レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2008/09訪問 2008/09/27
都心から離れる店ほど美味くて安い。この法則を地で行っているのが、ジャマン。阪急茨木の駅前を歩いているといきなり現れるエメラルドグリーンの建物。この違和感に驚きを隠しながら店に入るとそこは別世界。そこはもうパリ。それもそのはずシェフはパリのジャマン、大阪のリッツカールトンを経験した輝かしい経歴の持ち主。こんな本気料理を昼2,000円台、夜3,000円台で食べれるというのだから凄い。凄すぎる。だから店はいつも茨木マダムで一杯。一週間以上前から予約しなければ入れないほどなのだ。
写真は和牛の黒トリュフ乗せ。行ってみればわかるが、ココんちの一番のキモはソース。フレンチはソースが命というが、なるほどその通り!と膝を打ってしまうことうけあい。そしてスープもお得意料理。ここでしか食べられないだろうと言い切れるほど完成されたそのスープは非常にクリーミーで判りやすく言えば非常に上品な茶碗蒸し(本人に見られたら怒られてしまうかもしれないが最上の褒め言葉です・・・)。具、スープ、ミルクの泡と三層になっており、その味わいのハーモニーは想像に絶する。
こんな素晴らしい料理でなら大阪の都心に店を構えれば1万円のコースで出してもおかしくないレベルなのだが、そこがシェフのお値打ちに美味しいものをという思いを感じる。例えばワインがわかればワインの品揃えでわかる。ワインリストからお値打ちなワインをお値打ちな価格でという思いが伝わってくるのだ。そこで頼んだのはクレマンドブルゴーニュ。世に言うシャンパンはシャンパーニュ地方でできたものしか名乗れないのだが値段も高い。しかし、シャンパーニュじゃなくて美味いものはある。そこでこのクレマンドブルゴーニュ。名前は違えど、立派なシャンパーニュ方式で醸造。しかもその面に違わぬしっかりした味わいと細かな泡を存分に楽しめた。しかし周りのお客さんが飲んでいるのはビールばかり。何を飲むのかは自由だがフレンチにビールとは・・・少しもったいないなぁ。
先日再訪したがスタッフががらっと変わり、オールバックの男性スタッフがメインに。アットホームなサービスから洗練されたサービスに変わった。これは賛否両論かな。
ワインリストのワイン増える。こちらは相変わらずのセンスの良さがにじみ出てた。
3位
1回
2008/08訪問 2009/02/02
京都にいくならここにいけ!上品な香りの香水も普段使いしてます
サンタマリアノベッラティサネリアーラ京都
香水でも有名なフィレンツェの薬局が展開するリストランテ。ワインのセレクト、メニューにはイタリア中心に産地や葡萄品種も細かく明記。スタート時、前菜の味付けショボくてちょっと焦ったが、季節を感じさせるしらことあさりのパスタ、主菜の焼き物鯛には金時人参ソースを添えるなど京都らしさを演出し尻上がりに評価アップで。コップにさしたハーブ食べ放題は自分がウサギになったかのように錯覚するがそのオリジナリティに。最後のエスプレッソの豆にまでそのこだわりが続く・・・
4位
1回
2008/10訪問 2011/05/01
ここ実はやきとりの概念をかえさせられそうなほどうまい!外観は大吉や一番と同じ、しかも値段も大吉や一番と変わらないのに!
うまいやきとり屋は鮮度抜群のため、まずなにより刺しが絶品、刺しを食わねば不幸もん。写真は白きも、はつ、ささみ、ずり。特にオススメは一番白きも、二番はつ。フレッシュでぷりぷりで味わい深い。でも結局全部うまいから4種盛り合わせが正解。生にしてうまいものは焼いてもうまい。創作やきとり更にうまい。アスパラ鳥マヨネーズ(あすぱらま)、豚トマトチーズ串のマリアージュは計算つくされた味で圧巻。こんなにウマくていいのかぁ!?
こんな店が壬生寺の裏にひっそりとあるなんて。表示はないが京地鶏を使用してるらしい。奥ゆかしいな。映画たんぽぽのモデルにもなったラーメン珍元の横。
5位
1回
2008/09訪問 2009/05/10
蓮根と和三盆で作った珍しい和菓子「西湖」。
京都を知る人でしか知らない老舗「紫野和久傳」の看板商品である。1つ320円もする。
触感はつるっとあっさりもちもち。
味わいは蓮根由来のものか非常に独特で複雑、しかし今までに体験したことのない崇高な味わい。
和三盆を使っているらしいが上品な黒糖のような味に感じるのは蓮根という素材のせいか。
その複雑な触感と味が生笹のかおりと重なり昇華する。
和菓子なんてドコも同じ味・・・そんな常識を見事覆してくれた。
この紫野和久傳は和菓子屋と料亭との複合業態であるのも珍しい。
持ち帰りの和煮がめちゃ高いのは勿論、お食事は昼は6,000円、夜は普通に1.2万円する。
こんなとこで普通にメシを食える身分になりたい・・・
7位
1回
2008/08訪問 2009/09/11
日本一予約の取れない店
夏に向けてやっぱりワインは白。でも濃いめのオーダーに合わせ濃いめのGAVI。ボトルの売価設定めちゃくちゃ安い。飲まなかったら損やぁ!しかもうまいこのワイン。
メニューはかなりシンプル。なんとか産の…とかもったいぶったうんちくゼロ。うんちくだけで食わす輩に辟易しているこの御時世にこりゃぁ期待大と思ったらまさに!シンプルなメニューと同じく飾り付け、味付けもシンプルながら押さえの効いた味に脱帽。
どこにでもありがちなおなじみ田舎風パテも落合シェフにかかると他のトラットリアにありがちな臭みもねっとり感もなくさっぱりとこんなに上品な味に!
