト2種のからすみを自作したそうで、ソフトからすみはご飯と合わせるため。
「くろ㐂」は白米も凄く美味しいので、シンプルかつ贅沢なご飯ものでした。

11月3日(祝)には自家製カラスミの特別営業を行った「饗 くろ㐂」。
11月7日(月)からの「季節のそば」は「真河豚(まふぐ)と松茸の塩そば」2500円です。

「真河豚と松茸の塩そば」2500円
丼には大きな真フグ天ぷらが3ケ。
それに松茸、大根煮、三つ葉、糸唐辛子と贅沢かつシンプルです。

スープはアッサリ上品であと引く出汁の余韻。
ベースは真フグの骨に昆布とのことで、そこに注文の都度加える松茸の香りが移り超リッチです。

麺は「うどん」を思わせるモチモチの中太麺。
しかし「うどん」以上に粘りがあり、独特で美味しい麺です。

真フグの天ぷらも注文の都度揚げたて。
下拵えにより身が締まって密度が濃く、直接スダチを絞っても美味しいです。

軽く火を通しただけの松茸はプリプリでフレッシュ。
今年の松茸は昨年の1.6倍するそうで、贅沢極まりないです。

「真河豚の炙り刺身めし」500円
限定飯も真フグ。
炙られた真フグの塊が3ケご飯に載ってます。

こちらの真フグはミディアムレアでブリンブリン。
シコシコとした食感もあり、真フグ天ぷらとは全く違った感じで美味しいです。

「くろ㐂」限定の中でも高い方ですが、CPはむしろ素晴らしい。
素材の良さにアイデア、調理の全てが唯一無二です。
10月6日から11日まで大阪「京阪百貨店守口店」催事に出店していた「饗 くろ㐂」。
10月17日(月)からは久々に「季節のそば」が始まっています。

今回は噴火湾産のブリを使用した「鰤塩和えつけそば」1800円。
それに「鰤刺身めし(青唐醤油)」350円です。

また、「くろ㐂」で鮮魚を使用する際の隠れメニューが超数量限定の「かま焼き」。
大体すぐ売り切れてしまいますが、今回は幸運にも「鰤かま焼」300円がラスイチ残っていました。

「鰤和えつけそば」「鰤刺身めし」「鰤かま焼」が揃うと素晴らしく豪勢。
どこかの周年限定化と思うほどの「くろ㐂」流「鰤御前」です。

麺はもち小麦を使用した平打ちの自家製麺。
そこにえのき&つるむらさきのとろりとした餡がかかっています。

この餡と和えそば風に食べても相当旨い。
滑らかで歯に絡みつく麺の食感が見事です。

つけ汁はキリッと塩気が効いた熱々の鰤汁。
麺を浸けると熱でモチモチ感が増し、また違った食感を楽しめます。

そして、つけ汁の中にはゴロリと巨大サイズのブリ。
このブリがホロホロと柔らかく、イヤと言うほど質の良さが伺えます。

「鰤刺身めし」のブリも厚めにカットされ、強烈に立派。
身の締まりに脂の乗りも良く、贅沢です。

そして、味付けに使われている黒木店主自家製の青唐醤油。
ピリッと刺激的でエスニック感もあり、ブリ刺しに凄く合ってます。

ブリは8キロ越えとのことで、「鰤かま焼」もビッグサイズ。
「かま焼き」はより脂が乗ってネットリ感もあり、また違った良さがあります。

先日、レギュラーメニューを一新したばかりですが、「季節のそば」はやはり凄い。
えのき&つるむらさきの餡など、いまだに新しいテクが入るのも楽しいです。

また、「くろ㐂」で使用している「生胡椒」も現在700円で販売中。
数量限定ですが、大将が大阪で買ってきた「カドヤ食堂」インスタント麺がお土産で付いてきます。
営業再開から1週ごとに新レギュラーメニューを開放してきた「饗 くろ㐂」。
7月25日(月)から「韮つけそば(塩or醤油)」提供が開始となり、塩そば、醤油そば、胡椒そば、韮つけそばの4種が出そろいました。

「韮つけそば 醤油」1300円+「追加つけ汁 塩」300円
つけそばは塩と醤油があり、+300円でつけ汁追加可能。
追加つけ汁は具無しでネギのみです。

麺皿にはたっぷりのニラお浸しに3種のチャーシュー、太メンマ。
麺の下にはサラリとした昆布水もあります。

つけそばの麺は低加水のストレート細麺。
ポキポキな食感で「紫 くろ㐂」時代の「鴨つけそば」を思わせます。

醤油つけ汁でいただくと、「醤油そば」より華やかな生醤油の風味。
つけ汁には鶏団子と大根煮も入ってます。

追加の塩つけ汁は熱々でより太い旨味。
醤油つけ汁は鴨脂、塩つけ汁は鶏油で鶏油の旨味も濃いです。

ニラお浸しはシャキシャキで良い香り。
麺とニラを一緒につけ汁に浸すて食べると、結構味わいが変わります。

3種のチャーシューは他メニュー同様にシキンボウ、肩ロース、鶏ムネ肉。
どれも美味しいのですが、しっとりとした藁焼きのシキンボウが相変わらずレベル高いです。

スープ割は濃密な鰹出汁。
麺皿に残った昆布水も追加すれば、最後までつけ汁堪能できます。

限定飯「鴨ねぎ飯」350円
特製トッピングとしてレギュラー化した鴨ロースの限定飯。
九条ネギに味付けネギと具がドッサリ乗ってます。

ブリンブリンで旨味の濃い鴨ロースはズバ抜けて秀逸。
「ネギタン塩」の様な味付けのネギも美味しく、かなり贅沢なご飯ものです。

色々とかぶる食材はあれど、「つけそば」は「つけそば」の世界観。
醤油と塩で結構つけ汁の印象が違うので、追加つけ汁オススメです。
7月4日に営業再開した「饗 くろ㐂」。
再開から一週ごとに新レギュラーメニューをリリースしています。

第1週に「塩そば」、第2週に「醤油そば」。
そして第3週は謎に満ちた「胡椒そば」です。

「胡椒そば」1200円
丼には3種のチャーシューにそれぞれ粒胡椒が乗り、大きくカットされた九条ネギ。
鴨脂のミンチも乗って麺が見えないほど具だくさんです。

スープは鶏ベースの醤油で一口目からビシッとコショウのキレ。
最初に白コショウ、盛りつけてから黒コショウなので、なかなかダイレクトにコショウのパンチがあります。

麺は「胡椒そば」専用の平打ち麺。
ピロピロモチモチな加水高めの美味しい麺です。

粒状のの鴨脂ミンチも結構味の要。
背脂らしきものは鶏脂で、トロトロで旨いです。

また、食券を渡す際、

「ニンニク入れますか」

と聞かれるので「お願いします。」

このニンニクと鴨脂ミンチが「二郎」の「ニンニクアブラ」的なジャンク差を演出しています。

シキンボウ、肩ロース、鶏胸肉と3種のチャーシューはもちろんどれもグッド。
メンマは「胡椒そば」専用の細メンマで大根煮も入り、デフォで結構具沢山です。

途中でコショウは弱まるのですが、スープを飲み干すと底に溜まったコショウで再度ガツンとパンチ。
次々味が変わっていき、どこにも無いユニークな一杯で中毒性も高いです。

「春菊めし」300円
ご飯の上にたっぷりの春菊餡。
クセを抑えた春菊餡がフレッシュで香りも良く美味しいです。

「胡椒そば」は全く予想と違う一杯で、食材の質の高さとジャンクさが同居。
ラー油を使わずコショウで刺激を加えた「くろ㐂」流の「スタミナ」に思えました。
7月4日(月)より営業再開となった「饗 くろ㐂」。
最初の週は「塩そば」1本で営業し、1週ごとにメニューを開放していく予定です。

と言うことで、7月11日(月)からは「醤油そば」の登場。
7月19日(火)からは「胡椒そば」、7月25日(月)からは「韮つけそば」がリリース予定です。

「醤油そば」1250円
大きな丼に美しい琥珀のスープ。
3種のチャーシューに鶏団子、春菊、海苔とデフォでも豪勢です。

アッサリとしたスープは結構濃いめに鴨油。
調理を見ていると「塩そば」とスープは同じようですが、結構印象が変わります。

醤油ダレには生醤油を使用し、後半冷めてくるとより旨味が強めに変化。
鴨と醤油と言えばかつての二毛作「紫 くろ㐂」を連想しますが、結構印象が違います。

麺は細麺と手揉み麺が選択でき、今回も手揉み麺。
モチモチでとろける様な食感が相変わらず絶妙です、

チャーシューは豚2種に鶏ムネ肉。
どれも美味しいですが、小麦の藁で燻製にされたシキンボウが特に風味も食感も好みです。

チャーシューの下には太メンマ。
盛りつけ寸前まで小鍋で出汁と煮られ、熱々で出汁も染みてます。

春菊の下には「くろ㐂」名物大根煮。
肉だけでなく、サイドメニューに至っても丁寧な調理が光ります。

「和え玉 鴨」350円
先週の「和え玉 九条ねぎ」に続いてリリースされた和え玉第2弾。
鴨そぼろに九条ネギ、刻み玉ねぎ、鰹粉とこちらも美しいです。

麺はバツバツの弾力強い低加水麺。
シャクシャクの玉ねぎや鴨そぼろと「まぜそば」の様に食べても美味しいし、醤油のスープに浸けても美味しいです。

「塩」も「醤油」も過去の系統を引き継ぎつつ、より美味しくなった一杯。
次週はいよいよ謎の「胡椒そば」が登場です。
大将の膝の手術により3か月休業していた「饗 くろ㐂」。
7月4日から昼営業のみで営業再開です。
※今後の営業はこの日の営業次第で決まる予定です。

営業再開にあたり、なんと全メニューフルリニューアル。
最初は「塩そば」のみで営業し、1週ごとに「醤油そば」「胡椒そば」「韮つけそば」とメニューが増える予定です。

「特製塩そば」1600円
丼には3種のチャーシュー、鶏団子、ローストトマト、九条ネギなど色とりどりで豪勢な食材。
なお、特製は+500円で鴨ロース1枚、雲吞2個、味玉が加わります。

スープはアッサリとして奥行きのある出汁感。
塩ダレのベクトルが同じなので大きく変わった感はありませんが、深みと余韻が増しています。

麺は細麺と手揉みから選べるので手揉み麺。
モチモチで粘りを感じる麺は、溶けていく様な食感までもが見事です。

チャーシューは低温調理の豚シキンボウに鶏胸肉。
それにバラの焼豚とデフォ3種に鶏団子も乗って豪勢です。

特にシキンボウがしっとり柔らかい赤身でグッド。
大将によれば、小麦の藁を焼いて最後に風味を付けているそうです。

そして、特製にのみ付いてくる鴨ロースはもちろん素晴らしい。
昔の金曜限定二毛作「紫くろ㐂」や限定で提供してきた「くろ㐂の鴨ロース」が、これからはいつでも食べられます。

雲吞は皮が大き目でトゥルントゥルン。
チャーシューの下には太メンマも隠れていて、味玉含め具材のごちそう感がたまりません。

生姜餡に生の黒粒胡椒は引き続き乗り、卓上のオリジナルブレンド胡椒もオススメとのこと。
また、復活したビッグサイズのローストトマトは塩スープに抜群に合います。

「和え玉九条ねぎ」250円
小皿の和え玉に九条ネギソース、ほぐし肉、九条ネギ、刻み玉ねぎ。
これだけで一品になりそうなくらい美しい盛りつけです。

麺は恐らく和え玉専用のバツバツ細麺。
弾力が強く、手揉み麺とは真逆の麺を味わえます。

「くろ㐂」としての軸はブレずに、色々とブラッシュアップして全力投球。
「醤油そば」はもちろん、謎めいた「胡椒そば」の登場も楽しみです。
毎年恒例の「饗 くろ㐂」年末商品。
12月31日昼のみ受け取りとハードル高いですが、2021年は久しぶりに購入できました。

2021年の年末商品は以下のとおり。

「紫くろ㐂 鴨ロース(1枚約200g)」1500円
「自家製 牛コンビーフ(200g)」1600円
「年越し小麦蕎麦 2食入り」1000円
「鯛飯 炊飯セット(3合用)」1500円
「松阪牛すじ大根(すじ250g大根200g)」2000円
「鴨フォアグラリエット(200g)」2000円
「豚トロ焼豚(ガリシア栗豚)約500g」2000円

店頭には黒木店主が居て、牛コンソメスープのサービス。
商品には黒木店主が一枚一枚手書きした挨拶も添えられます。

「鴨ロース」
あの「紫 くろ㐂」の鴨ロースが自宅で食べられる年に一度のチャンス。
今回は2個購入しました。

カットすればそそるロゼカラー。
硬すぎずムチムチな鴨ロースはもう最高です。

百貨店等で鴨を買ってもクセがある場合がありますが、くろ㐂はそれが無し。
ホントに旨い鴨ロースです。

「豚トロ焼豚(ガリシア栗豚)」
大きな豚トロブロックが2ケ。
お店で豚トロを食べて気に入ったので、待望の購入です。

脂身を少し焼いてみれば、モチモチでジューシー。
ヤマロク醤油の醤油麹に漬け込んであり、味も染みて美味しいです。

「年越し小麦蕎麦」
麺は白と黒の2種。
つけ汁に煮干しオイルも付いてきます。

白は北海道産「はるゆたか1等粉」100%で加水46%。
歯に絡む様なモチモチ食感が見事です。

黒は福岡「みなみのかおり」「ちくごいずみ」で加水44%。
小麦の香りも良く、最近の「くろ㐂」の麺は凄く旨いです。

つけ汁は濃密な鰹出汁。
煮干しオイルを垂らすとサカナ感が増して結構変わります。

「くろ㐂」の年末商品があると本当に幸せ。
「年越し小麦蕎麦」を2個買わなかったのだけが心残りです。

なお、年末商品を受け取りに行くと店頭にはボラの卵巣。
自家製カラスミの限定もありそうなので、2022年の「くろ㐂」も楽しみです。
浅草橋の名店「饗 くろ㐂」。
毎年恒例の年末商品受け付けも始まってます。

「くろ㐂」の限定は一週間やることが多いですが、食材によっては1日、2日の限定になることも。
12月9日(木)・10日(金)は函館から送られてきたヤナギタコ、サメガレイの限定でした。

「サメガレイのつけそば」1600円
9日昼は「ヤナギタコのあぶらそば」で、9日夜・10日昼が「サメガレイのつけそば」。
つけ汁にはたっぷりの九条ネギとカマボコ、麺の上には春菊がドッサリ乗ってます。

麺はハルユタカの新麦100%のツヤツヤな平打ち麺。
加水が高くモチモチとした食感で美味しいです。

つけ汁は上品な清湯でもしっかりコクとキレ。
サメガレイを都度鍋にかけ、サメガレイの脂が溶け出しています。

モチモチな新麦麺とこのつけ汁は相性抜群。
ちょっと香ばしさもあり、初めてに近い味わいです。

具のサメガレイは大き目カット。
身はフワフワでエンガワは溶けていきます。

最初は白子でしたが、僕の時にはサメガレイの真子。
この真子がフレッシュで繊細で贅沢な旨さです。

出汁巻き玉子も「くろ㐂」ならではの逸品。
最後は昆布出汁のスープ割で大満足でした。

なお、今年の年末商品は以下のとおり。

「紫 くろ㐂 鴨ロース(1枚約200g)」1500円
「自家製 牛コンビーフ(200g)」1600円
「年越し小麦蕎麦 2食入り」1000円
「鯛飯 炊飯セット(3合用)鯛兜焼き・鯛出汁」1500円
「松阪牛すじ大根(すじ250g 大根200g)」2000円
「鴨フォアグラリエット(200g)」2000円
「豚トロ焼豚(ガリシア栗豚)約500g」2000円

この日は自分も含め年末商品注文の方が多く、受け付けは12月11日(土)まで。
受け取りが12月31日(金)11時~14時とハードル高いですが、今から鴨ロースや豚トロが楽しみです。
唯一無二の「季節のそば」を提供する「饗 くろ㐂」。
例年11月は「鴨と松茸」となり、11月16日(火)から23日(月)は「松茸と鴨の醤油そば」です。

「くろ㐂」で「鴨醤油」となれば、数年前まで金曜限定二毛作で営業していた「紫 くろ㐂」。
今回は超久々に「紫」の暖簾がかけられています。

「松茸と鴨の醤油そば」2000円+「鴨増し(3枚)」300円+「松茸だし巻き玉子」350円
丼には鴨ロース6枚、鴨団子、松茸、春菊、酢橘、拍子切りのネギ。
手前に載せられた「松茸だし巻き玉子」は多分初登場です。

スープはアッサリと軽く上品。
ガツンではなく、鴨のお出汁が柔らかく染み渡ります。

麺は「春よ恋」新麦100%の自家製ストレート細麺。
ヤワメのモチモチ食感が素晴らしく、何処でも「麺硬め」派にはオススメできないほどです。

「くろ㐂の鴨ロース」は、もう説明が要らないくらいの極上品。
フレッシュな松茸は香りとシコシコ食感が贅沢です。

お初の「松茸だし巻き玉子」はフワフワでジューシー。
上品にとろけていきます。

「松茸ご飯」300円
白米ですら旨い「くろ㐂」なので、松茸ご飯も絶妙な炊き加減。
見た目以上に松茸もたっぷり入り、外せないサイドメニューです。

前回は「鰯」フルコースでしたが、今回は「鴨と松茸」フルコース。
食材が良いだけでなく、その活かし方や調理技術に惚れ惚れする一杯でした。
週替わりの「季節の限定そば」が楽しみな「饗 くろ㐂」。
10月18日(月)~23日(土)は新作「鰯そば」です。

「鰯そば」1400円
丼には大きくカットされたたっぷりの九条ネギ。
中央に大きな鰯の梅煮、ショウガ等が乗ります。

スープはアッサリと深みのある魚出汁。
ベースは鰯の骨かと思ったら煮干しだそうで、上品な旨さです。

そのままでも旨いのですが、鰯の梅煮を崩していくとより太い味に。
ショウガや梅干しのアクセントも次第に効き、結構味が変化していきます。

麺はもち小麦「もち姫」100%の手揉み麺。
「くろ㐂」史上一番と思われる極太麺は歯に絡みつくほどモッチモチで凄いです。

連想するのは「麺と未来」「日陰」ですが、大将は未食とのこと。
後半は溶けていくような艶めかしさもあり、結構凄い麺だと思います。

鰯は釧路のブランド鰯である「大鵬イワシ」。
ビッグサイズで身の締まりも良く、食べ応えあります。

「鰯刺身めし(青唐醤油)」300円
鰯の刺身に青唐醤油をかけたご飯もの。
コリコリとした鰯にピリ辛の醤油がベストマッチです。

「鰯肝だれ和え玉(苦い味)」200円
こちらは「ゆめちから」の低加水細麺。
鰯の肝や頭から採ったソースがかかっています。

歯を弾き返すような「鰯そば」と真逆のバツバツ食感。
そこにコクのある鰯の肝ソースが濃厚な旨さを演出しています。

言うほど苦いわけではなく、日本酒が飲みたくなる酒のアテ的な和え玉。
「鰯そば」のスープにつけても美味しく、すると更にスープが濃厚になって面白いです。

「捨てるところが全く無いですよ」と大将が言う通り、鰯を堪能できるフルコース。
特に「和え玉」は珍味好きであれば必須だと思います。
あらゆる食材でオンリーワンのラーメンを創る「饗 くろ㐂」。
今回の「季節のそば(9月6日~9月11日)」は「軍鶏脂の新麦塩つけそば」1200円です。

「くろ㐂」出身の高知「鶏と魚」から贈られた「ごめんケンカシャモ」の脂。
福岡の新麦ミナミノカオリを使用し、30食限定です。

「軍鶏脂の新麦塩つけそば」1200円
麺皿にはキレイに整えられた自家製麺、2種のチャーシュー、メンマ、九条ネギ。
つけ汁は清湯で鶏団子にナス素揚げが入ってます。

麺には「水塩」がかけられているので、まずはそのままで。
細くてもしっかりコシがあり、フレッシュな香りの旨い新麦麺です。

つけ汁は鶏ベースにほんのり鰹。
キリッとした塩気があり、軍鶏脂はスッキリとしてクドさが無いです。

上品でも旨味がしっかりで「くろ㐂」らしいつけ汁。
チャーシューに盛られた生姜ダレを溶かすと味変になります。

チャーシューは豚トロと鶏胸肉ですが、豚トロが秀逸。
脂サクサクで赤身は弾力があり、銘柄豚ではないものの肉の旨味を堪能できます。

最後はスープ割で旨いスープを満喫。
今回は新麦の旨さが主役な限定でした。
「饗 くろ㐂」にて今年も始まった「くろ㐂の夏麺 2021」。
第1弾(7/5~7/10)は人気の「とうもろこしと真昆布の冷やしつけそば」でした。

第2弾は新作「富士幻豚の焼豚 冷やし中華そば」1300円。
7/12(月)~7/17(土)の30食限定です。

いつもの涼しげなガラスの器にまさかの縮れ太麺。
短冊焼豚、出汁巻き玉子、キュウリ、刻み玉ねぎが乗っています。

麺はプリプリで暴れん坊な感じのモチモチ自家製麺。
麺皿の冷やしスープとオイルが良く絡み、煮干しがしっかり効いています。

酸味はそれほど強くなく爽やか。
フライドガーリックや玉子の上の梅一味で飽きずに食べられます。

富士幻豚の焼豚は肉の旨味が格別。
冷やしでも脂身がプルプルでとろけます。

ふんわりとした出汁巻き玉子も甘くなくグッド。
シャキシャキのキュウリや刻み玉ねぎで清涼感も感じます。

限定飯「本まぐろ漬け飯」300円
九条ネギが散らされたご飯の中央に本まぐろが2切れ。
軽めの漬けなのでマグロがリッチに味わえ、脂の乗りも良いです。

今年は季節の限定も少なかったですが、夏麺は週替わりでやってくれそう。
今後はよりシンプルな一杯を目指すとのことで、楽しみにしています。
6月20日(日)にめでたく10周年を迎えた「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」。
10周年当日の日曜には10周年限定「みょうがたけと生雲丹の冷やし和えそば」営業を行っています。

「みょうがたけと生雲丹の冷やし和えそば」は僕も過去にいただいたのですが、超贅沢な一品。
残念ながら日曜は都合が合わなかったので後日伺いました。

今年2月のリニューアル以降、現在の麺メニューは「塩そば」と「醤油そば」の2種のみ。
リニューアル当初は大将ワンオペでしたが、現在はテキパキとした助手が2人入ってます。

また、奥のテーブル席を無くし仕切りの付いたカウンター10席。
一度に5杯ずつ作るので、以前よりかなり回転良いです。

「塩そば」1000円
中央にドッサリ九条ネギが乗り、2種のチャーシューにドライトマト、生胡椒など。
今回はサービスで「みょうがたけ」の新芽をいただきました。

澄んだスープはまろやかで丸みあるお出汁。
見た目は前の「塩そば」と変わりませんが、オイルやタレが控えめになっていると思います。

大将によれば肉を多めに使用しているとのこと。
パンチではなく贅沢な余韻がある旨いスープです。

自家製の麺は手揉みと細麺から選べるので手揉み麺を選択。
適度なコシにモチモチ感があり、粉が溶け出すような舌ざわりも良いです。

2種のチャーシューもレベルが高く、豚はどこの部位なのか凄くジューシー。
サクサクな糸島メンマもレア感あります。

生姜やドライトマトの味変も効果的。
サービスのみょうがたけ新芽はフレッシュで清涼感溢れる香りが心地よいです。

「みやぎサーモンとトマトの炊き込み飯」200円
この日の限定飯はストウブで炊かれた炊き込みご飯。
みやぎサーモンがたっぷり入っていて、贅沢なピラフの様です。

リニューアル後は限定メニューの頻度も少なくなりましたが、大将はやりたいことが色々あるそうで益々意欲的。
11年目も唯一無二の世界観を堪能したいと思います。
数々の受賞歴を持つ秋葉原の名店「饗 くろ㐂」。
今までの営業スタイルは今年1月で終了し、2月からは大将のワンオペ営業となっています。

1月までの通常メニューは大将プロデュース店「鶏のおかげ」に引継ぎ、そちらで提供。
ちなみに助手さん2人は昨年春から今年1月の卒業が決まっており、円満卒業とのことです。

緊急事態宣言の3月7日までは昼のみ不定期営業。
大将ブログで営業内容が告知され、しばらくは日替わりで営業する感じです。

この日のメニューは以下のとおり。

「名物 焼売」300円
「醤油そば」1000円
「味玉醤油そば(昆布だし味玉)」1150円
「特製醤油そば(昆布だし味玉+海老ワンタン)」1350円
「半白飯」100円

店内は仕切りの付いたカウンター8席に絞り、4名ワンロットで調理。
調理だけで無く店内への誘導、洗い物も大将一人で行っているので、両替が無いよう千円札を準備した方が良いと思います。

「特製醤油そば(昆布だし味玉+海老ワンタン)」1350円
今までとは違う丼に違う具材。
海苔をピンと立てた盛り付けが美しいです。

スープは優しく柔らかいお出汁。
スッキリとしてノスタルジーも感じさせる味わいです。

麺は加水46%の平打ち手揉み麺。
モチモチとした食感が素晴らしく、食べている途中で溶けていく感もある美味しい麺です。

チャーシューは醤油が染みた黒豚煮豚。
甘みある糸島メンマ同様、あえてクラシックな感じになっています。

海老ワンタンもとろける皮が見事。
昆布だしに浸けた味玉はかなり濃厚です。

生姜は餡になっているのでシャープになり過ぎず豊かな味変。
海苔は相当良いモノでパリッとして味も香りも良いです。

後半はチャーシューやメンマの味が溶け出し、より旨味を増したスープ。
食べ終えた後の満足度は半端なく、最後の一滴が惜しくなるほどです。

「くろ㐂っぽくないでしょ(笑)」と大将が言う通り、ノスでベーシックを目指したと思われる一杯。
今までの個性とキレを兼ね備えた一杯と違い、1月まで提供していた貝と煮干しの「醤油そば」とは根っこから別路線です。

しかしシンプルゆえに技術はより明らかになり、一流の和食職人がおにぎりやお茶漬けを作ったかのような貫禄。
言わば「ネイキッド」な「くろ㐂」という感じです。

ワンオペ自体大変だと思いますが、これから更にパワーアップ予定とのこと。
3月は所沢の「ラーメンWalkerキッチン」に出店予定です。
先日、「ラーメンWalkerキッチン」で「ソラノイロ」とコラボした「饗 くろ㐂」。
11月12日からは「やきとりの扇屋」で「饗くろ㐂監修 鶏ニラらーめん」の提供も始まっています。

今回の注文は季節の限定そば「松茸と鴨のつけそば」1800円。
それに「鴨増し(3枚)」300円、「松茸ご飯」300円も注文です。

カウンターには立派な松茸と鴨ロースが鎮座して壮観。
11月21日(土)までの提供予定ですが、11月20日(金)は提供無しの予定らしいです。

麺に添えられるのは鴨ロース、太メンマ、春菊、酢橘。
つけ汁にはたっぷりの松茸と拍子切りのネギが入ります。

麺は新麦春よ恋を使用した平打ちの自家製麺。
最近の「くろ㐂」の麺は今回は新麦とあっていつも以上にモッチモチ。

そのまま食べると粘りも感じられ、凄くフレッシュ。
香ばしさもあり、アッサリとしたつけ汁との相性も良いです。

都度調理される松茸もプリプリでシコシコ。
秋を感じさせる香りが贅沢極まりないです。

味の染みた鴨ロースはジューシーでもちろん最高。
「くろ㐂」の鴨ロースは間違いないので、増して正解です(通常は2枚)。

つけ汁は乾物出汁に鴨脂と思われ、塩ダレもリッチ。
最後は濃密昆布出汁でスープ割りも出来ます。

「松茸ご飯」も含め最後まで秋を堪能。
具の豪華さもさることながら、新麦の麺が特に素晴らしかったです。
「TRYラーメン大賞2020-2021」ではTRY大賞・総合2位となった「饗 くろ㐂」。
今回の注文は10月29日(木)限定の「熟成牛すじつけそば」1500円です。

これは弟子のわっさん(岐阜「麺 㐂色」店主)からプレゼントされた牛すじを使用したもの。
わっさんが「㐂色」オープン前にバイトしていた岐阜「焼肉旬やさい ファンボギ」の熟成牛すじです。

つけ汁にはたっぷりの牛すじに大根煮、ざく切り九条ネギ。
麺は平打ちのピカピカな自家製麺です。

加水高そうな麺は香ばしさがあり、そのまま食べても美味。
つけ汁に浸けるとモチモチ感が増し、最近の「くろ㐂」の麺はかなり美味しいです。

つけ汁はアッサリとした鰹ベースの和出汁にスジの煮汁。
牛スジの旨味もベタベタせず上品で、粘度は無くとも麺との相性抜群です。

牛スジはたっぷりと塊が7,8ヶ。
赤身肉の部分が多く、柔らかくジューシーで相当肉質良いです。

牛の旨味が詰まっており、食べごたえ十分。
3ヶ月熟成とのことで牛を堪能出来ます。

最後のスープ割りは濃密な昆布出汁。
「くろ㐂」では過去にも牛すじ系を食べていますが、全てにおいて精度が上がっていると思います。

限定めしの「キーマカレー飯」200円もネットリとしてグッド。
独自のスパイス配合で、単品で商品になるレベルです。

何もかも美味しい「くろ㐂」ですが、12月には八王子にプロデュース店がオープン予定。
また、東所沢にオープンする「ラーメンWalkerキッチン」ではソラノイロ宮崎店主とコラボ<11月8日(日)>予定となっており、今から楽しみです。
浅草橋の名店「饗 くろ㐂」。
ひっそり限定もやっていたようですが、この日は久々に限定の告知がありました。

「枝豆『秘伝』のつけそば」1600円
山形の枝豆「秘伝」を使用した限定で、10月5日(月)から100食ほどの限定です。

器は涼しげなガラスのボウルが二つ。
冷製の枝豆つけ汁に、羅臼昆布に浸かった自家製麺です。

麺はそのまま食べても美味しいとのこと。
平打ちのかるく縮れた麺を食べてみると、これが驚くほどモッチモチです。

僕が知る限り「くろ㐂」史上一番のモチモチ食感で、どこでも「麺カタメ」にする方には推奨できないレベル。
上質な羅臼昆布の出汁だけでずっと食べ続ける事が出来そうです。

この麺を枝豆のつけ汁に浸せば、濃密な枝豆の旨味。
ヴィシソワーズの様にサッパリしていますが、上品でも素材の味わいがリッチで濃ゆいです。

麺の上にある枝豆も味が濃く、ピンクペッパーの刺激も良い感じ。
また、つけ汁に入った鶏ムネ肉も塩気しっかりでアクセントになります。

構成は夏麺「とうもろこしと羅臼昆布のつけそば」に近いですが、よりシンプル。
素材が良いのはもちろんのこと、素材の旨味を際立たせる技術もセンスもピカイチです。

ちょっと洋な風味のつけ汁に羅臼昆布という組み合わせも素晴らしい。
ちなみに、オンラインストアでも販売を開始しています。
https://motenashi-kuroki.info/
浅草橋の名店「饗 くろ㐂」。
先日発売された「ラーメンWalker東京」では殿堂入りとなっています。

現在は限定「季節のそば」をしばしお休み中。
そのため、比較的混んでおらず狙い目だと思います。

限定が無くてもレギュラーメニューは多数。

「塩そば」1000円
「醤油そば」1200円
「富士幻豚の和えそば」1800円
「地鶏あぶらそば」1300円
「浅蜊あえそば 温・冷」1200円
「塩つけそば」1200円

今回は限定5食の「富士幻豚の和えそば」1800円を注文です。

幅の広いお皿に手揉み麺、富士幻豚、メンマ、ローストトマト、九条ネギ、味玉。
別の容器でトリュフスープが添えられます。

富士幻豚の煮豚はフワフワでジューシー。
豚の旨味をしっかり堪能出来ます。

「和えそば」と言ってもタレや油中心の「油そば」と違い、麺の下にはスープ。
アッサリながら旨味がしっかりで、モチモチの手揉み麺に良く絡んで旨いです。

途中から旨味が凝縮されたローストトマト、味玉を崩して和えればより濃厚な味わい。
麺を熱々のトリュフスープに浸けても面白いです。

「塩そば」「醤油そば」が「くろ㐂」の看板メニューですが、実は「あえそば」も人気。
ボコボコの手揉み麺を存分に堪能出来ます。
四季の食材を鮮やかに調理する「饗 くろ㐂」。
先日はTV番組「食彩の王国」にも出演しました。

「くろ㐂の夏麺2020第5弾」は「鴨醤油つけそば」1300円。
7月27日(月)から8月1日(土)まで昼夜各30食の限定です。

濃い色のつけ汁には鴨団子。
麺の丼には鴨ロースに太メンマ、九条ネギが乗ってます。

平打ちの自家製麺をそのまま食べてみると、適度にコシが合って小麦の香り。
これを熱々のつけ汁に浸ければピロピロな食感に変わり、ズバズバいけます。

つけ汁はアッサリとした清湯でふんわり鴨出汁。
キレと華やかさを備えた醤油のブレンドが秀逸で、清湯でも麺に味がしっかり乗ります。

また、つけ汁には茎からこそいだ穂紫蘇もたっぷり。
これが清涼感を加えるアクセントとなり、プチプチとした食感も良いです。

しっとり美しい鴨ロースは「くろ㐂」ならではの極上品。
今回はマグレ・ド・カナールなので濃厚な味わいです。

つけ汁に入った鴨団子もジューシーで濃厚。
最後は昆布出汁のスープ割で、高級感溢れる割烹の様なスープになります。

数年前は「紫 くろ㐂」として毎週金曜に鴨をやっていただけあり、「くろ㐂の鴨」は外しません。
大将によれば、鴨限定の日は注文も多いそうです。

そして、その大将の右腕となって支えてきたのが「わっさん」こと分部さん。
2018年9月に卒業し、満を持して岐阜に今年7月29日「麺 㐂色(きいろ)」として独立オープンしました。

初日は開店前から40人並んだそうで、早くも超話題店。
「くろ㐂」から初の弟子のお店でもあるし、近いうちに伺って来ようと思います。
6月より通常営業を再開している「饗 くろ㐂」。
行列を避けるため「季節のそば」は封印していましたが、7月から恒例「くろ㐂の夏麺」開始です。

第1弾は「とうもろこしと羅臼昆布のつけそば」1400円。
7月2日(木)から7月6日(月)まで昼夜各30食限定です。

メイン食材は山梨県の「きみひめ」という糖度19度のとうもろこし。
「きみひめ」を用いたつけ汁は冷製で、麺丼の縁には生の「きみひめ」も添えられています。

麺はキンキンに冷えた羅臼昆布出汁に浸かっており、粘度は無くも適度な塩気。
上品な昆布出汁が美味しく、つけ汁無しで「冷やし麺」として成立するくらい旨いです。

「きみひめ」のつけ汁はサッパリとしているものの、濃厚な素材の甘み。
嫌みの無いフレッシュな甘みはもの凄くリッチです。

カレーパウダーも少しかかっていますが、スパイスに負けてません。
つけ汁には「焼ききみひめ」一欠片と鶏ムネ肉も入っていて、特に「焼ききみひめ」は少量でもインパクトあります。

麺の上には甘えびが2本載り、これがまたトロリと美味。
ズッキーニ揚げ浸し、刻みアーリーレッドも清涼感あります。

最後は

「デザートとしてどうぞ」

と添えられた生きみひめ。
シャキシャキとしてみずみずしく、ホントにフルーツの様な甘さです。

生で食べられるトウモロコシは何度か食べましたが、完全に段違い。
この夏も「くろ㐂の夏麺」をできるだけ堪能したいと思います。
コロナ緊急事態宣言を受け、4月14日から店内営業を中止した「饗 くろ㐂」。
営業中止期間は通販や店頭お土産販売を行っており、僕も「煮干しあぶらそば」や「焼売」、「塩そば」をいただきました。

しかし緊急事態宣言の解除により、6月2日(火)から1か月半ぶりに通常営業が再開。
カウンターは1席ごとに仕切りを設け、箸やレンゲは都度提供してコロナ対策しています。

メニューは「季節のそば」こそ無いものの、レギュラーメニューはフルラインナップ。
今回は久々に看板メニューの「塩そば」1000円を注文です。

中央にドッサリ九条ネギが乗り、2種の鶏チャーシュー、鶏団子、メンマなど。
麺は手揉み麺と細麺が選べるので、今回は細麺にしました。

黄金のスープは滑らかな口当たりで、まろやかに濃密。
鶏を中心に色々な素材を使用していると思いますが、全てが一丸にまとまって染み渡る旨さです。

麺はレシピを買えたそうで、小麦の香ばしさがワイルド。
ブリンブリンな麺が口の中で暴れる感じもあり、細麺でも存在感があります。

鶏モモ肉は弾力があり、フレッシュで肉そのものが美味。
しっとりな鶏ムネ肉もジューシーで、ゴリっとした糸島メンマも素材の良さが目立ちます。

生の粒コショウにドライトマトといった味変アイテムも完璧。
通販も美味しかったですが、やはりお店で食べる「塩そば」は凄く旨くて貫禄あります。

また、久々に「焼売」300円も注文。
粗挽きの肉で作られたモチモチな焼売は相変わらずレベル高いです。

なお、4年修業したスタッフのイケ君は6月6日(土)の営業を持って円満卒業。
最後にお店が営業出来てホントに良かったです。
コロナ緊急事態宣言を受け、4/14(火)から営業自粛中の「饗 くろ㐂」。
店頭でお土産販売を行っていましたが、5/5(火)から待望の通販サイトが開設されました。

黒木大将らしく、通販サイトは美しい作り。
https://motenashikuroki.raku-uru.jp/

「塩そば」に「醤油そば」、「鴨醤油そば」など並んでいますが、まずは「塩そば」のみ販売。
なお、手作りなので仕込める量も多くなくすぐ売り切れてしまい、再販される場合は公式twitterにて告知されます。
https://twitter.com/motenashikuroki

早速僕も「塩そば3食セット」2,754円を注文。
決済手数料330円、宅急便送料930円、クール手数料220円で計4,234円となり、今のところヤマト代引きのみです。

立派な箱には冷凍スープと冷凍手揉み麺。
具は入ってなく、オススメトッピングが「塩そばのつくり方」に記載されてます。

スープは湯煎15分ほど。
麺は大きな鍋で6分ほど茹でます。

お店をオマージュして、ローストトマトと鶏団子を自作。
九条ネギも千切りにして水にさらして盛り付けました。

鶏メインのスープは上品で奥行きある鶏のお出汁。
塩ダレもきつすぎず、エレガントでリッチな味わいです。

手揉みされた太麺はモチモチの食感。
手作りなので打ち立てと思われ、小麦のフレッシュ感もあります。

塩スープとローストトマトは相性抜群で、週末に具を自作するのも乙なもの。
元々の麺とスープのクオリティが高いからこそで、通販でもさすが「くろ㐂」でした。
なお、店頭での生麺あぶらそば、焼売等の販売も継続して行っている様です。
コロナウィルス非常事態宣言を受け、4月14日(火)より休業中の「饗 くろ㐂」。
いずれは通販も考えている様ですが、現在は店頭で持ち帰り販売を行っています。

今のところ、日替わりの汁無し麺1種類(具無し)に焼売の販売。
この日は「煮干しあぶらそば(2食入り)」1000円でした。

久々にお店に伺うと、スタッフがタレなどを梱包中。
11時から19時まで営業しており、今のところ平日は売り切れて無いようです。

「煮干しあぶらそば(2食入り)」1000円に「焼売6個入り」1000円を購入。
麺にタレ、焼売とシンプルで、「煮干し飯」として提供していたイワシ餡もサービスで付いてきます。

日替わりに近い持ち帰りなのに、丁寧に調理方法、オススメトッピングが書かれていて黒木店主らしい感じ。
麺は大きな鍋で6分茹で、湯切りしたら湯煎したタレと和えます。

自作のローストトマトに半熟ゆで卵、刻みネギ、三つ葉、粗挽き黒コショウをトッピング。
モチモチでコシもある自家製極太ちぢれ太麺がサスガの旨さです。

ワイルドにサカナを感じる煮干しの旨味も格別。
ローストトマトや半熟ゆで卵を潰しても良い感じです。

大将オススメのひきわり納豆との相性もグッド。
「あぶらそば」と言っても汁っぽく、さすが「くろ㐂」と思わせるリッチな味わいです。

お店でも人気の「焼売」は冷凍で、レンジではなく「セイロ蒸し」推奨。
ジューシーで肉そのものの旨味を感じられ、家でゆっくりツマミに出来るのは最高です。

サービスの「イワシ餡」は出汁に使用した煮干しや昆布をミキサーにかけ、味を調えたもの。
これがまた白飯に良く合うし。自宅での食事に彩りを加えてくれます。

黒木店主は年末商品の「鴨ロース」でさえ、残ったタレの使い方を記載するほど。
食材を無駄にしない姿勢も素晴らしいです。

自宅調理が必要な持ち帰り商品ですが、お店で直作っているだけあって麺も焼売も本格的な美味しさ。
通販開始よりも早くコロナが終息し、大将の旨い一杯をお店でいただくことを願うばかりです。
TV番組「1番だけが知っている」でラーメン店主が選んだNo.1ラーメン店となった「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」。
その影響でお昼開店時は40人ほどの行列となっており、可能なら開店30分ちょっと前の訪問がオススメです。

3月からは宮城県石巻市十三浜から届く「日本一の生わかめ」を使った恒例の「わかめそば2020」が開始。
第一弾は「肉煮干し醤油わかめそば」1200円で3月2日(月)~7日(土)の昼夜各25食です。

丼には生わかめ、モモチャーシュー7枚におろし生姜、赤カイワレと具がギッシリ。
麺だけでなく、スープもほぼ見えません。

そのスープを飲んでみると、クッキリとサカナの旨味。
アッサリと上品なのですが、明らかに贅沢なサカナ感が凄いです。

大将によれば愛媛のしこちゅ~(四国中央)産高級煮干しとのこと。
「煮干し」で連想する味より遙かにリッチで、アニマルオフとは思えない満足感です。

麺はボコボコの自家製手揉み麺。
加水が高くモチモチで、スープとの相性は最高です。

チャーシューはモモでもパサらずしっとりで、醤油の下味も効いて美味。
ミッチリな赤身、サクサクな脂身の食感も良く、旨いチャーシューです。

そして主役の「日本一の生わかめ」。
全くクセが無く、茎のコリコリした部分も多く旬を味わえます。

なお、チャーシューの下にたっぷりワカメがあり、見た目の3倍くらい量がありそう。
新鮮なので最後まで飽きずに食べられるし、なによりヘルシーで健康的です。

また、「わかめそば」と言えば限定飯「めかぶご飯」200円も定番。
こちらも乱切りの大きなメカブが入っており、200円とは思えない贅沢さです。

今回は生わかめとモモチャーシュー中心のシンプルな構成ですが、それでも「くろ㐂」ならではの特別感。
具材の素材の良さはもちろん、「かけラーメン」でも満足出来そうなくらいスープと麺が旨いです。
極上の食材でオンリーワンな一杯を送り出す「饗 くろ㐂」。
今回の「季節のそば」は「真鱈の味噌そば」1500円で、1/30(木)〜2/1(土)昼夜各30食限定です。

「肝トッピング」150円もあるので、そちらももちろんトッピング。
大きな真鱈の身、白子、肝、ゴボウが乗った豪勢な一杯の登場です。

函館から届いた真鱈を使用し、スープは真鱈の頭、アラ、昆布に味噌ダレ。
クセなくアッサリとしてコクがあります。

真鱈の身は酒塩煮でモチモチ。
火を通しすぎない若干レアな状態で、質の良さが嫌というほど分かります。

大きな白子も酒塩煮でプリップリ。
クセなくトロリと濃厚でたまりません。

肝もゴロッと大きく、ネットリな食感。
フレッシュなのが明らかで、磯の香りを纏ったフォアグラの様な濃い旨さです。

「あん肝より全然美味しいですよ」

と大将が言うとおり、これは絶品。
数量限定らしいので、あればマストでしょう。

今回は濃厚な具材が多いのでアッサリスープが合っていて、ザクッとしたゴボウがナイスアクセント。
「くろ㐂」名物の大根煮も入っており、全体のバランスがパーフェクトです。

サイドの「真鱈昆布〆ご飯」300円は真鱈2切れとオクラ叩き。
昆布締めと言ってもネットリではなくふんわりモチモチで、真鱈の鮮度を十分味わえる逸品です。

また、初日夜のみ数個限定で「真鱈のカマ酒塩煮」200円も。
カマなので身よりも弾力があり、コラーゲンも豊富。
今回は日本酒も用意してあるので、真鱈を最高に満喫できます。

ここ数年の「くろ㐂」は神がかっていて、この値段でこのレベルの真鱈が味わえるのは恐ろしいこと。
和食、イタリアンの修行を経た黒木店主がラーメン店主になってくれたおかげで、僕は贅沢に旬を堪能できています。
2020年は1月7日(火)より営業開始となった「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」。
年明け最初の限定は「小豆島野菜のタンメン」1300円です。

正月休みに大将が小豆島で買った野菜10種を使用とのこと。
昼20食、夜30食で昼は13時前に売り切れたようです。

立派な丼に鍋で調理された豚肉と野菜がドッサリ。
別茹でされたブロッコリー2種に菜の花が乗り、「タンメン」と言っても彩り良く美しいです。

野菜は炒めると言うよりは煮込まれており、ほど良くクッタリ。
白菜やネギは甘く、紅くるりなどは香ばしいです。

ブロッコリーもコリコリと甘く、初めてブロッコリーの芯が美味しいと思ったほど。
とにかくどの野菜の旨味が濃く、リッチな味わいです。

そして、その野菜の旨味が十分に溶け出したスープが極上。
濃密に野菜出汁を堪能でき、添えられるお酢とラー油もほぼ必要ないほど旨いです。

麺はモチモチの極太手揉み麺。
スープを吸って食べ応えがあります。

そして「タンメン」注文の方のみ提供「小豆島産自然薯とろろ飯」300円。
きめ細かい自然薯のトロロに干し香茸が摺り下ろされ、少量でも香り高いです。

野菜が旨いのはもちろん、その旨さを最大限に引き出すのが「くろ㐂」の凄いところ。
今年も日本の四季を堪能させていただきます。
四季の食材を堪能できるラーメン店「饗 くろ㐂」。
10月23日(水)〜26(土)の限定は「鱧松そば」3000円です。

こちらは「ラーメンWalker東京2020」限定麺。
「ラーメンWalker東京2020」を持参しないと注文できないメニューです。

丼一面に九条ネギが散りばめられ、その上に巨大な鱧(はも)の天ぷらが2つ。
「鱧松」とは鱧と松茸の黄金コンビで、鱧の天ぷらはオーダーごとに揚げたてです。

アッサリとしたスープは軽やかで、華麗にしっかり松茸の風味
鱧の骨、羅臼昆布の出汁に松茸で優しく染み渡る上品な味わいです。

九条ネギの下にはたっぷりの立派な松茸。
こちらはスープよりもダイレクトに松茸で「技のスープ」と「素材の松茸」両方を堪能できます。

そしてビッグな鱧の天ぷらは、恐ろしいほどにフワフワ。
アナゴなんか比べ物にならないくらいフワフワで贅沢極まりないです。

鱧と松茸だけでも最高ですが、モチモチの自家製麺もスープと馴染んでグッド。
たっぷりシャキシャキな九条ネギに酢橘も良いアクセントで、凄く考えられた構成だと思います。

今回は素材も良いですが、それを引き立てるアイデアも調理もさすが「くろ㐂」。
大きな鱧にたっぷりの松茸は「食べた」感が凄く、3000円という価格を全く高く思わせない満足度でした。
先日は新潟のラーメンフェスに出店した名店「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」。
「ラーメンWalker東京2019」では百麺人と読者が選んだグランプリ総合部門1位となってます。

10月1日(火)から10月5日(土)までの季節の限定そばは「松茸と鴨のつけそば」1600円。
サイドは「くろ㐂」で鴨と言えばお馴染みの「鴨ねぎ飯」300円、「鴨ロース増し 3枚」200円。
それに今回は「鴨フォアグラリエット」300円もあり、鴨ロース増しと鴨フォアグラリエットを追加しました。

なお、僕が入店した際のカウンターの注文は全て「松茸と鴨のつけそば」。
カウンター前には立派な松茸と鴨ロースが美しく陳列しています。

提供されたつけ汁には鴨スープに松茸。
麺皿には鴨ロース、糸島メンマ、春菊、スダチ、レンゲに載った鴨フォアグラリエットが載ります。

まず自家製の平打ち麺だけを頂いてみると、モチモチでかなり好みの麺。
青葉の恋100%だそうで、薄いモチモチ麺が清湯つけ汁に良く合います。

つけ汁は鴨出汁に節を合わせ、そこに松茸を5切れ。
メインは鴨の旨さですが、フワッと優しく芳醇で松茸のアクセント。
フレッシュな松茸を食べると香りが広がります。

キレイなロゼカラーの鴨ロースはしっとり柔らかく、淡泊過ぎずちゃんと鴨のコク。
嫌なクセは無く、ここの鴨ロースは何度食べても絶品です。

鴨フォアグラリエットは大きなレンゲにたっぷり。
ジューシーで柔らかく、濃厚な旨味は完全にフレンチです。

スープに溶かしても美味しいとのことですが、そのまま食べた方がリッチな感じ。
かなりレベルが高く、このままビストロに出せる旨さです。

途中で麺に絞ったスダチは、お冷やに入れると清涼感。
スープ割りもあるし、最初から最後まで贅沢に麺料理を堪能出来ました。
「饗 くろ㐂」が週替わりで提供する「くろ㐂の夏麺2019」は早くも第7弾。
「鮎(あゆ)の和えそば」1600円です。

間に夏休みがあるので8月20日(火)~22日(木)、30日(金)・31日(土)と不規則提供。
昼夜25食の提供です。

涼しげな皿の上に鮎ソースが乗った平打ち麺、稚鮎、夏野菜の煮浸し。
蓼(たで)や菊の花の彩りが素晴らしいです。

麺は「ふすま」練り込んだ平打ち麺で、コシのあるモチモチ食感。
そこに鮎を1.5尾使用したソースが絡みまくります。

鮎ソースは焼き魚の香ばしさにほろ苦さも感じますが、濃厚で上品で滑らか。
冷製で濃厚で、ここまでサッパリしているのは凄いです。

稚鮎はワタを抜いているのか苦みは無く、甘くて爽やか。
ナス、ズッキーニ、カボチャ等の煮浸しも出汁がしっかり染みていて、これだけで主菜になれるレベルです。

「鮎の和えそば」は3年前に初めて登場し、その独創性と旨さに度肝を抜かれた一杯。
改めて頂いてみると、やはり個性的で随所に技が光ります。
見た目も味も最高でした。
猛暑でも外待ちが出来る「饗 くろ㐂」。
「くろ㐂の夏麺2019第5弾」は「鮪(まぐろ)つけそば」1500円で、8/5(月)~8/10(土)まで昼夜各25食限定です。

今回はマグロの色々な部分を使った一杯。
つけ汁には巨大なマグロ背びれ下の肉が乗り、麺皿のレンゲには胃袋の酢味噌和えです。

つけ汁は醤油の清湯で、マグロの旨味しっかり。
魚臭さは皆無で脂が濃すぎることもなく、スッキリとしたマグロに醤油のキレ。
麺は平打ちのモチモチ多加水麺で、つけ汁に良く合います。

マグロ背びれ下の肉は幽庵焼きで、スペアリブのように骨の隙間に肉。
箸でスルッと外すことが出来、締まった筋肉にゼラチン質がネットリで旨味が凝縮されてます。

つけ汁にはマグロほほ肉も入っていて、こちらはフライパンで焼かれたもの。
ブリンとした弾力の赤身で、こちらも食べごたえあります。

レンゲに乗った胃袋もクセが無くプルンプルン。
酢味噌とネギで「ぬた」になっており、日本酒が欲しくなります。

また、今回の限定飯は「ミナミマグロねぎとろ飯」300円。
ミナミマグロのお腹の部分がたっぷり乗り、身はフレッシュでサッパリしてます。

もちろん「ねぎとろ」も旨いですが、今回は火が通ったマグロの身の方がインパクト。
特に背びれ下の肉は食感も味もクセになります。

これだけマグロを堪能出来て1500円は素晴らしい。
毎度のことながら、素材の旨味の引き出し方に驚かされます。
「饗 くろ㐂」にて今年も開催中の「くろ㐂の夏麺」。
2019第3弾は「大樹町の大蜆(しじみ)のつけそば」2500円です。

提供期間は7月23日(火)から27日(土)までの昼夜23食限定。
北海道大樹町(たいきちょう)のシジミをメインにした「つけそば」です。

麺皿には自家製の細麺に鶏やザーサイの和え物、三つ葉。
つけ汁にはシジミに生の岩もずくが入ってます。

麺皿にもシジミが一つ載っているのですが、大粒のアサリくらいなビッグサイズ。
資源保護のため年に一日にしか解禁されない「幻のシジミ」なのでこのサイズに。
旨味を抽出するため一度冷凍しているので、身は小さくなっているようです。

つけ汁だけ飲んでみると、濃密なシジミの旨味。
一般のシジミ出汁に比べ、滋味深い贅沢な味わいです。

麺は「あおばの恋」100%の極細麺。
多加水のモチモチ麺で、藻塩を加えた水もかかっているのでそのまま食べても美味しいです。

これをつけ汁に浸けると、淡麗アッサリでもしっかり麺に絡むつけ汁。
シジミ、羅臼昆布の出汁に生姜オイルとアニマルオフですが、ボンヤリせず芳醇な旨さが凝縮してます。

また、生の岩もずくと一緒に食べると麺のモチモチともずくのシャキシャキがナイスな対比。
また、もずくは多めに入っているので、つけ汁にもトロミが加わります。

冷凍して身が小さくなったと言ってもシジミの身は美味。
つけ汁にも5個入っていました。

鶏に白髪ネギ、ザーサイの和え物も麺と食べると和えそば風。
最後は昆布出汁のスープ割りで贅沢な出汁を堪能しました。

なお、「くろ㐂」は以前二毛作で「潮 くろ㐂」を営業していましたが、大樹町のシジミは今回初とのこと。
希少な「幻のシジミ」を31キロ仕入れられたことが奇跡だそうです。
※ネットで検索すると300gで2000円弱、更に送料が1000円以上かかります。

そのシジミの旨味を最大限に引き出すのが「くろ㐂」の凄いところ。
今までに頂いた「くろ㐂」の限定の中でも、三本の指に入る傑作だと思います。
6月20日に8周年を迎える名店「饗 くろ㐂」。
ここ数年、周年限定はやってなかったようですが、今回はなんと3品を5日間に渡って提供します。

6/18(火)夜・19(水)昼
「三浦さんの茗荷竹と雲丹の冷やし和えそば」

6/20(木)
「三浦さんの夏芹と豚の味噌和えそば」

6/21(金)・22(土)
「ホロホロ鳥の塩そば」

どれもそそりますが、早速初日の6/18(火)夜に訪問。
「三浦さんの茗荷竹と雲丹の冷やし和えそば」3600円です。

大きな平皿にたっぷりの雲丹と茗荷竹が乗り、麺は見えません。
特に粒の揃ったキレイな雲丹は100gも乗って圧巻。

黒木大将がいつもお願いする函館の小西さんが用意したものです。
雲丹だけ食べてみると、上品でサッパリした甘さ。

イヤなネットリ感は皆無で間違いなく良い雲丹。
一箱近く乗っていて、「くろ㐂」最高価格の限定でも儲け数百円のサービス価格だそうです。

珍しい茗荷竹はシャキシャキで柔らか。
ミョウガと同種だそうですが、日陰にして育てることにより、食感が全く別物です。

そしてスープは葱オイル、塩ダレ、羅臼昆布出汁とシンプル。
しかしこの羅臼昆布出汁が濃厚で凄く美味しいです。

大将に伝えると、この羅臼昆布出汁と麺だけでも相当美味しいとのこと。
この羅臼出汁と雲丹がマリアージュすると更に素晴らしいことになります。

贅沢素材だからこそシンプルで、シンプルだからこそ「くろ㐂」のセンスと技術が存分に発揮された一杯。
十年経っても「あの雲丹と茗荷竹のやつは凄かった」と確実に覚えているであろうインパクト抜群です。
日本酒とのマリアージュも最高でした。
旬の食材を使用した限定を提供する「饗 くろ㐂」。
5月20日(月)・21日(火)は「真河豚の天ぷらそば」1300円で昼夜30食限定です。

丼の中央には揚げたての真フグ天ぷらが豪勢に3つ。
拍子切りの九条ネギがたっぷり入り、「くろ㐂」らしく彩りも華やか。

早速フグの天ぷらからいただいてみると、肉厚でブリンブリン。
しっかりとした弾力の締まった身は、食べごたえ抜群です。

シンプルに塩味で、素材を堪能出来る贅沢な天ぷら。
途中で天ぷらにスダチを搾るとなお良いです。

スープは羅臼昆布でアッサリ上品なお出汁。
最初アッサリでも天ぷらのコロモでコクが加わっていき、そこにスダチでキリッと味が引き締まります。

ピリッとした刺激も少しあり、

「ピリッとするのは毒では無いです。山椒ですよ(笑)」

と黒木店主が笑ってました。

巨大な穂先メンマも食べ応えがあり、たっぷりの九条ネギも薬味と言うよりは具。
真フグ天ぷらだけではなく、スープから具材まで計算された一杯の麺料理だと思います。

黒木店主は94年にふぐ調理師免許を取得していますが、「くろ㐂」でフグを使うのは初。
今年の夏麺にもフグを使う予定だそうです。
「季節のそば」も復活した名店「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」。
今年のGWは4/29(月)~5/3(金)の昼(11:00~15:00)のみ営業です。

中でも4/29(月)・30(火)は「紫 くろ㐂」として営業。
これは「くろ㐂」が2012年から2017年にかけて金曜限定で営業していた二毛作です。

当初「くろ㐂」はレギュラーメニューに「醤油」が無く、「紫」では「鴨×醤油」を提供。
これが大人気で2016年・2017年は2年連続で西武池袋本店の催事「全国味の逸品会」に出店しました。

4/29(月)・30(火)の基本麺メニューは以下のとおり。

「鴨そば」1000円
「鴨つけそば」1000円(各日限定30食)
「鴨白湯つけそば」1200円(各日限定30食)

ちなみに「くろ㐂」は日祝休みなので、レアな休日営業であるGW初日は早くから大行列。
※今日が「紫」として限定営業と知らないで並んでいる方も。
10時過ぎに伺って60人オーバーで、「鴨白湯つけそば」は早くも売り切れでした。

この日は10:30に早開けし、13:20の並びで売り切れ終了。
いつもは丹波黒どり等が並ぶカウンターに鴨ロース、鴨団子、柑橘が並び特別感があります。

まず「鴨そば」は大きな丼に鴨ロース2枚、鴨団子、春菊、玉ねぎコンフィ、穂先メンマ、拍子切りのネギ。
デフォでも具沢山で、盛り付けや彩りの美しさが半端ないです。

スッキリとしたスープは鴨と香味野菜のお出汁に醤油の旨味。
決して香ばしい鴨油に頼るのではなく、上品で芳醇な構成です。

出汁もむやみに厚くするのではなく、染み渡るクリアで微粒子な贅沢なお出汁。
完成度高かった「紫」時代より更に洗練されている感もあります。

麺は細麺と手揉みから選ぶことができ、手揉み麺を選択。
縮れたモチモチ太麺が浮いていないのは、アッサリでもスープのボディがしっかりしているからこそ。

相変わらず極上な鴨ロースはしっとり柔らかく、鴨団子はフワフワで脂も堪能。
特にこのレベルの鴨ロースが入って1000円の麺料理は他に無いと思います。

「鴨そば」は息子メインで僕は「鴨つけそば」。
麺皿には鴨ロース、春菊、穂先メンマでつけ汁には鴨団子にたっぷりの拍子切りネギ。

低加水ザクザクの長い細麺は香ばしく美味。
つけ汁は「鴨そば」より醤油が立ち、結構印象が変わります。

鴨×醤油な「紫」だけでも惹かれますが、今回は日本酒とのマリアージュも。
「日本酒」500円を注文すると菊正宗の樽酒ぬる燗が徳利で提供されます。

実はこれ、大将が「ラーメンとSAKE3種のコラボ」企画を日本酒ソムリエ千葉麻里絵さんと行ったもの。
その会場でも鴨そばと菊正宗を合わせたらしく、レンゲにお酒を入れ、鴨スープの出汁割をするともう最高。

樽酒の香りに鴨が加わり、同時に提供される粗挽きブラックペッパーを加えるとなお引き締まります。
「紫」の復活だけでも嬉しいですが、この樽酒出汁割はしみじみ凄い。

大将が今回「紫」を復活させたのはこのためなのでは?と思うくらいです。
贅沢な素材の「季節のそば」も絶品ですが、今回は新しい世界が開かれた気がしました。
「季節の限定そば」が復活した「饗 くろ㐂」。
3月になってからは毎年恒例、宮城県石巻市小泊の生わかめを使用した限定そばシリーズです。

しかし、その合間を縫って「芹(せり)と鴨の醤油そば」1600円が登場。
3月14日(木)から16日(土)までの3日間、昼夜各30食の限定です。

これは宮城県の芹農家三浦さんの芹を使用した一杯。
芹なので、合わせるのは過去に金曜限定で営業していた「紫 くろ㐂」の鴨そばです。

丼にはくるっと丸く盛られた芹のお浸しにたっぷり生の芹。
中央には艶めかしい鴨ロースが2枚乗ってます。

生の芹は香り高くシャキシャキ。
芹は根っこが甘いのが特徴ですが、茎や葉の部分も素晴らしい旨さ。

明らかに普通の芹とはモノが違い、お浸しの太い芹も極上。
この芹に芳醇な鴨スープが抜群にマッチします。

「鴨」目当てで来たのですが、間違いなく主役は「芹」。
鴨スープも芹を引き立てる役に回っており、キリッとした醤油も良く合います。

大将によれば、三浦さんの芹田んぼには網がかけられており、ここの芹だけ鳥が食べに来るとのこと。
根っこを太くする肥料も使用せず、無農薬の逸品だそうです。

久々の鴨ロースは全くクセが無くしっとりシルキー。
下手な蕎麦屋よりも格段に旨いです。

太いゴボウの煮物も野趣があり、季節を感じられる一杯。
芹を主役にしつつも、一杯の麺料理として隙なくまとまっています。

「くろ㐂の季節のそば」はどれも絶品ですが、今回はちょっと抜けた旨さ。
肉でも魚でもなく、野菜でこれほど感動するとは思いませんでした。
この芹を手に入れるのに2年かかったのも納得です。
浅草橋の名店「饗 くろ㐂」。
久しぶりに「季節の限定そば」が復活しました。

昨年6月にメニューを完全リニューアルしたので、ブラッシュアップのため限定はお休み。
たまにゲリラ限定的なのはありましたが、正式に復活とのことです。

復活第1弾は未食ですが、この時期定番の「花巻そば」。
そして第2弾は今回の「鱈・白子・三種の海藻の味噌そば」1800円。
2月18日から昼夜各30食です。

3種の海藻が丼を覆い尽くし、麺やスープは見えません。
そこに巨大な白子と鱈の身が乗り、見た目はかなり豪快です。

海藻は生布のり、まつも、銀杏そうと珍しい3種。
シャキシャキしていたり、トロッとしていたりと食感だけでも楽しいです。

スープは鱈頭、骨、羅臼昆布から採ったアニマルオフで、かなりアッサリとした味噌スープ。
しかし、途中から海藻の旨味と粘りが溶け出し、かなり濃厚になっていきます。

後半はモチモチの手揉み麺にスープが絡みつくほど。
スープの変化が計算されていて、食べていてニンマリします。

迫力の巨大な白子はツヤツヤでプリプリ。
濃厚な旨味ですが、新鮮なので変に舌に残らずサラッと消えていきます。

分厚いタラの身もモッチリとして、ちょっと別次元の食感。
最高の素材である白子、タラをメインとしたアッサリな一杯で、大将のセンスが光ります。

なお、タラは丸ごと仕入れたので、真子と肝もあり限定ご飯は2種。

「たら真子としらたきの煮付け飯」200円
「たら肝味噌葱めし」300円

とあり、「たら肝味噌葱めし」を注文。
タラの肝味噌は濃厚でほのかに苦みがあり、間違いなくフレッシュ。

日本酒に間違いなく合いそうです。
限定飯を2つとも頼んでいる猛者もいました。

久しぶりの「季節のそば」はやはり最高。
来週は赤城山の赤軸ほうれん草を使った一杯、3月は恒例の石巻の生わかめを予定しているそうです。
唯一無二の独創的な一杯を生み出す「饗 くろ㐂」。
この日は限定「牛コンソメかけそば」1100円がありました。

1月17日(木)・18日(金)の昼夜各30食限定とのこと。
「自家製コンビーフ飯」300円も合わせて注文です。

大きめの丼に麺、刻みアーリーレッド、レンコンチップ、菜の花。
「かけそば」と言っても少し具が乗ります。

スープを飲んでみると、予想より上品でアッサリなコンソメの旨味。
ガツンと押し寄せるのではなく、染み渡ります。

一般的な「コンソメ」のイメージより相当洗練された味わい。
松坂牛の脂も入りますが、上質でスッキリしてます。

麺は「ふすま」を練りこんだ平打ちの自家製麺。
加水高めなのかかなりモチモチで、スープとの相性も素晴らしいです。

そしてサイドの「自家製コンビーフ飯」。
柔らかいフワフワの自家製コンビーフに卵黄、ブラックペッパーと反則的な旨さ。

「くろ㐂」の自家製コンビーフは年末商品の定番で、僕も購入したことあります。
以前よりハーブ的な香りが抑えられ、肉の旨さがより感じられます。

そして、大将のオススメ通り「コンビーフ飯」を食べてから「牛コンソメかけそば」のスープを一口。
すると牛の輪郭が増し、より旨さが増します。

「牛コンソメかけそば」はもちろん、「自家製コンビーフ飯」も絶品。
セットでいただくと、魅力が何倍にも感じられました。
浅草橋の名店「饗 くろ㐂」。
この日は夜営業に限定「花の季葱と豚バラの煮干しそば」1000円がありました。

宇都宮の「花の季」から送られてきた新鮮な白ネギを使った限定です。
35食限定が19時の並びで完売、4食追加して19時20分頃に完全完売とのこと。

僕は18時50分頃到着で20人ほどの並び。
さすが「くろ㐂」の回転の良さで40分ほどで着席できました。

丼には大きく短冊型に切られたたっぷりの白ネギに豚バラの生姜焼き。
スープを飲んでみると、厚みあるお出汁が旨いです。

煮干しスープは背黒鰯、秋刀魚、鯖、羅臼昆布、椎茸でレギュラーの「醤油そば」に使用しているもの。
「醤油そば」ではあさり出汁と合わせていますが、単体でもかなり美味しいです。

キレキレな煮干しではなく、芳醇なお出汁の世界。
強く縮れた太麺との相性も最高です。

たっぷりのネギは辛さが全くなく、甘くてフレッシュ。
硬すぎもせずクセなく柔らかで、生姜焼きよりも主役になれる素晴らしいネギです。

もちろん生姜焼きも柔らかく美味。
生姜焼きのタレがちょっと入っていて、スープにコクが加わってます。

提供時、

「くろ㐂史上一番簡単な調理の限定です(笑)」

と大将が言うほど、素材を活かした一杯。
凝った限定が多い「くろ㐂」では珍しく、シンプルイズベストな限定。
煮干しスープと白ネギの相性は素晴らしいです。
秋葉原駅と浅草橋駅の中間あたりにある名店「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」。
かなり久々に夜の部に伺いましたが、昼よりは比較的空いている印象です。

今年6月に完全リニューアルし、メニューは

「塩そば」1000円
「醤油そば」1200円
「富士幻豚和えそば(限定5食)」1800円
「地鶏あぶらそば」1300円
「浅利あえそば 温・冷」1200円
「塩つけそば」1200円
「名物焼売 2個」300円

と多彩。
今回の注文は限定の「カレー浅利和えそば」1200円です。

大きな平皿にたっぷりの手揉み麺が盛られ、その上にたっぷりのアサリ。
中央には細長く切られた九条ネギにパクチー、ローストトマト。

「良く混ぜてお召し上がりください」
とのことで混ぜてみると、結構たっぷりのおつゆ。

アサリの濃密な出汁に、香ばしくスパイシーなカレーは中毒性高いです。
たっぷりかけられたブラックペッパーも刺激的。

旨さと甘さが凝縮されたローストトマトも崩しながら麺と食べればジューシー。
パクチーの清涼感もカレーに良く合います。

汁なしでも「油そば」と違い、出汁とスパイスで食べさせる麺料理。
脂も控えめでモチモチの麺も旨いです。

なお、黒木店主の右腕「わっさん」が今年9月に卒業し、現在は黒木店主と若い弟子2名の3人態勢。
「わっさん」卒業後に伺うのは2回目ですが、若手スタッフは見るからに成長してます。

以前より堂々として地に足が着いている感じ。
言われるより前にやることが分かっているようで頼もしくさえ思えます。

黒木店主によれば

「まだまだです」

とのことですが、表情は柔らか。
優秀な人材が抜けた後の方が若手は育つものですが、

「3人の方が回しやすいんですよ」

と仕事に厳しい黒木店主が発した言葉は、若手スタッフに響いていることでしょう。

なお、黒木店主はレシピ本の校正に大忙し。
数々の「季節のそば」レシピを掲載した「上質を追求した旬のラーメン 『饗 くろ㐂』の春夏秋冬」が発売予定です。
(「amazon」にて先行予約開始中)

スーパーの「LIFE」では「塩そば」も販売中で、それに乗せる具材の調理もブログにて公開。
それだけでも美味しそうなので、レシピ本も必ず買おうと思ってます。
浅草橋の行列店「饗 くろ㐂(もてなし くろき)」。
久々に土曜昼の開店前に伺うと、開店時は40人弱の行列。

やはり平日よりも行列はやや長め。
開店後も常に30人くらいが並んでいるようです。

しかし回転の良さが「くろ㐂」。
僕らは27,8番目だったと思いますが、オープンから30分ちょっとで入店。
すぐにラーメンも提供されます。

並んでいる間に食券を買って回収するのもありますが、黒木店主もスタッフも調理がスピーディ。
先日、スタッフの「わっさん」が卒業して3人体制になりましたが、回転の良さは変わらずです。

「くろ㐂」は今年6月にメニューを完全リニューアル。

「塩そば」1000円
「醤油そば」1200円
「富士幻豚和えそば(限定5食)」1500円
「地鶏あぶらそば」1300円
「浅利あえそば 温・冷」1200円
「塩つけそば」1200円
「名物焼売 2個」300円

今回の注文は「地鶏あぶらそば」。
大きくて平べったい丼に鶏チャーシュー2種、ほぐし豚、ローストトマト、味玉、九条ネギ。

特製メニューの様に具だくさんで、麺はほぼ見えません。
麺は手もみの太麺で、麺の下には地鶏の鶏油に鶏スープ。

麺を良く混ぜていただくと、上質な旨味の鶏油と濃厚なスープが絡みます。
モチモチ食感の麺も最高で、「あぶらそば」と言っても「武蔵野油そば」の様にこってりラードではなくわりとサッパリ。

刻み玉ねぎにブラックペッパーもナイスアクセント。
それにローストトマトもホロホロにほぐれるので、混ぜるとイタリアンな感じにもなります。

朝さばいている丹波黒どりのモモ肉、ムネ肉のチャーシューは明らかに肉質が良くブリンブリン。
リニューアル後の「くろ㐂」は肉がどれも旨いです。

息子には「醤油そば(細麺)」を注文してシェア。
こちらは煮干し、羅臼昆布、鯖節にあさり出汁で、かなり濃密な旨味。

背脂らしきものもちょっと乗り、流行りの「アッサリ醤油」とは別物。
蕎麦を思わせるザクザク細麺もスープに負けておらず、パワーとパワーのぶつかり合い。

富士幻豚の焼豚に黒豚の煮豚、糸島めんまと具もどれも美味しく、ガンガン主張します。
リニューアル後の「醤油そば」は二度目ですが、変わらず興奮します。

限定メニューの提供機会も少なくなりましたが、レギュラーメニューの完成度が凄すぎ。
次は「浅利あえそば」行きたいと思ってます。
僕の大好きな浅草橋の人気店「饗 くろ㐂」。
黒木大将の右腕として「くろ㐂」を支えてきた「わっさん」こと分部さんが卒業となりました。

卒業を記念して、9月9日(日)は「饗 わけ部」として特別営業。
メニューは「冷やしスパイスそば」1200円で、10時開店の限定100食です。

「わっさん」人気は予想以上に凄く、開店予定の10時には90人超えの行列。
その後少しして予定食数に達して終了となりました。

なお、大将は調理には加わらず、食券の回収や洗い物など。
わっさんとスタッフで調理を回しています。

「冷やしスパイスそば」はキンキンに冷されたガラスの器で登場。
刻みトマトの赤にパクチーの緑、タコスチップスの黄色。

彩り鮮やかで、そこに肉味噌とベイクドスイートポテト。
昨年まで行っていた「くろ㐂の夏麺」を思わせる美しさです。

冷やしスープは豆乳ベースでクミン等、様々なスパイス。
ラー油も含め、予想以上に本格的なホットです。

わっさんはスパイスの勉強をしているようで、スパイスの使い方は単純ではなく複合的。
カレー寄りでも、坦々麺寄りでも、トムヤム寄りでも無く非常に独創的な味わいです。

それでいて相当レベルが高く、「卍力」や「点と線」と言ったスパイスラーメンを凌駕する完成度。
カレー寄りではないものの、大阪スパイスカレーが好きな方はハマる旨さ。

このパンチある冷やしスープに合わせるのは手揉みの太麺。
このモチモチ麺が食べごたえあり、スパイスの刺激に良く合ってます。

肉味噌はむしろ辛くなく肉の旨味がアクセントになり、ベイクドスイートポテトもナイスアクセント。
タコスチップスのパリパリ、刻み玉ねぎのシャキシャキと食感も楽しいです。

限定ご飯の「ターメリック飯」200円はもっと直接的なヒリッとした辛さ。
今回は「卒業限定」&最初で最後の「わっさん限定」だけあって、振り切った辛旨です。

スパイス好きであれば、この突き抜けた感じはニンマリするほど。
お世辞では無く、この一杯で店を出しても間違いなく行列店になると思います。

「わっさん卒業」の名にふさわしい記憶に刻み込まれるスパイスそば。
メニューに書かれた

「~伝説はここから始まる~ スパイスの魔術師 分部 渾身の一杯」

は決して大げさではありません。
見た目は「くろ㐂」な一杯でも、味は「わっさん」です。

「わっさん」はこの後、岐阜に戻り開業予定とのこと。
スパイス系も提供する予定らしく、今から楽しみです。

なお、「わっさん」が「くろ㐂」でメインで調理するのは今回が初ではありません。
昨年7月、黒木大将が入院した際、メインで調理して「くろ㐂」を回しています。

僕はその際に二度食べていますが、「くろ㐂」らしさは全く損なわれていませんでした。
大将も入院が決まった時は「休業やむなし」と思っていたそうですが、それを覆したのは「わっさん&若いスタッフ」。

「くろ㐂」はほぼ大将がメインで調理をするので、かなり大変だったはず。
大将が「わっさん」に恩を感じているのは間違いなく、この日の「わっさん卒業限定」もニコニコと楽しそうでした。

この先、岐阜で「くろ㐂 DNA」が炸裂するのが楽しみ。
わっさん、3年以上に及ぶ「くろ㐂」(もっと居たのかと思いましたが)お疲れ様でした。
秋葉原の行列店「饗 くろ㐂」。
TV番組「さまぁ~ずの神ギ問」の「ラーメンのプロが選ぶ本当においしいラーメン」では2位にランクインしました。
(1位は「中華蕎麦 とみ田」。)

その影響もあってか、7月21日の放送後は連日賑わっていたそう。
僕が伺った8月初旬は猛暑日でしたが、14時過ぎでも外国人含め10人ほどの並び。

しかし「くろ㐂」の調理スピードはもの凄く、20分かからず入店です。
あまりの暑さにまずは「ビール」500円と「名物焼売」300円。

「くろ㐂」は6月下旬にメニューを完全リニューアルし、「焼売」はその時からメニューに追加。
大将が長年やりたかったメニューで、券売機でも一番上にあります。

肉とタマネギだけで作られた焼売は、ゴロっとした肉が最高の旨さ。
ビールと一緒にすぐ出てくるのも嬉しいです。

麺メニューも今は全て揃い、塩そば、醤油そば、富士幻豚和えそば、地鶏油そばなど。
注文は7月下旬に加わった「塩つけそば」1200円。

キレイに畳まれた細麺に鶏チャーシュー、ローストトマト、九条ネギ。
塩つけ汁には刻まれたニラが浮かび美しいです。

自家製の細麺は国産小麦を使用した低加水緬。
つけ麺なのにモッチリ太麺では無く、パキパキな麺で香りも豊か。

つけ汁は角の無い丸みある塩ダレに鶏スープ。
上品でまろやかな地鶏の脂のおかげで細麺&清湯でも麺に味が乗ってきます。

甘さが凝縮されたローストトマトを入れると、味わいが一気にカラフルに。
パンチでは無く華麗で、しかし物足りなさはないつけ麺です。

麺とつけ汁も抜群ですが、負けずに凄いのが鶏肉。
麺皿に乗るのは「丹波黒どり」の胸肉ともも肉で、なんと毎朝厨房でさばいているもの。

なのでフレッシュで柔らかく、特にもも肉のジューシーさはラーメン店と思えないレベル。
カウンターには数種の肉が乗せられ、どれも素晴らしく美味しそう。
焼売ももちろん美味しいのですが、今度は地鶏や富士幻豚で一杯やりたいです。

最後は昆布出汁のスープ割でつけ汁を余すことなく堪能。
スープ割前のスープを飲むと若干節も感じた気もするのですが、もしかしたらタレに使っているのかも。

これでリニューアル後は「塩そば」「醤油そば」「塩つけそば」をいただきました。
まだ未食のメニューもありますし、「塩そば」も食べたいしで近いうちに伺うと思います。
6月22日に全面リニューアルした「饗 くろ㐂」。
その直後に、感動レベルの「焼売」と格段にレベルアップした「塩そば」をいただき興奮しました。

それから一週間も経たずに「醤油そば」が販売開始。
現在は限定5食の「富士幻豚和えそば」、「浅蜊あえそば」も加わってます。

注文は「醤油そば」1200円。
深いデザインの丼に煮豚、チャーシュー、国産の糸島メンマ、小松菜などが芸術的に盛られてます。

また、丼の内側には直に醤油が一吹き二吹き。
丼を直接持ってそこからスープを飲むと、醤油をダイレクトに感じられる仕組みです。

スープはギュッと旨味が凝縮され濃密。
煮干し、羅臼昆布、浅蜊の出汁に富士幻豚の脂です。

富士幻豚の脂が甘くてコクがあり、知らなければ動物出汁不使用とは思えません。
素材は「和」でもパンチがあり、グイグイと攻めてくる旨さ。

麺は細麺と手揉み麺があり、細麺を選択。
シコシコホクホクとした食感で香ばしく、蕎麦を思わせます。

黒豚のバラロール煮豚は食べ応えがあり巨大。
逆に富士幻豚の焼豚は小さくても旨味の存在感が大きく、サクサクの食感も良いです。

「塩そば」の糸島メンマは細身でしたが、醤油の糸島メンマは根に近い太メンマ。
適度にザクザク食感が残っており、こちらも贅沢です。

普通のラーメン店は醤油、塩ともに同じスープをベースにしますが、「くろ㐂」は全く別のスープを使用。
エレガントで芳醇だった「塩そば」に対し、「醤油そば」は輪郭クッキリでメリハリがあります。

次は未食の「富士幻豚和えそば」「浅蜊あえそば」行きたいですが、「地鶏あぶらそば」「塩つけそば」も提供予定。
もう一度絶品の「塩そば」も食べたいし、悩ましいところです。
6月22日(金)夜営業からメニューリニューアルとなり、看板もキレイになった「饗 くろ㐂」。
現在は金曜の二毛作「潮 くろ㐂」も閉店し、月~土まで「饗 くろ㐂」での営業です。

新メニューは塩そば、醤油そば、地鶏あぶらそば、塩つけそば。
しばらくはメニューを縮小し、現在麺類は「塩そば」のみ提供。
「醤油そば」は6月25日(月)提供予定のようです。

注文は「塩そば(細麺)」1000円に「焼売」300円、「ビール」500円。
リニューアルに伴い、スタッフのユニフォームも白い割烹着に新調されてます。

まずは凍ったグラスのハートランドと焼売。
焼売は直径5センチほどの大きなモノで、店内で蒸し上げられています。

針生姜が乗った焼売をそのまま食べてみると、ゴロッとジューシーな肉。
豚とタマネギのみというシンプルなもので、それゆえに粗挽きでも柔らかな肉の食感と旨味が贅沢。

大将がブログで
「(板前時代、築地の)「やじ満」さんで中華そばと焼売2個を頼むのがかなり贅沢な朝ごはんだったのです」

と書いていたので、てっきりネットリとした東京ノスタルジック焼売かと思ってましたが、さすが「くろ㐂」。
ご馳走としての焼売で、他の方が「ご飯と焼売だけの定食でいける」と言っていたくらい、ホントに旨い焼売です。

