サンダーバードの恋人さんのマイ★ベストレストラン 2009

【加賀】記事編集金沢片町小松弥助
金沢の伝説の寿司屋、それが弥助。予約が取れない店で有りながら、なぜかAPA片町の1階。APAのフロント向かい側に入り口。不思議な立地。なぜならAPAのお馴染みな社長が弥助の大ファンらしく、大将を呼んだらしい。熱烈なファンで支えられている寿司屋である。
その理由は…まずは大将の人柄（女性スタッフの接客もパーフェクト）。職人と言うより、仙人。オーラが出てる。仙人の手つきは実に優雅。まさにゴッドハンド。シャリは口に運べば…とろける。
反して、ネタは最高級ではない。弥助はネタで勝負していないのだ。その神のようなシャリと仙人オーラにファンはいちころなのである。
ネタをこだわってないだけ値段はリーズナブル。まぁそれでも一般人には高いけどね。
トロやら小どんぶりやら一通りおまかせを食べた後、必ず全員頼むのが神の手で握られたネギトロ。ふわっととろけるトロとシャリ。絶品。
私は東京や大阪の最高級の寿司屋には行ったことがない。だから評価が甘いかもしれないが、現時点で人生で一番の寿司屋である。仙人はかなりのお年で夜は営業をやめているが、休みの日は全国の寿司屋まわりをしているとのこと。元気いっぱいである。

（再訪、もしかしてラスト？）
私的金沢ナンバーワンはやはりここ、『小松弥助』である。東京に赴任して、まだ銀座の寿司も食べていないので、そんな高級寿司と比べることが出来ないが、銀座の寿司屋さんもリスペクトする人らしいから、相当凄いんだ、と思う。ここを超える味の寿司はまだ口にしたことがない。ただネタは超高級というわけではない。しかし、もし寿司というものが、ごはんの上に刺身が載ってるだけの代物だと思い込んでいる人がいれば、弥助の寿司を食べると目から鱗が落ちると思う。それくらい、衝撃的な芸術の寿司である。こんなに刺身とシャリがマリアージュするなんて！と絶句するのである。

黄檗たま木亭
京都の食べログナンバー1のパン屋は、なんと黄檗に!やはり郊外の店はうまい!の法則か
以前から個人的に推奨する梅田ブルディガラ、本町タケウチのような本格的フランスパンではなくかなり和に振ったしかも個性派パンが特徴。
中でもオススメはぶぶ漬けフロマージュ。なんとちりめん山椒とチーズのマリアージュ!うぇマジえ?美味すぎ…
他にもバターフランスには中に丸ごとバターの嬉しさ
明太子フランスは米粒まぶして明太子めっさ味濃い!おにぎり感覚?
練乳パンはほのかに練乳アンドくるみのハーモニーが絶妙。
店舗展開は絶対しないと断言し4坪で展開する店内にはパンと客がぎっしり。忙し過ぎて疲弊しきっているバイトがんばれ。ということでたま木亭、パン屋部門久しぶりの高得点獲得!
たま木亭 (パン / 黄檗)
4.5

09.4再訪
たまき亭のクリームパンは他のパンと異なり何故かショーウィンドウに並んでいる。まさに別格パン。もちろんたまき亭だからクリームパンも一味違う。中のクリームが高級シュークリームのそれ並みに香りだかくまろまろ。もちろんバニラビーンズ入り♪

京都二条コムシコムサ
ザ京フレンチ、そのコストパフォーマンスはすごい。この内容なら倍は取るだろう。そして肝心のワインも激安。安いよぉ。いつもよりも良いワインで酔える酒飲みの至福。
写真は蝦夷鹿のポワレ。北海道思い出すあの香り。そういえばクリームブリュレもラベンダー味だ♪肉はやわらかジューシーで鹿とは思えない。ブルゴーニュで乾杯!
お店のコンセプトは和仏の融合。正統派フレンチに和の食材をキレイに合わせる。フォアグラに雪下人参、北海道牡蠣は湯葉と共に。でも今流行りの京野菜使っとけ亜流フレンチじゃなくて計算しつくされた正統派フレンチ、間違いない。
サービス、居心地。直すべきところなしの5点満点。
コムシコムサ (comme ci comme ca) (フレンチ / 東山、三条京阪、丸太町)
5.0


よそもんが語る富山とアルファロメオ- 京都二条コムシコムサ-

【関西】記事編集久御山多来多来
夢の焼き肉屋、それが多来多来。現時点で私の人生ナンバーワンの焼き肉店。名店はやはり郊外にあった。駅も遠い。難点は…やはりビールが飲めないこと。しかし、肉がうますぎてビールさえいらないと思えるほどの店。

