37回
2015/12 訪問
世界初?「エイ」を使用した「100」
現在、「下品」と「自由が丘」という二種のスープを出している「一条流がんこラーメン総本家」。
土日にはカニや貝などのスペシャルな食材を使用しますが、年末だからかこの日は平日でもスペシャル。
エイを使った下品スープ(1000円)です。
家元自ら「前代未聞」というくらいで、ラーメンの食材にエイなんて聞いたことありません。
サザエと酒粕も合わせたとのこと。
注文は下品スープにタレを入れない「100」。
公式ブログにはエイのグロテスクなお姿が載っていたので、
家元は、
「みんな物好きだね。よくあの写真を見て食べる気になるよ」と。
スープはいつもの「100」よりも明らかに黒いです。
タレを入れずにこの色というのが怖い。
味は強烈な出汁の旨味と強めの塩分。
タレ無しで、普通の店のラーメンより間違いなくしょっぱいです。
エイと言われても分かりませんが、確かにやや複雑な構成。
そこにサザエの磯っぽい味も加わり独創的。
「えびすこ」の富山ブラックは合いませんでしたが、こちらのしょっぱさはドンピシャ。
中毒的な美味しさです。
なお、家元は「最後のメディア露出」として、1月4日の「ラーメン大好き小泉さん」に出演するとのこと。
そちらも楽しみです。
2017/01/17 更新
2015/11 訪問
剥ガキ、柿、酒粕入りのスペシャル「下品スープ」
四谷にある「一条流がんこラーメン総本家」。
多数ある「がんこラーメン」の家元、一条氏によるお店です。
他の「がんこラーメン」とは違って独自路線を突っ走っており、基本メニューもたまに変更。
そのお知らせを「公式ブログ」にて行っていたのですが、不具合が多く移転しました。
しかし、元のブログにそのお知らせが無く、検索してもあまり引っかかりません。
今の公式ブログはこちらです。
「一条流がんこラーメン総本家 公式ブログ」
http://ganko1joh.hatenablog.jp/
総本家は月金が定休日ですが、定休日営業や臨時休業もありますので、行く前には必ずご覧ください。
ということで、この日は3連休明けの再開スペシャルとブログでお知らせがありました。
下品スープに剥ガキ3キロ、柿3キロ、八海山の酒粕1.5キロを投入し、通常700円が900円です。
注文はカエシ無しの「100」。
スープの色はいつもより明らかに濃いめ。
カキの味ももちろん強く、濃厚でガツンと野太い旨さです。
後半、清涼感を感じたのは柿なのでしょうか。
色々な具材を使用しつつも、まとまりがあります。
たっぷりのチャーシューに味玉、メンマも美味。
強烈に旨い一杯です。
ちなみに、現在のスープは「下品」と「自由が丘」の2本立て。
下品は、
レベル0:全くタレが入らず、出汁の塩分で食べる「100ラーメン」。
レベル1~3は「下品ラーメン」。
レベル4以上は「悪魔」。
自由が丘は醤油・塩です。
初めて行かれる場合は、その旨を素直に家元に言いましょう。
優しく教えてくれます。
2017/01/17 更新
2015/09 訪問
新メニュー「自由が丘」 この日は牡蠣入り
四谷三丁目の「一条流がんこラーメン総本家」。
現在のラインナップは下品、南千住、自由が丘。
清湯に化調を加えて実験的に始まった「南千住」も今や無化調で、最近は新たに「塩」も始まりました。
家元は「南千住」よりもクリアーな清湯「自由が丘」が好きなようで、南千住と交互に作ってる感じ。
定休日のこの日はカキを使用したと自由が丘を提供して営業するとのことです。
(営業日については家元のブログをご参照下さい)
価格は通常の700円+100円の800円です。
塩か醤油が選べるとのことで「自由が丘の塩」。
僕が入店して以降のお客さんはみんな「自由が丘」でした。
スープはやや濁りがあるものの透明度が高く、出汁の旨味が抜群。
カキはもちろんのこと、それ以外の出汁も濃厚です。
塩分はキレキレとまでは行かず、昔食べた「中華」より分厚いお味。
下品に続き、清湯まで唯一無二でした。
2017/01/17 更新
2015/07 訪問
この日は牡蠣が入っても700円 タレが入らない「100」
体調を崩されて、ブログで休業宣言をされた家元。
>又、仮に復活が有ったとしても‰?
