レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2016/04訪問 2016/05/14
続・これまで食べたオムライス、メンチカツ、ハンバーグの中で一番美味しかった。
-- 2016.04.30 再訪
1年ぶりに再訪。ドライカレーオムレツのせとハンバーグを食べた。
ハンバーグが凄すぎた。
息子さんが厨房に入っておられました。
それとメニューから牛タンカレーが消えていました。
http://maleeme.blog105.fc2.com/blog-entry-3064.html
-- 2015.02.28 再訪
今回はオムライスとメンチカツを頂きました。
通常、2度目は1度目ほど感動しないものですが、ルードメールは違いました。
美味しすぎるでしょ。
名店と呼ばれるお店のオムライスがかすみます。
メンチカツも、こういうのを「絶品」と言うのだなと思いました。
http://maleeme.blog105.fc2.com/blog-entry-2635.html
-- 2013.04.25 初訪問
だいぶ久しぶりに平日外食ディナーとなりました。
(飲み会を除くと久しぶりということになります)
神田の洋食屋さんを目指します。
Loupdemerというお店です。
あとで分かったのですがフランス語で鱸(スズキ)という意味になります。
店内は何というかとても不思議な雰囲気。
「高級めなレストラン」というのも違うし、
「カジュアルな洋食屋さん」というのも違うし、
「昭和風情が漂うお店」というのも違います。
とても不思議な雰囲気。
飲み会している人あり、カップルで夕飯を楽しむ人あり、
1人で黙々と夕飯を食べている人あり。
不思議さを助長しているのは、
席から見えるオープン?キッチンのこの雰囲気が大きい気がします。
お聞きしたわけではないので真相はわかりませんが、
恐らくご夫婦で切り盛りされているものと思われます。
旦那様がキッチン、奥様がホールを担当されておりました。
夜メニューはこちらになります。
カレーが1,680円、オムライスが2,000円、
ビーフオムライスが3,000円と、非常にビッグな数字が並んでおります。
お店の雰囲気とのギャップに何度か目をこすってみましたが、
やっぱり2,000円とか3,000円とかの数字が躍っております。
悩みに悩みまくった末、
特製牛タンカレーとチキンオムライスの2,000円パワーズにしました。
(餡子隊長とシェアして食べることにしました)
■特製牛タンカレー(2,000円)
大きな器にドーンと登場。
非常に美味しそう。
別角度からもう1枚。
てっぺんには茹でたキャベツが乗っております。
カレーに茹でたキャベツ。
違和感はありませんが、初めて見る組み合わせかも。
ほんといろんな具材がたくさん入っています。
キノコだけでもマッシュルームに椎茸にと、
複数種類入っていたりして。
写真では伝わりにくいのですが、
牛タンの大きいこと大きいこと。
厚いは大きいは。
こんなでっかい牛タン、デパ地下で買うとこれだけで2,000円超えると思うんですけど。
というか、こんなでっかい牛タンいまどき売ってません。
最初は驚いた価格設定も妙に納得というか、
むしろ恐縮してしまいます。
またこの牛タンの柔らかいこと。。。
素材と火を知り尽くした絶妙な仕上がり具合です。
カレールーは方向性は欧風カレーのような感じですが、
幾種類のスパイスを混ぜているにも関わらず、
なんとも一体感のあるルーになっています。
少し苦みもあり、複雑ではないいろんな味がします。
こんなに美味しいカレーは今まで食べたことがないです。
「たっぷりの赤ワインでマリネして、
数十種類のスパイスと一緒に煮込んだ」
と書いてあるのですが、なんとも一体感のあるカレーで、
本当に美味しかったです。
減っていくのが悲しい、
悲しすぎて牛のように反芻しながら食べたい衝動にかられました。
■チキンオムライス(2,000円)
ぱっと見は「お母さんが作る系」のオムライス。
ふわふわトロトロ系ではなく、
ケチャップライスを薄焼き卵くるんだスタイルのオムライスです。
でもね。。。違うんです。。。
外側は完全に焼けているのですが、
内側にとろとろ加減が残っているんです。
なので卵とチキンライスを食べると、
卵のとろとろした感じがちゃんとするんです。
全然お母さんの・・・じゃないです。
それと、中のチキンライスがフライパンの鉄っぽい味っていうんですかね、
何とも言えない香ばしい風味が混ざっててこちらも劇的に美味しいです。
たいめいけんのタンポポオムライスも美味しいと思いましたが、
Loupdemerのオムライスの方が断然美味しい・・・。
美味しいを連呼していたら、
あろうことかコンソメスープをサービスされてしまいました。
これがまた美味しくて。。。
飲んだことはありませんが、
