26回
2018/04 訪問
今が旬の春の味覚をてんぷらで美味しくいただいた
今回で6度目の訪店、初めての訪店が夏だったので、春夏秋冬と楽しませていただいた。それぞれの季節ごとに、まさにその時が旬のてんぷらワールドが展開される。ほんの短い期間の旬の食材もあるので、年6回ではまだ食べ尽くしたとは言えない。次の春夏秋冬もちょっと月をずらして楽しませてもらおうと思う。
今回は、春の山菜が主役である。山菜の味覚の王様「たらのめ」と女王様の「こしあぶら」、こごみにタケノコと繰り出された。実は私はこしあぶらが好物だ。(女好きなのかもしれない・www)
たまたま、つい最近、某フレンチの有名店(大好きなお店の1つです)で、こしあぶらの揚げ物が前菜で供されて、美味しい!と思ったが、やはり、心来のてんぷらは「心に来る」風味の広がり方が段違いだった。
主人が食べてほしかった「玉ネギ」は残念ながら、私がNGで、そこはしいたけにチェンジになったが、今回の食材で、てんぷら初体験の「ほたるいか」も絶品だった。稚鮎の苦みもなんとも言えない旨さだった。
このレビューを読んで、これから予約を入れて訪店される方は、この食材群とは違うその時の旬のラインナップになると思うが、年6回行った私が、どの季節であっても太鼓判を押します。(笑)
2018/04/29 更新
2018/01 訪問
てっさ てっちり てってん だぁ〜 てってんってなあにぃ ?
今日は今シーズン初のふぐをいただきました。通常のフグ料理であれば、てっさ、てっちり、フグのから揚げという流れだろうが、心来さんでは、から揚げではなく天ぷらということになる。もし、同じ流れで呼べば、『てってん』だ。(笑)
何故に、フグの刺身をてっさと呼び、ちりなべをてっちりと呼ぶかと言うと、コレは隠語であるという説がある。江戸時代にフグで死ぬ武士が多かったので幕府は武士に対してはフグ禁令を出していたのだが、禁を破ってフグを食べる輩が続出、さすがに幕府の手前、ふぐ刺し・ふぐちりとは堂々と言えないので、鉄砲刺身の略でてっさ、鉄砲ちりの略でてっちりと主に関西方面で呼び習わしていたらしい。なぜに鉄砲かといえば「当たれば死ぬ」からである。(笑)
鉄砲自体が日本に伝来したのは16世紀であるので、江戸時代に云々という話は一応はつじつまがあっている。
私の経験上、若い女性とふぐを食べに行くと、この『鉄砲』ネタの質問は頻出問題である。一応、いわれはインプットして置くとよいが、説明慣れしていると思われたくなければ、大将に話題を振ればきっちり説明してくれる。最近の手法としては、知っていても知らないふりをして、iPhoneに『てっさの意味を教えて♪』と聞いてみるのも1つの手だ。私のようなジジイの場合、てっさの意味を知っているよりもSiriを使えた方がおしゃれだ。(笑)ちゃんとiPhoneはWebで意味を調べてくれます。
女子的には、なぜに『てっさ・てっちり』なんていうの?と投げておいて、良い感じの説明があったらおだてあげておき、戸惑ったらスマホで調べてみようよぉ~と助け船を出してあげれば完璧だ。(笑)
まあ、2人ともちんぷんかんぷんでも、大将に話題を振れば、フグの蘊蓄はいっぱい飛び出すに違いない。心来の大将は、調理の腕も間違いないが、食材や料理の説明、食べ方の説明も、とても親切で料理が楽しくなること請け合いです。嫌味なところがまったくなくて、物凄く聞きやすいです。
ちなみに、鍋奉行は大将で、テーブル席に出てきて、しっかり奉行をしてくれます。けっこう、入れ順や火加減や食べるタイミング等が大事であるし、最終的にフグ雑炊を雑味なく味わうには、鍋奉行の活躍するところが多々ある様に思った。
大将自慢のヒレ酒も好評(私は飲んでいない)で、各てっぽうも、コラーゲンたっぷりは女子受け間違いないだろう。
次回は、山菜のてんぷらを食べに来ます♪
2018/01/24 更新
2018/01 訪問
大将っ!そこのデッカイつけまつ毛みたいなのはなーにぃ?とフリを入れてみよう!