>それがいつになるのか…、
と書かれてたので心配しましたが、一週間で復帰されました。
現在の平日のスープは「南千住」と「下品」の2種。
南千住はクリアな「中華」に化調を入れたものでしたが、現在は無化調とのこと。
家元による昔ながらの中華そばです。
しかし、この日は「下品スープ」のみ。
カキ入りで700円とのことです。
注文はタレが入らない下品スープの「100」にしました。
「カキ」を使用しただけあって猛烈な旨味。
スープの色だけ見ると白湯の様ですが、粘度は無くサラッとしてます。
一口目からガツンと旨く、間違い無く唯一無二。
もちろんカキだけではなく、甲殻類や牛と思われる動物系の旨味も後押し。
変わらずどころか、輪をかけて旨いです。
具は分厚くて柔らかいチャーシュー3枚、メンマ、味玉。
これが700円と言うのは見事としか言いようがありません。
そういえばたまたまなのか、メンマは太メンマになってました。
家元はブログで「☆充電完了!」と書いてますが、ひと月前に比べるとちょっとお疲れな感じ。
これからも猛暑が続くので、無理なさらないでいただきたいです。
※一条流がんこラーメン総本家に初めて行かれる方へ
・基本的に月・金休みですが、営業することもあります。
家元のブログを必ずチェックしましょう。
・お客さんが退店したら入ります。
・家元に「いらっしゃい」と言われたら、素直に「初めてなんですけど」と言いましょう。
丁寧に教えてくれます。
(初めてっぽい素振りだと「お客さん、うちは初めて?」と聞いてくれます)
・注文後前払いです。
・箸はカウンター下の引き出しにあります。
2017/01/17 更新
2015/06 訪問
タレなし出汁だけでもしょっぱめな「100ラーメン」
現在は下品と南千住スープを提供する「一条流がんこラーメン総本家」。
一度食べた南千住も悪くないのですが、やはり僕は下品スープが好き。
今回もタレが入らない「100ラーメン」です。
暴力的に出汁が混ざり合ったスープで、出汁の塩分だけでもなかなかしょっぱめ。
この日は甲殻類の旨味が濃厚で、店内もそんな香り。
最近はスペシャルスープを使用した月曜の100に感動していましたが、普段の日も猛烈に美味いです。
家元は常連さんに、
「高級中華天は夜と昼じゃスープが違うからね。
上湯(しゃんたん)と言って、夜はスープに2万円とかかけるんだよ。
元が取れるからさ。
だから、ホントに美味しいスープが飲みたければ、高級中華に行けば良い」
と言ってましたが、高級中華で食べられない絶品がこれ。
まさに唯一無二のラーメン。
700円と言う値段に、お礼を言いたいくらいです。
2017/01/17 更新
2015/05 訪問
スペシャル翌日 小玉貝の「100ラーメン」
スペシャル翌日の「100ラーメン」(2015年5月 2回目)
月曜日のお楽しみ、スペシャル翌日の下品スープ。
本来月曜は定休日ですが、この日は10:00~13:00で営業とのこと。
(月、金が定休日なので、定休日の営業は家元の公式ブログを参照してください)
今回は「富津湾特産の小玉貝」のスペシャルで、下品スープのみの提供。
「今日はね、選択の余地が無いんだよ。下品と100、どっちにする?」
ということで「100」700円を注文。
今回はスープの色がやや薄めです。
飲んでみると、貝に加えて甲殻類も感じます。
動物系の下支えがありつつも、スッキリとして塩分もちょうどいい感じ。
とは言っても、それは以前食べたパンチある「100」と比べてのこと。
他店のラーメンと比較したら、恐ろしく出汁が濃厚でキレもあるラーメンです。
常連らしきお客さんが「あれ、南千住無いんですか?」と聞くと、
「来る前にはブログ読まないとダメだよ~。だって、やってなかったらどうすんの?定休日なんだから」
と。
怒っているわけではなく、お客さんに美味しいものを食べてもらいたいからこその発言だと思います。
2017/01/17 更新
2015/05 訪問
スペシャル翌日の「100ラーメン」
一条流がんこラーメン総本家の定休日は月曜と金曜。
ただし、定休日でもたまにお店を開けてくれます。
(営業するかどうかは家元のブログを参照してください)