そして新しい丼で提供された「塩そば」。
中央にこんもり細長く切られた九条ネギが乗り、大きな地鶏のモモ肉、胸肉、鶏団子、ドライトマト。
鶏のインボルティーニが個性的だった以前の「塩そば」に比べ、精悍な佇まいです。

スープを飲んでみると、濃縮された鶏の旨味に甘み。
数種の地鶏に京鴨のガラ、黒豚、羅臼昆布、野菜と水を三段階の温度管理で炊いたそう。

野菜や昆布はサポートに回り、鶏の旨味が上品かつまろやかに厚いです。
徹底した温度管理による旨味の抽出は、まるで蜜のような旨さ。

麺は細麺と手揉み麺があり、今回は細麺。
ふわっとした食感で軽く香ばしさも感じます。

更に凄いのが具の鶏肉。
なんと丹波黒どりを毎朝捌いて作ってます。

鶏油で焼き上げられたモモは噛むごとにジューシーな旨味。
厚く切られた胸肉の低温調理も、他店の鶏低温調理とは別モノ。

捌きたてなので胸肉にも皮がついていて旨いです。
肉は地鶏でも硬くは無く、とても贅沢。

九条ネギの下には福岡県産の糸島めんま。
全く臭みが無く、柔らかいです。

スープに具、麺の何から何まで素晴らしい一杯。
全てにおいて他店でやっていないことをやってます。

2年前にリニューアルした前回の「塩そば」、「潮 くろ㐂」の潮そばにも驚きましたが、今回はその倍の衝撃。
これが1000円で食べられるとは、外国人だけで無く日本人でも卒倒します。

今後提供される「醤油そば」も楽しみ。
「くろ㐂」はもう、誰も追いつけないところまで来ています。
ありとあらゆる「季節の限定そば」を提供する「饗 くろ㐂」。
5月17日(木)の1日だけ限定で「冷やし毛蟹そば」2200円が提供されました。

「冷やし毛蟹そば」は昼夜30食限定。
昼の部最初に入ったお客さんは全員冷やし毛蟹そばで、12時40分頃には売り切れたようです。
※大将のブログによれば夜は40食用意したものの、1時間ちょっとで売り切れたようです。

大きくて涼しげなガラスの器に、たっぷりのおつゆと麺。
その上に九条ネギのお浸し、ミディトマト、たっぷりの毛蟹の身が乗ってます。

冷えたお出汁は蟹の甲羅で取った出汁に羅臼昆布を水だし。
毛蟹ならではの上品な味に、昆布で深みがあります。

アッサリで染み渡るスープ。
平打ちでコシがある自家製麺に負けてません。

蟹の身も毛蟹なのでシルキーで繊細な口当たり。
これが刻み新タマネギ、オイルと和えられてなんと洋テイスト。

たっぷりの身を単体で食べても美味しいのですが、食べ進むとスープにオイルや蟹の旨味が融合。
食べ始めアッサリなスープが後半はより濃密になっていきます。

「白胡椒も良く合いますのでどうぞ」
とのことで振ってみると、キリッと引き締まります。

また、九条ネギのお浸しもかなり好み。
大ぶりにカットされてザクザクな食感がアクセントになります。

和出汁に洋が混ざり合っていく展開がとてもユニークで美味。
和食とイタリアンの修行経験がある大将ならではのレシピだと思います。

上質な毛蟹そのものが美味しいのはもちろんのこと、アイデアもさすが。
「くろ㐂」でしか味わえない最高の料理でした。
四季の食材を用いた「季節の限定そば」を提供する「饗 くろ㐂」。
4/19~4/25は昼夜各25食限定「究極の牡蠣和えそば」1600円です。

広島の牡蠣の老舗「かなわ」の生かきとオイスターソースを使用しているとのこと。
ここのオイスターソースは「牡蠣と塩」だけで作られており、まさに究極です。

大きな平べったいすり鉢に入って提供。
麺の上に石巻十三浜の生わかめ、牡蠣、刻みたまねぎ、トマトがきれいに乗ってとてもカラフル。
赤、白、緑の組み合わせはまるでカプレーゼです。

「レンゲで良くまぜてお召し上がりください。
 牡蠣はそのままでも美味しいです」

とのことで、まずは牡蠣の身だけを。
生で食べられる牡蠣をサッと湯通ししたもので、半生状態。

プリッとしてクリーミーで味も濃厚。
甘さがあり、ただ新鮮なだけの開けたて生牡蠣と全く違います。

麺を良く混ぜてみると、麺の下にはオイスターソースと羅臼昆布だし。
「和えそば」にしては結構つゆだくです。

このつゆが上品で深い味。
連想する「オイスターソース」の味とは全く違い、和を感じます。
「かなわ」のHPにも「オイスターソース(かき醤)」とありました。

麺は一度洗ってぬめりを取り、再度温められた平打ち麺。
すべすべで香りも良いです。

あっさりつゆに平打ち麺ですが、刻みたまねぎやトマトが彩りを加えて飽きません。
ブラックペッパーにプチッと穂紫蘇もアクセントになります。

そして石巻十三浜の生わかめがコリコリとフレッシュ。
具の牡蠣と生わかめだけでも贅沢感あふれます。

食後はつゆが残りましたが、もちろん残さず飲み切りました。
季節を感じるアッサリ牡蠣和えそば、よそにはない究極の一杯だと思います。
3月から始まった饗 くろ㐂の「わかめそば 2018」。
3月22日(木)からは第4弾「桜マスとわかめの塩そば」1500円です。

今回は函館から送られた桜マスを使用した一杯で、例年恒例の「わかめそば」でも初のメニュー。
注文ごとに具の桜マス銀皮を炙り、わかめ餡を作って完成です。

丼を覆い尽くす「わかめ餡」の上に桜マス、こごみ、ミョウガ。
それに桜の花びら型にカットされた紅心大根が3切れ乗り、桜の花柄の丼も含め春の美しさです。

スープは桜マスと生姜、水で取ったものに羅臼昆布出汁を合わせ、一口目から桜マスを存分に感じる上質な旨味。
鮮魚スープとは思えないほど上品で、魚の生臭さは皆無。
昆布の甘さもあり、華やかな極上スープです。

麺は手揉みされたもちもちの太麺。
食べ応えある麺にわかめ餡が絡みます。

具の大きな桜マス切り身は、驚くほどフワフワ。
こちらも特製漬け汁に漬けられクセが全く無く、嫌な脂の匂いもありません。

切り立てのミョウガもアクセントになり、かなり完成度高い1杯。
こごみも美味しいです。

そして、この日は「めかぶご飯~桜マスの漬け入り~」300円も。
普段ご飯ものは頼みませんが、桜マスの漬けが乗るなら食べないわけにはいきません。

桜マスは一度冷凍され、ヤマロク醤油の搾ったまんまの鶴醤で漬けにしてもの。
濃厚な旨味の身はムッチリで、舌の上でとろけます。
刻まれためかぶも美味。

くろ㐂の鮮魚では昨年食べた「鰆そば」が抜けてましたが、今回はそれを上回る旨さ。
桜マスの漬けもフワフワな身も凄いものの、やはり旨味が詰まったスープが一番素晴らしいです。

「ものが良いんで(笑)」と大将は仰ってましたが、素材の良さを究極に引き出すのは「くろ㐂」だからこそ。
最近の鮮魚ものは、他店が真似できないレベルだと思います。
「饗 くろ㐂」の3月限定は毎年恒例の「わかめそば」。
宮城県石巻市十三浜の日本一わかめを使用した一杯です。

わかめそば2018第1弾は「味噌わかめそば」1000円。
丼の上に日本一わかめ、スパイシーポーク、若ごぼうが乗って山盛りです。

わかめは月末にかけて大きくなっていくそうですが、現段階でもかなりの大きさ。
フレッシュで素材の旨さを堪能でき、季節を感じられます。
茎部分のコリッとした食感も好み。

スパイシーポークは豚バラをオレガノやクミンで炒めたもの。
柔らかくて美味しく、後半はこのスパイスがスープに混ざっていきます。

真ん中には若ごぼうの根と茎の炒めもの。
ほんのり野趣が香り、アクセントになります。

スープは鶏白湯に味噌で濃厚な旨さ。
フワッとした食感のふすま入り平打ち麺との相性は抜群です。

具の底に刻みタマネギがあり、途中でシャキシャキ感も良い感じ。
数多い「くろ㐂」の限定の中でも、全体的に食べ応えある一杯だと思います。

また、この日は「富士幻豚焼豚」が500円でありました。
小皿に腕部分3枚、豚トロ部分2枚とお浸しが盛られ、そのビジュアルに思わずビールを追加。

味の染みた腕部分も美味しいのですが、豚トロが鳥肌ものの旨さ。
ほぼ脂身なのに決してしつこくなく、サクサクしてます。
これはかなり贅沢。

なお、伺ったのが土曜だったので、金曜二毛作「潮 くろ㐂」の「浅蜊白湯つけそば」もありました。
今度は「潮 くろ㐂」の牡蠣味噌スパイスそばをいただきたいと思います。
2018年は1月10日(水)から営業開始となった「饗 くろ㐂」。
10日と11日は限定「松阪牛すじつけそば」1200円がありました。

平打ち自家製麺の上にたっぷりの九条ネギ。
つけ汁はナミナミと注がれた松阪牛の牛すじ入り肉汁です。

麺はモチッとした中にコシがあり、頬張るとあふれる芳醇な小麦の香り。
「はるゆたか」「あおばの恋」を使用しているそうで、麺だけでも香り良く凄く美味しい麺です。

つけ汁は松阪牛と松阪牛すじの肉汁。
良い肉だけあって牛脂のしつこさが過剰では無く、それでいて太い牛の旨味たっぷり。
たまりません。

中にはたっぷりの牛すじに大根など。
九条ネギと牛すじを一緒に食べても美味しいし、牛すじなので七味も合います。

食べ終えた後はスープ割りもあり、こちらは濃厚な昆布汁。
麺、牛すじ、つけ汁全てにおいて素材の良さを堪能。
「くろ㐂」にしてはそれほど凝った調理では無いものの、素材の旨味が最大限に引き出されてます。

また、昨年末に「くろ㐂の年末商品」を受け取り、大晦日から三が日に堪能しました。
添加物や保存料は使っていませんので、消費期限は1月3日までです。

まずは大好きな「鴨ロース」。
こちらは絶妙なレア加減で、味も染み染み。
最高のつまみです。

そして「年越し小麦蕎麦」は白と黒の2種。
白は「はるゆたか」と「あおばの恋」で、今回の「松阪牛すじつけそば」と同じ配合。

松阪牛つけそばもそうでしたが、この配合はとても好み。
ゆで汁はかなり小麦が溶け出すので、つけ汁の小麦割りも美味でした。

黒は「みなみのかおり」と「ちくごいずみ」の配合。
こちらは香ばしく、より蕎麦に近いものを感じます。

なお、今年は「饗 くろ㐂」のメニューもガラッと変えるそうで、特注の丼が届き次第変わるとのこと。
何を食べても美味しい「くろ㐂」なので、今から楽しみです。
関西や北海道、静岡等でスタンプラリー等の企画を行っている「らの道」。
12月には「らの道 Ultimate 2017」として日本全国の名店8店が土日祝に限定ラーメンを提供しています。

都内は2店で、12月24日(日)に「饗 くろ㐂」。
12月30日(土)に「ラーメン屋 トイ・ボックス」となります。

「くろ㐂」の「らの道」限定は「北の海から 2017」1800円。
函館の魚屋さんから直送されたシマゾイ、クロソイ、エゾメバルなどの根魚を使用した一杯です。

丼には白子に複数の魚の切り身、食用菊が散らされゴージャス。
見た目から個性的です。

スープは鮮魚でもクセが無くアッサリ上品。
複数の魚が入り交じった贅沢な味わいです。

具のスケソウダラ白子は新鮮そのもの。
こちらも上品な甘さが舌にとろけていきます。

エゾメバルは酒塩煮でプリッとした食感。
クロソイの塩焼きは逆にしっかり目の食感です。

ニジカジカの竜田揚げ、チカの揚げ浸しなど魚のオンパレード。
特に切り身と白子の火の入れ加減が絶妙で、新鮮なのがよく分かります。

今回は初めて魚をさばいたスタッフも居て
「骨は取り除きましたが、小骨が残っているかも知れませんのでお気を付けください」
とのことでしたが、全く問題ありませんでした。

そしてサイドメニューは「そい漬け飯」300円。
漬けといっても醤油に長時間漬け込むのでは無く、素材を活かしたもの。

そいの身はブリブリで素晴らしい食感。
肝のネギ味噌もご飯にベストマッチ。

何をやっても凄いセンスと技術の黒木大将ですが、最近は特に鮮魚系が凄いです。
今年も年末の12月28日から30日は各日違う限定の営業を行うようです。
年明けにはレギュラーメニューを一新予定の「饗 くろ㐂」。
今年最後と思われる季節の限定そば「鶏葱そば」1200円をいただいてきました。

12月12日(火)から12月16日(土)までの昼夜各35食限定です。
※12月15日(金)は二毛作「潮 くろ㐂」なので提供ありません。

麺の上に出汁の染みた大根が置かれ、その上に親鳥。
そしてそこに京都の九条ネギをどっさり。

大げさではなく山盛りで、麺はほぼ見えません。
そこに熱した鶏油と鴨脂をかけて完成です。

提供と同時に香る鶏油の香ばしい香り。
スープは鶏と煮干しで、良い意味で粗野に力強いです。

九条ネギは新鮮シャキシャキで甘みもあり、贅沢感抜群。
九条ネギ仕入れ先の社長さんは、今の時期が一番美味しいと思っているそうです。

その下には親鳥の炒め物。
親鳥なので、宮崎の地鶏炭火焼きの様にゴリッと硬めの食感。
これがまたクセになり、お酒が飲みたくなります。

出汁の染みた大根の下には大きな鶏団子。
こちらはフワフワな食感でわずかに軟骨が入っており、親鳥と食感の対比もユニーク。

麺は平打ちでモチモチしていて、うどんを思わせるもの。
「コショウ、七味が良く合います」
とのことで、確かに七味は相性バッチリ。

今回は具もスープも旬の食材を用いた郷土料理を思わせます。
先日の「鰆そば」の様に究極に仕上げた一杯も良いですが、今回の様なストレートに素材の旨さを活かす一杯も見事。
黒木店主作る料理はホントに幅が広いです。

そして、今回のもう一つの目的は年末商品の注文。
例年通り鴨ロース、牛コンビーフ、年越し小麦蕎麦、鯛飯セット、松坂牛すじ大根があります。

予約は12月16日(土)までで、受け取りは12月31日(日)の10時から15時。
今年もくろ㐂の鴨ロースで年越し出来そうです。
11月から始まった貝の金曜二毛作「潮 くろ㐂」も好調な「饗 くろ㐂」。
質の良い鰆(サワラ)が入ったとのことで、12月4日(月)1日限定で「鰆そば」1500円が提供されました。

サワラは3本仕入れ、昼45食、夜45食。
昼夜3食ずつの限定で「鰆かま・はらす焼き」500円もありましたが、開店と同時に瞬殺でした。

丼の中央に分厚い鰆の身が2切れ乗り、丼一面には散らされた食用菊。
九条ネギ、白菜柚子和えも立体的に盛られ、さすがの盛り付け。

スープは丁寧に処理されたサワラのアラ中心で、臭み無く濃密な旨味。
昆布や鰹の乾物出汁が厚みを補い、上品かつ染み渡る旨さです。
おもわず一人でニヤけてしまうほど。

麺は自家製の細麺。
プリッとして存在感があり、小麦のモチモチ感も良いです。

そして圧巻なのはサワラの身。
ふんわり柔らかで、舌の上でほぐれていきます。

こちらももちろん臭みなどなく絶品。
ここまでフワフワな魚の身は初めてかも知れません。

九条ネギの下には出汁の染みた大根があり、こちらも美味。
白菜と柚子を和えものもスッキリアクセントになります。

たった1日の限定ですが、凄く作り込まれた一杯。
季節も感じますし、食後の満足度は半端ないです。
スープは最後の一滴まで残さずいただきました。
ミシュランビブグルマン「饗 くろ㐂」にて週替わりで提供される「くろ㐂の夏麺2017」。
第8弾は「鮎と松茸の塩そば」1700円で、8月24日~8月29日の昼夜各40食の限定です。

これは昨年から始まった限定で、数ある「くろ㐂」の限定の中でも群を抜いて美味しかったもの。
昨年より一か月早く始まり、「走りの松茸と名残りの鮎」という季節をまたぐ一杯です。

見た目から昨年よりパワーアップ。
中央に鮎の一夜干しが乗り、厚みある松茸のスライスが3枚乗ってます。
鮎を一口食べてからスープを飲むと相乗効果で旨さが倍増するとのこと。

スープを飲んでみると、分厚く丸みがある旨味。
大量の羅臼昆布に花鰹がベースだそうですが、鮎の魚醤等により素材を明確に感じるのではなく一丸となった素晴らしい味。

麺は新小麦100%のニュルっとした食感の極細麺。
柔らかめで麺単体の存在感と言うよりは、スープと一体感がある麺です。

鮎の一夜干しやプリンとした香り高い松茸はもちろん美味。
高く盛られた薬味の台となっている味が染み染みの煮大根に、コリコリの食感が楽しいツルムラサキ。

具だくさんで楽しいのですが、今回の主役は鮎でも松茸でも無くスープ。
鮎と松茸の旨味も溶け込み、飲みきったと分かっていても再度丼に口づけして飲もうとしたほど。

1700円はラーメンとして安い価格ではありませんが、それを超えてくる満足感。
鮎と松茸が入った料理で1000円代の和食は恐らく無いでしょう。

黒木店主のセンスと技術が存分に発揮された一杯。
公式ブログでも「今のところ今年1番の出来」と書いており、まさにその通りだと思います。
「饗 くろ㐂」が7月から9月中旬まで週替わりで行っている「夏麺」。
この時期は毎週金曜の「紫 くろ㐂」と「あさり味噌そば」はお休みです。

「くろ㐂の夏麺2017第7弾」は夏麺1番人気メニュー「冷やしカレーそば」1100円。
提供は8月17日(木)~8月23日(水)までの提供です。

前の日まで夏期休業だったからか、初日の列は結構多め。
開店時で20人超え、開店から10分ほどで30人近く居たと思います。

しかし、「くろ㐂」なので回転はかなり早め。
平たいガラス皿でカラフルな一杯が提供されました。

オイルは3種類で、煮干しマー油、バジルオイル、自家製ラー油。
ローストトマトとパプリカ、ラー油の赤。
バジルオイル、ゴーヤの緑が映えます。

麺はコシのある平打ち麺。
カレースープはサラッとしており、食べ進めるうちに結構辛くなって行きます。

恐らく複雑なスパイスではありませんが、香ばしいマー油、華やかなバジルがアクセント。
ジャマイカの郷土料理「ジャークチキン」が乗っており、こちらは程よいエスニック感。

ネットリとした食感のポテト、パプリカのピクルスも美味。
ゴーヤのお浸しは苦みが無く、ローストトマトは旨味凝縮。
チキンだけで無く、野菜も旨いです。

麺を食べ終えた後は、スパイシーなスープが残ります。
夏麺用に「キーマ飯」200円もありましたが、白飯でスープカリーにしても良さそう。

僕はご飯では無く「ハートランド」500円。
ジャークチキンとの相性は最高です。
木曜から水曜の週替わりで行われている「くろ㐂の夏麺」。
9月中旬までは夏麺なので、毎週金曜の「紫 くろ㐂」はしばらくお休みです。
※紫と思って来ている方も居ました。

夏麺第5弾は「鮎と茄子の和えそば」1600円。
今回の提供は変則的で7月27日・28日・29日、8月7日・8日。
7月31日~8月5日は毎年恒例の「小麦ヌーヴォー2017」になります。

前に20人ちょっと並んでいましたが、30分かからず入店。
この日は「冷やし坦々つけそば」もやっていましたが、相変わらず回転良いです。

「たで」ソースが引かれた涼しげなガラス皿に麺、鮎の唐揚げ、麺の上に菊の花。
「くろ㐂」はいつも盛り付けがキレイですが、これは群を抜いてます。

麺はコシのあるちぢれ太麺。
麺に負けない濃厚で香ばしい鮎ソースが絡み、パンチある旨さです。

焼いた鮎、水、塩だけで作ったソースで、1人前に鮎1.5匹を使用とのこと。
鮎なので旨味が贅沢でも脂は少なく、口当たりは重くありません。

キレイに盛り付けられた鮎の唐揚げは、ワタのビターさもアクセント。
麺と鮎の合間には、茄子とズッキーニの揚げ浸しでスッキリ口直し。
茄子は米茄子とゼブラ茄子の2種があり、ゼブラ茄子がとろけます。

「鮎と茄子の和えそば」は昨年食べて驚いた一品。
今年も美味しかったです。
くろ㐂の夏麺第3弾は「銀鮭の冷やしそば」1300円。
宮城県南三陸町の銀鮭を使用した限定で、7/13(木)~7/19(水)まで昼夜各40食の提供です。

先週から大将が現場復帰しており、変わらず鮮やかな調理。
席に着くと1分ほどで提供されます。

涼しげなガラスの器に低温調理の銀鮭2切れ、それにキレイに並べられた黒い豆と枝豆。
盛り付けも独創的です。

スープは臭みの無い鮭の旨味に昆布の厚み。
セロリオイルやトマトサルサが加わり、洋も感じさせます。

麺はコシのある極細麺。
スープを良く持ち上げます。

低温調理の鮭は箸で切れるほどの柔らかさ。
食べてみるとフワフワで、鮭として初めて食べる食感。

そのままでも美味しいし、スパイシーなタプナードソースと食べても美味。
これはオーストラリアの料理研究家が産み出した調理法だそうです。

キレイに切るのはとても難しいとのこと。
鮭の旨味が刺身よりも極上です。

そして「銀鮭漬け飯」300円。
銀鮭の漬けが3枚乗っており、1枚は炙られてます。

トロリとした漬けはもう間違いなしの旨さ。
炙られたものは、香ばしさで鮭らしさが増してます。

冷やしそばの低温調理、漬け飯の漬けと炙り。
3種の鮭が楽しめますので、漬け飯オススメです。
(「漬け飯」を見て追加注文する人も居ました)

今回は新しく素晴らしい夏麺。
銀鮭を満喫しました。
ミシュランビブグルマンの人気店「饗 くろ㐂」。
久々に土曜に伺うと、開店時30人超えでした。

くろ㐂は毎年「くろ㐂の夏麺」を行っており、今年は6月29日が第一弾。
「ジーバナ農園野菜の和えつけそば」1200円で、7月5日まで昼夜各30食の限定です。

茨城県守谷の「ジーバナ農園」の野菜をたっぷり使った一杯で、麺の上には野菜がたっぷり。
つけ汁にはヌルッとした野菜「おかのり」が入ってます。

麺の下にはスープがあるので、まずは「和えそば」として。
モチモチの平打ち麺に香ばしいネギオイルと鶏スープが良く絡みます。
つけ汁は鰹出汁で、こちらに浸けると和風な夏麺。

具はキュウリとモロッコインゲンの豚冷しゃぶに紫キャベツのピクルス、刻み玉ねぎ。
それにズッキーニ、ポテト(アンデスレッド)、大きなスイスチャードなど。

キュウリは種が取られていて、青臭さがありません。
アンデスレッドも甘く、野菜はどれも美味しいです。
野菜も麺もたっぷりで満足。

なお、夏麺開始なので毎週金曜の「紫 くろ㐂」は9月中旬までお休み。
この日は「紫」最終日翌日だったので、「紫」の食材を使用した「メンマ飯」と「鴨ロース」がありました。

なので「鴨ロース4枚」300円も注文。
間違いなくサービス価格です。

これが厚くて柔らかくてホントに素晴らしい。
鴨を使うラーメンも増えてますが、この鴨ロースは抜けてます。
神がかってると言っていいほど。

また、黒木店主はまだ療養中で、7月中旬復帰予定。
この日は開店前にお店に散歩がてらやってきて、元気そうでした。
これから色々やるそうなので楽しみです。
ミシュランビブグルマンな名店「饗 くろ㐂」。
6月1日から季節の限定「浅蜊味噌つけそば」1100円が始まりました。

つけ汁はアサリと昆布の濃厚な旨味。
現在休止中のレギュラー「あさり味噌そば」同様、動物系不使用とは思えない濃さです。

麺は「ふすま」を練り込んだコシのある自家製平打ち麺。
ネギオイルの効いた濃厚なつけ汁が絡み、アッサリでも満足度高いです。

具は麺の上にケイジャンチキン、アサリの南蛮漬け。
つけ汁の中に大根煮とアサリ。

アサリの南蛮漬けがバルのエスカベシュの様で、お酒が欲しくなります。
ケイジャンチキンはもちろん鉄板の旨さ。

また、レンゲにはトマトサルサ。
バジルの爽やかな香りにクミンのスパイスがユニークな味変です。
〆のスープ割りはオニオンスープ。

実は今、大将が入院中でスタッフ3人での営業。
それでも「くろ㐂」の旨さは全く損なわれていません。
変わらず旨いし美しいです。
今年のGWはお店を閉めて「大阪フードソニック2017」に出店した「饗 くろ㐂」。
5月9日夜営業からお店での営業を再開し、季節の限定は「鴨とトマトの冷やしそば」1200円。

大きなガラスの器で、涼しげな一杯が登場。
金曜の「紫 くろ㐂」で使用している鴨ロースが豪勢に4枚も乗ってます。

スープは軽くトロミがある鴨スープ。
ネギ油やブラックペッパーがアクセントになり、シャキシャキの刻み玉ねぎもたっぷりで良いです。
平打ちの自家製麺は、冷やし麺にちょうど良い薄さでピロピロでモチモチ。。

具のトマトは鰹出汁に付けられたお浸し。
このトマトを箸で崩して麺と一緒に食べるとより清涼感が増します。

鴨ロースは味がしっかり染みてシルキーな食感。
肉厚なのに柔らかく、鴨肉のクセも無し。
最高です。

また、菊菜という関西の春菊のお浸しも。
大将のブログにも書いてありましたが、関東の春菊の様に芯が無く柔らかいです。

くろ㐂は毎年夏に限定で夏麺シリーズを行いますが、鴨とトマトは多分お初。
今年の夏麺も楽しみです。
宮城県石巻市十三浜のわかめを使った「わかめそば2017」を提供中の「饗 くろ㐂」。
3月30日からは第5弾「酸辣わかめそば」1000円です。

ラー油に拍子ネギが美しく映え、上にはわかめ、豆腐、タケノコそぼろ。
スープを飲んでみると、キレのある自家製ラー油の辛さとお酢の酸味。

ちょっとむせそうにはなりますが、バランス良くかなり旨いです。
麺は平打ちのモチモチ自家製麺。

わかめは新鮮でもちろんクセが無く、芯の部分はコリコリ。
豆腐が入るのもなかなかユニーク。

タケノコそぼろのタケノコは甘みがあります。
後半はこのそぼろで、スープのコクが増加。
しみじみ旨いのでは無く、中毒性高いハマる味です。

わかめももちろん美味しいですが、今回は素材よりもスープのテクにやられました。
汗だくで最後の一滴を飲み干してもなお飲みたいくらい。

わかめ無しの「酸辣そば」をメインメニューに店が出せそうなくらいの旨さ。
こんなのも本格的に作ってしまうなんて、黒木店主の力量に改めて驚きました。
「饗 くろ㐂」の現在の季節の限定そばは「浅蜊白湯つけそば」1200円。
キレイに整えられた麺に様々な具が乗り、トップには赤かいわれ。
相変わらず「くろ㐂」の盛り付けはキレイで、目が嬉しくなってきます。

今回の麺は「ふすま」を練り込んだ平打ち麺。
そのまま食べてみると、フレッシュで甘さを感じます。
コシがありモチモチで、素のままで十分旨い麺。

それに合わせるつけ汁は、浅蜊をたっぷり使用した白湯。
ギンギンな味ではなく、懐かしさ感じる濃厚な出汁です。

つけ汁の中にはたっぷりとワカメが入っており、茎の部分も良い歯触り。
宮城県石巻市から届けられた「日本一わかめ」です。

具はハーブチキンにうるいと筍の酢味噌和え。
どちらもお酒が飲みたくなるほど絶妙な味わいです。

レンゲに乗ったのは新タマネギを使用したトマトサルサ。
半分はつけ汁に入れ、半分はそのままシャキシャキ感を楽しみました。

最後はトマト昆布出汁割り。
最初から最後まで様々な味が楽しめました。
特に主役の麺が最高です。

「饗 くろ㐂」1/16(月)~1/21(土)の季節の限定そばは「松阪牛 すじそば」1500円。
昨年末の限定営業で提供され、10時の開店前に限定120食分の整理券が終了した逸品です。

たっぷりのワケギに山盛りの松阪牛牛すじ、生麩。
シンプルでカラフルです。

牛すじは5,6個乗っており、赤身部分が多め。
赤身はしっかり味が染みており、肉そのもの旨味が凄い。

コリコリの部分もありますが、それはそれでしっかり噛みしめて牛を堪能出来ます。
脂っぽさはほとんど無く、肉の処理はさすがです。

スープを飲んでみると、鰹と昆布の贅沢なお出汁。
これだけで「お」と思うくらいしっかりしたスープ。

麺は平打ちのちぢれ太麺で、コシがあってモチモチ。
このスープと麺でも満足出来るくらいのレベルです。

牛すじの下には大根があり、こちらも出汁が染み染み。
たっぷりのわけぎ、ネットリ食感の柚子風味生麩も美味です。

後半は松阪牛の脂が混ざり合い、スープも濃厚な味わいになりました。
良い素材をがあれば出来るというものでは無く、店主の技術と発想が結合した一杯だと思います。

そしてオススメされていた「白飯」。
ランチライスは50円とお得です。

いつも思うのですが、「くろ㐂」の白飯は甘みもあり艶々で炊き加減抜群。
肉やスープを載せるのでは無く、交互にそれぞれを味わいました。

なお、年末年始は「くろ㐂の年末商品」を家で堪能しました。
しっとり美味な鴨ロース。
瑞々しい2種の年越し小麦蕎麦。
たっぷりの松阪牛すじ大根。
旨味凝縮コンビーフ。
大きな頭の「鯛飯セット」。
今年も一年、美味しい料理を楽しみにしています。
ミシュランビブグルマン「饗 くろ㐂」の年末3日間は限定のみの営業です。
使用する食材はどれもプレミアム。

27日「富士幻豚」
28日「甲州地どり」
29日「松阪牛」

伺ったのは28日で、提供は「甲州地鶏 塩そば」1500円。
食券を買ってから整理券を受け取り、指定時間に戻ります。

席に案内されると、
「ササミと胸肉どちらになさいますか?」
とのこと。

聞くとトッピングを選べるそうで、ササミは限定32人分。
ということで、レア度の高いササミにしました。
(その後すぐ「ササミ」は終了しました)

スープはスッキリな中に奥行きある芳醇な鶏出汁。
鶏油も上品な甘さで、一口目からリッチな味わい。

今回は鶏と水だけで採られたスープだそうです。
夏に同じく「鶏と水」の「松風地鶏かけそば」をいただきましたが、今回の方がより芳醇。

蕎麦を思わせるボソッとした自家製細麺にも合ってます。
具の鶏はモモのローストと先着順のササミ。

ササミはモッチリとして最高の食感。
大きなシイタケは甲州地鶏の脂をまとっており、プリンと美味。

いつもの「季節のそば」に比べると今回はシンプル。
その分、甲州地鶏の旨味を存分に味わえます。
後半はスープに生姜も溶け出し、あと引く旨さでした。
「ミシュランガイド東京2017」にてめでたくビブグルマンとなった「饗 くろ㐂」。
12月は週替わりで「季節の限定そば」を提供しており、今週は「鱈塩そば」。

真鱈の肝、スケソウダラの白子を使用した大将の自信作なのですが、残念ながら売り切れでした。
素材に特化した限定は売り切れも早いそうです。

そこで今回は「富士幻豚和えそば」1300円。
昼夜各5食限定で、まだ残っていました。

具がたくさん乗った和えそばにトリュフスープのセット。
「レンゲで下からよくかき混ぜてお召し上がりください」
とのことで、味玉の黄身を和えて食べるのもオススメだそうです。

富士幻豚はハムとゴロッとした煮豚。
まずハムをいただいてみると、ギュッと締まった肉がしっとりシルキー。

肉そのものの旨味が濃く、リッチ感が半端ないです。
そして煮豚は臭みなくフワトロ。
この豚は確かに凄い。

麺は平打ちのモチモチした麺で、タレは比較的アッサリ。
ベビーリーフや刻みタマネギ、生メンマと合わせて美味しくいただけます。

トリュフスープは味クッキリなので、つけ麺にしたり、アクセントに飲んでみたり。
麺も具ももちろん旨いですが、主役は富士幻豚。
売り切れの「鱈塩そば」は残念だったもののも、この豚の満足度も相当なものでした。

また、毎年恒例の「くろ㐂の年末商品」も予約開始<12/17(土)まで>。
こちらは無事予約。
鴨ロースで飲む年末が今から楽しみです。
11月20日から12月20日まで開催している「新小麦スタンプラリー」。
佐野実さんの食材を使って12店舗が限定を提供するイベントです。

「饗 くろ㐂」で提供するのは「道産の雲呑そば」1000円。
初日のみ昼夜20食で、通常は昼夜10食ずつ。

「くろ㐂」の限定はいつも提供数が多いので、今回は難易度が高いです。
「かけ」スタイルでスープ、麺、ワンタン、青ネギ。

スープには昆布と鮭節が使われており、アッサリながら分厚いお出汁の旨味。
優しくも物足りなさが皆無で、素晴らしいスープ。

麺は極細で、口当たりが柔らかめ。
しかしハリがあり、最後までダレません。
ニュルッとした食感でモチモチしており、かなり美味しい麺です。

ワンタンの餡にはホタテを使用しており、こちらも美味。
皮も新小麦で、こちらは麺と違ってプルンとした食感。

麺と皮、違った味を楽しめます。
また、具が少ないので、逆に青ネギの甘さも印象的。

「くろ㐂」の限定は具だくさんなものが多いですが、今回はシンプル。
それに耐えうる贅沢なスープ、麺、ワンタンです。
特に麺は最高でした。
今年の6月にレギュラーの「塩そば」と「味噌そば」を完全にリニューアルした「饗 くろ㐂」。
魚介から鶏になった「塩そば」は「TRY大賞名店部門しお」にて堂々1位。

「あさり味噌そば」は「TRY大賞名店部門みそ」にて3位、「くろ㐂」自体は「TRY大賞」4位になりました。
リニューアル直後にいただいた「塩そば」が素晴らしい一杯だったので、今回は「あさり味噌そば」1000円。

なお、この日の限定は「なめこ塩つけそば」でした。
塩、味噌、限定、昼夜5食限定の「富士幻豚和えそば」が、カウンターの目の前で次々と調理される様は圧巻。

「味噌そば」は注文の都度、鉄鍋でスープを合わせていきます。
ややいびつな縦長の丼で提供され、スープはみるからに濃厚そう。

飲むとポテポテトロントロンの粘度。
平打ち麺との絡みも良く、食べごたえあります。

このスープ、ベースは昆布にアサリだけという動物系不使用のもの。
知らなければそう思えないほどの粘度で、物足りなさがありません。

最初はスパイスが効いており、後半は奥にアサリを感じる「和」な味噌に変化。

具で特筆すべきは「ケイジャンチキン」。
身はピンク色のでプリッと柔らか。

皮パリパリの絶妙な焼き加減。
以前食べたケイジャンチキンよりも格段に旨くなってます。

また、スープの中には大根、アサリ、ワケギ?がゴロゴロ。
以前の鶏白湯味噌もオンリーワンでしたが、これも間違いなくオンリーワン。
季節の限定も旨いですが、「あさり味噌そば」も負けじと手間のかかった絶品でした。
饗 くろ㐂にて10月18日(火)から始まった「牛と松茸の醤油そば」1800円。
10月22日(土)まで昼夜各30食の限定です。
※10月21日(金)は「紫 くろ㐂」営業なので提供無し。

「鮎と松茸の塩そば」「鴨と松茸のつけそば」に継ぐ今年の松茸第3弾です。
「鮎と松茸」と同じく縦長の美しい丼。

そこに出汁でしゃぶしゃぶされた牛肉、松茸、根三つ葉、酢橘が載りオンリーワンの見栄え。
スープを飲んでみると、まずは松茸の香り漂う魚介乾物の和出汁。

後半につれて牛のコクが前面に出て、旨味濃厚。
醤油ダレに良く合うスープで輪郭クッキリになっていきます。

麺は平打ちのモチモチとした自家製麺。
ほんのりピンクの牛しゃぶは柔らかく、コリッとした松茸は火の通し加減が絶妙。

レアな牛肉に松茸なんて贅沢極まりないです。
根三つ葉の清涼感とポキポキとした食感が、更に鮮やかな彩り。

贅沢な一人用鍋を思わせる具材ですが、メインのスープと麺が文句なしに旨いです。
また、限定飯「牛あぶら飯」もあったのですが、牛しゃぶだったので「卵かけごはん」200円を注文。

濃厚な卵に牛しゃぶ、松茸。
スープをかければもう絶品。

ただ高級食材を放り込むのではなく、バラつかずまとめ上げるのはさすがの和食経験。
ただし、これだけの内容を1800円で出すお店は和食店含めここだけでしょう。
今回の「くろ㐂」も最高でした。
夏麺も終わり、金曜日の「紫 くろ㐂」も再開した「饗 くろ㐂」。
現在の限定はすだちを使った「秋刀魚つけそば」。

しかし、以前の限定に使った鮎を一夜干しにしてあるので、「鮎と松茸の塩そば」1600円をやるとのこと。
9月29日(木)・10月1日(土)の昼夜30食限定です。

松茸だからか、いつもより開店前の行列の伸びが早く、11時過ぎには30人ほど。
開店時は40名超えていたと思います。

様々な具材が盛り付けられ、くろ㐂ならではの美しい一杯が登場。
鮎の一夜干しに松茸が盛られ、もう「ラーメン」という言葉を飛び越えてます。

スープを飲んでみると、濃いめの和出汁に松茸のお出汁。
まさに「松茸の土瓶蒸し」を濃いめにしたような味で、一発でやられます。

オススメ通り鮎を食べている途中にスープを飲むと、香りも味もぐっとワイドに。
麺は多加水の平打ちで、うどんに近い感じ。

そして松茸。
厚く縦にカットされたものが3切れで、一杯に一本分入っているそう。

長さは6,7センチあると思います。
火を通し過ぎず、プリプリシコシコとした歯触り。
素晴らしいです。

ヌルッと独特の金時草のお浸し、鮎の下に置かれた大根も味が染みて美味。
日本の秋が詰まった一杯で、これが1600円は凄いの一言。

なお、今回の限定飯は「鮎肝あぶら飯」200円。
メニューに書いてあるとおり、かなり苦いです。
サンマの肝よりも苦みが強く、ダメな方は多分全然ダメでしょう。

それにしても、高級食材を存分に活かした一杯は見事。
ただ高いものを使うのだけではなく、旨味や食感の際立たせ方が半端ではありません。
店主さんが自信を持って「今回は旨いですよ」と言うだけのことはあります。
くろ㐂の夏麺2016 第9弾は「牛白湯つけそば」1200円。
9月5日(月)~9月10日(土)までの提供です。

こちらは昨年の夏麺の中でも、トップクラスに好きだった麺。
麺皿の見た目も素晴らしく、トマト昆布出汁の赤、クレソンオイルの緑が鮮やか。

麺は全粒粉50%入りで香ばしさがあり、硬さがいい意味で主張します。
それを受ける牛白湯つけ汁はクリーミーで滑らか。
牛臭さやクセが無く、見た目よりサラリとしてます。

麺の上には贅沢に牛イチボと牛ランプ。
しっとりとしており、「くろ㐂」の牛肉はいつも最高。

また、つけ汁の中にはトロトロのハチノスや牛肉、大根。
レンゲに盛られたラタトゥイユがまた旨いです。

最後は麺皿のトマト昆布出汁でスープ割り。
トマトの酸味、昆布汁のとろみがついて洋も和も感じるスープに変わります。

大将によれば、くろ㐂の夏麺は恐らく今週で終わりとのこと。
夏麺でお休み中のリニューアル「味噌そば」も楽しみです。
「饗 くろ㐂」の夏麺第7弾は「鮎と茄子の和えそば」1500円。
8月22日(月)~27日(土)までの提供です。

「くろ㐂」は盛り付けにもこだわっていますが、今回は格別。
大きな平皿の中央に麺や茄子、皿の両端に稚鮎が泳いでいる様に盛り付けられています。

もはや割烹と言うべき素晴らしいセンス。
凄いのは見た目だけでなく、味も負けていません。

麺の上に乗っているのは鮎を使ったスープ。
鮎を塩焼きにした後で圧力釜で炊き、丸ごとミキサーにかけたそうです。

一人前に鮎1.5尾を使用しており、スープと言うよりソースの様にポテポテ。
香ばしい鮎の旨味が濃厚に凝縮されています。

麺は「麺屋棣鄂(ていがく)」のくろ㐂特注ウイング麺。
溝のあるモチモチ麺に鮎スープがしっかり絡み、パンチある旨さ。

濃厚な味でも飽きないよう、スープの上にはヒマワリの種や食用花。
皿に引かれた緑のソースは「タデ」だそうで、こちらを合わせると爽やかになります。

稚鮎の唐揚げは柔らかくてワタの旨味もナイス。
茄子は米茄子とゼブラ茄子2種の揚げ浸し。
これがまたジューシーで美味。

ラーメンで1500円は安くないものの、満足度は半端ないです。
先日、二子玉川でいただいた「鮎ラーメン」も美味しかったですが、こちらの方が数倍「鮎」。

アイデアも技術も凄く、何より手間がかかってます。
今まで食べた「くろ㐂」の限定麺の中でも、今回は抜けた出来だと思いました。
現在は週替わりで夏麺を提供している「饗 くろ㐂」。
日祝は店休日ですが、山の日(8月11日)は特別営業となりました。

「松風地どりのかけそば」 1000円のみ120食限定です。
たまにしかやらない休日営業と言うことで、混雑を避け整理券制。
お店は9:30に早や開けしたようです。

僕も食券を買ってから整理券をもらい、11時ころ再訪問。
メニューが一つなので回転はとても良いです。

「かけそば」なので麺とスープ、それに薬味のみ。
松風地どりと水だけで炊いたというスープは、香りがもの凄く豊潤。

飲んでみると、スッキリと上品な口当たりの中に鶏の旨味。2016-08-11-11-07-24
鶏と水だけでもクセは無く、いかにも「くろ㐂」らしい贅沢感が漂います。

素材も良いのでしょうが、それを抽出する技術も凄い。
特に鶏油のリッチさは素晴らしいです。

ややボソッと低加水な自家製麺との相性も文句無し。
先日リニューアルした「塩そば」は豊潤に分厚い鶏ですが、今回はよりシンプルな感じでした。
「かけそば」で1000円ですが、どこにも無い鶏そばだと思います。

また、限定飯は「茶豆ご飯」200円。
こちらも季節を感じられる一品でした。
「饗 くろ㐂」の夏麺第4弾は「小麦つけ蕎麦」1200円。
宇都宮の「花の季」提供の新小麦を使用した「小麦ヌーヴォー」企画です。

飯田商店やロックンビリーS1も参加しており、くろ㐂の提供期間は8/1(月)~8/6(土)
新小麦を味わうため、今回はシンプルにつけ蕎麦スタイル。

麺は昆布水に浸かっており、食べてる途中に鼻から息を吐くとフレッシュな小麦の香り。
もちろんそのままでも美味しいです。

昆布水は流行のトロみがあるタイプでは無くサラリ。
羅臼昆布なので上品で、山ワサビが溶け出すと更に清涼感。

つけ汁はキレのある辛味汁です。
具はツルムラサキのお浸しや水茄子の浅漬けなど、夏を感じるもの。

それに「時知らず」の幽庵焼きです。
時知らずは春から夏にかけて、他の魚と一緒に漁獲される珍しい鮭。

大将に
「時知らず、高くないですか?」
と聞くと、
「高いですよ~(笑)6月の良い時期に取れたものを冷凍しておきました」
とのこと。

ふんわり柔らかく、クセも無く旨み凝縮。
小麦が主役の企画ですが、「時知らず」の旨さに感動しました。

後半は卓上の「鮭オイル」を入れて味変し、最後は昆布水割りで満足です。
また、今回の限定飯は「鮭節おかか飯」200円。

刻み玉ねぎと鮭節が乗っています。
昆布醤油も渡されますが、そのままで十分美味。
やはりくろ㐂は米も旨いです。

麺もご飯も今回は北海道尽くし。
特に「時知らず」の質と調理はラーメン屋さんレベルでは無いと思います。
くろ㐂の夏麺2016第3弾は「冷やし担々鶏そば」1000円。
7月25日~30日まで昼夜各40食の提供です。

夏麺では冷やし担々とカレーが例年人気とのこと。
初日に伺ったので、行列は結構長め。

前に15,6人は居たようで最初の回には入れず。
それでも開店後20分ほどで入ることができ、着席から1分ほどで提供。

相変わらず「くろ㐂」の回転は素晴らしいです。
涼しげなガラスの器に自家製ラー油の赤とカイワレの緑。

辛さはそれほどキツくなく、クリーミーで濃厚なスープ。
モヤシや玉ねぎのシャキシャキが相性良いです。

麺は小松菜を練り込んだ平打ち麺で、濃厚な味に負けてません。
中央には肉味噌では無く鶏のトマト煮がゴロっと乗り、食べ応えあります。
高級中華の冷やし担々麺より美味しく、1000円とは嬉しい限り。

また、大将が「ご飯と合う」とブログに書いていたので、「ランチライス」50円も。
具が乗った丼は何度も食べていますが、ご飯単体は初めて。

「くろ㐂はご飯も美味しい」と聞いてましたが、確かにとても美味しい。
坦々スープをかけようと思っていたのですが、もったいなくて別々で味わいました。

そして、通販にて発売されている「饗 くろ㐂 謹製 孤高のチャーシュー」。
http://孤高の叉焼.jp/
先日届いたので、早速食べてみました。

醤油味と塩味がそれぞれ2パック(1パック150g)入っており、送料込みの5500円。
冷凍で届き、開封しなければ1年持ちます。

使用している豚は山形県の「米の娘ぶた」。
「第38回食肉産業展」の「銘柄ポーク好感度コンテストグランドチャンピオン大会」で、最高賞のグランドチャンピオン(農林水産省生産局長賞)に選出された豚です。

冷蔵庫で解凍し、まずは醤油。
こちらは熱々のご飯ありきで設計されたもの。

若干セロリが香り、続いて肉そのものの旨さ
ジューシーな肉質にしっかりとした濃いめの醤油。

ワイルド感も感じるほど豚の旨味。
これは確かにご飯に抜群に合います。

そして塩のオススメ食べ方は温めずにそのまま。
オレガノが効いているのでそのままおつまみに。

赤身サクサクで、脂身がベタっとしてないのが凄いです。
バゲットに合わせてサンドイッチにするとこれがまた最高。

醤油は安定したチャーシューの美味しさ。
塩は洋を感じさせる美味しさです。
どちらも良いですが、塩の方がくろ㐂らしいセンスを感じました。
今年も始まった「くろ㐂の夏麺」。
夏麺の期間は毎週金曜の「紫くろ㐂」はお休み。
レギュラーの「味噌そば」もお休みです。

夏麺2016第1弾は「かがやケールな和えつけそば」で、7月14日から7月23日まで第2弾。
「冷やし鶏そば-醤油-」1000円で、昼夜各30食です。

黒木店主は塩そばと冷やし、それぞれの調理を華麗に同時進行。
涼しげなガラスの器で登場です。

スープはトロントロンで、濃厚なお出汁。
醤油ダレは正金醤油100%でシャープな味わい。

麺は平打ちでコシのある存在感あるもの。
冷しで太麺でも、トロトロでスープが良く絡みます。

チキンは香ばしく焼かれたものと胸の低温調理。
胸肉に柚子塩らしきものが付けてあり、心憎い演出。

ミニトマトのお浸しも爽やかで、コリコリの生メンマも美味。
ネギ、ミョウガなどの薬味もアクセントになり、楽しい一杯。

くろ㐂の「塩そば」はリニューアルで別物の素晴らしい一杯になりましたが、夏麺も間違いなく旨くなってます。
6月21日、全てのメニューをリニューアルした「饗 くろ㐂」。
デフォメニューは塩そば、あさり味噌そば。

券売機では2列目に「Salt Ramen」等ありますが、外国人向けの表記でものは一緒です。
注文は「塩そば」1000円。

メニュー名は以前と同じ「塩そば」でも、全く違う華やかな見栄え。
特製かと思うような豪華さです。

スープを飲むと、何層にも重なる濃密な地鶏の旨味。
雑味無く旨さが抽出され、驚くほどリッチです。

魚介は使用せず「にいがた地鶏」など3種の地鶏と野菜。
やや洋風な風味もあり、他店の鶏を使ったラーメンとも別。

方向性としては以前食べた限定の「鶉そば」に近い気もします。
(今回の方が数倍旨いですが)

麺は細麺と平打ちが選ぶことができ、今回は細麺を選択。
加水高めのしなやかな麺です。

具は豪勢に豚の低温調理、鶏チャーシューなど。
低温調理に火が入りにくくするよう、生メンマの上に乗ってます。

小さなローストトマト、鶏に付いたオリーブやハーブの風味によるアクセントも鮮やか。
以前よりワールドワイドな一杯に仕上がっています。

最後はスープを飲みきってしまうのが惜しくなり、あえてスピードダウンするほどの絶品。
ラーメンで1000円は安くないですが、これを食べた後は、

「1000円でいいのか?」
とさえ思える満足度。

素材、技術、発想、まとめ上げ方の全てが凄い。
「くろ㐂」は6月20日で5周年を迎えましたが、6年目にして完全に突き抜けました。

また、近いうちに「山形県産米の娘ぶた」の叉焼もネット販売予定。
6年目にして完全に覚醒した感じです。

浅草橋の行列店「饗 くろ㐂」。
この6月で6年目に入りますが、6月21日になんとメニューを全て変更予定とのこと。

なので、ある意味貴重な今のメニューをいただいて来ました。
6月はリニューアルに向けて「季節の限定そば」が無く、塩そばと味噌そば。

メニューが二つとは言え、調理工程が全く違い手間がかかってます。
注文は「塩そば」850円。

スピーディながら丁寧な盛り付けの一杯です。
動物系スープと魚介系のダブルスープで、スッキリとしながら後引く旨さ。

「塩そば」は昨年12月以来ですが、その時よりも鶏主体となり、魚介は控えめ。
麺は細麺と平打ち麺が選べ、今回はもちもちの平打ち麺です。

ムチムチの低温調理チャーシューに、シャキシャキの生メンマ、白髪ネギ。
柑橘のアクセントもあり、完成された一杯。

ここまでに何度も何度もブラッシュアップされたであろう看板メニューの「塩そば」。
これを止めるのはかなり勇気が要る事だと思います。
次のステージが楽しみなのと同時に、カウントダウンが始まった「塩そば」の味を噛みしめました。
饗 くろ㐂にて「冷やしトマトそば」1000円をいただきました。
くろ㐂は6月中にメニュー替えを予定しており、6月は「季節の限定そば」は無し。

2016前期最後の「限定そば」とのことで、提供は5月31日まで。
昼夜35食です。

大きなガラスの器には、鰹が効いた冷え冷えのスープ。
麺は細麺で、これがかなりの弾力。

冷麺を思わせるコシで、なかなかのインパクト。
粗みじん切りの玉ねぎも相性抜群です。

具はトマトのお浸しに鶏胸肉、素揚げの大葉にお豆。
スモーキーでしっとりの鶏胸肉が特に絶品でした。

そしてこの日の限定飯は「ハーブ豚飯」200円。
くろ㐂特製の焼き豚に、ハーブが効いたトマトと玉ねぎ。
タコスっぽい感じもあり、これで200円はハイCPです。

なお、スタッフのダイスケさんは5月31日を持って「くろ㐂」でのお仕事は最後。
くろ㐂は仕込みも多いし、回転は早いわで大変な仕事だったと思います。
ここで2年間働いたのは、誇りになるのでは無いでしょうか。
浅草橋と秋葉原の間にある名店「饗 くろ㐂」。
先日、TV番組「鉄腕ダッシュ」の「世界一うまいラーメン」企画が最終回となり、黒木店主も出演。

そのためか放送明けの夜営業は行列が長く、開店後30分で20人ほどの行列。
しかし、くろ㐂は知る限りで最速とも思える回転の速さ。
30分ほどで入店、その5分後くらいで提供されました。

3月は宮城県石巻市十三浜の「日本一のわかめ」を使った限定メニューを提供。
3月22日からは「醤油わかめそば」1000円です。

タケノコの黄色、低温調理チャーシューのピンク、ワカメ、カイワレの緑と彩り鮮やか。
スープは上品ながら旨味しっかりの煮干しにゴロっとした背脂、刻み玉ねぎ。

燕三条ラーメンにヒントを得たと思われるものの、「くろ㐂」流に相当な次元に昇華されてます。
麺は平打ちの手もみ麺でモチッとしながらしっかりとしたコシ。

肉の旨味が閉じ込められた厚めの低温調理チャーシューに、茎の食感が素晴らしいワカメ。

それに香り豊かなタケノコで、季節感も抜群。
この一杯は抜群の「料理」と言えます。

限定なので初めて食べましたが、くろ㐂の味は更に進化しているように思いました。
今後も色々とあるそうなので、楽しみで仕方ありません。
「饗 くろ㐂」現在の限定は「浅蜊と春キャベツの塩SOBA」1100円。
ローズマリーやバジルを浸けたハーブオイルを使用したもので、くろ㐂初の「SOBA」表記だそうです。

メニュー名にはアサリと春キャベツしか登場しませんが、ローストトマト、タケノコが盛られてインパクト十分。
スープはアッサリと上品で、軽やかにハーブとオリーブが香ります。

その反面、アサリ餡の部分はアサリの旨味が濃厚。
ローストトマトも旨味凝縮で、味の変化に緩急があって面白いです。

麺は平打ちでコシのあるモチモチ自家製麺。
動物系の具はレアチャーシューのみですが、春キャベツやタケノコとボリュームあります。
洋でありながらも、アサリ餡やタケノコで和も感じる面白い一杯でした。

また、限定飯は小豆島のオリーブを使用した「オリーブご飯」300円。
炊き込みご飯にオリーブオイルもかけられており、フレッシュで爽やか。
オリーブも旨いです。
饗 くろ㐂の「季節の限定そば」。
1月18日からは「牛つけそば ~柚香を添えて~」1200円です。

麺の上にローストビーフの赤、菜の花の緑、柚香(ゆこう)のオレンジと彩り豊か。
麺は平打ちの中太麺で、しっかりめのコシ。

以前「牛白湯」のつけそばもありましたが、今回のつけ汁は清湯。
牛の旨味に脂、コクのある醤油ダレが麺に乗り、パンチある味わいです。
牛でもしつこすぎることは無く、さすがのバランス。

ローストビーフはキレイなロゼカラーで、柔らかくてムッチリ。
つけ汁の中には牛スジっぽいプルプルの煮込みがたっぷり入っており、まさに牛尽くし。
そのまま最後まで突き進めますが、柚香を麺に絞ればサッパリ、菜の花も箸休めになります。

スープ割りは昆布でしょうか。
最後まで美味しく、やはりくろ㐂の牛はハズレなし。
他では真似できない料理だと思います。
「饗 くろ㐂」にて年末のみ販売している年末商品。
事前にお店で注文してお金を払い、指定日に取りに行くものです。

なので、受け取りの日の予定は開けておかなくてはなりません。
2014年も買いたいと思っていたのですが、受取日の都合が合わず断念。

2015年に念願の購入です。
商品は以下の4点。

「くろ㐂 鴨ロース(1枚約200g)」1300円
「自家製コンビーフ」1000円
「年越し小麦そば 2食入り」1000円
「鯛飯 炊飯セット(3合用)」1000円

全て一点ずつ購入しました。
まずは鴨ロース。

醤油ベースのタレに浸かっており、カットすると興奮するレベルのレア加減。
ムチムチと柔らかく、味もしっかり染みています。
臭みなど全くなく、「紫 くろ㐂」で鴨を扱っているだけあって、素晴らしいレベル。
コンビーフもたっぷりで味が濃く、つまみとしても良いし、白ご飯に乗せるとまた良し。

そして年越し小麦そば。
麺は2種類で、「ハルユタカ×さぬきの夢」、「ハルユタカの全粒粉50%練りこみ麺」。

「ハルユタカ×さぬきの夢」は季節のそばにも登場した絶品で、モチモチで粘りがありフレッシュ。
全粒粉入りはコシがあって香ばしく、どちらも最高。

つゆは麺つゆに魚香る香味油。
茹で後の麦湯割も堪能です。

明けて正月に食べた「鯛飯」も鯛の旨み凝縮。
作り手が直売しているので、半端無いCPです。

年末限定もある中、年末商品の調理もあるので朝から深夜まで作業しっぱなしとか。
大将のサービス精神には恐れ入ります。
今年も美味しいものを色々食べさせてください。
「饗 くろ㐂」、今年の年内最終営業3日間は鴨三昧。

26日 鴨白醤油そば
28日 鴨味噌そば
29日 プレミアム鴨白湯そば

となってます。

29日には年末商品の受け取りがあるので、この日だけは空けておきました。
まずは整理券をもらい、のちほど指定された時間に戻ります。

いつもはサラリーマンなどで人通りが多い歩道もやや閑散。
店頭では年末商品の受け取りを行っていて師走感が満載です。

この日は「プレミアム鴨白湯そば」1200円のみ。
くろ㐂らしい、色とりどりの一杯に痺れます。

スープは野菜の旨味も溶け込んでいるようで、粘度がありつつも重過ぎず濃厚。
オイルはパンプキンシードオイルとひまわりオイルだそうです。

麺は平打ちでコシのある太麺。
スープが絡むとまるで手打ちパスタのよう。

具の鴨ロースはしっとりと柔らかく絶品。
また、カブの中に鴨のリエットが入っており、こちらを溶かすと味が変化するとのこと。

まずはリエットだけいただいてみると、これがまた抜群。
旨味が凝縮されており、バゲットが欲しくなります。
長芋の素揚げがカレー味だったり、口直しの青菜もバランスよく、年内最後にふさわしい一杯。

鴨ロースと鴨リエットが使われた麺料理で1200円というのも破格。
来年は色々と始める予定だそうで、そちらも楽しみです。
次々とバラエティに富んだ「季節のそば」を生み出す「饗 くろ㐂」。

現在は「鯖味噌カレーそば」を提供中ですが、今回は定番の「塩そば」850円。
以前食べたのは1年以上前で、相当ブラッシュアップされてるらしいです。
麺は自家製の平打ち麺、細麺から選べますので、細麺を選択。

盛り付けはさすが「くろ㐂」と思わせる美しさ。
スープの色が以前食べた時よりも濃いです。

スープは分厚く、様々な魚介の旨味が濃縮。
旨味がぐっと舌に残ります。

細麺はバツバツの低加水で、蕎麦を思わせるもの。
蕎麦よりも弾力があり、熱にも強く伸びません。

ムチムチの低温調理チャーシューに柚子風味の鶏チャーシュー。

ネギの下にはザクッと生メンマ。
スープに触れない様に置かれた海苔の香りも豊か。

今まで限定ばかり食べてすみません、と謝りたくなるような完成された一杯。
「和」でありつつも、骨太な旨さを感じます。

また、鴨ロースなど年末商品も予約しましたので、12月30日の受け取りが楽しみです。
ありとあらゆる季節の食材を使用する「饗 くろ㐂」による季節の限定そば。
今回は函館の鰤(ぶり)を使用した「鰤つけそば」1300円。

しかもブリは船上で神経〆処理をされた「釣鰤下山スペシャル」と呼ばれるもの。
こんな食材をラーメンにするのは世界初じゃないでしょうか。
(今までにやっているとしたら、きっと「似星」

頭とアラを丁寧にした処理し、焼いてから取ったつけ汁。
それに「はるゆたか」×「さぬきの夢」による自家製麺。

つけ汁は臭みが無く、しっかりと魚の旨み。
以前いただいた鯛のスープよりコクがあります。
つけ汁の中には味の染みた蕪とブリが入っており、こちらも美味。

麺は以前「秋刀魚つけそば」で感動した配合ですが、更に香りが豊かになっている気がします。
モチモチとして小麦の甘さもあり、最高。

麺の上には京壬生菜のお浸し、鰤の漬け、鰤の揚げ浸し、ネギの焼き浸し。
むっちりとした漬けは増したいくらい。
くろ㐂の限定はいつも凄いですが、今回の麺、ブリのつけ汁はホント凄いです。
約2週間替わりで提供している饗 くろ㐂の「季節の限定そば」。
今回は「秋刀魚つけそば」1000円。

季節の限定そばだけあって、麺の上には秋を感じる具材が美しく盛りつけられてます。
今回の麺は北海道の「はるゆたか」と香川「さぬきの夢」のブレンド。

モチモチの麺は艶やか。
そのまま食べて鼻から息を吐くと、小麦の極上の香りが抜けていきます。

焼いたサンマがベースとなったつけ汁はまさに濃厚焼きサンマで、イヤな魚臭さはありません。
サンマと白ねぎの揚げ浸し、みずの実、エリンギ、柿の胡麻和えなどは彩りも良く「和」。

初めて食べた「みずの実」という山菜は粘りがあって面白い食感です。
ハートランドをいただきましたが、日本酒だったら最高でしょう。
最後は秋刀魚出汁のスープ割りで、最後までサンマ尽くしでした。

また、少しいただいた「トマト味噌そば」1100円。
こちらは昼夜三食限定というレアメニュー。

スープは濃厚な白湯に味噌、サカナ、エビ。
そこに太麺が絡み、チリソースもアクセントでジャンク。

豪快な中に手の込んだ味付けがされており、クセになりそうな一品でした。
必ず一人で一杯食べてみます。
饗 くろ㐂の夏麺2015第9弾は「鴨と松茸の塩つけそば]1600円。
急に涼しくなってきたこともあってか、夏麺2015はこれが最後です。

この日は開店時で並びが30名ほど。
実は前日にテレビ番組「関ジャム 完全燃SHOW」に大将がちょこっと出演。

X JAPANのYOSHIKI、きゃりーぱみゅぱみゅに「塩そば」提供していたので、その影響もありそうです。
(ちなみに、Ramen Adventuresのブライアンがオススメする2杯のうちの1杯で、もう一杯は中野の武道家。)

今回は焦げ茶色の渋い器での提供。
麺の上には鴨ロース、マコモダケのグリル、ツルムラサキ。

つけ汁には直前に追い炊きされた松茸の半身、鴨団子、三つ葉ときらびやか。
鴨の芳醇な旨味に松茸の香り。

そこにハルユタカ100%のモチモチ平打ち麺。
多加水の麺に鴨汁が絡み、贅沢極まりないです。

鴨ロースはムチムチと柔らかく、下手なローストビーフの数倍美味。
ジューシーな鴨団子、シコシコとした松茸。

高級食材を使用しつつも路線が一本にまとまっており、満足度も半端無し。
これで1600円とは恐れ入ります。

限定飯「大根あさり飯」200円ももちろん手抜き無し。
最後にふさわしい夏麺でした。
饗 くろ㐂の夏緬2015第8弾は「冷やし浅利そば」1000円。
久々の夜の部訪問なので、「ハートランドビール」500円もいただきました。

生メンマと青菜のつまみが付いてきます。
冷やし浅利そばは涼しげなガラスの器。

目の前で盛り付けられる様を見ていましたが、スープと麺の上に大きな茄子の揚げ浸し。
その上にアサリ、オクラ、ミョウガなどが乗ります。

冷やしスープはもっと淡麗かと思いきや、濃厚な鶏と昆布の旨味にアサリ。
キレもあって一口目から旨いです。

昆布のトロミがあり、コシのある自家製太麺に絡む絡む。
生海苔の部分は風味がガラッと変わり、これまた最高。

素材の味がしっかりのアサリ餡、ミニトマトのお浸しなどアクセントもしっかり。
茄子の煮浸しも柔らかくジューシーです。

前回の夏緬「牛白湯つけそば」とは全く違った路線ながら抜群に旨い。
ホントに引き出しが多彩。
参りました。

そして限定飯の「トマト肉飯」300円。
くろ㐂の定番であるローストトマトにチャーシュー、ブラックペッパー。

こちらも間違いのない美味しさです。
夏麺はあと2回。
楽しみにしてます。
「饗 くろ㐂」の夏麺2015第7弾は「牛白湯つけそば」。
白湯の白、ラタトゥイユやローストビーフの赤、クレソンオイルの緑はまるでカプレーゼ。
半端無い美しさです。

麺は全粒粉50%使用の香り良いモチモチ太麺。
つけ汁は牛香るクリーミーな白湯に焦がしネギ。

韓国料理の牛白湯「ソルロンタン」よりも濃厚でトロリとしてます。
トロミがあり、香り良い太麺とつけ汁は旨味のせめぎあい。

つけ汁の中にはトリッパ(ハチノス)と牛スジ大根。
このトロントロンに柔らかいトリッパと牛スジが素晴らしい柔らかさ。

麺の上にあるローストビーフの青ネギ巻同様、ビールのツマミにしたいくらいです。
パプリカや茄子など夏野菜のラタトゥイユも良いサッパリ感。

なお、底にはトマトの昆布出汁があり、手前にはクレソンオイル。
〆はこのスープをつけ汁に入れてフィニッシュ。
彩りも味も素晴らしく、もしかしたら夏緬2015のNo.1かも。

限定飯の「牛あぶら飯」も最高です。
間違いなく、仕込みにはかなり手間がかかっているでしょう。

お客さんを楽しませようとする姿勢が素晴らしいです。
じゃなきゃ、こんなの1000円で提供できないと思います。
饗 くろ㐂の夏緬2015第6弾は「冷やしカレーそば」1000円。
8月11日(火)から17日(月)までの提供です。

先週は夏季休業だったからか、初日はいつもより行列長め。
大将のブログによれば、13時過ぎには限定50食が完売したそうです。

回転はいつも通り素晴らしく、着席してちょっとで提供。
夏野菜、3種のオイルによる赤、緑、黄色。
くろ㐂ならではのカラフルな彩です。

ベースはサラッとしつつクリーミーなカレー。
東南アジアのココナッツカレーのような風味です。

そして、美しい煮干しマー油、バジルオイル、自家製辣油。
どれも個性があって贅沢。

特に自家製辣油が辛く美味いです。
ローストトマトの甘さと相性が良い感じ。
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麺は平打ちで粘りがある自家製麺。
大将は夏季休暇で讃岐うどんを食べまくっていましたが、その成果でしょうか。
この粘りは神保町にある讃岐うどんの名店「丸香」に近い感じもします。

具はゴーヤやパプリカなどの夏野菜にチキン、ポテト。
シャクシャクの刻み玉ねぎが清涼感あります。

なお、冷やしカレーそばはくろ㐂の夏緬で一番人気とのこと。
たしかに中毒性がある感じで、今すぐもう一度食べたいくらい。

「カレー」と言いつつも上品な絶品でした。
香川土産の乾燥讃岐うどん、ありがとうございます。
くろ㐂の夏緬2015。
7/27(月)から始まった第5弾は小麦ヌーヴォーと連動して実施。
「冷やしビーフそば」1200円です。

くろ㐂の盛り付けはいつも素晴らしいですが、今回も抜群。
涼しげなガラス容器にローストビーフ、夏野菜が彩り鮮やかです。

煮干等と思われるスープは冷やしでもお出汁濃厚。
オイルも効いてパンチあります。

新小麦を使用した細麺は、一口目にザクッとした食感。
その後、小麦の粘りを感じます。

ローストビーフはしっとりで肉の旨さしっかり。
黄色と緑のズッキーニ薄切り。

赤と黄のパプリカ。
キュウリと茄子の浅漬け。
モヤシナムルなど野菜が多いのも嬉しい限り。

また、3種のキレイな豆が乗っており、硬めでこちらも美味しいです。
夏緬は第10弾まで予定しているとのことで、これで折り返し。
来週は夏休みだそうなので、第6弾は再来週です。
梅雨が明け、本格的に夏となった3連休明け。
くろ㐂の夏麺2015は第4弾となりました。

今回は「冷 自家製コンビーフとローストトマトの和えそば」1200円。
いつも美しい夏麺ですが、今回は今までで一番豪華。

幅広で涼しげな器に、黄色、緑、赤、ピンクなど色とりどりの具が乗ってます。
何といっても、コンビーフを自家製で作ってしまうのが凄い。
今回は牛脂を使用していないそうで、冷えていてもしっとりと柔らかいです。

ふすまを練り込んだという自家製平打ち麺はモチモチ。
鰹出汁のタレはジュレ状なので、良く絡みます。

錦糸玉子やルッコラなど、色々な具材があるので飽きずに最後までスルスル。
玉ねぎのマリネがシャリシャリで良いアクセント。
結構麺の量があるのですが、サラッと食べきってしまいました。

また、「鶏の親子飯」200円の限定飯も注文。
こちらはご飯ものも美味。
なお、限定飯はあったりなかったりです。
「饗くろ㐂」で週替わりで提供されている「くろ㐂の夏麺2015」。
第3弾は「冷 煮干納豆和えそば」900円です。

美しいガラス皿に麺が盛られ、その上に納豆、角切り野菜、鶏モモ肉。
底に煮干出汁です。

煮干出汁はじんわりではなく、サカナが詰まったような感じ。
そのままモチモチの太麺と和えて食べても美味しいです。

粒と挽き割りの納豆を混ぜると、トロリとまろやか。
音を気にせずズルズル啜って、アクセントに角切りの野菜をパリポリ。

大将のブログによれば、野菜は夏大根、胡瓜、紅芯大根、紫人参の浅漬けだそうです。
食感も味も清涼感満点。
猛暑にピッタリです。
今年も始まった「くろ㐂」の夏麺2015。
週替わりで冷やしやつけそばを提供します。

そのため、7/1~9月中旬はタンメン、味噌そばがお休み。
金曜限定の「鴨」二毛作「紫くろ㐂」もお休みです。

第1弾は「鶏塩つけそば」1000円で7/1~7/4までの提供。
いつもどおり盛り付けは美しく、ローストトマトの赤、ニラの緑が鮮やか。

つけ汁は追い鶏節したと言う深いお出汁に、キレのある塩ダレ、鶏油のコク。
麺は低加水のポキポキ麺で、香りも良く絶品。

ポキポキ麺と旨味濃厚なつけ汁の組み合わせは最高です。
淡麗つけそばと言うと醤油のイメージですが、これは文句なし。

具は鶏、ローストトマト、ニラ、タケノコ。
旨味凝縮のローストトマト、湯引きしたニラが特に好み。

スープ割りは濃いめな昆布味で、最後まで満足。
ありとあらゆる麺料理を作るのに、どれもが素晴らしく美味い。
この夏も楽しみです。
「饗 くろ㐂」の季節の限定、小麦つけ蕎麦が始まりました。
麺をそのまま、辛味大根、蕎麦つゆで食べることができ、味変の煮干ネギオイルも付いてきます。

お出汁に浸かった平打ちの麺は、適度にコシがあってモチモチ。
ツルツルっと喉越し良く、そのままでいくらでも食べられそう。

おつゆは鰹が香るキリッとしたもの。
味が強いので、半分ほどつけてツルツルです。

ピリッとした辛味大根、ミョウガ、オクラ、を摘みつつ、麺が止まりません。
鶏の酒塩も柔らかくてジューシー。

続いては煮干ネギオイルをつけ汁に。
「ラーメンっぽくなります」

とのことですが、香ばしさが増してガラッと変化。
これまたかなり好み。

最後は麦湯でスープ割。
トロントロンになって、最後まで飽きさせません。

麺も具もスープ割りも美味しく、麺のエンターテイメント。
これで1000円とは驚きのレベル。
2週間ほどは提供するようです。
「饗 くろ㐂」で行っている「季節の限定そば」。
3週間ほどで入れ替わりますが、5/19からは「鶏つけそば 醤油」1100円。

湯河原の名店「飯田商店」から譲ってもらったハルユタカ、比内地鶏の脂を用いた「飯田商店勝手にコラボ」とのこと。
飯田商店は五周年記念でハルユタカの中心部分を「吟醸」として使用しており、その周りの粉をもらったようです。

今回も提供はスピーディで、座るとすぐ出てくる感じ。
お店に着いたときは十数人並んでいましたが、並んでから食べ終えるまで40分かかりませんでした。
紫くろ㐂として西武池袋本店の催事を経験し、更にスピードアップした感がありますね。

麺の器には2種の鶏肉、湯引きしたニラ、太メンマ。
麺の隅にはトロントロンながごめ昆布の昆布汁。

つけ汁の中には鶏団子とネギ。
モチモチとした平打ち麺は、そのまま食べると強烈に小麦の香り。

野趣を感じる太い風味で、この麺は凄いです。
昆布汁と麺だけで食べると香りが存分に味わえ、何度もそのやり方で食べてしまいました。
「いったんもめん」もあります。

つけ汁はくろ㐂らしい和な鶏スープ。
飯田商店ほどキレキレな醤油ではないですが、アッサリと香り良く鶏油のコクも感じます。

昆布汁でつけ汁も麺に絡みやすいですね。
鶏団子や鶏肉、鶏スープで鶏尽くし。
くろ㐂の色でまとめあげた飯田商店インスパイア、満足でした。
行列店の「饗くろ㐂」ですが、店主さんが右手と膝を痛めて4/1か約ら2週間休業していました。
4/13(月)から営業再開し、4/14(火)からは季節の限定そばもスタート。

今回の季節限定は「鯛塩そば」1000円。
鯛塩そば専用の限定飯「鯛飯」200円も購入です。

鮮魚っぽい香りが前面に出るわけではなく、くろ㐂らしい上品なスッキリスープ。
そこに合わさる麺は、弾力が強いザクザクとした細麺です。

具がまた豪勢で、プリプリの鯛、ワカメとタケノコの真薯、春キャベツ。
季節の限定そばだけあって、春堪能です。

そして鯛飯。
鯛と一緒に炊き込んだご飯ではなく、湯引きされた鯛の刺身が乗ったものです。

オススメどおり、これに鯛塩スープをかけて鯛茶漬けに。
ムッチリとした鯛は脂も濃厚で、鯛全開。

これは頼んで正解でした。
200円と低価格なのも、鯛塩そばとセットだからこその設定でしょう。

なお、5/1(金)~6(水)は、西武池袋本店の催事に「紫くろ㐂」として出店。
こちらも楽しみです。
開店前から行列になる「饗くろ㐂」。
先日、カップ麺で「味噌そば」も発売されました。

季節の限定そば(現在は芹塩そば)もやっていますが、ラーメンWalkerとのコラボが始まりました。
2~5月の各月に行うもので、2月の限定は「鶉(うずら)そば」1200円。

2/24夜、2/25昼、2/26昼夜、各25杯限定です。
ラーメンWalker限定なので、もちろん毎回ラーメンWalker東京23区の掲示が必要。

盛りつけはため息の出る美しさ。
緑と赤の彩り、肉団子とウズラ玉子の配置にまでこだわりを感じます。

深く気品あるウズラと香味野菜のスープに、キレのある醤油ダレ。
高級感溢れる旨さで、加水高めの細麺がスープに馴染みます。

ウズラの肉団子は骨入り。
軟骨の様なゴロッとしたものではなく、細くてパリパリ。
初めて味わう食感です。

塩と醤油、2種用意されたウズラの半熟玉子。
こちらは鶏よりもネットリで個性的。

くろ㐂と言えばのトマト、青ネギのアクセントも隙がなく、素晴らしい完成度の一杯。
幸せです。

宇都宮「花の季」の味噌を使用した蔵出し味噌2015。
凪に続いては饗くろ㐂です。

初日夜の部、開店15分ほど前に着くと夜の部17番目。
限定20食なので危ないところでした。

無事、「花の季味噌そば」1000円の食券を購入。
季節の限定「牡蠣塩そば」もありますが、ほぼ全員が味噌。
すぐ売り切れです。

ローストトマトが2個も乗った味噌そばは、くろ㐂ならではの美しいルックス。
「よく混ぜておめしあがりください。七味も合います。」
とのこと。

丼の底にはたっぷりの粗挽き牛肉味噌と、花の季味噌の大豆。
麺が平打ちモチモチ麺なので、確かによく混ぜた方が肉味噌が絡みます。
しっかりとした牛のコクと、甘さも感じる味噌。

そこにローストトマトのフレッシュな甘さも加わり、旨味の大洪水。
先日の繊細な牡蠣塩そばと違い、押し寄せてくる旨さです。
くろ㐂が牛を使う時は要チェックですね。

シャクシャクの刻み玉ねぎや、野趣溢れるセリも良いアクセント。
特にたっぷり入ったセリは、根っこの部分も美味しいです。

途中でオススメの七味を振って完食完飲。
夜なので自重しましたが、ライスは間違いなく合うと思います。
大満足でした。
饗くろ㐂では、塩煮干しそばが終了し、代わって季節の限定そばが始まりました。
まずは「牡蠣塩そば」1100円で、1/15から1月末までです。

日によって提供数は変わるかも知れませんが、初日は昼夜各30食。
大きめの黒い丼の中には、くろ㐂の美的センスが炸裂。

散らされたネギや菜の花の緑、ピンク色のチャーシュー、金時人参の赤。
華やかな和の美しさを感じます。

スープはあっさりと上品で、そのなかに牡蠣がじわ~っと。
柚子もしっかり効いており、じんわり美味しいです。
いつまでも飲んでいたい味わいですね。

麺は平打ちのモチモチ麺で、稲庭うどんを思わせるもの。
具の牡蠣は大きくてプリプリです。

ゴボウ、金時人参などの根菜は甘くて美味。
くろ㐂ならではの、奥深い旨さの牡蠣塩そばでした。
饗くろ㐂の年末最終3日間は限定メニューのみの提供。
12/28は鴨塩そば、29は豚つけそば、30は牛そばです。

最終日に時間が取れたので訪問しました。
10時開店なので9時半前に着きましたが、それでも整理券30番台。
みなさんお早いです。

開店から1時間弱で入店。
「牛そば」1200円です。

具だくさんで見栄え抜群。
トマトの赤、ローストビーフのピンク、セリの緑で彩りも最高です。
コショウが合うので、ぜひお試し下さいとのこと。

牛なのでコンソメっぽい感じになるとは思ってましたが、油少なめで出汁が見事に深いです。
間違いなく、凄く丁寧に作られたスープ。
はるゆたかを使用した自家製細麺との相性も抜群です。

ムチムチに柔らかいローストビーフ。
上品でホロホロなコンビーフ。

旨味凝縮なローストトマト。
セリのサッパリとしたアクセントも含め、どれもが豪華に美味いです。
素晴らしい。

また、事前予約前払いで鴨ロース、リエット、年越しそばなどの年末商品も用意しており、受け取っている方もチラホラ。
絶対美味しいと思うので、来年は注文したいです。
東京ラーメンショーで「くろ㐂×マタドール」の牛と海老薫る味噌らーめん
2014-10-27

東京ラーメンショー3軒目は「牛と海老薫る味噌らーめん」。
くろ㐂とマタドールのコラボです。

このブースはわぽ会(日本のラーメンを変える若手っぽい会)のブースとなっており、

10/24,25は「塩煮干」(ソラノイロ×えんや)
10/26,27は「味噌煮干」(くろ㐂×マタドール)
10/28,29は「醤油煮干」(ほうきぼし×ムタヒロ)

を提供しています。

店頭にはマタドール店主さんが居て、くろ㐂店主さんのぼりを持って呼び込みをしていました(笑)
有料トッピングは味玉100円、メンマ100円、味玉、メンマ、焼牛の全部のせが350円です。

青ねぎに海老オイルがかかって個性的な一杯が登場です。
スープはベースが煮干しでアッサリしていますが、味噌の風味が良いです。

麺は平打ちの中太麺。
シャキシャキ野菜が結構入っているのでボリュームもありますね。
どちらかと言うと「くろ㐂」寄りかな?という味噌らーめんでした。
「くろ喜の夏麺」第7弾は、宇都宮「花の季」から届けられた新小麦による小麦ヌーヴォー2014。
「小麦蕎麦」1000円です。

11:30過ぎに着くと、15名ほどの行列。
回転は速く、30分ほどで入店です。

まずはカエシが到着。
運んできた若い方が、
「ネギ油を…」
と、何やら言っていましたが正直良く聞き取れない(笑)