今日はお昼過ぎに名古屋高速にのっていたので、しんらさんに電話をしてみた。最近の電話と最近の車(以前のSLK55やCLS500やベルファイアなどで何気にあちこち擦るようになった。やはり加齢による車両感覚の低下に陥って来たようだ。歳をとってくると空間認識能力が低下してくるらしいので、最近は運転がものすごく楽なコンパクトカーに替えた。以前よりも外出が楽しくなった。最新の車は大衆車でも装備が良いのに驚いている)では電話をかけるとカーオーディオを絞ってハンドフリーで車内通話ができるので、合法であるし、安全で便利だ。
お昼のピークは難しいがピーク後の1時半のラストオーダーの時間帯であれば、ランチの予約が取れることがある。ランチは1500円と3000円だが、3000円だとちょっとお楽しみも多い。ランチ屋の安直な天ぷらではないので、3000円の方を食べてみてもそのハイCPに驚きを覚えるであろう。
厨房内の板にフグのヒレが貼り付けてあったので「大将っ!そこのデッカイつけまつ毛みたいなのはなーにぃ?」とフリを入れてみた。大将はフグとすっぽんと天ぷらについて話をし始めると、いろんな話をしてくれて楽しいので、みなさんも、店内にあるフグやすっぽんの遺物を見つけて、大将にフリを入れてみよう!(笑)
隣の女性客が「なんでお酒にフグのヒレを入れるんですか?」に対する大将の回答は「お店がプラスでお金がとれるからです(笑)」と答えていたが、コレって悪ふざけのようだが、一部は真実を含んでいる。戦後のコメ不足のおりに合成アルコールやブドウ糖などを加えて同じお米の量で3倍も作れてしまう風味の良くない清酒が世にあふれた時期に、フグのヒレを焼いたものを日本酒にいれると、超安いお酒でもソコソコ美味しく飲めることから、ヒレ酒が広がったらしい。安い酒で一丁前のお値段をもらうためというのがヒレ酒の起源なのだ。(笑)
美味しい天ぷらを食べながら、今月末のディナーの「ふぐ」の予約を確認し、その次はいつきたらいいのぉ~というと、「春の山菜」に話題が飛んだ。そして、夏・秋・冬と・・・・、大将に天ぷらにされる魚介や山の物は、今頃どうしているのであろうかぁ(笑)
本日は、春の七草のお味噌汁も出てきてお正月のなごりも楽しませてもらった。
月末のふぐディナー楽しみにしています♪
2018/01/12 更新
2017/10 訪問
えっとぉ・・・その雲丹は生と食べ比べてみたいんですが・・・(笑)
3回目の訪店です。今回は秋の味覚のキノコや北海道産の素晴らしいししゃも等を中心に美味しいてんぷらを楽しませてもらいました。例によって、大皿に下ごしらえが済んだ食材が盛り付けられてお客様をお迎え・・・というパターンです。
秋と言えば「マツタケ」を期待しちゃいますが、今回は残念ながら、入荷したマツタケが主人のお眼鏡に叶わなかったとのことで、マツタケはラインナップされませんでした・・・・。
まあ、わたしのように外食三昧状態だと、秋になるとどこでもマツタケ状態ですから、主人がマツタケの代わりに工夫してメニューを考えたパターンも一興ですから、まったく問題なしです。
今回はなんといっても「ししゃも」が絶品でした。見た目がまるで鮎のように美しい姿で、てんぷらになると・・・ホクホクの甘い身がなんとも言えない味わいでした!美味しい!
ところで、主人はほぼてんぷらに憑りつかれているヒトと言ってよいかと思います。ですから、『その雲丹は生のままで食べたかったね!』というようなセリフを言ってはなりません・・・・・2週間ほどお店を閉めて放浪の旅に出て心を癒すと言い出しかねません。(笑)逆に『生と食べ比べてみたい・・・』というと形相がいきなり『劇画風』になるかもしれません・・・
2017/10/13 更新
2017/08 訪問
すっぽん三昧☆もちろんすっぽんの天ぷらもある!