帝国ホテルでコンソメスープを飲むとこんな味がするのではなかろうか。
最初は値段の高さに驚きましたが、
食べた後はむしろ2,000円でいいのか?という気分になりました。
この味なら、値段が1.5倍でも食べたいです。
===
【オーダー】
特製牛タンカレー 2,000円
チキンオムライス 2,000円
【総合コメント】
神田にあります洋食屋さんです。
値段ははりますが、値段以上に美味しい洋食が頂けます。
こうなってくると全メニュー食べたくなってしまいます。
全面禁煙というのも嬉しいです。
神田はタバコが吸えるお店が多いので。
ラストオーダーが20時半と早めなので、
その点は注意が必要です。
ご馳走様でした。
スープをサービスして頂いてありがとうございました。
お店の名前の由来に関する写真はこちら。
3位
7回
2025/03訪問 2025/10/28
土曜日、美容院でカットが終わって13時5分。並びが10人以下だったらチャレンジしようと思っていましたが店外11人待ち。
10人も11人も変わらないじゃないかと言い聞かせ最後尾へ。
真向かいの2階にある美容院に通っています。カット中ずっと行列を数えるのが日課です。
「今行ったら最高」「とうとう折り返した」と意味のない実況中継をしています。
ちなみに夜営業はありませんのでご注意ください。だいたい16時までです。
23分待ちでネクストバッターズサークルへ。といっても中並びが2~4名いるのでまだもうちょっと待たないとです。
店内への挑戦権を得たのは並んでから37分後の13時42分。11人待ち(店内含めると13人待ち)だとさすがに30分以上はかかります。大勝軒は量が多くてスープが激熱なので。
それにしても大勝軒に券売機というのはなかなか慣れません。
今日は12年ぶりにワンタンメンを食べてみることにします。
店員さんは全員女性で3名体制です。昔大将の娘婿がいたときは男性もいましたが、いま娘夫婦は田無に行ってしまいました(田無の大勝軒です。1度行ってみたい)。
卓上配備。
18歳、つまり30年前からお世話になっている大勝軒のコップは今でも変わっていません。
移転前は水が不味くて飲めたものではなかったのですが、移転したからか、あるいは東京都が水道管を取り替えまくったからかわかりませんが今は水は普通に飲めます。
並び始めてから43分でラーメンと対面できました。いつも通り銀のトレイに乗って登場。
■ワンタンメン(1.150円)
大きな洗面器のような器。これだけでオーラがあります。大きさが普通のお店のラーメンと全然違いますので。
12年ぶりということで完全に忘れていましたが、ワンタンメンには半分の茹で玉子が付きます。冷たいです。完熟タイプです。
美容師さんに教えてもらったのですが、ワンタンメンはワンタンが入っている分麺の量が少ないそうです。
確かにいつもはデッカイ器なのにスープの表面から麺が隆起していますが、今日は大勝軒隆起が見られません。
ワンタンはほぼ皮のみです。これって自家製なんだろうか。
餡はほとんどありません。ピロピロの皮を楽しむ感じ。
ピロピロワンタンが10個くらいも入ってます。
今日のスープはすっきりめ。大勝軒のスープは毎回微妙に味が違います。人間味があっていいです。
すっきりとはいえ煮干しのガツン!はありますしヤケド注意の激熱ぶりは当然健在です。
大勝軒のスープ最高に好きです。
なお熱々で汗だくにありますがティッシュがありませんのでタオルを持参するのがオススメです。
ワンタンメンだと麺の量が少なくなりボリューム的にはわたしにはちょうどよいです。
加齢により今後はワンタンメンの登場が増えるかもしれない。しかし10数年ぶりの大盛りにもチャレンジしてみたい。
またラーメン系だとチャーシューメンとチャーシューワンタンメンを食べたことがありません。チャーシューがパサパサしていて苦手なのでどうしてもチャーシュー系メニューが手付かずになっています。
30年も通っているしそろそろ食べてみるか。。。
ちなみに「ワンタン」「ワンタンチャーシュー」という「メン」が付いてないメニューには麺が入ってませんのでご注意ください。
特にチャーシューワンタンは1,250円なので間違える人が多いです。
いま思ったのですがチャーシューワンタンはワンタンが驚くべきほど入っているのかな。だとしたら気になりますが大勝軒に来てラーメン食べないっていう選択肢をとる勇気がでるかが問題です。
===
【オーダー】
ワンタンメン 1.150円
保谷大勝軒の過去記事はこちらになります。
・2009年8月15日
・2010年3月13日
・2010年4月30日
・2010年10月23日
※※※以降移転後※※※
・2013年7月20日 中華そば
・2013年11月16日 ワンタンメン
・2014年8月23日 中華そば葱&玉子トッピング
・2015年8月29日 中華そば
・2016年5月30日 中華そば
・2017年3月31日 中華そば