この日は月曜でしたが、14時まで営業するとのことで13時過ぎに訪問。
いつもの行列が無かったので焦りましたが、帰るときには15人オーバーでした。
こちらでは、日曜に高級食材を用いた「スペシャル」を提供。
月曜はそのスペシャルを元に下品スープを仕込む事が多く、この日は大量の大アサリ(ウチムラサキ貝)。
なので注文は「100(下品のタレ無し)」700円です。
今回は若干透明度が高いスープで、濃厚な貝の旨味。
牛などの様々な具材も使用され、ズシリと強烈なスープです。
これはもう、猛烈に美味いとしか言いようがありません。
貝を使用しているからか、タレ無しでも結構塩分多め。
家元によれば、この日も下町中華が多く出たようです。
しかし、僕は下品が好み。
特にスペシャル翌日は最高です。
家元が仰るとおり甲殻類と貝類は鉄板ですね。
スペシャルは1000円以上しますが、翌日の下品が700円と言うのも魅力的。
なお、月曜は本来の定休日なのでホントに休むこともあります。
必ず家元のブログを確認した方が良いと思います。
2017/01/17 更新
2015/04 訪問
あえて化調を足す「下町中華」
一条流がんこラーメン総本家では、日祝のスペシャルスープを除き、
平日は「下品」と「上品(中華)」という2種類のスープを用意していました。
下品スープの方が人気が高かったのですが、最近になって中華が変化。
実験的に化調を足して「下町中華」を作ったところ、予想以上に人気。
今は上品ではなく、下町中華のみになってます。
家元によると「南千住」風とのこと(笑)
なので、「下町中華」700円を注文。
清湯ですが、スープの色は濃いです。
味のベースは、ホントに「昔ながら」で濃いめの味付け。
しかし出汁も濃く、オリジナリティー溢れる唯一無二の下町中華そばです。
特にメンマとネギがノスタルジーを加速させてますね。
通称「上品」としていた以前の中華よりはこちらの方が好み。
ただし、初めて食べるならやはり「下品」がオススメ。
下品、特に調味料を入れない「100」はズバ抜けており、中毒性も抜群です。
それにしても、プリプリの分厚いチャーシュー、味玉が付いて700円。
いつ来ても凄いCPだと思います。
2017/01/17 更新
2015/02 訪問
一条家の寿命更新祝い「皇帝スープラーメン」
四谷三丁目の行列店「一条流がんこラーメン総本家」。
日曜などは蟹や赤貝、牡蠣などを使用したスペシャルスープを出しています。
今回はそれらを遥かに上回る豪華さの「皇帝スープラーメン」1800円で、2/27(金)と2/28(土)に提供。
2/27が家元(店主)の誕生日ですが、短命な一条家の寿命を5年更新したお祝いとのこと。
次回やるとしたら5年後だそうです。
2/27(金)の10:40頃到着すると、40人くらいの行列。
店頭には2/28用の高級食材が置かれています。
皆さんスペシャルなので回転は良く、約70分で入店。
(家元は「誰も通常スープを頼んでくれない。せっかく仕込んだのに」とぼやいてましたが(笑))
今回はチャーシューが両端に乗ったがんこクラシックな盛りつけ。
スープの食材は、金華ハム、ホタテ干し貝柱、国産の烏骨鶏(ウコッケイ)、北海道産真昆布。
キレイな清湯スープは、様々な食材がバランス良く絡み合い、高級感溢れる味わいです。
ラーメン屋さんのスープと言うよりは、高級中華の上湯に近いのかもしれません。
塩分も控えめで、ウットリする美味しさ。
100や下品の様なパンチでは無く、奥深い旨さを追求した感じです。
チャーシューは国産肩ロースの生を使用。
たまたまかも知れませんが、ゴロッとした端も隠れていました。
フワッとシルキーな食感で、素材が違うとここまで違うのか、と驚きます。
いつものブリンとしたチャーシューも美味いですが、これは全く別物。
なお、原価を考えると2400円のところ、1800円で提供とのこと。
1800円でも高いじゃないか、と思う方も居ると思いますが、普段のラーメンは700円。
それで本炊きスープに厚切りチャーシュー、味玉(ワンタンの時も)が載るのですから、家元の言うことに嘘は無いと思います。
5年後の皇帝スープも楽しみにしてますよ!