連日の酷暑、こういうときは、冷たいものを食べるのを避けて、暖かいもの、熱いものを食べるように心がけている。前回訪店時には、天ぷらを堪能させていただきましたが、隣席でやっていた『すっぽん鍋』と店内で見かけたすっぽんの頭蓋骨や甲羅が気になっていた。そんなわけで、今回はすっぽん三昧にトライです。
すっぽんは、焼きネギ・焼き豆腐・焼き餅と一緒に食べる!とのこと、私はネギはNGであるが、その私から見ても見事なネギ!(笑)
心来の主人は、お客さんに食を味わってもらいたいという気持ちがバリバリなので、『すっぽんは今回で3回目ぐらいなのでよくわかってないんだよね』と言うと、本当によくわかるように説明してくださいます。食べ方や味わい方、しっかりきちんと伝授してもらえますから、食通でない人も安心して食べに行けます。
主人は、その部分(ちゃんと料理の説明もきちんとする)も大事にしていて、そのために予約のお客さんの人数や組数も制限しているようです。しかも、それなのにお値段はいたってリーズナブルなので、気軽に行けます。
前回、『てんぷらにして味が引き立つ天ぷらでなければいけない』と主人は言ってました。今回、すっぽんの天ぷらにも、(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪とうなづかせていただきました。
次回は、秋の味覚を楽しませていただきたいと思います。
2017/08/31 更新
2017/07 訪問
四季折々に大事な人と訪れたい
やや季節ハズレの台風で激しい風雨となり、予約の時間にちょっと遅れての到着です。ご主人の笑顔と可愛いフロア係の女性に迎え入れられて着席すると、さっそく、本日の食材が黒い大皿にのせられて登場です。パッと見ただけでわかる、この食材たちの美しさと下ごしらえの丁寧さに、時間に遅れての入店に申し訳ない気持ちになりました。ご主人の食材説明でさらにテンションが急上昇、スパークリングワインとノンアルビールで乾杯!タコのお刺身を前菜に・・・、目をやると、キュウリの断面が星型じゃないですかぁ~、ワサビだけでなく梅肉も添えられ、もう「てんぷら」がスタートする前に、ご主人のペースに引っ張り込まれました。(笑)
そして、活き車エビの足からはじまり、最高潮でのウニのてんぷら、締めくくりはやはり車エビ、次から次へと繰り出される、新発見を伴う天ぷら天国を堪能させていただきました。(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪このテイストはてんぷらじゃないと出ないよね!という味と食感に出会わせていただきました。ごちそうさまです。
かき揚げ丼は、卵の黄身だけを天ぷらにしたものがトッピングされ、まあなんというか、最後まで天ぷらを楽しませていただきました。そしてお味噌汁には車エビの頭が2つ、蓋に出しておいてくださいとのお声がけで蓋にのせておくと、主人が皮をむいてくださって再登場です。活き車エビも頭部の皮以外は、足も尻尾も身も頭もまるごと堪能させていただきました。
四季折々に大事な人と訪れたい・・・このコメントは、年間3-4回訪店として、毎日外食するとしてもディナーとしては80-100軒ぐらいしか言えないセリフですが、まさにストライクゾーンど真ん中です。
そういえば、この辺りは私の敬愛する熊のアイコンのあの方のホームグランド、さっき中川警察署の前も通ったし・・・、と思い、レビューをチェックすると、どうやら主人は「華雲」で揚げ方をしていたらしい、「華雲」ではいつからいつまで?とお伺いすると、6年前まで7年間とのこと、ちょうどそのころ「華雲」は私の仕事上での大事なお客さんをしばしばお連れして利用していたので、主人の揚げたてんぷらも食べていたはずですが、なぜか印象にない(笑)
もしかして「華雲のときは手を抜いていた?」、主人曰く「仕事(調理)は同じなのですがホテルなのでお客様への接し方が・・・」とのこと、(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪確かにそうですねぇ、よく考えてみると、そのころの私は料理を楽しむよりも仕事の成立のことが頭の大部分を占めていたわけで、この日、改めて食を楽しむリラックス状態で、主人が自分のお店をもって自分の想いを料理にこめてという状況で出会えたことは非常にうれしい出来事でした。
主人は、あさくらの主人が豚肉と親友であり、二橋の主人が麺と大の仲良しであるのと同じように、「揚げ油と親友」であると確信しました。しかも気難しいところはなく気さくな方なので、食事がすごく楽しいです。「アブラの中に30秒ぐらい手突っ込んでも平気なのでは?」と振ると「たぶん、30秒なら衣つければイケルかもぉ~」というノリで返してくれます。(笑)
そんなわけで、次回は「秋」の味覚でお会いしましょう!
2017/07/05 更新
四季折々の旬のてんぷらを食べれるお店を探しているという方にお勧めです。まずは春夏秋冬に4回訪店すれば、主人がてんぷらにもつ想いが伝わってくるはず、わからないことはバンバン聞いちゃえば、ノリノリで応えてくれる楽しい主人です。主人の目の届く範囲での席数なので、ちょっと予約がとりにくいときもあるけど、いまのところ予約至難という域の手前あたりなので、2-3週間先ならサクッと予約できるところも良いですね。
2018/01/12 更新