・2017年9月23日 中華そば
・2018年6月16日 中華そば
・2024年6月29日 中華そば
・2025年1月25日 中華そば
美容院から見える保谷の大勝軒。
30年間ずっと同じ美容院に通っているのですが(担当の方は3代目です)、大勝軒も美容院も移転があり、なんと美容院から大勝軒が見える状態になってしまいました。運命です。
11時45分に美容院をあとにし、ダッシュで大勝軒へ。10人以内の並びならば並ぶぞ!と心に決めていました。
奇しくもちょうど10人待ち。但し中待ちも2~3人います。
目の前の10人がいなくなり入店ネクストバッターズサークルに立ったのは12時ちょうど。15分で10人進むのはかなり早い方です。
大勝軒はスープが熱すぎるのと量が多すぎるので回転がめちゃくちゃ悪いです。
昨年6年ぶりに訪問したら設置されていた券売機。
大勝軒に券売機があるなんて、ものすごく違和感しかありません。
中華そば(900円)のボタンをポチり。
トッピングは無し。大盛り200円ボタンを押したら生きて帰れないかもしれない。20代の頃はよく大盛りにしていました。
店内はかなりゆったりしています。席数を昔より減らしている気がします。
並び始めてから20分経過、12時5分に着席できました。今日は非常についてます。
更についているのがこの席。1つだけある「2名カウンター席」に1人で座ることができます。圧倒的な独立性。この席初めてですが(たぶん)すごくいい。
ちなみに相席ルールは、6人席に1人客が角に1人ずつ。つまり2人だけ。
4人席も同様に2人だけ。
6人席に3人、、、という可能性があるのか否かはわかりませんが、今回はそのようにはなりませんでした。
行列店ですが相席ルールは緩くていいです。
店員さんは女将とホールに女性の2名体制。30年前から変わらぬ女将ですが、それより前は大将だった時代があるそうです。わたしはその時代を知りません。
卓上配備は異常なし。わたしは1つでも使ったことはありませんが、酢を入れる人は多いみたいです。
前回は普通の水だなと思ったのですが、水が劇的に美味しくないです。
これぞ大勝軒の水です。大勝軒の水は30年前からもの凄く美味しくなかったので元に戻っていました。なぜだかホッとしました。
変わらないモノ。変わっていくモノ。
この席に座ったからかもしれませんが、初めて禁煙マークがあることに気が付きました。
着席して7分、つまり並び始めて27分で中華そばと対面できました。
■中華そば(900円)
前回の訪問から半年くらいなので、原点の中華そばにしました。
チャーシューは今回は四角かったです。
昔ながらの製法でまあまあ獣感があります。キシキシと硬めでチャーシュー麺にすることは絶対ないと心に決めています。
洗面器のような大きな丼なのに、並盛りにしてスープから隆起した麺。これぞ大勝軒。
スープは今日はガツーーーーン!というパンチが少なめでした。少し大人しめの優等生タイプ。
しかしもちろん激アツは健在です。
パンチの弱さで酸味が前に少し出てきていて、普段と違う表情のこのスープもまた良しです。
手作りゆえのブレも大勝軒の魅力です。
大勝軒創業者の草村様(永福町)が「消化に良いように」と柔らか仕上げにした麺。異常ありません。
2玉の大ボリュームも異常ありません。完璧にすごいボリュームです。昔大盛りを食べていたなんて信じられません。
ちなみに麺の柔らかさと消化は関係がないみたいですね。
この中華そばが900円で食べられるのはどうかしています(永福町本店はかなり高いです)。
わたしの髪の毛がある限り、ずっと保谷大勝軒のラーメンを食べたい。
===
【オーダー】
中華そば 900円
保谷大勝軒の過去記事はこちらになります。
・2009年8月15日
・2010年3月13日
・2010年4月30日
・2010年10月23日
※※※以降移転後※※※
・2013年7月20日 中華そば
・2013年11月16日 ワンタンメン
・2014年8月23日 中華そば葱&玉子トッピング
・2015年8月29日 中華そば
・2016年5月30日 中華そば
・2017年3月31日 中華そば
・2017年9月23日 中華そば
・2018年6月16日 中華そば
・2024年6月29日 中華そば
マイフェイバリットソウルフルフード、保谷の大勝軒に行きました。
最初のきっかけは18歳の頃に保谷にある美容院に行きまして、そこで偶然立ち寄った大勝軒のラーメンに稲妻打たれをした次第です。以降30年間ずっと大勝軒に通っています。ちなみに美容院も同じところに通っています。
フェイバリットでありソウルフルであるにも関わらず6年ぶりの訪問となってしまいました。
2階にある美容室から大勝軒が見えます。今日は行くぞ!と思っていたのでずっと行列状況を観察していました。
これがこの日(土曜日です)の行列進捗です。
・10時10分 1人(オープン50分前に1人!!)