またもやあっさりなネーミングの「ポルチーニ茸のパスタ」もありがちなこってりし過ぎな感じなく上品で風味豊かな仕上がり。逆にいろんなキノコのクリームパスタトリュフ風味はかなりこってりしていたが複雑で絶妙な味わいに絶句…シンプルの美学ココにあり。前菜+パスタ+メインで3000円しないのは驚き。この値段でこのレベルの味を食べさせる店は関西にはない(と思う)
8位
1回
2008/08訪問 2009/09/11
チェディルワン
私はThailandが好きである。現地でどれだけ騙されようが好きである。特にマニアックだがチェンマイが好きである。それは外国人が日本で金沢が好きなんだよねぇて言うくらいマニアックである。チェンマイ周辺はイーサン地方と言い、バンコクと文化が異なる。喧噪さがなくゆったりとThailandを楽しめる。騙そうとするタイ人もそんなにいない。
特に川沿いに立ち並ぶ高級レストランで食べるチェンマイ料理は絶品だ。まるで京都の川床のような風情だ。
昔から通った店で京都今出川のイーサンも美味しいが、川沿いの高級料理店に近いのは大阪北堀江のチェディルワンだ。元五つ星ホテルのシェフらしく、盛り付けにセンスがあり、味はココナッツ由来のややこってりさが目立つが複雑上品なものだ。味もきちんと辛い。辛くないタイ料理ほど悲しいものはないのだが。
日本のタイ料理専門店でジャポニカ米を使っている所があるがあれはいけない。インディカ米で寿司を握るようなものだ。その点ここは合格、それ以上に炊き方も。
ファサードも良いのだがイーサンのようにはいつも客があまりいない。本当に良い店は何時までも残って欲しいものである。
9位
1回
2008/08訪問 2009/01/12
京都北大路ガーニッシュ
家でいいワインをあけるならアテはここで!
ヘタなイタリアン行くより迷わずガーニッシュ
手前の牛肉の頬の煮込みは美味いイタリアンレストランクラスに達している。
再訪09年1月
相変わらずのレベルを保つガーニッシュ。
でもアイテムはあまり変わらず。そんなに通ってないのに食べたことあるもの
ばかりになってきたヨ。レパートリー増やしてほしいなぁ。
貴方なら可能性は無限大・・・のはずじゃなくて?
ま、レパートリー変わらなくても通うのは確かデスけどね。
10位
1回
2008/08訪問 2016/02/21
至高のお好み焼き。モツ系
お口直しに三十三間堂そばの吉野に見参。実に学生時代以来の年ぶり。当時から京都お好み焼きの横綱として個人的に認定していたこの店は店への入り方さえ変われど、渋い店内、アットホームな空間は相も変わらずだ。
写真のオムライスそばとホソ入り、お好み焼きのそばとすじ入りはぱっと見みわけつかず、あれ?昔より小さい…しかし味自体は昔変わらずこってりこてこてなのだ。夜めっちゃ水飲みたくなるのがたまにきず。ビールの後はチューハイプレーンこれ最高。
京都元田中ベルクール
私にしては珍しく15年近く通っているビストロ。勿論5点満点、ただし好き嫌いも別れる店だと思う。
基本的にサービスは最低限にして値段重視。店の見た目がかなりゴージャスなので、実際のサービスには若干拍子抜けするだろう。
それを埋めあわせるにあまりあるコースの値段、ランチはワインデカンタ付きで3000円、ディナーもボリューム満点で5000円でおつりが来る。ワインも小売売価の2倍も取ってない。しかもワイン持ち込みOK、こんな店京都で他にはなかなか無い。
料理はフランス南部のジビエ系が得意。ソースも基本的にコテコテ系ど真ん中。だから天下一品とかモツとか嫌いな人にはオススメしない。アテぽいから酒飲めない人にも厳しいかも。逆にワイン好きなら絶対に気に入る店だ。
最後はデザートかチーズが選べる。ワイン飲んでたらワインを残して絶対チーズだ。これ鉄則
チーズは15種類以上から選べる。ワインにあうようなくっさ〜いチーズがテーブルでど〜ん。ウォッシュとか青カビってチーズ屋で買っても食べきれないから、きわものチーズはベルクール、これ京都の常識である。
パンにつけるバターとパテも昔と変わらない量と味。パンばかり食べてしまいお腹が膨れないよう注意されたし
ベルクール (フレンチ / 元田中)
5.0
よそもんが語る富山とアルファロメオ- 京都元田中ベルクール-