2017/01/17 更新
2015/01 訪問
この日はカニ味「下品ラーメン」
四ッ谷のがんこ総本家。
土日のスペシャルは大行列になっているようですが、平日でも行列です。
この日は13時過ぎに行くと前3名。
ただ、帰る頃は10名弱に伸びていました。
注文は「下品ラーメン」700円。
タレが入らない「100ラーメン」に比べても、それほどしょっぱ過ぎはしません。
今日はメンマの代わりにカニカマが乗っており、スープのベースは蟹。
ブログにて告知が無かったので、ラッキーです。
スペシャルほどでは無いでしょうけど、蟹の旨味がしっかりで、とても美味しい。
やっぱり家元の作るラーメンは美味しいですね。
プリプリの分厚いチャーシューに味玉がついて700円。
凄いことです。
2017/01/17 更新
2014/12 訪問
澄んだ上品スープの「塩中華」
前回食べた「100」が美味しかったので、今度は「塩中華」700円をいただきました。
僕もそれほど行っている訳ではないですが、最近は初めてのお客さんも多く、家元が優しく教えてくれます。
「上品と下品どちらが良い?」
人気があるのは下品で、「100」はそのタレ無し。
上品とは中華そばのことで、醤油と塩があります。
塩中華は下品と違い、美しく澄んだ清湯。
しょっぱ過ぎることは無く、出汁の旨味が存分に味わえます。
万人が美味しいと思えるラーメンでしょう。
切りたての分厚くてジューシーなチャーシュー、味玉がついて700円は相当お得。
また、家元はお元気そうで、とてもユーモラス。
「悪魔って何ですか?」
と効いたお客さんに
「その日一日を幸せに送りたいなら、頼むのは辞めておきなさい。
彼ら(悪魔ファン)は、鍛錬に鍛錬を重ねてたどり着いたんだから」
と諭していました(笑)
この家元ワールドが好きで、家元に会いに来ているお客さんも多そうです。
2017/01/17 更新
2014/11 訪問
タレが入らない下品スープ「100ラーメン」
ここは昼しか営業していないので、平日に伺うのは初めて。
日祝はカニや貝などを使ったスペシャルを仕込むので、定番を食べるのも初めてです。
現在のメニューは「ラーメン(塩、醤油)」700円と「大盛り」100円のみ。
スープは上品な清湯と下品の2種類です。
清湯スープを使用しているものはは中華ソバ、塩中華。
下品はレベル0~4があります。
レベル0は全くタレが入らず、出汁の塩分で食べる「100ラーメン」。
レベル1~3は「下品ラーメン」。
レベル4は「悪魔」。
数字が上がるごとにしょっぱくなります。
今回の注文は「100ラーメン」。
濁ったスープは出汁が濃厚で、ガツンと旨いです。
タレ無しでも出汁の素材による塩分が十分にありますね。
最近の下品は以前よりも具材の量を増やしているそうです。
カウンターには醤油ダレ、塩ダレがあるので、塩ダレをちょっと入れてみました。
少量でも結構味が強くなります。
正直、味付け無しで最後まで食べられるでしょう。
ここのところずっとスープの出来が90点だそうですが、
「今日はやっと90点じゃないよ。余裕で90点だよ」
と家元が仰っていました。
ホントにそのとおり、抜群の美味しさです。
上品な中華ソバも食べてみたいですが、しばらくは100ラーメンを食べてしまいそうです。
2017/01/17 更新
2014/08 訪問
「お盆スペシャル 本サザエとカキ」(2014年8月)