・10時20分 3人
・10時30分 6人
・10時40分 14人
・10時45分 19人
・10時52分 22人
予定の11時より8分早いこのタイミングでオープンしました。
カットを終えわたしは11時20分に参戦しました。
その時は外待ち14人でした。この日はたまたま涼しかったので助かります。
中並びは2人、ないしは3人なので16~17人待ちスタートです。
このあと常時12人前後の外並び状態が続きました。ただ美容師さんによると「本当に日による」とのことでした。ただ並びがない日はないそうです。
30分待ちで中並びまで辿り着きました。そしてわたしは衝撃を受けます。
券売機があるではありませんか!いつの間に!!!(Iこの6年の間のどこかです)
やや最新気味の券売機です。ボタンが並んでいるやつではありません。
ボタンが並んでいるアナログのほうがボタンの一覧性があって好きなのですが。
中華そばは6年で80円値上げ。880円になっていました。
1,500円でも安いと思ってしまうくらい美味しいので、80円の値上げはむしろ良心的すぎます。
オプションは次のページに。大盛り200円増しは以前のままです。大盛りはここ10年は無理ですが。
営業時間と定休日。美容師さんによると日月以外もたまに休んでいるそうです。
永福町の本家元祖初代大勝軒。その生みの親である草村商店のカレンダー。麺はちゃんと本家本元から仕入れているものと思われます。
草村商店の草村家を偶然見つけてしまい、大喜びしていたら家の方が出てきて大変不審そうに思われたことを思い出しました。
カウンターは7席。もっと椅子はあるけど使っているのは7席だけです。
テーブル席は4名、4名、2名の3つ。2名は隣り合わせの仕様です。4人席は1人だと相席になりますが2人で座ると相席になりません。
店員さんは厨房は女将が仕切ります。昔は大将だったそうですが亡くなられてからは女将がラーメンを作られています。30年前も女将だったような気がしないでもありませんが、ちゃんとは覚えていないです。
ホールは年配の女性が2名。前までよくいらっしゃった女性の方は、息子さんが営む田無店に一緒に行ってしまったそうです(それはそうです)。
テーブル席に通されそうになりましたが、1人でしたのでカウンターが空くまで待つとお伝えしました。
並び始めてから40分後の 12時ちょうど、カウンター席に着席できました。
奥行きが広く、また7席しか稼働していないため非常にゆったりとした席周り。
草村商店から仕入れていると思われる麺箱。麺箱を見たのは初めてかもしれない。
卓上配備は異常なしです。餃子ないけど醤油とか辣油使う人っているのだろうか。
ちなみに途中から酢を入れる常連さんは数多いです。
割箸。
大勝軒といえば、下がずんぐりしているグラスです。永福町も同じグラスです。
1点違いますのは、水が普通に美味しい点です。以前は美味しくなくて飲めたものではないレベルの水でした。それも思い出の1つなので「ああ、水美味しくないなあ。これでこそだなあ」と思っていましたが、なんと水が普通の味になっていました。
付近の水道管を取り替えたのか、あるいは濾過した水を使うようになったのか。
さあ、中華そばが到着しました。テンションが上りおかしくなりそうです。
特大レンゲは変わっていません。このレンゲで飲む熱々スープは唯一無二です。
■中華そば(880円)
6年ぶりの対面です。飛び込みたくなります。なんたるビジュアル、なんたるオーラ。6年も何をしていたんだ!と自分を責めます。
洗面器級の大きさの器。最高です。普通のお店の大盛り丼の倍くらいの体積がありそう。
昔ながらの叉焼。硬めで水分がなくカスっとした食感。
でもいいのです。これでこそ保谷大勝軒のチャーシューです。低温調理で柔らかジューシーのほうがガッカリします。
しっかり味のついたメンマ。メンマあまり好きではありませんが、大勝軒のメンマは好きです。
トッピングで追加する人をたまに見かけます。
大勝軒といえばなんといっても特徴はスープです。オイルバリアにより湯気は全く出ていませんが激熱のスープ。
カツオのパンチと少しの酸味。そして恐ろしいほどの熱気。
強烈なパンチを放ちつつ塩気は控えめというスグレモノ。大好き過ぎてなにかの値の上昇が心配で心配で仕方ありません。
心なしか昔より優しい味になったような気がします。ただ大勝軒は日によって結構コンディションが違うのでたまたまかもしれません。
多少の味のブレなんて何のその。アバタもエクボ。何もかも大好きです。
二玉入の柔らか麺はもちろん大容量。普通のお店の大盛りより遥に多いです。ちょっとやそっとでは減りません。またスープが熱すぎて高速で食べることもできません。
時々麺がほぐれておらず固まっているのも昔から変わっていません。これだけの量ならそうなります。
全く飽きずに、むしろ無くなっていくのを悲しみながら余裕で完食しました。6年ぶりの感動が後押ししまくりました。6年も空いたのは初めてです。
昔は三玉の大盛りを食べていました。余裕で完食と書きましたがあと1玉はどう考えても無理です。月日の流れを感じます。
お店を出たら10人待ちでした。
どう控えめに言っても最高でした。
土曜日10時に美容院予約。10時47分カット完了。
10時48分大勝軒到着(美容院の前に大勝軒があるため)。開店前に並んだのはもしかすると通い始めて20年で初めてかもしれません。
10人ほど並んでいました。
カウンター席にはギリギリ着けず、これもかなり久々の相席モードとなりました。
4人テーブルで相席となりますが、4人全員知らない人で座ることにはなりません。対角線上に2人で座ることになります。