そのあと、店主によって麺が運ばれてきて、
「ネギ油、麦割りもどうぞ!」
とのこと。
茶色い太麺がみるからに美味しそうです。

新小麦の麺は、とみ田にも似た適度なコシとムチムチとした食感。
小麦の香りと甘みは半端なく、そのまま食べても美味いです。

塩だけでツマミに出来そうなくらい。
ちょっと格が違う風味ですね。

つゆはほぼ「めんつゆ」な感じ。
カエシが濃いめなので、麺を味わうにはあまりつけない方が良さそうです。
途中でネギ油を加えて味変し、小麦割りも楽しみました。

具は太メンマや豚鶏2種のチャーシュー。
メンマは柔らかめで、もうちょっとザクっという食感の方が好みです。
チャーシューはいつもどおりレベル高し。

また、昼営業30食限定の「あさり飯」200円も注文。
汁多めで深川めし的な一杯ですが、たっぷりのアサリに若干トマトが加わって独創的でした。

小麦を活かすことを重視しているようで、「小麦蕎麦」という品名どおりラーメンと言うよりは蕎麦。
しかし、麺の豊かな風味は素晴らしかったです。
「くろ喜の夏麺2014」第2弾は「冷やし味噌煮干しそば」900円。
7/7から12までの限定で、昼夜各45食です。
第1段の「冷やし煮干し中華」に続いていただいてみました。

今回もガラスの器ですが、第1弾の平皿と違って丼タイプ。
スープもたっぷり入ります。

スープは若干ドロッとしたもの。
店主自らが仕込んだという味噌のコクがしっかりで、煮干しも太く土台を支えています。

平打ちの麺にも良く絡みますね。
丼なので、ズバズバ啜れるのも良いです。

具はローストしたトマト、鶏肉、ゴボウやニンジンのキンピラ、三つ葉。
ローストで甘みを増したトマトと味噌、合いますね。

鶏肉はセセリだそうですが、歯応えがあるので親鶏でしょうか。
カレー風味に仕上げられていて、これまた味噌と合います。

ゴボウやニンジンのキンピラと味噌。
土の香りが広がり、一体感があります。
見た目は冷やし煮干し中華の方が豪華でしたが、一杯としてのまとまりはこちらの方が上に思えました。

オススメされた七味を振ると、キリッとしますね。
というか、くろ喜は七味も独自配合なんですね…。

そう言えば、並んでいる時に子連れの家族が出てきて、祖父と思われる方が、

「普通の醤油ラーメンが良かった。期待はずれ」

と言ってました。

くろ喜はアッサリ系なので、

「行列してるラーメン屋さん」

と言う情報だけで行くと、こうなることも多そうですね。
手の込んだアッサリ和風淡麗ラーメンなので、それ系が好きなら満足できると思います。
くろ喜は例年、夏に週替わりで「夏麺」をやっている様です。
今年も一部メニューをお休み、金曜の紫くろ喜もお休みして「くろ喜の夏麺2014」を始めました。

週替わりなので、どれか食べられるといいな〜と思っていたところ、第一弾からいきなり煮干。
なので、「冷やし煮干し中華」1000円をいただきに行って来ました。

7/1〜7/5の昼夜30食限定です。
(水曜夜はお休み)

メニューを絞ってるとは言え、塩そばと冷やし中華を同時にテキパキ作っていて、もの凄いオペレーション。
合間合間にさりげなく丁寧に若手を教育しています。

冷やし煮干し中華はとても具だくさん。
豚と鴨のレアチャーシュー、出汁巻き玉子、鰯のネギ巻き、ミニトマト、油揚げなど。

冷やし中華らしくキュウリやもやしもあります。
和食出身だけあって、出汁巻きがフワフワで美味しいですね。

麺は平打ちでコシがあるもの。
エコ箸だとややつかみ辛いです。

タレは酸味が無くてサッパリ。
煮干はそれほど感じません。
オイルは煮干とイカ煮干だそうですが、こちらも大人しめ。

途中で梅一味を溶かし、ピリっといただきました。
正直、煮干はもうちょっと効いている方が好みですが、具沢山で楽しかったです。
この4月、「響くろ喜」と「うどん蔵之介」が異色のコラボでいりこ出汁ラーメンのカップ麺を発売しました。
これを記念して、4月26日まで両店が「リアルカップ麺」を限定で提供しています。

カップ麺と同じコンセプトで、それぞれがリアルに再現するというもの。
最近食べた丸香、すみたと讃岐うどんの名店が良かったので興味津々。

まずはくろ喜にやって来ました。
夜の部開店10分前の17:50頃に付くと5人待ち。

昼ほどではないですが、さすがの人気店。
開店後は常に数人待ちしていました。

限定の「いりこそば」900円を注文。
初めての夜訪問なので「ハートランド」500円と「おつまみ3点セット」350円も注文です。

ビールはハートランドの小瓶でグラスはカチコチに凍ってます。
生メンマと小松菜のアテまでついて、さすがくろ喜。

おつまみ3点盛も豪華です。
柚子鶏、焼き豚、生メンマ、味玉、小松菜。

3点じゃないじゃん!
なんてニヤケながらモグモグいただきます(笑)
量も多く、ビールをお代わりしたくなるほど。

そして「いりこそば」。
くろ喜は和食出身だけあって、こういうの作るとホントに美しい。
フルスピードで調理しているのに凄いです。

まずはデフォルトのスープ。
塩だれにイリコ出汁ですが、じんわり美味いです。
パンチがあるタイプではないですが、間違いないですね。

麺は平打ちの中細麺。
適度にコシがあり、まさにウドンの風味です。
こちらは自家製麺ですが、元々うどん粉使ったりしてましたからね。

具は柚子鶏、焼き豚、春キャベツ、お麩、桜麩。
燻製風味の焼き豚が良いですね。

途中で肉餡を溶かして味変。
黒胡椒の風味も効いて、味わいがワイルドになります。
(ラーメンと呼ぶには若干上品ですが)

くろ喜らしい「いりこそば」、さすが美味しかったです。
ビール&おつまみも最高だったので、夜の早い時間にまた行こうと思います。
くろ喜では3月の木曜に宮城県石巻市の「日本一のわかめ」を使った限定麺を出しています。
毎週スープが変わるそうで、3/7は「塩煮干しわかめそば」。

味玉付きの900円のものにしました。
「めかぶご飯」200円も食べたかったんですが、人気のためご飯切れでした。
その後でまた提供されたみたいです。

わかめは結構大きめのものが入ってます。
太めの茎も入っていて、これがモッチリしてかなり美味しい。

スープはあっさりめの塩煮干ですが、飲むたびにクセになっていく感じ。
大きめに切られたネギがまた合うんですよね〜。

麺はうどん用と中華麺用の小麦をブレンドした中太麺。
モチモチしてコシもあり、さすがの自家製麺です。

チャーシューはしっとりとした鶏チャーシューとプルプルに柔らかい煮豚。
特に煮豚は味濃いめでかなり美味しかったです。

最初に激惚れした訳では無いのに、訪問する度に好きになっていく「くろ喜」。
世間ではこれを恋と呼ぶんでしょうか(^_^)
宇都宮のラーメン店「花の季」が仕込んだ味噌を使って「蔵出し味噌2013」というイベントが開催されています。
2/4~2/17の期間、前半後半に分かれて各店が限定味噌ラーメンを提供しているのですが、
くろ喜は2/4~2/9の間(2/8除く)、「鶏味噌ごぼう和えそば」を1日60食で提供しています。

陸の物だけで、土の香りをテーマに仕上げたという「味玉鶏味噌ごぼう和えそば」1000円を注文しました。
(味玉なしは900円)。

味噌は2種類乗っており、白っぽい方が1年熟成味噌、焦げ茶っぽい方が2年熟成味噌です。
混ぜる前に食べ比べてみましたが、2年熟成味噌は発酵した風味が凄いです。鼻にふわっと抜ける感じ。

麺はゴボウの粉が練り込まれた自家製太麺。
言われなければゴボウとは分からないかも知れませんが、独特の風味があり、コシがあってかなり美味しいです。
味噌の風味が強いので、太麺との相性は最高。

具は鶏せせり、芹、ゴボウ、ニンジン、揚げゴボウ、ネギ。
特に多めに入ったネギの歯触りが心地よいですね。
見た目が素晴らしいですが、味も良かったです。
日本のラーメンを変える若手っぽい会、通称「わぽ会」が12/12から『わぽ会』コラボラーメン「2012年越しラーメン」を始めました。
凪の方が作られた五穀麺を使用し、限定麺を出しています。

2件目は人気店の「饗 くろ喜」にやってきました。
開店時には十数人並んでおり、開店と同時に満席です。

客席カウンターと調理場の高さがほぼ同じで遮蔽物が無く、厨房や食材は丸見え。
目の前で手際よく作られているラーメンを見ていると、まるでアイアンシェフの様ですね~。

店主は和食及びイタリアンの経験者とのことです。
店主及びスタッフはテキパキと小気味良く動いており、回転はかなり良さそう。

こちらの年越し限定ラーメンは「鶏ねぎそば」800円。
目の前の調理を見ていると、九条ネギ、わけぎ、白ネギの3種のねぎがかなり豪快に入ります。
その上からスープ、麺、具が入るので、見た目以上にねぎがたくさん入ってます。

スープは鶏スープとのことですが、かなりあっさりめ。
麺は福の神食堂と同じ細めの五穀麺。
麺はつるっとして美味しいですが、スープと合わせると自分にはちょっと優しすぎる感じ。
このあたりは元和食屋さんの塩梅なんでしょうけど、塩分なり辛みなり、もうちょっとパンチがある方が好みです。

具はペッパーチキンと鶏そぼろ、メンマ、油揚げ、味玉半分。
具もスープ同様あっさりめの味付けです。
ネギがたっぷり入っているので、普通の具よりもネギが印象に残る感じ。
ネギとスープの相性はかなり良いです。

見た目がかなり美しく、あっさり系の和食ラーメンでした。

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3位

飯田商店 (湯河原 / ラーメン、つけ麺)

58回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ¥1,000~¥1,999

2025/11訪問 2025/11/17

「麦フェス 新麦コレクション」にて「飯田商店 × 梅山豚 塚原牧場 【新麦と豚を味わい尽くすワークショップ】」

渋谷で11月16日に開催された「麦フェス 新麦コレクション」。
毎年恒例のイベントで、昨年から渋谷サクラステージにて開催されています。

今年の「新麦コレクション」は新麦パンの販売、札幌「Japanese Ramen Noodle Lab Q」×佐賀「76 Pain」新麦ラーメン×新麦パンのイートインなど。
昨年「新麦ラーメン×新麦パン」で参加した「飯田商店」は、今年は新企画のワークショップで参戦となります。

「飯田商店 × 梅山豚 塚原牧場 【新麦と豚を味わい尽くすワークショップ】」5000円
新麦ラーメンと違い、定員21名で1日2回のみ開催というレアなイベント。
サクラステージ3Fのこぢんまりとした会場で開催されます。

提供商品は以下の3種。

・新麦ゆめかおり × 梅山豚の豚まん
・新麦ゆめかおり × 梅山豚のスープ餃子
・新麦ゆめかおり × 梅山豚の混ぜそば

都度、飯田将太店主から素材と調理の詳しい説明が入り、ゆめかおり生産者、梅山豚(めいしゃんとん)生産者からも説明を聞けます。

・新麦ゆめかおり × 梅山豚の豚まん
梅山豚はバラを使用し、生地は一つ一つ飯田将太店主が包んだもの。
味付けは塩と飯田商店しょうゆダレです。

厚みある生地がフカフカのモチモチで文句なしに美味しい。
具は梅山豚に玉ねぎとシンプルで、噛むと染み出す梅山豚の肉汁がジューシーです。

・新麦ゆめかおり × 梅山豚のスープ餃子
梅山豚はウデ肉を使用し、皮はゆめかおり中心部に塩でこねたもの。
スープは梅山豚豚骨と水に少量の塩を加えたものです。

手ごねの皮は厚みがあり、「すいとん」の様な素朴な仕上がり。
野菜ははニラとネギを使用し、飯田家で作られてきた満州っぽい水餃子を踏襲しているそうです。

豚骨スープは優しく繊細で、混じり気のないピュアな仕上がり。
別皿で添えられる「麦(ばく)ジャン」の濃い旨味も良いです。

・新麦ゆめかおり × 梅山豚の混ぜそば
〆は皆が待望の麺類で、ゆめかおり平打ち麺のまぜそば。
上に梅山豚のロースしゃぶしゃぶが乗ります。

麺はゆめかおりを石臼で挽き、ふすま(表皮)を小麦茶にして小麦に練り込んだもの。
茹でた後に梅山豚豚骨スープ2番出汁でパスタの様に一緒に茹で、ほぼ小麦粉の塩気のみだそうです。

平打ちの麺は滑らかで小麦の香りが強く、新麦ならではのフレッシュ感。
麺とスープを一緒に茹でることで少量のスープはトロミがあり、素材の旨さを余すことなく堪能できます。

梅山豚ロースは梅山豚豚骨スープでしゃぶしゃぶしたもの。
繊細なきめ細かい赤身、スッキリとした脂身どちらも極上です。

3品どれも文句なしに美味しく、間違いなくここでしか食べられない一品。
特に「まぜそば」は飯田将太店主の変態っぷりが全開で素晴らしいです。

飯田翔太店主が今回のワークショップで目指したことの一つに

「いただきます」
「ごちそうさまでした」

を作り手だけでなく、生産者にも届けること。
逆にこちらが小麦生産の大変さ、梅山豚のこだわりの餌など生産者から直接聞けて、大変勉強になりました。

調理的にも少人数でしか開催できないのかもしれませんが、凄く実りのあるワークショップ。
より多くの方に体験してほしいと思えるほどで、今後も続けていって欲しいです。
スペイン、フランス、ロンドンと世界を駆け巡る名店「飯田商店」。
先日は北海道江別市でハルユタカ40周年イベント「ハルユタカへ」を開催しました。

メニューは変わらず「しょうゆらぁ麺」「しおらぁ麺」「つけ麺(しお or しょうゆ)」。
それに「お野菜ご飯」などのご飯ものです。

現在はネット予約「OMAKASE」による完全予約制で、日曜の16時から受付開始。
飯田将太店主は調理前にお客さん全員の目を見て挨拶して回り、退店時も必ず顔を向けるこだわりの接客です。

「しおらぁ麺」1800円
2種銘柄豚チャーシューにメンマ、白髪ネギ。
「しょうゆ」とネギが変わって海苔が無く、丼の色も白では無く青磁です。

スープはアッサリとしてリッチな地鶏の旨味。
塩ダレのミネラル感も強すぎず、「しょうゆ」に比べると引き算な味わいです。

そのため、地鶏ベースのスープの凄さは「しょうゆ」より明確に。
極細の白髪ネギに少し削られた柚子も繊細なアクセントとなっています。

麺は平打ちの中太麺。
表面はニュルっと柔らかな口当たりですが、芯はしっかりコシがあります。

食後に飯田将太店主に聞くと、塩は二層の麺を打った直後に一揉みしているそう。
それによって絶妙なアルデンテになるそうです。

チャーシューはロースとバラで、この日はTOKYO-X。
特にバラの脂のジューシーさがサスガです。

メンマはクセがなくサクサク食感。
他が凄いので影に隠れがちですが、丁寧に作られた秀逸なメンマです。

最初に食べるべきは「しょうゆらぁ麺」と思うものの、塩は素材の凄さを存分に感じられる一杯。
「しょうゆ」に比べると「しお」は頻繁に変えるそうなので、「しお」こそ飯田将太店主の本質が見えてくるかも知れません。
世界を駆け巡る「飯田商店」の飯田将太店主。
先日は弟子と共にモナコでラーメンを作り、6月中旬からはロンドンに行くそうです。

その飯田将太店主が2022年から計6回行っているのが、難民の方への「らぁ麺」提供。
鎌倉の「NPO法人 アルペなんみんセンター」で「らぁ麺」を作り、無償提供しています。

今までは一般のお客さんは対象ではありませんでしたが、6月4日(水)の第7回から一般来場者も募集。
定員120人で1人3000円となり、ラーメン、オリジナル手拭い、協力金が含まれます。

毎回、この活動に賛同した会員のラーメン店が参加し、この日の参加は以下のとおり。

とものもと(千葉県船橋市)
中村麺三郎商店(神奈川県相模原市)
Ramen FeeL(東京都青梅市)
麺ふじさき(東京都江東区)
ラーメン雪ぐに(横浜市泉区)
中華そば 四つ葉(埼玉県川越市)
Japanese Soba Noodles 蔦(東京都渋谷区)

「NPO法人 アルペなんみんセンター」は駅から遠く、鎌倉駅、金沢八景駅からバスで20分ほど。
そこから階段の無い急勾配の坂を徒歩で登ると、公道からは見えない孤立した建物と庭が見えてきます。

調理スペース、飲食スペース共に屋外で、名店の店主が調理をする様は圧巻。
6月7日に「Ramen FeeL」とコラボするワシントンD.C.の焼き鳥料理人ジャスティンが炭火で鶏チャーシューを焼いています。

麺は飯田翔太店主が自ら担当し、デポから平ザルに移してキレのある湯切り。
そこに「中村麺三郎商店」中村店主、「とものもと」市原店主、「麺ふじさき」藤崎店主が具材を乗せていきます。

「四つ葉」岩本店主、「Japanese Soba Noodlees 蔦」裕介シェフ、「麦づら」布施店主はタレと鶏油担当。
「Ramen FeeL」渡邊店主と「雪ぐに」柴田店主がホールなどを担当しています。

「らぁ麺」
澄んだ醤油清湯に鶏チャーシュー、メンマ、海苔、ネギ。
宗教上の関係で豚がダメな難民もいるため、スープもチャーシューも鶏です。

スープは醤油のアタックよりも芳醇な地鶏出汁がメイン。
豚使用前の「飯田商店」とも違う味わいで、ちょっとクラシック寄りを上質に仕上げた感じです。

麺はハルユタカ、キタノカオリ、チクゴイズミを使用した自家製のストレート細麺。
モチモチでほんのり粘りがあり、屋外イベントと思えない美味さです。

鶏チャーシューは現地の炭火で焼かれた焼鳥が2種。
焼きたてなのでジューシーで柔らかく、本店と同じ佐賀産と思われる海苔も相当良いです。

今回は一般の方も食べるものの、難民の外国人の事を考えて食べやすく仕上げた正統派。
スープも具も全てが丁寧に作られ、特に麺が相当良いです。

恐ろしいほどの豪華メンバーでも「つけ博」などのイベントと違い、ゆったり優しい空気感。
飯田翔太店主も調理関連には真剣な目付きですが、難民や日本人の子供にはおどけて対応しています。

元は教会であった「アルペンなんみんセンター」の館内ツアーもあり、知見を深めることも出来た貴重な一日。
人里離れた高台にあるのも気持ち良く、今後もぜひ続けていって欲しいです。

※後日のinstagramでは、約50万円の寄付をお渡しできたと報告がありました。
今年3月16日に15周年を迎えた湯河原「飯田商店」。
4月から営業日と「OMAKASE」予約曜日が変わり、以下のとおりとなっています。

定休日:日・月・火 ※臨時営業は公式Xで告知
「OMAKASE」予約開始日時:日曜16時~

なお、看板は「らぁ麺 飯田商店」から「飯田商店」に変更され、公式Xも「飯田商店」と名称変更。
店名変更の理由については15周年を記念して刊行された書籍

「本物とは何か」飯田将太

に記されています。

「わんたん入りしょうゆらぁ麺」2150円
2種のチャーシューに2種のワンタン。
それにメンマ、九条ネギ、海苔の堂々な見栄えです。

スープはまず穏やかに太い出汁の旨さ。
キレではなく芳醇な醤油、香ばしいオイルに崇高さを感じるほどです。

今は「鶏と水」ではなく、鶏、豚、昆布、マッシュルーム、野菜の複合出汁。
途中から出汁の旨味がメインとなっていき、後半は甘露の様な濃縮された旨さになっていきます。

自家製のストレート細麺は表面がモッチリとして、極細でも芯にはしっかりコシ。
時間経過で粘りを感じる食感に変化し、小麦の甘さも濃くなる美味しい麺です。

チャーシューはロースとバラで、この日は伊豆の天城黒豚。
極薄でも脂身のジューシーさと甘さが素晴らしく、ブランド豚の旨さを堪能できます。

ワンタンはマッシュルーム入りで洋のエレガントさ。
「Japanese Soba Noodles 蔦」大西祐貴を偲び、現在はスープにもマッシュルームを入れています。

スープに浸さない様に置かれた海苔は佐賀海苔。
食べる直前にスープに浸すと、リッチな磯の香りが鼻に広がる極上海苔です。

湯河原では限定や「つけ麺」を食べることが多く、お店では約3年ぶりの「しょうゆらぁ麺」。
忖度抜きで恐ろしく旨くなっていて、以前より間違いなく出汁感も麺の旨さもUPしてます。

もちろん「つけ麺」も素晴らしく、2種の麺、2種のつけ汁、濃厚昆布水にしゃぶ肉など全てオンリーワン。
しかし、久しぶりに「しょうゆらぁ麺」を食べた感想としては、初めて or たまにしか来れないなら、マストでこれを食べるべきと思えます。

今現在「醤油ラーメン」としては僕の中で圧倒的に一番の旨さで、僕同様に湯河原で3年食べていなかった方は驚愕するレベルなはず。
催事のクオリティも高いものの、お店で食べる一杯は味から雰囲気から、何もかも違う特別体験です。

「本物とは何か」飯田将太
前述したとおり、「飯田商店」15周年を記念して刊行された書籍。
借金からスタートした黎明期から現在の「飯田商店」が出来るまでだけでなく、食材についても結構詳細に記載しています。

「ららぽーと」出店やイギリス・スペインで現地の食材でラーメンを作る場面などはスリリング。
これを読むと「飯田商店」の充実期に同時期に生きていること、お店でラーメンを食べられる喜びに感謝出来ます。
日本橋三越本店の地下1階 フードコレクションで開催中の「~セカンドハウスに人気!~ 湯河原・熱海・真鶴のグルメ事情 」〈1月22日(水)~1月28日(火)〉。
「飯田商店」姉妹店「しあわせ中華そば食堂にこり」が1月22日(水)~1月24日(金)に出店し「らぁ麺 飯田商店」 は1月25日(土)~1月28日(火)の出店となります。

なお、「飯田商店」のイートインは完全予約制で、1月21日の予約開始から15分ほどで全て完売。
「飯田商店」催事メニューは以下のとおりです。

「しょうゆらぁ麺2101円 ※全て税込価格
「しょうゆチャーシュー麺」2651円
「湯河原十二庵豆乳の担々つけ麺」2601円
 ※各日50杯限り
「トッピングチャーシュー」550円

イートインスペースは15席で連食可。
箸や丼はお店と同じものを使用し、「飯田商店」が都内でこのスタイルは初だと思います。

「湯河原十二庵豆乳の担々つけ麺」2601円
麺にたっぷり真っ白な豆乳餡がかけられ、真っ黒なゴマペーストがアクセント。
色鮮やかな担々つけ汁とモノクロの対比がインパクトあります。

麺と豆乳餡だけでいただくと、モチモチの太麺に絡みまくる濃厚な豆乳餡。
豆乳餡はフレッシュでフルーティさもあり、この時点で早くも特別感あります。

担々つけ汁はサラリとして結構スパイシー。
濃厚な豆乳餡でつけ汁が麺に良く絡み、食べ進めるとつけ汁も濃厚になっていきます。

麺の下には肉味噌とトマト、ナッツ、ネギに豆苗といった具材の塊。
開店後に飯田将太店主が「担々つけ麺」の内容をXで告知しましたが、麺で具を丸隠しにするのが「らしい」です。

TOKYO-Xを使用した肉味噌はゴロリと超粗挽き。
味付けを控えめにし、濃厚な肉の旨味中心で贅沢です。

この具材と麺を一緒につけ汁に浸ければ、ダイナミックな素材の旨さとバラエティ豊かな食感。
スパイシーと濃厚さが融合して変化していく様を存分に堪能できます。

飯田将太店主がリスペクトする湯河原「十二庵」の豆腐は過去に限定「秘伝豆乳とスダチ酢の冷やし麺~本山葵をきかせて~」でも使用しており、今回はそれを上回る紛れもないオンリーワンの傑作。
今回の催事にはその「十二庵」も出店しているので、日本一に輝いた「香りのよせ豆腐」など買って帰りました。
日本で一番予約が取れない湯河原「らぁ麺 飯田商店」。
久しぶりに予約を取ることが出来たので、本店に伺ってきました。

メニューは変わらず以下のとおり。

「しょうゆらぁ麺」1800円
「わんたん入りしょうゆらぁ麺」2150円
「しょうゆチャーシュー麺」2350円
「わんたん入りしょうゆチャーシュー麺」2700円

「しおらぁ麺」1800円

「つけ麺(しお味・しょうゆ味)」2200円
「お出汁割り(かつお・にぼし)」220円

「お野菜ごはん」730円
「おにくごはん」650円
「バター醤油ごはん」380円


席に着くと飯田将太店主が一人一人の目を見て挨拶し、スタッフがおしぼりを手元へ。
ラーメンそのものの影響力だけでなく、お盆も店名を刻印した割り箸も多分「飯田商店」から広まっています。

「つけ麺(しお味)」2200円
大きなお皿に白黒2色の麺、具材。
つけ汁2種に薬味数種と相変わらず見た目だけで満足出来るほどゴージャスです。

今回の白い麺は結構コシが強め。
塩や安曇野産のワサビで食べると小麦の甘みが出てきます。

黒い麺はよりコシが強く、小麦外皮の香ばしさ。
そばつゆの様な冷たいつけ汁で食べれば田舎蕎麦をフレッシュにした様な風合いです。

塩のつけ麺はシンプルゆえに鶏の旨味と繊細な塩の配合が露わに。
熱で麺の硬さや風味が変わるのも面白いです。

この日の具材は黒さつま鶏のローストに霧島高原豚。
シキンボウと思われる霧島高原豚はしっとり極上です。

添えられたドライトマトの甘みもアクセント。
また、佐賀海苔の風味が抜群に良いです。

食べ進めると途中で濃厚昆布水と「しゃぶ肉」。
極薄のしゃぶ肉と昆布水をかけた麺をつけ汁に入れると最高です。

「お出汁割り(にぼし)」220円
最後のお出汁割りは煮干し。
煮干しを選択すると、少量の麺が入ってミニラーメンの〆になります。

煮干しはかなり上品なお出汁で、目の前で切りたてのネギに柚子が風味抜群。
麺は「お出汁割り」専用に打ったもので、弾ける食感が良いです。

「小麦フェス」や「ラーメンWalkerキッチン」など催事の出店も多いものの、本店で飯田将太店主が作る一杯は別物。
もちろんお土産もたくさん買って帰りました。
毎年この時期恒例の新麦を使用した「麦フェス」。
「麦フェス2024 in TOKYO」は「Shibuya Sakura Stage (渋谷サクラステージ)」にて開催です。

毎年出店する「らぁ麺 飯田商店」の「新麦らぁ麺」イートインは時間指定の前売りで完売。
決して広く無いキッチンで飯田将太店主とお弟子さん達が次々と調理しています。

「新麦らぁ麺 × 新麦パン(ワンパン)セット」2600円
今年は担々麺スタイル。
「ブラフベーカリー」と「365日」のワンパン(パンのワンタン)が乗ってます。

辣油にレモングラスやバイマックルーを使用し、担々麺と言うよりエスニックな風合い。
そして「飯田商店」ならではの出汁の深い旨味がしっかり主張します。

自家製のゴマペーストが溶け出すと途中から濃厚な味わいに変化。
また、クミンやコリアンダーを使用した比内地鶏の肉味噌により、後半はスパイスカレーっぽくなります。

麺は新麦を使用したストレート細麺。
パンとの対比を考えて新麦でもハリのある麺に仕上げてます。

「ブラフベーカリー」のワンパンは中にキノコ餡。
フワッとした生地がスープに浸ってとろけていくのも良いです。

「365日」のワンパンはトマトカレー入りの胡麻団子風。
カリっとした食感でカレーも美味しく、予想以上にスープとマリアージュします。

「飯田商店」の担々麺は食べる度に個性を増しており、飯田将太店主のセンスが光る一杯。
弟子達の丁寧かつ高速な調理も見事でした。
ネット「OMAKASE」予約が毎週10分で完売する超名店「らぁ麺 飯田商店」。
先日の東所沢「ラーメンWalkerキッチン」出店時は最長7時間待ちという大行列を生み出しました。

最近はイベントや限定での訪問が続いていましたが、久々に通常営業に訪問。
メニューは変わらず主に以下のとおりです。

「しょうゆらぁ麺」1800円
「わんたん入りしょうゆらぁ麺」2150円
「しょうゆチャーシュー麺」2350円
「わんたん入りしょうゆチャーシュー麺」2700円
「しおらぁ麺」1800円
「つけ麺(しお味orしょうゆ味)」2200円
「お出汁割り(にぼしorかつお)」200円
「お野菜ごはん」730円

店内はゆったりカウンター席にテーブル席でラグジュアリー。
おしぼりが出るようになったのですが、これまた凄く良い生地で気持ちが上がります。

「つけ麺 しお味」2200円
大きな皿に2種の麺、チャーシュー、佐賀海苔。
2種のつけ汁に薬味と立派な「麺御前」です。

つけ麺の麺は色々配合を変えているので、何度食べても一期一会な味わい。
今回の白い麺はモッチリよりはコシが強く、小麦の風味と甘みがフレッシュです。

黒い麺は外皮も使用し、田舎蕎麦の様なザックリ食感。
香ばしさが強く、小麦と思えないワイルド感もあります。

そばつゆの様な和出汁にはこの黒い麺が良く合う感じ。
塩つけ汁は「塩ダレ」ではなく「ブレンド塩」を使用することで、鶏の旨味をピュアに濃く堪能できます。

この日のチャーシューはTOKYO-Xの赤身にぶどう山椒が振られた黒さつま鶏グリル。
肉質の良さと調理が素晴らしく、更に新たに添えられたドライトマトの酸味と甘みが素晴らしいです。

しかし肉はここで終わりではなく、食べている途中で濃厚昆布水と「しゃぶ肉」の提供。
しゃぶ肉は昆布水を纏わせた麺と一緒につけ汁にくぐらせます。

極薄でしっとりフワフワなしゃぶ肉は「つけ麺」だけの極上肉。
濃厚昆布水は変わらず他店を凌駕する旨さですが、最初は麺を味わうためにあえて途中から出すのも憎いです。

「お出汁割り にぼし」200円
「お出汁割り」は「かつお」と「にぼし」の2種。
こちらから声を掛けなくてもスタッフが良い頃合いに器を回収してくれます。

つけ汁を適量に減らし、煮干し出汁にネギ、柚子、海苔と割烹の一品の様な見た目。
そして「にぼし」には少しだけ麺が入ります。

スープは上品な煮干しで柚子とネギが効果的。
「お出汁割り」専用のボソッとした麺も面白く、最後にホッと満足出来ます。

細部にまでこだわった「麺御前」で仕込みも調理も大変そうなのに、これが限定ではなくレギュラーと言うのはやはり凄い。
もちろんお土産もたくさん買って帰りました。
歌舞伎町の新大久保公園にて開催中の「刺激と旨辛FES」。
9月2日(土)・3日(日)はなんと食べログ全国ラーメンランキングNo.1「らぁ麺 飯田商店」が出店します。

「飯田商店」が新大久保公園に出店するのは、2018年の「大つけ麵博」以来5年ぶり。
今回は「旨辛FES」と言うことで「担々麺」で参戦し、メニューは以下のとおりです。

「エキゾチック担々麺」1600円
「オリエンタル海老ワンタン+チャーシュー(本店仕込み)」650円

ブース内には飯田将太店主をはじめ飯田商店スタッフ勢ぞろい。
飯田将太店主から、麺の形状変更、結構スパイシーになったと説明がありました。

「エキゾチック担々麺」1600円
ナッツペーストとラー油の美しいグラデーション。
肉味噌に九条ネギ、ナッツ類が乗ります。

スープは本店スープに本店煮干スープ、鶏と香味野菜のトリプルで華麗かつ太い旨さ。
肉味噌を崩してちょうど良い塩気となり、色ほど激辛では無いです。

肉味噌に自家製ガラムマサラ、レモングラスを使用してエスニック風味。
九条ねぎにもパクチーと青唐が忍ばせてあり、確かにエキゾチックです。

直前に変更したという自家製麺は平打ちで「フォー」に似た形状。
加水高めの旨いモチモチ麺で、ここでアジアン麺とラーメンの違いが良く出ています。

濃厚なナッツペーストも滑らかでグッド。
ピーナッツやマカダミアナッツも質が良く美味しいです。

「オリエンタル海老ワンタン+チャーシュー(本店仕込み)」650円
今回の海老ワンタンはココナッツ風味の濃厚海老ワンタン。
大きくて食べ応えがあり、皮も美味しいです。

チャーシューは本店仕込みの銘柄豚と思われるバラロール。
温められたチャーシューはジューシーで肉の旨味が濃く、催事でもさすがの存在感です。

ららぽーと沼津「湯河原 飯田商店」で担々麺を出しているのですが、今回はスパイス等を贅沢に使って結構違う仕様。
この仕様の担々麺が食べられるのは9/2(土)・9/3(日)だけと思われるので、貴重だと思います。
食べログ日本No.1ラーメン店「らぁ麺 飯田商店」。
7月1日(土)・2日(日)は限定メニューでの特別営業となっています。

これは「宅麺」で限定販売している「友情しょうゆらぁ麺」をプレミアム食材を使用してお店で作るイベント。
予約サイト「OMAKASE」は開始から10分経たず満席になりました。

この日のメニューは主に以下のとおり。

「友情しょうゆらぁ麺」2500円
「濃密出汁をかけたつけ麺(しょうゆorしお)」1800円
「トッピングわんたん2個」350円
「トッピングチャーシュー」550円

一番弟子「Ramen FeeL」店主の大ちゃんもお手伝いに来ています。

「友情しょうゆらぁ麺」2500円
2種のチャーシューにメンマ、九条ネギと盛り付けは通常とほぼ同じ。
海苔がいつもより大きいカットとなっています。

スープはアッサリと優しくお出汁中心の味わい。
醤油もオイルも強くは効かせず、レギュラーの「しょうゆらぁ麺」よりもじんわり染み渡る優しくリッチな旨味です。

素材は豚、鶏、昆布、ホタテ、アサリ、桑名の蛤、シジミ、生ハム、ワタリガニ、マッシュルーム、焼きアゴ、干しエビ、節類、野菜と「飯田商店」にしては超多彩。
それらの素材が顔を出すことなく溶け込み、本格中華の上湯の様に一丸となっています。

極細の麺はプリプリとして弾ける旨さ。
ジューシーな肉の旨味溢れる2種のチャーシューも旨いです。

「濃密出汁をかけたつけ麺(しお)」1800円
久しぶりに復活の「飯田商店」黎明期スタイルの昆布水つけ麺。
濃厚昆布水に浸かった麺、つけ汁、薬味です。

たっぷりのトロントロン昆布水に浸かった麺は、そのままでも相当旨い。
今回の昆布水は昆布、鰹節、マグロ節とのことで節の旨味が昔より上品です。

つけ麺の麺は秘密小麦粉2種、はるゆたか系4種、キタホナミ、さぬきの夢、ねばりごし。
秘密小麦の詳細は割愛しますが、聞けば聞くほど小麦の変態である飯田将太店主が無理言って仕入れてもらっている小麦を使用した極上品です。

今回のつけ汁は鶏、昆布のみと逆にシンプル。
塩のミネラル感とピュアな切れ味が鶏を引き立てます。

麺はつけ汁に浸けて温まると粘りを感じ、そのままよりも凄さが分かる感じ。
濃厚な昆布水、旨味濃いつけ汁に負けない美味しい麺です。

また、今の「つけめん」に付いてくる「しゃぶ肉」も提供。
麺と一緒につけ汁に浸けると、フワフワで溶ける様な食感になります。

見た目は昔の「飯田商店」なつけ麺ですが、麺もつけ汁も逆に相当変わっているのが分かって面白く凄い。
つけ汁は更に余計なものを削ぎ落した感があり、それ故に素材の旨さがより際立っている気がします。

しょうゆのつけ汁も醤油の旨味は濃いものの、切れ味や香ばしさは前より控えめ。
都内に蔓延する「昆布水つけめん」の元祖なのですが、今の飯田将太店主が考える厳選素材を重視したバランスに圧倒されます。

今回は特別メニューなので、ほとんどの方がラーメンとつけめんの連食。
「友情しょうゆらぁ麺」がメインテーマに見えますが、実はいまだに進化し続ける「飯田将太」を実感する「つけ麺」がメインディッシュだった様な気がします。
今年3月に13周年を迎えた湯河原の超名店「らぁ麺 飯田商店」。
ネット予約「OMAKASE」による事前予約のみで、火曜12時受付開始から数分で終了します。

基本メニューは主に以下のとおり。

「しょうゆらぁ麺」1600円
「わんたん入りしょうゆらぁ麺」1950円
「しょうゆチャーシュー麺」2150円
「わんたん入りしょうゆチャーシュー麺」2500円

「しおらぁ麺」1600円
「にぼしらぁ麺」1600円
「つけ麺(しお味orしょうゆ味)」2000円

「お野菜ごはん」680円
「おにくごはん」650円
「バター醤油ごはん」380円

「瓶ビール(中)」600円

5月25日より「にぼしらぁ麺」が数年ぶりに数量限定でスタート。
更に新作「お野菜ごはん」もあり、地味に瓶ビールも加わっています。

調理を開始する前には、飯田将太店主から一人一人に挨拶するこだわりよう。
また、お盆にレンゲや箸をセットする割烹スタイルをラーメンに取り入れた元祖も「飯田商店」です。

「にぼしらぁ麺」1600円
泡だった澄んだスープにチャーシュー、メンマ、ネギ、海苔。
丼は今回の「にぼし」用に作られたノス仕様です。

スープはアッサリとした口当たりで、ストレスなく染み渡る煮干しと昆布の旨味。
えぐみやビターさは皆無で、優しく丸みがあるも濃密なお出汁はもの凄くリッチです。

聞くと大量の煮干しを使用し、途中で引き出して上質な旨味だけを抽出。
更に油も不使用とのことでスッキリ感が半端なく、隠し味にデフォのスープを少しだけ加えているそうです。

麺も「にぼし」専用のストレート中太麺。
密度が濃くモチモチとした食感で、こちらも極上です。

チャーシューは天城黒豚のシキンボウ。
赤身中心で肉の旨味がギュッと凝縮されてます。

海苔はデフォと同じ佐賀海苔。
スープで溶けていく感じがたまらないです。

「飯田商店」は過去に何度も煮干しを出していますが、もう根本的に構成が違う一杯。
飯田将太店主は昔から出汁の抽出、製麺、食材セレクト等全て凄いものの、まだまだ変わり続けることに正直驚きです。

流行りの煮干しとも、ノスな煮干しとも違う「飯田商店」だけで味わえる極上な煮干し。
麺200g、スープ480ccと多めの量があっという間に無くなる旨さでしたが、期間限定の様です。

なお、セブンイレブンでは「飯田商店にぼしらぁ麺」も販売中。
また、恒例の本店限定お土産もたくさん購入したのでかなり楽しみです。
小麦のフードフェスティバル「麦フェス by 新麦コレクション」。
今年は代々木体育館エリアで開催され、9月19日(月・祝)のみ「らぁ麺 飯田商店」が出店しました。

飯田商店はキッチンカーで出店し、限定500杯(公式twitterによれば17時には完売)。
悪天候の中行列に並びましたが、都内で予約無しで食べられるのは凄いことです。

メニューは

「湘南小麦のしおらぁ麺~海人の藻塩~」1300円

一本。

キッチンカーでは飯田将太店主が麺上げし、平ザルで湯切り。
一番弟子「Ramen FeeL」店主の大ちゃんがサポートしてます。

「湘南小麦のしおらぁ麺~海人の藻塩~」1300円
イベントのプラ容器をものともしない美しい盛り付け。
2種のチャーシューに穂先メンマ、ネギ、青唐辛子です。

スープは様々な素材の旨味が絶妙にブレンドされた優しくも濃密なお出汁。
ゲンコツ、豚足、鶏ガラ、丸鶏、豚肉、昆布、ホタテ貝柱、野菜、太刀魚煮干し、焼アゴ、鰹節、鯖節とのことです。

本店「しおらぁめん」の様な濃ゆい地鶏と違うチューンですが、やはり「飯田商店」の味。
手渡しされる「海人の藻塩」を途中で入れるとミネラル感がキリっと際立ち、青唐辛子も良いアクセントになっています。

麺は湘南小麦50%、はるゆたか50%の12番平打ち。
香ばしさとネッチリ感があり、この麺を際立たせるためのスープな感じがします。

2種のチャーシューはイベントでも肉の旨さがしっかり。
久々の穂先メンマも乾燥から戻したのか良い食感です。

台風でギリギリの天候でしたが、この日限りの一杯が食べられて幸せ。
たった一度のイベントでも手抜きが無く、本当に引き出しが多い店主だと思います。
食べログ全国No.1ラーメン店「らぁ麺 飯田商店」。
現在は完全予約制になっており、ネット予約「OMAKASE」で毎週火曜12時から予約開始です。

ネット予約は開始直後から混みあい、大体20分経たず終了と言う難度の高さ。
集合時間前に伺うと、予約制なのを知らずに訪れる方も数組居ます。

主なメニューは以下のとおり。

「しょうゆらぁ麺」1600円
「わんたん入りしょうゆらぁ麺」1950円
「しょうゆチャーシュー麺」2150円
「わんたん入りしょうゆチャーシュー麺」2500円
「しおらぁ麺」1600円
「つけ麺(しお味 OR しょうゆ味)」2000円
「お出汁割り(かつお or にぼし)」200円

オープンな厨房では飯田将太店主がメインで調理。
相変わらずお客さん全員に挨拶する素晴らしい接客です。

「つけ麺(しお味)」2000円
麺皿には白黒2種の麺に鶏豚チャーシュー、海苔。
お盆には2種のつけ汁に薬味が乗って豪勢です。

黒い麺はザラリとした食感で細くともしっかりコシ。
鰹つゆとの相性が素晴らしく、濃いつゆに負けない小麦の香ばしさがあります。

白い麺は太めの平打ち。
そのまま食べてみると、歯に絡み付く食感の後に軽く跳ね返す弾力があります。

モチモチとコシが同居した個性的な旨い麺。
上品かつ濃密な鶏を感じる塩つけ汁に浸けると、不思議と旨味がしっかり乗ります。

この日の肉は霧島高原純粋黒豚のモモチャーシューに黒さつま鶏2切れ。
黒さつま鶏の一つにはぶどう山椒がかかり、豚も鶏も文句なしに旨いです。

麺が半分くらいに減ってきたところで濃密鰹昆布出汁としゃぶ肉の登場。
まずは鰹昆布水を麺にかけてそのままいただきます。

容器に糸引くほどトロリな鰹昆布水は鰹の旨味も濃厚。
ここ数年流行りの昆布水ですが、「飯田商店」はやはり一味も二味も違います。

この鰹昆布水にしゃぶ肉を添え、それをつけ汁に。
すると鶏に昆布と鰹、極薄の豚の旨味に麺と最高のマリアージュになります。

「出汁割り(にぼし)」200円
出汁割りをお願いすると、つけ汁に煮干し出汁、ネギ2種、海苔。
そして極細の麺が少し入り、ただのスープ割とは次元が違います。

煮干し出汁は上品かつサカナの旨味がリッチ。
コシがある極細のちぢれ麺も美味しく、飯田店主の引き出しの多さを思い知らされます。

「しょうゆらぁ麺」1600円
息子は「飯田商店」看板メニュー。
2種のチャーシューにメンマ、キレイに盛られた九条ネギ、海苔は子供サービスで2枚です。

旨味たっぷりのスープにしなやかな麺、霧島高原純粋黒豚のロースにバラと全てが最高。
スープは昔ほど豚のガツンさは控えられ、素材の個性は目立たずまろやかにブレンドされている気がします。

「指宿産一本釣り本枯節のごはん」600円
大きな丼にたっぷりの削りたて本枯節。
わさびが添えられ、自分で醤油をかけていただきます。

見た目大きいですが、ご飯は少な目で本枯節がたっぷり。
極薄の本枯節がフワフワで上品に美味しく、土鍋炊きご飯も香り高く良いです。

予約は大変だし、住んでいる埼玉から湯河原は遠いけど訪れる度にもの凄い満足度。
基本メニューは変わらずも、行く度に「もっと旨く」という飯田将太店主の想いを感じられる凄いお店です。
湯河原の予約制ラーメン店「らぁ麺 飯田商店」。
本店はお土産も多いので、食事した際に色々買って帰りました。

日にもよりますが、この日のお土産メニューは以下のとおり。

「本店仕様しょうゆらぁ麺 具材パック付き(3食)」3900円
「本店プレミアムチャーシュー切り落とし150g」600円
「本店プレミアムチャーシュー」あるときだけグラム売り。
「本店仕様しおらぁ麺 具材パック付き(1食)」あるときだけ1200円
「担々麵 肉味噌付」(1食)1050円 (3食)3300円
「飯田商店の「ラー油(100g瓶)」600円
「吊るし炭火焼きチャーシュー(900g前後)」3600円
「飯田商店の冷凍焼売(6個入)」1000円
「飯田商店の冷凍餃子(12個入)」1000円

店頭で販売しており、食事の予約が無くても購入可能。
タッチパネルで選択して支払い、スタッフにレシートを見せます。

「本店仕様しょうゆらぁ麺 具材パック付き(3食)」3900円
間違いなく1番人気メニューで購入者多数。
沼津仕様は常に通販で売ってますが、本店仕様はたまにしか販売しません。

セット内容は冷凍ストレートスープに冷凍生麺。
それにチャーシュー2種、メンマの冷凍具材です。

スープは15分湯煎し、生麺は熱湯で2,3分。
具材は40℃ほどのぬるま湯で解凍します。

香ばしく太い極上のスープは相変わらず絶品。
ニュルっとした小麦香る麺もスープを良く拾います。

2種のチャーシューは大判でジューシー。
これが家で食べられるのは凄いことだと思います。

「本店仕様しおらぁ麺 具材パック付き(1食)」あるときだけ1200円
「しお」はまれにしか販売せず、この日は数食販売。
朝イチ訪問で発見し、迷わず購入です。
日持ちするので食べるのが楽しみ。

「吊るし炭火焼きチャーシュー(900g前後)」3600円
朝イチで焼いている出来立て吊るし炭火焼きチャーシュー。
家で計ってみると945gもありました。

飯田将太店主に聞くと群馬県産豚で希少なモモのシキンボウと言う部位。
出来立てなので持っただけで柔らかさを感じます。

切ってみると美しい赤身中心。
モチモチで柔らかく、スモーキーな風味も最高です。

945gは多いとも思いましたが、食べてしまえばあっという間。
ちなみに毎週月曜に数量限定で通販も行っています。

そして、先日スーパーで販売となった東洋水産のチルド麺2種。

「らぁ麺 飯田商店監修 清湯つけ麺(2食入り)」
「らぁ麺 飯田商店監修 まぜそば(2食入り)」

近所のスーパーでともに398円で販売していたので、もちろん両方買いました。

「らぁ麺 飯田商店監修 清湯つけ麺」
麺を茹でて冷水で〆、スープは熱湯で希釈。
チルドでも麺は北海道産小麦100%使用です。

オススメの具材はチャーシュー、白髪ネギ、海苔、スダチなど。
今回は「飯田商店」お土産チャーシューに白髪ネギ、海苔を添えました。

麺はツヤツヤでムチムチ食感が贅沢。
つけ汁は醤油強めの鶏清湯です。

この振り切った醤油感が、清湯でも麺に良くマッチ。
相当旨いバランスで、一度に2玉食べればよかったかと思うほどです。

「らぁ麺 飯田商店監修 まぜそば」
こちらは道産小麦100%麺とスープ、スパイスのセット。
茹でた麺を湯切りしてスープと和え、スパイスの量はお好みです。

オススメ具材はグリル鶏肉、刻みネギ、白髪ネギ、海苔。
飯田商店チャーシューに白髪ネギ、青ネギ、バラ海苔を添えました。

まずスープの香りで気になり、スパイスをかける前に一口。
濃厚な旨味がモチモチ中太麺に絡んでパンチある旨さです。

これは間違いなく、カップ麺「飯田商店 秘伝のまぜそば 豚鶏白湯味」のリニューアル。
セブンイレブンで期間限定販売していた「まかないメニュー」が帰ってきました。

濃厚なスープの旨さそのままに、麺がグレードアップして嬉しい再登場。
ピリ辛のスパイスもかけましたが、無くても全然旨いです。

どちらも1食200円を切る素晴らしい商品。
まぜそばは卵黄乗せても良さそうだし、アレンジ楽しそうです。

「飯田商店」関連食品はほぼ購入しますが、全て外しません。
今回は「ラーメン」ではなく、「つけ麺」と「まぜそば」なのがまた憎いです。
湯河原が誇る超名店「らぁ麺 飯田商店」。
今は予約サイト「OMAKASE」による完全予約制で、予約を取るだけでも大変なお店です。

数か月ぶりに予約が取れ、待望の訪問。
新たにタッチパネルの券売機がお店外に設置されていました。

主なメニューは変わらず以下のとおり。

「しょうゆらぁ麺」1300円
「わんたん入りしょうゆらぁ麺」1580円
「わんたん入りしょうゆチャーシュー麺」1980円
「しおらぁ麺」1300円
「つけ麺(しお味orしょうゆ味)」1800円
「お出汁割り(かつおorにぼし)」200円

調理前に飯田将太店主からお客さん一人一人に挨拶。
華麗かつキレのある調理はいつ見ても素晴らしいです。

「つけ麺(しお味)」1800円
麺皿の上に白と黒2種の麺、2種のチャーシュー、海苔。
つけ汁2種に薬味と「御前」の様です。

つけ麺の麺は毎日配合を変えており、オープン時に公式twitterにて小麦の種類、加水、切刃を告知。
更に麺に聴かせている音楽も配信し、この日はディランの名曲「風に吹かれて」でした。

白い麺をそのままいただいてみると、見た目以上にしっかりとしたコシ。
ギュッと噛みしめると小麦の香りが鼻に抜け、相当凄い麺と分かります。

黒い麺は石臼引き75%で香ばしく強みのある味わい。
蕎麦粉不使用でも田舎蕎麦の様な感じです。

薬味は練り梅にワサビ、柑橘、白髪ネギ。
この2種の麺を薬味で食べるだけでも特別感があります。

鰹出汁に浸ければ「和」を感じる味わい。
塩つけ汁に浸ければ鶏のリッチな旨味とキリっとした塩を感じられます。

チャーシューは比内地鶏の幽庵焼き2種に霧島高原純粋黒豚。
比内地鶏は地鶏ならではの弾力が良いです。

霧島高原純粋黒豚はほぼ赤身でモモでしょうか。
朝イチだから出来立てなのか、しっとりジューシーで極上です。

途中で薄切りの「しゃぶ肉」と「濃厚昆布出汁」の提供。
最初は麺とつけ汁を味わってほしいため、必ず途中からの提供になります。

「飯田商店」は「昆布水つけ麺」を流行らせたお店でもあり、昆布水の濃厚さは唯一無二。
たまたまなのか、この日の昆布水は過去最高に粘度が凄く、注ぎ終わっても糸引くレベルです。

昆布水を纏った麺は結構印象が変わり、確かに最初は昆布水無い方が良さそう。
そして昆布水と麺、しゃぶ肉を一緒につけ汁に浸けると最高の掛け算になります。

「出汁割り(にぼし)」200円
前回の訪問から加わった「にぼし」の出汁割り。
煮干出汁だけでなく2種のネギに海苔、柚子、そして少量の麺まで加わります。

奥行きのある煮干し出汁は上品でホッとする味わい。
ちょっとピリ辛な薬味も入り、小さな丼の中でめくるめく味が変わります。

そして少量入った麺の贅沢な存在感。
前回は平打ちでしたが、今回はコシのある極細麺です。

なお、「出汁割り」でも麺は「にぼし」にしか入らない様子。
「かつお」は削りたての指宿産本枯れ節なので原価を考えてのサービスと思いますが、それ専用の麺を打つのが凄いです。

前に「つけ麺」を食べた際、「まだ旨くなる余地があるのか」と思いましたが、今回更に旨くて正直驚き。
スープもチャーシューも間違いなく凄いものの、麺に関しては変態的なまでに抜けてます。

また、帰り際に厨房を見ていると、予約客入れ替え時に麺の茹で湯を全て流し捨てて新たに入れ替え。
聞くとスープが酸性、麺が「かん水」によりアルカリ性なので、そのバランスを意識して変えているそうです。

しかも、スープに使っている「RO水」とはまた別の純水と言うこだわりよう。

飯田将太店主は

「5年くらい前からやってます。聞かれるまで忘れてましたけど(笑)」

と仰っていましたが、こういった様々な手間が神がかった一杯に繋がっているのだと思います。

1周年を迎えた青梅の1番弟子「Ramen FeeL」の成長に刺激を受けてもいるのか、まだまだ「旨いラーメン」に貪欲な姿勢。
湯河原は近くないですが、冷凍ラーメンやチャーシューなどお土産もたくさんあるし、また予約争奪戦頑張りたいと思います。
セブンイレブンで販売となった「湯河原 飯田商店監修 しょうゆらぁ麺」。
10月5日から小田原市で販売となり、徐々に販売エリアを拡充し、10月19日から東京エリアで販売です。

残念ながら埼玉では販売が無いので、新宿で購入。
小田急線改札近くのセブンイレブンでは大々的に広告し、店員さんもアナウンスする熱の入れようです。

「湯河原 飯田商店監修 しょうゆらぁ麺」594円
レンジ500Wの場合は容器そのまま5分。
麺や具材は上げ底になっていて、調理後にスープに落とすシステムです。

スープは香ばしい油も感じる醤油清湯。
ベースは豚を入れるようになった今の「飯田商店」でしょうか。

醤油のコクも凄く良く、ちゃんと「飯田商店」らしさ。
あと引く旨味もあり、レンチン麺にしてはスープ相当旨いです。

なお、「らあめん花月嵐」では飯田商店コラボ第2弾「しおらぁ麺」を販売中。
「花月嵐」ほどではないですが、モチモチ感のある細麺もこだわり感じます。

具は大判のチャーシューにメンマ。
どちらも悪くないですが、スープと麺のレベルの高さの方が際立ちます。

「らあめん花月嵐」コラボのキャッチフレーズは「挑戦しかない」。
セブンイレブンのレンチン麺挑戦なんて、まさに挑戦でしかないと思います。

「飯田商店」と言うネームバリューでケチをつけたがる人も居るでしょうが、税込み600円未満のレンチン麺としては凄いレベル。
特にスープが美味しく、飯田商店に数回訪れている息子も大満足でした。
恐らく日本一訪問難易度が高い名店「らぁ麺 飯田商店」。
現在は予約サイト「OMAKASE」オンリーになっており、火曜12時の予約開始から10分ほどで終了してしまいます。

メニューは変わらず醤油、塩、つけ麺(醤油or塩)。
お土産もラーメンだけで無くチャーシュー、焼売、餃子、ラー油と充実してます。

「つけ麺(しお味)」1800円
麺皿には2種の麺、チャーシュー2種、海苔。
それに2種のつけ汁、薬味皿と「麺御膳」と呼びたくなる豪華さです。

白い麺はモッチリとしてほど良い弾力。
小麦の甘さとフレッシュ感がある素晴らしい麺です。

黒い麺は硬めでツルツル。
見た目ほど香ばしさは前面に出ておらず、蕎麦とも違う個性的な麺です。

小麦にこだわったラーメン店も増えていますが、やはりここは格が違う。
蕎麦つゆの様な和出汁で食べると、より麺の存在感が際立ちます。

アッサリとした塩つけ汁は、まろやかな鶏中心のお出汁。
塩ダレでは無く数種の塩をブレンドしていたはずで、リッチな素材のお出汁を存分に味わえます。

黒豚モモチャーシューはモッチリ柔らか。
2個乗ったさつま鷄黒王もジューシーで、一つはぶどう山椒が添えられています。

麺を半分くらい食べると、スタッフから別容器の昆布水と「しゃぶ肉」の提供。
昆布水のつけ麺も増えましたが、トロントロンな粘り気も出汁の濃さもここがトップだと思います。

昆布水と麺に薬味、昆布水と麺をつけ汁に、と楽しみ方も様々。
薄切りのしゃぶ肉はとろける様なシルキー食感で、適度な塩気もよいです。

昆布水、しゃぶ肉、麺を一緒につけ汁に浸けるのが最高の食べ方。
それぞれの旨味が邪魔すること無く、複合的に重なり合っていきます。

「麺のコース料理」と例えても良さそうなバラエティさ。
しかし色々な料理では無く、麺を色々な食べ方で食べる料理であって「麺が主役」と言う主軸はブレません。

「出汁割り(煮干し)」200円
この日は鰹と煮干しが選べるとのことで、初の煮干し。
食べ終えたつけ汁の容器が回収され、出汁が加わって戻ってきます。

煮干し出汁は上品で奥深く、鶏主体のつけ汁と合わさり極上の旨さ。
ランクの高い煮干しを使用しているそうで、明らかに出汁のクリアさと余韻が違います。

さらに驚きなのが、ネギ、海苔と追加された具の奥にはなんと平打ち麺。

「煮干しの時はたまにこういうことしてます(笑)」

とのことで、最後はミニ煮干しラーメンでの〆。
こういった遊び心も楽しく、合計3種の麺が堪能できました。

「しょうゆらぁ麺」1300円
霧島高原黒豚チャーシュー2種にメンマ、九条ネギ、海苔。
看板メニューとしての貫禄十分です。

スープは口当たり良くも濃密な動物出汁。
醤油の旨味と余韻も飯田商店ならではの味わいです。

ニュルッと柔らかめの麺もスープと相性抜群。
このジャンルでは抜けて旨い一杯だと思います。

久々の「つけ麺」はより精度が上がっており、「しょうゆらぁ麺」は何度食べてもため息もの。
予約を取るのは大変ですが、その先にある感動と興奮は計り知れないものがあります。
ネット予約「OMAKASE」オンリーで訪問超困難な「らぁ麺 飯田商店」。
今回は超久々に予約が取れたので、店頭で販売しているお土産商品ももちろん購入しました。

店頭で買える商品は以下のとおり。

湯河原本店のラーメン
「冷凍かけしょうゆらぁ麺(3食)とチャーシュー300gブロックのセット」5500円
「本店プレミアムチャーシュー切り落とし150g」580円
「本店プレミアムチャーシュー」あるときだけグラム売り

沼津店のラーメン
「冷凍かけ醤油らぁ麺(1食)」850円
「冷凍かけ醤油らぁ麺(3食)」2550円
「冷凍かけ担々麺(1食)」1050円
「冷凍かけ担々麺(3食)」3150円
「飯田商店のラー油」600円
「飯田商店オリジナル保冷バッグ」500円

「霧島高原純粋黒豚使用 飯田商店の冷凍餃子 12個入り」1000円
「TOKYO-X使用 飯田商店の冷凍焼売 6個入り」1000円

店舗前にはお土産専用スタッフが待機。
本店プレミアムチャーシューについて聞いてみると、TOKYO-Xと霧島高原純粋黒豚2種がありました。

この日購入したのは以下。

「冷凍かけしょうゆらぁ麺(3食)とチャーシュー300gブロックのセット」5500円
「TOKYO-X使用 飯田商店の冷凍焼売 6個入り」1000円
「本店プレミアムチャーシュー(TOKYO-X)」795円

飯田商店通販サイトで常に買えるのは沼津の「かけ醤油らぁ麺」。
本店仕様はごくたまにしか販売しないので貴重です。

冷凍ストレートスープを湯煎で解凍し、冷凍生麺を茹でて完成。
店内で飯田将太店主にも確認しましたが、スープは店内提供と全く同じものだそうです。

スープは油の香ばしさがあり、鶏と豚のスープはグワッと芳醇。
モチモチの麺にあと引く醤油も絶妙です。

チャーシューのジューシーさも素晴らしい。
ブロックだけあって冷凍でも肉の旨さが損なわれていません。

チャーシューはおつまみにしたり、炙りチャーシュー丼にしても最高。
飯田商店はスープ、麺だけでなくチャーシューも極上です。

「TOKYO-X使用 飯田商店の冷凍焼売 6個入り」は蒸し器で20分。
冷凍状態では小さめですが、ふかすと1.5倍くらいの大きさになります。

フワッとした食感でTOKYO-Xの旨味がジューシー。
ちなみに「焼売」は過去に大つけ麵博でしか提供したことが無い逸品です。

前から「飯田商店」の物販はレベル高かったですが、商品が増えてもレベル低下一切無し。
ちなみに新宿小田急エース北館「オクル×シタテル」では「飯田商店 冷凍らぁめん3食セット」2900円が今でも販売中なのでオススメです。
先日は「とみ田」15周年コラボで5年ぶりに「とみ田」と共演した「らぁ麺 飯田商店」。
今年2月には一番弟子 渡邊大介氏の「Ramen FeeL」もオープンしています。

コロナの影響もあり、昨年から「OMAKASE」による完全ネット予約制。
一日当たりの人数が多くないのでハードルが高く、久々に予約を取ることが出来ました。

メニューは変わらず主に以下のとおり。

「しょうゆらぁ麺」1300円
「しおらぁ麺」1300円
「つけ麺(しお味orしょうゆ味)」800円

店内に入ると、調理の前に飯田店主からお客さん一人一人に挨拶。
まるで寿司店の様で、こちらも身が引き締まります。

「しょうゆらぁ麺」1300円
「しおらぁ麺」とかなり迷いましたが、久々なので看板メニュー。
デフォでもチャーシュー2枚が丼を覆いつくします。

スープを飲んでみると、軽やかな醤油に丸みのあるお出汁。
見た目ほどオイルの強さも無く、非常にバランスの取れた極上スープです。

昨年より香ばしさや醤油のエッジjが控えめになり、染み渡る旨さ。
食後に飯田店主に聞いたところ、やはり色々変えているそうです。

しなやかな自家製の細麺もニュルっとしてホントに旨い。
しっかり茹で上げられた麺はスープとの一体感が素晴らしいです。

チャーシューは提供時に銘柄のアナウンスがあり、この日は霧島高原純粋黒豚。
ロースもバラも肉の旨味が濃く、明らかに良い肉です。

本店仕様の冷凍ラーメンも最近食べましたが、お店のラーメンは一味も二味も違う印象。
凄まじく磨き上げられた「格」と親しみやすさが共存しています。

なお、お土産の種類も増え、ラーメンやチャーシューだけでなく餃子や焼売も。
今回は本店仕様のラーメンにTOKYO-Xチャーシュー、焼売を購入しました。

ネット予約の難度は高いものの、訪問した際の満足感は他に類を見ないほど。
これからも頑張って予約したいと思います。
ラーメン好きなら知らぬ者は居ない「らぁ麺 飯田商店」。
現在はネット予約「OMAKASE」のみで予約を受け付けているハードルの超高いお店です。

そんな名店が小田急新宿店にて、5/29(土)10:00より冷凍ラーメンを100セット限定販売。
同時刻からwebショップでも60食販売とのことです。

商品は希少な「本店仕様かけ醤油らぁ麺 3食入り(具材、刻印箸付)」3900円
飯田商店ネットショップで「沼津ららぽーと店仕様」は常に販売しているものの、「本店仕様」はすぐ完売する限定商品です。

僕は当日「TRY」のtwitterで知りましたが、小田急のチラシにも目立たず告知。
それでも開店時に50人ほど並び、一人当たりの制限個数もないので30分ほどで完売したようです。
※web販売も瞬殺してました。

中身は冷凍ストレートスープ、冷凍生麺、冷凍具材パック(豚ロース、豚バラ、メンマ)。
スープは湯煎し、冷凍具材パックはぬるま湯で解凍、麺は大き目の鍋で1分30秒です。

冷凍ラーメンはスープと具の「かけラーメン」が多いですが、今回はチャーシューとメンマ付きでゴージャス。
自前の九条ネギ、海苔を加えれば自宅でも立派な一杯の完成です。

スープは鶏と豚なのでこれ系にしてはボトムが厚め。
オイルの香ばしさもあり、清湯でも「飯田商店」ならではの特別感があります。

鶏豚の清湯でも他の追随を許さない旨さ。
麺はニュルっとしなやかでもしっかりとコシがあり、麺とスープのバランス最高です。

2種のチャーシューはどちらもしっとり柔らか。
ゴリゴリな食感のメンマも冷凍とは思えないくらい良いです。

「飯田商店」の冷凍ラーメンは何度も食べているものの、「本店仕様」はやはり別格。
銘柄豚では無いかも知れませんが、具入りは更に満足度高まります。

なお、小田急新宿店はラーメンの催事に力を入れており、2019年には「飯田商店」も出店した「TRYラーメンフェスティバル」を開催したほど。
昨年末には小田急エースにて「飯田商店」冷凍ラーメンを販売してた時期もあります(沼津仕様醤油と担々麺のセット)。

今回の「飯田商店」冷凍ラーメンは瞬殺だったので、もしかしたら再販するかもしれません。
冷凍ラーメンの中でもかなり旨い逸品なので、期待して待ちたいと思います。
11月18日から始まった「TRYラーメン大賞」と小田急百貨店の連動企画。
「おうち de TRY ラーメン大賞」と題し、通販では以下のお店の商品を販売開始です。
https://shop.odakyu-dept.co.jp/ec/try_ramen

『中華そば しば田』『らあめん 元』『六厘舎』『川の先の上』『和歌山ラーメンまる岡』『本枯中華そば 魚雷』『海老丸らーめん』『中華そば屋 伊藤』『ジャンプ』『頑者』

そして、実店舗としては新宿小田急エース北館「オクル×シタテル~Odakyu Selection~」にて販売。
こちらでは『らぁ麺 飯田商店』の冷凍ラーメンを購入することが出来ます。

商品は「冷凍らぁめん3食セット」2900円のみで1日30セット限定(1人2セットまで)。
沼津店仕様の醤油らぁめん×2、担々麺×1で湯河原本店から直接仕入れとのことです。

また、飯田商店オリジナル保冷バッグもあるので合わせて購入。
醤油は冷凍麺と冷凍スープ、担々麺は冷凍麺と冷凍スープ、ゴマだれ、ラー油、山椒油となっています。

作り方は簡単で、醤油の場合は冷凍スープを湯煎し、麺を2~3分茹でるだけ。
以前、通販で購入したことがありますが、やはりかけラーメンでも貫禄十分です。

スープは沼津仕様なので魚介のアクセントも効き、出汁の旨味に醤油、香ばしい鶏油で清湯でも厚み。
自家製の麺は細くともコシがありモチモチで、冷凍とは思えないくらい旨いです。

昨年、小田急新宿店では「TRYラーメン大賞・フェスティバル」が開催され、「飯田商店」は連日大行列。
コロナが無ければ今年も開催していたと思われ、この企画はその代替案的なものだと思います。
通販では醤油と担々麺のセットは無く、それが送料かからず新宿で購入できるのは素晴らしい。

担々麺はスープにゴマだれ、ラー油、山椒油が全て別容器で本格的。
ミシュラン一つ星「鳴龍」の様に清湯にゴマだれなタイプです。

ラー油はかなり刺激的で、半分くらいで十分なくらい。
「醤油らぁめん」と違い結構クッキリした旨さで、こちらも本格的に旨いです。
全国にその名を轟かす超名店「らぁ麺 飯田商店」。
現在は整理券は無くなり、「OMAKASE」でのネット予約のみになっています。

毎週火曜の12時から1週間分の受付を開始し、大体30分ほどで予約終了。
メニューは現地で決めればOKで、連食も出来ます。

「つけ麺(しお味)」1800円
麺皿には2種の麺にチャーシュー等具材が乗り、2種のつけ汁に薬味。
2019年のリニューアル以降はこのスタイルになっています。

なお、コロナ休業前は黒くて細い麺に「ひもかわ」の様な平べったい麺の2種。
今は白と黒の細麺2種になってます。

白い麺はモチモチとして小麦のフレッシュ感。
鶏と豚の芳醇な温かいつけ汁に浸けると、より小麦の甘さが引き立ちます。

変わって黒い麺は香ばしくバキッと硬め。
こちらは鰹出汁のつゆによく合います。

相変わらず小麦に関しては変態な店主で、どちらも個性的で極上な麺。
今回は新麦も使っているようです。

具のチャーシューはTOKYO Xモモの吊し焼きと黒薩摩鶏 黒王の幽庵焼き。
ともに肉質は抜群で、噛み締めるごとに肉を存分に感じられます。

2種の麺と2種のつけ汁、チャーシューで興奮しっぱなしですが、途中で小鉢に入った昆布水と薄切りのしゃぶ肉が登場。
麺にトロリと濃厚な昆布水をかけ、しゃぶ肉とともにつけ汁に浸して食べます。

しっとり上質な豚ロースに昆布水、鶏&豚のお出汁で更に華やかな味わいに。
柑橘やワサビの薬味も楽しいし、3枚乗った海苔も香り高く美味しいです。

「出汁割り」200円
削りたての指宿産一本釣り本枯れ節の引き立て出汁でつけ汁を割ったもの。
お出汁が贅沢に感じられ、元がつけ汁とは思えない上品な味わいです。

この出汁割に麺を入れたくもなりそうですが、これはこれで完結した一杯。
めくるめくご馳走の〆にふさわしく、別料金でも絶対注文した方が良いです。

実はこの日、朝イチで沼津「湯河原 飯田商店」1周年限定の「つけ麺」を食べてからの訪問。
沼津の「つけ麺」は本店リニューアル前「つけ麺」の復活で、相当美味しかったです。

しかし続けて本店のリニューアル「つけ麺」をいただいてみると、全く別モノであることに改めて驚き。
食材に技術、そして格が相当上を行っています。

また、本店近くの支店「しあわせ中華そば食堂 にこり」も最近メニューを完全リニューアル。
そちらでも「つけ麺」を始めているそうなので、食べ比べてみたいです。

なお、店頭でのお土産販売も引き続き行っており、飲食の予約無しでも購入可能。

湯河原本店のラーメン
 「冷凍かけしょうゆらぁ麺(3食)とチャーシュー300gブロックのセット」5500円
 「本店プレミアムチャーシュー切り落とし150g」700円
 「本店プレミアムチャーシュー」あるときだけグラム売り

沼津店のラーメン
 「冷凍かけ醤油らぁ麺(3食)」2550円
 「冷凍かけ担々麺(3食)」3150円
 「飯田商店のラー油」600円
 「飯田商店オリジナル保冷バッグ」500円

前回「本店冷凍かけしょうゆらぁ麺とチャーシューブロックのセット」を購入したところ、ラーメンもチャーシューも最高でした。

今回は「本店プレミアムチャーシュー」があるか聞いてみると、4点の在庫。
TOKYO Xを2種購入したので、家でいただくのが凄く楽しみです。
7月9日から営業を再開した名店「らぁ麺 飯田商店」。
整理券制度は無くなり、予約サイト「OMAKASE」で毎週火曜正午からネット予約制となっています。

僕も運よくネット予約が出来たので、先日お店で「しょうゆらぁ麺」を堪能。
今回は店頭で購入したお土産ラーメンを作っていただきました。

店頭で売っているお土産は以下のとおり。

◎湯河原本店のラーメン
 「冷凍かけしょうゆらぁ麺(3食)とチャーシュー300gブロックのセット」5500円
 「本店プレミアムチャーシュー」あるときだけグラム売り ※この日は150g700円で販売。

◎沼津店のラーメン
 「冷凍かけ醤油らぁ麺(3食)」2550円
 「冷凍かけ担々麺(3食)」3150円
 「飯田商店のラー油(100グラム瓶)」600円

購入したのは

◎湯河原本店のラーメン
 「冷凍かけしょうゆらぁ麺(3食)とチャーシュー300gブロックのセット」5500円

沼津店のラーメンは通販でも買えるのですが、湯河原本店のラーメンは店頭でしか買えません。
なお、食事の予約をしなくてもお土産ラーメンを買うことが出来、全国通販も出来ます。

冷凍ラーメンは冷凍のストレートスープを湯煎15分。
麺は2~3分ほど茹でて完成と簡単です。

チャーシューをカットして乗せ、自前の青ネギを載せれば完成。
なお、今回のチャーシューブロックは「TOKYO X」でした。

スープは香ばしく旨味が芳醇。
冷凍でも醤油の華やかさと余韻があり、もの凄く旨いです。

沼津店のスープも美味しかったですが、あちらは魚介のアクセントも。
湯河原本店のスープはより太いです。

麺はニュルっとした食感の極細ストレート。
モチモチとした食感でスープの持ち上げも良く、「飯田商店」らしい美味しい麺です。

チャーシュー単体では薄味ですが、スープと合わせればちょうど良い塩梅。
温まった脂身はバターの様にとろけ、間違いなく凄く良い肉です。

カットしてそのまま食べても美味しいですが、蒸すとまた格別。
脂身がトロントロンになり、赤身もジューシーになります。

ちょっと醤油を垂らせばもう最高。
ツマミとしても良いし、ご飯に乗せて上質の脂を堪能するも良しです。

麺もスープもチャーシューも、冷凍と思えないほど素晴らしい。
湯河原に行かれた際は、間違いなくオススメです。

また、飯田店主と言えば「情熱大陸」「マツコの知らない世界」等メディアにも多数ご出演。
TV番組「ジョブチューン」ではインスタント麺のアレンジレシピで2連覇を飾っています。

そんな飯田店主が「情熱大陸」公式YouTubeで新たなインスタント麺のアレンジレシピを動画で公開。
僕も作ってみたのですが、本格的に旨いのでオススメです。
https://youtu.be/rIOBbWOG9NI

鍋的な感じで鶏の旨味ギッシリ。
九条ネギの代わりに三つ葉を入れましたが、鶏と抜群に合います。

鶏出汁と再仕込み醤油のおかげでインスタントの化調風味は控えめになった感じ。
茹で時間3分指定を4分茹でるので麺もモチモチです。

なお、スーパーで市販されている「めんのまるに」製「飯田商店 醤油らぁ麺」も秀逸。
袋麺でも化学調味料無使用で醤油のキレがあり、お店とは違う香ばしいシコシコ麺も旨いです。

袋麺にしてはちょっとお高いですが、チルドではなく常温保存。
日持ちもしますのでオススメです。
湯河原から日本全国にその名を轟かせる「らぁ麺 飯田商店」。
「ジョブチューン」「マツコの知らない世界」などメディアへの出演も多いです。

コロナの影響で4月から本店の営業を中止していましたが、7月9日(木)から待望の復活。
今までの様な整理券制ではなく、新たにネットからの予約のみとなってます。

予約サイト「OMAKASE」にて予約するシステムで、毎週火曜正午から1週間分を受付開始。
予想通り一回では繋がらず、何度もリトライして運良く予約出来ました。

指定された時間の15分ほど前に店頭に着くと待ちスペースにメニューが貼ってあり、スタッフが事前に注文受付。
現在は1時間ごとの予約受付ですが、全員が一度に入店するのでそんなに早く来なくても大丈夫です。

主なメニューは以下のとおり。

「しょうゆらぁ麺」1300円
「しおらぁ麺」1300円
「つけ麺」1700円
「指宿産一本釣り本枯節のごはん」550円
「わんたん」280円
「チャーシュー」400円

注文は看板メニューの「しょうゆらぁ麺」1300円。
ちなみに連食も可能です。

店内はテーブル2卓にカウンター席ですが、カウンターは7席に減らし隣、前にアクリル板の衝立を設置。
会計は席で食事前に行われます。

丼には大判のチャーシュー2枚にメンマ、九条ネギ、海苔。
休業前と同じ堂々たる見栄えです。

スープを飲んでみると、キレやパンチではなくじんわりと上質な味わい。
濃密であろうお出汁もストレスなく染み渡り、醤油の余韻も上品でため息ものです。

極細の自家製ストレート麺はモチモチとして粘りもあり、小麦の香りも格別。
しなやかで束になるのでスープの持ち上げも良いです。

スープも唯一無二ですが、麺は他店が真似できなさそうなくらい秀逸。
モチモチでも最後まで伸びはせず美味しいです。

2種のチャーシューは今回はどちらも黒豚。
モチモチのロースにジューシーなバラロール、どちらも素晴らしく、海苔も香り高く上物です。

今回はあえてワンタンやチャーシュー増しをせず、ご飯ものも頼まずデフォのラーメンのみ。
それでも満足度は相当高く、恐ろしいほど完璧に近い一杯に思えます。

なお、やはり麺は前より少し変えている様で、再開初日とも変えているそう。
他の一流ラーメン店もそうですが、このレベルにあってなお改良を続けるのは尊敬に値します。

また、店頭では引き続きお土産販売を行っており、こちらは店内飲食無しでも購入可能。
ラインナップも当初より増え、現在は以下のとおりです。

◎湯河原本店のラーメン
 「冷凍かけしょうゆらぁ麺(3食)とチャーシュー300gブロックのセット」5500円
 「本店プレミアムチャーシュー」あるときだけグラム売り ※この日は150g700円で販売。

◎沼津店のラーメン
 「冷凍かけ醤油らぁ麺(3食)」2550円
 「冷凍かけ担々麺(3食)」3150円
 「飯田商店のラー油(100グラム瓶)」600円

ここで注目すべきは「湯河原本店のラーメン」。
通販サイトで販売しているのは「ららぽーと沼津」に出店している「湯河原 飯田商店」バージョンなので、本店のお土産ラーメンが買えるのは店頭のみなのです。

もちろん迷わず購入しましたが、数に限りがあるそうなので、先に受け付けしておくのが良いでしょう。
全国に発送することも可能だそうです。

立派な化粧箱の中には冷凍の麺とスープ、チャーシューのブロック。
「お土産らぁ麺のつくり方」に手書きで

「ありがとうございます!」

と添えてあるのが「飯田商店」らしいです。

その裏には商品の詳細が記載されており、チャーシューの銘柄は「Tokyo X」。
見るからに美しく、食べる日が楽しみです。
湯河原にありながら他県からのお客が絶えない「らぁ麺 飯田商店」。
先日は「マツコの知らない世界」で飯田翔太店主がマツコさんにラーメンを作り、

「大将!
 ・・・凄く美味しい」

とマツコさんが感動してました。

しかし、コロナウィルスのためお店は休業中。
店頭では冷凍らぁ麺、焼き豚、蒸ししゅうまいを販売しています。

そしてネットショップでも「冷凍らぁ麺」を随時販売中。
https://iidashouten.shop-pro.jp/
販売当初は安定供給ではありませんでしたが、現在は基本売り切れず提供出来ている様です。

また、支払方法はクロネコヤマト代引きだけとなり、支払う総額は以下のとおり。

「お土産かけらぁ麺3食セット」2,415円(内税)
「 送 料 合 計 」    1,150円(税込)
「決 済 手 数 料」     330円(税込)
「 総  合  計 」    3,895円

なお、「冷凍らぁ麺」は本店ではなく沼津ららぽーと「湯河原 飯田商店」仕様。
僕は沼津で実際にいただいたことがありますが、鶏にほんのり魚介で美味しかったです。

箱の中には冷凍スープに冷凍生麺が3食分。
冷凍スープを15分湯煎し、麺を2~3分茹でて完成です。

美しい琥珀スープは食べる前からワクワクさせてくれるもの。
シャキッとした細麺も美しいです。

スープを飲んでみると、一口目から濃厚な鶏の旨味。
鶏のお出汁に鶏油、コクのある醤油のブレンドは間違いなく「飯田商店」な味わいです。

沼津「湯河原 飯田商店」レシピなので魚介で厚みを出していると思いますが、明確に魚介は感じません。
沼津も開店当初よりブラッシュアップしたのか、ほぼリニューアル前の本店に近い味わいだと思います。

そこに滑らかでモチモチの粘りある自家製の細麺。
細麺でも存在感がもの凄く、この麺も冷凍とは思えないクオリティです。

お店で「飯田商店」を食べた方なら、間違いなく驚愕するレベルの再現度。
「飯田商店」監修で別の業者が作るのではなく、「飯田商店」が作っていると納得できる旨さです。

具は三つ葉のみ加えましたが、それで十分な最高の「かけらぁめん」。
様々な冷凍ラーメンを食べてきましたが、間違いなく最高峰です。

送料込みだと一食1000円強しますが、超オススメ。
冷凍とは全く思えない極上のラーメン、家で食べて驚いて欲しいです。
湯河原の地で極上のラーメンを放つ「らぁ麺 飯田商店」。
「The TABELOG AWARD 2020」ではBRONZEを獲得しています。