たまに食べたくなる「がんこ」のキレのある味。
(ショッパーな悪魔は無理ですけど)
総本家では、家元がブログに限定の具材などを書き込んでいるのですが、8/14~17はお盆スペシャル。
8/14はスッポン、8/15は伊勢海老。
そして、8/16は本サザエとカキです。
以前食べた「亀の手」もそうでしたが、ここの出汁は原価ギリギリくらい濃厚なのを出してくるので、貝類ならなお期待大。
10:45頃に店頭に着くと店頭に10人待ち。
10:30開店なので、一組目は店内に入ってます。
相変わらずの人気ですね。
回転は速く、15分ほどで入店しました。
悪魔や定番も用意しているようですが、「お盆スペシャル 本サザエとカキ」1000円を注文です。
塩か醤油を選べるようで、貝なので塩にしました。
最近、ワンタンが味玉に替わりましたが、ギッシリ具が乗った一杯の登場です。
スープはミネラル感たっぷりのキレキレな塩スープ。
もろに「貝」と言うわけではありませんが、出汁感は複雑に濃厚。
ハリのある細麺との相性は抜群です。
チャーシューは分厚いバラが3枚。
モチモチプルプルな食感で、神豚な美味しさです。
チャーシューが7枚乗った「痛風ラーメン」と言うのもありますが、3枚でも結構なボリューム。
途中、カウンターの青唐辛子で辛味を追加し、満足の完食。
やはりここのラーメンはキレがあって美味いです。
ラーメン屋さんにも色々ありますが、ここは微かにラジオが流れる中、主にラーメンを啜る音のみが流れる世界。
それぞれが自己完結でラーメンを楽しめる、孤独のグルメ人に取って理想的な場所だと思います。
なお、お盆スペシャル最終日である17日は、赤ワインとビールで煮込まれた牛タンが乗るそうです。
2017/01/17 更新
2014/04 訪問
「佐野実さん追悼ラーメン」
ちょっと前に佐野実さんがお亡くなりになりました。
ガチンコラーメン道など、ラーメン界の発展に大きな貢献をされてきた方で、東池袋大勝軒の山岸さんより世間に知れ渡っていた方だと思います。
去年の夏、歌舞伎町で行われた「大つけ麺博」でお見かけしたのが最後。
恐らく、その時点で体調は良くなかったのでしょう。
あまり覇気はありませんでしたが、写真撮影に快く応えていました。
怖いイメージで売ってきた佐野さんですが、今は無き「裸の少年」ではロックンの島崎さんを「これは凄い」と紹介していたり、
弟子の「心麺」近くに出店した六厘舎系列のドン・キタモトに怒りながら、
「なんだよこれ!うまいじゃねーか!」
とお約束してたり(笑)
ラーメンが本当に大好きだったんだと思います。
がんこ総本家の一条さんも佐野さんと親交があったそうで、自身のブログでは
「家内から電話が‡、
佐野さんが亡くなったと…†!
まさか、と思ったが
家内がそんな冗談を
言う訳がなく★
そのまま受け止める
しかなかった!
今も泣きながら、
このブログを打って
います†」、
「初めて彼の
家に伺った時、
かれのお母さんが漬けてくれた、本当に美味しいキュウリの糠漬けをつまみに、どーでもいい様な話しが続いて…、
彼が突然私の肩を抱えながら、(何を言ったか覚えてたいない)が、
その瞬間、彼の気持ちが俺に伝わったん
だよ…、
言葉の裏に有る言葉
が☆!
俺はその瞬間、
我が生涯の友を得たり☆、
と思った‡!
その時の彼の手の温もりは、今でもこれからも忘れない‡、
それなのに、それなのに…、
心からバカ野郎♂!