ただ、2人と2人での相席の場合は知り合い同士並んで座ることになり、その時には4人テーブルが埋まります。
多分そういうルールです。
中華そばは800円。ほとんどの方がご存知と思いますが、並盛りの中華そばでも普通のお店の大盛りを遥かに超える量ですのでご注意ください。
今日は別途生玉子を頼んで、生玉子つけ麺も楽しんでみたいと思います。
中華そば、到着しました。1ターン目の大勝軒の味はどんな感じでしょうか。
中華そば、全方位異常なしに見えます。最高に美味しそうですし、大きな器から香ってくる匂いはいつものそれと何ら変わりありません。
熱々すぎますので急いで食べると火傷をしますので注意が必要です。油膜バリアで湯気が上がっていないだけで実際は猛烈に熱いです。
器が非常に大きいのに、そしてスープはたっぷり入っているのに、それでも麺が多すぎてスープの表面から隆起してしまっている姿は流石であります。
熱々のスープ、並々と入ったスープ、たっぷりの柔らかい麺。これが大勝軒の醍醐味です。
叉焼があまり美味しくない点などは、わたしにとってはチャームポイントであります。
アバタもエクボ、とはよく言ったものです。若い方、意味わかるかしら。
スープは普段よりも酸味がたっているのが特徴でしょうか。これは朝一番の特徴なのか、この日の特徴なのか分かりません。
魚介のガツン!!!も普段よりも少し弱めに感じました。
大勝軒は結構行くたびに味が違うのもまた魅力の1つです。
化調使ってないんだなーと。化調を使わずに毎日寸分違わず同じ味なんてほぼ無理でしょうし。
草むら先生が消化によいようにと柔らかめにしてある麺。
そういう思いがあるゆえ、永福町の本店では麺固めはできませんが、保谷店では可能です。結構麺固めにする人が多いです。わたしはしたことありませんが。
途中、味変のために玉子を使います。
これまで生玉子をオーダーしたことはありますが、麺の中に投入していました。
しかし大勝軒では生玉子はこのように使ったほうが美味しいです。玉子をすべて食べることができて栄養面でもこちらのほうがよさそう。
大勝軒でスープ全飲みは難易度高すぎるゆえ、玉子をスープに投入してしまうと玉子全摂取は実質不可能となります。
今日も大勝軒は美味しかった。とにかくお店はずっとなくならないで欲しいです。
===
【オーダー】
中華そば 800円
生玉子 50円
保谷大勝軒の過去記事はこちらになります。
・2009年8月15日
・2010年3月13日
・2010年4月30日
・2010年10月23日
※※※以降移転後※※※
・2013年7月20日 中華そば
・2013年11月16日 ワンタンメン
・2014年8月23日 中華そば葱&玉子トッピング
・2015年8月29日 中華そば
・2016年5月30日 中華そば
・2017年3月31日 中華そば
・2017年9月23日 中華そば
大勝軒@保谷
ラーメン
保谷ラーメンの雄、いや保谷の雄、大勝軒。
12時ちょい過ぎというランチピークタイムであるため行列が出来ていました。
大勝軒の行列に並ぶのはかなり久しぶりです。
いつも美容院帰りの中途半端な時間に訪問するため、あまり行列に遭遇することはありません。
しかし前回行列に跳ね返されて彩香を訪問したため、今回こそは初志貫徹で大勝軒に行くと決めておりました。
25分で入店。20人くらいの並びであれば25~30分というのが目安になりそうです。
とにかく1点気になりましたのは、店員さんに若い女性の方が1人増えていたことです。
跡継ぎとか、その奥さんとか、何かそういった方向性でしょうか。
保谷の大勝軒が未来永劫続くにあたっては、それはとてもよい話だなと勝手に妄想を膨らませておりました。
さて、、、今日も変わらず中華そばにしてしまいました。
今まで1度も食べたことのない、チャーシューメン、あるいは横綱チャーシューワンタンメンを食べるのはいつの日になることやら。
なお、チャーシューワンタンメンは本店の永福町にはないメニューです。
突然ですが大勝軒の水。
これが移転前は本当にすごい味の水道水で、上京当時「東京の水はすごいことになってるな」と思ったものです。
あの水道水が懐かしい。ちょっとまた飲んでみたい。
中華そば、銀の龍の背に、、、いや銀のトレイに乗って登場です。
洗面器のような、ここまで大きい器のラーメンを見たことがあるであろうか。
ラーメンはせいぜい週に1回、あるいは2週に1回くらいしか食べませんが(本当か?)、冷静にこれよりも大きな器のラーメンは見たことがありません。
キラキラの油膜をまとったスープは最後まで熱々。麺まで熱々。余裕で口の中を大火傷レベルの熱さを最後の最後までキープする恐るべきスープ。
洗面器のような大きな器にして、そして並盛りにして表面から隆起するという恐るべき麺の量。
ラーメンであるにもかかわらず茹で前で280グラムあると言われています。
つけ麺ならいざしらず、ラーメンで300グラム弱というのはどうかしています。それも並盛りで。
昔はこの1.5倍の大盛りを食べていただなんて。
嗚呼恐ろしや。
スープは煮干し炸裂。しかし煮干し炸裂といっても昨今流行りの「ニボニボした感じ」とは全く別物です。
煮干しとその他の魚介でガツンと殴られたかのような、迫り来る勢いのある煮干し系ラーメンは大勝軒のみで体験できる味です。
別に煮干しラーメンなわけではないところが他と一線を画しています。
麺は細く柔らかい。そして量が抜群に多い。
初めての方は「のびてる」と思うかもしれませんが、大勝軒の麺はこういうものだと思います。
固めでオーダーする人をよく見かけますが、永福町本店では固めオーダーはできませんのでご注意ください。
いつチャーシューメン、チャーシューワンタンメンを食べるの?次でしょ!