昨年12月に訪れた際のメニューは「しょうゆ」「しお」「にぼし」の3品。
年が明けて「つけ麺」も加わり、フルラインナップとなってます。

注文は「つけ麺」1500円。
食券を渡すと醤油か塩と聞かれるので醤油にしました。

お盆にはつけ汁、鰹出汁のつゆ、薬味、麺皿と豪勢。
麺は蕎麦のような細麺と幅4センチほどの平打ち麺が乗ってます。

まず細麺をそのままいただくと、鼻に抜ける贅沢な小麦の香ばしさ。
ボソッとするのではなくしなやかで喉越しも良く、もの凄く美味しい麺です。

今年6月のリニューアルから今のスタイルになり、「つけ麺」を食べるのは2度目。
麺が更に旨くなっていて、飯田店主に伝えると小麦をより細かく製粉しているそうです。

鰹出汁のつゆに浸ければまるで蕎麦の様。
醤油と出汁のパンチが効いたつけ汁といただくと、全く違った表情になります。

幅広の白い麺はあえて温めにしてあり、モチモチと食べごたえある食感。
本ワサビやフキ味噌と言った薬味も楽しいです。

チャーシューは麺に乗った黒豚のかぶり(ウチモモ)とつけ汁にロース。
どちらもしっかり肉の旨さがあり、素材の良さを堪能できます。

そして途中で提供される昆布水としゃぶ肉。
麺に昆布水をかけ、しゃぶ肉と一緒につけ汁へ、とのこと。

カツオの効いた濃密昆布出汁を纏ったのど越し良い麺。
その麺をしっとりしゃぶ肉とともにつけ汁に浸けると、カラフルな食感と旨味が弾けて最高のエンディングです。

昨年末いただいた「しょうゆらぁめん」も格別でしたが、「つけ麺」も素晴らしい。
特に麺フェチの方は、「つけ麺」の麺に驚くと思います。

なお、この日は「13:30から整理券無しの方を案内」と公式twitterにて告知。
しかし、整理券無しの行列が長く14時前には終了となったので、行かれる際は注意した方が良いと思います。
来年3月に10周年を迎える湯河原の超名店「らぁ麺 飯田商店」。
今年10月には新宿の催事「TRYラーメン大賞フェスティバル」にも出店し、最終日は開店直後の行列(会場の11Fから1Fまで)で売り切れという伝説も作りました。

11月中旬から通常営業になり、朝7時から整理券配布。
平日は14時頃から整理券無しで入れることもあり、その場合は公式twitterで告知されます。
※ただしこの日は15時前の並びで早仕舞いしていたので注意。

再開直後は「しょうゆらぁ麺」のみでしたが、現在は「しおらぁ麺」に「にぼしらぁ麺」もラインナップ。
塩、煮干しも惹かれますが、休みを経てブラッシュアップしたという「しょうゆらぁ麺」1100円を注文です。

有田焼の特注丼には2種の大判チャーシューにメンマ、九条ネギ、海苔。
今回のチャーシューはトーキョーXのロースとバラだそうです。

スープを飲んでみると、一口目からグッとくる旨さ。
尖がりなく丸みを感じますが、旨味の厚みときめ細かさが素晴らしいです。

どちらかといえばハッキリした味わいなのに、ストレス無く吸収されていくのも見事。
醤油の余韻も絶妙で、鶏と豚になった6月のリニューアル当初、10月のTRY催事より更に旨くなってます。

自家製の細麺はモチモチとした食べ応えのある食感。
麺と麺の間にスープが持ち上がり、麺とスープの一体感も今まで以上です。

トーキョーXのロースは赤身の味がしっかりで、肉質の良さが堪能できる贅沢品。
同じくトーキョーXのバラは脂身のジューシーな甘さが凄いです。

豚による厚み、スープと麺の一体感が明らかにアップ。
ここのラーメンを食べるといつも「湯河原まで来て良かった」と思いますが、その想いは今回が最高です。

恐らく、次に来た時は次が一番旨いと思うことでしょう。
味の感想を伝えると

「まだまだです。頑張ります」

と飯田店主は仰ります。
しかしそれは謙遜なのでは無く、飽くなき味の追求から出る言葉なのだと思います。

「Japanese Soba Noodles 蔦」も食べる度に「まだ旨くなるのか」と思いますが、「飯田商店」も同様。
10周年を迎える2020年のラーメンも楽しみです。
行列が絶えない小田急新宿店「TRYラーメン大賞フェスティバル」出店の「らぁ麺 飯田商店」。
10月30日(水)から11月4日(月)までの開催で、初日、2日目に続いて3日目も伺ってきました。

土日祝は分かりませんが、15:30頃は空いていて狙い目。
階段1フロア下まで総計60人くらいは並んでいますが、回転が凄く早く30分から40分で提供されます。

限定は昼過ぎに売り切れるので注文は「しょうゆらぁ麺」880円。
この日は札幌の「Japanese Ramen Noodle Lab Q」平岡店主もお手伝いしていました。

ブランド豚のロースに煮豚、九条ネギとデフォでも見栄え抜群。
鶏油が浮いたスープの美しさは惚れ惚れします。

3回目なので落ち着いて食べられると思いきや、麺を一口食べるとやはり興奮気味。
モチッとした細麺は歯に絡みつく様な粘りがあり、何度食べても飽きること無く旨いです。

スープは今年6月のリニューアルで豚が加わり、以前よりは良い意味で大衆性。
醤油もキレでは無くフワリと余韻があり、パンチでは無くいつまでも飲める極上スープです。

そしてしっとり柔らかいロースに味が染みた煮豚。
全くタイプの違う2種のチャーシューは甲乙付けがたく、最高としか言えません。

このラーメンが新宿で食べられるのは歴史的事件レベル。
長い人生のうち、数時間を飯田商店に捧げるだけで間違いなく幸せが訪れます。
小田急新宿店にて10月30日(水)から始まった「TRYラーメン大賞フェスティバル」。
11月4日(月)までの開催で、初日に伺って「らぁ麺 飯田商店」と「中華そば しば田」をいただきました。

「飯田商店」は1,2を争う好きなラーメン店なのですが、それが新宿で食べられるのに大感動。
なので2日目夕方に息子を連れて再訪問です。

初日、2日目ともに昼は1時間半ほどの行列とのこと。
16:30頃の到着で20分待ちくらいでしたが、17:50くらいに売り切れ終了でした。

限定の「特製チャーシュー麺」はもちろん売り切れで、注文は「しょうゆらぁ麺」880円。
2種のチャーシューにメンマ、九条ネギ、海苔と盛り付けも相変わらず美しいです。

鶏と豚のスープはふんわり上品で芳醇。
前日より豚の旨味が豊かな感じで、キレ過ぎない醤油は優しくあと引きます。

自家製の細麺はモチモチで、やはり旨い。
ロースに煮豚と2種のチャーシューも肉質が素晴らしく旨いです。

作るのはもちろん飯田将太店主ですし、これが880円で食べられるのは素晴らしい。
初日も思いましたが、湯河原で整理券が朝7時に終わるお店を新宿で食べられるのは凄いことなんです。

飯田商店の行列を見るとあきらめて帰る方もチラホラ。
しかし催事とは思えない一流職人が作る一杯、ラーメン好きの方にはぜひ食べて欲しいです。
小田急新宿店にて開催中の「TRYラーメン大賞フェスティバル」<10/30(水)~11/4(月・振)>。
「東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー」20周年を記念して初の催しです。

出店店舗はTRY受賞歴のある5店でなんとも豪華。

らぁ麺 飯田商店
町田汁場 しおらーめん 進化
中華そば しば田
マタドール×元(HAJIME)
Handicraft Works

「大つけ麺博」「東京ラーメンショー」とラーメンフェスが開催されていますが、レベルが違います。
小田急も気合いが入っていて、このために11階にイートインスペースを約300席用意。

まずはもちろん「飯田商店」。
開店は10時ですが、9時半までに1階大階段前に並ぶと優先的に店内に入れます。

10時までは各店舗の前で待つのですが、ほぼ飯田商店。
店の前から続いて階段に並ぶシステムで、昼のピークは11階から8階まで150人並んだようです。

メニューは以下の2点。

「しょうゆらぁ麺」880円
「特製チャーシュー麺」1350円 ※TRYラーメンフェス限定 各日200杯

注文は限定の「特製チャーシュー麺」1350円
全ての店舗で厨房が見える作りになっており、飯田店主の湯切りも見られます。

催事用の小ぶりな容器ですが、敷き詰められたチャーシューに九条ネギ、海苔は抜群の美しさ。
なお、割り箸まで「らぁ麺 飯田商店」の刻印が入った特製です。

豚と鶏のスープは丸みがあってふんわり芳醇。
醤油のキレは控えめでフワッと余韻があります。

自家製のモチモチ細麺は「飯田商店」ならではの滑らかさと小麦の旨味。
相変わらずここの麺は凄く美味しいです。

そしてチャーシューは恐らくお店同様に銘柄豚。
モモやロースなど肉の甘みと旨味が素晴らしく、しっとり食感も見事です。

開催期間中「飯田商店」はずっと行列すると思いますが、湯河原本店は整理券が7時前に無くなってしまうこともある名店。
それが新宿駅すぐ近くで、しかも建物内に並べば食べられるなんて最高としか言えません。
湯河原の超名店「らぁ麺屋 飯田商店」。
6月にメニューを全てリニューアルし、リニューアル後2度目の訪問です。

土日は朝7時の段階で整理券終了の日もありますが、平日は14時頃から整理券無しで並べば入れることも。
そは日の状況は整理券配布が終わった10:40頃に公式Twitterで告知されます。

リニューアル直後の麺メニューは

「しょうゆらぁ麺」1100円
「しおらぁ麺」1100円

の2品のみ。

今回は新たに加わった「つけ麺」1500円を注文。
1日30から35食限定だそうです。

麺皿には茶褐色の細麺に、「ひもかわ」の様な幅3センチくらいの真っ白な平打ち麺の2種。
それにつけ汁、冷たいつけ汁、濃密昆布水出汁、薬味と盛りだくさん。

後から小皿で「しゃぶチャーシュー」も追加になります。
「飯田商店」と言えば昆布水つけ麺が有名ですが、リニューアル後の濃厚昆布水は別皿。

まず茶褐色のピカピカな細い麺をそのままいただくと、プリプリで弾ける食感。
小麦のフレッシュな旨味と香りで香ばしさもあり、驚くほど旨いです。

麺は毎朝「はるゆたか」を製粉して打ち、絶対次の日に持ち越さないとのこと。
本わさびや山椒味噌、梅カツオなど薬味も多彩なのですが、そのままでいくらでも食べられそうなくらい凄い麺です。

幅広の麺はあえて「ぬるめ」に締められ、モチモチとした食感が独特。
2種の全く違う食感と風味の麺を楽しめます。

冷たいつけ汁は蕎麦つゆの様に鰹節と醤油。
これで細い麺をいただくと蕎麦の様でもありますが、フレッシュで弾ける麺は蕎麦より個性的。

通常のつけ汁は鶏に豚でオイルも多めで香ばしく、明確にグッとくる濃密な旨味。
昆布水が無くても麺に味がしっかり乗ってきます。

別皿の濃厚昆布水を途中で麺にかければ、更に味が変化。
麺皿に乗った黒豚ロースとウチモモに別皿「しゃぶチャーシュー」も素晴らしいレベルで、前より素晴らしく上質になった豚に感動します。

最後は「つけ麺専用お出汁割」200円。
削りたての指宿産本枯節で一番出汁を取り、目の前でつけ汁の丼に入れてくれます。

最高級の節なのは間違いなく、上品でアッサリとした出汁は超リッチ。
コクのあったつけ汁がガラッと一変し、有料でも満足度抜群の出汁割りです。

以前の「濃厚鰹昆布水つけ麺」も後塵を寄せ付けない傑作でしたが、今回も間違いなく凄い。
特に麺は小麦で作れる麺の最高傑作では無いかと思うほど。

2種のつけ汁や昆布水に薬味など飽きさせませんが、正直この麺ならつけ汁一本でも感動できると思います。
1年半前の限定「新麦 春よ恋 限定麺 鴨汁つけ麺」では「飯田商店史上最高の香り」とありましたが、今回の麺の旨さはそれを遥かに超えます。

なお、今年10月オープンの「ららぽーと沼津」には「湯河原 飯田商店」として別メニューで出店予定。
新たな試みを続ける「飯田商店」のこの先は目が離せません。
全国に名を知らしめる湯河原の名店「らぁ麺屋 飯田商店」。
そんな飯田商店が衝撃の発表をしたのが今年3月。

「誠に勝手ながら、5月26日で、今のラーメンを終了します。
   6月半ばより、新しい味に挑戦します」

「飯田商店」と言えば鶏清湯の絶対王者的な存在。
それがメニューを一新するとあつて、メニュー終了間際の5月下旬は連日大混雑だったようです。

新メニューによるリニューアルは6月16日(日)。
リニューアル後すぐは調理時間もかかるからか、整理券の再集合時間も変わってます。

10:55集合 1〜15
11:30集合 16〜30
12:00集合 31〜45
12:30集合 46〜60
13:00集合 61〜75
13:30集合 76〜90
14:00集合 91〜105
14:30集合 106〜120
15:00集合 121〜135

最初は

「しょうゆらぁ麺」1100円
「しおらぁ麺」1100

の2種にワンタン、チャーシューのトッピング、ご飯ものなど。

券売機を見る限りでは、「つけ麺」「和の出汁らぁめん」が今後登場予定。
また、「一本釣り本枯れ節ごはん」は提供直前削りとのことで、節削り器も新たに置かれてます。

注文は「しょうゆらぁ麺」1100円。
2種のチャーシューにメンマ、九条ネギ、海苔と具材や盛り付けも変わってます。

なお、丼も新たに新調。
飯田の家紋が入った有田焼で、新メニューに対する意気込みを感じられます。

スープを飲んでみると、グッと来る醤油の旨味に濃密で重すぎない動物系のお出汁。
一口で「飯田商店の味」と分かる方向性でありながら、押し寄せるスープの厚みが以前と比べ物になりません。

スープは数種の地鶏によるスープと霧島高原純粋黒豚等の豚スープによるWスープ。
あえて丼で合わせることによりそれぞれの個性を出しているそうです。

なので「鶏と水」だったリニューアル前から大きくベクトルが違うわけではなく、それでいて「豚」ならではの太い旨さも同居。
もちろん豚のクセは全くなく、「飯田商店」ならではの洗練された極上スープで後味も軽いです。

麺は更にしなやかになった印象の自家製ストレート細麺。
もっちりした中に小麦の甘さを感じ、後半はスープとの一体感も感じます。

チャーシューはロースとバラの2種。
どちらも銘柄豚がランダムで入り、この日は「TOKYO X」のロースに「霧島高原純粋黒豚」のバラ。

ロースは脂身だけでなく赤身まで甘く柔らかで極上。
バラも最小限の味付けで肉そのものの甘みと旨味を堪能できます。

今回はチャーシューも相当肉質の良いものにランクアップ。
香り豊かな海苔やシャキシャキ九条ネギなど、具材も間違いなく上モノで存在感あります。

一言で言えば「飯田商店らしさそのままに全て格段にパワーアップ」。
リニューアル前も相当旨かったですが、その一杯を懐かしむ隙がないほど素晴らしく旨くなったと思います。

なお、前が凄すぎただけに、食べる前は新メニューに対する疑心暗鬼もわずかにありました。
しかし、それを木っ端微塵に吹き飛ばすレベルの一杯で、「まだ旨くなることが出来るんだ」というのが正直な感想。

今までの「飯田商店」が好きなら間違いなく新メニューも満足できるでしょうし、凄さに驚くかもしれません。
飯田将太店主がこれから進んでいく道、迷いなくついて行きたいと思います。
湯河原の地名を全国に広める名店「らぁ麺屋 飯田商店」。
3月16日には9周年を迎えました。

「鶏清湯」の王者として君臨し、僕も大好きで何度も湯河原に伺ってます。
そんな飯田商店が3月28日に驚きのツイート。

「誠に勝手ながら、5月26日で、今のラーメンを終了します。
6月半ばより、新しい味に挑戦します」

飯田店主に直接伺うと、今のメニューは全て無くなるとのこと。
なので、今回の注文は看板メニュー「醤油らぁ麺」900円です。

色の濃いスープに畳まれた自家製麺、2種のチャーシュー、穂先メンマ。
真横に置かれた三つ葉も含め、素晴らしい美しさです。

「鶏と水」だけで作られたスープはもの凄く芳醇な鶏のお出汁。
醤油や鶏油のパンチではなく、鶏の旨味がメインになってます。

雑味なくクリアで、それでいて厚みも感じる絶品スープ。
後半は醤油のジュワッとした余韻が後を引きます。

麺は細くてモチモチで個性的な食感。
スープとの一体感が素晴らしく、小麦の香りも良いです。

焼豚に低温調理と2種のチャーシューも絶品。
穂先メンマは梅の様な味付けを感じました。

最近は「大つけ麺博」含め「つけ麺」を食べる機会が多かったのですが、久々に食べる「醤油らぁ麺」はやはり凄い貫禄。
気品と力強さを兼ね備え、食後の満足度も半端ないです。

その完成度に改めて驚愕せざるを得ません。
これを止めてしまうのは相当覚悟がいる事だと思います。

なお、TRY2018-2019には飯田店主と「ロックンビリーS1」の嶋崎店主と対談。
飯田店主は嶋崎さんの作るラーメンに感動してラーメンの道に進んでいます。

嶋崎「そうか。でもそのためにはいつまでも俺の延長線上で勝負してちゃダメだよ。ゼロベースからの「飯田将太」の味を作っていかないと。実は、俺が将太の店に食べにいかないのは、完全オリジナルの一杯の完成を待っているからなんだよ。」

飯田「ええっそうだったんですか!
そんな意味が・・・・・・。でも実は、ここのところ、ちょっともがいてる自分がいるんです。粉を挽いても麺を打っていても・・・・・・。根元が嶋崎さんのラーメンであるのは変わりないんですが、何かが内側から出たがっているような。」

この時点でもう味のリニューアルは考えていたのでしょう。
新しいラーメンのレシピは大体出来上がっており、当日まで極秘とのことです。

そんな飯田店主のセンスと技量を垣間見れるのが3月に発売された「らぁ麺屋 飯田商店のこばんレシピ」。
家庭で手に入る食材を使ったレシピ本です。

鶏ひき肉と昆布で取る鶏スープをはじめ、煮干しスープや醤油ダレ、鶏油などのレシピ。
それらを用いたラーメンはもちろん、炊き込みご飯やコロッケも載ってます。

また、鶏スープに使用した鶏ひき肉ひきもドライカレーやガパオにして無駄にしません。
大つけ麺博で提供した「シウマイ」の進化系レシピまで乗ってます。

この本に新メニューのヒントがあるかどうかは分かりませんが、図解もあって分かりやすいレシピ。
早速いくつか作ってみようと思います。
湯河原にありながら、間違いなく全国区の「らぁ麺屋 飯田商店」。
昨年は大つけ麺博に「つけ麺」で参戦し、連日大行列を作りました。

なお、飯田商店は現在整理券制で、時間帯別の案内。
休日は整理券のみで終わることもありますが、平日なら並べば入れます。

入れる時間はtwitterにて告知され、大体13時から14時以降。
また、1月15日(火)から18日(金)は遅いお正月休み。

2019年初訪問は今年から始まった新メニュー「塩つけ麺」1200円。
過去に裏メニューでやっていたそうですが、満を持して正式メニューです。

昆布水に浸かった自家製細麺、つけ汁、薬味と言ったスタイルは変わらず。
つけ汁が塩なので薬味皿に塩は乗らず梅カツオ。

トロントロンの濃厚鰹昆布水を纏った麺は、もちろんそのまま食べても美味。
麺も昆布水も、変わらず極上です。

その麺を黄金色のつけ汁に浸けてみると、ビシッとキレとミネラル感ある塩ダレ。
「フンワリ」「優しく」ではなく、見事にエッジの効いたつけ汁です。

塩なので醤油の「つけ麺」より、鷄の旨さも前面に。
鶏清湯の塩でも物足りなさ皆無です。

具も醤油と違い、さがみ豚ロースの低温調理に、ブリンブリンな鷄低温調理ブロック。
薬味では風味抜群な高級海苔が素晴らしい。

最後は残った昆布水でスープ割り。
醤油の「つけ麺」も他の追随を許さない傑作ですが、「塩つけ麺」は更にオリジナリティ。

醤油と塩、正直に言って甲乙つけがたい旨さ。
今年の飯田商店もかなり楽しみです。
今年の大つけ麺博は投票による「ラーメン日本一決定戦」。
10月31日が最終日で、その夕方に最後に伺ってきました。

なお、最終日の営業は21時までですが、投票は15時30分まで。
そのためか16時過ぎに「らぁ麺屋 飯田商店」に伺うと30人ほどの行列。

最大180分待ち300人超の行列となった「飯田商店」では初めて見る少ない行列。
先週は夕方伺っても60分以上の待ちで早じまいもあり、結局一週間ずっと飯田商店フィーバーが続きました。

ちなみに、最終日は「海苔」以外のトッピング全て終了。
旨かった「シウマイ」に至っては、終了2日前の10月30日で売り切れてしまいました。

最終日にいただいた「濃密鶏清湯と濃密昆布水のつけ麺」も、もちろん最高。
トロントロンに泡立つ昆布水をまとった自家製麺は何度食べても素晴らしく美味。

鶏と醤油の旨味が詰まったつけ汁に浸ければ、イベントとは思えない完璧なバランス。
今回の大つけ麺博で「飯田商店」を食べるのは3度目ですが、何度食べても色あせません。

なお、「飯田商店」は3年ぶりの「大つけ麺博」出店ですが、3年前とは比べ物にならない混雑ぶり。
常に行列していて、注目度の高さが分かります。

しかし、今回の日本一決定戦の3位までの順位は以下のとおり。

1位 中華蕎麦 とみ田
2位 頑者
3位 麺の虜 牛の虜

僕はてっきり「とみ田」VS「飯田商店」かと思っていたのですが、結果は違いました。
「飯田商店」は間違いなく売り上げた杯数は「とみ田」に次ぐ2番手。

しかし、「大つけ麺博」の順位は売上総数では無く、「総得票数/総売上杯数」。
2杯食べたお客さんがその2枚のコインをどちらかの店だけに投票すれば必然的に順位が上がります。

予想以上の人気で待ち時間の長さがアダになったか、第四陣という激戦区、特に「とみ田」と同陣開催が痛手になったか。
近くで食べてる人のコメントに耳を傾けると、昆布水&鶏つけ麺が歌舞伎町では新しすぎたか。

また、世間では清湯が流行っているように見えても、イベントでは求められるのは「濃厚」なのかも。
1位から3位が濃厚系だったのがそれを物語っている気がします。

ただ、「大つけ麺博」史上に残る大行列を残した「飯田商店」は記録では無く記憶に刻まれます。
最後までホントに美味しくて、僕にとっては夢の様な一週間でした。

「かなり(疲れが)キテます」
と飯田店主は笑いながら言っていましたが、連日の大行列は間違いなくかなりの疲労。
ゆっくりお休みいただきたいです。
10月25日(木)から始まった大つけ麺博第四陣。
3年ぶりの出店となる目玉の「らぁ麺屋 飯田商店」は連日、未曾有の大行列となってます。

初日に伺って食べているのですが、新宿で「飯田商店」が食べられるのは超貴重。
なので10月27日(土)にも行ってきました。

開店して30分後に様子を見てみると、なんと150分待ちの表示。
スタッフに聞くと300人くらい並んでいるようです。

改めて14時過ぎに伺うと80分待ち。
並んでみると90分弱で提供されたので、待ち時間表示はわりと正確です。

なお、飯田商店の行列が予想以上なので並び方が改善され、「一人一杯のみ」という新ルールも。
200人くらいは並んでいたようなので、初日に比べるとかなり回転が良くなっていると思います。

提供商品は「濃密鶏清湯と濃密昆布水のつけ麺」850円。
今回はそれに「純水金華豚の大ぶりシウマイ」350円を付けました。

つけ汁の上にシウマイのお皿が置かれ、ユニークなスタイルで提供。
シウマイはホントに大ぶりです。

麺は相変わらずたっぷり入っていて、昆布水は初日より多め。
濃密な昆布水は箸で持ち上げると泡立ちます。

中一日で同じメニューを食べるというのは滅多にありませんが、麺は飽きること無く美味しい。
湯河原のお店で製麺しているそうです。

そして醤油のコクが効いたつけ汁が、フレッシュな麺と相性バッチリ。
味が分かっているのに、感動して次々すすってしまいます。

チャーシューにメンマといった具材も変わらず美味。
何度食べても飽きない一杯で、麺が多いので並んでも満足感が高いです。

そして「シウマイ」はネットリとした肉餡。
素朴な味付けゆえに金華豚の旨さがよく分かります。

このつけ麺が新宿で並べば食べられるのは、やっぱり凄い。
4時頃でも70分待ちだったので土日は空く時間帯が無さそうですが、並ぶ価値大いにあります。
なお、公式Twitterでは19時で30分待ちだったので、夜狙い目かもしれません。
いよいよ最終の第四陣となった「大つけ麺博」。
第四陣は10月25日(木)から31日(水)までとなります。

第四陣は恐ろしく豪華な顔ぶれが揃いました。

中華蕎麦 とみ田(松戸)
らぁ麺屋 飯田商店(湯河原)
Japanese Ramen Noodle Lab Q(札幌)
博多純情らーめん Shin-Shin(福岡)
肉玉そば おとど(北松戸)
らぁめん 登里勝(桑名)
久留米ラーメン 玄竜(福岡)
札幌つけ麺 風棶堂(札幌)
金澤濃厚中華そば 神仙(金沢)

僕は初日のオープン直後に伺いましたが、100人以上の行列がちょうど会場に入っていくところ。
最後に入って目当ての飯田商店にたどり着くと、既に100人近い行列でした。

メニューは「濃密鶏清湯と濃密昆布水のつけ麺」850円。
3年前に初出店した際は「塩らぁ麺」でした。

有料トッピングは

「相模豚ロースチャーシュー2枚」300円
「有明産厳選高級海苔3枚」200円
「特製トッピング」500円
「純水金華豚の大ぶり」350円

です。

初日なので1時間15分ほどかかって提供。
飯田商店のことなので、日に日に提供のスピードはアップしていくと思います。

キレイに畳まれ昆布水をまとった麺。
つけ汁には焼き豚とメンマが入り、三つ葉の乗せ方も美しい。

更に塩、レモンも付いてデフォでも豪勢な見栄え。
つけ博の容器でここまで美しいつけ麺は初めてかも知れません。

自家製粉、自家製麺の麺はそのまま食べても抜群に美味。
昆布水だけで食べ続けられそうですが、塩やレモンで食べても美味しいです。

そしてつけ汁に浸すとクッキリ醤油の旨味。
昆布水の粘度で麺につけ汁がしっかり絡み、猛烈に旨い。

麺の量は結構あるのですが、勢いで食べ尽くしてしまいます。
飯田商店は具も旨いので、焼き豚、メンマももちろん極上。

更に海苔がもの凄く香り高いです。
小さなカットでも存在感が十分。

最後は店舗の前にポットがあり、「ふすま茶」割り。
「ふすま」は小麦を製粉した際に出る糠(ぬか)で、自家製粉を行う飯田商店ならでは。

この「ふすま茶」割りが、小麦を更に感じられて美味。
お店ではやってないので、大つけ麺博ならではです。

先日、湯河原のお店で「つけ麺」を食べましたが、なんら遜色無い出来栄え。
これが歌舞伎町で食べられるのは快挙としか言い様がありません。
期間中、また何度か伺う予定です。
無化調自家製麺「鶏清湯」の最高峰「らぁ麺屋 飯田商店」。
湯河原という神奈川最西端にありながら、全国からお客さんが訪れる「超」が付く名店です。

もちろん僕も大好きなお店で、今年は6回目の訪問。
息子と来たことはありますが、今回は初めて妻も含め家族で訪れました。

「飯田商店」は整理券を配布しており、各日朝7時、8時、9時、10時、10時半の5回配布。
僕たちは湯河原温泉に宿泊したので、朝6時半頃に整理券をもらいに訪問。

すでに20人ほど並んでいましたが、1人6枚まで整理券がもらえるので、何番になるか推測できません。
受け取ってみると40番台で、この日は7時台で81人、最終的に10時半142人の整理券配布。

なお、最近は整理券の番号ごとに集合時間が決まっています。
集合時間が30分ごとに設定されているので、店頭での待ち時間は短め。

  1~20 10:50
 21~40 11:30
 41~60 12:00
 61~80 12:30
81~100 13:00
101~120 13:30
121~140 14:00
141~160 14:30
161~180 15:00
181~200 15:30
201~220 16:00
221~240 16:30

が番号ごとの集合時間となっています(2018年10月現在)。
なので、この日は14時30分頃から整理券を持っていない方のご案内。

基本的な麺メニューは

「醤油らぁ麺」850円
「塩らぁ麺」900円
「にぼしらぁ麺」800円
「つけ麺(濃厚昆布鰹水出汁)」1000円
「お子様らぁ麺」500円

で、「わんたん」250円、「チャーシュー」300円のトッピングにご飯もの。
意外にも「味玉」は無く、アルコールメニューもありません。

今回の注文は「つけ麺(濃厚昆布鰹水出汁)」1000円。
昆布鰹水出汁に浸かった自家製麺、つけ汁、塩や柑橘の小皿が豪勢に並びます。
なお、麺の器は小麦がデザインされた美しいお皿に新調されていました。

まず、トロントロンの昆布鰹水に浸かったハリのある自家製麺をそのままで。
粘度ある出汁が麺に絡み付き、何度食べてもこのまま最後まで食べられそうなほど旨いです。

塩や海苔だけで食べても美味しく、特に本ワサビは格別。
湯河原ならではの極上な本ワサビがおろしたてで、甘さすら感じる絶品です。

しかし、醤油のコクと鶏の旨味が効いたつけ汁に浸けるとまた最高。
麺も香り高く、エレガントと力強さ両方を感じます。

そしてつけ汁の中にはタワー状にメンマ、鶏チャーシュー、焼豚。
この具が全て素晴らしく、ジューシーな焼豚にゴリッとメンマも特別感があります。

〆は昆布水のスープ割で、最初から最後まで怒涛のごとく展開する「出汁」と醤油の旨さ。
ジェットコースターの様に興奮の連続です。

初めて訪れた妻が注文したのは看板メニュー「醤油らぁ麺」。
もちろん大満足でしたが、少し食べた「つけ麺」にはより感動してました。

淡麗つけ汁の「昆布水つけめん」を出す店も増えましたが、ここはやはり別格中の別格。
この「つけ麺」、10月25日(木)~31日(水)には新宿「大つけ麺博」で提供されます。

「飯田商店」は3年前の2015年にも「大つけ麺博」に出店していますが、その際は「塩らぁ麺」で参戦。
今回は満を持しての「つけ麺」なので、かなり楽しみです。
「お子様らぁ麺」が大好きな息子とも行こうと思います。
全国からお客さんが訪れる湯河原の名店「らぁ麺屋 飯田商店」。
TV番組「さまぁ~ずの神ギ問」の「ラーメンのプロが選ぶ本当においしいラーメン」では5位にランクインしました。

今は朝7時、8時、9時、10時、10時30分に整理券を配布し、時間別の集合。
整理券を持っていない人の案内時間は整理券の配布枚数によりますが、大体13時頃。

詳しくは公式twitterにてお知らせされます。
なお、営業は15時まで。

この日は平日の13:20頃、お店に到着。
20人ちょっとの並びで、その後も次々お客さんがやってきます。

注文は「秘伝豆乳とスダチ酢の冷やし麺~本山葵をきかせて~」1250円。
1日限定15食で、8月8日までの提供予定です。

涼しげなガラス皿に豆乳ベースの冷製スープと麺。
麺を覆うように小海老天、海苔、プチトマト、枝豆、キュウリ、ナスなどが豪勢に散らされてます。

スープは湯河原のとうふ屋「十二庵」の濃厚豆乳にスダチ酢、枝豆ペーストなど。
植物性オンリーなのにドロンドロンで、麺に絡みつきます。

このスープ、スダチ酢のインパクトが凄く刺激的。
スダチの素材を感じる爽やかさもあり個性的で、酸味が食欲をそそります。

麺はこの限定のために配合された自家製麺。
中力粉を60%使った中細麺で、コシがあるのに硬くなく心地よい弾力。
キンキンに締められているのにこの弾力は凄いです。

具はたっぷりの小海老の天ぷらに鶏チャーシューの天ぷらで、冷製でもボリュームしっかり。
ナスやオクラ、キュウリなどの夏野菜もたっぷりです。

そして丼の縁には贅沢におろした本山葵。
これがまたフレッシュで清涼感。
豆乳スープにも入っているそうです。

魚卵のプチプチ食感もナイスなアクセントで、色々な仕掛けが味わえる冷製麺。
「飯田商店」はこのタイプの冷製麺を毎年限定でやっているのですが、初めて食べました。

鶏清湯のお店なのに、植物系オンリーの麺でも凄まじい個性。
鶏の香りに心が揺らぎましたが、限定食べて良かったです。

飯田店主がラーメン職人として超一流なのは間違いなし。
しかし、今回の様に鶏スープを封印した限定麺を食べると、料理人として凄いのが分かります。

そして、飯田商店と言えばチャーシューが旨すぎるのも有名で、切落とし200gがなんと500円で売っています。
これは数量限定なので、昼過ぎに伺うと売り切れていることも。

この日はまだあったので、醤油の焼豚と塩の低温調理両方を購入。
チャーシュー切り落としを販売する店はいくつかありますが、僕が知る中では「飯田商店」がズバ抜けて旨いです。

なお、秋には新宿「大つけ麺博」に最高の「濃厚鶏清湯と濃厚昆布水のつけ麺」で参戦。
今から楽しみで仕方ありません。
息子と一緒に土曜日に「飯田商店を」訪れ、湯河原の温泉宿に宿泊。
翌日曜日は整理券を求めて早朝に訪れました。
整理券は午前7時、8時、9時、10時、10時半に配布されます。

宿から向かう途中のコインパーキングに車を停め、そこからはジョギングで。
6時20分頃に到着すると、やはり駐車場は満車でした。

前に並ぶのは20名ほど。
1人で6枚まで整理券をもらえるので、何番になるかは予測が付きません。

結局30番台を2枚ゲット出来ました。
この日は7時の整理券で107名、10時半で173名。

今は時間別の案内となっており、

 1~40 10時50分
41~80 12時
81~120 13時
121~160 14時
161~200 15時
200~240 16時

に集合となります。

この日の注文は「つけ麺(濃厚昆布鰹水出汁)」1000円。
「朝挽きの自家製粉入り 店主おすすめ!」と券売機にあります。

まず塩、海苔、柑橘果汁の入った小皿が提供され、それからつけ汁、つけ麺。
濃い色のつけ汁に昆布鰹水に浸かった麺は貫禄があります。

昆布鰹水はたっぷり入っており、キレイに薄茶色。
泡立ってトロントロンで、麺にしっかり絡みついてきます。

そのまま食べると、昆布と鰹の旨味にハリのある麺。
何も付けなくても素晴らしく旨いです。

しかし、つけ汁に浸けてみると更に押し寄せる怒濤の旨味。
エッジの効いた醤油が昆布水に絡んで最高です。

鶏出汁を味わうなら「醤油らぁ麺」、「醤油」を堪能するには「つけ麺」でしょうか。
昆布水のつけ麺を出すお店も増えましたが、「飯田商店」は麺、つけ汁、昆布水の全てにおいて別格です。

これほどパンチのある淡麗つけ麺を他に知りません。
最後はたっぷり残った昆布水でスープ割をして、大満足。

歳を取って小食になってきましたが、もっと食べたいと思ってしまう禁断の魅力溢れるつけ麺。
看板メニュー「醤油らぁ麺」より中毒性は高いかもしれません。

息子はこの日は「お子様らぁ麺」500円。
醤油か塩が選べるとのことで、醤油にしました。

丼こそ小さいですが、豚チャーシュー2種に鶏チャーシュー、細切りメンマ、なると、海苔。
具だくさんで500円は間違いなくサービス価格。

息子も取り分けでは無く、一杯自分で食べることに喜んでいました。
旅館で朝ご飯を結構食べたのに、一滴残さず完飲です。

そして数量限定の「切り落としチャーシュー」500円は醤油味、塩味それぞれ購入。
前日に訪れた際(14時過ぎ)は売り切れていたので、早く伺った際は必須です。

初めて湯河原に宿泊して「飯田商店」を食べたのですが、色々と最高でした。
ひっそり落ち着いた湯河原の温泉宿「おやど瑞月」が素晴らしく、観光客の多い温泉地と全然違います。

飯田商店とは逆方向に温泉街があり、箱庭的な自然の美しさ。
いつも「飯田商店」を食べるためだけに湯河原に来ていましたが、これからは湯河原も楽しみたいです。
日本全国からお客さんが訪れる湯河原の名店「らぁ麺屋 飯田商店」。
あまりの混雑に平日に行くことが多いのですが、初めて息子を連れて土曜日に伺ってきました。

飯田商店は午前7時、8時、9時、10時、10時半に整理券を配布。
公式twitterによれば、この日は10時半の時点で整理券の配布が131名。

整理券を持っていない方の案内は14時15分頃になるとのことです。
整理券無しのお客さんは駐車場向かいのスペースへ並ぶとのこと。

13時半過ぎで2名だけだったので並んでみました。
ちなみに十数人は腰を掛けることが出来ます。

皆さん14時15分を目指してくるので、14時過ぎには30人の行列。
ちょっと早めに来ると良いみたいです。

僕の注文は初の「にぼしらぁ麺」800円。
九条ネギに短冊状の白ネギが乗り、「醤油らぁ麺」とは異なる見栄えです。

スープを飲んでみると、じんわり深い煮干し。
煮干しの苦みやエグミは皆無で、かつ軽すぎない深いお出汁です。

上品でもちゃんとサカナを感じる美味しいスープ。
流行の煮干し店とはベクトルの向きが違うと思います。

麺は平打ちのちぢれ麺。
このモチモチ麺がまたスープにベストマッチ。
飯田商店は醤油もつけ麺も旨いですが、「にぼし」もまた別の旨さ。

そして息子と一緒に「醤油らぁ麺」850円。
こちらはアッサリとした口当たりに、鶏のお出汁が満開。

こちらも上品なのに鶏の旨味が凄く良く出ています。
シルキーでしなやかな麺もかなり個性的。

2種のチャーシュー、穂先メンマももちろん絶品。
特に焼豚は食べ応えもあって美味しいです。

いまや若者だけで無く老若男女が訪れますが、みなさん笑顔で食べてます。
何を食べてもホント旨いです。
4月23日に販売開始となった「らぁ麺屋 飯田商店」醤油ラーメン。
飯田店主が監修したマルチャン制作のカップ麺です。

カップ麺なのになんと無化調スープとのこと。
具材には入るので「無化調カップラーメン」とは言えないそうです。

「かやく」を麺に乗せ、お湯を入れて4分。
その後スープ、特製オイルを入れて完成です。

スープは無化調でも鶏のコクがもの凄く、そこに軽やかに立った醤油。
カップ麺にありがちな嫌な味の濃さが無く、食後も舌に化学な味が残ったりしません。

これはカップ麺とは思えない絶品スープ。
セブンイレブンの「Japanese Soba Noodeles 蔦」「鳴龍」カップ麺も革新的な旨さでしたが、これはその上行きます。

麺は粘りを感じるモチモチの細麺。
具はチャーシューと乾燥メンマです。

この極上な無化調スープは、カップ麺界の事件になっていると思って良いレベル。
醤油ラーメン好きな息子も大興奮で、食後すぐに買いだめしました。

ヘタなチェーンのラーメン食べるなら、飯田商店カップ麺2個食べた方が良いです。
妥協しない店主の姿勢が存分に感じられました。
湯河原の「超」が付く名店「らぁ麺屋 飯田商店」。
今年は「情熱大陸」でも飯田店主に密着しました。

また、ビートたけしさんの「成功の遺伝子」という特番ではスタジオでラーメンを作り、たけしさんに提供。

「待てよ
 これは旨いぞ。
 スープいいねぇ。
 (麺の方も)こりゃうめぇや
 クセになる」

とたけしさんが絶賛し、完食してました。
ちなみに「成功の遺伝子」で、たけしさんにラーメンを作ったのは史上2人目。
1人目はミシュラン一つ星の「Japanese Soba Noodles 蔦」の大西店主です。

そんな影響もあり、土日は整理券だけで200人弱。
なお、整理券は午前7時、8時、9時、10時、10時半の5回配布。
50人以上の場合は時間別の再集合となります。

僕が3ヶ月ぶりに伺ったのは4月の平日12時過ぎ。
春休みが終わったので配布済み整理券も69枚と落ち着き、整理券無しのお客さん含め35人から40人ほどの並びでした。

並んでいる間、前のお客さんが食券を買って戻って来たら自分も購入。
メニューは醤油らぁ麺、塩らぁ麺、にぼしらぁ麺、つけ麺。

注文は看板メニューの「醤油らぁ麺」850円。
いつも購入する「チャーシュー切り落とし」はこの時間では売り切れでした。

回転が良く1時間ちょっとで入店。
事前に食券を渡しているので調理も早く、5分ほどで飯田店主から丼を手渡されます。

濃い色合のスープに、平ザルでキレイに盛られた麺。
チャーシュー2種、穂先メンマに三つ葉と、シンプルかつ神々しい美しさがあります。

スープを飲んでみると、一口目からブワッと鶏の旨味。
見た目は上品ですが、濃密な鶏が押し寄せてきます。

そこに強すぎない華麗な醤油。
鶏油もコクを加えていますが、しつこすぎずあくまでも主役は鶏と水のスープ。

飯田商店は2016年6月から「鶏と水」のスープにリニューアル。
リニューアル前とは比べものにならない濃厚なスープですが、リニューアル後も常に旨くなり続けてます。

食べるたびに前回より美味しいと感じる絶品スープで、リニューアル直後とはスープの色もちょっと違います。
濃密なのに、食べた後に舌が疲れないのも凄いこと。

それに合わせる自家製麺はしなやかなストレート細麺。
ソフトなタッチの口当たりで、ハリもしっかりあります。

2種のチャーシューも美味しいし、出汁の染みた穂先メンマも技あり。
わざわざ湯河原まで出向いたことを後悔させない一杯です。

妖艶なつけ麺や塩も食べたいし、未食の「にぼし」も食べたいし。
数日湯河原で合宿したいほどのお店です。
湯河原の超人気店「らぁ麺屋 飯田商店」。
アド街などチラホラTVにも登場していましたが、1月7日には遂に「情熱大陸」が飯田将太店主を特集しました。

「情熱大陸」がラーメン店主を扱うのはミシュラン一つ星「Japanese Soba Noodles 蔦」の大西店主以来でしょうか。
匂いで鶏、舌で小麦を感じ取る類まれな嗅覚と、ラーメンにかける異常なまでの情熱が映し出されていました。

また、前日の1月6日には「タカトシ温水の路線バスの旅」、1月8日には「ザ!世界仰天ニュース」にも登場。
それらの影響で1月8日の祝日は開店前に整理券が200人分に達しました。
なお、整理券は午前7時、8時、9時、10時、10時半に配布され、1名で6枚まで受け取れます。

土日祝は当分厳しそうなので、平日の12時前に到着。
ざっと5、60名の並びでしょうか。

やはりTVの影響で普段より年配の方が多いように思います。
店内に入るまでは2時間弱。

看板メニュー「醤油らぁ麺」の注文がやはり多いです。
僕は昨年秋にいただいたので、久々に「つけ麺(濃厚昆布鰹水出汁)」1000円に。

黄金の濃厚昆布鰹水出汁に使った自家製の細麺。
それに濃い色合いの漬け汁に塩、生海苔、柑橘の別皿。

昆布水のつけ麺を出す店も増えましたが、飯田商店は本家「ロックンロールワン(現「ロックンビリーS1」)」譲り。
全てが美しく貫禄あります。

ハリのある細麺はトロンと濃厚な昆布水をまとい、そのまま食べても十分美味。
水出しした昆布鰹水は他店を圧倒する濃度で、口当たりは官能的ですらあるほど。

そのまま麺と昆布水だけで最後まで食べられそうですが、つけ汁に浸ければ更に旨さアップ。
香ばしさと醤油のコクがあり、昆布水のおかげで醤油が麺に良く乗ってきます。

具は数枚重ねられた薄切りの豚チャーシューに太メンマ。
鶏チャーシューブロックもいくつか入ってます。

麺を食べ終えた後は、たっぷり残った昆布鰹水でスープ割り。
鶏スープに濃厚な昆布が加わり、お出汁を堪能出来る〆です。

また、数量限定のお土産「切り落としチャーシュー」もオススメ。
醤油と塩があり、ともに200g 500円でお得です。

しばらく混むとは思いますが、「飯田商店」の美味しさが幅広く知られるのは良いこと。
わざわざ湯河原まで行っても、間違いなく後悔しないお店です。
今年TRY大賞を受賞した湯河原の名店「らぁ麺屋 飯田商店」。
新麦 春よ恋 限定麺「鴨汁つけ麺」1100円をいただいてきました。

「鴨汁つけ麺」は限定10食。
午前7時、8時、9時、10時、10時半に整理券を配付しているので、受け取って10:50に再集合します。

最初にわさびが提供され、続いて鴨つけ汁、麺。
麺は細麺ですが、結構量があります。

まず麺だけを食べてみると、力強い香りに瑞々しいハリとコシ。
フレッシュ感もあり、その旨さに驚きます。

飯田店主によれば、他店が使わない「胚芽」を使用しているとのこと。
蕎麦を思わせる香りに、蕎麦には無い小麦ならではのハリ。

メニューポップに「飯田商店史上最高の香りです。」とあり、それも納得の旨さです。
ワサビだけで食べても美味。

麺だけで無くつけ汁も凝っており、飯田商店の「鶏と水」スープに鴨肉、鴨ガラを追い炊きしたもの。
醤油が強めで鴨脂の香ばしさもあり、力強い麺との相性も最高。

具の鴨ロースはしっとり美味しく、ゴリッと心地よい食感の鴨肉も入ってます。
焼きねぎ、九条ネギもたっぷり。

今秋、新麦 春よ恋の麺を数店でいただきましたが、飯田商店はさすがズバ抜けてます。
わざわざ湯河原に行ったことを後悔させない、素晴らしい出来映え。

また、今回使用した新麦の胚芽でお茶まで作ってしまった飯田店主。
サービスでいただきましたが、香ばしくて甘く、知らなければ小麦で作ったとは思えないほど。
凄すぎます。

そして、飯田商店で必ず購入するのが「切り落としチャーシュー」。
200g入って500円です。

タレに漬けて焼き上げた醤油味、マリネしたチャーシュー低温調理の塩味の2種があるので、今回はどちらも購入。
もちろん旨いです。
12月30日・31日受け取りで年末の予約もやってました。

余談ですが、飯田店主は12月2日放送の「タイムボカン」に出演(アニメですが)し、ラーメンへの情熱を力説。
湯河原たんぽぽ作業所で普段来られない方にラーメンを無料で作りに行ったり、ラーメンへの愛情は計り知れないです。
神奈川の最西端、湯河原にある超名店「らぁ麺屋 飯田商店」。
TRY(東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー)ラーメン大賞の常連でしたが、この度、初の「TRY大賞」第1位獲得。

昨年まで「TRY大賞」を4連覇してきた怪物「中華蕎麦 とみ田」を抑えての1位という快挙です。
なお、昨年の「とみ田」10周年では「Japanese Soba Noodles 蔦(昨年「とみ田」と同店1位 今年は辞退)」と共に共演しました。

場所は湯河原駅から徒歩で約10分。
午前7時、8時、9時、10時、10時半に整理券を配布。

10時50分に再集合となり、その時点でいない場合は最後尾となります。
この日は雨が降る平日でしたが、それでも開店時は30人強。

麺メニューは醤油らぁ麺、塩らぁ麺、にぼしらぁ麺、つけ麺の4種。
TRY2017-2018では全メニューが名店部門でランクインし、「しょう油」と「つけ麺 清湯」で1位を獲得してます。

注文は看板メニューの「醤油らぁ麺」850円。
厨房スタッフはスープ、麺上げを担当する飯田店主に助手2人。

猛スピードで調理され、整理券16番目でも開店から20分で提供されました。
以前より更に早くなっている様で、30分で30人のお客さんに提供していると思います。
(2食食べる「連食」の方も含めて)

飯田商店は昨年6月に「鶏と水」のスープにリニューアル。
それ以来5度目の訪問ですが、「醤油」はリニューアル直後以来2度目。
多分その頃より更に旨くなってます。

一口目から豊潤な醤油にスッキリとした鶏。
無化調でもしっかりとした旨味と香ばしさがあり、気品あるダイレクトな味は間違いなく万人が感動する味。

複雑ではなく、凄く分かりやすい旨さです。
鶏と水のスープ、ブレンドされた醤油ダレ、鶏油の構成でもアッサリすぎずある意味パンチある感じ。

ニュルっとしたしなやかな極細麺にはスープが良く絡み、一体感も素晴らしいです。
2種のチャーシューもしっとり柔らかく別格。

都内にも増えた鶏清湯ですが、ここまで貫録を見せつけるのはさすが。
「ロックンロールワン(現「ロックンビリーS1」)」が生み出した鶏清湯の系譜ですが、完全に抜けてます。

また、ここに来たら必ず買う「切り落としチャーシュー」。
数量限定で200g 500円です。

自家製ダレに漬けこんで焼いた醤油、塩でマリネした低温調理の塩。
僕はだいたい塩を買いますが、これがまた最高。
遅い時間は売り切れていますが、あればオススメです。

なお、11月3日から5日は松戸ラーメンサミットに「とみ田」「Japanese Soba Noodles 蔦」と再共演で出店。
そのため、11月2日から6日はお休みとなります。
湯河原という関東の端にありつつも屈指の鶏清湯名店「らぁ麺屋 飯田商店」。
この3月で7周年を迎え、1月に放送されたアド街の湯河原特集では11位にランクインしました。

開店前に行くことが多いお店ですが、この日は平日14時頃に到着。
もちろんその時間でも行列が出来ており、40分ほどで入店。

看板メニューは「醤油らぁ麺」ですが、「つけ麺」も食べるのでまずは「塩らぁ麺」900円。
メンマは入りませんが、デフォで3種のチャーシューが入ります。

スープは比内地鶏、名古屋コーチン、山水地鶏等の丸鶏やガラ。
鶏と水のみで採られたスープは美しく、繊細かつ上品な旨さ。

塩ダレや鶏油を強めに効かせるのではなく、贅沢に鶏スープが中心。
アッサリな味わいでも素材と技術の高さを十二分に感じる絶品スープ。

鶏スープで塩って難しい思うのですが、素晴らしいです。
前に食べた時よりも鶏の丸みが増した気もしました。

細めの自家製麺はしなやかでスープの持ち上げも良好。
赤身やバラ、鶏チャーシューもしっとりで旨いです。

続いては「つけ麺」1000円。
ロックン系の濃厚昆布鰹水出汁に浸かった麺、つけ汁、塩や生海苔等です。

昆布出汁はトロントロンで旨味も濃厚。
塩や柑橘を絞らずともそのままで食べられます。

つけ汁はキレと香ばしさが同居した醤油の旨味。
繊細な塩に比べ、麻薬的な魅力を感じるほど旨いです。

麺はしっかりとコシがあり、つけ汁に浸けてもへたらず美味。
塩や生海苔で食べていると、2杯目なのにあっという間に無くなります。

たっぷり入った焼豚も最高。
最近、昆布出汁つけ麺も流行っていますが、ここは圧倒的に王者級の旨さ。

2杯目なのに3杯目もいけるんじゃないかと錯覚するくらいハマります。
(帰り道、3杯目いかなくて良かった思うくらいお腹いっぱいになりましたが)

最近増えてきた鶏清湯ですが、やはりここは完全に別格。
時間をかけてでも行く価値があります。
食べ終えてお店から出てくる方からも、絶賛の声やため息ばかり。

アド街では飯田店主が「東京にはお店出しません。湯河原に来て欲しいです」と言っていました。
この味を求めて、今後も時間を作っては湯河原に出かけると思います。
12月20日まで12店舗で開催されている「新小麦麺スタンプラリー」。
佐野さんの足跡を巡る最後のお店は「らぁ麺屋 飯田商店」。
湯河原にある「超」が付く名店です。

こちらでは「厳選 新小麦のらぁ麺 ~初期衝動~」1350円。
佐野さんのらぁ麺を食べた時の衝撃を再現したそうです。

麺185g、スープ500ccとデフォで大盛り。
これは鵠沼にあった創業当初の「支那そばや」の量に近いとのこと。
そのため丼も巨大です。

スープは各種地鶏に三元豚ガラ、金華豚、昆布、鮭節等20種以上の食材を使用。
味わいはまさに「支那そばや」の路線で、重厚な清湯。
豚のコクも良く出ています。

麺は噛むとギュニュッと延びるような独特の食感。
ただ柔いのではなく、しなやかで存在感がある旨い麺です。

これは素晴らしい。
正直、食べていて興奮しました。

具のチャーシューもあえてレトロに仕上げられてます。
間違いなく良い肉で、脂身の旨さもたまりません。

分厚い皮で包んだワンタンもユニーク。
全体的に豪勢ですが、何と言っても麺が凄い。
「主役は新小麦」というのが伝わってきます。

せっかく来たので「鶏と水」だけで作られた醤油らぁ麺も食べたいところですが、さすがにお腹いっぱい。
「切り落としチャーシュー」500円だけ買っておきました。

そして、12店回ったので特製の丼をいただきます。
かなりしっかりと作られた丼で、安っぽさがありません。

最初はスタンプラリーも「半分くらい回ればいいか」と思っていたのですが、「四つ葉」「くろ㐂」「凪」と最初の3店でノックアウト。
そこから全部回ることにし、無事「特製丼」を獲得して一安心です。
湯河原にある名店中の名店「飯田商店」。
今年の6月に店内及び味をリニューアルしました。

リニューアル直後に訪問しているので、リニューアルしてからは二度目の訪問。
開店前に整理券を配布しており、その方たちの後ろに並び、恐らく27,8番目ほど。

前と変わり、並んでいる間に食券を買いに行きます。
前の方が買い終わったら買に行く「くろ㐂」と同じスタイル。

メニューは醤油らぁ麺、塩らぁ麺、にぼしらぁ麺、つけ麺。
なんと全ての麺類に違う麺を使用しており、限定がある場合は5種打っているとか。

遠くまで来たので「わんたん入り塩らぁ麺」1150円と「つけ麺(濃厚昆布鰹水出汁)」1000円。
リニューアル直後よりもかなり回転が良くなっており、40分ほどで店内に入ることが出来ました。

店内はゆとりのあるカウンターにお盆がセット。
飯田店主を含む厨房3名の動きもキレキレで、数分で美しい「わんたん入り塩らぁ麺」の登場です。

スープはスッキリとしていながらも、一口目から豊潤な旨さ。
昨年の大つけ麺博でほぼ毎日、今年1月の小田急町田店の催事で塩を食べましたが、別物に近いほどブラッシュアップ。

方向性は同じものの、「鶏と水だけ」で炊かれたスープの旨さが格別です。
キリッと味を締める塩ダレ。

サラッとコクがある鶏油。
以前より各素材がシャープに融合し、立体感を感じるほど。

やはり水が良いのか、例えるなら70年代の音源をデジタルリマスターしたかのようなスッキリ感。
しなやかな細麺ももちろん美味しく、スープの持ち上げも抜群。

デフォでもさがみ豚のモモ、ロース、鶏ムネと3種のチャーシュー。
ワンタンは白い皮が淡海地鶏、黒い皮が純粋金華豚。
チャーシューもワンタンも素材の良さが実感できる贅沢な味です。

正直、飯田商店と言えば「醤油」のイメージでしたが、この塩はもう脇役ではありません。
それくらい満足度が高いです。

そして、塩の感動も冷めやらぬうちに「つけ麺」。
麺、つけ汁の他に塩、生海苔、柑橘。

店主さんのオススメ通り、まずは塩も付けずに麺を噛みしめて10秒ほど。
しっかりとコシのある平打ち麺、小麦の旨味が凄いです。

昆布鰹出汁水はトロントロン。
麺と出汁だけで半分くらい食べてしまいました。

塩や生海苔も付けてみましたが、無くても充分OKな感じ。
しかし、つけ汁に浸けてみるとこれがキレのある醤油に香ばしい鶏油のインパクト。
ジャンクにも思えるくらい醤油が効いており、すぐに虜になります。

ロックンロールワン譲りの昆布水つけ麺ですが、最近はインスパイアも増えました。
それらを凌駕する圧倒的な存在感です。

鶏清湯のトップを歩んできた飯田商店が、今回のブラッシュアップで更に後続を引き離した感。
なお、ミシュランガイドの三ツ星評価の理由は「そのために旅行する価値がある卓越した料理」。

僕にとって湯河原までの距離はまさに「旅」。
「飯田商店」を食べるだけに時間を費やしても、それ以上の満足を得ています。
湯河原の名店「らぁ麺屋 飯田商店」。
先日の「中華蕎麦 とみ田」10周年記念にも「Japanese Soba Noodles 蔦」と共に参加しました。

こちらは4月頭から店内改装工事のためお休み。
6月25日(土)から営業再開に。

行列店で有名ですが、現在は整理券制。
8時、9時、10時、10時半に整理券を配布してます。

10時50分に再集合し、女性スタッフが読み上げる番号順に並んでいきます。
整理券を持っていない方はその後に。

メニューは醤油と塩のらぁ麺にそのわんたん入り、チャーシュー麺。
それにつけ麺で、にぼしらぁ麺は今後提供予定。
昆布鰹水に浸かったつけ麺も食べたいところですが、注文は「わんたん入り醤油らぁ麺」1100円。

店内は完全に改装され、あらかじめ席にお盆がセットされた割烹の様な雰囲気です。
以前は手前に客席があり、その奥に厨房。

現在は細長い厨房を囲んでL字にカウンターがあり、その左手奥にテーブル。
僕は手前の右から2番目に座ったので、厨房が見渡せる特等席。
厨房スタッフは3名で、ほぼ店主さんが調理、助手さんがチャーシューや雲呑を用意しています。

そして登場した「わんたん入り醤油らぁ麺」。
丼は店名が入ったものに新調され、幅広で見た目も変化。

スープはもう、出汁、醤油、鶏油がエレガントに融合。
鶏と水のみで作られており、比内地鶏や名古屋コーチン等の丸鶏とガラにピュアウォーター。
様々な食材で足し算をするのではなく、素材の旨さを際立たせる構成。

複雑すぎず絶妙なバランスで、鶏の旨さが最後まで持続します。
生醤油のバランスも尖りすぎず素晴らしい。

「はるゆたか」等国産小麦を使用した自家製麺は滑らかな舌触り。
しなやかで柔らかすぎることはなく、小麦の旨さを味わえます。

さがみ豚の2種のチャーシューも肉を味わえる絶品。
純粋金華豚、淡海地鶏のわんたんもフワッと肉の旨さ。
支那そば、ロックンロールワンの流れを組む厳選素材へのこだわりです。

こだわりには記されていませんが、穂先メンマも旨いです。
臭みなくふんわり柔らかで、穂先メンマの最高峰とも言える一品。

元々「鶏清湯」の頂点だったお店ですが、更にブラッシュアップされました。
間違いなく以前食べたものより美味しく、この分野では抜けてます。

そしてお土産に買った「チャーシュー切り落とし」500円。
こちらも素材と火の通し方が素晴らしく、生ハムに近いです。
近所に住んでいたら週一で買いたいくらい。

改装工事を経て、強烈にパワーアップした飯田商店でした。
最近、色々と好きなお店のブラッシュアップが凄すぎです。
小田急百貨店町田店で始まった「全国うまいものと有名駅弁まつり(1/20~28)」。
そこにイートインとして「飯田商店」が出店してしています。

飯田商店と言えば湯河原の大名店。
町田なら湯河原よりは近いので行ってきました。

メニューは前後半で分かれ、20日(水)~23日(土)は塩メニュー。
24日(日)~28日(木)は醤油メニューです。

と言うことで、初日は塩らぁ麺、塩つけ麺、塩海老わんたん麺。
各日100食限定の「塩海老わんたん麺」1080円にしました。

飯田商店の塩らぁ麺は昨年の大つけ麺博以来。
やはり、ちゃんとした丼だと見栄えも違います。

スープはふくよかな鶏のお出汁に尖らない塩ダレ。
鶏で塩でも優しくなりすぎず豊潤。
鶏油も効いて、旨味が染み渡ります。

麺は大つけ麺博同様「支那そばや」の細麺。
そうめんっぽいしなやかさで、スープをもちあげます。
焼豚はもちろん、プリッとしたエビワンタンも美味。

催事でも充分満足できます。
新宿や池袋の百貨店催事でもお目にかかりたいものです。
大つけ麺博も本日(10月25日)で終了。
最終日は行けませんでしたが、前日の土曜に最後の飯田商店をいただいてきました。
通算5杯目です。

トッピングは3種のチャーシューと海老わんたん。
切り落としスモークは13時頃には売り切れてしまうそう。

5日連続で食べても美味しい「塩らぁ麺 いのち」。
これが最後の一杯です。

無化調で純水使用、はるゆたか使用のラーメンがまさか歌舞伎町のイベントで食べられるとは。
ホントに信じられない出店です。

出会いの1日目
再確認の2日目
チャーシューの3日目
麺が変わった4日目
ラストの5日目

毎回美味しかったのですが、一番好みだったのは4日目(10月23日)でした。
店主さん及びスタッフのみなさん、毎日美味しいラーメンをありがとうございました。
大つけ麺博の「飯田商店」。
3日目は「チャーシュー3種盛り」350円をトッピング。

稀少部位「しきんぼう」の塩豚
沖縄産「紅豚」のバラチャーシュー
鶏チャーシュー柚子風味
当たり前のことですが、飯田商店は肉もとても旨いです。

3日連続で食べても飽きが来ない塩らぁ麺。
もう、嬉しくて嬉しくてたまらないです。

そして4日目。
絶品だった切り落としスモークを頼もうとしたところ、売り切れとのこと。
切り落としスモークを食べるなら、早い時間に行った方が良さそうです。

店頭で待っていると、飯田店主から
「若干ですが、麺の配合変えたんです」
と。

「はるゆたか」の全粒粉を2%とかの変更で、言われなければ分からないとのこと。
確かにハリが出て、麺の存在感が高まったように感じます。
(言われなければ茹で時間の違いと思うレベルですが)

昨日までの麺はスープに一体化する感じで、もちろんどちらも美味しいです。
「後半、わざと麺をスープに溶かすのも美味しいですよ」
とのこと。
この絶品、あと一度くらいしか食べられないのが残念です。
大つけ麺博最終週にして最大の話題店「飯田商店」。
1日目に食べて美味しかったので、2日目にも行ってきました。

昼は長い行列になっているようなので、2日目は夕方に訪問。
それでも「とみ田」と飯田商店は10人ほど並んでいました。

今回は「塩らぁ麺 いのち」と「切り落としスモーク」150円。
塩らぁ麺はイベントのカップ容器でも神々しい美しさ。

豊潤な鶏スープにコクのある鶏油と塩ダレ。
モチモチの細麺とともに、スルスルと身体に入っていきます。

また、切り落としスモークが驚くほど柔らか。
この肉をつまみに一杯やりたいところです。
大つけ麺博も最後の第四陣(10月20日~25日)
最後のラーメン軍は

無鉄砲がむしゃら(奈良)
らーめん 福たけ(千葉)
肉玉そば おとど(千葉)
仙台 五福星(宮城)
らぁ麺屋 飯田商店(神奈川)

つけ麺軍には「とみ田」も出店し、「飯田商店」に「とみ田」という豪勢な顔ぶれです。

まずは待ちに待った「飯田商店」。
「塩らぁ麺 いのち」860円です。

有料トッピングは切り落としスモーク、チャーシュー3種盛り、海老わんたん、全部のせ。
「海老わんたん」150円を注文しました。

店頭には純粋製造装置。
湯切りはイベントでもちゃんと平ざる。
そして無化調という本格的な一杯が登場です。

透明度の高いスープは、とても深い鶏の旨味。
塩ダレは尖り過ぎず、鶏油のコクがあります。
ホントに贅沢な旨さで、催事とは思えません。

麺は支那そばやとの共同開発。
小麦感感溢れるしなやかな麺で、スープとベストマッチ。

煮豚では無い焼豚や、プリプリの海老わんたんも文句なし。
飯田商店の焼豚はやはり旨いので、次回は別皿の「切り落としスモーク」もいただこうと思います。

大つけ麺博でも期待を裏切らない飯田商店。
さすがです。
必ずもう一度行きます。
横浜そごうで「横浜・神奈川グルメフェスティバル(4/1~7)」が開催。
第7回だそうで、横浜ウォーカーとのタイアップ企画。
過去の横浜ウォーカーもいっぱい置いてありました。

お目当ては湯河原の名店「らぁ麺屋 飯田商店」。
単独ではなく2店舗によるイートインで、4/3からは中村屋と共同になっていました。

メニューは醤油らぁ麺、つけ麺に催事限定の「春の貝出汁塩つけ麺」。
つけ麺はどちらも各日50食限定です。

限定にも惹かれますが、ベーシックに「醤油らぁ麺」800円を注文。
入って左手の厨房には飯田店主の姿も見えます。

数分で運ばれてきた一杯は、催事でも見た目ほぼ変わらず。
ウットリする美しさで、丼から立ち上がる香りも同様。
器は本店で使用している有田焼でしょうか。

香り高い醤油、コクのある鶏油に地鶏のスープは、思わずため息の旨さ。
本店で一カ月前に食べたばかりですが、催事でももの凄いクオリティ。

たまたま店主さんが外に出たので聞いたところ、三河屋製麺とのこと。
三河屋で連想する低加水パツパツではなく、多加水の細麺。
本店では自家製麺ですが、問題なく旨いです。

チャーシューは2種で、薄いけどちゃんと焼豚。
太メンマに三つ葉もちゃんと入ってます。

全ての面に置いて、催事とは思えない完成度。
食べられて良かったです。
都内でもやってくれたら嬉しいですが、大行列になりそうですね。
湯河原の大名店「飯田商店」。
昨年7月に初訪しましたが、つけ麺なども食べたくて再訪しました。
神奈川と言え、湯河原はやはり遠いですね(笑)

今回は「ニボっちゃんわんたん麺」850円と「つけ麺(濃厚昆布鰹水かけ)」900円。
厨房真っ正面の席だったので、調理姿が見えました。

デポから平ざるに麺を打つし、鮮やかに湯切り。
有田焼の丼に入れられて、ニボっちゃんの完成です。

スープは煮干しの旨味が抽出され、エグミなどは無し。
ビシッと醤油と鶏が効いた醤油らぁ麺と違い、上品かつ深みのあるスープです。
麺は醤油よりやや太め。

最近のエッジの効いた煮干しとは違いますが、間違い無く美味いです。
焼豚やワンタンも隙が無い極上品。

そして、時間差で提供されたつけ麺。
こちらの焼豚は薄切りで、メンマと鶏チャーシューも入ってます。

こちらは食べ方が図解で壁に書かれており、まずは塩で、とのこと。
細麺の上にワンタンの皮のような麺、湯河原の「だいだい」が置かれて独特なルックスです。

麺は出汁に浸かっているのですが、予想以上に粘りけがあり、麺に絡みます。
「濃厚昆布鰹水かけ」と書かれているだけのことはありますね。

「らぁ麺やまぐち」や「圓」のつけ麺も出汁に浸かっていましたが、この粘りけは凄いです。
なので、塩だけで食べても相当美味。

そのまま半分くらい食べられそうな気もしますが、せっかくなのでつけ汁も。
つけ汁はキリッと醤油が効いており、鶏の旨さも決まってます。

出汁水のおかげで、清湯系つけ麺の弱点である「つけ汁の絡みづらさ」も克服してますね。
食べるごとに出汁が加わり、味も変化していきます。

途中、だいだいの酸味も加えつつ、興奮して食べきってしまいました。
最後は昆布鰹だしを入れて完飲。

鶏清湯つけ麺の最高峰と言って良いんじゃないでしょうか。
前回、初めて訪れた際に「遠い評判のお店を攻略」的な感があったのは否めません。

再訪して「遠くても通いたいお店」と思うようになりました。
次は、もうちょっと落ち着いてつけ麺を味わいたいです。

なお、醤油わんたん麺も一口いただきましたが、こちらももちろん文句なし。
2015年中に、もう一回くらい行きたいです。
数少ない、1人で自由になれる夏休み。
海でも山でも無く、遠征です。
行き先は海も山も、更には温泉もある湯河原ですけど(笑)

こちらはロックンロールワン仕込みの淡麗ラーメンなお店で、昨年のTRYで数々の賞を受賞し、カップ麺にまでなっているお店。

湯河原駅からテクテクと10分ほど歩いて、開店15分前に到着。
平日なのに4人も待っていて、さすがの人気店という感じです。

店内は広くは無く、7人席のウッディなカウンター。
それに壁際に2人席の簡易カウンター。
BGMはラジオでニッポン放送です。
注文はデフォの「醤油らぁめん」750円にしました。

麺はデポで茹でていますが、茹で上がると平ザルに移し、鮮やかに湯切りしていますね。
淡麗好きには間違いないのないルックスで登場。
器は有田焼です。

スープは比内地鶏で、鶏油も効いて鶏がガツン!
一口目から美味いですね。
ため息が出る美味しさです。
次第に醤油のフレッシュな香りが効いてきて、最後まで飽きません。

麺は国産小麦100%の自家製麺で、平打ち中細麺。
多加水でしなやかな感じですが、硬めの茹で加減でシコシコとした食感。
香りもとても良いです。
スープとの相性も素晴らしく、箸が止まりませんね~。

チャーシューは豚と鶏の2種。
豚は歯ごたえがあり、恐らく焼き豚だと思います。
メンマは材木状のものが2本で、ザクザクとした食感。

麺とスープの完成度は半端無く高いと思います。
また、つけ麺の麺は昆布出汁に浸けられ、塩の小皿も付いていました。
麺を堪能出来そうです。

せっかく来たのでお土産を買わなくてはいけません。
まずは「切り落としチャーシュー」400円。
真空パックに入ってます。

そして「あきらめねえよ!!タオル」500円。
色はオレンジにしました。

店を出る時には店内待ち5人、外並び11人という平日とは思えない人気っぷり。
それも当然と思える美味しさでした。
行っておいて良かったです。

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4位

創作麺工房 鳴龍 (新大塚、大塚駅前、大塚 / 担々麺、ラーメン、つけ麺)

68回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ¥2,000~¥2,999

2025/12訪問 2025/12/15

「鳴龍」過去一旨い塩スープの「塩拉麺」、「海老ワンタン」「よだれ鶏」など 来年は新作発表予定

大塚の大名店「創作麺工房 鳴龍」。
ミシュラン一つ星最長記録を持ち、現在は朝8時から店頭での整理券発行制です。

メニューは変わらず担々麺、酸拉麺、醤油拉麺、塩拉麺。
つけ麺は日曜はスタッフ不足のため提供中止なことが多いです。

昼営業のみでもアラカルトがあるので、まずは飲みながらアラカルト。

「海老ワンタン」600円
「よだれ鶏」600円

元ミシュラン「香港MIST」で店長を務めた斎藤店主のアラカルトは、どれも最高で破格のCPです。

「塩拉麺」1300円
塩でも茶褐色のスープに大きな青梗菜。
大判バラロール、プライドオニオン、ネギなどです。

澄んだ塩スープは優しく柔らかく、それでいて深く密度の濃い出汁と塩ダレの旨み。
出汁素材に丸鶏、牛骨、牡蠣、乾物を使用するも素材が明確には顔を出さず、一丸となった極上の味わいです。

前に「塩拉麺」を食べたのは2024年5月で、鰹オイルを使用していた頃。
現在はオイルよりも出汁感がメインとなり、出汁が好きならため息モノの旨さです。

麺は自家製の平打ち細麺。
モチモチでフレッシュ感あって美味しく、スープとの馴染みも良いです。

チャーシューはバラロールと小さめ肩ロース?の2種。
どちらも肉感があって美味しく、特にジューシーなバラロースが良いです。

最近は限定を食べることが多かったですが、デフォの完成度が増していて驚きの美味しさ。
スタッフ不足で店主自ら全ての仕込みをしているのも影響していると思います。

なお、近日中に新メニューがいくつか登場予定。
仮メニューを見せてもらいましたが、どれも期待大で今から楽しみでしょうがないです。
ミシュラン一つ星最長記録のラーメン店「創作麺工房 鳴龍」。
今夏は珍しく冷やしの新作限定をリリースしています。

8月1日に開始した新作「蕃茄涼麺(トマト冷やし中華)」は8月中旬に終了。
8月27日からは「棒棒鶏涼麺(バンバンジー冷やし中華)」の提供が始まり、1週間程度の提供とのことです。

「棒棒鶏涼麺(バンバンジー冷やし中華)」1600円
大きなつけ麺の麺皿に整えられた麺線。
麺の奥にバンバンジー、ミニトマト、叩きキュウリ、パクチーが盛られています。

麺は「醤油拉麺」と同じストレート細麺。
しっかり〆られてシコシコ食感が心地よいです。

そこに絡むゴマペーストや醤油、お酢が絶妙なバランス。
ゴマ系の「冷やし中華」ですが、看板メニュー「担々麺」食材のゴマペーストがリッチな味わいです。

そのままでも相当旨いのですが、添えられたラー油を入れるとキレとビビッドさが強烈にUP。
「冷やし担々麺」に似た味わいにもなり、さすが元「香港MIST」店長と思わせる出来栄えです。

具材はバンバンジーにミニトマト、叩きキュウリ、パクチー。
アラカルト「よだれ鶏」にも使用している鶏のバンバンジーがタレ含め美味しく、ツマミに欲しいほどです。

先に出た「トマト冷やし中華」も美味しかったですが、今回の方が王道かつ猛烈な旨さ。
既存の食材をメインに使用しても、高級中華の基礎を仕込んでいたからこそのセンスとエッジの立ち方です。

斎藤店主によればすぐ修了とのことですが、通年提供でもおかしくないレベル。
アラカルトの「海老ワンタン」含め、今回も「鳴龍」ワールド堪能させていただきました。
現在は店頭での整理券制を導入している大塚「創作麺工房 鳴龍」。
猛暑でも並ばなくていいのはありがたいです。

「鳴龍」の夏季限定と言えば「冷やし梅塩拉麺」。
しかし今年は7月下旬に終了し、8月1日からは新作夏季限定「蕃茄涼麺(トマト冷やし中華)」が始まっています。

「蕃茄涼麺(トマト冷やし中華)」1600円
立体的に盛られた麺にホタテ、鶏ムネ、スクランブルエッグ、カットトマト、ネギ&キュウリ。
トマトの赤、スクランブルエッグの黄、キュウリの緑で彩り凄く良いです。

麺は自家製の極細麺。
「鳴龍」初の切刃30番とのことで、しっかり〆られてシャキシャキ食感です。

そこに絡むのはトマトベースの甘酸っぱな濃いタレ。
ニンニクのパンチもあり、冷やしでも旨味の濃いタレです。

低温調理っぽいホタテは極厚でモッチリ食感。
ブリンブリンな鶏胸肉も美味しいです。

そして、カットトマトやネギ&キュウリが清涼感あるアクセント。
スクランブルエッグもガチ中華っぽくて良く合っています。

店主が開発した「冷やし」としては久々の新作で、個性的な意欲作。
新たな「冷やし」も考えている様なので、夏はまだまだ楽しみです。

また、「鳴龍」と言えばの「アラカルト」も今回は以下のとおり堪能。

「水餃子(4個)」500円
「海老ワンタン」600円
「チャーシューご飯(あたま)」500円

相変わらず本格的な料理がワンコイン前後で提供され、味もCPも素晴らしいです。
5月17日に13周年を迎えた大塚のミシュラン一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
周年を機に「醤油拉麺」「塩拉麺」がマイナーチェンジとなっています。

メニューは変わらず担担麺、酸辣麺、醤油拉麺、塩拉麺。
アラカルトも変わらず以下の3種です。

「水餃子」500円
「よだれ鶏」600円
「海老ワンタン」600円

この日は「よだれ鶏」600円をいただきました。

「醤油拉麺」1300円
リニューアルにより、姫竹は無くなり青梗菜が新トッピング。
新たに香港焼豚も加わり、そのほかバラチャーシューにメンマです。

スープは前よりアッサリとしたバランスで、後半は温度変化なのか醤油の旨味がUP。
醤油ダレのバランス比率が変わり、エシャレットオイルも効果的にコクを出しています。

麺は自家製ストレート細麺。
モチモチとしてほんのり香ばしさもあり、相変わらず美味しい麺です。

焼豚は前からのバラロールに新たな香港焼豚。
厚くカットされた香港焼豚がミシッとした肉質と絶妙な下味で美味しいです。

聞くと「塩拉麺」は香港焼豚、青梗菜のリニューアルは同じでもスープは変えていないそう。
香港焼豚は担担麺には入っていないので、通っている方は「醤油拉麺」オススメです。

なお、斎藤店主は新作メニューを考案中で近々リリース予定。
限定を除けば10年ぶりの新作となるので、期待も高まります。
ラーメン店としてミシュラン一つ星の最長記録を持つ「創作麺工房 鳴龍」。
現在は店頭で整理券を取るシステムなので、ほとんど並ばず入店できます。

僕はずっと通っている好きなお店ですが、店主の齋藤さんは森住さんの「ちゃぶ屋」出身。
系列店「香港MIST」では料理長を務め、そこでも他のラーメン店に先んじてミシュランの星を獲得しています。

今でも「ちゃぶ屋」のレシピを使用(カツオオイルなど)したり、齋藤さんにとって森住さんは永遠の師匠。
2025年3月25日に行われた「渡辺樹庵に贈る壱万食突破記念のらぁ麺 presented by 黒揚羽森住」では、現地で森住さんと共に厨房に入ってます。
https://youtu.be/-XzEBTi7FvY?si=JQLfAR5KXcYFtU1w

ということで、今回は特別に「ちゃぶ屋」っぽく作った一杯をいただくことに。
これは常連さん数人に遊びで作ったもので、一般提供はしていません。

丼には2種のチャーシューに青ネギ、モヤシ。
限定販売している「味噌拉麺」に使用している焦がしネギ背油を使用して、見た目がそれっぽいです。

アッサリとした醤油に焦がしネギのコクと適度な香ばしさ。
麺はつけ麺用の太麺を使用し、食べ応えありました。

今食べるならデフォの「醤油拉麺」「塩拉麺」の方が、正直ビシッと決まった味わい。
しかし、「鳴龍」のルーツを味わえる良い機会となりました。

なお、おつまみはいつも通り以下を。

「海老ワンタン」600円
「よだれ鶏」600円
「チャーシューご飯(アタマをつまみ仕様)」500円

相変わらず本格的な味わいと価格に痺れます。

2023年には「黒揚羽森住」と同じ「黒中華おゝ油(背脂醤油拉麺)」を限定提供したこともある「鳴龍」。
今後、「ちゃぶ屋」を思わせる限定が再度登場するのか、それもまた楽しみです。
ラーメン店としてミシュラン一つ星最長記録を持つ「創作麺工房 鳴龍」。
現在は朝8時から店頭で整理券を発行し、長時間行列に並ばなくて良い様になっています。

メニューは変わらず担担麵、酸辣麺、醤油拉麺、塩拉麺など。
アラカルトやご飯ものもあります。

まずは「瓶ビール」600円とアラカルト。
スパイシーな「海老ワンタン」600円は行けば必ず頼むアラカルトです。

「よだれ鶏」600円はブリンブリンに仕上げられた鶏胸肉。
こちらもピリ辛さが良く、「トマトハイ」500円も進みます。

「担担麵」1300円
清湯スープに鮮やかな色のラー油にナッツペースト。
肉味噌と九条ネギで彩りも良いです。

清湯スープは「鳴龍」ならではの太い出汁。
鶏に乾物、牛骨に牡蠣を使用した出汁は唯一無二の旨さです。

そこにシャープなラー油、ふわりとしたナッツペースト。
プリプリでモチモチな自家製麺含め、どこにも似ていない極上「担担麺」です。

なお、2025年は1月8日まで年始休業。
今年も何度もお世話になると思います。
ラーメン店としてミシュラン一つ星最長記録の「創作麺工房 鳴龍」。
現在は店頭での整理券制を導入し、朝8時から配布開始しています。

メニューは変わらず以下のとおり。

「担担麺」1200円
「酸辣麺」1200円
「醤油拉麺」1200円
「塩拉麺」1200円

現在はスタッフ不足のため、休日は大体「つけ麺」休止です。

また、「鳴龍」と言えばアラカルトも有名で、現在は以下の3品。

「水餃子」350円
「海老ワンタン」500円
「よだれ鶏」500円

なので、まずは「生レモンサワー」400円、「トマトハイ」500円でアラカルトを。

「海老ワンタン」500円
「よだれ鶏」500円
「チャーシューご飯」450円 ※アタマをツマミ仕様に

本格四川のアラカルトがワンコインとは相変わらず凄いです。

「醤油拉麺」1200円
久々にスタンダードな一杯を。
今年5月の12周年を機に盛りつけが変わり、姫竹が独特です。

スープはアッサリとした中にリッチで華やかな出汁の旨味。
牛骨、牡蠣、豚足などオープン以来ずっと個性的な素材を使用し、それらが一丸となってます。

醤油は強すぎず、「鳴龍」にしか出せないエレガントな味わい。
ツルっとしなやかな自家製麺もスープと相性抜群です。

バラロールの煮豚もジューシーでグッド。
最近は限定をあまりやらないものの、デフォメニューが常に貫録ある旨さで素晴らしいです。
5月17日にめでたく12周年を迎えた「創作麺工房 鳴龍」。
ミシュラン一つ星最長記録のラーメン店でセブンイレブンからカップ麺も販売中です。