★多来多来がスゴい理由１
安い。おまかせで頼んだら、タンやら塩系、そして赤身系、最後にホルモンが出て一人２５００円くらい（伝票ないので予想）。え…その値段でこの霜降り肉？焼きタンとタン刺のタン同じやし！ひゃ〜♪

★多来多来がスゴい理由２
泣く子もだまる仙台牛。１頭買いしてるから…おまかせにすると、様々な部位を盛り合わせてくれていろいろな味を楽しめる。味が全部ちが〜う♪少人数の時は絶対おまかせがオススメ

★多来多来がスゴい理由３
接客姿勢。焼き肉屋はチェーンは接客良い店多いが単店のしかも人気店は接客最悪の率が高い。しかし、多来多来は店主とリーダー格の店員さんが接客の神、その他のバイトがついていけてないがそこはがんばってね

★多来多来がスゴい理由４
肉以外も美味い。ライスは多分コシヒカリ。焼き肉屋で美味いライスが食べられるとは感涙。ビールで肉を流し込むのはもったいない。肉とライスで味わって食べるが吉。いい肉てあまり油垂れないんだね。こんな霜降り肉なんに不思議不思議。

最後に…辛味牛テールうどんはオススメの割に普通。ベースのスープが良いから、から〜くしてダメにしないほうが…。

【最新】記事編集下鴨神社宝泉
答え…絶品和久傳中村軒を超える京都の超ド級和菓子屋！
それは北大路にある宝泉である。名物は自他共に認めるわらび餅！例えるならまさに黒の真珠。上品で超複雑な甘味、プルプルな食感、舌上で文字通り溶けていく。これ以上のわらび餅この世にはまず存在しないだろうと断言する。注文を受けてから練る鮮度命のわらび餅なんで、持ち帰り不可。
どうしても持ち帰りたい場合は、上半生菓子にわらび餅があり味わいは近くとっても美味しい。下鴨に近いだけあって下鴨神社になぞらえた上半生菓子が多い。
写真のもう一つは冷やしぜんざい。小豆一つ一つがプリプリでその出自の良さが伺える。結果とっても高貴なぜんざいに仕上がっている。

それを屋敷の一部屋で食する贅沢感。まさに京都至福のひとときが味わえる。京都歴２０年を迎える私の渾身のオススメ和菓子店、勿論５点満点。合掌

射水市沖塚原カシミール
富山ナンバーワン(基準は私の舌)の本格カレーが食べられるパキスタン料理の店。
現地5ツシェフが調理しているだけあって、この本格感、味の深み、素材のバランス、たっぷりの量、そしてまるでパキスタン現地で食べているのかと錯覚する内装、どれ取っても完璧。メニューも無いし、適当な接客、店員も客も中近東&ロシアだらけ、思わず入店を躊躇する怪しい入り口、まさに海外気分満天だ。
難点は店が非常にわかりにくいこと。わかりにく過ぎて8号線何回も往復してしまったわ。なにせ、富山8号線名物外国人の中古車屋の敷地内にあるほったて小屋なのだから!小さな置き看板はある。しかし8号線百回以上通ってるけど気づいたことないよこの看板。
富山1ウマくて富山1マニアックなカレー屋、それがカシミールだ。
カシミール (パキスタン料理 / 中新湊、越中大門、能町口)
5.0


よそもんが語る富山とアルファロメオ- 射水市沖塚原カシミール-

【関西】記事編集阿那賀カドードゥラメール

ホテルアナガ内フランス料理店。大きな窓から見える鳴門大橋が美しい。島の先端にありながら、ここはまさに名店。京都のヘタな店よりよっぽど美味しい。て較べるのもおこがましいレベル。店員はこの規模では多いだろうというくらい多数おり、すみずみまで行き届いたサービス。

料理のネーミングはすべていたって質素。しか〜し！「野菜とソーセージのパスタ」というネーミングでこんなに完成されたパスタが出てくるとは！ソースも手作りのパスタも美味！美味！
それ以降も、いい意味で裏切ってくれる料理たちが続々と。こんな素晴らしい料理の前では長ったらしいネーミングでごまかしている創作料理の店が色褪せることだろう。本当に完成された料理はネーミングで誤魔化す必要がないんだと思い知らされた。