というわけで、次はどちらかにしてみたいと思います。
===
【オーダー】
中華そば 800円
大勝軒@保谷
ラーメン
22年通っている保谷の美容院。
髪を切ったら恒例の大勝軒であります。
時折当ブログを覗いて頂いている方には、「またかよ」とスキップされそうですが、まあそう言わず・・・。
超絶大人気店であるところの大勝軒ですが、15時過ぎであればさすがに空いています。
新宿など大都市にあれば15時でも行列ができそうですが、さすがに保谷ゆえその心配はありません。
そこまでの人気になってしまうと、食べられなくなってしまうので、どうか夕方くらいは並ばないで欲しい。
15時過ぎゆえ、空いていました。
ここまで空いている大勝軒は久しぶりかもしれません。時間が時間ではありますが。
ただ、混んでいても大勝軒のカウンターはゆったり仕上げなので、隣の人が気になることは滅多にありません。
(香水攻撃などがなければ)
今回も何も考えず、中華そばで参りましょう。
葱を入れたり玉子をトッピングしたりと、いろいろして参りましたが、結局は中華そばが最高であるという結論に至りました。
ソウルフルラーメン、ソウルフル店舗ゆえ、不味すぎて飲めたものではない水にすら愛着を感じます。
ミネラルウォーターが出てきたら、それはそれで「それはなかろうて」と声を上げてしまいそう。
銀の龍の背に乗って・・・ではなく、銀のトレイに乗って中華そばが到着しました。
迸る(ほとばしる)オーラが普通のラーメンとは全く違うように思ってしまうのは、わたしが大勝軒を好き過ぎるからでありましょうか。
そうではないと信じたいですが、ここまで大きな洗面器のような丼に、並々とスープが注がれまくっており、その上デフォルトで通常のお店の大盛り以上の麺の量が投入されている挙句、全く質より量ではなく「質も量も」を体現できているラーメンが他にありましょうか。
その上、ただでさえ超絶熱々のスープは、表面の油膜バリアによって最後まで熱々。食べ終わった直後ですら飲み方を誤るとスープで火傷できるレベルなのであります。
18歳で上京し、7月ころに初めてここ大勝軒でラーメンを食べたときから(場所はちょぴっと今と違っていますが)、「ラーメンのスープはなみなみたれ、熱々たれ」と思うようになりました。
器は洗面器級、スープは大海級であるにも関わらず、若干収まりきらずにスープから隆起したこの姿も大好きです。
煮干しとそれ以外の魚介が炸裂しまくっている、誰からも愛されるとは言い難い強烈なスープ。
誰からも愛されるわけではないが、ある程度の人から熱烈に愛されるスープ。そんな人にわたしもなりたい。
ものすごい量ではありますが、減っていくと悲しくなります。
22歳くらいまでは大盛りを食べていましたが、今は確実に、100%以上の確率で確実に撃沈されるものと思われます。
次回、初心に帰って1回やってみようかな。
「見よ!昔と変わらぬ食欲を!」と思えるのか、「昔の自分、まじぃ?」と思うのか、知りたいような知りたくないような。
兎にも角にも、大勝軒は最高です。
===
【オーダー】
中華そば 800円
保谷大勝軒の過去記事はこちらになります。
・2009年8月15日
・2010年3月13日
・2010年4月30日
・2010年10月23日
※※※以降移転後※※※
・2013年7月20日 中華そば
・2013年11月16日 ワンタンメン
・2014年8月23日 中華そば葱&玉子トッピング
・2015年8月29日 中華そば
・2016年5月30日 中華そば
-- 2016.05.30 再訪
どう考えても最高でした。間違えても無くならないで欲しいお店です。
http://maleeme.blog105.fc2.com/blog-entry-3101.html
-- 2015.08.29 移転後4回目
1年ぶりの訪問でしたがヒデキ感激でした。
ラーメンの種類数あれど、間違いなく一番好きなラーメンであることを再確認してきました。
http://maleeme.blog105.fc2.com/blog-entry-2849.html
-- 2014.08.27 移転後3回目
20年通って初めて開店前に並んでみました。
10時50分で10人待ちくらいでした。
ネギと生玉子を追加しました。
玉子はスープをやや違う味にしてしまうので、
入れるにしても後半とかにすればよかったと思いました。
http://maleeme.blog105.fc2.com/blog-entry-2438.html
-- 2013.11.16 移転後2回目
ワンタンメンを食べてみました。
1,000円となると、やっぱり中華そばの方がだいぶおススメでしょうか。
http://maleeme.blog105.fc2.com/blog-entry-2143.html
-- 2013.07.20 移転後初訪問
大勝軒@保谷
ラーメン
18歳、夜の校舎窓ガラスを壊していたあの頃から、、、
いや、それは15の夜か。
それに僕、不良じゃなかったな。
とにかく18歳の頃から19年通い続けている保谷にある大勝軒。
去年ビルが移転しました。
美容院に来るたびに行こう行こうと思うものの、
閉店時間が早過ぎて行けずにおりました。
餡子隊長が福岡に帰省している隙に、
とうとう訪問のチャンスがやってきました。
19時閉店のはずが19時半でもまだ暖簾出てるよ!