ミシュラン一つ星とあってインバウンド中心に行列でしたが、先日から整理券制を導入。
店頭の整理券発行機が朝8時から稼働しており、好きな時間と人数の整理券を発行することが出来ます。

現在のメニューは以下のとおり。

「担担麺」1200円
「醤油拉麺」1200円
「塩拉麺」1200円
「酸辣麺」1200円

「担担つけ麺」1400円
「醤油つけ麺」1400円

「水餃子」350円
「海老ワンタン」500円
「よだれ鶏」500円

ドリンクも従来通りで、整理券制になってもアラカルトで軽く飲めるのは変わらないです。

「塩拉麺」1200円
「鳴龍」は周年を機にブラッシュアップすることが多く、今回も盛り付けがガラリと変更。
ドッサリと揚げエシャレットが乗り、メンマ代わりの姫竹が美しいです。

スープはアッサリとして芳醇な出汁素材に鰹オイルの旨味とコク。
揚げエシャレットの香ばしさも溶け出し、唯一無二の旨味となってます。

モチモチの自家製麺も極上。
バラロールもジューシーです。

「海老ワンタン」500円
自家製の海老ワンタン5個にスパイシーソース。
何度も食べているものの、プリプリな香港風海老ワンタンが500円は相変わらず素晴らしいCPです。

「チャーシューご飯(アタマ)」450円
「チャーシューご飯」をアタマ(ご飯なし)でツマミに。
薄切りのしっとり赤身チャーシューにマヨが良いツマミです。

お酒が全て500円未満と都内の居酒屋を下回る素晴らしいミシュラン一つ星。
昼のみ営業でも整理券制導入は凄くありがたいです。
ラーメン店としてミシュラン一つ星最長記録を持つ「創作麺工房 鳴龍」。
「ミシュランガイド東京2024」からラーメン店の一つ星は全て無くなりましたが、今でも外国人旅行客で行列が出来ています。

その行列店「鳴龍」がなんと整理券システムを2月1日(木)から導入予定。
朝8時から整理券発行機を稼働し、11:00~15:30の間30分刻みで希望の時間 最大8名まで発券できます。

僕が今回訪れたのはその前日である1月31日。
齋藤店主によれば、今後はネット予約も検討していくそうです。

メニューは変わらず「担担麵」に「醤油拉麺」「塩拉麺」「つけ麺」など。
しばらく昼営業のみとなっていますが、アラカルトもちゃんとあります。

今回のお目当ては数年ぶりの冬季期間限定「味噌拉麺」。
オペレーションのため平日限定で、初となる「辛味噌拉麺」は今後販売予定です。

「味噌拉麺」1200円
大判のバラロールにネギ、青ネギとシンプルな見た目。
バラロールの下にはメンマが潜んでいます。

スープは甘みと麹の発酵風味を感じる濃厚味噌。
信州の味噌が「鳴龍」特有の濃密出汁とガッツリ融合して唯一無二の旨さになってます。

麺は「醤油拉麺」と同じ自家製の平打ち細麺。
モチモチとして味噌にも抜群に合います。

しっとりとしたバラロールもさすがの出来栄え。
久々の「鳴龍」味噌、シンプルかつ極上です。

この日は休みを取って、昼からゆっくり「鳴龍」を堪能。
「よだれ鶏」500円や「海老ワンタン」500円は変わらず最高でした。
大塚のミシュラン一つ星ラーメン店「創作麺工房 鳴龍」。
2016年以降一つ星を更新し続け常にインバウンドのお客さんが多数訪れています。

「鳴龍」齋藤店主は独立前に「ちゃぶ屋」森住店主の「香港MIST」料理長を務め、2011年にミシュラン一つ星を獲得。
当時は「ラーメン部門」が無く「和食部門」で受賞したため、「ラーメン部門」初一つ星は「Japanese Soba Noodles 蔦」となっています。

メニューは看板メニューの「担担麺」に「酸辣麺」「醤油拉麺」など
11月14日より久々の期間限定「黒中華おゝ油(背脂醤油拉麺)」1400円が始まっています。

これは師匠である森住さんが千葉県「みっかぼうず」で販売していたメニューの「鳴龍」Ver.。
土日はスタッフが少なくなってしまうため、今のところ平日限定メニューだそうです。

「黒中華おゝ油(背脂醤油拉麺)」1400円
たっぷりの背脂にチャーシュー、姫竹、刻み玉ねぎ、刻み生姜。
見た目「背脂チャッチャ系」ですが、盛りつけの美しさが「鳴龍」っぽいです。

背脂の下には真っ黒な清湯スープ。
「みっかぼうず」醤油ダレに鳴龍スープで、牡蠣など「鳴龍」濃密出汁の旨さが際立ちます。

背脂はこのメニュー専用に「鳴龍」で仕込まれたもので、良質でベタ付かずスープに溶け込むコクと旨味。
刻み玉ねぎと生姜が非常に効果的なアクセントになっています。

自家製の低加水極細麺もサクサクで相性抜群。
「担担麺」と同じ麺とのことですが、ナッツペーストが無いのでより細く感じるのが面白いです。

フワトロでジューシーな大判バラロールもさすがの旨さ。
この為に仕込まれたメンマ代わりの姫竹もユニークです。

基本の構成は「背脂醤油」でも、恐らく無化調で「鳴龍」らしく仕上がった一杯。
リッチな素材による上品さと中毒性が同居した旨いラーメンでした。
ミシュラン一つ星最長ラーメン店「創作麺工房 鳴龍」。
現在は昼のみ営業ですが、昼でもアラカルト3種で飲むことが出来ます。

アラカルトは以下の3種。

「水餃子」350円
「海老ワンタン」500円
「よだれ鶏」500円

ドリンクは瓶ビール500円、生レモンサワー400円など。
ミシュランならずとも、今や一般のラーメン店より安い瓶ビールの価格設定です。

「海老ワンタン」500円
券売機が写真付きになったのでタイトルはシンプルになりましたが、ラー油のスパイシー仕立て。
ブリンブリン海老のワンタンにガーリックも効いて最高のつまみです。

夏季限定「冷やし梅塩拉麺」1400円
恐らく数年ぶりいの「冷やし梅塩」。
鶏低温調理、メンマ、細切りキュウリに白髪ネギ和え、トロロ昆布、大葉、練り梅です。

基本は大きく変わっていない様ですが、具材はVer.アップして盛り付けはより美しく。
特に立体的に盛られた細切りキュウリ&白髪ネギにカラフルなアラレが美しいです。

キンキンに冷えたスープは昆布や魚介の優しく濃密な旨味。
デフォのスープを冷やしたものに、専用のジュレを使用してほんのりドゥルンドゥルンです。

同じく氷水でキンキンに冷やされた極細麺が極上。
小麦の香りが良くコシもあり、シャキッと清涼感を感じます。

鶏胸肉もしっとりブリンブリンで上質。
その上に乗った甘みある梅ペーストも良いです。

久々の「冷やし梅塩」ですが、やはり色々と以前よりブラッシュアップ。
猛暑に対してとりあえずの「冷やし」ではなく、満足度高い「冷やし」です。

なお、9月29日(金)~10月2日(月)は歌舞伎町「刺激と旨辛FES」にカネキッチンとコラボで出店予定。
2011年大つけ麵博「ラ・ベットラ×ちゃぶ屋」以来のイベント出店になるそうで、相当楽しみです。
大塚の名店「創作麺工房 鳴龍」。
ラーメン店としてミシュラン一つ星最長記録を更新し続け、シンガポール出店も果たしています。

現在はお昼のみ営業とあり、インバウンド含め常に行列。
15時までに並べばOKなので、14:00以降に並ぶ方が外国人も少なく狙い目名気がします。

メニューは変わらず主に以下のとおり。

「担担麺」1000円
「酸辣麺」1000円
「醤油拉麺」1000円
「塩拉麺」1000円

「担担つけ麺」1200円
「醤油つけ麺」1200円

「水餃子(3ケ)」300円
「海老ワンタン(スパイシーガーリックソース)」450円
「よだれ鶏」500円
「チャーシューご飯(わさびマヨネーズソース)」400円

昼営業のみでもアラカルトとドリンクがあるのが嬉しいです。

「海老ワンタン(スパイシーガーリックソース)」450円
海老ワンタン5ケに酸辣ガーリックソース。
刻みネギも乗り、本格中華の様な立派な一品料理です。

海老ワンタンは香港式のゴロゴロ海老に豚肉。
ブリンブリンな海老とスパイシーソースがツマミにピッタリです。

「担担つけ麺」1200円
麺皿にはトマトジュースが敷かれ、鶏チャーシューにルッコラ、海苔。
担担つけ汁もたっぷりで、底に肉味噌が入ってます。

ゴマペーストに覆われていますが、つけ汁自体は醤油ベースの清湯。
鶏や牛骨、牡蠣や昆布で採られた出汁が濃密で、この出汁の旨さが「鳴龍」の担担麺を唯一無二にしています。

つけ汁は清湯でも、表面に浮いたゴマペーストで麺との絡みは良好。
低加水の細麺と出汁、ゴマペースト、ラー油のバランスは文句なしです。

また、以前の「担担つけ麺」には無かった鶏胸チャーシューが追加。
これがしっとり柔らかく、さすがの鳴龍クオリティです。

決して大きくないお店ですが、齋藤店主の鮮やかな調理と接客含めホスピタリティも素晴らしい。
大塚駅から徒歩数分のひっそりな立地もお店のカラーにとても合っている気がします。
6年連続ミシュラン一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
先日シンガポール店もオープンし、世界に誇る日本のラーメン店です。

店内改装直後は一部メニューで営業していたものの、今はフルラインナップ。
メニューは主に以下のとおりです。

「担担麺」1000円
「酸辣麺」1000円
「醤油拉麺」1000円
「塩拉麺」1000円
「担担つけ麺」1200円
「醤油つけ麺」1200円

「水餃子(3ケ)」300円
「海老ワンタン(スパイシーガーリックソース)」450円
「よだれ鶏」500円
「チャーシューご飯(わさびマヨネーズソース)」400円

外国人旅行客が戻ってきたこともあり、お客さんのほとんどは外国人。
現在は昼営業のみとなっていますが、夜限定であったアラカルトを昼から注文することが出来ます。

「海老ワンタン(スパイシーガーリックソース)」450円
海老ワンタンは海老のカットが大きくブリンブリン。
スパイシーソースやラー油との相性も抜群で、一流中華店の一品に匹敵します。

「よだれ鶏」500円
分厚い鶏の低温調理にスパイシーソース、ナッツなど。
こちらも食べ応えがあり、レモンハイやトマトハイが止まらなくなります。

「担担麺」1000円
「鳴龍」と言えばの看板メニュー。
調理を見ていても9割がた担担麺の注文です。

ここの担々麺は最初から濃厚スープではなく、清湯の上にナッツペーストが浮くスタイル。
そのため、最初は濃密な出汁にキレのあるスパイス感それぞれが味わえます。

麺は低加水のストレート細麺。
バツバツに硬いのではなく、後半フワっとスープに馴染みます。

肉味噌やナッツペーストが混ざり始めると、最後はまた違う味わいに。
醤油も塩も旨いですが、「担担麺」は凄みを感じるレベルです。

齋藤店主に聞いても

「なにも変わってない(笑)」

といつも煙に巻かれますが、絶対少しずつ美味しくなっている気がします。

なお、外国人が多いので回転は速くなく、20人待ちで約1時間半待ち。
寒い季節は待つのが厳しいですが、それでも待ち時間や寒さを軽く覆す世界があります。
先日発売された「ミシュランガイド東京2023」で7年連続一つ星となった「創作麺工房 鳴龍」。
ラーメン店として7年連続一つ星はもちろん最長で、最近は外国人客も戻って行列になっています。

今年6月に店内改装し、現在は昼営業のみ。
新しいスタッフも2名入り、斎藤店主の調理は相変わらず鮮やかです。

メニューは担々麺にさ酸辣麺、醤油拉麺、塩拉麺など。
つけ麺も販売開始していますが、この日はスタッフ不足でお休みでした。

そして待望のアラカルトも2週間ほど前からスタート。
夜の部は営業再開未定ですが、土曜の午後にアラカルト含め堪能してきました。

「よだれ鶏」500円
ぶあついブリンブリンの鶏に刺激的なラー油にタレ、ナッツなど。
下に厚い輪切りキュウリもあり、これまたおつまみになります。

「海老ワンタン(スパイシーソース)」450円
プリプリな海老ワンタンに2種の刻みネギ。
酸味あるソースが相変わらず旨いです。

「醤油拉麺」1000円
大判のバラロールチャーシューにに2種のネギ。
チャーシューの下にはメンマが隠されていて、今風とは違った個性的な美しさです。

カツオオイルにより、立ち上がる魚介の香り。
コクと旨味たっぷりなスープです。

オイルが減ってくると、まろやかな出汁の旨味も。
香ばしい自家製細麺の相性も抜群です。

そして大判のバラロールチャーシューがまた見事。
スープの熱でとろけ、脂身はまるでバターの様に濃厚な旨さです。

ビールやトマトハイもいただき、久々に「鳴龍」の料理とラーメンを堪能。
やはりここは何度食べても格別の旨さです。

なお、土曜は特にお客さんが多いらしく、外国人も多いので入店まで2時間ほど。
15時までに並べばOKなので、今度は平日の遅い時間に休みを取って訪れたいと思います。
店内老朽化改装のため3月下旬から休業中の「創作麺工房 鳴龍」。
無事改装工事が終わり、6月17日(金)から営業再開となります。

休業前の「鳴龍」は齋藤店主にスタッフ2名の3名体制でしたが、スタッフ2名は円満退職。
うち一人は狭山ヶ丘で「オーミールク」を開業しています。

再開後は久々に齋藤店主と奥様の2人態勢で、昼のみカウンター6席に絞っての営業。
保育園の関係で定休日は日曜日予定になります。

僕は開店直前の準備営業を兼ねたプレに訪問。
主なメニューは変わりませんが、2人態勢のオペを考えてしばらく「つけ麺」や「アラカルト」はお休みです。

「醤油拉麺」1000円
昨年リニューアルしたばかりですが、また盛り付け等リニューアル。
バラチャーシュー3枚が放射状に盛られ、中央にメンマ、2種のネギです。

スープはアッサリと出汁の効いたバランス型。
以前ほど牡蠣や牛骨は表に出ず、それでいて「鳴龍」らしい極上な味わいです。

麺は薄い平打ちで以前より口当たり柔らか。
スープとの馴染みが良く、それでいて麺の存在感もあります。

バラチャーシューは国産豚でブリンブリン。
「鳴龍」は価格を抑えるために国産を使用せず技術でカバーしていましたが、国産を使用するとさすが別格です。

全体的に大きな変化は無いものの、人懐っこさそのままに洗練された印象。
特に麺は結構変わったと思います。

今回はプレなので各種アラカルトも堪能。
いずれ昼でもアラカルトを提供予定とのことで、頑張って午後半休でも取りたいと思います。
大塚の一つ星店「創作麺工房 鳴龍」。
3月29日(火)から店内改装のためしばらく休業となります。

そのため、最終営業日に久々の昼訪問。
月曜は夜営業が無く昼営業のみとなってます。

「特製担担つけ麺」1500円
昼だけ特製があり、メニューごとに違う肉がトッピング。
「担担麵」と「担担つけ麺」は牛角煮、味玉、ワンタン2個が乗ります。

麺は「担担麵」と同じ自家製の低加水細麺。
麺の下に敷かれたトマトジュースの赤、クレソンの緑で色鮮やかです。

つけ汁は清湯スープで切れ味鋭い辛さ。
ナッツペーストが浮き、このペーストで麺に旨味が良くのってきます。

特製オンリーの牛角煮はゴロリと大きめ。
やや甘めでジューシーさもあり、単品が無いのが悔しいほどです。

そして「鳴龍」のスペシャリテ「海老ワンタン」。
香港系中華店に負けないブリンブリンな本格海老ワンタンは必食です。

夜オンリーのアラカルトも素晴らしい料理ですが、昼の特製も手の込んだ一品。
ちなみに「特製醤油」は鴨ロース、「特製塩」は豚トロチャーシューが乗ります。

なお、今回の改装休業をもってスタッフ2名が円満退職。
長年「鳴龍」を支えてきた優秀なスタッフなので、今後も応援していきたいです。
今年5月に10周年を迎える「創作麺工房 鳴龍」。
ミシュランでは6年連続一つ星ラーメン店となっています。

今年は1月5日から通常営業を開始。
看板メニューは「担担麺」ですが、醬油や塩、つけ麺などどれも一級品です。

「醤油拉麺」900円+味玉
チャーシューにメンマ、青ネギ。
中央の白髪ネギに海苔が立てかけられています。

スープは牡蠣の出汁が効いた鳴龍オンリーワンの味わい。
そこに9周年でリニューアルされた鰹オイルが独特の旨味を演出しています。

自家製の麺はモチモチのストレート。
厚みある肩ロースチャーシューも値段以上に贅沢です。

なお、鳴龍は夜限定アラカルトがあるので狙いは夜。
今年のお正月から極寒なので並び少なめです。

「しらす冷やっこ(スパイシーごまソース)」300円
「鳴龍」で最も注文しているメニューがこちら。
濃厚ゴマペーストにキレのあるラー油がびしっと効いてます。

「よだれ鶏」500円
最近加わった新作アラカルト。
カットされた鶏胸肉にラー油、黒酢、ナッツがかけられます。

鶏胸肉はブリンブリンな食感。
そこにキレのあるラー油、黒酢で刺激が足され、酒のつまみに最高です。

瓶ビール、レモンサワー、トマトハイと酒も進むアラカルト。
何を食べても安くて旨くて凄いお店です。
5年連続ミシュラン一つ星の「創作麺工房 鳴龍」。
緊急事態宣言が解除され、晴れてアルコールの提供も開始となりました。

アルコール再開後は焼酎がキンミヤに変更。
以前より明らかに口当たりがよく、飲み過ぎてしまいそうです。

「メンマ揚げジャコ和え」300円
9周年を機に夜のアラカルトも一部変更し、これは新メニュー。
出汁がしっかり染みたメンマにカリカリジャコが良いアクセントになってます。

「うす切りチャーシュー(マスタードソース)」450円
以前からあるメニューですが、器など色々変更。
しっとりチャーシューにビネガーと粒マスタードのソースが良く合います。

また、新たに加わったルッコラがナイス。
バルにある様な一品でワインも欲しくなります。

「担担麵」900円
鳴龍の看板メニューで注文率8割を超える一杯。
ナッツペーストの量は控えめで、どちらかと言うと清湯ラーメンに近いです。

そして出汁が濃く、辛さや刺激だけではない旨さ。
丸鶏に魚介乾物、牛骨、牡蠣を使用した出汁はオンリーワンです。

醤油拉麺や塩拉麺の方が出汁はダイレクトに感じられますが、担担麵でも相当主張する出汁。
ホクホクとした低加水の自家製麺も抜群に旨いです。

醤油や塩はちょっとリニューアルしましたが、担担麺は変わらずとのこと。
しかし更に旨くなっている様に感じるのは、気のせいではないと思います。

何を食べても旨い「鳴龍」なので、麺を何にするかいつも悩んでしまうほど。
次は「酸辣麺」か「担担つけ麺」か、今から迷ってしまいます。
大塚の一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
夜のアラカルトも魅力的なお店ですが、6月23日からめでたくお酒提供再開となりました。

なお、9周年を機にランチに「特製」が出来たりとリニューアル。
夜のアラカルトもいくつか新メニューが出ています。

「よだれ鶏」500円
低温調理のブリンブリン鶏胸肉にたたきキュウリ。
黒酢にラー油、生姜、ナッツのタレで酒が進みます。

「山芋ときゅうりのごまサラダ」400円
以前の「ごまきゅうり」に山芋が加わりパワーアップ。
シャキネットリな食感が良く、夏にピッタリの冷製おつまみです。

「塩拉麺」950円
分厚いチャーシューに薬味。
ラーメンもリニューアルされ、チャーシューは前より厚くなってます。

そしてスープは明確にカツオのコクある旨味。
先日「醤油拉麺」をいただいた際に本枯れ節かと思ったのですが、オイルにカツオの旨味を付けているそう。

ベースのスープやタレは同じとのことですが、かなり印象が違う感じ。
プリプリの自家製麺も極上です。

ちゃんと仕切りがあるので一人で飲んで黙食するのにも最適。
「鳴龍」の旨い料理で酒が飲めるのは最高です。
大塚のミシュラン一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
今年の5月17日にめでたく9周年を迎えました。

そこで9周年を機に、昼営業のみリニューアルした「特製」の提供を開始。
特にチャーシューは各種麺類に合わせて牛角煮、鴨ロース、豚トロチャーシューなど変わります。

「特製醤油拉麺」1400円
特製で追加される具は鴨ロース2枚、海老ワンタン2個、味玉。
麺が見えないほど具だくさんで、海苔が「志那そばや」の様に中央に立てかけられています。

スープを飲んでみると、結構ビシッと節の旨味。
恐らく本枯れ節を使用していると思われ、重厚でリッチな味わいです。

後半になってくると「鳴龍」らしく様々な食材も顔を出す感じ。
他にないオンリーワンの極上スープで、今までで一番キレがあります。

麺は醤油拉麺用のストレート自家製麺。
モチモチと食べ応えのある美味しい麺です。

鴨ロースはしっとりでシルキーな食感。
鴨特有のクセが抑えられ、さすがの調理です。

デフォのチャーシューは極厚でフワフワ。
チャーシューも9周年からガラッと変わり、かなり好みです。

海老ワンタンは以前より海老が大き目カットでブリンブリン。
濃厚な味玉にコリコリメンマ、香り良い海苔と具材のフルコースです。

齋藤店主は積極的にメニューや食材等について発信しないものの、今回は結構リニューアル。
今までも最高に旨かったですが、更に旨くなるとはさすがです。

なお、夜限定のアラカルトも一部メニュー変更。
早く「よだれ鶏」をつまみに一杯やりたいものです。
大塚の一つ星ラーメン店「創作麺工房 鳴龍」。
現在の夜営業は非常事態宣言を受け20時までとなっています。

「担担麵」900円+味玉
オレンジ色のラー油に九条ネギという抜群の色合い。
ゴマペーストが浮くものの、ベースのスープは醤油ベースの清湯です。

このスープが出汁が効いて文句なしの旨さ。
そこに自家製ラー油のキレ、濃厚なゴマペーストの味わいが加わります。

出汁、ゴマ、ラー油それぞれが際立って美味しく、どこにも無い「担担麺」。
低加水でハリのある自家製ストレート細麺も美味しいです。

「海老ワンタン(スパイシーガーリックソース)」450円
夜のみ提供のアラカルトでは、最近一番好きな一品。
プリプリの海老ワンタンにキレのあるラー油、刻みネギが最高です。

夜の営業時間は短くなっていますが、やはり夜の「鳴龍」は素晴らしい。
緊急事態宣言が解かれた暁には、もっとゆっくり堪能したいと思います。
5年連続ミシュラン一つ星となった「創作麺工房 鳴龍」。
アラカルトがある夜に行くことが多いのですが、超久々に年末の昼に訪問しました。

今回の注文は「梅塩拉麺」1150円。
南高梅や薬味が別皿に美しく盛られた「塩拉麺」のスペシャルバージョンです。

やや濁りあるスープはスッキリと優しくて甘みもあり、ほど良い厚み。
今回の塩ダレは魚介が強すぎず、出汁の旨味を十分に感じることが出来ます。

バラロールは銘柄豚なのか、薄切りでも脂身がとてもジューシー。
ツルツルな自家製麺も、もちろん美味しいです。

途中からは別皿の薬味を盛り付け。
南高梅に大葉、白髪ネギ、しらす、とろろ昆布と豪勢です。

フルーティな南高梅に大葉が特に良いアクセント。
アラカルト無しでラーメンを食べるのは久々ですが、一杯の満足度が相当高いと再確認しました。

2021年は1月3日から営業予定とのこと。
今年も最高の料理を堪能させていただこうと思います。
大塚の名店「創作麺工房 鳴龍」。
ミシュラン2021でも引き続き一つ星となり、5年連続の一つ星となりました。

夏の間は限定が続いていたので、今回は久々のレギュラーメニュー。
「醤油拉麺」900円です。

丼を覆いつくす大判バラロール。
その中心に高く盛られた九条ネギとルックスも個性的です。

アッサリとしたスープは牛骨と牡蠣メインのお出汁。
途中からは節も顔を出し、スープ自体が個性的で他には無い味わいです。

麺は自家製のストレート細麺。
コシよりもフレッシュ感主体で小麦を感じられます。

大判のバラロールは薄切りでも柔らかく食べ応え十分。
バラロールの下にはメンマも隠れてます。

そして、夜の鳴龍といえばアラカルト。
「しらす冷やっこ」300円はゴマソースとラー油が酒に素晴らしく合います。

「うす切りチャーシュー(マスタードソース)」400円
しっとりチャーシューがまるでシャルキュトリー(仏語でハム、ソーセージ、パテなどの総称)。
ビネガーの効いたマスタードソースは間違いなくワインにも合いそうです。

「海老ワンタン(スパイシーガーリックソース)」450円
以前より海老のプリプリ感が増したように思え、ギッシリな餡。
結構な辛さのスパイシーソースが抜群に合ってます。

何を食べてもクオリティが高く、CPも抜群。
雰囲気や接客も良く、間違いなくオススメ出来るお店です。
大塚のミシュラン一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
遅い夏季休業を経て9月17日(木)より営業再開してます。

今年は夏季休業前まで「冷やしシリーズ」を提供しており、以下の5品。

「香辣冷やし中華」
「ゴマだれ冷やし中華」
「冷やし醤油拉麺」
「冷やし塩拉麺」
「トマト冷やし中華」

これで終わりかと思っていたら、冷やしエピローグが提供されました。
「よだれ鶏冷し中華」1000円で9月18日から数量限定提供(恐らく2,3日)です。

麺にはナッツやゴマが散らされ、その上にキュウリ、鶏モモ肉低温調理、白髪葱、パクチー。
タワーの様に積み重ねられた具が圧巻の美しさです。

麺の下にはタレ、黒酢、ラー油など。
タレは醤油に砂糖、八角やシナモンを煮詰めた甜醤油とのことです。

コシのある自家製ストレート平打ち麺にコクのある旨味、酸味、辛味。
パクチーも良く合っていて抜群に旨いです。

しっとりと柔らかい鶏モモも美味で、フレッシュトマトもナイスな清涼感。。
今回はストレートに中華とのことですが、1000円で食べられる冷やし麺としては最高だと思います。
セブンイレブンのカップ麺も好評な「創作麺工房 鳴龍」。
今年の夏は「冷やしシリーズ」を行っており、いよいよ最終章となります。

夏季限定「トマト冷やし中華」1000円
8月26日(水)から9月7日(月)の提供となり、特に売り切れは無いそうです。

今回は過去の限定「汁なし担担麺」と同じ黒い丼で登場。
冷えたトマトスープに麺がキレイに畳まれ、その上にサイコロ状の具材がたっぷりと載っています。

トマトスープには「鳴龍」スープが使用され、ほのかにトロリ。
トマトの酸味にタバスコの刺激がアクセントとなり、残暑にピッタリの爽やかな冷やしです。

そしてたっぷりの具材はタコ、鶏そぼろ、コーン、トマト、キュウリ、タマネギ、チーズと7種。
大葉オイルで和えられ、シャキシャキと清涼感溢れる美味しい具材です。

なお、今夏の冷やしは以下のとおり。

「香辣冷やし中華」
「ゴマだれ冷やし中華」
「冷やし醤油拉麺」
「冷やし塩拉麺」
「トマト冷やし中華」

「冷やし塩拉麺」のみ機会に恵まれませんでしたが、これは「鳴龍」定番の名作です。

「冷やし拉麺」以外では最後の「トマト冷やし中華」が一番好み。
スープと具材に一体感を感じます。

また、今回は遅い時間だったのでアラカルトは「うす切りチャーシュー(マスタードソース)」400円のみ。
しっとりチャーシューにマスタードソースは、上質なパストラミの様でもあります。

なお、僕は「トマトハイ」500円を飲むことが多いのですが、今回はタバスコも数滴入れてもらいました。
ブラッディマリーを模した赤羽の「米山」スタイルで、これがまた夏にピッタリ。
「トマト冷やし中華」提供期間は対応出来るそうなので、ぜひお試しください。
大塚のミシュラン一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
今夏は限定で「冷やし中華シリーズ」を2週ごとに変えて提供しています。

第3弾は「冷やし醤油拉麺」950円。
7月29日(水)から8月10日(月)までの提供です。

丼には冷やし醤油スープにカラフルなアラレ。
大根おろしにミョウガ、肉、九条ネギが乗っています。

スープは若干トロリとして節の旨味。
デフォのスープに節、昆布等で取ったスープを合わせたそうで、爽やかさと濃密さが同居してます。

麺は冷し特製の30番で打った極細麺。
シャキシャキとしてのど越しが素晴らしいです。

具の肉は豚薄切りかと思いきや黒毛和牛。
冷しでも牛の旨味がしっかりで、「鳴龍」にしては珍しく高級食材を使用しています。

大根おろしもスープに合っていて、ミョウガの清涼感もグッド。
あえて黒毛和牛を隠したビジュアルがいかにも「鳴龍」っぽいです。

また、夜のアラカルトも「鳴龍」の大きな魅力。

「しらす冷やっこ」300円
「鳴龍」看板メニュー「担担麺」のラー油とゴマペーストを使用した一品。
お酒に良く合う一品で、恐らく僕が「鳴龍」で一番食べているアラカルトです。

「炙り焼きチャーシュー(オニオンソース)」600円。
夜のアラカルトでは注文率No.1人気メニュー。
大判の豚肉は柔らかく、酸味あるオニオンソースでポークステーキを思わせます。

「ごまきゅうり(梅ソース)」300円。
爽やかな梅ソースが暑い夏にバッチリです。

なお、早い時間であれば以前より空いている感じ。
並ばずに入れるタイミングもあるほどで、ミシュラン一つ星を味わう良い機会だと思います。
大塚のミシュランビブグルマン「創作麺工房 鳴龍」。
滅多に限定をやらないお店ですが、今夏は2週替わりで冷やしシリーズを提供しています。

7/15(水)~7/27(月)は第2弾「ゴマだれ冷やし中華」900円。
彩り豊かな野菜が立体的に盛り付けられ美しいです。

今回は甘酸っぱいタレが王道の冷やし中華路線。
看板メニュー「担担麺」にも使われるゴマペーストがリッチなコクとなってます。

メインの具は皮がモチモチな柔らかい鶏モモ肉。
締められてコシを増したハリのある自家製麺が相変わらず抜群に美味しいです。

2020冷やしシリーズ第1弾「香辣冷やし中華」に比べるとパンチは控えめ。
しかし上品さを感じる「冷やし中華」で1000円未満とは思えない出来栄えです。

また、「鳴龍」と言えば夜営業のみでいただけるアラカルト。

「しらす冷やっこ」300円
少量でもビシッと効いたラー油にたっぷりのシラス。
300円とは思えないちゃんとした料理です。

「海老ワンタン」450円
プリプリな海老が超贅沢で美味。
スパイシーで酸味も感じる味付けで酒がガンガン進みます。

「冷やし中華」も「アラカルト」も完全に「鳴龍」独自の世界。
これからの「冷やし」シリーズも楽しみです。
大塚のミシュラン一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
今年は初の限定「夏の冷やし中華」シリーズが始まっています。

第一弾は「香辣冷やし中華」900円で7月13日(月)まで。
その後もゴマベース、冷やし担担麺、醤油などを予定し、2週間ごとに変わる様です。

提供された「冷やし中華」はつけ麺の大きな丼に盛られてゴージャス。
キレイに畳まれた麺の上にキュウリ、鶏肉、香辣白髪ネギが立体的に盛られて美しいです。

麺の下に敷かれたタレは意外にも魚介の和風ダレ。
そこに中華系の甘みや辛味ダレがビシッと効いて多様なベクトルの味がひしめき合ってます。

特に辛味は看板メニュー「担担麺」よりもソリッドに刺激的。
なかなかパンチがありますが、それを「鳴龍」の香ばしい平打ちの自家製麺がしっかりと受け止めています。

白髪ネギの下にはしっとりとした茹で鶏に辛味ダレ、ナッツ。
バンバンジーのような構成ですが、ジューシーな鶏肉が美味しくツマミにしたいほどです。

初っ端からインパクト十分の「冷やし中華」。
本格中華な装いでも900円という価格は脱帽です。

いつも通り夜に伺ったので「トマトハイ」500円を飲みながら夜オンリーのアラカルトもいただきます。

「炙り焼きチャーシュー」600円
「鳴龍」の夜アラカルトを代表する一品です。

1センチ強あるチャーシューはモッチリと柔らかくオニオンソースの酸味もグッド。
値段的に銘柄豚ではないのですが、リッチに仕上げる調理技術が素晴らしいです。

「メンマ(ネギソース」300円も適当ではないちゃんとしたツマミ。
今は比較的空いてるのでオススメです。
ミシュラン一つ星の名店「創作麺工房 鳴龍」。
緊急事態宣言解除を受け、現在は夜の部も通常通り21時まで営業しています。

「鳴龍」に行くならアラカルトで飲める夜営業と決めていたので、3月以来の訪問。
「トマトハイ」500円がいつも以上に心に染みます。

「しらす冷やっこ」300円はゴマペーストにラー油と担々仕上げ。
たっぷり盛られたしらすも相当良いおつまみになります。

「海老ワンタン」450円はラー油に2種の刻みネギ。
プリプリのワンタンに刺激的なラー油は酒が進みます。

麺は凄く悩んだのですが、今回は「担担つけ麺」980円。
たっぷりの担々つけ汁に細麺、海苔、クレソンとオンリーワンな見栄えです。

つけ汁は一見濃厚に見えますが、実は醤油ベースの清湯にゴマやナッツのペーストが浮いたもの。
このつけ汁と低加水の極細麺の相性が素晴らしく、麺の下に敷かれたトマトソースも良いアクセントになってます。

もちろんスープ割もあり、お願いするとたっぷりのお出汁に刻み青ネギ。
濃ゆいお出汁で全く別物のリッチな味わいになり、このお出汁が「鳴龍」の肝であると言えます。

ミシュラン一つ星以降は行列の絶えないお店ですが、今の夜営業は狙い目な感じ。
また、来月から初の「冷やし中華」も始める予定とのことで、今から楽しみです。
4年連続ミシュラン一つ星獲得のラーメン店「創作麺工房 鳴龍」。
先日はTV番組「1番だけが知っている」人気ラーメン店主100人が選ぶ嫉妬するほどウマいラーメン7位に選ばれました。

鳴龍の看板メニューと言えば「担担麺」。
セブンイレブンでもカップ麺が売っていますが、この度新作の「汁なし担担麺」がリリースとなってます。

それに合わせ、店舗でも限定「汁なし担担麺」900円を販売。
斎藤店主によれば、特に数量限定では無いそうです。

一度麺を洗ってから温め直し、汁なし専用の黒い有田焼で登場。
肉味噌にフライドオニオン、ナッツに花山椒などが乗ってます。

丼の底にはしっかり汁気。
スープも少し入れているとのことで、しっかり混ぜてからいただきます。

すると担担麺よりもちょっと辛めで、フワッと花山椒。
平打ち麺にトマトピューレ、肉味噌はボロネーゼも感じさせます。

フライドオニオンの香ばしさもナイス。
最近「汁なし担担麺」も流行っていましたが、「鳴龍」だけあって個性的で旨いです。

また、鳴龍と言えば夜のアラカルト。
この日も夜に伺い、

「しらす冷やっこ(スパイシーごまソース)」300円
「ごまきゅうり(梅ソース)」300円
「海老ワンタン(スパイシーガーリックソース)」450円

を注文。
安価でもどれも丁寧に調理され、特に「海老ワンタン」が刺激的で好みです。

夜でも行列していますが、やはり並ぶ価値のあるお店。
何を食べても相当旨いです。
大塚のミシュラン一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
夜の部は19時半頃までに並べば大体入れますが、冬は路上が冷えるので防寒対策必須です。

ラーメンはほぼ昼に食べますが、「鳴龍」だけは夜。
なぜなら夜のみアラカルトメニューがあるからです。

「トマトハイ」500円のお供は、まず「しらす冷やっこ」300円。
看板メニュー「担担麺」のゴマペースト、ラー油が味わえるので、「担担麺」を食べないときはマストです。

続いて「メンマ(ネギソース)」300円。
リニューアルで加わったアラカルトですが、ネギソースが高級中華の様にお見事。

数ある麺メニューの中から、〆は久々に「醤油つけ麺」930円。
麺皿にはレアチャーシューにクレソン、つけ汁に大判バラロールと見た目も美しいです。

キレイに畳まれた自家製ストレート中太麺が香ばしく、そのままでも美味。
つけ汁は清湯でアッサリとしていますが、しっかり出汁を感じられて旨いです。

鶏、牛骨、牡蠣等で取られた出汁が独創的かつエレガント。
「担担麺」も美味しいのですが、この出汁を堪能するには醤油や塩の清湯系がグッドです。

なお、「鳴龍」の鶏は地鶏では無く、チャーシューの豚も流行りの銘柄豚ではありません。
それでも極上に美味しく、齋藤店主だからこそ創ることが出来る唯一無二のラーメンです。
大塚のミシュラン一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
夜はアラカルトで軽く飲むことができるお店です。

この日の麺は「麻辣担担麺」950円+味玉の麻辣別皿。
泡立ったスープにラー油の赤、九条ネギの緑が映えます。

ナッツペーストが浮かぶので白湯にみえますが、ベースは清湯。
丸鶏や牛骨、牡蠣等を使用したスープがもの凄く厚い出汁となってます。

この濃い出汁を堪能できる「醤油拉麺」が好きなのですが、「担担麺」はその出汁にキレのあるラー油、ナッツペーストと何層にも重なる旨味。
辛い系でも出汁が主張するオンリーワンの担担麺です。

26番から20番に変わったと言う低加水自家製麺との相性も最高。
別皿にした麻辣は山椒の刺激もあり、スープに溶かすとカレー的な風味も感じられます。

「担担麺」は久々でしたが、さすが看板メニューと思える貫禄とオリジナリティー。
高級中華系の担担麺では考えられないほど出汁が旨いです。

この日のアラカルトはまず「うす切りチャーシュー(マスタードソース)」400円。
高級ハムのような薄切りレアチャーシューにピリッとしたマスタードソースで酒が進みます。

「海老ワンタン(スパイシーガーリックソース)」450円はプリプリの海老ワンタンが5個。
香ばしいラー油にネギソースが絶妙で、それだけでツマミになります。

「メンマ(ネギソース)」300円はクセなくコリコリ。
ネギソースがまた本格的で、「トマト杯」がグイグイ進みます。

どの麺を食べても旨いし、アラカルトも最高。
落ち着ける夜の鳴龍、素敵です。
3年連続ミシュラン一つ星の「創作麺工房 鳴龍」。
平日夜でも行列が出来ますが、20時までに並べば大体食べることが出来ます。
(公式twitterにて終了が告知されます)

看板メニュー「担担麺」をはじめ、「醤油拉麺」「酸拉麺」「醤油つけ麺」「担担つけ麺」など麺類は多彩。
「醤油拉麺」を頼むことが多いですが、今回はかなり久々に「塩拉麺」950円です。

バラロールの上に白髪ネギ、九条ネギ、揚げネギが立体的に美しく盛り付け。
澄んだスープを飲んでみると、塩でもアッサリ軽いのでは無く分厚く丸いお出汁です。

「鳴龍」のスープは鶏に牛骨や牡蠣を使用しており、その出汁の旨味が染み渡ります。
「醤油拉麺」より魚介の厚みを感じるのは塩ダレ由来でしょうか。

モチモチの自家製麺にとろけるバラロールチャーシューも隙がありません。
醤油も旨いですが、今の塩は相当旨いと思います。

また、「鳴龍」といえば夜限定のアラカルトも魅力のひとつ。
「メンマ(ネギソース)」300円は本格中華な味付けで、クセの無いメンマもハイレベルです。

「しらす冷やっこ(スパイシーソース)」300円はたっぷりのしらすにゴマペースト、ラー油、大葉。
300円と思えない立派な料理でキレもあり、「トマトハイ」500円がグイグイ進みました。
大塚のミシュラン一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
ミシュランの影響で外国人のお客さんが多いですが、夜はアラカルトで軽く飲むことができます。

この日は友人と一緒だったので、アラカルトを完全制覇。

「炙り焼きチャーシュー(オニオンソース)」600円
「海老ワンタン(スパイシーガーリックソース)」600円
「しらす冷やっこ」300円
「メンマ(ネギソース)」300円
「うす切りチャーシュー(マスタードソース)」400円
「ごまきゅうり(梅ソース)」300円
「水餃子(3ヶ)」300円

ミシュラン一つ星なのに、300円からアラカルトがあるのが素晴らしい。
しかもどれもちゃんと手を加えられた料理です。

特に海老ワンタン、メンマはクセになる旨さ。
どれもこれも値段からは想像できない素晴らしい一品です。

〆の麺は担担つけ麺と迷った挙句「醤油拉麺」850円。
濃い色合いのスープにバラロール、九条ネギが美しいです。

スープは地鶏や牛骨に牡蠣の厚みあるお出汁。
節系の魚介出汁も効いていて、一口目から旨味が押し寄せます。

自家製麺はしなやかなストレート細麺。
しっとりチャーシューの下には細メンマもあり、食べ応えあります。

担担麺が看板メニューですが、清湯も個性的で美味しくオンリーワン。
ここは何を食べてもパーフェクトに旨いです。
大塚のミシュラン一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
連日行列ですが、猛暑で若干並びが落ち着いているようです。

僕が伺うのはアラカルトがある夜営業。
7周年を機に加わった「トマトハイ」500円を注文し、まずはアラカルトで飲みます。

「ごまきゅうり(梅ソース)」300円
新たに梅味が加わり、サッパリと夏には最高。

「しらす冷やっこ(スパイシーごまソース)」300円
豆腐のポーションは小さくなりましたが、なんと値下げして相変わらずCPは強烈。
濃厚な自家製ナッツペーストにラー油でリッチなツマミです。

「メンマ(ネギソース)」300円
こちらはネギ油と刻みネギで和えられたコリコリメンマ。
前回も頂いたのですが、気に入ってしまい再度頂きました。

そして今回の麺は「酸辣麺」900円。
タワーのように高く盛り付けられた白髪ねぎに糸唐辛子がインパクトあります。

スープは夏でも食欲をそそる辛味と酸味。
鶏に牡蠣、牛などで取られたお出汁の厚みが、中華料理店の麺と完全に差別化出来ています。

麺は自家製のストレート細麺。
小麦の香りが鼻に抜け、滑らかな食感も良いです。

具は細い短冊チャーシューにニラなど。
アッサリと深い出汁に自家製麺で、1000円未満とは思えないゴージャスな一杯に仕上がってます。

看板メニュー「担担麺」に「醤油拉麺」も旨いですが、「酸辣麺」は更に中毒性抜群。
猛暑にいただくとシャキッと身が引き締まります。

やはりここは何を食べても最高で手抜きなし。
スタッフの接客も良く、「一つ星」の名に恥じない名店だと思います。
5月17日に7周年を迎えたミシュラン一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
この日から若干のメニュー変更と価格改定がありました。

僕はいつもどおり夜に伺い、アラカルトとドリンク。
ドリンクには新たに「トマトハイ」500円が加わり、かなり好みです。

アラカルトは新作「メンマ(ネギソース)」300円。
ショウガが効いた中華系のネギソースが良いです。
量も多く、ツマミとして最高。

「うす切りチャーシュー(マスタードソース)」400円
トッピング用のチャーシューより更に薄切りでしっとり。
マスタードソースも絶妙で、ワインが欲しくなる一品。

締めの麺は久々の「醤油拉麺」850円。
鶏に牡蠣、タレ由来なのか節の旨さも感じられ、贅沢でオンリーワンの旨さです。

看板メニュー「担担麺」も、この出汁感が他店とは違う特別感を演出。
しかし「醤油」はよりシンプルに出汁の旨さを堪能できます。

ちなみに今回の改定でも麺類の価格はほぼ同じ。
その代わり具材がシンプルになっていますが、バラロールがジューシーで文句なし。
九条ネギも良質で甘いです。

なお、特製トッピングが500円になり、内容もパワーアップ。
うす切りチャーシュー1、炙り焼きチャーシュー2、鴨つくね1、味玉、海老ワンタン1、岩のりで別皿提供。

ただし、提供初日から人気で昼で売り切れてしまいました。
※その後、特製トッピングは昼のみ提供と告知。
特製用の「鴨つくね」をサービスでいただいたのですが、小粒でも素晴らしくジューシーで美味。

特に脂の上質な旨さが凄く、聞くと隠し味にちょびっとフォアグラを使っているそう。
昼は夜より混んでいますが、いつか特製トッピング食べてみたいです。
大塚のミシュラン一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
外国人のお客さんも増えましたが、相変わらず夜はアラカルトで軽く飲めます。

アラカルトメニューは夜のみで

「水餃子」400円
「炙り焼きチャーシュー(オニオンソース)」500円
「海老ワンタン」400円
「しらす冷やっこ」400円
「ごまきゅうり」300円

と豊富で低価格。

「しらす冷やっこ」400円を頼むことが多いのですが、久々に「炙り焼きチャーシュー(オニオンソース)」500円にしました。
赤身中心のブリンとしたチャーシューはポークステーキの様で、500円と思えない最高な一品です。

そして麺は超久々の「担担つけ麺」930円+味玉。
キレイに畳まれた自家製の低加水細麺に坦坦つけ汁です。

担担つけ汁は看板メニュー「担担麺」よりも辛めでお酢のアクセント。
白湯に見えるもナッツペーストが浮いた清湯ですが、牡蠣が効いたお出汁が濃密です。

麺の底にはトマトピューレが敷かれ、フルーティさを演出。
「担担麺」とはひと味違った味のバランスで、麺への味の絡みも良好。

チャーシューやメンマは乗りませんが、つけ汁には担担麺の肉そぼろ。
最後のスープ割りは存分に鳴龍の絶品お出汁を堪能できます。

前回食べた「酸辣麺」同様、「担担つけ麺」も素晴らしい。
次回は「鳴龍」で一番好きな「醤油拉麺」行きたいと思います。
3年連続ミシュラン一つ星のラーメン店「創作麺工房 鳴龍」。
変わらず夜はお酒とアラカルトを楽しめますが、20時頃に早じまいすることが多いので要Twitter確認です。

まずは「生レモンサワー」400円に「しらす冷やっこ」400円。
大きな「しらす冷やっこ」はラー油がアクセントになったナイスおつまみです。

そしてこの日の麺は「酸辣麺」900円。
「鳴龍」では「醤油拉麺」ときどき「担担麺」なのでら「酸辣麺」は実に4年ぶりの注文です。

高く積まれた白髪ネギに糸唐辛子。
ラー油、短冊チャーシュー、ネギが乗って見た目は本格中華店の一杯です。

スープを飲んでみると、メインは地鶏やカキなどを使用した極上の鳴龍スープ。
そこにピリっとした辛味や酸味、花椒の刺激が色を添えます。

4年前はもっと辛さや酸味がメインでしたが、今は明らかにお出汁メイン。
構成自体が違っている感じで、4年前の記憶より相当旨いです。

個人的には「担担麺」より好きな一杯。
そのことを齋藤店主に伝えると

「酸辣麺しか食べない方も居ますよ」

とのこと。
看板メニュー「担担麺」も唯一無二ですが、酸辣麺は別のアプローチで出汁の旨さが十分生かされています。

ちなみに齋藤店主によれば、出身店「MIST」で出していた「酸辣麺」は化学調味料も使用。
「鳴龍」では無化調でこんなに旨いのが凄いです。

どのメニューも個性的で旨くて困る「鳴龍」ですが、「酸辣麺」は傑作。
厚みを増した出汁で完全に生まれ変わってます。
3年連続ミシュラン一つ星となった「創作麺工房 鳴龍」。
看板メニューは「担担麺」ですが、冬季限定で「味噌拉麺」900円が始まってます。

茶褐色のスープに大きなバラロール。
その上に九条ネギと、極めてシンプルなルックスです。

スープはサラリとしていますが、しっかり赤味噌の濃厚な旨味。
「鳴龍」はベースに牡蠣を使っていて、この味噌と牡蠣が素晴らしく合います。

底の方には味噌の豆も沈んでいて、奥深い旨さ。
聞けば数種をブレンドしたのではなく、信州の2年熟成麹味噌一種類だそうです。

麺は担担麺と同じと思われる細麺。
卓上にある担担麺用の花山椒もミソスープに良く合います。

斎藤店主によれば

「限定全然出ません(笑)」

とのことですが、これは傑作な「味噌」。
アッサリなのにコクがあり、ハマります。

また、夜はアラカルトがあるので「しらす冷やっこ」400円も。
ミシュラン一つ星から2年、外国人のお客さんもアラカルトを頼むお客さんが多いです。

また、一つ星なのに「生レモンサワー」は400円。
斎藤店主の鮮やかな湯切りを見ながらのひと時だけでも、十分並ぶ価値があります。
大塚のミシュラン一つ星ラーメン店「創作麺工房 鳴龍」。
ミシュランガイド東京2019でも星を守り、3年連続の一つ星となります。

夜限定でアラカルトがあるので、僕が伺うのは夜。
外国人のお客さんをはじめ行列が出来てはいますが、最近はちょっと緩やかになっている気もします。

ドリンクは「生レモンサワー」400円。
ミシュラン一つ星でお酒を400円で出すお店はここだけではないでしょうか。

「しらす冷やっこ」400円はたっぷりのしらすにナッツペースト、ラー油。
特にラー油の刺激が強く良いつまみになります。

サワーをお替りして「ごまきゅうり」300円。
こちらもピリ辛でシャクシャクの食感が良いです。

ここでいつもなら麺は「醤油拉麺」850円か「担担麺」850円。
しかし、今回はマニア受けの良い「醤油つけ麺」900円+味玉にしました。

すると麺皿にはレアチャーシューにクレソン、味玉。
つけ汁には巨大なバラロールが入ってます。

平打ちの自家製麺をそのまま食べてみると、心地よいコシに小麦の香り。
ラーメンとは違い、締めた麺ならではの旨さを味わえます。

つけ汁は地鶏や牡蠣、牛の濃密なお出汁にお酢と辛味。
「鳴龍」ならではの個性的なスープに酸っぱさと辛さのクラシカルがユニークです。

以前、「醤油つけ麺」を食べたのは2015年2月。
その頃に比べると出汁が格段に濃くなり、淡麗でも旨味がしっかり麺に乗ってきます。

スープ割りをすれば、極上のお出汁を堪能。
素晴らしい自家製麺にオンリーワンな出汁を堪能できるつけ麺はレアメニューですが、かなり良いです。

「一つ星」3年目を迎えてもある意味マイペースな「鳴龍」。
アラカルトもつけ麺も最高です。
大塚のミシュラン一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
TRYラーメン大賞でも常連で、2018-2019版ではTRY大賞総合4位となってます。

僕が訪れるのはほぼ夜で、何故なら夜のみ絶品ハイCPのアラカルトメニューがあるから。
わざわざ夜に狙っていくラーメン店は「鳴龍」か「ラーメン巌哲」の週末創作塩つけ麺だけです。


「水餃子」400円
「炙り焼きチャーシュー(オニオンソース)」500円
「海老ワンタン」400円
「しらす冷やっこ」400円
「ごまきゅうり」300円

と、安価で手抜きないアラカルトが楽しめます。

まずは「生レモンサワー」400円と「しらす冷やっこ」400円。
しらす冷やっこはたっぷりのしらすに看板メニュー「担担麺」のゴマペーストにラー油。

香ばしいゴマにラー油のピリ辛がツマミにピッタリ。
卓上にある「担担麺」用の花山椒を加えるとより刺激的になります。

続いてはアラカルト注文率No.1と思われる「炙り焼きチャーシュー(オニオンソース)」500円。
ステーキの様な大きなチャーシューがなんと500円です。

ラーメンに入るチャーシューとは違い、赤身中心でアラカルト用のチャーシュー。
オニオンソースがクセになる味わいで脂身もほぼ無いので、サクッと食べられます。

〆の麺は大好きな「醤油拉麺」850円+味玉。
大判の低温調理チャーシューが迫力あります。

スープは丸鶏や牛骨ですが、何と言っても特徴的なのが牡蠣。
牡蠣のお出汁が贅沢に染み渡り、豆を感じる醤油ダレも旨味のポイントとなってます。

麺は極細でも存在感あるしなやかな自家製麺。
大きな低温調理チャーシューの下にはバラロール。

バラロールを低温調理チャーシューで全て隠してしまうのが憎い演出。
ショウガ香る低温調理チャーシュー、バターの様に脂身が溶け出るバラロールどちらも最高です。

何度食べても美味しいアラカルトと「醤油拉麺」。
「坦坦つけ麺」や「醤油つけ麺」も食べたいのですが、アラカルトを食べるのでつけ麺はキツそうで行けません。

とは言っても、極上の「醤油拉麺」も何度食べても絶品。
ミシュラン一つ星になってもホスピタリティが素晴らしく、居心地の良いお店です。
大塚のミシュラン一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
一つ星を取ってからは連日行列ですが、整理券などは無く、並べば入れます。

この日は19時頃に伺って15人ほどの行列。
日本人のお客さんが多かったので回転良く、50分経たずに入れました。

ただし、回転が良いのでこの日は20時過ぎまでに並んだお客さんで早じまい。
到着が20時前後になる際は、公式twitterをチェックした方が良いです。

お目当ては夏季限定「冷し梅塩拉麺」900円。
先日、「冷し醤油拉麺」をいただきましたが、早くも塩に変わってます。

丼には海苔に乗った梅干し、大根おろし、しらす、白髪ネギ、とろろ昆布、大葉、鶏そぼろ。
それらがキレイに配置され、キラキラのスープと相まって美しいです。

スープはデフォのスープに鰹、ウルメ、昆布。
元のスープが濃いので冷すとトロントロンになってます。

塩ダレはキレ過ぎず、出汁の旨味主体の冷やし。
それに梅干しや大根おろし、しらすで味変していくのが楽しいです。

麺は極細の自家製ストレート麺。
しっかり〆られてハリがあり、啜り心地抜群です。

また、夜に伺ったのでもちろん「レモンサワー」400円とアラカルト。
ドリンクは昼でも飲めますが、アラカルトは夜のみです。

この日は「しらす冷やっこ」400円。
大きな豆腐にたっぷりのしらす、大葉、ゴマペーストにラー油。

この自家製ラー油がかなり鮮烈な辛さで、少量でも効きます。
看板メニュー「担担麺」を頼まない日でも、鳴龍のラー油を味わえるナイスなアラカルト。

何を食べても美味しい「鳴龍」。
「酸辣麺」や「坦坦つけ麺」も食べたいのですが、「醤油拉麺」と「担担麺」の誘惑にいつも負けてしまいます。
ミシュラン一つ星の行列店「創作麺工房 鳴龍」。
普段は夜の部開店前に並びますが、この日は初めて20時過ぎに伺いました。

それでも10人ちょっとは並んでおり、20時35分ほどでスープ切れ早じまい。
正式な閉店時間は21時ですが、平日でも早じまいがあるので注意です。

まずは「生レモンサワー」400円に「ごまきゅうり」300円。
遅い時間でしたが、軽く飲んでからラーメンにしました。

麺は「醤油拉麺」を頼むことが多いですが、この日のお目当ては夏季限定「冷し醤油拉麺」900円。
ミシュラン一つ星以降では、初の限定だと思います。

大根おろし、芽ネギと薬味が乗った冷しラーメンに、具材は別皿。
キラキラとオイルが浮いたスープは鶏のコラーゲンなのかトロントロンです。

冷やしでもしっかりとした出汁の旨味で、奥には牡蠣らしき味も。
通常のスープに節等を加えてあるそうで、口当たりは軽くとも旨味が折り重なります。

麺は平打ちの中太自家製麺。
スープがしっかりしているので、この存在感ある麺がベストマッチ。

そして別皿には炙り焼きチャーシュー、揚げネギ、白髪ネギ、おろし生姜と豪勢。
「鳴龍」はアラカルトの「炙り焼きチャーシュー」も人気なので、分厚いチャーシューは間違いありません。

アッサリでも太い旨さのスープに贅沢な具。
冷やしでも満足度は格別です。

なお、「鳴龍」といえばプロデュースした「中華そば 龍の眼」が先日オープン。
あちらは今の「鳴龍」と違うアッサリスープですが、出身店「ちゃぶ屋」をオマージュしたものだそうです。
味は違いますが、香港式焼豚は好みでした。

また、「鳴龍」は7月24日(火)から8月1日(水)まではちょっと早い夏期休業。
8月中には「冷し」が醤油から塩に変わるそうなので、そちらも楽しみです。
世界に2店だけのミシュラン一つ星ラーメン店の一つ「創作麺工房 鳴龍」。
一つ星は「Japanese Soba Noodles 蔦」に次ぐ2店目ですが、齋藤店主は店長を務めた「香港MIST」で2011年に一つ星となってます。
※香港MISTはラーメン店では無く、和食店カテゴリー。

そんな鳴龍は夜のみアラカルトがあり、水餃子や炙り焼きチャーシューなど。
大好きな「しらす冷やっこ」がしらす切れで売り切れだったので、「ごまきゅうり」300円。
ピリ辛に味付けされたキュウリはポリポリと良いおつまみになります。

ドリンクをビールから「生レモンサワー」400円に変更し、「海老ワンタン」400円。を追加。
こちらはプリプリの海老に肉餡がたまりません。

ちょっとサカナの香りがしたので効いてみると、ヒラメの干物の粉を使用しているとのこと。
香港のワンタンのレシピだそうです。

〆の麺は担担麺、酸辣麺、醤油拉麺、塩拉麺、坦坦つけ麺、醤油つけ麺と多彩。
看板ニューはカップ麺やチルド麺にもなっている「担担麺」です。

担担麺も好きですが、僕が好きなのは「醤油拉麺」850円+味玉。
動物系や牡蠣を始めとした、アッサリながら華麗に広がる出汁の旨味。

この出汁を一番美味しく味わえるのが醤油だと思ってます。
醤油の清湯は世にたくさんありますが、ここに似た味は出会ったことがありません。

自家製のストレート麺もしなやか。
スープによって麺を変えており、この麺はもちろん醤油のスープにベストマッチ。

そして丼の半分を占めるのは大きなレアチャーシュー。
実はこのレアチャーシューの下には厚くて大きなバラロール。

レアチャーシューでキレイに隠されているのが憎いです。
生姜風味のレアチャーシュー、脂が落ちてホロホロなバラ、どちらも絶品。

いつも同じようなメニューを食べてしまいますが、飽きること無くいつも満足。
それでも次回は「酸辣麺」か「坦坦つけ麺」にしてみよう、とか思ったりもします。
大塚の一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
夜営業に伺う際は開店前から並ぶことが多いですが、この日は平日20時頃到着。

20人ほどの行列で、1時間ほどで入店できました。
行列は日にもよると思いますが、暖かくなってきたので並びやすいです。

まずは「生レモンサワー」400円に「しらす冷やっこ」400円。
夜のみアラカルトがあり、しらす冷やっこは鳴龍特製のラー油とゴマペーストが堪能出来ます。

続いては「海老ワンタン」400円。
昨年から始まったメニューで、プリプリの海老がたまりません。

店主さんが香港の一つ星「香港MIST」料理長だったので、ワンタンの味は本格的。
ツルッとした皮も美味しく、この味で5個入り400円は凄いと思います。

麺は「醤油拉麺」850円。
スープには鶏、牛骨、牡蠣など素材をたっぷり使用し、特に牡蠣と牛の旨味が独特。

既視感が無い「鳴龍」オンリーワンの濃密で贅沢なブレンドのお出汁です。
新しい製麺機で作られた麺は以前より細くなり、しなやかになりました。

また、一見するとしっとりレアチャーシューのみに見えますが、その下にはバラロール。
キレイにもう一種のチャーシューを隠してしまうのは憎い演出です。

生姜風味のレアチャーシューにふんわりとろけるバラ。
どちらのチャーシューも絶品です。

何度食べても「鳴龍」のアラカルトとラーメンは最高。
外国のお客さんも嬉しそうに召し上がっていて、「寿司・天ぷら」だけではないジャパニーズ・フード「ラーメン」に誇りが持てます。
大塚の一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
夜のみアラカルトメニューがあるので、いつも夜に訪れています。

アラカルトは

「水餃子」400円
「炙り焼きチャーシュー」500円
「海老ワンタン」400円
「しらす冷やっこ」400円
「ごまきゅうり」300円

の5品。

まずは久々に「炙り焼きチャーシュー」。
厚さ一センチほどの大きなチャーシューはまるでステーキ。

オニオンソースやクレソンも添えられています。
食べやすくカットしてあり、脂身は無く赤身でサッパリ。

続いて「ごまきゅうり」。
こちらもインスタ映えな盛り付け。

ゴマの香りも良く、ポリポリと良いつまみです。
「瓶ビール」500円、「レモンサワー」400円などお酒も低価格。

「醤油拉麺」を食べることが多いですが、この日は看板メニュー「担担麺」850円。
一見ドロッとしたスープに見えますが、ナッツペーストが浮いていてその下は清湯。

牡蠣などの濃厚なお出汁にシャープなラー油、ナッツの旨味。
唯一無二の担担麺で、やはりスープが抜群に旨いです。

ここまで分厚いお出汁の担担麺は他に無いでしょう。
久々に「酸辣麺」も食べてみたいです。
12月1日に発売となった「ミシュランガイド東京2018」。
2016年度版で「Japanese Soba Noodles 蔦」が世界初の一つ星ラーメン店になり、2017年度版では「創作麺工房 鳴龍」が世界2店目の一つ星。

今年はどのラーメン店が一つ星に加わるのかと思っていましたが、追加は無し。
Japanese Soba Noodles 蔦」と「創作麺工房 鳴龍」が引き続き一つ星となり、一つ星ラーメン店はこの2店のみです。

一つ星になった一年前よりは落ち着いたと言え、この日の夜の部開店時で20人以上の並び。
外国の方も多いです。

夜の部のみアラカルトがありますので、「しらす冷やっこ」400円と「瓶ビール(スーパードライ)」500円。
たっぷりのしらすに自家製のゴマペーストとキレのあるラー油。
最初につまむには最適のアラカルトです。

つづいて「ごまきゅうり」300円。
盛り付けがタワー型になり、美しくなりました。

こちらもポリポリと美味。
「生レモンサワー」400円も良く合います。

〆の麺は「醤油拉麺」850円+味玉。
僕は看板メニュー「担担麺」より醤油が好きなのですが、今年はクラブミシュランHPの写真も「醤油拉麺」。

アッサリとした中に多数の食材の旨味に芳醇な牡蠣。
ガンガンにぶ厚い出汁では無く、上品かつ余韻が残る素晴らしいバランス。
オンリーワンの旨いスープで、しなやかな自家製麺の相性も抜群です。

チャーシューはしっとりシルキーなレアチャーシュー。
その下には大きなバラロール。

レアチャーシューでバラロールを完全に隠してしまうところが憎い演出。
もちろんどちらも絶品です。

鳴龍の醤油拉麺は、やはり何度食べても飽きることなく絶品。
ミシュラン後は常に行列が出来てますが、並んででも食べる価値あります。

なお、斉藤店主は「蔦」が一つ星となった2年前に刺激を受けてかなりブラッシュアップ。
そして現在の味になり、昨年一つ星となりました。

ミシュランだけがラーメンの基準ではありませんが、ラーメン界が刺激を受けて美味しくなっているのも確か。
「鳴龍」を2年以上食べていない方は、今の味に驚くと思います。

平日夜の営業でも行列の一つ星「創作麺工房 鳴龍」。
開店時で30人を超えており、閉店1時間前の20時にはTweetにてスープ切れ終了の告知がありました。

夜は素晴らしいCPのアラカルトがありますので、まずは「瓶ビール」500円と「しらす冷やっこ」400円。
「しらす冷やっこ」は大きな豆腐にたっぷりのしらす。

自家製のナッツペーストに少量でも刺激的な自家製ラー油。
看板メニューの担担麺を頼まない日はだいたい頼みます。

そして、5周年を機に販売となった「海老ワンタン」。
地下を借りて製麺室にしたので提供可能となったメニューです。

麺類へのトッピングも出来ますが、アラカルトの「海老ワンタン」400円を注文。
ワンタン6個がキレイに盛り付けられ、白髪ネギもたっぷり。
プリプリの粗挽き海老にモチモチの肉餡は最高です。

〆の麺は鳴龍で一番好きな「醤油拉麺」850円+味玉。
流行の鶏清湯とは違い、牡蠣と牛の旨味が詰まった重厚なスープがたまりません。
特に牡蠣の旨味は数年前より厚みがあり、完全にオンリーワン。

チャーシューは大判レアチャーシュー。
その下にはフワトロのバラロールも隠れています。

看板メニューは担担麺ですが、醤油拉麺も素晴らしい旨さ。
自家製麺も担担麺とは違う麺で、相当レベル高いです。

並びはしますが、アラカルトもラーメンも絶品。
「Japanese Soba Noodles 蔦」「鳴龍」とミシュラン一つ星ラーメンはどちらも期待を裏切りません。
大塚の一つ星「鳴龍」。
平日夜は行列も多少は落ち着いてきたようで、開店時で20人ほどだったと思います。

まずは「瓶ビール」500円と「海老ワンタン」400円。
今年の5月に5周年を迎え、新たに加わったワンタンをつまみでいただきました。

海老ワンタン5個がキレイに盛られ、上には高々と白髪ネギ。
プリプリの海老にこれまたプリンとした肉餡がギッシリ。

間違いなく最高のつまみで、麺より「つまみ」で食べる方が真価を発揮します。
これで400円は間違いなく破格。

ビールをもう一本追加し、続いて「ごまきゅうり」300円。
こちらはサッパリとした中に辛味もあり、ポリポリしてます。

そして麺は看板メニュー「担担麺」850円+味玉。
ここでは「醤油拉麺」を頼むことが多いのですが、この日は担担麺。

自家製ナッツペーストと自家製ラー油が浮いたスープに肉そぼろ、九条ネギ。
スープはキレのある辛さに豊潤なお出汁。

ナッツペーストはそれほどしつこくなく、あっさりとした中に深い旨味。
低加水の細麺が非常に合います。

現在の夜営業はスタッフ4名で回転も良い「鳴龍」。
「担担麺」はよりシャープに旨くなりました。
5月17日に5周年を迎えた、世界で2番目のミシュラン一つ星ラーメン店「鳴龍」。
世界初のミシュラン一つ星ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」から、5周年祝いのドンペリが届いていました。

なお、5周年を機に価格の改定と一部メニューのリニューアル。
元々安すぎなので価格改定は当然ですがそれでも50円~100円UP程度。
デフォのラーメン・つけ麺は全て1000円未満です。

メニューのリニューアルと言っても、担担麺、醤油、塩、各つけ麺などは変わらず。
新たに「海老ワンタン」が追加されました。

斉藤店主はちゃぶ屋出身でミシュラン一つ星「香港MIST」の元店長。
なのでワンタンは得意で、過去には小麦ヌーヴォー2014で「新小麦の海老わんたん麺」という限定も。

このワンタンが絶品で、以前そのことを伝えると本人もワンタンやりたいとのことでした。
なぜこのタイミングで出来ることになったかと言うと、新たに店舗の地下を借りたため。
そちらに製麺機を移動したので、ワンタンが作れるようになりました。

変わらず夜の部にはアラカルトがありますので、まずは「瓶ビール」500円と「炙り焼きチャーシュー」500円。
厚みあるステーキの様なチャーシュー2枚で500円。

間違いなく破格です。
なお、アラカルトには新たに「海老ワンタン」400円が追加されました。

麺は「醤油特製拉麺」1100円。
なお、「醤油海老ワンタン麺」は1050円。

デフォの醤油拉麺は850円なので、特製は+250円、ワンタン麺は+200円。
ワンタン麺はワンタン3個で1100円、特製はワンタン2個、チャーシュー2種追加、味玉で1050円。
明らかに特製がお得です。

いつも通り高めの丼にチャーシュー、ワンタン、味玉、メンマ、九条ネギ。
チャーシューは低温調理に中華街で見かけるような香港叉焼。
低温調理の下には大きな煮豚もあります。

ワンタンは海老がゴロッと入っており、食感も味も最高。
やはり根っこがある人が作ると違います。

具も豪華ですが、なんと言ってもスープと滑らかな自家製麺。
牡蠣や牛を使ったスープは唸るほどの旨さ。

無化調でスープを飲み干してしまうお店はいくつかありますが、飲み干した後にもっと欲するお店は多くはありません。
ここはそんな数少ないお店の一つです。

「鳴龍」と言えば「担担麺」が看板メニューで、TV番組「マツコの知らない世界」の担担麺特集でもトップに紹介されるほど。
しかし、ここのリッチなお出汁を堪能するには「醤油拉麺」オススメです。

ミシュラン一つ星から外国人のお客さんも増えた「鳴龍」。
平日の夜営業に伺うと、開店時で20人ちょっとでした。

なお、店頭に並べるのはマンションのエントランスまで。
それより先は向かいのガードレール沿いに並びます。

厨房が改装され、広々とした空間。
スタッフは新たに2人加わり4人体制です。

夜なのでもちろんビールとアラカルト。
昼もビールはありますが、アラカルトは夜だけです。

まずは「しらす冷やっこ」350円。
ピリ辛で量もあり、良いつまみです。

「ごまきゅうり」と「味玉」でもう一本ビールを飲んだ後は、〆のラーメン。
隣の方が食べていた「担担つけ麺」にも惹かれますが、やはり「醤油拉麺」750円。

深い色をしたたっぷりのスープはオンリーワンの濃密なお出汁。
牡蠣の旨味も効いており、ため息ものの旨さ。

また、麺は細くなったのかと思ったら、粉の配合が変わったとのこと。
以前よりも滑らかな食感で美味しいです。

いつも同じメニューを頼んでしまいますが、食後は大満足で後悔など一切ありません。
同じく一つ星の「Japanese Soba Noodles 蔦」同様、僕にとってはわざわざ行く価値のあるお店です。
ラーメン部門で世界2店目のミシュラン一つ星となった「鳴龍」。
連日早仕舞いが公式ツイートにて告知されていますが、夜の営業形態は変わらず。
なので、アラカルトを楽しみながら軽くお酒を飲むことが出来ます。

一つ星から外国人のお客さんも増えましたが、店内の雰囲気は大きく変わりません。
どこかで情報を仕入れたのか、アラカルトを頼んでいる外国人の方も居ます。

と言うことで、まずは「ビール」500円に「しらす冷やっこ」350円。
自家製のキレのあるラー油にあっさりゴマペースト。

担担麺を食べない日は、この冷やっこでラー油とゴマを堪能します。
「ごまきゅうり」300円もピリ辛で良いおつまみ。

そして、この日のメインは「醤油拉麺」750円+味玉。
デポから平ザルに移しての高速湯切りはいつ見ても見事(掲載許可済み)。
外国人のお客さんも湯切りを動画に収めてます。

スープはシャープに牛骨と牡蠣の旨味。
もちろん鶏など他に多数食材が入っていますが、牛骨と牡蠣の旨味が明確に伝わってきます。

「洋」とも「和」とも言えない「鳴龍」だけの絶品スープ。
ツルッとした自家製麺との相性も良いです。

チャーシューはバラと低温調理の2種。
どちらも食べごたえがあり、こちらもご馳走。
看板メニュー「担担麺」にはチャーシューが入っていないのですが、ぜひ味わっていただきたいです。

担担麺も好きですが、絶品スープを存分に味わうには「醤油拉麺」。
この一杯が750円と言うのも驚きですし、いつ食べても美味しいです
めでたくミシュラン一つ星となった「鳴龍」。
ラーメン部門では「Japanese Soba Noodles 蔦」に次ぐ2店目です。

年末の17時半頃に伺うと15人ほどの並び。
並んでいるうちにスタッフが人数を確認し、1回目で店内に入れる10人以上は交差点の向こうに誘導。

保育園近くの歩道に並ぶことになります。
行列はミシュランで増加しましたが、店内に入るといつもの「鳴龍」の雰囲気。
なお、スタッフが増えて回転良くなってます。

しばらく店内連食は出来ませんが、一つ星後も夜のアラカルトは継続するとのこと。
なのでまずは「瓶ビール(スーパードライ)」500円。

そして「ごまきゅうり」300円。
キュウリでも臭みなくピリ辛で、絶対300円では無いレベル。

続いて大好物の「しらす冷やっこ」350円。
自家製ゴマペーストにラー油、たっぷりのしらすで最高です。

〆は「塩拉麺」800円+味玉。
清湯でも濁りあるスープは素晴らしく豊潤なスープ。

今日は塩ダレの乾物も効き、間違いなくオンリーワン。
メニューごとに違うという自家製麺は しなやかで粘りも感じます。

それに揚げガーリックと思われるアクセント。
ジューシーなチャーシューも含め、旨すぎです。

一つ星後で以前より混んではいますが、やはり並んでも行きたいお店。
今後も通うことになりそうです。
なお、12/30(金)~1/7(土)までお休みです。
ミシュランガイド東京2017にて、「鳴龍」がめでたく一つ星となりました。
昨年の「Japanese Soba Noodles 蔦」に次ぐラーメン店として2店目の一つ星です。

今年のビブグルマンはミシュランガイド東京2017の発売前にWebで発表(12月1日まで)。
ラーメン店は全27店で、「くろ喜」「一福」「やまぐち 辣式」「すぎ本」「篠はら」「七彩」の6店が新たに掲載。

代わりに休業した「蔦の葉」の他、「もりずみ」「伊藤(赤羽)」「伊藤(銀座)」「ぶらり」「鳴龍」の5店が漏れました。
結果として「鳴龍」以外は今年のミシュランから落選したことになります。

「鳴龍」はビブグルマンに入っていない時点で一つ星として確信。
確信した理由は以下のとおりです。

・「鳴龍」の斉藤店主は元「香港MIST」店長で、当時「ミシュランガイド香港・マカオ」にて一つ星を獲得済み。
・ビブグルマンから外れたお店は全て2年掲載された後で、掲載後1年で外れたのは「鳴龍」のみ。
・なにより美味しい。

と言うことで、先週末の夜に伺ってきました。
調理の合間に色々とその話題に。
「当日まで知らされないです」とのことでしたが、めでたく一つ星。

夜のみアラカルトがあり、まずは「アサヒスーパードライ」500円と「炙り焼きチャーシュー」450円。
厚さ1センチほどでiPhoneほどの大きさのチャーシューが2枚。

シャンピリアンソースにクレソンまで付いてこの価格はパーフェクト。
経験上、ボリューム・味ともにこれを超えるチャーシューおつまみは無いと思われます。

そして〆は「担担麺」800円と「パクチー」100円。
ここは牡蠣と牛の出汁も素晴らしく醤油拉麺か塩拉麺を頼むことがほとんど。

しかし、今回は久々に看板メニューの「担担麺」にしました。
自家製ナッツペーストが浮いていますが、ベースは清湯。

久々に食べたのですが、以前より旨さと辛さがシャープになっている気がします。
低加水で小麦の旨さを感じる麺も秀逸。
高級中華の担担麺は1000円超えですが、鳴龍は800円。

しかも味の組み立て方がスッキリかつ足し算の旨さで唯一無二。
今回はパクチーを追加しましたが、卓上の花山椒も相性抜群です。

贅沢な出汁を純粋に味わうには醤油や塩ですが、やはり「担担麺」は看板メニューにふさわしい存在感。
一つ星にふさわしいお店です。

なお、今回の一つ星獲得報道について印象的だったのが、

「去年『蔦』さんが一つ星になったことがすごく刺激になりました」(スポーツ報知)

と言う「鳴龍」斉藤店主のコメント。

やはり「Japanese Soba Noodles 蔦」のラーメン部門初一つ星がラーメン界に与えた衝撃はかなり大きいようです。
実際、「鳴龍」の清湯はこの一年で5回ほどいただきましたが、更に旨くなりました。

牡蠣と牛が効いた出汁の旨味は以前より濃厚です。
(なお、「蔦」大西店主と「鳴龍」斉藤店主の親交は深く、今年正月には「鳴龍」厨房に大西店主が立ってます)

「饗 くろ喜」や「金色不如帰」のリニューアルも「蔦一つ星」の影響が大きいはず。
ミシュランの影響で一部のラーメン業界が活性しているのは間違いなく、以下の斉藤店主のコメントを読むと、日本のラーメンの今後に更なる期待が高まります。

『奇跡的で、ただただびっくり。日々真面目にラーメンを作り続けてよかった。ただ、ラーメン全体がレベルアップしているので、(星付きラーメン店も)これからは、当たり前になっていくのではないか」と喜びを語った。』(産経ニュース)
大塚のミシュランビブグルマン「鳴龍」。
TRYラーメン大賞2016-2017では3部門(名店醤油、名店しお、名店つけ麺清湯)で受賞しました。

カウンターのみのお店ですが、夜は絶品のアラカルトをいただけます。
「スーパードライ中瓶」500円にこの日は「しらす冷やっこ」350円。

たっぷりのしらすに九条ネギ。
自家製ゴマペーストにピリ辛のラー油。
量も多く、最高のおつまみです。

麺は「醤油拉麺」750円+味玉。
ここは坦々麺がメインですが、清湯も負けじと旨いです。

ほぼ店主さん一人で調理をしており、約6種類の麺を調理。
非常に手際よく、特に平ザルの湯切りは見事の一言。

スープを飲んでみると、アッサリながら豊潤なお出汁。
牡蠣がクッキリと出てその奥に牛。

なんとも立体的な旨さです。
スベスベの自家製麺に2種のチャーシューも絶品。

どこにも似ていない素晴らしいラーメン。
醤油と塩が旨すぎるので、しばらく坦々麺を食べていなかったりします。
大塚のミシュランビブグルマン店「鳴龍」。
担担麺の名店として知られるお店ですが、麺メニューはそれだけではありません。

酸辣麺に醤油拉麺、塩拉麺、坦坦つけ麺に醤油つけ麺。
担担麺はもちろん絶品ですが、僕はここの清湯が大好き。

今回は「塩拉麺」800円。
塩と言っても濁ったスープがそそります。

牡蠣や牛の旨味が出た、ここにしかない塩拉麺。
出汁感しっかりで、塩ダレなのかサカナもちょこっと顔を出します。

自家製細麺との絡みも良く、ホントに旨い。
味見した醤油拉麺は塩拉麺よりも更にコク。

どちらも素晴らしいです。
また、夜だけのアラカルト。

「しらす冷やっこ」350円
「ごまきゅうり」300円
は、どちらもCP抜群。

上品かつゴマやラー油の味付けが絶妙です。
なお、店主さんはミシュラン一つ星「香港MIST」の元店長。

無駄のない動きにキレのある平ザル湯切りは必見です。
ほぼ一人で多数のメニューをこなし、それに合わせた別々の自家製麺。

スキルは半端無く、やはり大好きなお店です。
ミシュランビブグルマン店の「鳴龍」。
夜の部でも行列が出来る人気店です。

いつもどおり、まずは「瓶ビール」500円。
それに夜限定のアラカルト「炙り焼きチャーシュー」450円に「しらす冷やっこ」350円。

「しらす冷やっこ」はたっぷりのしらす。
それにゴマペーストとラー油のアクセント。

「炙り焼きチャーシュー」は赤身中心の分厚いチャーシューが2枚。
どちらもCPが凄すぎです。
ラーメン店、居酒屋でもこのレベルでこの価格は無いでしょう。

〆の麺は「醤油拉麺」750円。
スープは一口目から分厚い旨さ。

牡蠣出汁に動物系の濃厚なお出汁です。
鶏や煮干しメインの清湯は数多くあれど、ここのスープは唯一無二。

何度かここの醤油をいただいていますが、今の醤油凄いです。
「Hu-lulu」や「呉田」と同じ「ちゃぶ屋」系列ですが、全く別物。

担担麺をカップ麺にした日清の担当が、
「カップ麺、担担麺では無く醤油にしますか?」
と言ったらしいです(笑)

清湯だけでも勝負できると思いますが、鳴龍の看板メニューは担担麺。
味見だけですが、やはりこれも旨いです。

先に書いてしまいましたが、看板メニューの担担麺がカップ麺で発売されました。
カップ麺っぽいトゲトゲした味では無く、ゴマもラー油も効いてます。

特に低加水のパツパツ細麺がお見事。
良く出来ていると思います。
ミシュランガイド東京2016でビブグルマンとなった「鳴龍」。
今日はまず「ごまきゅうり」「しらす冷ややっこ」。

「ごまきゅうり」はキュウリの青臭さが無く、しらす冷ややっこはゴマペーストにピリ辛。
素晴らしくCPが良いおつまみです。

〆は担担麺ではなく、清湯で行こうと決めてました。
同行者の「醤油拉麺」を食べたところ、出汁の濃さを確認。
出汁、醤油、麺のバランスが最高です。

なので僕は「塩拉麺」。
思った通り牡蠣と魚介の出汁が濃厚に味わえます。

キレよりも出汁の旨味がグイグイで、出汁好きにはたまりません。
小麦香る美味しい自家製麺に、2種のチャーシューも素晴らしいレベル。

担担麺メインのお店ですが、清湯だけでも勝負できるお味。
ホントにホントに旨いです。
なお、2月6日〜17日は遅いお正月休みとなります。
先日発売された「ミシュランガイド東京2016」で見事ビブグルマン(5000円以下の良店)に選ばれた「鳴龍」。
今年のミシュランでは「Japanese Soba Noodles 蔦」がラーメン店として世界初の一つ星を獲得し、ニュースになりました。