合掌†!」
と熱い文章。
先週も追悼ラーメンをやっていたそうですが、4/19もやるとのことで、速攻で並んできました。
入店すると、一条さんがいつの間にか髪フサフサで驚き。
「一応聞きましょうか」と一条さんが注文を聞くと、みんな「亀の手」。
そう、今日の佐野さん追悼ラーメンは亀の手の清湯醤油ラーメンです。
原価から考えると1150円が妥当とのことですが、1000円で提供。
亀の手は甲殻類になるそうですが、エビやカニとは違う独特な旨味です。
薬膳の様な苦味も若干感じられ、そこに「がんこ」ならではの濃い醤油タレが加わります。
ここでしか味わえない見事なスープですね。
麺はいつもの細麺で硬め。
チャーシューはデフォで5枚。
柔らかくてモチモチです。
最近は低温調理のチャーシューが好みでしたが、このチャーシューは絶品です。
その他には、メンマにたっぷりの肉餡が詰まったワンタン二つ。
これだけ具だくさんで1000円は決して高くないと思います。
満足満足。
また、初めて来たお客さんがいて、その方が亀の手を知らないと言うと、わざわざ出汁ガラから集めて説明していました。
色々な食材でラーメンを作っているだけあって、食への愛が素晴らしいです。
久々に総本家に行きましたが、やはりレベルが高いです。
レギュラーメニューも食べなくては。
2017/01/17 更新
2013/01 訪問
「がんこ100」の新春らーめん
こちらでは新年初日は新春ラーメンを提供しており、去年はまぜそばだったようです。
今年は「がんこ100」の新春ラーメンとのこと。
去年の終わり頃から「定番100」というラーメンを作っており、それにホタテ貝柱を入れたのが「がんこ100」。
定番100とは、豚骨、鶏ガラ、カキ、エビ、椎茸、昆布、煮干、鰹節、リンゴ等で取ったスープのみのラーメンで、カウンター上にある返し(タレ)を自分で加えて好みの味にするラーメンです。
がんこラーメン名物の「悪魔」(超しょっぱいラーメン)にすることも出来るとのこと。
年末スペシャルの時も相当並んだようですが、新年初日もかなり並んでいました。
12時前で20人以上は居たと思います。
1時間ほど並んでやっと入店。
この日は「がんこ100の新春ラーメン」1200円しかありませんので、普通盛りか大盛りか、定番スープか悪魔か聞かれます。
普通盛りの定番スープで注文しました。
具は豪華に戎エビ(大)2本、揚げモチ、味付け肉、メンマ、海苔。
バーナーで焦げ目がついた海老からは甲殻類の良い香りがして、豪勢な気分。
海老は皮が柔らかく、そのまま食べることが出来ました。
もちろん頭も。
そして、何よりスープがかなり美味い。
ほんとに味付けしてないの?と思うくらいしっかりとした濃厚出汁。
家元(店主)が自慢するだけのことはあります。
味付け肉からも塩分は出てると思いますが、それでも凄い。
途中、タレを加えてみると、キリっとした感じになって更に美味しい。
興奮してがっついて食べてしまいました(笑)
基本がしっかりされている方は、本当に美味しいラーメンを作るんですね~。
2017/01/17 更新
2012/11 訪問
「ロイヤル皇帝スープ&スッキリ海老ラーメン」
がんこラーメンの創始者、一条氏(通称、家元)が店主を務めるお店。
ちなみに、家元ががんこを始めた場所は現在「東京Mods」というラーメン店になってます。
平日は普通のラーメンを出していますが、土日や祝日にスペシャルラーメンを提供しています。
その内容は家元のブログによって発表されており、上海蟹やソイといった高級食材から、ヒトデといった変わりものにまで手を出してます。
(ヒトデは家元自身も失敗と認めているようでしたが・・・。)
今回は「ロイヤル皇帝スープ&スッキリ海老ラーメン」1200円。
家元のブログによれば、
100%ホタテ干し貝柱濃厚スープ塩味!と海老スープの塩ラーメンだそうです。
80食限定ということで、行列ができてます。
店の外にまでかなり貝柱の匂いが漂ってますね~。