肉料理、魚料理いずれも淡路島産を使用。グリーンを基調にしリゾート感を出しながら盛り付け、味つけどちらも期待以上の出来栄え。スープは淡路島ならでは玉ねぎスープ。こってりだが味は複雑。果たしてこの世にこれ以上の玉ねぎスープがあるのだろうか。パンは外は固め、中はもっちりタイプ。島内でここまでのパンが仕入れられるのかな。デザートはあっさりだが味しっかり。すべての料理に言えることだが、「優しい」味である。素材の優しさと調理人の優しさが満ち溢れた料理である。

【関西】記事編集向日町蕎麦工房膳
車では非常に行きにくい場所にある蕎麦屋は車に傷つけてでも行く価値のある店だ。ランクルなら多分通れない横道を入ると店発見。
その蕎麦は今まで食べた中でも最高ランク。湯につける時間３０秒未満。時計をみつめる店主の顔がシブい！店主の熱い思いで仕上がった麺は長さ短めだがコシも風味も抜群。麺は荒いのと荒くないのとあるがどちらも甲乙つけがたいほどの完成度。
出汁がこれまた醤油やカツオの風味が活きた絶妙な味わい。
写真はおろし蕎麦と鴨汁蕎麦。辛味大根、鴨、ネギ全てにこだわりが見受けられ、この蕎麦の完成度の高さを物語っている。

【越中】記事編集ますの寿司の神髄、ここにあり
富山でダントツ美味いますの寿司をとうとう発見した（ていうか富山の人に教えてもらったのさ）。それはＪＲ魚津駅から徒歩５分にある魚づ鱒寿司店。いつ前を通っても売り切れの看板が出ているが先日ついに１個残っていたのをゲット！どうだ見よ！この肉厚な鱒！しかも脂のっててやわらか〜。今まで十数軒店を回ったがここは群抜けた天上の鱒寿司。出会えて良かった！滅多にリピートしない私がリピートする店。これ食べてたら駅で売っているのなんて・・・絶句。

【関西】記事編集天一を超えた！

京都幻のラーメン、それが京都と奈良の県境の山中にある無鉄砲だ。
その立地からして無鉄砲、それ以上にその味の無鉄砲さと言ったら・・・。
写真をごらんいただきたい。オープン直前でこの行列。しかもここ街中ではなく
どちらかといえば町はずれ。それがどこからともなく人や車が集まってきて、この状態。

メインはとんこつラーメン、サブにとんこつと魚系の比率を変えたＷスープラーメン、
そしてその日によってかえる限定ラーメンがある。限定ラーメンという考え方は賢い。
なぜなら食べてないラーメンが常にでてくるため、リピーター率を高めるだろうからだ。
今日の場合はあごだしラーメン。
まぁこのあごだしも相当に魚の香りが強くてノックアウト状態のラーメンだった。

だが！！メインのとんこつ！！このとんこつが、、、すごすぎる。
私は天下一品以上にこってりのラーメンなど存在しないと思っていたのだが・・・
この無鉄砲のこってり度、まさに天一を超えたのである。
どろどろ度は似ているのだが、簡単にいうと天一は鶏ベースこってり、無鉄砲は豚こってり。
つまり無鉄砲のほうが、においが・・・・・・・・凄い！！凄い！！のみごたえもさらに凄い！！

無鉄砲のラーメンはこってり、普通が選べるが、こってりは本当にこってりである。
天一好きの私が食べてもそのこってりさといったら・・・
スープが飲みきれなかったほどなのだ・・・
そういう意味ではスープが毎回飲みきれる天一のほうが完成度は高いのだろうか。
それとも初回からこってりで頼んだ私が悪かったのだろうか・・・
麺の量も初回は少ない。あまりにこってりだから麺の量を控えてあるのかもしれない。
その麺の量が足りないと思ったら迷わず替え玉。ちなみにこの替え玉の量は普通の
１．５倍くらいある。それで１００円。安い！頼まないと損！でも頼むとちょっと最後キツい・・・汗
相当の覚悟をもって頼んでもらいたい。
ちなみに麺は普通麺と細麺がある。細麺のほうが博多っぽいが、普通麺のほうが
このスープにはあっている気がする。

なお、麺のかたさ・葱の量も指定できる。ちなみに餃子もうまいらしい。
そして店員さんがそのアジについて「どうでしたか？」と聞いて下さる。
福井県の有名店岩本屋と似てるな。
だからもちろん接客は良い。

あと、激辛高菜がめちゃくちゃうまい。思わず持ちかえりを頼んでしまった次第。
賛否両論ある店だが、いずれまた行くだろう（真夏以外）。
そういう不思議な魅力がある店だ。