しかし、その時何人もの方がこう思ったはず。
「世界初のラーメン一つ星は香港MISTでは?」

「香港MIST」は表参道にあった「ちゃぶ屋」系列「MIST」の香港店。
香港版ミシュランガイド2012で一つ星を獲得しましたが、このときは「和食」部門での受賞。

ミシュランに「ラーメン」部門が出来てからの一つ星は蔦が世界初ということらしいです。
その「香港MIST」で料理長を務めていたのが「鳴龍」の斉藤店主ですから、当然と言えば当然のミシュラン掲載。

夜のみアラカルトがあり、「炙り焼きチャーシュー」450円は破格のCP。
ピリ辛の「しらす冷ややっこ」350円もいいおつまみです。

今回初めて冷ややっこに花山椒をかけてみましたが、抜群の相性でした。
ここは醤油や塩も美味しいのですが、花山椒も食べたので看板メニューの担担麺で〆ることに。

ちょっと辛い調味料を乗せた「麻辣担担麺」850円です。
高級中華系の担担麺とは違う分厚いスープにナッツペースト。

担担麺専用の低加水麺も良い食感です。
やはり鳴龍は何を食べても美味しい。

斉藤店主の手際よい調理も見事。
ミシュラン掲載、おめでとうございます。
夜の部のみアラカルトメニューがある大塚の「鳴龍」。
自家製麺の坦坦麺がメインのお店ですが、アラカルトのCPは抜群。

この日も瓶ビール、生レモンサワーを飲みつつ
「しらす冷ややっこ」350円
「水餃子」400円
「ごまきゅうり」300円
を堪能しました。
どれも一手間加えてあり、美味しいおつまみです。

さて、そろそろ〆の麺を注文しようと思ったところ、汁無し坦坦麺の登場。
まだ試作段階とのことで、サービスしていただきました。

つけ麺用の平打ち自家製麺にピリッと辛いタレ、肉味噌、ナッツなど。
試作段階なんて言われなければ分からないレベル。
汁無しにすると、自家製麺の旨さをより堪能出来る気がします。

汁無し坦坦麺でもう一杯飲んだ後、〆は「醤油拉麺」750円。
やや甘めのスープは丸鶏、牛骨メインに牡蠣。
動物系と牡蠣のお出汁により、他には無い深い旨さです。

この深いスープだからこそ、坦坦麺も唯一無二。
アラカルトから麺まで全ての料理に手が込んでいて、今日の鳴龍も最高でした。
夜のアラカルトが素晴らしい大塚の「鳴龍」。
アラカルトは夜だけで、ドリンクはビール、レモンサワーなど。

以前は店内でお客さんが待っていましたが、今は店の外で待ちます。
なので、視線を気にせずアラカルトを堪能。

「炙り焼きチャーシュー」450円は相変わらず恐ろしいCP。
分厚くて柔らかいお肉が2枚で、マストなおつまみです。

この日は「しらす冷やっこ」が売り切れだったので、「水餃子」400円。
盛り付けも味も素敵。

今回の麺は夏季限定の「冷し梅塩拉麺」900円。
鶏チャーシュー、メンマ、2種のネギ、とろろ昆布、しらす、大根おろし、梅。
豪勢な盛り付けがワクワクさせてくれます。

スープは冷やしとは思えない濃厚なお味。
トロミがあります。

冷やしでも濃厚なお出汁に、しなやかにコシのある麺。
そして、楽しくなるくらい様々な味変アイテム。
大興奮です。

シェアした担々麺は鳴龍の看板メニュー。
こちらも四川の担々麺より出汁濃厚でクセになる旨さ。

もちろん醤油、塩、つけ麺と全て美味しく、店主さんの技術は計り知れません。
次は醤油行きたいです
ツマミも麺も最高な「鳴龍」夜の部。
本日のおつまみは「ごまきゅうり」300円と「炙り焼きチャーシュー」450円。

ごまきゅうりの味付けはラー油と甘い味噌っぽいもの。
キュウリの臭みもなくピリ辛で、ビールが進みます。

炙り焼きチャーシューはいつも通り厚切りフワフワ。
「生レモンサワー」400円も追加してしまいました。

〆は「醤油拉麺」750円。
今日の醤油は牛がガツン。

オイルに牛を使用しているようです。
次の日はまた味を変えるといってましたが(笑)

味見した担担つけめんは、清湯スープにナッツペーストが乗るという2層構造。
パッと見た感じ濃厚な白湯つけ汁かと思いましたが、ベースは清湯です。

麺の下にトマトピューレがあるのもユニーク。
細くて長い麺も美味しく、これが一番好きだと言う方も多いようです。
この日の鳴龍も大満足でした。
鳴龍で夜の部のみ、期間限定で「味噌拉麺」850円が出ています。
夜の部に伺うとなれば、欠かせないのは同じく夜限定のアラカルト(こちらは通年)。

「しらす冷やっこ」350円と「炙り焼きチャーシュー」450円です。
もちろん「瓶ビール」500円も注文。

ピリ辛なしらす冷やっこは結構大きめ。
あらかじめカットされているチャーシューはボリュームがあり、フンワリと柔らかいです。
どちらもラーメン屋さんと思えないレベルで、特にチャーシューはCPが半端なし。

そして味噌拉麺。
白髪ネギの上にカイワレが乗り、鳴龍っぽい美しさ。

味噌は赤味噌主体と思われ、豆の味がしっかり。
ベースのスープも分厚く、アッサリなのに濃厚な旨さを感じます。

ホクホクの自家製麺も最高で、最後まで夢中でいただきました。
期間限定がもったいないと思える味噌です。

また、同行者の醤油つけめんも味見。
ちょっと酸味が効いた爽やかな醤油ダレに、コシのある平打ち麺。

〆られることによって、ここの麺の非凡さが露わになりますね。
麺好きな方なら、つけ麺もオススメです。
夜の鳴龍に再訪です。
今日のおつまみは「雲白肉」400円です。
読み方を知らなかったのですが、「ウンパイロウ」と読むようです。

薄切りのバラチャーシューに細切りキュウリ、白髪ネギ、パクチー。
合わせて食べると、ラーメン屋さんとは思えない極上の味わいです。

麺は初の「酸辣麺」850円に「パクチー」100円を加えました。
酸辣麺の盛り付けも素晴らしいビジュアル。
麺の中央には、ニラ、細切りチャーシュー、白髪ネギ、糸唐辛子がタワーになってます。

中華の酸辣麺と違って、しっかりとしたスープが堪らないですね。
辛さはそれほどでも無いですが、花山椒で飲むほどにシビレが増してきます。
最後は結構ビリビリ(笑)

丼の底にプチプチする黒い粒があるのですが、これが麻でしょうか?
しなやかな自家製麺も美味しく、満足の一杯でした。
大塚の名店「鳴龍」。
担担麺が主役のお店ですが、醤油や塩も半端なく美味しいお店です。

この日は初めて夜に訪問。
何故なら、夜の部限定でおつまみがあるのです。

まずは「瓶ビール」500円、「炙り焼きチャーシュー」450円を注文。
麺の食券は、麺を食べるときに声をかけて渡せばOKだそうです。

炙り焼きチャーシューは豪勢に2枚。
クレソンが乗り、見た目でKOです。

肉はとても柔らかくて美味。
玉ねぎおろしなソースもサッパリで、もう高級ポークステーキの領域です。
これで450円は破格ですね。

あまりにもおつまみのレベルが高いので、ビールと「水餃子」400円も追加。
こちらも見た目完璧です。

餡がふわふわで、たっぷりの白髪ネギもおつまみになりますね。
ラーメン店で軽く飲むの好きなのですが、ここのおつまみは半端無いです。
そこらの中華屋さんを軽く凌駕するレベル。

そして、「塩拉麺」800円。
スープ自体が変わったそうで、旨味が分厚いですね。
鶏ベースに貝が効いており、かなり美味いです。

チャーシューは2種で、ベーコンちっくなバラも美味。
揚げ玉ねぎ?も良いです。

なめらかな自家製麺も抜群で、あっという間に完食。
ちゃぶ屋系列「MIST」の元店長だけあって、おつまみもラーメンも素晴らしいですね。

ちなみに、今年からミシュランにビブグルマンとしてラーメンが載りましたが、香港MISTはミシュラン香港版で、ラーメン初の一つ星を獲得してます。
夜の部がクセになりそう(笑)
坦坦麺が看板メニューのお店ですが、本日は「醤油拉麺」750円をいただきに来ました。

駅からは離れていますが、開店と同時に満席ですぐに店内待ち発生。
助手さんがいるものの、調理はほとんど店主さんです。
平ざるによる湯切りは相変わらず鮮やか。

担担麺と違い、醤油拉麺は縦長の丼で登場。
盛り付け、濃いスープの色。
どこからどう見ても美味しそうです。

スープは香味油?によって洋風っぽいコクがあり、リッチな感じ。
濃いめの出汁にコクのある醤油ダレで、旨味が強めに押し寄せてきますね。
無化調だそうですが、それを感じさせないパワフルなスープです。

麺は自家製麺で、平打ちの細ストレート。
シコシコとした食感が心地よく、スープとの絡みも良い感じです。

チャーシューは2枚で、肩ロースとバラでしょうか。
どちらもスモーキーな風味で、ムチムチとした食感。
硬めなメンマ同様、具のレベルも高いです。

先日、小麦ヌーヴォーで海老ワンタン麺を食べて感動しましたが、デフォの醤油拉麺も抜群に美味いですね。
華麗で上品な中にしっかりと旨味が詰まっており、完成度高いと思います。
小麦ヌーヴォー2014の後半(8/25〜31)は、飯田商店、G麺7、鳴龍、らぁ麺やまぐち、花の季。
「らぁ麺やまぐち」でいただいた小麦ヌーヴォーが素晴らしく美味しかったので、今度は鳴龍へ行ってきました。

小麦ヌーヴォーでは冷たい麺を出す店が多い中、こちらは汁そば。
「新小麦の海老わんたん麺」950円です。

最近はお昼営業が無いこともあるようですが、小麦ヌーヴォーの週は営業。
12時半頃の到着で店内待ち4人。
小麦ヌーヴォーはまだ残ってました。
やはり担担麺のお客さんが多いですね。

丼は縦長で、ローストポークのピンクに青ネギが映えて素晴らしく美しいです。
主役の麺は茶褐色のストレート細麺で、適度なコシと粘りがあります。
小麦の風味は締めた麺ほどではありませんが、ハリがあって存在感がありますね。

スープは魚介と動物系でしょうか。
キレのある塩ダレに、バターを思わせるようなコクも感じられ、凄く美味いです。

そして、海老わんたんは大きめのものが5個。
わんたんの皮にも新小麦が練りこまれているそうです。

餡は大きめで、海老と肉がギュッと詰まってプリプリ。
味付けは濃すぎず上品で、まるで点心のよです。
新小麦が入った皮よりも、餡の完成度の高さに驚きました。

2枚入ったレアなローストポークも、肉の旨みが濃厚で隙の無い美味しさ。
また、黄ニラを食べると中華の風味も感じられます。

ちゃぶ屋系の香港MIST出身だけあって、洗練された中華を感じる海老わんたん麺でした。
もちろん新小麦の麺も良いですが、全体の完成度が高いと思います。
デフォは担担麺しか食べてませんので、醤油拉麺もいただきたいところです。
破産してしまった「ちゃぶ屋」のお弟子さんが2012年に開店したラーメン屋さんです。
ちゃぶ屋系列の、表参道ヒルズのミスト、香港ミストで料理長を務めていたと言うことですが、
香港ミストは、ラーメン店で初めてミシュラン一つ星を獲得したお店ですから、期待も高まります。

最寄り駅が丸ノ内線の新大塚駅となっていますが、JR大塚駅からでも歩いて5,6分でした。
外観はフレンチのお店みたいで、ラーメン店とは思えません。

店内もおしゃれ。カウンターのみですが、隣との間隔が広めで落ち着きます。
厨房も含め、広めに取られた空間がいい感じですね~。

他のレビュアーさんの記事を読むと、醤油拉麺がかなり美味しそうなんですが、
こちらの一押しは担担麺とのことなので、「担担麺」750円と「九条ネギご飯」300円を注文しました。
食券器がありますが、入って右奥の分かりづらいところにあるので注意です(笑)

厨房はカウンターより高い位置にあり、丁寧な調理が伺えます。

担担麺のスープを一口飲むと、一瞬「ウッ」となりましたが、これは僕の喉が弱いからで(笑)それほど激辛ではありません。
辛さの中にナッツと練りゴマの風味がありますが、ベースとなるスープの出汁がとても美味しいです。
飲むごとに旨味を感じ、辛さをあまり感じなくなりますが、ちゃんと汗はかきました。

醤油拉麺、塩拉麺がメニューにあるくらいですから、しっかりと出汁を取られているんだと思います。
丸鶏、鶏ガラ、豚足の動物系に昆布などの乾物、節でスープを取っており無化調とのこと。
ますます醤油拉麺も食べてみたいです。

麺は自家製麺で、細めでムチっとしています。
スープが濃厚なのでもう少し太くてもいいかと思いますが、細麺の方が絡みは良さそうですね。

九条ネギごはんは、ご飯の上に豪快に九条ネギが乗っており、見た目はかなりインパクトがあります。
ちょっとタレがかかっていて、香りよい九条ねぎとご飯の相性が予想以上でした。

担担麺だけは替玉が出来る様です。
スープがかなり美味しいので、サイドメニューのご飯ものを食べるよりは、
「替玉」100円、「九条ネギ盛り」100円の方がいいような気もしました。

出汁の効いた担担麺、予想以上の美味しさでした。
「ちゃぶ屋出身の~」とか、「ミシュランの星を獲得した香港ミストの~」とかの肩書き無しでも十分勝負できる味だと思います。

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5位

麺処ほん田 (東十条、王子神谷、十条 / ラーメン、つけ麺)

24回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 昼の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 4.7
    • | CP 4.7
    • | 酒・ドリンク 4.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2020/03訪問 2020/03/24

「手揉み中華蕎麦 醤油」に「スタミナ丼」 ※3/30で東十条での営業を終了し、4月秋葉原移転予定

今年2月で12周年を迎えた東十条の名店「麺処 ほん田」。
来る3月30日で東十条での営業を終え、4月から秋葉原に移転が決定しています。

営業終了まで残り一週間の昼に伺うと、平日の開店時で既に30人以上の行列。
公式twitterによれば、この日は13時に並んだ方で昼の部終了と、まるで高田馬場「べんてん」閉店時の勢いです。

この後は更に混み合うと思われ、僕も東十条では今回が最後の訪問。
注文は大好きな「手揉み中華蕎麦 醤油」850円です。

麺を茹でる直前に、本田店主自らが「心の味製麺」太麺をしっかり手揉み。
二種のチャーシューにメンマ、青菜お浸し、海苔と唯一無二のビジュアルです。

スープはアッサリとした清湯で口当たりが良く、それでいて醤油と煮干しの心地よい余韻。
重すぎずも出汁の旨味は厚く、最高のバランスです。

手揉みされたボコボコの麺と相性は抜群。
スープと麺だけで満足出来てしまいそうです。

ムチムチのレアチャーシューにスモーキーな釜焼きバラはどちらも素晴らしい。
メンマや青菜お浸しも丁寧に調理され、一杯としての完成度が抜群です。

この日はサイドメニュー「スタミナ丼」250円も注文。
「マツコの知らない世界」でも紹介された名物丼です。

サイコロチャーシューに卵黄が乗り、青ネギとスタミナソース。
ほんのりエスニックなカレー風味もあり、単純な「チャーシュー丼」とは違う逸品です。

なお、秋葉原移転後は自家製麺となり、丼も新調予定。
新天地での活躍が今から楽しみです。
間もなく12周年を迎える東十条の名店「麺処 ほん田」。
今年春頃に移転を予定していることが公式twitterでお知らせされました。

この日の注文は「豚骨魚介つけ麺」900円+味玉。
柚子or魚介と聞かれますので、魚介でお願いします。

麺皿には2種の極上チャーシュー、もみ海苔、カイワレ。
大きな容器に入ったつけ汁は熱々です。

つけ汁はきめ細かく滑らかな舌触りの豚骨。
上品さも感じるほど洗練されており、しっかりコクがあります。

麺はしっかりコシがあり、つけ汁に負けない存在感。
つけ汁の中には角切りチャーシュー、メンマ、拍子切りネギも入り食べ応え十分です。

「ほん田」と言えば肉が旨いことでも有名で、2種のチャーシューはどちらも美味。
特にスモーキーなバラ吊るし焼は、他店に大きな影響を与えています。

「濃厚昆布水の淡麗つけ麺」を食べることが多いのですが、「豚骨魚介つけ麺」もさすがの貫禄。
最後のスープ割まで隙無く旨いです。

息子はいつもの「手揉み中華蕎麦 醤油」850円+味玉。
こちらはアッサリとした中に煮干しの旨味、背脂の甘みが効いて絶品です。

本田店主がしっかり手揉みしたボコボコの麺もグッド。
「ほん田」は何を食べても美味しいです。

移転後の詳細はまだ告知されませんが、今より広くなるとのこと。
先日移転した「Japanese Soba Noodles 蔦」同様、今後の展開が楽しみで仕方ありません。
東十条の名店「麺処 ほん田」。
水曜の限定メニュー営業以外の日は、常に本田店主がメインで調理します。

2人で伺ってまずは「手揉み中華蕎麦 醤油」850円+味玉。
貫禄を感じる美しい盛り付けに惚れ惚れします。

スープはキレやパンチではなく、ふんわり染み渡る味わい。
ガラ等の優しいお出汁がしみじみ旨いです。

スモーキーな吊るし焼バラはもちろん、更にモチモチになったレアチャーシューも美味。
メンマや青菜お浸しなど、「ほん田」の具はどれも隙が無く絶品です。

もう一品は「濃厚昆布水の淡麗つけ麺 醤油」1000円。
以前はシーズン限定でしたが、今は冬でも食べられる様です。

こちらは「手揉み中華蕎麦」よりキレのあるつけ汁。
それでも、その奥にはやはりフワッと出汁が広がります。

昆布鰹水に浸かった細麺との相性も抜群。
最後まで一気に食べさせる魅力が詰まってます。

そして今回は「お土産ラー油」500円も購入。
常にある訳ではなく、twitterにてお知らせされます。

このラー油がビシッとなかなかに刺激的。
本田店主は国分寺の「担担麺 紅麗」をプロデュースしただけあって本格的です。

「琥珀」「はら田」など人気店を続々と輩出する「ほん田」。
これからも楽しみです。

東十条の行列店「麺処 ほん田」。
猛暑のピークで列は短いですが、それでも待ちが絶えることはありません。

こちらは食券を買ってから列に並ぶシステム。
まずは「エビスビール 缶350ml」350円で、チャーシューにメンマのお通しが最高です。

麺の注文は看板メニュー「手揉み中華蕎麦 醤油」850円+味玉。
スープはサラッとした清湯ですが、一口目から出汁の旨味が濃密。

動物系に煮干し等で、そこにイカトンビなど個性的な食材も。
聞くと最近は甘海老の頭に生のホタテ貝ヒモも加えているそうで、他にはないお出汁ワールド。

本田店主は「一条流がんこラーメン」が好きで、そこにヒントを得ていると思います。
しかし塩気が強すぎはせず、万人が旨いと思える一杯。

2か月前に食べた「中華蕎麦 醤油」より断然厚みを増していて美味。
手揉み麺に2種のチャーシューも旨く、食べ応えあります。

息子と伺ってもう一杯は「濃厚昆布水の淡麗つけ麺 醤油」1000円。
細麺がトロリとした濃厚昆布水に浸かっており、麺だけ食べても美味しいです。

しかし、つけ汁は醤油のコクとパンチがあり、こちらに浸けた方が間違いなく旨いという圧倒的な説得力。
チャーシューもたっぷり入っていて、特にスモーキーなバラ吊るし焼が好みです。

昆布水つけ麺もパンチがあるのですが、今回は「中華蕎麦」のスープに驚き。
猛暑でも熱い麺がスルスル入っていきます。

「ほん田」出身の人気店も多いですが、本店もいまだ進化中。
今の「中華蕎麦」は「どこかで食べた」感が無い、唯一無二の一杯だと思います。
東十条の名店「麺処 ほん田」。
ちょっと前に本田店主の体調不良で1週間お休みとなりましたが、今は元気に復活してます。

平日の開店前に伺うと、既にオープンして外待ち数人。
平日でも早開けしているようで、早めに言った方が行列は短いです。

ここは先に食券を買ってから列に並ぶシステム。
注文は大好きな「手揉み中華蕎麦 醤油」850円+味玉に「スタミナ丼」250円。

麺は手揉み麺と細麺から選べるのですが、「醤油」のオススメは手揉み麺。
麺箱から出した「心の味製麺」のストレート麺を、本田店主がギュッギュッと手揉みしてちぢれを付けます。

2種のチャーシューに青菜お浸し、メンマ、海苔と独特なルックス。
スープを飲んでみると、サラッとした口当たりの中にしっかりお出汁の旨さ。

見た目は濁っていますが、重さは無くアッサリ。
背脂も適度にコクを演出してます。

手揉み麺はモチモチで凄く好みの食感。
結構存在感ある麺ですが、スープとのバランスは絶妙です。

そして低温調理とバラ吊し焼き2種のチャーシューも絶品。
しっとり低温調理、スモーキーなバラ吊し焼きともに貫禄あります。

青菜やメンマも手抜きが無く、丼一杯で完成している料理。
また、拍子切りのネギがスープに良く合います。

お初の「スタミナ丼」250円はご飯にゴロゴロとカットチャーシュー。
そこに奥久慈卵卵黄と自家製オニオンソースでそそります。

「良く混ぜてお召し上がり下さい」
とのことで混ぜると、スモーキーなチャーシューにオニオンソース、まろやかな卵黄が最高。

しっかりお茶碗一杯分あり、これで250円は間違いなくサービス価格だと思います。
一度食べるとハマる旨さで、注文率も高め。

食べやすくもあり、他に無い味わいのラーメン。
スタッフのホスピタリティ溢れる接客も見事です。
今年2月に11周年を迎えた東十条の名店「麺処 ほん田」。
土日は常に行列しており、最初に店内で食券を買ってから列に並びます。

まずは「エビスビール 缶350ml」350円。
チャーシュー切れ端とメンマのお通しが付く最強の缶ビールです。

息子と伺い、「手揉み中華蕎麦 醤油」770円+味玉。
麺は手揉み麺と細麺から選択でき、いつも手揉み麺です。

2種のチャーシューにメンマ、青菜お浸し、拍子切りのネギ。
スープに浸らない様レンゲに添えられた海苔の盛り付けも美しい。

少し背脂が浮いたスープは、柔らかくも出汁の深い旨味。
動物系に煮干し等の魚介ですがガツンではなく染み渡ります。

醤油は切れすぎず、冷めてくるとより独特なお出汁。
手揉みでしっかり縮れた太麺との相性は抜群です。

チャーシューは低温調理肩ロースと吊るし釜焼きのバラ。
どちらも贅沢に厚切りです。

低温調理はモッチリで吊るし釜焼はスモーキーでジューシー。
特に数年前から始めた吊るし釜焼きは貫禄の旨さです。

相変わらず旨い「中華蕎麦」で、スープはより個性を増した感じ。
これは最近になって「イカとんび」を加えているからだそうです。

イカとんびは「一条流がんこラーメン総本家」の家本も使っている食材。
この日はありませんでしたが、家元へのオマージュで「悪魔肉」トッピングもたまに100円で提供してます。

僕は「昆布水つけ麺 醤油」1000円+味玉。
券売機には表記が無く「四季の限定」1000円で、醤油と塩を選べます。

キレイに畳まれた細麺には濃厚な昆布水。
つけ汁は丼が熱々で2種のチャーシュー、メンマ、青菜です。

昆布水はかなり粘度がありトロントロン。
この昆布水により、サラリとした清湯つけ汁が麺に良く絡みます。

つけ汁はパンチある醤油に香ばしいオイル。
「中華蕎麦 醤油」よりもクッキリした味わいで、つけ麺として輪郭クッキリです。

昆布水のつけ麺は流行っていますが、「ほん田」のつけ麺は貫禄十分。
濃厚トロリな昆布水、キレのあるつけ汁ともに最高です。

そしてスープ割もちゃんとあり、煮干し系のお出汁。
そのままでも美味しいですが、残った昆布水も足すと旨味のオンパレードです。

なお、「ほん田」はラーメン好きなら誰でも知ってる有名店で、調理は常に本田店主(定休日の水曜特別営業除く)。
スタッフの接客も丁寧で、暖かみもある唯一無二のお店だと思います。
先日11周年を迎えた東十条の名店「麺処 ほん田」。
定休日は水曜ですが、昨年10月からは限定メニュー1本での営業を行っています。

煮干し、味噌、二郎系など月ごとにテーマを決め、3月のお題は「リクエスト」。
「地鶏そば」など週替わりで提供し、最終水曜日は1番リクエストが多かった「スパイスチキンカレーつけ麺」1000円です。

普通のカレーラーメンなら行きませんが、本田店主はスパイスカレーマニア。
「魯珈(ろか)」など色々なスパイスカレー店に伺い、試作もしているようです。

今回も本田店主のツイートにはホールスパイスの写真。
ルウ、小麦、化学調味料を使わないカレーとのことです。

店内はいつもと違いスパイスの香りが充満し、まるでにカレー店。
特別営業なので本田店主は居ませんが、スタッフ3名が手際よく調理して回転良いです。

キレイに畳まれた麺に、大きめの丼に入ったスパイスカレーつけ汁。
「追い飯」50円も必須とのことで追加しました。

カスリメティが乗ったつけ汁は、様々なスパイスの香りと旨味。
しかし複雑すぎず食べやすく、激辛では無くともヒリッとアダルトな辛さ。

ベースは豚鶏の白湯ですが、ドロドロと濃厚では無くわりとサラリ。
よく締められた太麺に絡んで美味しいです。

具はホロホロに柔らかいチキンがたっぷり。
大きめにカットされた刻みタマネギも相性抜群です。

豚魚にカレー粉と言ったつけ麺とは違い、本格的なスパイスの旨さ。
「追い飯」はもちろん必須で、こちらの方がより辛さをダイレクトに感じます。

この日だけの限定にするのがもったいない本田店主渾身の一杯。
僕はスパイスカレーが好きなので、かなり楽しめました。
2月15日で11周年を迎えた名店「麺処 ほん田」。
この日は11周年特別営業となりました。

提供するメニューは「特製もりそば」850円のみで、11:30から通し営業300食。
東池袋大勝軒の山岸マスターに尊敬の念を込めた一品です。

並は200gで、中300gは+50円、大400gは+150円。
チャーシュー増しが+300円でご飯ものはありません。

まずは「ヱビスビール」350円。
「ほん田」のアルコール類にはお通しが着くのですが、この日はそれも大勝軒仕様。

モモチャーシューの短冊にメンマ、ネギ。
味の染みたモモチャーシューがしっとり絶品です。

「特製もりそば」は茶濁したつけ汁にツヤツヤの太麺。
麺をあえてキレイに盛り付けないところも山岸マスター流です。

麺をそのまま食べてみると、しっかり締められてほど良い弾力。
小麦の香りも広がり、かなり美味しい麺です。

つけ汁は濁っているものの、粘度は無くサラリ。
ガラに魚介だと思いますが、結構煮干しが強く効いてます。

大勝軒特有の「甘辛酸」は控えめで、出汁がメイン。
煮干しもモダンでは無くクラシカルな感じです。

つけ汁の中にはモモチャーシュー、メンマ、味玉半分、ナルト。
前述したとおり、パサパサ感皆無のモモチャーシューが素晴らしいです。

本田店主によれば、

「お好みで卓上のお酢を足しながら食べるのが大勝軒流です。」

とのこと。
お酢を足すと、確かに昔懐かしい大勝軒の味になります。

スープ割りは真昆布出汁。
この出汁が加わるとより厚みが増し、更にクラシカルな旨さでホッとします。

山岸マスターの「特製もりそば」を、色々なテクでハイブリッドに再構築した様なつけ麺。
クラシックなマスターピースに「ほん田」カラーが加わり、独自な一杯になった力作だと思います。
かなり好みで、価格を抑えているのも山岸マスターイズム。

なお、「麺処 ほん田」では定休日の水曜に特別営業を実施中。
煮干しや味噌、二郎系、地鶏そばなど週替わりメニューを提供していて、そちらも久々に伺いたいです。
東十条に根付いた名店「麺処 ほん田」。
祝日の14時頃に伺うと、この時間でも老若男女が十数人並んでいます。

ちなみに、「ほん田」は食券を買ってから列に並ぶシステム。
2名以上で来て食券購入前に1人が先に列に並んでも、ちゃんとスタッフが見ていて注意されます。

まずは「エビスビール缶350ml」350円。
この値段でチャーシュー切れ端とメンマのお通しが付く最高の一杯です。

この日は息子と2人で伺い、まずは「手揉み中華蕎麦 醤油」770円+味玉。
2種のチャーシューにメンマ、青菜、たっぷりの拍子切りネギに海苔と豪勢です。

スープを飲んでみると、豚や鶏、煮干しの太いボディにショウガのキレ。
清湯で口当たりアッサリも旨味が凝縮し、わずかにトロミも感じるほど。

背脂の甘さもあり、一口目から「旨い」と声が出るレベル。
ただ味が濃いのではなく、食後はスッキリでバランスがとても良いです。

麺は本田店主がしっかり手揉みした「中華蕎麦 とみ田」心の味製麺の平打ち太麺。
モチモチで存在感あり、スープとの相性バッチリ。

細麺も選べますが、今の太いスープには手揉み麺が良いと思います。
「醤油」を食べたのは2か月ぶりですが、スープは更に旨くなっている気がします。

そして、吊るし釜焼きのバラはスモーキーでジューシー。
肩ロースの低温調理も柔らかく、ステーキの様に旨いです。

「ほん田」は低温調理チャーシューのパイオニアですが、さすがの貫禄。
どちらも厚みがあり、ご馳走感が凄いです。

もう一杯はお初の「濃厚豚骨魚介ラーメン」780円+味玉。
「つけ麺」と間違える人も多いのか、食券を渡すとスタッフから「ラーメン」で良いか確認が入ります。

こちらは2種のチャーシューの上に辛味噌が乗り、刻み玉ねぎに青ネギ。
スープはきめ細かくシルキーで、雑味なく濃厚。

節系中心と思われる魚介の旨味もしっかりで、王道に旨い手作りの濃厚豚骨魚介。
チェーン系とは全く違う、「これ系」の旨さを再認識させてくれます。

モチモチの太麺は食べ応えがあり、刻み玉ねぎもナイスなアクセント。
後半、辛味噌を溶かすと結構辛めで、最後まで飽きません。

「醤油」がフェイバリットですが、「濃厚豚骨魚介」もかなりの旨さ。
なにもかも旨いので、そりゃ行列する訳です。

なお、先日から定休日の水曜に限定メニュー営業を始めており、そちらも大人気。
今のところ、2019年からは大人気だった「二郎」オマージュを予定しているようです。
東十条の名店「麺処 ほん田」。
水曜日定休ですが、10月31日(水)から水曜限定営業を行うことになりました。

開店前に本田店主が様子を見に来ましたが、水曜限定はスタッフ3名による営業。
大宮の「ほん田 niji」が事情により閉店したので始まった限定営業です。

この日のメニューは

「淡麗煮干しそば」800円
「和え玉」200円
「エビ風味和え玉」300円
「まぁち特製じゅーしー」200円
味玉、のり 各100円
「特製(チャーシュー、味玉、のり)」200円

水曜限定営業は基本的に煮干しラーメンとのこと。
週替わりで「濃厚」など違う構成にするそうです。

注文は「淡麗煮干しそば」。
過去の限定でも使用している小ぶりの丼で登場です。

ストレート細麺に刻み玉ねぎ、チャーシュー、海苔。
以前、本田店主が勉強しに行った煮干しの名店「中華ソバ 伊吹」を思わせます。

スープは「淡麗」と言っても濁りある茶褐色。
飲んでみると動物系の旨味が太く、しっかり煮干し。

と言っても苦味やエグミは無く、出汁として煮干しが出ている感じです。
地鶏阿波尾鶏と豚ガラで出汁を取り、そこに大量の煮干しを合わせたとのこと。

麺は煮干しならではの低加水のストレート麺。
刻み玉ねぎももちろんバッチリ合ってます。

そしてチャーシューは豚バラと鶏モモの2種。
豚バラはトロトロに柔らかく、鶏モモは恐らく吊るし焼き。

「ほん田」本店はチャーシューが美味しいのですが、限定もさすが。
いつもと違い、差別化できてます。

この日は120食売り切りでしたが、来週からは昼夜それぞれの営業予定。
煮干しの名店に負けず劣らず美味しい「煮干しそば」でした。
11月7日(水)は「中濃煮干し烏賊ver.」の予定だそうです。
数々の弟子を輩出する東十条の名店「麺処 ほん田」。
系列店やプロデュース店も手掛け、先日は東銀座にプロデュース店「坦坦混麺 紅麗」がオープンしました。

11周年目に突入した今も行列は途切れることなく、金曜19:30頃に伺うと15人ほどの並び。
食券を買ってから並ぶシステムで、食券を持って列に向かうとすぐにスタッフが食券を回収してくれます。
45分ほどで席に着くことが出来ました。

現在の基本メニューは以下のとおり。

「手揉み中華蕎麦 醤油or塩」770円
「濃厚豚骨魚介ラーメン」780円
「濃厚豚骨魚介つけ麺」780円
「四季の限定(昆布水つけめん 醤油or塩)」1000円
「限定御飯 スタミナ丼」250円

注文は「手揉み中華蕎麦 醤油」770円+味玉。
「エビスビール 缶350ml」350円にはメンマにチャーシュー、自家製ラー油掛けのおつまみが付きます。

スタッフは数人居ますが、調理は基本全て本田店主。
麺の手揉みから麺上げ、スープの調整まで全て行い、柔らかい接客も「ほん田」の特徴です。

丼には拍子切りのネギが散らされ、丁寧に立てかけられたチャーシュー、青菜お浸し、メンマ。
海苔はレンゲに添えられ、スープに浸さない様盛り付けられます。

スープを飲むと、思っていたよりも分厚いお出汁。
僕が中華蕎麦を食べるのは夏以来ですが、豚を増やしているそうです。

明らかに旨味が太くなり、それでいて醤油や油は尖らず穏やか。
パンチでは無く、ごまかしの効かない旨いスープで奥に煮干しやショウガも感じます。

手揉みでちぢれた平打ち麺との相性も抜群で、地方の名店を食べているかのような一杯。
今の本田店主の理想の形で、数年前の淡麗でスタイリッシュなラーメンとは別物です。

更に「ほん田」は具も素晴らしく、「元祖」な低温調理チャーシューはまるでステーキ。
そして吊るし焼きバラチャーシューの香ばしさも極上。
乾燥から戻しているのか、クニッとしたメンマもかなり好みです。

本店は決して大きくないですが、ホスピタリティも含め貫録あふれるお店。
スタッフとの距離も近いので、本田店主の魅力を存分に感じられます。
数々の人気店を輩出している東十条の「麺処 ほん田」。
いつも行列が出来る人気店ですが、猛暑のためか土曜昼で数人待ちでした。

注文は今季二度目となる「濃厚昆布水の淡麗つけ麺」1000円。
明記はされていませんが、券売機の「四季の限定」1000円がそれです。

まずは「エビスビール缶350ml」350円。
この値段でもチャーシューとメンマのおつまみが付いてきます。

以前はジュレがかかっていましたが、今回は恐らく自家製のラー油。
ピリ辛で良いツマミになります。

昆布水つけ麺は塩と醤油があり、醤油を選択。
キレイに畳まれた細麺は昆布水に浸かってます。

麺だけを食べてみると、トロントロンの昆布水がまとわり付きます。
「昆布水つけ麺」販売開始の4月に比べ、昆布水は明らかに濃度を増して艶めかしいです。

塩味も軽くついていて、そのままでも充分美味。
ハリのある細麺も存在感あり、これをアレンジするだけで冷やしラーメンになりそう。

つけ汁はしっかりと醤油のキレ。
麺を浸けると昆布水効果でしっかりつけ汁を拾います。

昆布水だけでも美味しいですが、やはりキレのあるつけ汁に浸けると格別の旨さ。
窯焼きチャーシュー、低温調理チャーシュー、メンマ、青菜お浸しなど具もたっぷり。

昆布水の濃度、醤油のキレが増し、全体的にメリハリUP。
今年4月に食べた時よりも、間違いなく美味しくなってます。

息子は「手揉み中華蕎麦 醤油」770円+味玉。
こちらはタレの強さでは無く、丸みのある豊潤なお出汁。

しっかり手揉みされた太麺はちぢれが強く、モチモチの食感も良いです。
2種のチャーシューも美味しく、やはり吊るし焼きのバラがスモーキーで最高。
こちらはパンチでは無くしみじみ旨い一杯。

中華蕎麦、つけ麺ともに醤油を選びましたが、全く別のタイプ。
どちらかは塩を頼んだ方が良いのかとちょっと思いましたが、どちらもベクトルが違って楽しいです。

ソリッドな醤油のつけ麺、深みある中華蕎麦のどちらも旨いのが凄い。
本田店主の柔らかくて優しい接客にも癒されます。
今年3月に10周年を迎えた名店「麺処 ほん田」。
その10周年記念では「雉(きじ)」を使用したラーメンをいただきました。

それから約一か月経ち、毎年恒例の季節の限定も開始。
「昆布水つけめん」1000円です。

最近は土日が混むようで、13時頃に着いて25人ほどの並び。
約1時間で入店出来ました。

なお、ここは来ていきなり並ぶのではなく、食券を店内で購入してから並びます。
食券を買わずに並んでも、スタッフから食券を買ったうえ最後尾に並ぶよう伝えられるのでお気をつけて。

まずは「エビスビール」350円ですが、新たにプレミアムモルツも選べるようになっていてそちらで。
絶品チャーシューにメンマのおつまみ付きでプレモル350mlが350円は嬉しいです。

「昆布水つけめん」は醤油と塩があるので醤油で。
なお、大盛以上を注文するとつけ汁のお代わりができ、その際味を変えることも出来ます。

キレイに畳まれた細麺は昆布水に浸かり、上には味玉と海苔。
つけ汁にはタワー状に2種のチャーシューが重ねられ、その上にお浸しが乗ってます。

まず麺だけを食べてみると、細いのにハリがあってかなり主張する美味しい麺。
10周年のラーメンで使用した麺と同じだそうですが、〆られると全く表情が変わります。

「中華蕎麦 とみ田」の「心の味製麺」で作られた麺で、小麦の甘みも感じるもの。
今年は昆布水に塩と鰹節も入っていて、そのまま食べても美味しいです。

と言っても、つけ汁に浸していただけば、間違いなくこっちが正解と思える説得力。
吊るしバラ焼き豚の香ばしさに醤油のコク、しっかりなお出汁。
麺を増せば良かったと後悔するほどスルスル麺が無くなります。

そして「ほん田」と言えばチャーシューが美味しいのも有名。
バラの吊るし焼きはジューシーで香ばしく、貫録の絶品。

また、低温調理は最近、肩ロースだったりモモだったり。
この日は初のモモでしたが、これがまた極上のしっとり感。

どちらもたっぷり入って堪能できます。
奥久慈卵を使用した味玉も黄身が凄く濃厚。

昆布水に味が付き昨年より少なくなったので、スープ割も出来ます。
こちらはしっかり煮干しで、鶏ベースに昆布水、煮干しが加わって贅沢な旨さ。
最後にまた驚かされます。

なお、息子は「手揉み中華蕎麦 醤油」770円+味玉。
前に食べた時よりしっかりめのお出汁にじんわり醤油。

キレではなく染み渡る旨さで、病み付きになります。
しっかり手揉みされたボコボコ麺もかなり美味

デフォのラーメンも色々変えているようで、かなりレベル高いです。
開店から11年目を迎え、いまだに進化が止まらないお店。
勉強熱心な本田店主なので、今後も楽しみです。
今年の2月15日で10周年を迎えた「麺処 ほん田」。
10周年記念ラーメンが3月2日(金)・3日(土)に昼夜各100食で提供されます。

この日は通常メニューが無く「雉と地鶏の醤油そば」1000円のみ。
そのほかトッピング「雉の胸肉のたたき」500円と「純粋金華豚のスタミナ丼」350円があります。

2日の昼は途中まで整理券制で、夜はそのまま並んで食べられるとのこと。
整理券を受け取り、指定時間の30分前に来ましたが、回転が良くて早めに入ることが出来ました。

ラーメンは小ぶりの丼で提供。
盛り付けはシンプルで、長州黒かしわモモ、雉胸肉たたき(有料で追加)、九条ネギ、穂先メンマ、海苔が乗ってます。

スープは一口目から濃厚なお出汁の旨さ。
地鶏と豚ベースに雉、しじみ、魚介とのこと。

鶏がメインに来ますが、様々な旨味が凝縮されてます。
醤油ダレもあと引く旨さで、周年らしい贅沢感。

そして肉もラーメン店と思えないほど秀逸。
ジューシーで柔らかい「長州黒かしわモモ」。
さっぱりフレッシュで弾力ある「雉胸肉」。

どちらも良質な肉そのものの旨味が引き出され、驚くほどの絶品。
さすがレアチャーシューのパイオニアで、肉の扱いは見事です。

今回はあえて素材の旨さを中心にしたシンプルな一杯。
それでも他店と確実に差別化出来ていて、心に刻まれる旨さ。

特に濃密なスープは、何年経っても忘れることがないと思います。
10周年おめでとうございます。
東十条の行列店「麺処 ほん田」。
ほん田で修行して独立したラーメン店も多く、TRYラーメン大賞2017-2018では大賞8位にランクインされました。

この日のお目当ては「汁なし担々麺」900円。
12月14日から19日までの期間限定です。

公式には11:30開店ですが、11時には開店。
券売機に「汁なし担々麺」の文字は無いものの、「四季の限定」900円を選ぶ人多数。
カウンターの9人中6人が「汁なし担々麺」でした。

麺にしっかりタレが和えられ、その上に肉味噌、刻み玉ねぎ、水菜、ナッツ等が乗って完成。
龍の絵が描かれた丼に盛られてユニークです。

「しっかり下から混ぜてお召し上がりください」
とのことで、麺と具をしっかり混ぜ合わせます。

食べてみると、まず山椒の刺激。
単純に唇ビリビリと来るのではなく、高貴で鮮烈な刺激に「ウッ」となる感じ。

ラー油はそれほど強くはありませんが、後半辛さがやってきます。
ゴマペーストで肉味噌やラー油をまとめあげ、本格的な旨さ。

麺は心の味製麺の太麺で、もっちりした食感。
このモチモチの麺がまた美味しいです。
なお、「追い飯」は現金対応も行っており、50円、100円、150円の3種類。

具がたくさん乗った日式の「阿吽」的な汁無し担々麺ですが、かなり本格的。
特に山椒のブレンドは個性的で凄く好みです。

「ほん田」本店はたまにしか限定をやりませんが、そのクオリティは相当なもの。
秋頃まで提供していた「濃厚昆布水の淡麗つけ麺」も絶品でした。

ほん田店主によれば、好評なので「汁無し担々麺」は再度提供するかもしれないとのこと。
専門店に負けないサスガの旨さなので、ぜひまたやって欲しいです。
なお、大晦日は限定ラーメンを提供するようです。
10周年まで残り半年ほどとなった「麺処 ほん田」。
東十条という場所にありながら、食べログの「ラーメン 百名店 TOKYO 2017」にも選出されています。

この日は久々に昼の訪問。
ここは食券を買ってから列に並ぶのですが、それが分かっていないお客さんもチラホラ。

しかし、スタッフがまめにチェックしているので間違えても誘導されます。
なお、複数で来て一人が先に並んで待つのも禁止です。

松戸の名店「中華蕎麦 とみ田」同様、調理のメインは店主さん。
先日ご結婚された本田店主が麺上げします。

調理を見ながらまずは「エビスビール」350円。
絶品のチャーシュー、メンマが乗ったつまみも付くので、ほぼ原価です。

息子は「らーめん 塩 細麺」770円+味玉。
今のラーメンになってからの塩は初めてです。

塩でも濁りあるスープは貝の旨味などが感じられ、優しくも豊潤。
塩の方がスープのお出汁をストレートに感じられます。

そして僕は四季の限定「濃厚昆布水の淡麗つけ麺 醤油」950円+味玉。
今期二度目です。

麺はとみ田の「心の味製麺」の細麺。
濃厚昆布水に浸かっており、そのまま塩で食べても十分美味。

しかしつけ汁に浸せば、コクのある醤油に香ばしい「豚バラ吊るし焼き」の脂の旨味。
今年の淡麗つけ麺はこの点が昨年と大きく違います。
焼き豚の旨味がホントに素晴らしく、他の清湯醤油つけ麺を遥かに凌駕しています。

つけ汁の中にはその「豚バラ吊るし焼き」に肩ロースチャーシュー、メンマなど。
豚バラ吊るし焼きは本当に絶品です。

10周年が近くても妥協せず、手作りの美味しいラーメン。
並ぶ価値あります。

今年の2月で9周年を迎えた東十条の名店「麺処 ほん田」。
お目当ては季節の限定「濃厚昆布水の淡麗つけ麺」950円。
醤油と塩から選ぶことができ、醤油にしました。

休日昼はなかなかの行列ですが、平日夜の早い時間は並び10人弱。
まずは食券を買ってから並びます。

スタッフに呼ばれて席に向かうと、すでに水と「エビス缶ビール」350円がセット。
ビールには短冊チャーシューとメンマのおつまみ付です。

このチャーシューがまた絶品。
ジュレソースも旨く、350円で味わう至福の時間です。

続いて「濃厚昆布水の淡麗つけ麺 醤油」。
丼には麺線を整えて立体的に盛られた麺にタップリの濃厚昆布水と味玉、海苔。

つけ汁には大きくカットされたネギにチャーシュー、青菜。
カウンターに天然塩が置かれます。

昆布水と塩、麺でいただいてみると、それだけでも美味。
ハリのある細麺が旨いです。

しかし、つけ汁がまた素晴らしい旨さ。
ジュワッと舌に残る旨味の醤油に溶け出した吊るし焼豚の香ばしさ。

淡麗つけ麺は3年目で、僕が食べるのは周年限定も含め3度目。
1回目より2回目、2回目より3回目と旨くなってますが、今回は格段に旨くなった感じ。
粘度ある昆布水で麺につけ汁がちょうど良く絡みます。

チャーシューは低温調理と吊るし焼き豚が贅沢に7、8枚。
やはり吊るし焼き豚の旨さは抜けてます。

最後はたっぷり残った昆布水でスープ割。
スープ割も旨いですが、ブレンド醤油の旨さを味わうには、割る前のつけ汁を味わってほしいです。

ここ数年、昆布水の淡麗つけ麺をやるお店も増えてきました。
(元祖は「ロックンロールワン<現「ロックンビリーS1」>)

大体の店がどことなく似た感じになるなか、「麺処 ほん田」は提供3年目にして個性を確立した感があります。
吊るし焼豚の旨味と香ばしさが溶け出したつけ汁はオンリーワン。
10年目に突入しても奢らず、味向上の努力が実った結果だと思います。
東十条の名店「麺処 ほん田」。
初めて夜営業に訪れてみましたが、昼より穏やかな並び。

まずは「ビール(エビス350ml缶)」350円。
缶とは言え、この値段で立派なおつまみまで付きます。

ジュレソースがかけられた焼豚の切れ端にメンマ。
焼豚がさすがの旨さです。

麺は「特製手揉み中華蕎麦 醤油」970円。
「特製醤油らーめん」の食券を購入し、細麺と手揉み麺から麺を選択できます。

本田店主が麺を丁寧に丁寧に手揉み。
麺茹で、スープ、チャーシューの切り出しなど調理のほとんどは本田店主。

素朴なお店で店主自らが調理に専念する様は、「中華蕎麦 とみ田」に通ずるものがあります。
チャーシューの盛り付けがちょっと変わり、見た目もゴージャス。

スープを飲んでみると、じんわりと魚介に動物系。
今年の6月に食べた時はもっとキレキレな感じでしたが、今は醤油も抑えめ。

色々変えているそうで、今の味ももちろん旨いです。
手揉み麺と合わさるとローカルっぽい感じもありますが、それより上品で独特。

チャーシューは「ほん田」ならではの豚肩ロースレアチャーシューに豚バラ吊るし焼き。
特に豚バラ吊るし焼きは絶品で、これを食べるために「特製」にしてしまいます。
なお、吊るし焼きは確実に前より旨くなりました。

味玉、メンマ、青菜のお浸しなどの具材も隙がありません。
「ほん田」出身のラーメン店も多く、最近では三鷹の「さくら井」が絶妙でした。

しかし、本店はやはり別格。
次回はどんな味になっているのか楽しみです。

東十条の行列店「麺処 ほん田」。
2016年夏の限定「濃厚昆布水の淡麗つけ麺」900円が始まりました。

開店10分前に行くと既に開いており、外待ち10名ちょっと。
食券を買ってから列に並びます。

醤油と塩があるそうで、醤油で注文。
30分ほどで席に案内されました。

スタッフは本田店主含め3名。
麺茹でを始め、調理はほぼ店主です。

完成した淡麗つけ麺は「和」を感じる美しさ。
麺はキレイに畳まれ、昆布水に浸かっています。

昆布水はトロントロンで旨味もあり、麺をそのまま食べても美味。
つけ汁に浸けてみると、昆布水のおかげでつけ汁が良く絡みます。

前回食べた醤油の中華そばでも驚きましたが、今回のつけ麺でもしっかりと醤油の旨味。
チャーシューは薄切りの豚バラ吊るし焼き。

8周年記念から始めたチャーシューで、これがもう絶品。
スモーキーな風味と脂の旨さがたまりません。

つけ汁にミルフィーユ状に積み重ねられており、量もたっぷり入ってます。
最後はたっぷり残った昆布水割り。

昆布の旨味が濃厚で、最後まで満足できました。
オープンから9年目を迎え、ラーメン店としてはもう老舗といえるお店。

それでもまだブラッシュアップするのが凄い。
淡麗つけ麺は8月いっぱいまであるようです。
先日、8年目を迎えた「麺処 ほん田」。
この日は「特製手揉み中華そば 醤油」970円。

昔は「香味鶏だし」と「塩」でしたが、2015年4月から大きくリニューアル。
「手揉み中華そば」は初です。

スタッフ総勢3名で、調理はほぼ本田店主。
美しく盛り付けられた一杯の登場です。

スープを飲んでみると、アッサリとした中にググっと醤油の旨味。
全国七銘柄の醤油をブレンドしており、舌に残る旨味が絶妙です。

追い煮干しされた旨味あるベースに少量の背脂で骨太感も。
素材の効かせ方が計算された感じ。

そこに手揉みの太麺。
ちぢれの強い旨い麺で、スープとの絡みも最高。
細麺も選べますが、手揉みの方がスープに合うと思います。

上に乗るチャーシューは「ほん田と言えば」の低温調理チャーシュー。
そちらも絶品ですが、特筆すべきはその下の「豚バラつるし焼き」。

スモーキーかつジューシーで、豚の旨さと甘さが引き出されています。
これは8周年記念で初めて作られ、店主が気に入ってレギュラーにも採用されたもの。

ただし、特製またはチャーシュー増しにしか入りません。
相変わらず旨いブランデー風味の「大人の味玉」も付きますので、+200円で特製にした方が良いと思います。

前のラーメンも美味しかったですが、今回は更に「旨い」ラーメン。
正直、8周年記念、つけ博の塩よりも今回の醤油の方が好きです。

本店はあまり限定をやらず、デフォメニューの向上に力を入れているのでしょう。
9年目に突入しても色々試しているようで、その成果を感じました。
8周年を迎えた「麺処 ほん田」で8周年イベントが開催されてます。
4月8日(金)・9日(土)の2日間限定で、11:00から200食売り切れまで。

9日の開店一時間ほど前に伺うと、すでに十数人の列。
開店時は30人以上居ました。

11時ちょっと前に、本田店主から挨拶があり開店。
海外挑戦も考えているが、10周年まではこの地で営業するとのこと。

メニューは「濃厚昆布水の淡麗つけ麺」900円。
醤油か塩を選べるので醤油に。

「熱いのでお気をつけて」
と店主から渡されたつけ汁はホントに熱々。

キレイに盛り付けられた「春よ恋」100%の麺には昆布出汁、鶏チャーシュー、ライム、青菜、柚子。
昆布出汁にはカツオ、椎茸、ホタテ貝柱も使用しているそうで、これ系の中でも個性的。

昆布のみの出汁よりも粘度は穏やかですが、麺と昆布出汁だけで食べても美味。
麺はしっかりとコシがあり、熱々のつけ汁に浸けてもへたれません。

つけ汁の香ばしい油がまとわれ、清湯の物足りなさは皆無。
つけ汁の中には薄切りの吊るし焼豚とメンマ。

この焼豚が素晴らしく旨い。
レアチャーシューも美味しいですが、この焼豚は傑作だと思います。

最後は昆布出汁、ライム、柚子を入れてトロントロンのスープ割。
満足でした。

なお、8日は20時頃まで残っていたそうですが、今日はもうちょっと早く終わるそうです。
「大つけ麺博 つけ麺VSラーメン」の第一弾(10/2~7)に出店中の「麺処 ほん田」。
初日にいただいた「厳選素材の塩ラーメン」を再度いただいてきました。

ビジュアルは変わりませんが、スープは初日より旨くなってます。
オイルが若干控えられ、素材の美味さがより明確。

塩ダレは尖り過ぎず、非常に贅沢なお味。
ほん田はブース内でスープを炊いているので、旨さも別格なのでしょう。

また、レアチャーシューはやはり極上です。
イベントでも手抜きが無いほん田に、山岸さんも喜んでいることでしょう。
今年も始まった「大つけ麺博」。
昨年同様、場所は歌舞伎町の大久保公園です。

10月2日~10月25日までの開催で、週替わりで第四弾まで。
今年はつけ麺VSラーメンということで、各五店舗ずつの出店です。

第一弾のラーメンはでびっと、麺処 ほん田、肉そばけいすけ、ラーメン海鳴、むぎとオリーブ。
麺処 ほん田で「厳選素材の塩ラーメン」をいただきました。

今回も食券製で一杯860円。
有料トッピングは特製やローストトマトなど。

セブンイレブンで前売りチケットを買うと50円引きの810円です。
また、つけ麺&ラーメン食べ比べセットという券もあり、8割程度の量で2杯分1600円。

ほん田のブースは大勢のスタッフで活気に満ちており、一番奥に本田店主。
スタッフのかけ声も威勢良いです。

ラーメンは催事でもキレイな盛り付け。
オイルははやや多めな気がしますが、尖らない味になってます。

麺はモチッとしたストレート麺。
具は低温チャーシュー、メンマ、小松菜。

以前店舗で食べたほん田の低温チャーシューは絶品でしたが、ここでも同じレベル。
ここの低温チャーシューはモチモチで最高です。

また、小松菜はお浸しにしてあり、こちらも絶妙な美味しさ。
淡麗ラーメンでアッサリですが、具のインパクトは凄いです。
2012年11月

東十条にある超有名店。
本田店主は2008年にこの店を開店させましたが、当時若干21歳。
若き天才として、数多くのメディアに取り上げられました。

11:30開店のところを11時頃到着で4人待ち。
5分ほど早く開店し、その頃は並び15人ほどになっていました。

厨房には本田店主が居て、店員さんが食券を読み上げると、店主がすぐさま麺をデポに入れていきます。
同じく麺屋こうじグループである麺屋翔と本田店主がコラボした際に伺ったことがあるので、店主を拝見するのは二度目。
ピアスなど光り物をつけてはいますが、お客さんへの挨拶や調理などがしっかりしていて隙がない感じです。

同じグループで似たようなメニュー構成の「麺屋一燈」で食べた淡麗ラーメンが美味しかったので、
あっさり系の「塩特製ラーメン」950円を注文しました。

特製はローストちゃーしゅー2枚・豚ばら1、味玉1ヶ、のり+2枚となるため見た目が相当豪華になります。
水菜や白髪ネギが惜しげもなく入っており、美しいですね~。

スープはほぼ透明ですが、かなりしっかりした出汁を感じます。
動物系、野菜、海草類だと思いますが、どれかの味が突出しているわけでなく、複雑に味わい深いスープ。

麺は細めですが、柔らかすぎず硬すぎず、ちょうどいいゆで加減。
旨味たっぷりのスープが良く絡んで美味しいです。
支店である東京ラーメンストリートのほん田夏海では食べたことありますが、やはり本店の味は別格ですね。

ちゃーしゅーは低温調理されたピンク色のもの2枚とバラ1枚。
バラも柔らかくて美味しいですが、低温調理のちゃーしゅーは柔らいけどしっかり噛み応えもあり、まさにローストビーフの様です。
今まで食べたチャーシューで一番美味しいと言ってもいいくらい。

味玉はブランデー風味で、結構香ります。
しっかり漬かっており、個性的で良いですね。

メンマは細め。香り付けのような粉がかかっており、風味豊かで美味しいです。

見た目も、スープも、麺も、具も、全てにおいて洗練されたラーメンに思えました。
とにかく、美味いです。
濃厚ラーメンもつけ麺もいずれ食べてみたいですね~。

  • 「手揉み中華蕎麦 醤油」850円
  • 注文の都度、麺を手揉みする本田店主
  • 「スタミナ丼」250円

もっと見る

6位

セブンイレブン 北本駅西口店 (北本 / コンビニ・スーパー)

2回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2022/12訪問 2022/12/12

冷凍ラーメンでも醤油の旨味に昆布の濃厚な旨味 「金の醤油らぁ麺 らぁ麺 飯田商店監修」

セブンイレブンにて12月9日より販売開始となった「金の醤油らぁ麺 らぁ麺 飯田商店監修」494円。
とみ田「金の濃厚つけめん」と共に販売された冷凍ラーメン新メニューです。

「金の醤油らぁ麺」は作り方がかなり独特。
袋に入っているのは冷凍めんと醤油タレ&鶏油、スープの2袋です。

まずはお湯で醤油タレ&鶏油、スープの2袋を湯煎。
解凍したスープと水200mlを小鍋に入れて沸騰させます。

解凍した醤油タレ&鶏油はあらかじめ丼へ。
スープが沸騰したら麺を入れ、解凍してほぐれたら丼に入れます。

醤油タレ&鶏油を煮込まないからか、濃厚な醤油と鶏脂感。
それに昆布と思われる旨味が濃い目に効いて、清湯でもパンチあります。

麺は「飯田商店」らしいニュルっとした細麺。
太いスープに細麺は相性が良く、値段以上の旨さに感じます。

先日のファミリーマート「トイ・ボックス」チルド麺も鶏油を別添にしてましたが、それ同様にクッキリとした旨さ。
冷凍茹で麺だからこそベストな茹で加減になっており、お店で出したら騙せるレベルの醤油ラーメンでした。
全国のセブンイレブンで11月1日発売となった「中華蕎麦とみ田監修 濃厚豚骨魚介つけ麺」745円。
カップ麺や「豚ラーメン」などのヒット商品に次ぐセブン「とみ田」新作です。

セブンの「冷やしつけ麺」は12年続けて夏に販売していますが、通常のつけ麺は初でしょうか。
とみ田公式twitterでは

「数年の構想を経て完成したクオリティの高い商品です。
是非ご賞味くださいませ。

個人的に過去1番の出来です。
何卒。」

とまで言ってます。

プラ容器には麺、2種のチャーシュー、麺用ほぐし水。
つけ汁の容器が別になっていて、つけ汁だけレンジで温めます。

麺は全粒粉入りのちぢれた極太麺。
ほぐし水でしっかりほぐし、チャーシューを乗せ、温めたつけ汁を添えれば完成です。

極太麺はそのまま食べるとモッチリで全粒粉の香ばしい風味。
熱々のつけ汁に浸けるとモッチリ感がより増します。

つけ汁は本店仕様の様な茶色で、濃厚かつパンチのある味わい。
動物系、魚介ともに強いですが、「冷やしつけ麺」より魚介の尖りが抑えられている気もします。

茹で麺なのでコシこそありませんが、モチモチ感は素晴らしい。
トロリとしたつけ汁が良く絡み、麺とつけ汁のバランスはこのまま「つけ博」に出せるレベルに思えます。

チャーシューは肩ロースとモモの2種。
薄切りでハムに近いですが、柔らか仕上げになっていて食感良いです。

つけ汁の中にはメンマ2本。
クニクニタイプではなくザクザク食感なのもこだわりを感じます。

なお、つけ汁は結構余るので、足りない方は白飯おにぎり投入でも良さそう。
値段は少し高めでも、下手なチェーン店で食べるより相当満足度高い「つけ麺」です。

本店でも全粒粉入り麺をやっているし、つけ汁の色からも本店仕様をイメージでしょうか。
先日の「トイ・ボックス監修醤油ラーメン」もそうですが、今のコンビニ麺の技術凄いと思います。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

7位

らぁ麺やまぐち (面影橋、西早稲田、早稲田(都電) / ラーメン、つけ麺)

9回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2023/12訪問 2023/12/14

TV「倒せ!! ドリームチーム」企画ラーメンが12/14~20まで限定提供 「麵屋一燈」コラボ「極みしじみらぁ麺」

間もなく11周年を迎える西早稲田の名店「らぁ麺 やまぐち」。
12月14日(木)から12月20日(水)まで限定「麵屋一燈」コラボ「極みしじみらぁ麺」1380円を販売しています。

これはTV番組「倒せ!! ドリームチーム」で作ったラーメンで、ドリームチームは以下の3店。

「焼きあご塩らー麺 たかはし」※スープ担当
「麺屋一燈」※麺担当
「饗 くろ㐂」※具材担当

そこで「たかはし」の料理長も務める「らぁ麺やまぐち」と「麺屋一燈」がそれぞれのお店で提供するという企画。
※「くろ㐂」は移転直後のため残念ながら不参加。
麺は「一燈」、地鶏スープとタレ、油は「やまぐち」で、それ以外は各店舗が独自にアレンジします。

限定「麵屋一燈」コラボ「極みしじみらぁ麺」1380円
白い丼には澄んだ美しい黄金スープ
チャーシューや太メンマ、春菊、ドライトマト、レンコンチップと彩り良いです。

スープはまず「やまぐち」らしい地鶏に鶏油のリッチな甘み。
そして「しじみ」の優しく滋味深い出汁が染み渡ります。

奥深く「和」も感じるテイストで、大げさではなく「レンゲが止まらない」旨さ。
ガツンとした主張では無くも濃密で、あと引く余韻がとても贅沢です。

麺は「麵屋一燈」による「心の味製麺」のストレート中太麺。
密度が濃く食べ応えがあり、後半はモチモチ感もアップします。

レンコンチップや春菊、ドライトマトと言った個性的な具材もアクセント。
春菊の下には茄子も潜んでいます。

スモーキーな焼豚も美味しいものの、これは「やまぐち」で通常使用しているチャーシューとのこと。
しばらくデフォを食べていませんが、久々に食べたくなるレベルの焼豚です。

最近は「貝出汁ラーメン」が多くても、山口店主が作る一杯はさすがの旨さ。
「麵屋一燈」との食べ比べも面白いと思います。
今年1月8日に10周年を迎えた西早稲田「らぁ麺 やまぐち」。
今も続く都内の鶏清湯ブームを創り出した先駆者であり、ミシュランやTRYなど数々の賞に輝く名店です。

その10周年記念日である1月8日(日)は限定ラーメンによる特別営業。
150食限定とあり、開店前から大行列となりました。

この日のメニューは以下の2種。

「搾りたて三年熟成生しょうゆラーメン」2700円
「搾りたて三年熟成生しょうゆラーメン+会津地鶏の油そば付き」3500円

厨房では山口店主がメインで調理。
ちなみに店内入ってすぐ右上の壁には創業時(道挟んで斜め向かい)の看板が飾られています。

「搾りたて三年熟成生しょうゆラーメン+会津地鶏の油そば付き」3500円
「搾りたて三年熟成生しょうゆラーメン」はこの日の為に作られた有田焼特製丼に大判チャーシュー、太メンマ、芽ねぎ。
油そばはラーメンを食べ終えてしばらくすると提供されるシステムです。

スープは一口目から明確に超リッチな醤油の旨味で余韻の持続も長め。
当日の朝搾った森田醤油「三年熟成生しょうゆ」とのことで、しょっぱさやキレではなく目が覚めるほど鮮やかです。

出汁はガラより丸鶏多めの会津地鶏100%とのことで、スッキリ上品。
レギュラーは価格的に銘柄鶏と会津地鶏のブレンドらしいので、こちらも贅沢です。

麺は京都「麺屋棣鄂(ていがく)」 限定特注麺。
しっかり茹で上げた平打ちの中太麺はモッチモチで香りも良く、鶏油を纏うと極上です。

大判チャーシューは縁が赤いスモーキーな大判肩ロース薄切り。
スモーキーなのにフワフワな肉質はチャーシュー増ししたくなるほど旨いです。

「会津地鶏の油そば」
一拍置いて提供される油そば。
鶏油とタレを纏った麺、薄切りチャーシュー、大根おろし、芽ねぎと美しいです。

「油そば」でも汁気があり、こちらは醤油強すぎず鶏油のまろやかさが主役。
鶏油でも上品で軽く、ラーメン同様150gの麺もスルスル無くなります。

派手な乗せモノや分かりやすい高級食材を使用せず、いつものラーメンを超贅沢に作った2品。
山口店主の技術とこだわりが詰まっていて、見た目以上に特別感あります。

日陰で数時間の行列と過酷でしたが、誰もが間違いなく並んで良かったと思える10周年限定。
鶏醤油でこれほど差別化出来るのも凄いし、しっかり刻まれました。
ミシュランビブグルマンの常連「らぁ麺 やまぐち」。
コロナ緊急宣言を受けお店の営業は時間短縮となり、4/20(月)からは通販サイトも運用開始してます。
https://ramen-yamaguchi.raku-uru.jp/

現在は「鶏そば」「スタミナまぜそば」「麻辣まぜそば」を販売中ですが、人気ですぐ売り切れに。
再販開始は公式twitterにて告知されます。
https://twitter.com/nyamio

今回は「鶏そば 2食セット」2,052円を注文。
送料930円、クール手数料220円となり、合計3,202円です。

関東の場合注文翌日には発想され、注文から2日で到着。
冷凍の麺、スープ、作り方が梱包されてます。

他の冷凍麺同様、スープを湯煎して麺を茹で完成。
具は入ってないので、三つ葉と鶏団子だけ加えました。

スープは丼に注いだ時点から芳醇な鶏の良い香り。
醤油も立っていて、スッキリとした中に鶏と醤油の旨味が詰まってます。

麺はやや平打ちのストレート中細麺。
モチモチとして食べごたえがあり、美味しい麺です。

今回は見栄えのために三つ葉等加えましたが、スープと麺だけで満足できる一杯。
ちなみに、お店では具無しの「かけそば」も提供しているほどです。

「やまぐち」は今まで通販を行っていなかったので、この本格的な「鶏そば」が家でいただけるのは素晴らしい。
また、「比内地鶏と煮干の中華そば」「麦の香つけ麺」など通販のみの限定商品も積極的に販売してます。
お店では頻繁に限定をやる訳ではないのですぐ売り切れてしまいますが、今後もチェックしていきたいです。
早稲田の行列店「らぁ麺 やまぐち」。
「鶏そば」が看板メニューのお店で不定期に限定メニューも提供しています。

「鶏そば」同様淡麗系の限定がメインですが、今回の限定はなんと「スタミナまぜそば」850円。
2月一杯までの提供で、オプションとして「生たまご」70円、「大ライス」150円もあります。

丼には豚バラ、ニラ、刻みニンニク、背脂に塊背脂まで。

「よく混ぜてお召し上がりください」

とのことです。

太麺の下には「まぜそば」にしては多めのタレ。
このタレにコクとパンチがあり、中毒性高い「ショッパ旨」です。

愛知県のたまり醤油とのことで、玉ねぎやニンニクも煮詰められて香ばしくジャンク。
背脂のおかげで太麺に良く絡み、卑怯なくらいな病みつきになります。

ショッパ旨いので、オプションの生玉子はかなり合いそう。
また、刻みニンニクはデフォで載ってくるので、要らない場合は食券を渡すときに伝えた方が良いです。

背脂はあるも豚骨スープでは無いので、それほど重すぎではありません。
「やまぐち」とは思えない力技で箸が止まらなくなり、一気に完食してしまいました。

タレは結構余るので、余裕があるならライスもかなり良さそう。
最近流行りの「スタミナ」系ですが、タレに「やまぐち」ならではの粋なテクを感じました。
疲れも吹っ飛ぶ一杯だと思います。
ミシュランビブグルマン等各賞を受賞する名店「らぁ麺 やまぐち」。
令和2年の1月1日は元旦特別営業となりました。

提供するのは「ラーメン+料理+ワイン」2800円で約80食限定。
ラーメン単品は無く、そのほか「鯛めし」250円に「ワイン」800円もあります。

初の元旦特別営業はカウンター8席に絞り、山口店主と助手の2名体制。
店内待ちもさせず、JAZZが流れるリッチな空間を堪能させます。

ワインは魚介に合わせたフランスのサンセール。
まずはリンゴのクリームチーズ和え、会津地鶏の茶碗蒸しウニのせが提供されます。

サッパリ甘いリンゴはシャキシャキ。
レンゲに乗った茶碗蒸しはウニも乗りますが、茶碗蒸しそのものがとても濃厚です。

続いて真鯛の昆布締め。
昆布の味がしっかり移った真鯛はモチモチの食感です。

沖縄の塩とワサビでいただくと、下手な寿司店より贅沢な旨さ。
ラーメン店が作ったとは思えない一品です。

〆のラーメンは「会津地鶏と真鯛のかけそば」。
カマボコに芽ネギのみのラーメンは、まさかの白湯スープです。

かすかにトロリとして、地鶏と真鯛の旨味が濃密。
材料を贅沢に使っているのは間違いなく、掛け算の旨さだと思います。

「やまぐち」と言えば地鶏の醤油清湯ですが、今回は白湯の塩。
しかしパンチあるスープで、いかにも正月らしい特別感があります。

モチモチの麺もスープと相性抜群。
「かけラーメン」と思えない重厚な一杯です。

「やまぐち」は季節の限定をやるものの、今回の様なコース仕立ては初めて。
いつもと違う山口店主の引き出しを堪能でき、記憶に残る新年麺初めでした。
早稲田のミシュランビブグルマン皆勤賞「らぁ麺 やまぐち」。
「鶏そば」が看板メニューのお店ですが、7月3日(水)から夏季限定「地鶏と山椒の冷しらーめん」1300円が始まってます。

冷蔵庫でキンキンに冷えた丼に冷えたスープ。
茹でた後に氷水で冷やした麺に具を載せ、山椒オイル、山椒を散らして完成です。

スープは地鶏に羅臼昆布出汁でほのかなトロミ。
「冷やし」でも旨味しっかりのスープに山椒のアクセントが光ります。

具は豪勢に鴨ロース3枚。
この鴨ロースが冷やしでも柔らかく旨いです。

鴨特有のクセは押さえられ、それでいて鶏と違う野趣な味わい。
冷やしでも脂身が硬くなく、さすがの仕上がりです。

オクラに細切りのネギ、ミョウガ、カイワレが清涼感。
鴨の上に載ったぶどう山椒もアクセントになってます。

夏らしく爽やかで、「冷やし」でもしっかり食べごたえ。
「やまぐち」は毎夏違う「冷やし」を出すのですが、今年も旨いです。

なお、限定と言ってもレギュラーの地鶏スープに羅臼昆布出汁。
営業中にも仕込めるため、数は結構あるそうです。

また、先日の「トイ・ボックス」に続き、券売機には「ラーメン侍」のステッカー。
youtubeで今週か来週金曜に配信予定とのことで、こちらも凄く楽しみです。
昨年9月、旧店舗向かいに移転した「らぁ麺 やまぐち」。
ミシュランビブグルマンに掲載され続ける名店です。

2月6日(水)から冬季限定「牡蠣の塩そば」1300円がスタート。
移転してからは初の本格的な限定で、20食ほどの限定だそうです。

「少々お時間かかります」

とのことで、厨房には山口店主ほか2名のスタッフ。
澄んだスープに大きな牡蠣、スプラウトなどが乗った一杯が登場です。

スープを飲んでみると、牡蠣の滋味溢れる旨さにフワッと鶏。
パンチでは無く上品なお出汁で、塩ダレがキリッと味を締めてます。

一杯に付き牡蠣5個分の出汁が入っているそうですが、クセはありません。
贅沢に染み渡る旨さで、羅臼昆布による奥行きも深いです。

麺は「はるゆたか」を使用した特製の細麺。
ムチムチで食べ応えがあり、小麦の香りも良いです。

具の牡蠣はプリッとしてレア。
こちらは牡蠣の旨さと甘さがダイレクトに伝わってきます。

牡蠣の身も美味しいですが、雑味無くどこまでも深いスープが最高。
派手さでは無く、素材の旨さを究極に上品に引き出したアダルティな一杯だと思います。
こく今年の9月、道路を挟んだ斜め向かいに移転した「らぁ麺 やまぐち」。
以前よりオシャレ感が増し、山口店主の調理を間近で見られるようになったのが一番嬉しいです。

「やまぐち」の看板メニューは「鶏そば」。
しかし今回のお目当ては新作の「辛つけそば」。

「鶏つけそば」950円に「辛つけそば変更」100円の食券を買ってスタッフへ。
つけ汁は基本的に鶏ベースで、十数種類のスパイスを使用した自家製ラー油に五香粉的なものが加えられています。

麺は平打で粘度の低い昆布水に浸かっており、その上に豚チャーシュー2枚と太メンマ2本。
つけ汁は赤黒く、ネギとゴマが浮いてます。

麺をつけ汁に浸けていただいてみると、軽くむせそうになるくらい辛め。
そしてただ辛いのでは無く、スパイスが複雑に配合されていて本格的に旨いです。

四川などの辛い中華料理に負けないくらいのリッチな辛さ。
唇がほのかにビリビリしてきます。

山口店主は辛い料理が好きで麻婆麺の「やまぐち 辣式」をオープンさせるほど。
なので必ず美味しいと思っていましたが、予想以上に高級感ある辛旨です。

そして国産肩ロースのチャーシューもしっとり美味。
太メンマもクセ無く好みです。

最後は麺の丼に入った昆布水を入れてスープ割り。
麺を浸けて食べる時よりも鶏の旨味を感じ、止められなくなります。

ただ辛いパンチでは無く、スパイスの配合が素晴らしい「辛つけそば」。
寒い季節に身体が温まりそうです。
ミシュランビブグルマンを始め、数々の受賞歴がある名店「らぁ麺 やまぐち」。
西早稲田の地で5年半以上行列を作ってきましたが、このたび移転となりました。

と言っても場所はすぐ近くで、旧店舗から大通りを挟んで斜め右向かい。
9月7日(金)から新店舗での営業を開始し、旧店舗は早くも看板が外されています。

新しいお店は奥行きがあり、コの字だったカウンターは一列に11席。
そのほか2人用のテーブルが一つあり、店内には待ち席も5席あります。

メニューは変わらずに「鶏そば」と「鶏つけそば」。
「ロースト豚丼」にはミニが加わり、鶏そばとのセットは「ミニ豚丼」になってます。

注文は「鶏そば」880円。
以前は奥まっていた厨房もカウンターの向こう側になり、山口店主の調理が全て見えます。

キレイな色のスープに豚チャーシュー2枚、太メンマ、カイワレ。
盛り付けはちょっとだけ変わりましたが、卓上の説明によればスープ、チャーシューも変わっているようです。

スープは最初口当たりが軽いものの、そのあと口の中に広がる芳醇な旨さ。
会津地鶏、山水地鶏丸鶏、吉備鶏のガラなどの鶏スープに羅臼昆布だしとのこと。

ハッキリと「昆布」が分かる訳ではありませんが、永遠に続きそうな出汁の旨味はそれでしょう。
上品なのに薄くは無く、かといって太すぎない華麗なスープ。

なお、「やまぐち」は2017年2月に大幅ブラッシュアップをして、鶏が炸裂するスープになりました。
そのスープで「鶏そば」を4回食べましたが、また更に旨くなってます。

以前はもっと「鶏」が強調された厚いスープでしたが、今回はよりハイブリッドに。
正直、前のスープが到達点に近いと思っていたので驚きです。

麺は国産小麦を使用した「麺屋棣鄂(ていがく)」製。
平打ちの中太麺で小麦が詰まっており、モチモチと食べ応えある麺です。

そして豚チャーシューは今回から国産豚の肩ロースに変更。
薄切りが2枚ですが、さすが国産豚と思える美味しさと存在感です。

なお、鶏チャーシューはデフォには入らなくなりました。
「特製鶏そば」1200円には大山鶏低温調理2枚、鶏ワンタン、味玉が加わります。

50円値上がりしましたが、圧倒的にオンリーワンの旨さ。
開店から5年以上経って、まだ美味しくなるのは凄いと思います。
近いうちに特製をいただきたいですが、新チャーシューの「ロースト豚丼」も美味しそうで悩みます。

  • 限定「麵屋一燈」コラボ「極みしじみらぁ麺」1380円
  • 限定「麵屋一燈」コラボ「極みしじみらぁ麺」1380円
  • (説明なし)

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8位

中華そば 深緑 (高坂 / ラーメン)

11回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2025/04訪問 2025/04/21

百名店かつTRY「しょうゆ名店」2位 出汁素材の一体感にもろみポークヒレが極上な「白出汁 もろみポークバラ・ヒレ」

東松山の百名店にしてTRYラーメン大賞「名店 しょうゆ」2位の「中華そば 深緑」。
埼玉No.1ラーメン店「中華そば 四つ葉」のセカンドブランドとして2020年にオープンしています。

場所はどの駅からも遠く、駐車場は30台分。
現在は記帳制となっており、朝10時からオープンしています。

メニューは変わらず以下の4種。

「黒出汁 もろみポーク2種」1650円
「白出汁 もろみポーク2種」1650円
「羅臼昆布と鮭節の中華そば もろみポーク2種」1750円
「極上かつお節の中華そば もろみポーク2種」1750円

もろみポークは3種から選ぶことができ、この日はバラ、ロース、ヒレでした。

店内はカウンターのみ8席の落ち着いた空間。
スタッフ3名でラーメンの調理は岩本店主が行っています。

「白出汁 もろみポークバラ・ヒレ」1650円
もろみポーク2種に知床鳥で豪華な肉類。
それにメンマ、青菜お浸し、小田原籠清の無添加なるとです。

スープは優しく上品で、ストレスなく染みわたる濃密な出汁の旨さ。
豚骨、牛骨、地鶏に貝、魚介、野菜と多種の素材を使用していますが、中華の上湯の様に一体となってます。

「白出汁」を食べるのは2年半ぶりで以前は様々な素材を複雑に感じたものの、今は絶妙な一体感と丸みに昇華。
押しつけがましくないオンリーワンの味わいになり、高級中華料理の「上湯(シャンタン)」の様に店名通りかなり「深く」なっています。

麺は自家製のストレート細麺。
極細でもモチモチで存在感があり、スープに良くマッチしています。

もろみポークは開店当初から旨いのですが、今回初めて見たのが「ヒレ」。
1センチ以上の厚さにカットされたものが2ケ入っています。

このヒレを食べてみると、サックリ噛み切れてフワリと上質な赤身の旨味。
「成蔵」「TONKATSU KEITA 」と言った高級とんかつ店レベルの旨さです。

もろみポークを一頭買いしているから出せる数少ない「棒ヒレ」だそうで、あれば迷わず注文必至。
大判のバラに知床鳥ももちろん美味しいです。

創業時からメニューは変わらずも、今の「白出汁」は貫禄というより熟成。
キレを求めるなら「黒出汁」「極上かつお節の中華そば」と思いますが、「白出汁」は穏やかに極上です。
 
お土産用に仕込んだ焼き豚で絶品なので、こちらもあればマストです。
お土産用に仕込んだ焼き豚なので、こちらもあればマストです。
間もなく3周年を迎える東松山の食べログ百名店「中華そば 深緑」。
先日10周年を迎えた名店「中華そば 四つ葉」セカンドブランドです。