店内は7人ほどのカウンターで、一人出たら一人入るスタイル。
今日は限定メニューのみなので、席に座ると何も言わなくても作りはじめます。
「そのまま飲んでもいいし、麺をつけてもいいし、最後にラーメンに入れてもいいと思うよ」
と言いながら、ホタテスープのみ先に提供されました。
一口飲むと、確かにかなり濃厚。
ホタテも濃厚だし、塩分もかなり強い。
こちらには「悪魔」と言うメニューがあり、かなりショッパーなラーメンを出しているんですが、そこまででは無いにしても結構しょっぱいです。
しかし、ここでしか味わえないであろう超濃厚な出汁。
少し経ってラーメンが提供されました。
それほど海老が主張せず、とてもバランスのいい塩スープという感じ。
家元は「最近流行の海老ラーメンも食べたけど、海老の香りばっかで、味はな~」とも言ってました(笑)
麺は細めでしっかりとした食感。
スープとの絡みも良く、ホタテスープ無しでもかなり美味しいラーメンです。
やはり僕は悪魔よりも普通のラーメンの方が好き。
チャーシューは大きめのものが2枚。多分肩ロース。
こちらは柔らかくて美味しいです。
メンマは味がしっかりしてますね。
ラーメン単体では、塩ラーメンの完成系とでもいうべきレベル。
しっかりとした出汁や、丁寧に作られた具がたまりません。
その麺をつけめんのように濃厚ホタテスープに漬けると、また変わった味わいで面白い。
ホタテスープの下にはかなりの貝柱が沈んでおり、それと麺を絡めても美味しかったです。
最後はホタテスープをラーメンに入れてみましたが、ガツンとしたホタテ風味が薄まってしまうので、もうちょっとホタテスープのみで味わえばよかったと思いました。
しかし、これだけ素材を惜しげもなく使うラーメンはここか「べんてん」くらいかもしれません。
(ブログで家元は「ホタテ入れ過ぎた」と書いてましたが(笑))
これからも色々な食材を試されるんでしょうけど、根本のラーメンがしっかりと美味しいからこそ出来るんだと思います。
限定の場合、「申し訳ない!あと○人前!」とブログ書いてくれるのもサービス精神旺盛な家元ならですね~。
2017/01/17 更新
四谷三丁目の行列店「一条流がんこラーメン総本家」。
先日から定休日が月・火になりました。
とは言っても定休日に営業したり、たまに臨時休業があったり。
伺うときは必ず家元のブログ
http://ganko1joh.hatenablog.jp/
を参照してください。
当日の朝、臨時休業が知らされることもあります。
平日でも常に並んでいますが、今は壁際に折りたたみ椅子が10個ほど。
また、並んでいても回転は良いです。
日曜は貝や蟹を使ったスペシャルスープで、平日は「下品スープ」と「自由が丘」の2種。
「下品」は様々な素材を使った唯一無二の旨味が詰まった濃いスープ。
「自由が丘」はアッサリとした清湯スープです。
僕がいつも頼むのは「100」700円。
下品スープにタレを足さない、素材のみのスープです。
下品スープを使ったラーメンはタレ無しの「100」、タレが入った「下品」。
そして塩分が超高めの「悪魔」。
「100」の濃い色スープは濃い出汁にビシッとキレ。
動物系や海産物が絡み合い、タレ無しでもかなりの塩気。
久々にいただきましたが、前より間違いなく塩分高め。
他店の普通のラーメンより間違いなくしょっぱいと思います。
「悪魔」を注文したお客さんには、
「今日のはヒロポンが効いてるよ~」
と家元が言っていましたが、タレなしでこれでは僕は「悪魔」なんて間違いなく無理。
また、「悪魔肉」と呼ばれるしょっぱく煮込まれた肉が乗っており、悪魔の凄さを垣間見れます。
なお、悪魔肉以外に厚みのあるチャーシュー3ヶ、メンマ、味玉、海苔。
700円でここまで具があるのは素晴らしいです。
家元は「悪魔」を食べる人を「重症患者」と呼びますが、現在の「100」もかなりの中毒性。
ここでしか食べられない、オンリーワンのキレキレスープでした。