すかさず入店。
おお、綺麗になってるぅ。
(前も清潔感はありましたけどね)
L字型になったカウンターも綺麗になってる。
って新築だからそりゃそうか。
美容師さんの話では、ビル全体が大勝軒さんの持ち物なんだとか。
儲かってますねー。さすがです。
卓上、異常なし!
水が飲めたもんじゃない味なところも異常なし!
メニューも異常なし!
店員さんも異常なし!
中華そばも異常なし!
問題があるとすると、必要以上に美味しそう過ぎるところでしょうか。
理由もなく、いや、あるんですけど、
とにかくBestofラーメンであることは間違いありません。
ナルト、チャーシュー、メンマが溢れ出ている気味の麺に不時着している姿。
すぐにも助けたくなります。
表面に油膜の張った熱々のスープ。
最後まで冷めることはありません。
量が多いので食べるのに時間かかるんですけどね。
煮干し、カツオの風味たっぷりの最高のスープ。
大勝軒といえば永福町系大勝軒でしょう。東池袋じゃないでしょう。
よく茹でられた面。
固麺、太麺ブームの中、逆張りですが、これがいいんです。
博多ラーメンでも僕は「柔らかめ」にします。
器が大きく「スープを最後の一滴まで飲み干しました」は到底無理ですが、
それをしたい気分になってしまう最高のラーメンです。
また来ます!髪よ伸びろ!
お店を出たら暖簾がしまってあった。
あぶねー。
ちなみにこちらが美容院。
移転した大勝軒の目の前です。
Facebookページはこちらです。
ほとんどいないと思いますが、
保谷で美容院をお探しの方にはとてもおススメです。
https://www.facebook.com/pages/Hair-make-la-cunya-%E3%83%98%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%82%AF-%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%A3-%E4%BF%9D%E8%B0%B7-%E7%BE%8E%E5%AE%B9%E5%AE%A4/224497384344041
===
【オーダー】
ラーメン 750円
保谷大勝軒の過去記事はこちらになります。
・2009年8月15日
・2010年3月13日
・2010年4月30日
・2010年10月23日
4位
1回
2016/06訪問 2016/06/29
HomemadeRamen麦苗@大森
ラーメン
今回で18回目を迎える聖地巡麺乃旅※に出てまいりました。
※食べログにて「東京都×ラーメン」で上に出てくる順番に巡るどうしようもない旅です
2016年4月にオープンしたばかりなのに点数爆上げにつき、わずか2ヶ月足らずで第5位まで上がってきた新星が現れたということで、当初の予定を変更して大森に向かいます。
恐らくですが、人生初降車です。
北口を出て歩くこと5分、お店が、、、というより人だかりが見えてきました。。。
うへーーーー、こんなことになってますか。
お店の目の前から見た図。11時30分開店の10分前、11時20分の到着で30人待ちです。
手前の方々がさしている日傘はお店から提供されているものです。
途中までは木々が日差しを遮ってくれるのですが、先頭10人くらいは灼熱地獄にさらされます。
日傘だけでなく、麦茶も無料提供されています。
次々と並んでいる方々が麦茶に手を伸ばしていました。
申し遅れました。お店の名前は「麦苗(むぎなえ)」です。
2016日6月18日時点で食べログ4.04、東京都×ラーメンで第5位です。
ここまで急浮上してTOP10入りするのは、宮元@蒲田以来ではないでしょうか。
ただ、宮元は今は27位まで後退しています。
【宮元】
昨年:2015.12.14時点で4.01で東京都第10位
現在:2016.06.18時点で3.75で東京都第27位
外観だけなら、まるでカフェのようであります。しかしラーメン屋さんなのです。
そのカフェのような外観だからか、アベックで並んでいる人が異様に多いです。通常のラーメン屋さんの行列では考えられぬアベック比率です。
7割はアベックに見えました。ちなにみアベック=カップルです。最近アベックって言う人みなくなりました。
アベックが多いため普通のラーメン屋さんに加えると圧倒的に進みがゆっくりであります。