レギュラー4種での営業は変わらずですが、この夏は新作をリリース。
1日6食限定「鰹のぶっかけ」1400円です。

「鰹のぶっかけ」1400円
涼しげなガラスの器に削りたて鰹節がどっさり。
あらかじめ「追い飯」のサービスも付いてきます。

鰹節をよけてみると、3種の豚鶏チャーシューに太メンマ。
それにとろろ、大根おろし、青海苔、ミョウガ、大葉と薬味が乗って豪勢です。

麺は冷製スープに浸っているので、まずは麺とスープだけで。
モチモチとしてコシもあり、極細で長い麺なのでスープを良く拾います。

レギュラーの自家製麺を長めに茹でて〆ているそうですが、結構違う印象。
とろろや大根おろしも良く絡み、良く合います。

スープは「極上かつお節の中華そば」をベースに昆布、鶏などをブレンド。
醤油ダレやオイルも良く、ただの「めんつゆ」とは違うリッチなコクと深みがあります。

チャーシューは冷製用に極薄に切られたもろみポーク。
知床鶏のモモも、冷えてザクザク感が増した太メンマも美味しいです。

最後は鰹節で旨味が増したスープの残りやトロロを追い飯の上に。
ちなみに追い飯には刻み油揚げ、梅ペーストが添えられています。

良く混ぜていただくと、麺で食べるのとまた違った美味しさ。
見た目以上に上品で「和」な〆となり、満足度相当高いです。

煮干しは使っていませんが、とろろや追い飯は「麺処ほん田」の「ニボコン(煮干し昆布水冷麺)」に近い一杯。
さすが岩本店主と思わせるバランスと食材の良さを感じる「涼麺」でした。
9月24日に2周年を迎えた「中華そば 深緑」。
埼玉を代表する名店「中華そば 四つ葉」2号店です。

変則営業となっており、土日の営業や夜営業は公式twitterにて月ごとにお知らせ。
この日は元々休み予定の日に臨時営業でしたが、それでも行列が出来る人気店です。

価格改定はありましたが、メニューは変わらず以下の4品。

「黒出汁 知床鶏もも もろみポーク2枚」1400円
「白出汁 知床鶏もも もろみポーク2枚」1400円
「羅臼昆布と鮭節の中華そば 知床鶏もも もろみポーク2枚」1400円
「極上かつお節の中華そば 知床鶏もも もろみポーク2枚」1400円

もろみポークはロース、バラ、肩ロースの3種から選べます。

「白出汁 もろみポークロース&バラ」1400円
丼を覆いつくす大判のもろみポーク2種に知床鶏もも。
太メンマに青菜お浸し、なると、白髪ネギが中央に立体的に盛られています。

スープはまず明確に貝の旨味。
それから動物や野菜などの太いお出汁が染み渡ります。

多様な出汁素材を用いても、以前よりベクトルがより定まった味わい。
清湯でも上品かつ濃密に旨味が抽出され、オープン当初しか食べてない方は驚くレベルだと思います。

麺は自家製のストレート細麺。
適度にコシがあり、後半はモチモチに食感が変化していきます。

大判のもろみポークロースは肉そのものの旨味があり、バラは上質な脂身が贅沢感。
知床鶏もも含め、チャーシューはオープン当初から変わらず高いクオリティを保っています。

出汁の染みた太メンマに青菜お浸しも丁寧な仕事っぷり。
飾りではなく具として厚く切られた無添加なるとも美味しいです。

清湯ラーメンも数多くありますが、「深緑」の「白出汁」はどこにも似ていないオリジナリティ。
素材や調理にこだわった美しいラーメンでも、万人に受けるであろう一杯に思えます。

また、冷凍ラーメンや「もろみポーク切り落とし」などお土産も多数。
最近は岩中豚のシキンボを数量限定で販売することもあり公式twitterにて告知されます。

「飯田商店」「Ramen FeeL」も使用するシキンボは好きな部位なので、もちろん購入。
1本400gオーバーで1500円とかなりお得です。

シキンボは繊維を感じないほど柔らかく仕込まれ、脂身もサクサク。
適度な下味も付いていて、そのままで相当旨いです。

例えるならば、チャーシューに定評がある「末廣家」の持ち帰りチャーシューに近い感じ。
昔から岩本店主は肉の処理に長けていましたが、シキンボも半端なく旨いです。

なお、「四つ葉」で4年間修業したスタッフが奈良県天理市に「らぁ麺せんいち」をオープン。
本店や催事で頑張っている姿を知っているので、いずれ伺いたいと思います。
関西で生まれ、全国でラーメン企画等を行う「らの道」。
今年5月で10周年を迎え、「らの道 DECADE」として以下のイベント営業を行いました。

7月17日(日)開催店:麦苗
Homemade Ramen 麦苗×和 dining 清乃

7月18日(祝)開催店:中華そば 深緑
中華そば 四つ葉×鉢ノ葦葉

ともに前売りシステムですぐ完売。
僕は「四つ葉」2号店「中華そば 深緑」にて開催の「中華そば 四つ葉×鉢ノ葦葉」を予約して伺いました。

開店時には「四つ葉」店主、「鉢ノ葦葉」店主から挨拶。
お手伝いに名古屋「らぁ麺 紫陽花(あじさい)」店主も来ています。

「らの道 DECADE 中華そば 四つ葉×鉢ノ葦葉」<混血>2500円
店頭には40種類近い「本日の使用食材」。
商品が提供されるたび、丁寧に説明が入ります。

・前菜
グラスに入った冷製ラーメン仕立ての前菜。
カボチャを細切りにして麺に見立て、具材は熊野地鶏ささみ、ミョウガ、スイカです。

冷製スープはローストトマトから取った出汁。
身は使わない贅沢さで旨味と清涼感が広がります。

・肉プレート
TOKYO-Xバラグリル×2、熊野地鶏モモグリル×2、熊野地鶏ムネ肉低温調理。
それに夏野菜と乾燥メンマのピクルス仕立てです。

厚みあるTOKYO-Xバラは下味しっかりでジューシーで抜群の旨さ。
「四つ葉」岩本店主が提供前に炙っているので、贅沢に甘い脂身も余すことなく堪能できます。

熊野地鶏モモも負けじと旨味が濃く、ブリンブリンな強い弾力が最高の「肉喰ってる」感。
乾燥メンマは厚くザクザクでズッキーニ等も味が染みてアクセントになります。

・ラーメン
丼の右に「鉢ノ葦葉」店主が打った細麺、左に「四つ葉」店主が打った手揉み太麺。
中央に「ひもかわうどん」の様な幅広の麺が一本乗ってワンタン1個が添えられ、薬味は無しです。

スープは地鶏を中心とした動物清湯に魚介の深くあと引く味わい。
出汁のリッチな旨味にキュッと塩のミネラル感が光り、後半はより太い味になっていきます。

細麺はシコシコとしてのど越し良し。
太麺はコシとモチモチが同居して食べ応えがあり、麺の違いが楽しいです。

幅広の麺は一般に出回らない「北海道旭川産もち大麦全粒粉」を使用し、手揉み麺より更にモチモチ食感。
肉の旨味が濃いワンタンは、1個でも十分存在感あります。

・デザート
「紫陽花」店主が担当したミルクジェラート。
なんと熊野地鶏スープに熊野地鶏低温調理も使用しています。

ミルクの甘さに柑橘の酸味、桃などが効いてキリっとしたジェラート。
ゴロゴロと熊野地鶏低温調理も入っているのですが、言われなければ恐らく分かりません。

そして、その熊野地鶏が口内で溶けていくと出汁の旨味。
これが最後に凄く面白い仕掛けで、「紫陽花」店主さんも鶏でデザートを作ったのは初めてだそうです。

追いの贅沢「北海道産のウニといくらの海苔巻き」400円
こちらはお店で「本日のにぎり」を提供する「四つ葉」担当でしょうか。
四つ切海苔に一口ご飯、大葉、ウニ、いくらが美しくのってます。

北海道産ウニは粒が美しく、いくらもグッド。
これで400円は恐らく採算度外視だと思います。

1年前に「ソラノイロ」10周年コラボで食べたのが「鉢ノ葦葉」の初体験。
その時も驚きましたが、今回は余裕でそれを超えてくる見事な食材に味のベクトルの多様さです。

開店時の挨拶で「鉢ノ葦葉」店主が

「『美味しいって何だろう』を考えて食べて欲しいです」

と言っていたのが印象的で、実際食べてみると手の込んだ多様な世界観に驚かされます。

一人ひとり見て食事が終わるまでデザート提供を待ったり、卓上のお茶が伊勢かぶせ茶だったり心が豊かになる「おもてなし」。
大げさではなく、死ぬ間際まで覚えていそうなラーメン体験でした。
先日1周年を迎えた「中華そば 四つ葉」2号店「中華そば 深緑」。
TRYラーメン大賞2021-2022では「FeeL」を抑え新人「しょう油」1位、「総合」2位となっています。

基本は平日昼営業とハードル高いですが、日によって夜営業や土日営業も。
今月は今後、26日(日)昼に営業予定となっています。

メニューは変わらず以下の4種。

「黒出汁」
「白出汁」
「極上かつお節の中華そば」
「羅臼昆布と鮭節の中華そば」

全てのメニューで「もろみポーク」がバラ、ロース、肩ロースの3種から選択可。
豚1枚 1100円、豚2枚 1300円、豚3枚1500円となります。

「黒出汁 もろみポーク2枚(ロース・肩ロース)」1300円
全メニュー食べていますが、今回はTRY「しょう油」1位のこちらに。
2種の豚チャーシューに知床鶏、太メンマ、青菜、ナルトと「特製」の様な豪華さです。

スープは動物系を中心に貝など様々な素材が溶けあった旨味。
そこに余韻と深みのある醤油のブレンドがキッチリハマり、リッチさも生み出しています。

開店当初は「白出汁」の方が出汁の旨味が感じられ、「黒出汁」は醤油と出汁がそれぞれになっていた印象。
しかし、今の「黒出汁」は出汁の旨味のベクトル、醤油との融合がアップしています。

麺は自家製のストレート細麺。
こちらも「飯田商店」ライクなニュルっとした細麺から変わり、存在感と小麦の香りが増しています。

ロースと肩ロースはどちらも大判で丼を覆いつくすほど。
肉の旨味がしっかり感じられ、モッチリな知床鶏も旨いです。

「極上かつお節の中華そば もろみポーク1枚(ロース)」1100円
息子が大好きな一杯。
提供直後に削りたての指宿産一本釣り本枯れ節が乗せられる演出が憎いです。

「黒出汁」とは全くスープの構成が異なり、ベースは「四つ葉」地鶏に手火山かつお節、羅臼昆布、鯛など。
そのままでも旨いですが、本枯れ節が溶け出すとキレキレな旨さになります。

「四つ葉」岩本店主が仕込んで厨房に立つので、開店当初から相当高いクオリティ。
しかし、勉強熱心な店主の知識と経験が増し、予想以上にレベルアップしていると思います。

「中華そば 四つ葉」は埼玉を代表するラーメン店になったと思っていますが、「深緑」は更に大きなステージに向かいそう。
一杯のラーメンが育つさまを見守っていけるのも、食べ歩きの醍醐味だと思います。
「中華そば 四つ葉」のセカンドブランド「中華そば 深緑(ふかみどり)」。
岩本店主が厨房に立ち、厳選素材に自家製麺とよりハイエンドな一杯を提供するお店です。

場所は東松山ですが、どの駅からも遠く駐車場多数。
現在は記帳制になっており、10分ごと4人で回転しています。

基本メニューは以下の4品。

「黒出汁」1100円
「白出汁」1100円
「羅臼昆布と鮭節の中華そば」1100円
「極上かつお節の中華そば」1100円

この夏から新たに限定「マイヤーレモンの冷やし中華」1100円が追加。
冷凍お土産のみで提供していたメニューが、初めて店舗提供となっています。

「マイヤーレモンの冷やし中華」1100円
チャーシュー、出汁巻き玉子、オニオンスライスなど具沢山でスープは別容器。
「四つ葉」でも提供していますが、こちらは具が豪華仕様で自家製麺(「四つ葉」の麺は大成食品)です。

スープはお酢不使用でマイヤーレモン果汁に地鶏スープなど。
まろやかでほのかな柑橘感が夏にピッタリな味わいです。

お土産の冷凍「マイヤーレモンの冷やし中華」と違い、より丸みある旨さ。
〆られてシコシコ食感の自家製麺と相性抜群です。

チャーシューはもろみポークロース2枚に知床鶏ももロール。
どちらも冷製でもしっとり柔らかく旨いです。

肉も旨いですが、驚いたのが厚切りの出汁巻き玉子。
フワッとしてきめ細かく、この一品でつまみとして金が取れる秀逸な出汁巻き玉子です。

オニオンスライスもしっかり水にさらされて嫌な辛味は一切無し。
夏にピッタリの贅沢な涼麺です。

「極上かつお節の中華そば」1100円
こちらは提供されてから目の前でかつお節を丼に。
指宿産一本釣りの本枯れ節です。

ベースのスープで充分旨いのですが、かつお節が溶けていくとより増していくキレ。
ニュルっとした自家製麺との相性も最高です。

チャーシュー(ロースを選択)に出汁の効いたメンマなど具も文句の付けようが無し。
「深緑」だけでなく「四つ葉」も合わせた全メニューの中で一番キレがある一杯だと思います。

限定だけでなく、レギュラーの中華そばも極上なお店。
なお、7月31日から8月22日まで安比高原リゾートで「マイヤーレモンの冷やし中華」提供予定です。
東松山に2020年9月オープンした「中華そば 深緑(ふかみどり)」。
川島町「中華そば 四つ葉」の2号店で岩本店主が調理するお店です。

場所はどの駅からも遠く、駐車場は約30台ほど。
基本は平日昼のみ営業となっています。

しかし土日営業を行うこともあり、その場合は公式twitterにて告知。
ちなみに今年の5月2日(日)~5日(水・祝)はGWですが、営業予定となってます。

メニューは以下の4種。

「黒出汁」
「白出汁」
「羅臼昆布と鮭節の中華そば」
「極上かつお節の中華そば」

チャーシューは熊本「もろみポーク」でバラ、ロース、肩ロースの3種。
券売機にはチャーシュー1枚からあり、お店のオススメは2種(バラ&ロース)です。

「白出汁 もろみポーク2枚(バラ&ロース)」1300円
チャーシューはもろみポークのほか「知床鶏もも」も。
太メンマに青菜お浸し、厚い無添加なると等具沢山です。

スープは優しく丸みがあり、リッチにお出汁。
全メニューの中で一番お出汁中心の構成です。

食べる度にちょっと味が違っていて、いまだ進化中。
最初に貝を感じるものの、他の食材は絶妙にブレンドされて深く余韻もある味わいです。

「四つ葉」と一番違うのは自家製麺。
しなやかでモチモチなストレート麺は相当レベル高いです。

もろみポークはバラもロースも大きめ。
肉そのものの旨さを活かした調理になっています。

鰹出汁の染みた太メンマなど具も全て秀逸。
5度目の訪問になりますが、いまだに食べている時の興奮が抑えられません。

「中華そば 四つ葉」ももちろん旨いものの、こちらは厳選された素材を堪能できる一杯。
わざわざ遠征する価値が十分あるお店だと思います。
東松山に2020年9月オープンした「中華そば 深緑(ふかみどり)」。
「ラーメンWalker埼玉」殿堂入りの名店「中華そば 四つ葉」のセカンドブランドです。

基本は土日休みなのですが、まれに土日営業もあるので公式twitterを要確認。
3月は14日(日)・27日(土)が営業予定となってます。

駅からは遠いですが、お店向かって右側に駐車場が増設され30台近く駐車可能。
また、混雑時は記帳して指定時間に戻るシステムになっており、車で待つことが出来ます。

メニューは以下の4種。

「黒出汁(知床鶏・もろみポーク1枚)」1100円
「白出汁(知床鶏・もろみポーク1枚)」1100円
「羅臼昆布と鮭節の中華そば(知床鶏・もろみポーク1枚)」1100円
「極上かつお節の中華そば(知床鶏・もろみポーク1枚)」1100円

なお、もろみポークはバラ、ロース、肩ロースの3種から1枚を選択。
2枚乗せは1300円、3枚乗せは1500円となります。

「極上かつお節の中華そば(知床鶏・もろみポーク2枚)」1300円
もろみポークはバラとロースを選択。
出来上がったラーメンに目の前で削りたて指宿産一本釣り本枯れ節が乗せられます。

スープはまろやかに濃密でかつお節の惹きのある味わい。
地鶏スープに手火山かつお節、羅臼昆布、鯛とのことでリッチなバランスです。

次第に本枯れ節の旨味が溶け出すことにより、香ばしさとキレを増していくスープ。
「深緑」メニューの中で一番パンチがあると思います。

麺は自家製のストレート細麺。
モチモチとして香りも良く、美味しい麺です。

もろみポークのバラにロースはどちらも大判。
ブランド豚だけあって肉そのものがジューシーで美味しく、特にバラがかなり好みです。

プリプリな知床鶏に出汁が染みた太メンマ、青菜お浸し、無添加ナルトなど副菜も手抜きなし。
素材や調理に値段以上の贅沢さを感じます。

なお、このメニューは「四つ葉」で提供したラーメンWalker限定「日本の極み出汁中華そば」がベース。
しかし、同じく「四つ葉」の限定であった「羅臼昆布と鮭節の中華そば」同様、どちらも「深緑Ver.」は格段に旨くなってます。

「黒出汁(知床鶏・もろみポーク1枚)」1100円
地鶏に貝、伊吹いりこ、野菜出汁を合わせた「深緑」の看板ニュー。
やさしくまろやかなお出汁で、この日は貝の旨味が良く出ていました。

プレオープンから通算4度目の訪問ですが、「黒出汁」は前より旨くなっている印象。
券売機には「限定」ボタンもあったりするので、今後の展開も非常に楽しみです。
「中華そば 四つ葉」のセカンドブランド「中華そば 深緑(ふかみどり)」。
東松山に2020年9月にオープンし、3度目の訪問となります。

普段は平日昼のみ営業なのですが、1月3日(日)・17日(日)・31日(日)は日曜営業も予定。
混雑している際は整理券になり、時間まで車の中で待てます。

メニューは過去の「四つ葉」の限定を「深」化させたもので、以下の4種。

「黒出汁」1100円
「白出汁」1100円
「羅臼昆布と鮭節の中華そば」1100円
「極上かつお節の中華そば」1100円

ちなみにチャーシューは熊本「もろみポーク」3種の部位(バラ、ロース、肩ロース)に「知床鶏もも」。
デフォはもろみポーク1種ですが、200円で追加することが出来ます。

「羅臼昆布と鮭節の中華そば(もろみポーク2枚)」1300円
お店オススメはもろみポーク2枚で、バラとロースを選択。
大判チャーシューで丼が埋め尽くされ、知床鶏モモ、太メンマ、青菜お浸し、なるとが乗ります。

スープは丸みがあり、口当たり優しくも太いお出汁。
羅臼産昆布に羅臼産鮭節、「四つ葉」地鶏スープとのことです。

まろやかでも出汁の旨味と余韻がオンリーワン。
過去に「小田急町田店」「横浜タカシマヤ」催事の限定メニューで提供されましたが、更に贅沢感を増していると思います。

麺はしなやかな自家製の細麺。
柔らかくモチモチでスープの持ち上げも良いです。

もろみポークのロースは味が染みた赤身がジューシー。
バラの脂身はベタベタせず甘みが広がります。

モッチリとした知床鶏モモもフレッシュ。
出汁の染みた太メンマ、青菜お浸しも丁寧な仕事です。

スープ、麺、具材のどれもが贅の極み。
肉タップリで満足度も相当高いです。

「黒出汁(ロース)」1100円
先日の「白出汁」同様に地鶏数種、貝数種、煮干し等贅沢なお出汁。
そこに華やかな醤油、鶏油が加わります。

出汁メインの「白出汁」よりはバランス型。
贅沢かつよりスタンダードな「醤油ラーメン」です。

「四つ葉」の「四つ葉そば」「蛤そば」も絶品ですが、「深緑」はまた別の旨さ。
交通の便は良くないものの、わざわざ行って後悔しないお店だと思います。
東松山に今年9月オープンした「中華そば 深緑(ふかみどり)」。
川島町の名店「中華そば 四つ葉」のセカンドブランドです。

場所は四つ葉から車で10分ほどののどかな場所。
お店向かって右に13台分の駐車場があります。

主なメニューは以下のとおり。

「黒出汁」1100円
「白出汁」1100円
「羅臼昆布と鮭節の中華そば」1100円
「極上かつお節の中華そば」1100円

「黒出汁」と「白出汁」は黒豚豚骨、地鶏数種、牡蠣、ハマグリ等貝、魚介、野菜等。
「羅臼昆布と鮭節の中華そば」は羅臼昆布、羅臼産酒無州×四つ葉の地鶏スープ。
「極上かつお節の中華そば」は手火山式かつお節、羅臼昆布、鯛×四つ葉の地鶏スープに指宿産本枯れ節。

どれも過去に「四つ葉」が限定で提供したラーメンがベース。
超豪華なラインナップとなっています。

店内は仕切りが付いたカウンター7席。
岩本店主が平ザルで湯切りして完成です。

「白出汁(もろみポーク2枚)」1300円
もろみポークはバラ、ロース、肩ロースから選択できバラとロースに。
知床鶏、太メンマ、青菜お浸し、なると、白髪ネギと具沢山です。

スープを飲んでみると、まろやかで厚みあるお出汁。
多彩な素材を使用しても全てが丸く収まり、他には無い味わいになっています。

プレオープン以来の訪問ですが、予想通り当時よりガラッとブラッシュアップ。
聞くと今は牛も使っているそうで、ホントに贅沢な出汁の余韻が素晴らしいです。

麺は自家製で、今は期間限定で「新麦 春よ恋」を使用。
モチモチとしてフレッシュ感のある美味しい麺です。

そして秀逸なのが熊本の「もろみポーク」。
ロースは丼を覆うほどの大判で赤身がシルキーです。

バラの脂もスッキリとしてしつこさが無く、それでいてジューシー。
「飯田商店」のチャーシューに匹敵するくらい美味しい豚肉で、知床鶏モモも肉の味が濃くて良いです。

太メンマには出汁が染みており、良質な鰹節の旨さ。
魚の味がちゃんとするナルトまで美味しいです。

スープ、具材、麺の全てにこだわりが感じられ、贅沢のオンパレード。
「四つ葉」レギュラーメニューとは違うリッチなテイストの素晴らしい一杯でした。

ちなみに土日祝は休みで平日のみ営業。
年末は12月30日まで営業予定です。
9月20日(日)にプレオープンとなった「中華そば 深緑(ふかみどり)」。
埼玉No.1ラーメン店「中華そば 四つ葉」の新ブランドです。

場所は東松山の物静かな通りの一戸建て。
先日まで「中華そば 四つ葉 東松山臨時店舗」として営業していた場所です。

ちなみにプレオープンはとりあえず9月20日(日)のみ。
10月に正式オープン予定となっており、詳細は公式twitterにて告知されます。
※9月24日(木)グランドオープン決定しました。

この日のメニューは以下のとおり。

「黒出汁」1100円
「白出汁」1100円

ともにチャーシューはもろみポークのバラorロースから選べます。

店内は落ち着いた雰囲気で広めのカウンター7席。
厨房では岩本店主が平ザルで湯切りを行っています。

「白出汁(ロース)」1100円
豚ロースチャーシューに鶏モモロール、太メンマ、青菜、白髪ネギ、ナルト。
丼は四つ葉と違う美しい丼です。

スープはハマグリ等の貝が前面に出た芳醇なお出汁。
地鶏やゲンコツ、貝や魚介等たくさんの出汁素材を使用しているとのことです。

全てのお出汁がまろやかに混ざり合い、優しくも上品かつリッチな味わい。
ストレスなく身体に染み渡り、最初よりも飲み進める度に旨くなっていきます。

麺は北海道産小麦の自家製麺。
しなやかで細ストレート麺はある時期の湯河原を思わせる美味しい麺です。

もろみポークのロースはしっとり柔らか。
シルキーな食感で美味しい豚です。

知床鶏モモ肉ロールもジューシーでグッド。
出汁の染みた太メンマもザックリ食感で良いです。

「黒出汁(バラ)」1100円
こちらは白髪ネギの代わりにざく切りのネギ。
丼も「白出汁」とは違います。

こちらのスープもまろやかで丸みあるリッチな旨味。
スープは同じだそうですが、不思議と「白出汁」ほど貝は感じません。

もろみポークのバラは大判で食べ応え十分。
脂身もジューシーで特別感あります。

どちらも「四つ葉」らしい味わいそのままに、スープ、麺、具の全てがグレードアップ。
パンチやキレではない厳選素材の贅沢な一杯です。

これが限定ではなくレギュラーメニューなのが凄い。
グランドオープンの際は少し変わるかも知れませんが、現時点で相当旨い一杯だと思います

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9位

ラーメン屋 トイ・ボックス (三ノ輪橋、三ノ輪、荒川一中前 / ラーメン)

71回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ¥1,000~¥1,999

2025/09訪問 2025/09/26

ミシュランのラーメン店で唯一の初回から連続受賞 軽やかで醤油の華やかさが素晴らしい「醤油ラーメン」 ※師匠「ロックンスリー」との食べ比べ超オススメ

三ノ輪に2013年オープンした「鶏と水」の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
山上店主はラー博「ロックンスリー(当時は「69'N ROLL ONE」)」出身で、「ロックン」嶋﨑さんの一番近くで師事してきました。

なお、9/25に「ミシュランガイド東京2026」が発表され、「トイ・ボックス」は12年連続でビブグルマンに選出。
2014年にラーメン店が対象となって以来、最初からずっと選出されているのはトイボのみです。
(一つ星にもなった「鳴龍」は2年目から選出)

メニューは変わらず醤油・塩・味噌の3種。
その他それぞれの「かけラーメン」に炊き込みご飯、ドリンク類です。

「醤油ラーメン」1200円
最後に回し掛けた鶏油で黄金色のスープ。
チャーシュー2種に穂先メンマ、2種のネギです。

スープは口当たり軽くアッサリな味わい。
地鶏出汁はエレガントで、醤油の華やかさと爽やかさが後を引きます。

麺は大成食品の平打ち中太麺。
モチモチとした食感で、啜った際のフワッとした軽さも心地良いです。

チャーシューは大判のロースにバラ煮豚。
特にバラ煮豚の肉質が良く、デフォでもボリュームあって満足度高めです。

前日に師匠嶋﨑さんの「ロックンスリー」を食べていたのすが、同じ「鶏と水」で見た目は似ていても全く違うラーメン。
トイボは創業時から継続して食べているので味は分かっているものの、改めて現在目指す到達点が結構違うと思わされます。

現在の「ラー博仕様」ロックンが「剛」ならトイボは「柔」な印象。
現時点での2店舗の食べ比べ、知見が広がるしもの凄くオススメです。

※ロックン→トイボの連食がバレるとトイボ出禁と山上店主が言ってました(笑)
三ノ輪に2013年オープンし、間もなく11周年を迎える「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
先日発売された「TRYラーメン大賞2024-2025」では見事TRY大賞4連覇となっています。

TRY大賞を4連覇すると「とみ田」「飯田商店」同様に次回から殿堂入り。
また「ミシュランガイド東京2025」ではビブグルマンに選出され、ラーメンを初掲載した2015年からずっと選出されているのはトイボと「金色不如帰」だけです。

基本メニューは変わらず以下のとおり。

「醤油ラーメン」1200円
「塩ラーメン」1200円
「味噌ラーメン1200円
「かけラーメン(醤油・塩・味噌)」1000円

TRY部門別では「しょうゆ」1位、「しお」3位、「みそ」1位となっています。

「醤油ラーメン」1200円
煌めく鶏油はオープン時から変わらず最初と仕上げの二度がけ。
2種のチャーシューに穂先メンマ、2種のネギです。

スープはアタックではなくスッと染み渡る上品な地鶏の旨味。
醤油のブレンドが華やかで、鶏油はべたつかずスッキリです。

最近では「水鶏系」と一括りにされるジャンルですが、スープの構成とバランスは孤高と言えるレベル。
ギュッと詰まった鶏の旨味をストレス無く仕上げ、押しつけがましくないリッチさと余韻があります。

麺は大成食品の特注麺でモチモチ食感。
以前より厚みを出すように発注を変えたそうで、後半の粉の溶け方もちょっと違う気もします。

チャーシューはバラとロースの2種。
どちらも肉質が良く、デフォでも食べ応えあります。

一年ぶりの「醤油」ですが、トイボはいまだに食べる度に美味しくなっている印象。
山上店主にそのことを伝えても、いつも「レシピは変わらないですよ(笑)」とはぐらかされます。

しかし、今回の「TRY」では師匠「ロックンロールビリーS1」嶋崎店主との対談が掲載され、そこでは師匠の食材に対する真摯な姿勢が。
その薫陶を受けた山上店主もいまだにより美味しくするための研鑽を続けており、まだ目的地には辿り着いていない感じです。

美味しくなり続けている店はトイボだけでは無いですが、こういった店に巡り合えるのがラーメンを食べ続ける醍醐味の一つ。
11月か12月には「TRY」の企画で「師匠に捧げる昆布水つけ麺」の限定も提供予定なので、そちらも相当楽しみです。
三ノ輪に2013年創業した「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
「TRYラーメン大賞」総合&しょうゆ1位を3連覇する名店で、ウエルシアからは袋めんや冷凍チャーハンも出ています。

場所は三ノ輪駅から徒歩2,3分ですが、現在は外国人含め大行列。
日差しをモロに浴びるので夏は暑さ対策必須です。

メニューは変わらず醤油、塩、味噌のラーメンに炊き込みご飯。
材料費高騰で各ラーメンが1200円となったため、「かけラーメン(醤油・塩・味噌)」1000円もあります。

「塩ラーメン」1200円
2種の大判チャーシューに穂先メンマで見た目完璧な美しさ。
公式には告知してないのですが、「塩」だけスープが鶏&豚のWスープにリニューアルしてます。

飲んでみると、以前より明らかに増したまろやかさ。
油は変わらず鶏油だけなのでしつこさは無く、出汁に甘さと太さが加わっています。

そのため、塩ダレよりも出汁がメインとなっているバランス。
ここ数年の「塩」を食べた方なら、多分違いが分かるはずです。

麺は「塩」専用の大成食品特注極細麺。
モチモチとしてフレッシュ感もあり、相変わらず自家製麺の様な旨さです。

チャーシューはバラとロースの2種。
どちらも質が良く、クシュっとした食感の穂先メンマも好みです。

山上店主にスープの旨さを伝えると、

「(豚スープを採るのが)面倒なのでそのうち止めます」

と山上店主らしいコメント(笑)

ちなみに僕は鶏だけの「塩」も鶏&豚の「塩」もどちらも好み。
どちらも間違いなく「トイ・ボックス」にしか無い一杯だと思います。
今年12月に創業10周年を迎える「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
「TRYラーメン大賞2023-2024」では見事「名店部門・総合1位」3連覇を果たしています。

昼のメニューは以下のとおり。

「醤油ラーメン」1100円 ※TRY名店しょうゆ部門1位
「塩ラーメン」1100円 ※TRY名店しお部門3位
「味噌ラーメン」1100円 ※TRY名店みそ部門4位

なお、夜営業は現在「背脂醤油ラーメン」のみで営業しています。

「醤油ラーメン」1100円
2種の豚チャーシューに穂先メンマ、九条ネギ。
今年4月から鏑木SPFポークバラが加わり、同時に白ネギも入る様になってます。

「鶏と水」のスープはアッサリ軽やかな口当たり。
濃密な出汁ではなくスッキリ上品で、9種のブレンド醤油と地鶏のマリアージュをエレガントに味わえます。

食べる度にバランスが少し違い、今回は少し醤油が立った感じ。
地鶏スープは季節によっても変わるそうで、あえて毎日同じ味は目指していないそうです。

麺は大成食品特注のしっかり茹でモチモチ平打ち麺。
粉の配合までこだわり、自家製麺と言われても疑わないレベルです。

鏑木SPFポークバラはしっとりジューシーでとろける脂身。
ミシっと噛み応えあるガリシア栗豚も旨いです。

全体的に強烈なインパクトを狙うのではなく、質実剛健な旨さ。
良い素材をシンプルかつ丁寧に仕上げた一杯は繊細過ぎることなく、親しみやすく旨いラーメンです。

2017年にスープが「鶏と水」に変わった以外は大きく変化せず、それでも少しずつ美味しくなっているラーメン。
「TRYラーメン大賞」は総合1位4連覇で卒業(部門1位は5連覇)とのことで、大団円の卒業を期待してます。
TRYラーメン大賞2連覇の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
夜営業を不定期に行っており、公式X(旧twitter)にて告知されます。

7月下旬からは夜限定メニューで営業を開始し、以下のとおり。

「背脂醤油ラーメン」900円
「味付玉子背脂醤油ラーメン」1050円
「チャーシュー背脂醤油ラーメン」1100円

「背脂油そば」1000円 ※8月25日より販売開始

その名のとおり、トイボ初の背脂チャッチャ系ラーメン。
山上店主が背脂をザルで濾してチャッチャして完成です。

「背脂醤油ラーメン」900円
昔ながらの丼に一面背脂。
バラチャーシュー2枚に茹でモヤシ、ネギが乗ります。

スープは清湯で、トロトロ背脂の香ばしさと甘み。
底の方に刻みニンニクとブラックペッパーが潜み、かなりパンチあります。

ベースは昼とは違う肉で採った豚清湯で、なんと無化調。
カエシは昼と同じだそうですが、背脂の香ばしさが相まってなのか結構印象変わります。

麺はやや太めのストレート麺でモッチモチ。
これも昼と同じ配合で切り歯を変えて太くしているそうですが、同じく印象相当変わります。

豚は昼と違うバラチャーシューで、しっかりとした食べ応え。
ちなみに昼のバラチャーシューはSPF豚で原価倍くらいするそうです。

昼の優しい上品な一杯ととは真逆の、人の欲望を存分に満たす恐ろしい背脂ラーメン。
背脂ラーメン大好きな山上店主のセンスとこだわりが詰まっていて、これだけで店オープンできます。

昼に背脂を求めて来るお客さんも居るそうですが、絶対に夜しか出さない限定メニュー。
公式X(旧twitter)で夜営業をチェックする価値大いにあります。
TRY大賞総合&しょうゆ2連覇の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
4月からは山上店主が育児半休のため、基本は昼営業のみとなっています。

メニューは変わらず醤油、塩、味噌。
原材料高騰による値上げと一部トッピング変更により、以下のとおりになっています。

「(醤油or塩or味噌)ラーメン」1100円
「ワンタン(醤油or塩or味噌)ラーメン」1300円
「チャーシュー(醤油or塩or味噌)ラーメン」1400円
「特製ロース(醤油or塩or味噌)ラーメン」1500円
「特製バラ(醤油or塩or味噌)ラーメン」1500円

チャーシューは今までのガリシア栗豚に加え、鏑木SPFポークバラがデフォで追加。
特製は追加のチャーシューをロースかバラか選択でき、チャーシュー麺はロース、バラ2枚ずつとなります。

「塩ラーメン」1100円
丼の底が見えるほど澄んだスープに2種のチャーシュー、穂先メンマ。
白髪ネギにスプラウトっぽい青菜で美しいです。

スープはクリアで染み渡る上質な鶏の旨味。
ぬちまーす等を使用した塩ダレは強すぎず優しく、後半は甘さも感じます。

地鶏の「鶏と水」スープが秀逸なので、そのスープをメインに味わうための繊細な塩ダレ。
かつ、その繊細さゆえに白髪ネギに少量振られた柑橘と辛味が、後半は非常に効果的です。

麺は大成食品のトイ・ボックス専用の特注細麺。
モチモチ食感で小麦の風味も良いです・

新しく加わった鏑木SPFポークは山上店主の奥様のお父さんが生産している豚。
柔らかくてきめ細かい肉質に下味も良く、豚チャーシューが2種になると贅沢感が一気にアップします。

クシュっと繊維を感じる穂先メンマも美味しく、食べ応えある一杯。
一口目がもの足りない訳で無いのに、最後の一滴が惜しくなるほど美味しいスープは凄いです。

山上店主は自分がラーメンを食べ歩いていたので、価格改定は心苦しかった様子。
しかし最近の新店はデフォで1000円はザラだし、この一杯が高いと思うラーメン好きはごく少数だと思います。

また、「トイボ」と言えば過去に何度もカップ麺化。
5月8日からは東洋水産から新しいカップ麺「トイ・ボックス 醤油ラーメン」が販売され、麺など一部変更した様で食べるの楽しみです。
三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
創業10年目を迎え、TRYラーメン大賞総合&しょうゆ2連覇を達成しています。

メニューは変わらず醤油、塩、味噌の3種。
それにこの日は「鶏油そば」があり、ランダム販売からレギュラー化したそうです。

「鶏油そば」初期からある常連人気メニューですが、最近はあまり販売せず。
今回も全メニュー価格改定時にで消える予定とのことです。

「鶏油そば」900円
丼にはタレや鶏油、少量のスープと和えられた麺。
その上に短冊チャーシュー、カットされたメンマ、2種のネギが乗ります。

タレや鶏油を纏った麺は、モチモチでヤワメの食感が官能的。
大成食品による「鶏油そば」専用麺とのことで、山上店主によれば醤油や塩の麺より原価高いそうです。

そして鶏の旨味に醤油のコクが優しくも濃密。
短冊チャーシューやメンマと一緒に食べると、また違った味わいで良いです。

チェーンの「油そば」や「まぜそば」と違い、ちゃんと素材の質の高さと考え抜かれた構成を感じられる麺料理。
最初は「醤油」や「塩」をリピートするに限りますが、「鶏油そば」もやっぱりトイボの魅力の一つです。
間もなく9周年を迎える三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
先日発売された「TRYラーメン大賞2022-2023」にてTRY大賞「総合」&「しょう油」二連覇を達成しました。

今回は「しお」2位、「みそ」3位にレギュラー化した「鶏油そば」が新たに「汁なし」6位。
しかし「鶏油そば」は1日のうち気まぐれな時間に販売されるので、レギュラーと言っても常に販売している訳ではありません。

「特製醤油ラーメン」1300円
琥珀のスープにガリシア栗豚チャーシュー2枚、鶏チャーシュー1枚、穂先メンマ、九条ネギ。
味玉とワンタン2個はあえてチャーシューの下に隠されています。

柔らかみがあるスープは丸みがあり、鶏出汁に醤油、鶏油が完全に一体感。
あと引く醤油の旨味や鶏油のコクではなく、優しくて口当たりがよく、それでいてリッチな鶏の旨味が染み渡ります。

「鶏と水」に変わってから数年、感じが変わっても「レシピは同じです」といつも返事。
レシピが同じでも無化調なので個体差や季節、そして経験値で味が変わるのだと思います。

しかし今回は

「実は比内地鶏がしばらく入らず、来年2月まで期間限定のスープになってます」

とのこと。
地鶏マニアの方はこの機会に違いを確認すると面白いかも知れません。

麺は山上店主が大成食品と共同で作った特注の細麺。
知らなければ自家製麺と思うほど小麦感があり、スープとの相性抜群です。

大判のガリシア栗豚は相変わらず旨く食べ応えも十分。
シャクシャクの穂先メンマに大きな皮のワンタンなど脇役も存在感あります。

「ラーメン屋 トイ・ボックス監修 醤油ラーメン」618円
ファミリーマートにて10月18日から期間限定で販売されているチルド麺(関東地方・東海地方限定)。
トイボは何度かカップ麺を出しているものの、チルド麺は確か初だと思います。

凄いのが、なんと「鶏油」が別パックのあとがけになっていること。
山上店主のこだわりで実現したそうです。

スープをレンゲですくえば、もうお店の様な美しさ。
あとがけなので鶏油のフレッシュさが全然違い、醤油との相性も抜群です。

山上店主曰く、鶏油別パックは「業界初」とのこと。
麺はチルド麺な感ですが、具材も多いし値段を考えると良く出来ていると思います。

更に11月7日からは「トイ・ボックス×しば田 鴨鶏煮干しの醤油そば」カップ麺が販売予定。
2014年12月「しば田」で1周年記念限定ラーメンを食べていたら、たまたま山上店主が来店し、

山上店主
「(1周年限定ラーメンの食券を渡して不愛想に)煮干しそば」

柴田店主
「すみません、今日煮干しやってないんですよ~」

と仲の良いくだらない冗談を言っていたのを良く覚えています(笑)。
それから8年、その2人のコラボカップ麺が販売されるとは、なんとも感慨深いものがあります。
数か月ぶりに伺うと暖簾が新調されていた「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
TRYラーメン大賞では総合&しょうゆ部門1位となり、先日カップ麺も販売開始となっています。

メニューは醤油、塩、味噌にご飯もの。
また、1日のうちどこかで数量限定「鶏油そば」の販売がありますが、山上店主によれば朝イチはほぼ無いそうです。

「塩ラーメン」950円
師匠「ロックンビリーS1」の塩に近い白と青の美しい丼。
済んだスープに具材が丁寧に盛られ、最後に一味と柑橘が振られます。

スープはカドが無く、スッキリとした中に豊かな旨味。
塩ダレも主張しすぎず出汁の旨味を引き立てている感じです。

「鶏と水」に鶏油でも分かりやすい「鶏の旨味」ではなく、知らなければ鶏以外も使っていると思いそう。
恐らく塩ダレの素材がそのリッチな旨さを演出しており、厚すぎず軽すぎずのバランスも格を感じます。

麺は塩専用の極細麺。
モチモチとした食感が良く、スープも良く拾います。

チャーシューは大判のガリシア栗豚ロース。
ほぼ赤身で食べ応えがあり、クシュっとした食感の穂先メンマも美味しいです。

一味と柑橘も強すぎず絶妙なアクセント。
最後のスープ一滴に至るまで完璧に作られたラーメンです。

数年前年末に限定ラーメン営業を行った際、

「後半に連れて尻上がりに美味しくなる」

と伝えたところ、

「それが一番最高じゃないですか」

と言っていた山上店主。

今の「塩ラーメン」は最初から美味しく、それが最後まで速度を落とさず持続している感じ。
9年かけて築いた味は、貫録と親しみやすさ、そして極上の余韻に溢れています。
三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
今年の12月15日で8周年を迎えます。

「TRYラーメン大賞2021-2022」では見事に大賞総合1位&しょう油1位、しお2位、みそ4位を獲得。
誌面には山上店主の師匠「ロックンビリーS1」嶋﨑店主からお祝いメッセージも掲載されています。

「醤油ラーメン」850円
美しい大判チャーシューに穂先メンマ、九条ネギ。
二度がけされた鶏油が煌めいています。

スープはアッサリとした口当たりで地鶏の軽やかな旨味。
醤油は確か現在10種使用しているはずですが、キレではない柔らかいブレンドです。

あえてインパクト路線にせず、しみじみ旨い味わいの最上級。
生揚げ醤油の時間による変化も面白いです。

大判のガリシア栗豚ロースは下味しっかりで食べ応え十分。
穂先メンマに九条ネギと必要最低限の具材でも、物足りなさは一切無いです。

先日食べた「しば田」同様に「トイ・ボックス」も開店当初から継続して食べているお店。
当初の味を思い出すと、まさかここまで鶏と醤油を極め、それでいて優しい一杯になるとは想像できませんでした。

「ただ鶏突っ込んで炊いてるだけですよ(笑)」
と山上店主は笑って言いますが、そんなのでこの一杯が出来れば誰も苦労しません。
レシピは恐らく大きく変わらずも、いまだに食べるたびに旨くなっている気がします。
間も無く8周年を迎える三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
「鶏と水」では抜けた完成度のお店です。

「醤油ラーメン」850円
チャーシューに穂先メンマ、九条ネギとシンプルの極み。
丼から立ち上がる醤油と鶏の香りも官能的です。

スープは尖りなく親しみやすい丸み。
口当たり良く軽やかですが、その中に地鶏の旨味が贅沢に詰まっています。

醤油のブレンドもアタックではなく奥行きがあり、貫禄のバランス。
後半は麺から溶けた小麦、熱でテイストの変わった生醤油と味の変化も楽しめます。

麺はモチモチの滑らかなストレート細麺。
生姜の効いた大判チャーシューの食べ応えも抜群です。

地鶏に水、醤油と最小限の食材でこれほど深い味を出せるのは凄い。
逆に地鶏、水、醤油の全てにとことんこだわれば、余計なものは要らないのかも知れません。

店内はオープン以来ラグジュアリーにはせず、「ラーメン屋」そのもの。
カップルや年配の方など老若男女が訪れ、ラーメン店として理想形のひとつだと思います。
三ノ輪のビブグルマン「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
山上店主はメディアへの登場も多く、最近はClubhouseでラーメン店主との対談も行っています。

「塩ラーメン」850円
澄んだスープに高く盛られた白髪ネギ。
ガリシア栗豚に穂先メンマの盛り付けもビジュアル抜群です。

スープは地鶏の贅沢な旨味が芳醇。
スッキリと口当たり良い清湯の中に鶏の旨味が詰まっています。

塩ダレは尖らず控えめで、覚悟が無いと出来ないアッサリバランス。
一口飲むごとにストレスなく身体に染み渡ります。

麺は醤油より細い極細麺。
スープを良く拾う美味しい麺です。

そして憎いのが白髪ネギに軽く振られた一味にぶどう山椒。
後半、この薬味がスープをキリっとさせます。

ベテランだからこそ出来る絶妙なストーリー。
シンプルな具材も含め、全てに無駄が無いです。

「醤油ラーメン」850円
お客さんのほとんどが注文する看板メニュー。
具は「塩ラーメン」と同じですが、ネギは九条ネギになります。

食べる度にバランスがいつも変わっていて、今回は鶏と醤油が高次元でマリアージュ。
あえてパンチは効かさず、飽きの来ない極上スープです。

「鶏と水」の中でもかなり高い境地に達している印象。
後半、麺の小麦が溶け出してまろやかになったスープも美味しいです。

初めて「トイ・ボックス」で食べてからもう7年半。
それでも食べる度に襟を正したくなる旨さを感じます。
三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
12月15日にめでたく7周年を迎え、「飯田商店」「Japanese Ramen Noodle Lab Q」からお祝いの花が届いています。

また、「ミシュランガイド東京」はラーメン店の掲載が始まった2015から2021まで皆勤賞。
今年は結構入れ替わったので、2015から続いて掲載されているお店は3店(他は「三藤]「金色不如帰」)だけになりました。

更にエースコックからは「ラーメン屋 トイ・ボックス 黄金鶏油の鶏醤油」も販売中。
山上店主オススメの作り方は「タレを混ぜた後、調味油を入れたら混ぜないで」とのことです。

すると鶏油で鶏の香りが濃厚でリッチ。
ベースの醤油スープもコクがあり、トイボ好きな息子が「美味しい、美味しい」と絶賛していました。

お店のメニューは変わらず醤油、塩、味噌の3種。
どれも美味しくて本当に悩むのですが、今回は看板メニュー「醤油」です。

「醤油ラーメン」850円
煌めく鶏油に琥珀色のスープ。
大判チャーシューに穂先メンマ、九条ネギとシンプルかつ貫禄があります。

スープはスッキリとして芳醇な「地鶏と水」。
今回の醤油ダレはキレでは無く、フワッと丸みのある味わいです。

上質なスープでも口当たりが良くて優しく、良い意味での敷居の低さ。
「醤油ラーメンが食べたい」と思った老若男女が美味しいと思う味です。

モチモチの麺との相性はもちろん抜群。
味の染みたチャーシュー、クセの無い穂先メンマ、シャキシャキの九条ネギとスタンダードな具も隙が無いです。

塩も味噌も旨いものの、やはり「醤油」は看板メニューにふさわしい一杯。
今年はコロナでお店も大変だったそうですが、2021年も堪能させて頂きます。
三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
平日お昼でも開店と同時に満席となり、12時前には10人ほどの列が出来る人気店です。

現在のメニューは

「醤油ラーメン」850円
「塩ラーメン」850円
「味噌ラーメン」850円

の3品です。

「醤油ラーメン」850円
塩も味噌も旨いのですが、今回は看板メニューの醤油。
大判チャーシューに穂先メンマ、九条ネギと恐ろしくシンプルです。

スープを飲んでみると、一口目から華やかに醤油。
アッサリとして雑味無く、旨味がスッと身体に吸収されていきます。

先日から出汁の地鶏に比内地鶏が加わったのですが、前回は濃密な鶏出汁。
数ヶ月経ち、今回は醤油の方が立ったバランスになっています。

「鶏と水」とシンプル故にスープの凄さが際立ち、多めの鶏油も全くしつこくなくリッチ。
プリプリと弾力ある麺との相性も抜群です。

味の染みたガリシア栗豚ロースは相変わらず食べごたえ十分。
クセの無いメンマはもちろん、ミクロン単位に細かくカットされた九条ネギまで隙がありません。

後半になると上質な地鶏の旨味もより明確に。
最初から最後までずっとトップレベルに旨い醤油ラーメンです。

「トイ・ボックス」は2013年に創業し、2017年には「鶏と水」のスープにブラッシュアップ。
その後もRO水の導入、比内地鶏の導入などいまだにブラッシュアップを続けています。

創業当時とはかなり変わっており、数年食べていない方が驚くレベル。
並んで食べる価値があり、かつ難解では無い最高の一杯だと思います。
三ノ輪のビブグルマン「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
土日祝は常に行列が出来ている感じで、現在はコロナ対策で席を6席に減らして営業しています。

営業再開後の一杯は前回感動した「塩ラーメン」850円。
丁寧な盛り付けはさることながら、白と青の丼に透き通ったスープが映えて美しいです。

スープを飲んでみると、濃密で芳醇な鶏の旨味。
キリっとした塩にわずかな山椒のアクセントもあるのですが、メインは鶏です。

「塩=薄味」を覆すレベルの濃密な旨味の微粒子。
鶏と水で無化調なので舌にストレスは全く無く、あと引く余韻も素晴らしいです。

麺は醤油より細い極細でスープの持ち上げが良く、啜り心地もグッド。
チャーシューは製法を変えたのかふんわり柔らかく、大判で食べ応えもあります。

なお、先日から地鶏を2種減らして新たに1種加えたそうで、加わったのは比内地鶏。
比内地鶏は希少のため仕入れが順番待ちらしく、やっと仕入れ出来るようになったそうです。

息子は「醤油ラーメン」850円+「鶏チャーシュー2枚」100円。
こちらも少し食べたのですが、地鶏の厚みと甘みがもの凄く醤油ダレとの相性が抜群です。

「塩ラーメン」でも鶏の贅沢な味を感じたものの、「醤油ラーメン」の方がより際立つ比内地鶏の凄さ。
実は「醤油も旨いけど最近の塩は凄く美味しい」という体で来たのですが、結果「醤油」がもの凄く旨くなっていてビビりました。

山上店主によれば、

「比内地鶏は旨味の出方が全く違います」

とのこと。
「トイ・ボックス」では「醤油」を食べることが多かったので、より一層違いが分かる気がします。

ほぼ完成系に近いと思われていた「醤油ラーメン」ですが、ここに来て更にバージョンアップ。
「鶏醤油」という世に溢れたジャンルでも明らかに別格な一杯で、今後がまた楽しみになってきました、
メディア出演も多い三ノ輪のビブグルマン「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
大型連休が終わり、平日昼は席数を減らして通常営業に戻ってます。

土・日・祝の昼は変わらず「つけ麺」のテイクアウト営業。
そして夜営業は引き続き中止し、平日、土日ともに「お持ち帰り鶏油そばセット」販売を行っています。

「お持ち帰り鶏油そばセット」は生麺、鶏油&醤油ダレのセットが2食入りで1000円。
採れる鶏油の量によって数量が決まるので公式twitterにて告知され、一人当たりの制限個数は無いようです。

作り方は超簡単で、生麺を3分40秒~4分茹で、タレと良く和えるだけ。
今回はお店オマージュでチャーシュー短冊に白髪ネギ、九条ネギを加えました。

華やかな醤油ダレのブレンドは間違いなく「トイ・ボックス」。
平打ちのモチモチ麺に醤油ダレ、濃厚でコクのある鶏油が絡んでストレートに旨い汁なし麺です。

鶏油とタレだけでなく、スープもちょっと入っているのが隠し味。
ラードではなく上質な鶏油なので濃厚でも重くなく、茹で前200gの麺もスルっと無くなります。

汁なしなのでアレンジもかなり効きそうで、次は生玉子トッピングで「釜揚げ鶏油そば」。
鶏油に生玉子の「親子あぶらそば」が旨くない訳ありません。

ちなみに「鶏油そば」は過去のレギュラーメニューで、催事で限定提供することはあっても現在お店では提供無し。
また、2019年に一度だけ「宅麺」の通販で販売されたこともありますが瞬殺でした。

そのレアな「鶏油そば」が購入できるのは恐らく今だけで、トイボファンには貴重なことです。
なお、前述したとおり土日の昼はテイクアウト「つけ麺」での営業。
「つけ麺」もお店では過去数回、限定提供しただけなので、今はいつもと違う「トイボ」を味わえます。
「鶏と水」の最高峰「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
コロナ緊急事態宣言を受け、4月30日(木)から5月10日(日)までの連休期間はテイクアウト営業となってます。

基本は「つけ麺」のテイクアウトで、この日のテイクアウトメニューは以下のとおり。

「つけ麺醤油」900円
「つけ麺塩」950円
「生姜焼き丼」650円(数量限定)
「味玉」100円
「トッピングセット」400円(チャーシュー+味玉)
「持ち帰りチャーシュー1本」2200円

注文は「つけ麺醤油」900円に「つけ麺塩」950円。
厨房では山上店主が丁寧に調理しており、一人で複数購入される方も居るので時間はわりとかかります。

「つけ麺」は具材が乗った麺につけ汁、昆布水の3容器。
「つけ麺醤油」の具材は短冊チャーシュー、穂先メンマ、九条ネギとなっています。

自宅なので容器を移し替え、つけ汁も入れ替えてレンジで温め直し。
購入して1時間経っていたので麺はくっついており、昆布水はそれをほぐす役割だと思います。

醤油つけ汁は「ラーメン」より醤油が立った「つけ麺」仕様のバランス。
地鶏の旨味に醤油のブレンドは、間違いなく「トイボ」の味わいです。

茹で麺なのでコシは無くなっていますが、濃い昆布水に浸った細麺とつけ汁は相性抜群。
麺量は200gほどあり、チャーシューや穂先メンマはお店と同レベルの美味しさです。

続いての「つけ麺塩」は具を取り分けて麺を洗ってみることに。
盛り付け直して昆布水をかけてみれば、コシが出るとまではいかなくとも麺がほぐれてスルスル食べやすいです。

塩つけ汁はフワッと芳醇な鶏にキリっと強めの塩。
ミネラル感も贅沢で、「醤油」よりもオンリーワンなリッチ感があります。

都度調理しているので購入直後に食べれば麺のコシももっとあると思われ、テイクアウトとしてはかなりレベル高い「つけ麺」。
生麺、つけ汁、具材、昆布水でテイクアウトならもう最高だと思いますが、あくまでも今回は非常事態への措置です。

「トイ・ボックス」ファンであれば、レギュラーメニューに無い「つけ麺」を食べられるだけでも有難い。
最後に限定で「つけ麺」を提供したのはもう2年半も前なので、久々に堪能しました。
三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
TV番組「一番だけが知っている」では「人気ラーメン店店主100人が選んだ美味しいラーメン」第3位となりました。

看板メニュー「醤油ラーメン」を注文するのがほとんどですが、この日は「塩ラーメン」850円。
数年ぶりの「塩」で、「鶏と水」のスープになってからは初です。

塩専用の丼に透明度の高いスープ。
白髪ネギが立体的に盛り付けられ、「醤油」とは違った美しさです。

スープを飲んでみると、醤油よりもダイレクトに芳醇な鶏の旨味。
塩ダレは出しゃばらずにまろやかで、極上な「鶏と水」を存分に堪能出来ます。

タレに魚介を相当使っているそうですが、一つ一つが目立つのでは無く丸みある味わい。
「醤油」より「塩」の方が出汁を感じられます。

引き算のスープなので、山椒や一味のアクセントも効果的。
それらにより、後半はよりキリッとした味わいに変化していきます。

麺は醤油よりも細麺で、それでもしっかりと存在感。
味の染みたチャーシューも大判で旨いです。

麺と具も隙が無いものの、とにかくスープが旨い。
数年前の「塩ラーメン」とは全く別モノで、「塩」の概念変わりました。

トイボは「醤油ラーメン」もエレガントな逸品ですが、「塩」の繊細な構成はお見事。
一味も独自のブレンドらしく、店主さんのセンスが光る一杯です。

正直、次回は「醤油」か「塩」か悩むレベル。
「塩」の方が他店の追随を許さない感もあります。
昨年12月に6周年を迎え、7年目に突入した三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
「ラーメンWalkerTV2特別編」では「饗 くろ㐂」黒木店主が「オススメの一店」に挙げていました。

そんな「トイ・ボックス」の2020年営業初日は1月4日(土)。
いつも「醤油ラーメン」850円を頼むのですが、この日は「味噌ラーメン」850円です。

味噌ラーメンは黒い丼で、中央に肉味噌、アーリーレッド、ルッコラ。
盛り付けが美しく、洋の雰囲気も感じます。

スープはサラッと軽めで、コクと甘さが華やか。
オレンジの香りにわずかな山椒のアクセントもあり、凄く個性的なバランス。

昔はスパイシーな「味噌ラーメン」でしたが、2019年6月にリニューアル。
世間一般の「味噌ラーメン」よりもエレガントでオンリーワンな旨さです。

大判のチャーシューは厚みがあってモッチリ柔らか。
一枚でも他店の「チャーシューメン」レベルのボリュームがあって食べ応えあります。

息子は看板メニュー「醤油ラーメン」850円。
少しだけ味見しましたが、繊細で芳醇なスープはやはり最高です。

「醤油ラーメン」が旨すぎるので久々に「味噌ラーメン」食べましたが、こちらも「トイ・ボックス」ならではの一杯。
今年も何度もお世話になると思います。
間もなく6周年を迎える三ノ輪の「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
平日でも開店直後に行列が出来る名店です。

ラーメンは醤油、塩、味噌があり、注文はほぼ「醤油ラーメン」800円。
琥珀色のスープに黄金の鶏油、緑色の九条ネギと素晴らしい美しさです。

スープは尖り無くまろやかで、ストレス無く染み渡る旨味の微粒子。
キレでも"しみじみ"でも無く、エレガントな味わいです。

醤油や鶏油が過度に目立つのでは無く、一体感があって滑らか。
鶏と水、醤油というシンプルな構成だからこそ、地鶏や醤油の質の良さ、抽出技術の高さが伺えます。

ややザラッとした表面のストレート麺はモチモチで馴染み良し。
味の染みた大判チャーシューは脂身だけで無く赤身も食べ応えがあって美味しいです。

後半になって冷めてくると、より親しみやすい味に変化するのも魅力のひとつ。
鶏と醤油でここまで個性が出せるのは凄いと思います。

いつも醤油を食べてしまいますが、この出汁なら塩ラーメンも食べてみたいところ。
また、最近変わった「味噌ラーメン」も美味しそうでした。
百貨店催事の多いこの時期、そごう横浜店では「全国愛されグルメ&駅弁めぐり」が開催中。
10月9日(水)~14日(月・祝)の開催で、イートインにはミシュランビブグルマン「ラーメン屋 トイ・ボックス」が出店しています。

催事メニューは以下のとおり。

「醤油ラーメン」951円
「味玉チャーシューメン」1201円
「味玉醤油ラーメン」1061円
「チャーシュー醤油ラーメン」1171円
「鶏油そば」851円 ※各日100食限定

注文は「鶏油そば」851円。
しばらくお店では販売休止中のメニューで、昨年の西武池袋本店催事以来の復活です。

丼にはタレや鶏油で和えられた麺に短冊チャーシュー、穂先メンマ、2種のネギ。
丼はなんと「らぁ麺屋 飯田商店」のものになっています。

収容人数が多い催事では丼の数が足りず、リニューアル前の「飯田商店」丼を借りたのでしょう。
ランダムですが、運が良い(?)と、飯田商店の丼になるようです。

タレ等を纏った平打ちの麺は艶々でモチモチ食感。
トイ・ボックスの「鶏油そば」はスープも少し入れられているはずで、麺にしっかり味が染みてます。

キレのある醤油にコクのある鶏油の旨さがラーメンよりもダイレクト。
そのため、醤油や鶏油の質の良さが存分に味わえます。

生姜の染みた短冊チャーシューもアクセントになり、食べ始めると箸が止まりません。
ラーメンより麺は多いですが、一気に食べきってしまいました。

トイ・ボックスの看板メニューはもちろん「醤油ラーメン」で、僕も一番好きなメニュー。
「醤油ラーメン」は上品で優しい完成度高い一杯ですが、「鶏油そば」は麻薬的な旨さだと思います。
三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
間もなく6周年を迎えますが、ミシュランビブグルマンにラーメン部門が出来てから皆勤賞です。

現在のメニューは

「醤油ラーメン」800円
「塩ラーメン」800円
「味噌ラーメン」800円

の3品。
ちなみに数量限定の「冷しラーメン」は8月いっぱいで終了してます。

注文はいつもの「醤油ラーメン」800円。
マイナーチェンジした「味噌ラーメン」も気になりますが、「醤油」の誘惑には勝てません。

大判チャーシューに穂先メンマ、九条ネギと相変わらずシンプル。
キレイな盛り付けに風格を感じます。

地鶏と水のみで作られたスープは上品で奥行きのある味わい。
醤油もキレではなく繊細かつ立体感があり、計算されつくしたバランスです。

一口目のインパクト重視ではなく、食べ進める度に贅沢な旨味を感じるスープ。
鶏油は最初と最後に二度入れますが、鶏油に頼りすぎず出汁の旨さが絶妙です。

山上店主は「飯田商店」飯田店主同様、「ロックンビリーS1(旧「ロックンロールワン)」に師事。
最近では資本の「はやし田」などロックンインスパな鶏清湯も増えましたが、現在のトイボは別格。

贅沢な地鶏の旨味を存分に堪能できます。
厚めにカットされた大判のガリシア栗豚も素晴らしく美味。

息子もここのラーメンが大好きで「お子様ラーメン」400円は間違いなくサービス価格。
9月でも猛暑な日曜でしたが、12時過ぎでも10人以上の行列となっていました。
三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
日曜は昼のみ営業で、12時前で10人ほど並んでます。

30分ほどで店内に入り、注文はいつもの「醤油ラーメン」800円。
「COEDO Ruri」450円を飲みつつ山上店主の華麗な動きを見て待ちます。

現れたのは濃い色合いのスープにガリシア栗豚、九条ネギとシンプルかつ抜群のビジュアル。
スープを飲めば、極上の鶏出汁に出しゃばり過ぎない醤油がストレスなく染み渡ります。

あくまでもアタック重視ではなく、それでいて一口目から間違いなく旨い。
疲れる出汁の濃さではなくも、物足りなさは皆無のパーフェクトなバランスです。

「らぁ麺屋 飯田商店」も使用している「RO水(逆浸透膜水)」になってから食べるのは3度目。
食べるたびに全体のバランスが良くなっていく感じです。

「どうだ!」という派手な味わいやパンチではなく、一口目は「あー、旨い」。
最初のインパクトが強いと後半飽きますが、トイボの醤油は後半、尻上がりに旨さをより感じるほどです。

山上店主によれば、名古屋コーチンをお試しでメスからオスに変えたとのこと。
卵を産まない分オスのほうが旨味が濃いそうですが、素人目に分かるほどの激変ではないと思います。

ただし、こう言ったいくつもの改良が今の旨さに繋がっているのは間違いなし。
その証拠に、僕は何度も「醤油ラーメン」を食べてますが、毎回感動するレベルで旨いと思っています。

なお、前は増殖した「豚骨魚介」が「またおま系(またお前もかの略)」と言われていましたが、最近は「鶏清湯」がまたおま系と呼ばれたりも。
しかし、「トイ・ボックス」は「またおま」とは違う孤高の存在感があります。

洗練された「鶏清湯」でありながら、キレやパンチではなく穏やかな貫禄。
懐かしさも感じるのに、スッキリしたスープは唯一無二。
息子も大好きです。

なお、Youtubeで最近話題の「ラーメン侍」。
「せたが屋」前田店主と「ボンドオブハーツ」塚田店主がラーメン店を巡るシリーズで、「トイ・ボックス」にも来店。
6月29日配信予定とのことで、こちらも楽しみです。

(追記)
「ラーメン侍」初のゲスト出演回で、俳優の伊吹吾郎さんに山上店主も絡みかなり面白い収録。
youtubeでいつでも観られますのでぜひ!
https://youtu.be/WeEyCqlnKPg
三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
この日は荒天でしたが、それでも開店からしばらくすると満席になる人気店です。

注文は看板メニュー「醤油ラーメン」800円。
「塩ラーメン」「味噌ラーメン」もありますが、醤油の魅力には勝てません。

大きなガリシア栗豚チャーシューに穂先メンマ、九条ネギ。
キレイに整えられた麺線も含め、半端ない美しさと貫禄です。

スープは軽い口当たりで、染み渡る鶏と醤油。
RO水に変えたことで旨味が極小の微粒子になり、ストレス無く浸透していきます。

RO水以前より明らかに鶏の旨味が良く出ていて、それでいて滑らか。
醤油も出しゃばりすぎず、最高のバランスです。

フワッとしたストレート麺はスープとの馴染みが良く、九条ネギは少量でもキリッとアクセント。
ガリシア栗豚に穂先メンマとシンプルな具も手抜きが無く、存在感があります。

RO水になって二度目ですが、前回よりスープの凄さが理解できました。
間違いなく都内では最高の鶏清湯で、増殖する同タイプとは格が違います。

もちろん「RO水」のことを意識せずとも、分かりやすく旨いラーメン。
お客さんも地元の方が多い感じです。
「鶏と水」の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
新しい助手さんが入り、夜営業も再開してます。

メニューは変わらず醤油、塩、味噌の3品。
僕が大好きなのは看板メニュー「醤油ラーメン」800円です。

丼には大判のチャーシューと穂先メンマ。
黄金の鶏油に九条ネギの緑が映え、最高の美しさです。

地鶏の旨さが詰まったスープは香りも良く芳醇。
醤油もキレでは無く上品に染み渡ります。

アッサリとしているのにどこまでも深い旨味。
やはりここの醤油は最高です。

鶏清湯の最高峰と言って良いレベル。
厚くて大きいガリシア豚チャーシューも食べごたえあります。

なお、先週から水を「RO水」に変更したとのこと。
師匠である「ロックンビリーS1」と同じです。

「RO水」は「らぁ麺屋 飯田商店」も使用していて、大つけ麺博に大きな装置を持ち込んでいました。
その大きさでは「トイ・ボックス」店舗に置くことが出来ず、今回は小さな装置を見つけることが出来たそう。
山上店主によれば、開店から6年越しの悲願だそうです。

言われてからスープを飲んでみると、確かにスッと舌にスープが吸収される感じ。
ただ聞いたばかりなので、さすがにプラシーボかなと思いました。

しかし、最後に丼を持ってスープを飲むと、明らかに浸透が違う。
気のせいでは無く、スーッと身体に入っていきます。

作り手の山上店主によると「全く違う」とのこと。
これは気のせいかもしれませんが、いつもは後半に麺から染み出す小麦の旨味も今回は最初からあった気もします。

これから更に調整を加えていくとのこと。
ただでさえ旨い醤油ラーメンが、更に貫禄を増す気がします。
ミシュランビブグルマン皆勤賞の「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
現在は人手不足により夜営業はお休み中です。

しかし、3月からは人が入り、19日から夜営業再開の予定(twitterにて告知予定)。
今は休業中のKABOちゃんがヘルプに入ってます。

注文は「醤油ラーメン」800円。
塩ラーメン、味噌ラーメンもありますが、ここではいつも醤油です。

丼を覆い尽くすガリシア栗豚チャーシューに九条ネギ、穂先メンマ。
キラキラに輝く鶏油も含め、貫禄ある見栄えです。

鶏と水のスープは優しくも明確な旨味。
口当たりが良く、尖らずも旨味の微粒子がギュッと詰まってます。

醤油もキレキレではなく、それでいてジュワッとあと引く余韻。
二度入れの鶏油もアッサリとコクを演出します。

小麦が溶け出るような細麺はスープにベストマッチ。
ショウガ風味のガリシア栗豚チャーシューもご馳走感がたまりません。

鶏清湯のラーメンも増えましたが、やはりここは別格。
何度も食べているのに、毎回一口目で興奮します。
エレガントと大衆性が同居した最高のラーメンです。
12月15日で5周年を迎えた三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
ミシュランガイド東京には5年連続掲載されてます。

ミシュランガイドにラーメンが掲載されるようになったのは「2015東京」から。
「トイ・ボックス」は開店2年目にして最初から掲載され、5年連続掲載です。

なお、2015年版から2019年版まで続けて掲載されているのは以下の9店

維新
金時
Gottsu
Japanese Soba Noodles 蔦
トイ・ボックス
びぎ屋
不如帰
三藤
やまぐち

2015年版では22店で、2019年版では24店。
その間に初掲載された店も1、2年で外れたりしているので、なかなか狭き門です。

そんな「トイ・ボックス」の5周年記念営業は12月16日(日)。
「らぁ麺屋 飯田商店」からの祝い花の横で山上店主が暖簾をかけて営業スタートです。

この日は「特選素材の中華そば」1200円のみで120食限定。
開店時で50人以上並んでいたと思います。

いつもと違う2枚の煮豚にメンマ、青菜お浸し。
中央にはナルトも乗り、看板メニュー「醤油ラーメン」のモダンなルックスと異なります。

スープは口当たり軽く上品で優しい味わい。
いつもの「醤油ラーメン」に比べると最初のアタックは弱めで、じんわりな旨さ。

しかし、徐々に優しい中に内包される旨味の虜になり、引き込まれていく感じ。
後半旨さがあとを引き、最後の一滴が一番美味しいと思えるほど。

食べ終えた後に凄さを実感する素晴らしいスープです。
鶏、豚、鮭節、ムロ鯵など厳選素材を使用するも個々は目立たず丸みある味わい。

麺は新麦を使用した特製麺で、しなやかで柔め。
この柔らかさがスープに絶妙に合ってます。

チャーシューはバラロールとバラの2枚。
SPF豚を使用しており、どちらも豚の味しっかりで美味。

バラロールにバラ、どちらも同じ豚だそうですが、脂の入り方が違い別物に思えます。
ロールではない方のバラがジューシーで相当好み。

いつもの鶏と醤油のラーメンとは違う路線な一杯。

「こういうのも出来るってところを見せとかないと(笑)」

と店主は言ってましたが、優しくもあと引くバランス感覚は最高です。
動物系と魚介を使っても「昔ながら」とは違う、極上の素材をまとめあげる技術もさすが。

あまり限定をやらない店なのですが、限定をやってもパンチで行かないのが凄い。
レギュラーも微妙に変わりつつ旨いので、6年目も楽しみにしてます。
三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
先日放送されたTV番組「アド街ック天国 三ノ輪」では10位に選出されました。

この「アド街」のおかげで最近土日は行列とのこと。
日曜の11時過ぎに伺って10人ほどの並びでした。

現在の麺メニューは3種。

「醤油ラーメン」800円
「塩ラーメン」800円
「味噌ラーメン」800円

いつも頼むのは看板メニュー「醤油ラーメン」。
「TRYラーメン大賞2018-2019」名店しょう油部門では「飯田商店」に次ぐ2位になっています。

今回は具も堪能しようと「特製醤油ラーメン」1100円。
具材が丁寧に重ねられ、丼一面チャーシューで九条ネギの緑がアクセント。

スープを飲んでみると、アッサリふんわりな鶏の旨味。
醤油も尖りすぎず、かと言ってボンヤリはせずほど良い輪郭。

明らかに洗練されたスープなのに、人を選ばない親しみやすい味。
長くカットされた麺も抜群に合ってます。

そしてチャーシューはガリシア栗豚2枚に鶏チャーシュー1枚。
肉そのものの甘みと旨味がしっかりのガリシア栗豚はホントに旨いです。

そしてチャーシューの下には味玉とワンタン2ケ。
ワンタンの皮がツルンと美味しく、シュクシュクの穂先メンマも美味。

デフォルトの具はガリシア栗豚1枚に穂先メンマ。
特製は+300円でガリシア栗豚1枚、鶏チャーシュー1枚、ワンタン2ケ、味玉1個が追加されお得です。

最近は早じまいもあるようですが、現在の店舗ではスープ、食材ともに今の量が限界とのこと。
なので新しいメニューの導入も考えているようで、これからも楽しみです。
間もなく5周年を迎える三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
祝日の昼前に伺いましたが、常に行列がある感じです。

メニューは
「醤油ラーメン」800円
「塩ラーメン」800円
「味噌ラーメン」800円

毎年夏の定番「冷やしラーメン」は既に終了していました。

注文はいつも「醤油ラーメン」。
キレイなスープに大きなガリシア豚チャーシュー、穂先メンマ、九条ネギとシンプルです。

スープは尖らず丸みのある「鶏と水」。
醤油もキレキレではないのに、ホントに旨いです。

アッサリ上品とまで昇華せず、B級フードの「ラーメン」ほど骨太で無く。
ホントに最高のバランスで、一滴残らず飲み干す瞬間まで幸せです。

麺はニュルっとした食感の細麺。
柔らかいのではなく芯はしっかりモチモチで、時間と共に溶け出す小麦の味も感じます。

大きなチャーシューは生姜風味で下味しっかり。
食べごたえある赤身にサクサク脂も絶品です。

シュクシュクとした食感の穂先メンマも美味しく、シンプルで無駄の無い一杯。
鶏清湯としては貫録十分なレベルです。

鶏清湯では最近は湯河原の「飯田商店」が大人気。
同じ「鶏と水」スープでも、トイ・ボックスはトイ・ボックスの旨さがあります。
今年「醤油ラーメン」が50円値上がりしましたが、どう考えても値段以上の質の高さ。

なお、子供用にはサービス価格の「お子様ラーメン」400円。
麺が半分の長さに切ってあって食べやすく、もちろん息子も大好きです。
西武池袋本店への出店も大盛況に終わった「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
告知はありませんが、6月アタマから夏の定番「冷やしラーメン」750円が始まってます。

丼には大きな鶏チャーシュー2枚に穂先メンマ。
白髪ネギ、大葉、ミョウガの千切りが立体的に盛られて美しいです。

スープはややトロリとして、そこに煮干しオイルの香ばしさ。
ベースのスープはラーメンと同じ「鶏と水」を冷したもの。

昨年からこのスープになっていますが、今年の「冷やし」の方が旨味が太いです。
昨年より輪郭クッキリで、有無を言わせぬ美味しさ。

しっかり締められたシコシコの極細麺も相性抜群。
しっとり鶏チャーシューのレベルは言うまでも無く、クシュっとした穂先メンマも好みのタイプです。

トイ・ボックスの「冷やしラーメン」を食べるのは今年で4年目。
今までで一番ビシッとした「冷やし」だと思います。
昼夜10食ほどの数量限定とのこと。

そして鶏清湯が大好きな息子は「お子様ラーメン」400円。
醤油スープに豚チャーシュー、刻まれた穂先メンマ、九条ネギ。

スープを少し飲みましたが、こちらも一口目からキュッとする旨さ。
「鶏と水」のスープになって2年目、明らかに旨味のキレが増してます。

これなら「冷やしラーメン」が太い旨さになっているのも納得。
早くも看板メニュー「醤油ラーメン」が食べたくなってきました。

ちなみに夏でも「味噌ラーメン」やってます。
(夏はあまり出ないそうですが・・・)
西武池袋本店「全国味の逸品会」に出店の「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
催事に4回訪れて打ち止めにしようと思っていたところ、4月28日(土)の公式ブログに、

「ゲリラ限定

 最近では催事でもこういった事が出来るんですねぇ・・・」

とお知らせされたのが100食限定の「追い鰹塩ラーメン」1101円。
秋葉原の名店「饗 くろ㐂」の塩ダレを使用した4月29日(日)限定のコラボメニューです。

「トイ・ボックス」も「くろ㐂」も大好きな僕には見逃せない限定。
それは他の方にとってももちろん同じで、オープンと同時に瞬く間に列が伸びていきます。
開店直後から階段まで列が伸び、大行列の「551蓬莱」超え。

厨房では「くろ㐂」の大将が麺上げし、「トイ・ボックス」山上店主が仕上げ。
厨房での共演は初とのことですが、元々仲が良いので終始楽しそうです。

そして「くろ㐂」の若手スタッフも厨房でお手伝い。
なので、回転はもの凄く早いです。

美しい黄金スープにきらめく鶏油。
中央には「くろ㐂」特製の煮大根が乗り、白髪ネギが立体的に盛られます。

スープは直前に本枯れ節で追い鰹され、そこにくろ㐂の豊潤な塩ダレ。
この一杯のために塩ダレを作ったんじゃないかと思うくらい、最高に合ってます。

麺も塩ラーメン用に醤油より細いもの。
スープ、鶏油が絡みつき、抜群の旨さ。

煮大根も出汁が染み染み。
ゲリラ限定と言っても、完成度がかなり高いです。

基本は醤油ラーメンが好きな僕でも、今回ばかりは塩ラーメンの方が好み。
「催事」ならではのスペシャルな1杯。
まさかの巨匠共演で、今まで以上にお祭り感に溢れてました。
西武池袋本店「全国味の逸品会」への出店もあとわずかとなった「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
4月30日(月・祝)までの出店で、最終日は16時30分までとなります。

この日は家族と訪れて「醤油ラーメン」901円と催事限定の「追い鰹醤油ラーメン」972円。
GW突入でお客さんも多く、限定の追い鰹が多く出ている印象でした。

二度目となる「追い鰹醤油ラーメン」は若干盛り付け方が変更。
チャーシューと青菜の境目にナルトが置かれ美しいです。

スープは追い鰹によって完全に「和」の世界。
スッキリ上品で蕎麦等に近いものも感じます。

そして「醤油ラーメン」もキレイな麺線に丁寧な盛り付け。
軽やかな醤油に鶏油のコクが効いてます。

どちらも老若男女が美味しいと思える優しく上品なラーメン。
出店開始から一週間経ち、回転もとても速いです。
西武池袋本店の「全国味の逸品会」に出店中の「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
前半戦を折り返し、4月25日(水)からは催事限定が「鶏油そば」から「追い鰹醤油ラーメン」972円に変わります。

催事中は色々なお店のスタッフがお手伝いに来ていて、この日は「KABOちゃん」店主と「カネキッチンヌードル」店主。
提供前に本枯れ節で追い鰹され、ラーメンが完成です。

巨大なチャーシューの上になるとや青菜が乗り、醤油ラーメンとは異なるビジュアル。
スープは優しく旨い和出汁のお味です。

ベースは鶏ですが、追い鰹するだけでガラッと印象が変わりました。
飲んでいると奥に鶏が隠れている上品な味わいです。

大判チャーシューは柔らかく脂身もジューシー。
ネギは青ネギでは無く白ネギで、こちらの方が「中華そば」な感じです。
醤油ラーメンよりこちらが好きな人も多そう。

今のところお店では出さないそうなので、食べられるのはこの催事だけ。
4月30日(月・祝)までの出店で、限定はおよそ100食です。
西武池袋本店「全国味の逸品会」に出店中の「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
4月20日(金)から4月30日(月・祝)までの出店です。

初日に催事限定「鶏油そば」をいただき、23日夕方に2度目の訪問。
夕方なので100食限定の鶏油そばは売り切れでした。

しかし、今回の目的は看板メニュー「醤油ラーメン」900円。
僕がトイ・ボックスで一番食べてきたメニューです。

なお、平日17時前でもお客さんは8割ほどの入り。
店主さんも環境に慣れてきて回転は凄く良く、5分かからず提供です。

丼を覆い尽くす大きなチャーシューに青ネギ、穂先メンマと見た目はシンプル。
スープを飲むと染み渡る地鶏に軽やかな醤油。

洗練されたスープなのに、難解では無く幅広い層が美味しいと思える絶品。
僕が味わう印象では、お店で食べるスープと変わらないと思います。

啜り心地の良い麺もスープにベストマッチ。
チャーシューもジューシーです。

具材など若干催事用になっていますが(ホントに若干)、ほぼ変わらぬ一杯。
催事には珍しくオープンキッチンで、たくさん並んだ寸胴を見ることが出来ます。

「当たり前のことを当たり前にやっているだけです」
と謙虚に言ってましたが、慣れない環境に数倍の仕込でこの質を保つのは凄いこと。

また、催事と言えど提供される「お冷」も仕込用の良い水を使用。
口に含んだ瞬間に吸収されるスピードが全く違います。

ホントに美味しいアッサリな鶏醤油ラーメンで、これが西武池袋本店で気軽に食べられるのは貴重。
次は25日(水)から始まる限定「追い鰹醤油ラーメン」をいただく予定です。
西武池袋本店にて開催中の「全国味の逸品会」。
4月20日(金)から5月6日(日)までの開催です。

前半は4月20日(金)から4月30日(月・祝)。
そこに僕の好きな「ラーメン屋 トイ・ボックス」が出店しています。

基本メニューは看板メニューの「醤油ラーメン」901円。
それに期間を分けて限定メニューも販売します。

4月20日(金)から4月24日(火)までは「鶏油そば」864円。
4月25日(木)から4月30日(月・祝)までは「追い鰹醤油ラーメン」972円です。

トイ・ボックスの「醤油ラーメン」はかなり旨いので寸前まで迷いましたが、まずは限定の「鶏油そば」。
こちらは昔からお店の人気メニューでしたが、2017年1月から無期限の休止。

実はそのあと昨年10月に告知無しに復活。
僕はワンタンスープを付けたニューバージョンをいただきましたが、それもすぐに止めたそうです。

なので、「鶏油そば」のファンには嬉しい復活。
鶏油、醤油などが和えられた麺にチャーシュー、穂先メンマ、ネギが乗って登場。

麺はしっかり和えられていますが、少量の鶏スープも入ってるので底から混ぜ直します。
コクのある鶏油をまとった平打ち中太麺はモチモチ。

そしてなんと言っても醤油の旨さ。
トイ・ボックスは醤油ダレが絶品なので、「油そば」ならダイレクトに味わえます。

たっぷりの短冊チャーシューはガリシア豚。
赤身もサクサクの脂身も美味しいです。

まぜそば、油そばをたくさん食べている訳ではありませんが、ここの「鶏油そば」は自分的にNo.1。
油そばでもジャンクでは無く、鶏も醤油も堪能出来ます。
しかし絶品スープも味わいたいので、近いうちに「醤油ラーメン」も食べに伺いたいと思います。
三ノ輪のミシュランビブグルマン「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
醤油、塩、味噌とありますが、僕が頼むのはいつも「醤油ラーメン」750円

丼を覆い尽くす大判チャーシューにちょこんと乗った九条ネギ。
輝く鶏油にチラと顔を覗かせる畳まれた麺。
どこから見ても美味しそうな一杯です。

スープは「鶏と水」になって1年ちょっと。
リニューアル直後より鶏の旨味も醤油のキレも増しています。

レシピはほぼ変わらないそうですが、毎日作って慣れてくると変わるそう。
上品になり過ぎず、一口目から染みわたる旨さはまさに「ラーメン」。
洗練されていても、ちゃんと大衆性があります。

麺は小麦を感じるフワッとした食感。
チャーシューも肉の旨さを堪能でき、食べごたえがあります。

ここ数年で都内に増えた鶏清湯のお店の中でも、ここが間違いなく代表格
何度食べても最後まで美味しいラーメンで、後味はスッキリ。

なお、西武池袋本店で毎年GW恒例の「全国味の逸品会」。
過去に「紫 くろ㐂」や「金色不如帰」と言った名店が出店してきましたが、今年は「トイ・ボックス」が出店。

4月20日(金)から30日(月・祝)の前半に登場します。
限定もやるそうなので、今から楽しみです。
三ノ輪のビブグルマン「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
現在のメニューは醤油ラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメン。

それに肉めしや地鶏 炙り飯などのご飯もの。
先日いただいた「鶏油そば」は×印になっていたので、不定期提供かも知れません。

注文は大好きな「醤油ラーメン」750円。
丼を覆い尽くす大判チャーシューに九条ネギ、穂先メンマとシンプルにして美麗な一杯です。

スープを飲んでみると、豊潤な鶏のお出汁にキレキレでは無く華やかでジュワッと染み渡る醤油。
ベースが「鶏と水」だけなのに、なんともエレガントかつ親しみやすい旨さ。
鶏油もしつこさがなく上品にコクを演出しています。

キレイに畳まれた麺は国産小麦を使用したモチモチ食感。
ショウガの下味がしっかりのチャーシューは赤身中心で厚みがあり、食べごたえ充分。

最近増えてきた「鶏清湯」ですが、個性的で貫録を感じる味わい。
昨年後半は限定などを食べていたので久々の醤油でしたが、やはり旨いです。

なお、息子も大ファンで、今回は息子から「行きたい」との提案でした。
ここの麺は長めですが、「お子様ラーメン」400円は麺が半分にカットしてあるので食べやすいです。

僕も息子も、最後の一滴までスープを飲み干しました。
何度食べても、心の底から満たされるラーメンです。
12月15日に4周年を迎えた「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
店頭には名店「らぁ麺屋 飯田商店」からお祝いの花が届いていました。

今年は周年限定は提供せず、12月30日に限定ラーメンを提供。
「らの道」企画でもあり、都内では他に「饗 くろ㐂」が12月24日に「北の海から~2017~」をやりました。

今回は「特選素材の中華そば」1200円。
黒豚ゲンコツ、川俣シャモのガラ、丸鶏、山水地鶏丸鶏、本利尻昆布(4年物)、羅臼昆布(3年物)等を使用し、限定120杯です。

バラロールに九条ネギ、穂先メンマ。
そしてスープに付かないよう丁寧に海苔が置かれて完成。

スープを飲んでみると、煮干し等の魚介に昆布の厚み。
素材の旨味がギュウギュウに詰まっており、思わず「おっ」と声が出るほど。

後半になると動物系の旨味が前面に来るようになります。
「新麦春よ恋」を配合したモチモチの特注麺も相性最高。

バラロールはしっとりフワフワ。
海苔も香りがよく、満足度の高い一杯です。

店主さんによれば、

「11月のworkshopを一人で作るとこうなる、という感じです」

とのこと。

トイ・ボックスが所属する「workshop」では11月に「支那そばやリスペクト」のイベントを行いました。
まさに今回の「特選素材の中華そば」はトイ・ボックスによる「支那そばやリスペクト」な味わいです。

「特選素材の中華そば」は今までに3回やっているそうで、僕は2016年の3周年記念以来2度目。
2016年の限定も美味しかったですが、今回の方が格段に旨いです。

特選素材がより効果的に機能して、よりソリッドな味。
シンプルな一杯だからこそ、センスと技術の凄さが伝わってきました。
先日「一番いちばん」で行われた「workshop」イベントに参加した「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
そこでは佐野実さんの「新麦 春よ恋」を使った支那そばやリスペクト「醤油らぁ麺」を提供しました。

今度はトイ・ボックスにて「新麦春よ恋」の限定メニューの提供。
12月15日(金)・16日(土)各日昼夜15食限定で「新麦春よ恋の昆布水つけ麺」900円です。

今回の企画は「ロックンビリーS1(旧「ロックンロールワン)」の嶋崎店主とのコラボ。
ロックンビリーS1と同配合の麺を使用しています。

ロックンビリーS1は水で締めた冷たい麺に熱いスープの「ひやあつ」。
「ロックンロールワン」時代にラーメンコラムニスト故北島秀一氏の要望で作られた讃岐うどんの様なメニューです。

今ではメジャーになった「昆布水つけ麺」も、元は嶋崎店主が考案したもの。
当時「ロックンロールワン」の助手だったトイ・ボックス店主は、北島さんと一緒に「昆布水つけ麺」の試作を食べたそうです。

なので、今回は「ロックンビリーS1」「トイ・ボックス」ともに北島さんを偲んだメニュー。
最初に塩、生海苔、手作り柚子胡椒が乗った小皿が提供。

続いてガリシア豚チャーシューと鶏チャーシューが乗った麺。
鶏と水のスープで出来たつけ汁が登場です。

麺は「ロックンビリーS1」嶋崎店主配合レシピの麺細。
これがハリがあって香りも良く、素晴らしく美味。

塩や生海苔無しで、昆布水だけでも食べ続けられる麺です。
「さすが嶋崎さんの配合」とトイ・ボックス店主さんも言ってました。

しかし、つけ汁に浸けると足し算では無く掛け算の相乗効果。
麺だけで旨いのは間違いないですが、つけ汁に浸けた方が数倍旨いです。

しっとり絶品なチャーシューもたっぷり乗って900円は恐らくサービス価格。
今年食べた新麦春よ恋メニューでも1,2を争う旨さでした。
三ノ輪のビブグルマン「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
「TRYラーメン大賞2017-2018」では名店部門で「しょう油」3位、「しお」6位、「みそ」6位となりました。

僕が好きなのは断然「醤油ラーメン」750円。
しかし今回「醤油」は息子が注文し、僕は復活した「鶏油そば」です。

創業当初からの人気メニューで、「TRYラーメン大賞2014-2015」では汁なし部門で新人賞ランクイン。
今年から「鶏と水」のスープになり無期限休止となっていましたが、ひっそり復活しました。

以前は単品のみでしたが、復活後は(スープ付)、(汁わんたん付)も追加。
「鶏油そば(汁わんたん付)」900円にしました。

トイ・ボックス自慢の鶏油、醤油ダレに少量のスープが加えられ、しっかり麺が和えられます。
その上に短冊チャーシュー、穂先メンマ、2種のネギがキレイに盛られて完成。

自分で混ぜなくても均一に味が付いた平打ち太麺はモチモチでしっかり。
まろやかな鶏油に醤油の旨味が効き、贅沢に旨いです。

ラードでは無く鶏油なので、上品さも感じるほど。
麺量は恐らく200gで食べごたえあります。

そして「汁わんたん」はキレイなスープにワンタン3ケ。
スッキリ美味しい鶏スープにモチモチ皮のワンタンも美味。

「トイ・ボックス」はなんと言ってもスープが旨いので、「鶏油そば」にスープ付が出来たのは嬉しい限り。
息子の「醤油ラーメン」ももちろん絶品。

スッキリとした鶏と水のスープにに醤油の旨味。
高貴になりすぎず庶民性もあり、たまりません。

なお、TRY名店部門「しょう油」1位は湯河原の「らぁ麺屋 飯田商店」、2位は調布市の「中華そば しば田」。
なのでトイ・ボックスは23区中1位と考えて良さそうです。
開店4年目に入り、4度目の夏を迎えた「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
食べログの「ラーメン 百名店 TOKYO 2017」にも選出されています。

息子と伺い、まずは今年も始まった「冷やしラーメン」750円。
「COEDO 瑠璃」を飲みながら待ちます。

すると、麺線をキレイに整えられた「冷やしラーメン」が登場。
鶏チャーシューの上に刻まれたミョウガと大葉が高く美しく盛られてます。

スープを飲むと、過去最高のトロントロン。
ここの冷やしは2年目から鶏スープに煮干しオイルと言う構成。

このトロミは鶏によるもので、流行りの昆布ではありません。
今年からスープが「鶏と水」になったからか、冷すと驚くほどのトロミです。

そして、クッキリ太めの醤油ダレに煮干しオイル。
コシのある細麺と絡み合い、冷やしでも繊細ではなくパワー型。
店主さんも意識してそうしてるそうで、食べごたえのある冷やしです。

続いては「醤油ラーメン」750円。
こちらも「鶏と水」当初よりクッキリとした輪郭の醤油ダレ。

チャーシューもしっかり下味が付き、当初よりいい意味で「ラーメン」になっています。
先日「新味」になった「Japanese Soba Noodles 蔦」もそうですが、今年は「しっかり味」がトレンドなのかも。

ミシュランビブグルマンで「鶏と水」であっても、庶民性も兼ね備えたラーメン。
息子も「冷やし」と「醤油」、どちらも気に入ってました。
2017年から「鶏と水」のスープになった「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
今回は「醤油ラーメン」750円に100円で「鶏チャーシュー」をトッピングしました。

チャーシュー2種、穂先メンマ、九条ネギがキレイに盛り付けられ、貫録ある一杯が登場。
なお、「鶏チャーシュー」トッピングは2枚乗ります。

5種の地鶏と水だけのスープはアッサリと上品な鶏の旨味。
醤油の旨味がカラフルで、鶏油は見た目ほど主張はしません。

モチッとした麺との相性も抜群。
万人向けでありながら、高貴さも感じます。

大きな豚チャーシューはガリシア栗豚。
漬ける醤油をラーメンの醤油ダレと同じ蔵のものに変えたそうで、以前より味が染みてます。

スープ、麺、具の全てが凛とリッチ。
最低限の素材で作られているため、ごまかしの効かない一杯です。

なお、僕だけでなく、息子もここの大ファン。
息子は「お子様ラーメン」400円。

麺の量は半分で、子供が食べやすいよう長さを半分にカット。
そこに鶏チャーシュー、3つにカットされた穂先メンマ、九条ネギ。
息子の食いつきも良いです。

そしてサイドの「地鶏そぼろごはん」250円。
たっぷりの鶏そぼろはやや甘目の味付けで、味噌ラーメンに使っている山椒がアクセント。

こちらもほぼ息子に食べられました。
同じように子連れのお客さんも多く、小さい頃から無化調の美味しいラーメンを食べるのは食育と思ったりします。
2017年からスープが「鶏と水」のスープに変わった「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
スープが変わってから二度目の訪問です。

通常の「醤油ラーメン」は750円。
「ワンタン醤油ラーメン」は+200円の950円、「特製醤油ラーメン」は+300円の1050円です。

前回「ワンタン醤油ラーメン」をいただいたので、今回は「特製醤油ラーメン」。
豚チャーシュー1枚、鶏チャーシュー1枚、ワンタン2個、味玉が入ります。

ワンタン醤油ラーメンは+200円でワンタン3個なので、どう考えても特製の方がお得。
丼には肉が敷き詰められ、麺どころか味玉とワンタンもほぼ見えません。

スープは雑味ない鶏の豊潤な旨味にあと引く醤油。
キレやパンチでは無く、上品で高級感漂う旨さです。
1月にいただいた時より更に洗練され、旨味が増した気も。

ほぼ赤身のガリシア栗豚チャーシューはしっとり柔らか。
デフォでは入らない鶏チャーシューもジューシーです。

そしてワンタンは肉餡が大きなもの。
ピリッと濃いめの味付けで、以前よりも存在感アップ。
穂先メンマも臭み無く、ご馳走感が半端無いです。

息子は「お子様ラーメン」400円。
小さな丼ですが、鶏チャーシュー、カットされた穂先メンマ、九条ネギ。
サービス品であるのは間違いありません。

調理過程を見ていると、麺も食べやすいようにわざわざ短くカット。
丁寧さを感じます。

「地鶏そぼろごはん」250円はそぼろたっぷり。
山椒が軽くアクセントになってます。

やはり「トイ・ボックス」のラーメンは進化しつつ旨い。
上品でありつつも、子供が夢中になるラーメンとしての庶民性もあります。

なお3月20日(月)は祝日ですがお休み。
京都の「らぁ麺 とうひち」の2周年イベント「水鶏の系譜」に参加するとのこと。
ロックンビリーS1」×「トイ・ボックス」×「そらみち」×「とうひち」と言う恐ろしいコラボです。
2017年から一部メニューやスープがリニューアルした「トイ・ボックス」。
まずメニューからは「鶏油そば」が無くなり、醤油ラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメンの3種に。

トッピングには「ワンタン」が加わりました。
息子と伺い、「ワンタン醤油ラーメン」950円と「味噌ラーメン」800円を注文。

まず「ワンタン醤油ラーメン」。
チャーシューが昨年の限定でも使われた「ガリシア栗豚」1枚に変わり、鶏チャーシューはデフォでは無し。
太メンマから穂先メンマに変わり、見た目も結構リニューアル。

そして一番変わったのがスープで、「地鶏と水」だけで炊いたスープに変化。
上品でスッキリとした鶏の旨味にキレ過ぎない豊潤な醤油。

麺も変わり、以前よりしなやかな細麺。
「鶏清湯」のラーメンも増えましたが、この贅沢なバランスはリニューアル「トイ・ボックス」のみ。
これでデフォの「醤油ラーメン」が変わらず750円とは凄いです。

チャーシューはスペインで栗を食べさせて育てた「ガリシア栗豚」。
しっとり赤身の旨味にサッパリとした脂身の両方が美味。

昨年12月に放送されたTV番組によれば、ガリシア栗豚を使用しているラーメン店は日本で「トイ・ボックス」のみだそうです。
新たに加わったワンタンは旨味しっかりの餡も旨ければ、長めの皮がくツルンツルンで食感も良し。

「鶏と水」のラーメンは昨年8月に限定でやっているのですが、その日は限定らしく特別感があるキレキレな味。
今の「鶏と水」はパンチでは無く、純粋に地鶏の旨味を味わえるチューンです。
「ラーメン屋」の看板どおり、鶏が好きなら万人が旨いと思える味。

そして久々に食べた「味噌ラーメン」。
こちらは以前は鶏チャーシューオンリーでしたが、ガリシア栗豚に。

甘みある味噌にスパイスが効き、パセリオイルのアクセント。
とは言ってもギンギンにスパイシーでは無く、まろやかで旨いです。

なお、ご飯ものは「肉飯」が無くなり「地鶏そぼろ ご飯」250円に変更。
このそぼろが味付け控えめで鶏が旨く、ナイスな一品です。

前述したとおりトイ・ボックスは昨年12月にTV番組に登場。
チャーシューの特集で、68度で作った鶏チャーシュー、肉飯が紹介されていました。

しかし、紹介直後にデフォから鶏チャーシューを無くし、肉飯を廃止するリニューアル。
メディアを気にせずリニューアルし、それが旨いのですからこれからも通うしかありません。
今後も楽しみで仕方ないです。
三ノ輪の名店「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
2016年の営業最終日は12月30日で、年末限定のみで営業です。

メニューは「豚と水」900円。
豚と水だけで炊かれたスープのラーメンです。
今年は「飯田商店」がリニューアルで始めた「鶏と水だけで炊かれたスープ」が衝撃の旨さ。

「トイ・ボックス」でも8月に限定で「鶏と水」をやっており、それがまた旨いのなんの。
(2017年営業初日から「トイ・ボックス」のレギュラーメニューはこの「鶏と水」に変わるそうです)
年末限定はその「豚」版と言うことになります。

先日、3周年記念の「特選素材の中華そば」をいただきましたが、そちらは王道ノスタルジー(もちろん素材は別格)。
店主さんによれば、

「今回はマニアックです」

とのこと。

デフォの鶏油同様、背脂が調理最初と最後の2回に入れられ完成。
メンマなどは乗らず、2種のチャーシュー4枚にネギのみと言う豚尽くし。

スープはアッサリ清湯で、豚と背脂の旨味と甘み。
サラリでも濃厚な旨味とコクで、ノスタルジーも感じます。
無化調、豚と水でこの味を引き出すのはやはり凄い。

プリッとした細麺との相性も良く、ストレートにハマる味です。
デフォの鶏清湯のような醤油のキレはありませんが、間違いなく旨い。

そして2種のチャーシュー。
弓豚SPFポークバラの煮豚は脂身の旨味も含めジューシー。

ガリシア栗豚ロースの焼豚は赤身の旨さを堪能できます。
「マニアック」と言っていた割には、最新の技術を活かしたノスタルジーで王道。

確かにネオクラシック的な味では無いですが、正直超好み。
やはりここは下手なもの出してきません。

また、2年半ここで働いた助手さん「トイボのメガネ」さんはこの日(12/30)で卒業。
次は別のラーメン店で修行されるそうです。

ミシュランビブグルマン「トイ・ボックス」で助手を務めたのですから、今後の独立も期待大。
今までお疲れ様でした。
12月15日に3周年を迎えた「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
3周年限定として、12月18日(日)は「特選素材の中華そば」1000円のみの営業となりました。

チャーシューや青菜が乗り、真ん中にはナルト。
レギュラーメニューのスタイリッシュなビジュアルと変わり、まさに「中華そば」。

提供時から魚介が香り、スープは恐らく地鶏と魚介のブレンド。
どちらもガツンとでは無く、上品に洗練されたバランスです。
麺も通常とは違い、プリッと弾けるちぢれ麺。

チャーシューは鶏が入らずしっとりとしたバラロール。
全体的にノスタルジックな「東京ラーメン」へのオマージュの様なものでしょうか。

ワンタンも2ケ入っていますが、餡少な目でコショウ?も効いた味。
先日の限定ワンタンとも違い、このあたりも完璧なこだわり。

パンチよりも極上素材を活かした、全体的に上品な仕上がりです。
これはこれでもちろん旨いのですが、今はデフォの醤油ラーメンの出来もかなりのもの。
もし、限定ということで久々に「トイ・ボックス」に行かれた方がいるなら、ぜひ醤油を食べて欲しいです。
ミシュランビブグルマン・ラーメン部門に初年度から掲載された「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
「TRYラーメン大賞2016-2017」では「名店部門」の「しょうゆ」「みそ」「汁なし」の3部門で受賞する名店です。

久々に汁なしの「鶏油そば」を考えていたところ、券売機には
「本日ワンタントッピング有ります」
とのこと。

「鶏油そば」には対応していないので、いつもどおり「醤油ラーメン」750円です。
ワンタンは大きめで、まるで特製ラーメンのような具だくさんっぷり。

餡は地鶏で、中華ワンタンの様な濃い味付けではなく鶏そのものの旨み。
3つで200円はかなりお得です。

また、チャーシューは通常と違い「ガリシア栗豚」。
8月の「らの道」限定「鶏と水」で使用した豚で、しっとり赤身が旨い豚です。
たまたまワンタンとガリシア栗豚にあたりラッキー。

スープはバランス良い鶏出汁メインで豊潤。
アッサリな中に奥深い旨さが広がります。

先日の大つけ麺博「WORKSHOP」には「トイ・ボックス」も参加していますが、あちらはキレキレな醤油に鶏油のインパクト。
催事仕様の「WORKSHOP」もパンチがあって最高ですが、「トイ・ボックス」の醤油は違った旨さ。
色々とマイナーチェンジして進化しており、いつも好きな味です。
大つけ麺博第四陣に出店中の「WORKSHOP」。
「トイ・ボックス」「麺屋 KABOちゃん」「らぁ麺 すぎ本」「RAMEN GOTTSU」
「くじら食堂」「中華そば しば田」「一番いちばん」「進化」の8店舗コラボです。

「WORKSHOP」は大つけ麺博限定のグループでは無く、以前からコラボをしているグループ。
今回は参加しなかった埼玉の「中華そば 四つ葉」も含め、9店舗全てが「TRYラーメン大賞2016-2017」に掲載されてます。

まさにドリームチーム。
大つけ麺博第四陣4日目の担当店主は「トイ・ボックス」&「RAMEN GOTTSU」というミシュランコンビ。

そのほかスタッフも多数で、「Kane Kitchen Noodles」店主さんも常に居ます。
「Kane Kitchen Noodles」は「カネキッチン」として朝霞で週二日間借り営業をしていたお店。
朝霞のお店は行列店で、12月に東長崎に路面店をオープン予定です。

注文は「鶏醤油らぁ麺」に「プレミアムトッピング」500円。
本日のチャーシューは「トイ・ボックス」、「進化」、「しば田」のいずれか。
ワンタンは「GOTTSU」です。

プレミアムは具が山盛りで麺が見えません。
チャーシューはトイ・ボックスでしょうか。

そのほか手羽先、ワンタン、ウズラの玉子4ヶ。
肉だらけで食べごたえあります。

具だけでは無く、スープと麺も非常に美味。
ナイスコラボでした。
「らの道」という関西で生まれたイベントがあり、今年の夏は「らの道 Battle of R 2016」が開催。
その関東地区大将となっているのが「トイ・ボックス」です。
「らの道」はスタンプラリーなどもやっているようですが、今回はそういうのは無さそう。

「トイ・ボックス」では8月28日限定で「鶏と水」850円を提供です。
その名のとおり、鶏と水のみでスープを焚いた、通常メニューよりも「引き算」のラーメン。

パッと見はいつもの「醤油ラーメン」。
しかし、よく見るとメンマは穂先メンマで、焼豚はガリシア栗豚。

スープは提供された瞬間から香り良く、飲むと強烈な鶏の旨さ。
キレのある醤油ダレに甘みある鶏油。

そして、何と言ってもベースの鶏スープ。
デフォの「醤油ラーメン」で感じる乾物の骨太さは無く、代わりにスッキリでありながら分厚い鶏。
引き算で残った鶏と水で、非常に高いレベルの旨味を抽出。

いつもと違う滑らかなスベスベ麺も旨いです。
ガリシア栗豚の焼豚はしっとりとした赤身もプリッとした脂身も贅沢。

しかし、やはり一番すごいのはスープ。
川俣シャモのガラ、おおいた冠地どりのガラ、名古屋コーチンの丸鶏、会津地鶏の丸鶏。
いつも使用しているこれらの鶏に山水地鶏の丸鶏を加えたそうです。

「鶏と水のみのスープ」
「山水地鶏」

で思い浮かべるのはリニューアルした飯田商店。
飯田商店はエレガントを感じる絶品鶏清湯で、トイの「鶏と水」はエッジが効いたラーメン。
どちらも文句なしに旨いです。

レギュラーの醤油ラーメンも半端無い旨さですが、これはホントに凄い。
しかも嬉しいことに、いずれはデフォのラーメン自体がこれにリニューアルするそう。

まだ色々と調整するそうですが、正直、現段階で文句のつけようがありません。
まいりました。
三ノ輪のビブグルマン「トイ・ボックス」。
こちらはお盆中でも通常営業なので、初めて子供と一緒に行ってきました。

まずは「冷やしラーメン」750円。
冷やしでも厚い旨味のスープに香ばしい煮干しオイル。

しっかり〆られたハリのある細麺との相性も最高です。
やはりここの冷やしは旨い。

そして初めて注文した「肉飯(豚)」250円。
細切りの焼豚が炙られており、香ばしさが食欲を増進させます。

〆は「お子様ラーメン」400円。
小学生以下のみが注文できるラーメンです。

丼はやや小さめで、ラーメンはミニサイズの醤油ラーメン。
スープと麺を味見しましたが、5月に食べた醤油と同じく最高です。

醤油の旨味に鶏油のコク、深い深いお出汁。
子供は全メニューをひととおり食べ、最初は冷やしをかなり気に入っていました。

しかし、全て食べた後は醤油ラーメンが一番とのこと。
こんなハイレベルなラーメンを小さいころから食べて良いものなのかどうか(笑)

なお、14時過ぎにお店を出ると10人以上の行列で、この日は早めに終了していました。
8月中は休み無く通常営業だそうです。
三ノ輪の実力店「トイ・ボックス」。
7月21日のみ限定で「つけ麺」の提供がありました。

公式HPにて告知され、券売機には特に明記されず。
850円で、約50食あるそうです。

まずは小皿に塩と生海苔。
続いて麺、つけ汁。
麺は昆布水に浸かったタイプです。

まずはそのまま食べてみると、しっかりとしたコシに小麦の香り。
製麺屋さんと打ち合わせ、つけ麺用に作った麺だそうです。

塩だけでも旨いし、生海苔は少量でも結構なアクセント。
生海苔のアイデアは凄いと思います。

「このまま最後まで食べられそう」
と思ったのですが、つけ汁に浸けていただくと一瞬にして気が変わりました。

醤油の旨味と鶏油の香ばしさが、麺と絡み合ってたまりません。
特に醤油の旨味が麺に良く乗ってきます。
クッキリとした醤油のブレンドで、相当好み。

特別な仕掛けがあるわけでは無く、正統派の旨さ。
まさに「シンプルイズベスト」なつけ麺でした。
三ノ輪のミシュランビブグルマン人気店「トイ・ボックス」。
この日は「ソーキおつまみ」300円があったので、「COEDO 伽羅」450円と堪能しました。

ここのソーキは柔らかく軟骨もプルプル。
あれば必ず頼んでます。

そして麺。
鶏油そば、塩、味噌にも惹かれるものの、大好きな看板メニュー「醤油ラーメン」750円を注文。

スープを飲んでみると、グッとくる醤油ダレに分厚いお出汁。
二か月半前はまろやかな感じでしたが、今回は醤油の旨味が格段にアップ。

ベースのスープは牛骨も使用しているそうで、贅沢な厚みです。
醤油の旨味により、鶏油も以前より際立っている感じ。

鶏清湯やネオクラシカルと言う呼び方よりも、

「美味しい醤油ラーメン」

がしっくりとくる堂々たる一杯。
今の醤油ラーメン、かなり旨いです。

そして、今期も始まった「冷やしラーメン」750円。
(冷やしが始まったので、「味噌ラーメン」は夜営業のみになりました。冷やしは1日あります)

こちらも昨年よりスープに厚みがあります。
煮干しオイルのサカナ感は抑えられ、ベースとなる鶏と醤油のリッチ感が増しました。
昨年のエッジが効いたタイプから進化した感じで、今年Ver.も旨いです。
三ノ輪駅すぐ近くの名店「トイ・ボックス」。
昨年12月に2周年を迎え、今年の2月14日には周年でやる予定だった限定「特選素材の中華そば」も。

残念ながら限定は行けませんでしたが、レギュラーの「醤油ラーメン」も揺るぎない絶品です。
ジャンルとしては「鶏清湯」になるのですが、スープには実は魚介乾物やハマグリなども。

なのでベースに厚みがあります。
醤油は過度にキレさせるのではなく、舌に残る旨味。

そこに啜り心地の良い細麺。
そしてローストポークの様な柔らかい豚チャーシュー、ふんわり鶏チャーシューに太メンマ。

全てにおいて洗練されていながらも、万人が馴染みやすい一杯です。
恐らく目指しているのは、エッジを効かせたインパクトではなく、明日も食べたいと思わせる醤油ラーメンの究極系。

なので屋号に「ラーメン屋」が付いているのでしょう。
ちなみに店主さんの技術は幅広く、パセリオイルやスパイスが効いた「味噌ラーメン」は逆にエッジが効いてます。

なお、3/10(木)~15(火)には広島の「福屋八丁堀本店」にて開催される「第70回全国うまいもの大会」に出店。
「トイ・ボックス」初の催事出店です。

個人店なので、そのため3/7(月)~3/16(水)まではお休みとなります。
どうぞご注意ください。
日比谷線三ノ輪駅近くの「トイ・ボックス」。
2年連続ミシュランビブグルマンに選出されているお店です。

この日は「おつまみソーキ」300円がありましたので、それをおつまみにCOEDO。
ソーキはラーメン店で出てくるレベルではありません。
コリッとした軟骨も美味しいです。

そして、麺は「醤油ラーメン」750円。
盛り付けは美しく、黄金の鶏油にチャーシューのピンク、青ネギの緑が映えます。

スープには2016年から「おおいた冠地どり」のガラも追加。
基本路線は大きく変わりませんが、それぞれの素材がシャープになった印象。

醤油は舌に心地よく味が残り、鶏油は香りもコクもアップ。
特に鶏油は数日前から採り方を変えたそうで、かなり美味しくなってます。

具も常にブラッシュアップされており、豚チャーシューは抜群の柔らかさ。
低温調理では無いそうですが、この柔らかさは凄いです。

極太メンマも柔らかく、ストレスを感じない歯触り。
上品すぎず、尖りすぎず、絶妙なバランスの醤油ラーメン。

インパクトやパンチを目指していないのは明らかで、幅広い客層もそれを物語っているような。
ホント、大好きなラーメンです。
日比谷線三ノ輪駅近くの「トイ・ボックス」。
2年連続ミシュランビブグルマンに選出されているお店です。

この日は「おつまみソーキ」300円がありましたので、それをおつまみにCOEDO。
ソーキはラーメン店で出てくるレベルではありません。
コリッとした軟骨も美味しいです。

そして、麺は「醤油ラーメン」750円。
盛り付けは美しく、黄金の鶏油にチャーシューのピンク、青ネギの緑が映えます。

スープには2016年から「おおいた冠地どり」のガラも追加。
基本路線は大きく変わりませんが、それぞれの素材がシャープになった印象。

醤油は舌に心地よく味が残り、鶏油は香りもコクもアップ。
特に鶏油は数日前から採り方を変えたそうで、かなり美味しくなってます。

具も常にブラッシュアップされており、豚チャーシューは抜群の柔らかさ。
低温調理では無いそうですが、この柔らかさは凄いです。

極太メンマも柔らかく、ストレスを感じない歯触り。
上品すぎず、尖りすぎず、絶妙なバランスの醤油ラーメン。

インパクトやパンチを目指していないのは明らかで、幅広い客層もそれを物語っているような。
ホント、大好きなラーメンです。
三ノ輪の名店「トイ・ボックス」の助手「トイボのメガネ」さん。
その助手さんによる限定「ニボ助(濃)」800円をいただきました。

助手さんによる限定は2回目で、1回目は先週の限定「ニボ助」。
これがキレッキレな純煮干で、煮干ファンにはたまらない素晴らしい出来。

前回は純煮干でしたが、今回は煮干し×鶏白湯です。
泡立ったスープはきめ細かく、マイルドな白湯。

口当たりがとても良く、一口目で「おっ」と思うくらい。
煮干はしっかりながら前回より塩分控えめで、こちらの方が更に好み。

そこに合わせるのはレギュラーの醤油タレ、鶏油、醤油ラーメンの麺。
煮干で白湯となるとガッツリ濃厚なものもありますが、これはサラリと上品。

バランスが良く、きっちりと個性が出ています。
(トイの醤油ダレ、鶏油による個性ももちろんあると思いますが)

普段、煮干を食べないトイ店主も今回は二回味見したそうです。
「トイ・ボックスの助手」に恥じないラーメンでした。
次回も楽しみにしてます!
三ノ輪の名店「トイ・ボックス」。
そこの助手さんである「トイボのメガネ」さんの初限定が出ました。

限定20食の「ニボ助」700円がそれです。
助手さん作の煮干しオイル、専用のカエシ、煮干しスープ。

純煮干とのことで大量の煮干を使用しており、味が強めでキレッキレ。
エグミは無く煮干しの旨味満載。

下手な煮干し店よりも旨いです。
麺はトイの塩専用麺とのこと。

トイでは限定の塩煮干を食べたことがありますが、あれよりも攻撃的。
助手さんの個性が出ており、かなり好み。
次回も期待してます!
三ノ輪のミシュラン店「トイ・ボックス」。
最近は平日でも外待ちが多い人気店です。

COEDOをいただいてから、この日は「味噌ラーメン」800円。
甘さとスパイシーが絶妙にブレンドされた味噌に分厚い鶏スープ。

ベースは清湯ですが、もの凄く濃厚な旨味です。
昨年秋から始まった味噌ですが、スープが進化して以前よりも重厚。
パセリオイルの清涼感も加わり、最後まで飽きません。

ここのイチオシは「醤油ラーメン」ですが、個性的な味噌も間違いなくオススメ。
食べ終えたときの満足感がハンパないです。
三ノ輪のミシュラン店「トイ・ボックス」。
たまにここの醤油ラーメンが食べたくて仕方なくなります。

この日もCOEDOの伽羅と瑠璃を飲んでまったりしました。
昨年やった限定「メヒコなつけ麺」の再登場を聞いたところ、手間がかかるそうでやる予定は無いそうです。
食べてみたかっただけに残念。

ただ、今回は青唐辛子と江戸甘味噌を漬け込んだので、何かに使うかもしれないと。
味見させてもらったのですが、予想以上に辛さが口に残ります。
つまみとしては最高ですけど(笑)

飲みながら調理を見て「鶏油そば」にも心揺らぎましたが、初志貫徹で「醤油ラーメン」750円。
スープは醤油、鶏油がそれほど強くは主張せず、鶏スープの旨味が中心。

鶏清湯にしてはキレやコクよりもスープが中心に添えられ、堂々たる風格です。
スープに自信がないとこのバランスではやれないでしょう。

ネオクラシカルな鶏清湯を出すお店が増えましたが、改めてここは唯一無二と再認識。
「鶏油そば」ではなく、汁もの頼んで正解でした。
店主さんの幅広い技術は間違い無いので、今後の限定も楽しみにしてます。
三ノ輪のミシュラン店「トイ・ボックス」。
最近始まった冷やしも猛烈に美味しいのですが、今日は基本の「醤油ラーメン」750円。
もう、見た目から完璧な鶏清湯。

最後まで持続する醤油ダレの旨味に、サラリとした香り豊かな鶏油。
後半はベースの鶏スープのが主体となり、なんとも言えない極上な味です。

特に醤油ダレの余韻が素晴らしい。
店主さんに言われて思ったのですが、味醂や酒の構成が重要なポイントかも。

ハリのあるストレート細麺、しっとりとした鶏豚チャーシューに太メンマ。
ここは具の完成度もピカイチ。

限定だけではなく、レギュラーが美味しいお店は信頼が置けます。
都内の鶏清湯では間違いなくトップクラス。
寄り道する価値が十分すぎるほどあります。
三ノ輪の名店「トイ・ボックス」。
夜は大行列にはならないものの、19時台はチラホラ外待ちが出来てます。

今回は未食の「塩ラーメン」800円をいただきました。
醤油とは違った美しさです。

スープは、醤油に比べると穏やかな味わい。
キレキレでは無く、ベースの鶏出汁を中心としたじんわり系です。
コーレーグースも香りますね。

同じくロックン系な「らあめん忘八」の塩も同じような感じでした。
どちらかと言えば醤油の方が好みですが、これはこれで美味いです。

また、味見した冷しラーメン。
こちらは先日食べたとおり、煮干のオイルによりビシッとエッジが効いて中毒性あり。
これから各店が冷やしを始めると思いますが、その中でも相当好みのタイプです。
開店から一年ちょっとでミシュランに掲載された実力店「トイ・ボックス」。
「冷しラーメン」750円が始まったので行ってきました。

まずはCOEDOの伽羅と瑠璃でエンジンをかけてから冷やしを注文。
冷やしなのに、香りがお魚です。

飲んでみると、煮干のオイルがガツン。
冷やしでもパンチがあります。

途中からオイルが少なくなると、ベースのスープの美味さが前面に。
煮干では無く、レギュラーの鶏スープだそうです。

これが冷えても美味しいスープで、もの足りなさがありません。
鶏特有のトロミもあります。
昆布によるトロミかと思うほどですが、そうでは無いそうです。

細くてハリのある麺にクッキリとした冷やしスープ。
満足感高いです。

やはりトイはセンス良いですね。
この夏は色々な冷やしを考えているようなので、そちらも楽しみです。

日比谷線三ノ輪すぐ近くのトイ・ボックス。
まずは「COEDO 伽羅」450円で喉を潤します。

それに「ソーキおつまみ」300円。
ソーキご飯もあるのですが、おつまみにすると盛りが良いです。

味が染みて柔らかく、軟骨もポリポリいけます。
ラーメン店でソーキが食べられるのも驚きですが、300円でこれほど盛りがいいソーキにもっと驚き。

麺は「醤油ラーメン」750円。
1月に食べた時は、丸鶏ベースで上品さも感じる味でした。

今はシャモガラが加わり、以前の様なパンチとワイルドさが戻ってます。
更に魚介も減らしたそうで、鶏と生醤油が抜群の美味しさ。

未食の塩と迷ったのですが、やはり醤油にして良かったです。
なお、先日サンジャポに出ましたが、大行列になるほど混んでません。
これだけの味が手軽に食べられるのは嬉しい限りです。
年明け初めてのトイ・ボックス。
COEDO伽羅とおつまみセットで喉を潤した後は、久々の「醤油ラーメン」です。
限定ばかり食べていたので、デフォは久しぶり。

スープを丸鶏に変えたとのことで、以前よりも上品で奥行きがある感じ。
鶏と生醤油の旨味が、深く、深く染み渡ります。

最近はガツンと来る限定ばかりでしたが、デフォの醤油、しみじみ旨いですね。
なお、今は肩ロースのチャーシューも、いずれは焼豚に変わるそう。
それに合わせて味の微調整も入るようなので、今後も楽しみです。
トイ・ボックスの今年最後の営業日は、四つ葉でのコラボラーメンを翌日に控えた12/30。
この日は限定の「牛出汁ラーメン」80食のみです。

胡椒ご飯カルピスバター添えは売り切れになってましたが、ローストビーフは残ってました。
「牛出汁ラーメン」1000円+「ローストビーフ」100円を注文です。

しっかりと濃い牛出汁の甘さに、キレのある醤油がビシッと決まってますね。
牛と醤油がガッチリとぶつかり合ってメリハリがあり、箸が止まらない美味しさ。
醤油の風味と香りががとても良いです。

キレイなピンクのローストビーフはもちろん、牛の時雨煮がとても美味。
こちらも、牛と醤油の相性を再確認させてくれます。

やはりトイ・ボックスは旨い。
来年からは醤油ラーメンのスープとカエシが変わるそうなので、またお邪魔させていただきます。

ミシュランにも掲載された鶏清湯の名店「トイ・ボックス」。
12/15に一周年を迎えると言うことで、12/14(日)に一周年限定ラーメンが提供されました。
135食限定1000円で、スープには比内地鶏、会津地鶏のガラ、タマシャモ、名古屋コーチン、会津地鶏の丸鶏を使用しているとのこと。

見た目はレギュラーメニューの醤油そばとほぼ同じです。
しかし、スープ、麺、醤油ダレ、全てレギュラーとは別モノ。

様々な地鶏を使ったスープは上品で、フレッシュでキレのある醤油ダレが香り高く広がります。
じんわりではなく、スープのひと口ひと口が美味いですね
エレガントで華麗な味だと思います。

ツルツルの細麺も相性良く、ロックン系鶏清湯の、ひとつの理想形じゃないでしょうか。
チャーシューも恐らく別物で、肉の旨みしっかり。
一周年にふさわしい素晴らしい限定でした。
TRY新人賞を醤油、塩、味噌、汁なしで受賞した三ノ輪のトイ・ボックス。
限定の「塩煮干そば」800円をいただいてきました。

前の日にツイートで告知があり、昼から限定20食。
夜は5食しか残っていないとのことで、猛ダッシュです(笑)

COEDO瑠璃で喉を潤していると、ほどなく塩煮干そばが到着。
塩といってもベースのスープ自体が濃い色で、透明度は高くありません。

スープは煮干の旨みがかなり凝縮。
ややビターで会津地鶏鶏油の余韻もあり、ものすごく美味いです。

具は鶏豚のチャーシューと太メンマ。
大きくてふんわり柔らかい鶏、シルキーでとろける豚。

ここのチャーシューはかなりレベルが高く、鶏は今まで食べた中でも1、2を争います。
レギュラーメニューはもちろんのこと、たまにやる限定メニューのクオリティもハンパなし。
センス良いし、引き出しも多いと思います。
トイ・ボックスで限定の「ガイ・キッチンリバイバル」をいただきました。
もともと他店の定休日に「ガイ・キッチン」という名で間借り営業していたのがこちらの始まり。
その時代のラーメンの再現で、喜多方風とのこと。

トイお得意の鶏油では無く、背脂が浮いてます。
ナルトが載ってクラシカルな見た目ですが、盛り付けはキレイ。

こちらは煮干しが効いたスープで、動物系は鶏でしょうか?
なかなか厚い旨味の中にキレも感じます。

麺は鶏油そばで使用している平打ち中太麺。
茹で前にしっかり揉むことによって、ちぢれを出しているそうです。
硬めの茹で加減で、ボリュームもしっかり。

スープが後引く感じで美味しかったです。
ホントここはセンスいいな~と再確認しました。
先月始まった味噌も好評なトイ・ボックス。
この日は鶏油そばをいただきに来ました。

単品で600円というありがたいお値段ですが、ビールとセットの食券を買えば更に50円引き。
ビールはスーパードライが500円、COEDOの伽羅と瑠璃が450円で、セットで買えばそれぞれ1050円、1000円になります。

と言うことで、「鶏油そば COEDO瑠璃セット」1000円を注文です。
グラスが陶器というところにこだわりを感じますね。

鶏油に少量の出汁、タレを加え、そこにキレのある湯切りをされた麺投入。
事前にしっかりと混ぜ合わせてます。

その上に短冊の豚チャーシュー&鶏チャーシュー、メンマ、2種のネギを入れたら再度鶏油。
完成された一杯は、青ネギとチャーシューのピンクが映えて和の美しさにも思えます。

麺は中細平打ち麺で、鶏油とタレが絡みネットリ濃厚です。
ここの鶏油で油そばなんて、絶対美味しいだろうな、と言う予想通りの旨さ。
コッテリ重過ぎはしませんが、鶏油を纏った麺はヌラヌラと艶やかです。

具としてはしっとりチャーシューも良いですし、大きなメンマも良いアクセント。
スープを使わないからでしょうが、醤油ラーメンより150円も安い600円とはCP良すぎです。

ここの売りは間違いなくロックンな醤油ラーメンですが、鶏油そばもオススメ。
丼に残った油をご飯で拭いたいくらい美味でした(笑)
開店から一年未満で三ノ輪の有名店となった「トイ・ボックス」。
開店当初に伺いましたが、ロックン系の鶏清湯が美味でした。

夏は冷やしをやっていたようですが、9月2週目から「味噌ラーメン」800円が始まったので訪問です。
なお、現在のレパートリー醤油、塩、鶏油そば。
鶏油そばとビールのセットがそそります(笑)

キレのいい湯切りに繊細な盛り付けで提供。

辛味噌を主体にした味噌スープは、山椒も効いてややスパイシー。
花椒かと思ったら、国産の「ぶどう山椒」というものを使用しているそうです。

そして、バジルっぽいものはパセリとグレープシードオイル。
こちらも香りがよく、よく考えられています。

しなやかな麺との相性も良いし、バラロール、鶏チャーシューも大きくて食べ応えあります。

味噌と言えば冬のイメージですが、夏でも食欲増進的なスパイス感でした。
個性的で美味しい味噌ラーメンだと思います。
三ノ輪のラーメン屋さん。
12/15に開店したばかりです。

新店とは言っても、店主さんはやまらぁや、麺処晴などを間借りして「ガイ・キッチン」というラーメン店をされていた方。
それぞれのお店の定休日に不定期で行っていたものですが、評判が良くて気になっていました。

場所は日比谷線三ノ輪駅から歩いて2、3分。
土曜の夜に行くと3席ほど空いてましたが、すぐに満席。
外待ちが出来ました。
お祝いの花は店内に移動されていましたね。

注文は「醤油ラーメン」700円。
開店当初の券売機には2段目に「塩ラーメン」(表示は売り切れ)があったみたいですが、2段目も醤油になっていました。
しばらく塩の提供は無さそうです。

カウンターから調理風景が丸見えで面白いです。

鶏油はスープを入れる前、最後の仕上げと2回入れてますね。
チャカチャカとリズム良い湯切りも鮮やか。
盛り付けも丁寧です。

見た目、素晴らしく美しいです。
まさにため息が出るくらい。

スープはダイレクトに鶏。
鶏油でメリハリが付き、鶏の旨味が濃厚です。
ベタベタはしておらず、ずっと飲んでいられそう。

麺はストレートの細麺。
小麦が詰まっている感じでコシがあり、風味も良いです。
鶏清湯ラーメンの中では、一番好きな麺かもしれません。

チャーシューは豚のバラロールと低温調理の鶏胸肉。
どちらも良いですが、個人的には豚の方が上。
脂身の甘みが出ていてジューシーです。

メンマは穂先メンマが2本。
ザクザクと良い食感です。

鶏清湯と言えば今年はやまぐちを思い出しますが、こちらも相当な実力店だと思います。
遠征した甲斐がある味でした。

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10位

中華そば べんてん (地下鉄成増、成増 / ラーメン、つけ麺)

16回

  • 昼の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.8 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2020/06訪問 2020/07/01

過去最高にパワフルな「塩ラーメン」 ※カップ麺「塩ダレ油そば」販売中

成増の名店「中華そば べんてん」。
高田馬場時代を含めると創業20年以上の老舗です。

メニューは変わらずラーメン、塩ラーメン、つけ麺の3種。
今回の注文は「塩ラーメン 並」950円です。

ラーメンが出来るまでは「ビール(中)」650円と絶品のおつまみ。
田中店主の調理を見ながらの一杯に癒される方は、僕だけではないはずです。

塩ラーメンは最後にネギと針ショウガを載せ、そこに熱したオイルを「ジュッ」。
見た目完璧な一杯の登場です。

スープを飲んでみると、魚介の効いた塩ダレのパンチある旨味。
熱した油によってショウガとネギの旨味も溶け出し、一口目からKOされる最高のスープです。

しばらく「つけ麺」が続いていたので、「塩ラーメン」は約2年半ぶり。
その頃とはスープの色も変わり、味も凄みが増しています。

塩ダレはよりエッジが立ち、ベースのスープはスッキリとしっかりお出汁。
硬めに茹でられた自家製麺との相性も素晴らしいです。

大判の肩ロースチャースーはブリンブリンで迫力満点。
「つけ麺」の短冊チャーシューよりも破壊力あります。

「べんてん」の塩ラーメンは10年以上前から食べていますが、今が一番パワフル。
飲み干すにはややショッパイですが、中毒性は相当高いと思います。

食後に美味しかった旨を伝えると、強面の田中店主もニッコリ。
この笑顔でお腹だけでなく心も満たされます。

なお、エースコックからはカップ麺「中華そば べんてん 塩ダレ油そば」が販売中。
裏メニューである「塩油そば」がカップ麺になるとは凄いことだと思います。
※お店での注文方法は「塩ラーメン」の食券を買って口頭で「塩油そば」と注文。

また、7月7日(火)は臨時休業となりますのでご注意ください。
成増に移転復活して4年目となる「中華そば べんてん」。
高田馬場より遠くなったものの、その旨さに魅了されてコンスタントに通ってます。

昼のみ営業で常に行列していますが、この日は寒い雨の日で昼前行列無し。
高田馬場時代は逆に雨や雪の日に混むこともありましたが、この日はラッキーでした。

注文は「ラーメン(並)」850円。
成増では「つけ麺」と「塩ラーメン」ばかり食べていたので、ラーメンは初です。

大きめの丼に畳まれた麺。
チャーシュー、メンマ、海苔が一見無造作に見えて実はキレイに盛り付けられています。

スープを飲んでみると、思ったより脂少なめでスッキリ。
節の旨味と香りが前面に出て、シャキッとした醤油ダレがとても良いです。

高田馬場時代は「塩ラーメン>ラーメン」でしたが、最近の「つけ麺」は醤油ダレが良い感じ。
なので久々に「ラーメン」を頼んでみると、やはり大当たりです。

また、「お冷や」の水も浄水になっており、多分その校歌でスープの旨味も雑では無く微粒子。
以前はベタッとした印象だった「ラーメン」がクリアに生まれ変わっています。

自家製の中太ストレート麺がまた素晴らしい。
しっかり茹でられモチモチとした食感で、並250gがあっという間に無くなります。

分厚い肩ロースチャーシューはブリンブリンで食べごたえ十分。
メンマも相変わらず最高に旨いです。

久しぶりの「ラーメン」はもの凄い満足度。
「つけ麺」は脂が多く入るので、ラーメンの方がスッキリしてます。

また、おつまみ付きでグラスが凍った「瓶ビール」も「べんてん」の名物。
旨いラーメンとビールで心も満たされました。
高田馬場時代から10年以上通っている好きなお店「中華そば べんてん」。
成増に移転してからは昼のみ営業で、平日でも開店前から行列が出来ます。

年末と言うこともあってか開店10分前で20人ちょっと。
そこから約1時間で店内待ちになりました。

メニューは変わりませんが、消費税10%により価格はちょっと変更。

「ラーメン(並・中)」850円
「塩ラーメン(並・中)」950円
「つけ麺(並・中)」900円

注文は「つけ麺(並」900円+「トッピングメンマ」300円+「生玉子」50円。
そして休日の「べんてん」と言えば「ビール 中(お通し付)」650円です。

凍ったグラスに短冊チャーシュー、メンマ、ラー油のお通し。
田中店主と息子さんの調理を見ながらの一杯は格別です。

完成した「つけ麺」は麺に生玉子が乗り、つけ汁にはドッサリメンマ。
最近はこのトッピングがお気に入りです。

シャキッとした自家製麺はコシがあってフレッシュ。
そのまま食べても美味しい素晴らしい麺です。

つけ汁は節等の魚介にガラの旨味。
そこに醤油の適度なキレがあり、決してジャンクな味ではありません。

山岸さんの「大勝軒」をオマージュして本家より大量の素材で取ったスープは格別。
かすかにトロミもあり、麺に良く味が絡みます。

そしてたっぷりのメンマも変わらず最高。
最後にスープ割りをするとガラの甘みが濃密になります。

飲み始めから食べ終えるまで約20分間のパラダイス。
麺の多さで食後はお腹が多少苦しいものの、心が満たされて幸せです。

なお営業時間は14:30までですが、以前行ったら14時には営業終了していたので注意が必要。
また、12月29日(日)から1月5日(日)は年末年始のお休みとなります。
成増のレジェンド店「中華そば べんてん」。
連日35度超えの猛暑で列短めですが、店の前は全く日陰が無いので注意が必要です。

メニューは変わらずラーメン、塩ラーメン、つけ麺で、僕はここしばらく「つけ麺」ばかり。
なお、この暑さでもラーメン、塩ラーメンのお客さんが半分くらい居ました。

「べんてん」と言えばグラスが凍った「ビール 中(お通し付き)」550円。
自家製メンマと短冊チャーシューのお通しが最高です。

続いて「つけ麺 並」850円、「生玉子」50円、「メンマ」200円、「辛味(別皿)」100円。
麺は並250g、中350gが同料金ですが、並でも結構な量です。

自家製ストレート麺はフレッシュでコシがあり、変わらず美味。
真冬ほどキンキンには締められていませんが、その分小麦の甘みが増して感じられます。

つけ汁はガラに数種の節等魚介。
ドロリとした白湯では無く、醤油ベースで軽くトロリとしています。

出汁が濃密に凝縮されており、粘度が無くても麺にしっかり乗ってくる来る旨味。
採算度外視でたっぷり入ったトッピングメンマと一緒に頬張れば、もうその後は箸が止まりません。

なお、つけ汁があまりにも旨くて、「辛味」はあまり使いませんでした。
途中で飽きること無く、最後のスープ割りまでマッハで駆け抜けられます。

また、空調があまり良くないのか、正直、店内の温度はちょっと高め。
それでも、そんなことが気にならないくらいに旨い「つけ麺」です。

成増に移転オープンしてから間もなく3年ですが、今の「べんてん」は開店当初とは雲泥の差。
クラシックな部類でも、ノスタルジーや懐古趣味ではなく王道に旨いつけ麺だと思います。

高田馬場時代よりも田中店主がメインで関わっているので、麺、つけ汁の精度は間違いなく当時より上。
遠くなったし、量が食べられる歳でも無くなりましたが、出来る限り調整して訪問したい名店です。
成増に復活してから3年目となる「中華そば べんてん」。
昼のみの営業ですが、開店と同時に満席、店内待ちが出来る人気店です。

メニューは変わらず「ラーメン」「塩ラーメン」「つけ麺」の3種。
ご飯ものは無くシンプルです。

注文は「つけ麺 並」850円+「メンマ」200円+「生玉子」50円+「のり」100円。
並250gと中350gが同料金です。

「ビール 中」550円はグラスが凍っていて、短冊チャーシュー、メンマのお通し付き。
香ばしいラー油もアクセントになって最高のおつまみです。

BGMは無くお客さんも静かで、田中店主はキレのある動きで調理。
麺の茹で時間もタイマーではなく、指で触って確認しています。

提供された「つけ麺」はトッピングの大判海苔が5枚も刺さってゴージャス。
丼が大きく、麺は並でも十分な量があります。

しっかり締められた自家製麺だけを食べてみると、小麦の芳醇な香りと甘み。
高田馬場時代の麺に比べ、ギュッと小麦が詰まって美味しいです。

そしてつけ汁は節などの魚介の旨味がギッシリ。
サラッとしていますが、トロリとした油により麺に良く絡みます。

つけ麺として完璧に近い麺とつけ汁のマリアージュ。
元々は山岸さんの「東池袋大勝軒」オマージュですが、濃密な出汁の旨さは完全に別モノです。

山盛りになったトッピングメンマと麺を一緒に頬張るのも麻薬的。
ここのメンマはクセ無く柔らかく、ホント旨いです。

海苔も香りよく、こちらも麺と一緒に食べると非常に美味。
+100円で5枚も入ってお得感があります。

生玉子を割ったりして麺を楽しみ、最後はスープ割り。
するとアッサリ上品になり、最後まで飲み干せます。

なお、「並」でも結構多いので、「べんてん」に行く日は前日の夕飯から調整開始。
しかし、そうまでして食べたい「つけ麺」なのです。

成増は遠いし、並びもします。
それでも食べた後は大満足で笑顔になってしまう、大好きな一杯です。
成増の名店「中華そば べんてん」。
成増で電撃復活してもう3年目に突入してます。

11時開店で、開店10分後に着くと12人の待ち。
店頭に並ぶのは5人ほどで、それ以降は離れた電柱の後ろに並びます。

だいたい40分ほどで店内へ。
注文は「つけ麺」850円に「生玉子」50円、「海苔」100円。

並250gと中350gが同料金ですが、250gでも十分多いので並で。
他のお客さんは女性も含め「中」が多いです。

そして調理を待っている間は「ビール 中」550円。
凍ったグラス、メンマと短冊チャーシューのお通しとどれも最高です。

まず大きな海苔が4枚差し込まれたつけ汁。
そして全卵が乗った麺が提供されます。

麺だけを食べてみると、フワでは無くブワッと小麦の香り。
ただ硬いのでは無く、弾力のあるコシも素晴らしいです。

何度食べても「高田馬場」時代とは比べものにならない美味しい麺。
茹で時間もタイマーでは無く、田中店主が鍋を見つめ麺を触り、揚げ時を見極めています。

つけ汁は白湯では無いものの、軽くトロリ。
ガラに節などの魚介がギュウギュウに詰まっていて、かなりパンチあります。

前から旨かったですが、この日はスープが更にパワーアップした感じ。
魚介が特に強く感じられ、スッキリな醤油も良い感じでキレがあります。

スープ割りは専用スープでは無く、ベースのスープ。
これがまたガラッと表情が変わり、濃厚な出汁の旨さを味わえます。

讃岐うどんを思わせる弾力の秀逸な麺に、パンチある出汁のつけ汁。
元は山岸さんの「特製もりそば」インスパですが、麺もスープも別次元です。

気軽に行ける場所ではありませんが、食べ終えてすぐ再訪したくなるほど旨い。
「塩ラーメン」も食べたいのですが、「つけ麺」が旨すぎて困りものです。
成増で復活し、3年目を迎えた「中華そば べんてん」。
この前いただいた「つけ麺」が絶品だったので、あまり間を開けずに伺ってきました。

まずは「ビール中」550円に、メンマとチャーシューのお通し。
厨房の調理を見ながらゆっくりいただきます。

注文は「つけ麺・並」850円に「メンマ」200円、「生玉子」50円。
息子さんに麺の量(並と中が同料金なので)、「全卵麺の上」と伝えます。

東池袋大勝軒の様にザクッと盛られた麺に、濃厚な色合いのつけ汁、
久々の「メンマトッピング」はつけ汁にドッサリ入ってます。

麺だけを食べてみると、やはりハリとコシがあって素晴らしい食感。
小麦の香りもあり、ツヤツヤの美味しい麺です。

つけ汁はガラに魚介等でほんのりトロリ。
しっかりとした味が麺に絡み、抜群に旨いです。

また、クセが無く出汁が染みたメンマも絶品中の絶品。
+200円でこれでもかというくらい入ってきます。

やはり麺、つけ汁ともに今の「べんてん」が最高傑作。
ブレとかではなく、高田馬場時代より旨くなっているのも明らかです。

聞いてみると、醤油などは変わっているとのこと。
確かに言われてみると、昔はベッタリ濃い味だったのがスッキリになってます。

先日「としおか」で食べたつけ麺は高田馬場時代「べんてん」の正当後継者な味わい。
しかし今の「べんてん」は全てグレードアップされ、より完成度が増してます。

量は多いですが、その量を飽きずに食べさせる見事な一杯。
大衆性は維持しつつも、相当精度が上がっていると言えます。

田中店主の動きは変わらずキレキレで、食べ終えたお客さんには、

「ありがとうございました」

とニッコリ挨拶。

高田馬場より遠くはなりましたが、わざわざ行って良かったと思えるお店。
「塩ラーメン」も絶品なので、いずれは「つけ麺」を振り切って注文したいと思います。
成増の行列店「中華そば べんてん」。
高田馬場にあった名店ですが、田中店主の体調不良により2014年閉店。

閉店が告知されてからは連日100人超の行列となり、社会現象となりました。
成増の地に2016年9月復活し、現在3年目を迎えてます。

日曜定休で、11時から14時半(麺、スープ無くなり次第終了)とハードルが高いお店。
場所は東武東上線成増駅から徒歩5分ほどの住宅街で、平日でも行列が出来てます。

また、歩道があまり広くなく並び方注意。
お店の横に貼り紙がありますが、お店の前より列が長い場合は20メートル広報の電柱から後ろに並ぶこととなります。

一人出たら一人入るシステムですが、店内でも4人ほどの待ち。
この日は外待ち8人で20分後に座ることが出来ました。

メニューは成増での再開以来変わらず、以下のとおり。

「ラーメン(並・中)」800円
「塩ラーメン(並・中)」900円
「つけ麺(並・中)」850円
「麺大盛(茹で前700g)」200円
「メンマ」200円
「チャーシュー」300円
「メンマ&チャーシュー」450円
「味付玉子」100円
「生玉子」50円
「のり」100円
「辛味(別皿)」100円
「ビール 中(お通し付)」550円
「つまみメンマ(別皿)」300円
「つまみチャーシュー(別皿)」400円

「べんてん」に来たらまずは「ビール」。
再開直後は常温のグラスでしたが、現在は高田馬場時代と同じく凍ってます。

そしてメンマ、チャーシュー、ネギ、ラー油の「お通し」は高田馬場時代より増量。
朝仕込んでいるからなのか、温かいメンマが最高に旨いです。

注文は「つけ麺 並」850円+「生玉子」50円+「辛味」100円。
並250g、中350gが同料金ですが、茹で前の量でかなり多いので並に。
また、生玉子は「全卵麺の上」にしてもらいます。

しっかり締められた麺の中央に全卵が置かれ、つけ汁は濃厚な色合い。
昨今のつけ麺と違い麺はキレイに揃えられてはおらず、山岸さんの大勝軒に似てます。

まず麺だけすすってみると、みずみずしくてハリがあり、ほどよくコシ。
ただガチムチに硬いのでは無く、そのまま食べて旨い麺です。

そしてつけ汁に浸けてみれば、濃密なガラやモミジの動物系に魚介の旨味。
ドロドロの豚骨魚介とは違いますが、最後に寸胴から入れられるアブラがトロリと麺に絡みます。

再開直後こそ出汁の薄さを感じましたが、今はもう抜群に旨い「つけ麺」。
また、高田馬場時代は麺の茹で加減にブレがありましたが、今はそんなこと全くありません。

つまり、僕的には麺もつけ汁も今が最強な感じ。
並でも麺はたっぷりありますがあまりに旨いので次々とすすってしまい、

「ああ、もう麺が無くなってしまう」

と思わせるほど。
しかし食後はずっとお腹いっぱいなので、中盛を頼むときっと大変です。

高田馬場時代よりジャンクさは控えめになり、まとまりよく完成度が高い一杯。
半年ぶりにいただきましたが、出汁がより濃くなったようにも思えます。
動物系の甘さを感じるスープ割りまで全てお見事。

田中店主も動きがシャープで、かつての精悍さも戻ってきた感じ。
もちろん食後の

「ごちそうさま」

に対してはニッコリ微笑みます。

「べんてん」は10年前から食べていて、食べ歩きをする以前は週3で食べていたこともあるほど。
しかし、間違いなく今が一番美味しいと感じます。

量だけで無く、「旨いものを食った」という満足感は恐ろしく高い一杯。
田中店主も味も、今「絶好調」だと思います。
成増に復活してはや一年半の「中華そば べんてん」。
この日は平日にもかかわらず、開店時で25人ほどの並びでした。

行列の原因はTV番組にもあるかもで、先日放送された「ラーメン道 RAMEN-DO~The Soul of Japan~」。
ラーメン店を1時間かけて掘り下げる番組で、第1回が「べんてん」。

田中店主のラーメンに対する想いが語られ、かなり見応えありました。
なお、この番組は全3回で第2回は「MENSHOグループ」、第3回は「麺や 七彩」です。

メニューは変わらずラーメン、塩ラーメン、つけ麺。
「つけ麺」850円に「生玉子」50円を「全卵麺の上」で。
麺量は並250gと中盛350gが同料金で、並にしました。

まずはいつもの「ビール 中(お通し付き)」550円。
グラスの凍ったスーパードライにメンマ、短冊チャーシューのおつまみは最高です。

なお、店内はBGMが無く無音。
田中店主の作業を見ながらつけ麺が出来るのを待ちます。

麺は並盛でもたっぷりで、ストレート中太麺はツヤツヤ。
ハリとコシが素晴らしく、そのまま食べても十分美味しい麺。
何度食べても、高田馬場時代より旨い麺だと思います。

濃厚な色合いのつけ汁は流行の濃厚豚骨魚介では無く、東池袋大勝軒風。
しかし大量のガラに魚介で出汁が濃く、全く薄さを感じさせません。

適度な油も浮き、麺に味がよく乗ってきます。
出汁は濃厚なのにただ濃いだけではなく、繊細さも感じられるバランスのつけ汁。

節の旨味も良く、間違いなくここでしか食べられないつけ麺。
「ラーメン道 RAMEN-DO」では日本一のつけ麺店「中華蕎麦 とみ田」の富田店主も

「飽きることなく350gの麺を食べられるあのスタイルは、もうホントに凄いですね。
 凄いという言葉が凄く軽く感じますけど、しみじみと凄いですね。」

と絶賛してました。

富田店主は東池袋大勝軒の山岸マスターを敬愛する方で、山岸マスターのつけ麺を再現するほど。
その富田店主が「旨い」と言い切るのが「べんてん」のつけ麺です。

スープ割りをすると、醤油の立ったすっきり味に。
伺った定休日明けが一番あっさりスープなのでガラの甘さは控えめでしたが、それでももちろん美味。

パンチある「塩ラーメン」も大好きですが、麺が極上の現在は「つけ麺」も素晴らしい出来栄え。
量では無く、味だけで勝負できるホントに旨いつけ麺です。
成増に復活して1年以上となる「中華そば べんてん」。
「TRYラーメン大賞2017-2018」では名店部門の「MIX」と「つけ麺 濃厚部門」で共に6位にランクインしてます。

メニューは「ラーメン」「塩ラーメン」「つけ麺」で、注文はいつも「塩」か「つけ麺」。
昨年末に「塩ラーメン」をいただいたので、今年初べんてんは「つけ麺」850円に「生玉子」50円。

麺の量は並盛250gと中盛350gから選ぶことができ、並盛で。
また、生玉子は全卵を麺の上にしてもらいました。

ここに来たら外せないのは「ビール 中(お通し付)」550円。
グラスが凍ったアサヒスーパードライに、湯気が出ているホカホカのメンマと短冊チャーシュー。

朝イチでも数人がビールを注文しており、都内で朝ビール率が一番高いラーメン店かも知れません。
ビールをゆっくり飲みながら、田中店主のキレのある調理を眺めるのが幸せのひと時です。

店主の息子さんが麺をしっかりと締めて完成。
今回はサービスでラー油をちょっとかけてもらいました。

昨今の畳まれた麺では無く、ザクッと盛られた麺。
この真っ白な麺がハリがあってコシもあり、ホントに素晴らしい麺。

つけ汁はガラ等の動物系に鯖節等の魚介。
出汁に味もしっかり目の、大好きな「べんてん」の味です。

麺がキンキンに冷えているのでつけ汁はすぐぬるくなりますが、そんなの問題ありません。
この麺とつけ汁の旨さは最高です。

元は山岸さんの東池袋大勝軒インスパですが、出汁に使う材料の量が半端無く濃厚なつけ汁。
粘度はそれほどありませんが、しっかり麺に味が乗ります。

スープ割をすると、今度は動物系の旨さがしっかり感じられる別物に変化。
前回の「塩ラーメン」の時も思いましたが、今の「べんてん」は最高に好みの味です。

高田馬場時代の後半は製麺や仕込を助手さんがやっていましたが、現在は全て田中店主が管理。
それが味に影響しているのは間違いないと思います。

僕にとっては決して「量」ではなく「味」のお店。
年を取って麺が今の半分しか食べられなくなっても、ここのラーメンが好きだと思います。
成増に2016年秋復活し、1年とちょっとが経った「中華そば べんてん」。
いまだ昼営業のみで、2017年の最終営業日である12月28日に伺ってきました。

現在の並び方はお店入口から向かって左側に6,7人ほど。
お店の前を超える場合は20メートル先の空き家の前に並びます。

最終日と言うこともあり、12時半頃で20名弱。
しかし回転はそれほど悪くなく、30分ちょっとでお店に入ることが出来ました。

メニューは変わらずラーメン、塩ラーメン、つけ麺。
注文は「塩ラーメン 並」900円。
ちなみに並と中盛が同価格で、並は麺が茹で前250、中は350gとなります。

「べんてん」に来たらまずは「ビール 中(お通し付)」550円。
凍ったグラスにアサヒスーパードライ中瓶。

それにたっぷりの温かいメンマに自家製ラー油。
短冊チャーシューも数切れ入っていて、550円で味わえる至福の時間です。

そして大きな丼で提供される「塩ラーメン」。
盛り付けも丁寧で中央には針生姜と辛味が乗り、その上に熱したサラダオイルを「ジュッ!」。

スープは濁りある清湯で、動物系の適度な厚みに魚介乾物の濃密な旨味。
ガンガンにジャンクという訳では無く、上品さも感じるほどの絶妙なバランス。

それでいて中毒性もあり、間違いの無い旨さ。
復活当初のスープとは違い貫録あります。

キレでは無く出汁の厚みを感じる塩ダレもたまりません。
自分の年齢もあり、今のバランスは高田馬場時代より好みかも。

そしてモチモチでハリもある自家製ストレート麺。
塩ラーメンの麺はラーメンより早く麺上げされます。

こちらも「べんてんの麺だなあ」と思える秀逸な麺。
並で250gあり、一般なラーメン店の大盛りかそれ以上でボリュームも抜群です。

たっぷりのメンマに食べごたえのある肩ロースチャーシューも文句なし。
熱したオイルがかかった針生姜と辛味を溶かしつつ食べれば最後まで飽きません。

量が多い店ではありますが、それだけでは無く「味」が魅力なお店。
やはり「べんてん」の塩ラーメンは最高です。
2018年は1月5日からスタートです。
衝撃の復活から7か月を経た成増の「中華そば べんてん」。
昼営業のみは変わらずですが、定休日は水曜から日曜に変更。

行列の並び方も変わり、現在は入り口から向かって左に並びます。
店頭に並べるのはお店の前だけで8人ほど。

それから先はバス停を越えた先の電柱から再び並びます。
店主息子さんの指示通り店内に入った後は、食券を買ってまずは「瓶ビール」550円。

おつまみも小皿にたっぷり。
ほとんどがメンマですが、底の方には短冊チャーシューも。

この温かいメンマがいつも通り絶品。
スパイシーな自家製ラー油でビールも進みます。

そして麺は「塩ラーメン」900円の中少なめ。
並で250g、中で350gなので中少なめは300gくらいでしょうか。

塩でも濁りあるスープは重すぎず豊潤な魚介出汁の旨味。
週明けなのでややスッキリしており、飲みやすくも唯一無二の味わい。

針生姜にジュッとサラダオイルがかけられて香ばしさも。
これぞ「べんてん」と言えるスープです。

ストレート自家製麺はホクホクとしてこちらも最高。
300gの麺がスルすると消えていきます。

間違いなく量の多さやジャンクさだけが売りでは無い一杯。
裏メニューでスープ割が出来る「油そば」もあるのですが、このスープは純粋に味わうべきだと思います。
(「油そば」は「塩ラーメン」の食券を買って券を渡す時に伝えます。)

巨大で柔らかいチャーシューにメンマも絶品。
あまりにも旨いので勢いよく食べ切ってしまい、店主さんから驚かれたほど(笑)

全体的に高田馬場時代と遜色ないどころか、店主さんの年齢からか上品さも増している感じ。
40代の僕には、高田馬場時代を超えているかもしれないレベルだと思いました。
昨年9月、奇跡の復活を遂げた「中華そば べんてん」。
店頭に並べるのは2名ほどで、それ以降は交差点渡って斜め右の歩道に並ぶことになります。

※行列問題で苦情があり、1月30日(月)からは並び方が変わりるようです。
http://onochan.jp/diary/%e6%88%90%e5%a2%97%e3%80%8c%e3%81%b9%e3%82%93%e3%81%a6%e3%82%93%e3%80%8d%ef%bc%91%e6%9c%88%ef%bc%93%ef%bc%90%e6%97%a5%e3%80%81%e6%9c%88%e6%9b%9c%e6%97%a5%e3%81%ab%e5%86%8d%e9%96%8b%e3%81%99%e3%82%8b

開店時間になると、店主の息子さんが人数を確認してお店まで誘導。
その後は店から出た人数分、自ら入店することになります。

なお、田中店主と息子さんは昨年末にTVドラマ「ラーメン大好き小泉さん」にも出演。
そこでは営業時間の数倍かける仕込みを地道に続けるというエピソード。
特に田中店主はいぶし銀の存在感を見せつけてカッコいいのですが、二人とも出演したドラマは観ていないそうです(笑)

「べんてんと言えば」、の凍ったグラスに「ビール 中(お通し付き)」550円。
お通しはたっぷりのメンマに短冊チャーシュー数切れ。

この温かいメンマがたまりません。
また、自家製の「みそ(別皿)」も肉片やネギが入っていておつまみにも。

そして今回の麺は「塩ラーメン」900円。
並250gと中350gが同料金で、中少なめに。

麺は全メニュー一緒に大鍋で茹でられ、塩ラーメンはラーメンよりも早く麺上げ。
指で硬さを確認しつつ、2分半ほどで上げられます。

カウンターの奥から熱した油をかける「ジュッ!」とした音がして完成。
この日は初物というワカメをサービスでいただきました。

スープを飲んでみると、明らかに以前より重厚。
成増での再開直後に「塩ラーメン」をいただきましたが、その際はややアッサリで上品さも感じました。

しかし、今回は動物系の旨味も魚介の旨味もより明確。
高田馬場時代と遜色ない素晴らしいスープです。

それにモチモチとした自家製ストレート麺。
厚みがあり食べごたえある大判チャーシュー。

クニクニと絶品の柔らかいメンマ。
熱したオイルの香ばしさと生姜の風味。

やはりべんてんの「塩ラーメン」は凄いです。
食後は腹一杯でしたが、食べてる最中は興奮してひたすら食べ続けてしまいます。

スープが旨かったことを店主に話すと

「勘が戻ってきてるからね。
 まだまだ旨くなるよ。
 で、またダメになっていく(笑)」

とジョークを交えて話していました。
もちろん

「ダメになるわけないですよ(笑)」

と突っ込んでおきましたけど。
再度の開店から数か月、手際はかなり良くなり回転も良いです。

また、火曜の定休日に基本のスープを仕込んで重ねていくので、定休日前の方が濃くなるそうです。
そうなると逆に水曜のフレッシュなスープも味わってみたいもの。

今までに塩ラーメン、つけ麺、つけ麺といただき、つけ麺が抜けて一番と思っていましたが、この日覆りました。
寒い冬は塩ラーメンかラーメンで行きたいと思います。
今のスープと塩ダレ、絶品です。
成増に電撃復活し、連日行列の「中華そば べんてん」。

「申し訳ありません。これより後へは並ぶことが出来ません。
 信号を渡った斜め後方にてお並びください 店主敬白」

と立て看板が出ており、現在店の前に並べるのは4人だけになりました。
それより後は斜め後ろ交差点を渡った先に並びます。

高田馬場時代と麺量も変わったので、券売機にその旨も。
茹で前で並250g、中350g、大盛700g。

中が高田馬場の並の量です。
注文は「つけめん 中少なめ」850円+「ビール 中(お通し付)」550円+「生玉子」50円+「みそ(別皿)」200円。

まずは凍ったグラスでスーパードライ。
短冊チャーシューにメンマのおつまみは変わらず旨いです。
また、「みそ」はネギも入っており、こちらもおつまみになります。

続いて「つけめん」の登場。
寒い中並んでいると「ラーメン」に行きそうになりますが、冬は締めた麺が最高です。

田中店主は
「こっちは氷みたいで大変だよ(笑)」
と笑ってましたが(笑)。

昨今のつけ麺に比べると麺は細めですが、しっかりとしたコシとハリ。
そのままでも旨いですし、生玉子に「みそ」を絡めても旨いです。

つけ汁はメンマ、短冊チャーシューがたっぷりで、とろんと出汁の旨味が濃厚。
この中毒性のある味は何なんでしょう。

最後のスープ割りまで大満足です。
変わらず「べんてん」の味で、麺に関してはやはり今の方が美味しいと思います。

店内は静かですが、緊迫感は無く良い雰囲気。
店主が息子さんに色々教えているのも和やかです。
成増に復活した高田馬場の名店「中華そば べんてん」。
開店後一週間ほどで伺った際は開店時30人超えの行列でしたが、この日は15人ほど。
やや落ち着いてきた感があります。

ただし、10/7に発売された「ラーメンWalker東京23区2017」では新店トップの扱い。
見開きで紹介されているので、また少し混むかもしれません。

田中店主は「あれ(ラーメンWalkerの取材)オープン前だよ?ぶっこみ過ぎだよ(笑)」
と笑っていました。

元々取材拒否店ですが、今は多少丸くなったそうです。
たまに怖い顔も見せていた田中店主も今はニコニコと朗らか。

この日の注文は「つけ麺・中」850円+「辛味」100円+「生卵」50円+「ビール」550円。
ビールのグラスは馬場時代同様、凍ったものが出されるようになって嬉しいところ。

ビールに付いてくるおつまみは短冊チャーシューとメンマ、ネギ、辛味。
やはり「べんてん」のメンマは一番好き。

塩ラーメン、ラーメン、つけ麺の順で麺上げされ、つけ麺の茹で時間は5分30秒ほど。
5人分を平ザルで麺上げするので、つけ麺の麺が若干少なくなってしまった模様。

「少なくなっちゃったんで追加で茹でるから」
と言われましたが、これで大丈夫と伝えました。
田中店主はサービス精神が旺盛なので、追加もたっぷり来そうなので(笑)。

白くて美しい麺を食べてみると、しっかりとしたコシに小麦の良い香り。
馬場時代のつけ麺はもうちょっと柔らかかった気がします。

そしていかにも「べんてん」なつけ汁。
ごまかしの効かない動物系のベースに魚介の旨味。

「塩ラーメン」同様以前よりアッサリめですが、ムチャクチャ旨い。
コシのある麺にまとわりつく旨味濃厚なつけ汁、メンマ、チャーシュー。
最高としか言いようがありません。

「麺は馬場時代より美味しくなってないですか?」
「そう?オレが打ってるからね。愛情こもってるよ(笑)」
とニッコリ。

そういえば、馬場時代は助手さんが打っていたはず。
粉が同じでも、加水の感覚とか違うのかも知れません。
好みはあるでしょうが、僕は今の方が断然好み。

昔は自信を持って「塩ラーメン」派でしたが、今は「つけ麺」の方が好きかも。
スープ割も含め、半端無い満足度です。

お弟子さんのお店も「べんてん」を感じますが、やはり本家は唯一無二。
「田中さんが居るから」という懐古趣味だけでは無く、舌から脳に直撃する旨さ。
また近いうちに伺いたいです。
成増に9月18日オープンした「中華そば べんてん」。
2014年に閉店した高田馬場の同名店の復活です。

当時、「べんてん」の閉店が発表されてからは毎日大行列。
僕も行きましたが、東池袋大勝軒や六厘舎の閉店に匹敵する騒ぎになりました。

復活したお店の場所は、東武東上線成増駅南口から徒歩6,7分。
地下鉄成増駅の方が近い感じです。

平日1時間前の到着で既に10人以上の行列。
店から右手に15人ほど並び、そこから先は交差点斜め向かいの歩道へ。

この日は開店時で30人以上居たと思います。
開店から30分弱でお客さんが退出し始め、一人出たら一人入店するシステム。

スタッフは田中店主と息子さん。
当分は昼営業のみの様です。

券売機が導入されており、メニューはラーメン、塩ラーメン、つけ麺。
それに各トッピングと別皿の辛味、みそ。
「みそ」は旧店舗でも結構レアでしたが、常にあるようです。

注文は「塩ラーメン」900円と「ビール(中)お通し付き」550円。
調理はほぼ田中店主で、息子さんはビールやおつまみ、洗い物やつけ麺の麺担当。
息子さんはテキパキとして接客も良いと思います。

ビールは変わらずスーパードライ。
名物のおつまみは短冊チャーシュー、メンマ、ネギ、ラー油に加えて辛味も乗りスパイシー。
前よりビールが進みます。

開店して一週間ほど経ったので、オペレーションは悪くありません。
息子さんと一緒だからか、以前よりほのぼのした雰囲気。

麺量は並と中があり、以前の普通盛りは「中」。
分かりにくいので表記を変えることも検討しているそうです。

平ザルで麺上げされ、熱した油を「ジュッ」。
久々に「べんてん」の塩ラーメンです。

スープはまさに「べんてん」の味。
節や煮干し、動物系のあの味です。

油は以前より少なめでアッサリ。
以前のジャンクさは控えめですが、間違いなく美味しいです。

麺は変わらず自家製ストレート麺。
コシがあり、これはもう抜群に旨い。
香りも当時のままです。

今は分かりませんが、以前は麺上げが塩ラーメン→ラーメンの順。
なので塩の麺は硬めで旨いです。
(この日は同じロットにラーメンがなかったので今も同じか分かりませんでした。)

大きなチャーシュー、柔らかいメンマもほとんど変わらず。
2年ぶりなのに味玉もありがとうございました。

スープや辛味は以前よりパンチ抑えめですが、やはり「べんてん」の塩は最高です。
丸くなったおかげで、むしろ麺の旨さは以前より目立つようになったかも。

なお、昨年オープンした「べんてん」出身の「としおか」は本家超えの濃厚なスープ。
なので「としおか」に良く行かれていると、薄く感じるかもしれません。

しかしやはり元祖は「濃い」だけではない旨さがあります。
それに、田中店主のニコニコした顔がまた見られるだけでファンにはたまらない感も。

一時期は週一で通っていた「べんてん」のまさかの復活。
早くも行列店なので、お身体にお気をつけていただきたいものです。

  • 「塩ラーメン 並」950円
  • パンチある塩スープ
  • 大判チャーシュー

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