通常30人ですと箱の大きさにもよりますが、1時間以内で着席できる場合が多いですが、そうは問屋が卸しません。
席数が9席というのもまた事態を悪化させています。
この傘を手にできるTOP10入りするまでに70分かかりました。
前に並んでいたアベックの女性は「もう帰りたい」と仰っていました。それはそうでしょう。私も気持ちが折れそうでした。
並びから90分でこの看板の前のネクストバッターズサークル的な椅子に座ることができました。
やまがた地鶏の醤油ラーメンということです。
並び疲れているため、もう食べられればどんなものでもいいという気すらしてきます。
並び始めてからぴったり100分でようやく券売機で食券を買うことが許されます。
食券を買うことが出来る=お店の中に入ることが出来る、です。
味は醤油の一択で、麺の増量はできません。
従いまして普段は決してやりませんが小丼系のコロチャー小めしというボタンを押します。
ラーメンは並びすぎてしまったため、これも普段ほとんどやりませんが一番高い「特製」にしました。970円です。
店内は外観と同様にカフェのような雰囲気です。音楽はカーペンターズが流れています。
ご主人と奥様と思われがちな綺麗な女性の2名体制で、大変ホスピタリティ溢れる心のこもった接客ぶりが印象的です。
またしても夫婦二人三脚の名店が誕生したと思いきや、どうやら奥様ではないということで、それはそれで大変な驚きです。
和正@三軒茶屋、吉左右@木場、流@十条など、勝手にご夫婦だと思っていたお店ももしかたら違っていたのかもしれない。
並んでから110分、やっと会えました、ラーメン。
並び時間はプーさんのハニーハント級ですが、順番が回ってきたときの感動はハニーハントを余裕で凌駕します。
コロチャー、つまりはコロコロしたチャーシューのご飯。
少し甘めにつけられた味付けが絶妙で、普段ご飯物は決して頼まない私ですが、「頼んでよかった」と思わずにはおれませんでした。
ラーメンのボリューム的にも是非オーダーしたい一品です。
こちらとは別に「実家の魚めし」というのが380円で提供されているのですが、こちらは30人目にして売り切れになっておりました。
錐型の器のラーメン。器は麺茹で機の上に逆さに置いて温められていました。
見た目にも、そして漂ってくる香りからも美味しいに決まっている極上ラーメンの超美男子がそこにはおりました。
写真とか撮らずに食べたくなりました。
綺麗なたたずまいの醤油スープは変にキラキラしていたり、変にテカテカしていることもなく、王道を極めたような落ち着きがあります。
叉焼は流行りの低温調理赤々系と、写ってはいませんがしっかり煮たタイプの2種類が入っています。
1つ入っている雲呑も手作りで、海老の味が炸裂します。
煮玉子が入った鍋は火を入れたり付けたり調整しながら、火が入り過ぎないように、しかし中心まで温かいようにと気を配られて作ってある最上級のものでした。味の染み込み具合や、変にとろっとした感じが一切ない文字通り完璧な煮玉子でした。
この他海苔2枚に、法蓮草、葱、メンマといろいろ入っていながら混雑していないバランスの良さもすごさの1つでしょうか。
まろやかな甘みを持つ完全無化調のスープは、貝州さん曰く「大自然感がすごい」とのこと。
無化調で、しかも1,000円切るラーメンで、ここまでの味が出せるものか。
鉄腕ダッシュの金に糸目を付けぬ企画ならともかく、これで利益を上げるというのはどういったことなのか。
とにかくバランスがよくクセが無く、誰からも好かれそうな甘い丸みを帯びたスープに蓮華が止まりません。
何かそうなるやばいものが入っているのかと思うくらい止まらず、こんなことになってしまいました。
どこが似ているかと聞かれたら蔦@巣鴨が方向性としては似ている気がしましたが、もっと上を行っているようにも思いました。
麺も自家製麺で、小麦感ある歯切れのよい細ストレート麺。
たいていの店で麺が旨いと言ってみたいと、どなたか凄い方が仰っていましたが、ここでは間違いなく言えます。麺が旨い。麺も旨い。
大盛りがない意味は何となくわかりました。
そしてお店を出ると13時20分。並び始めからちょうど2時間経過しましたが、並んで良かったなと思いました。
行列が苦にならない方には超おすすめです。ただ、梅雨が明けて30度を超えてくると「ラーメン屋に並んでいて熱中症でダウン」という笑えないことにもなりそうなので、これからの季節はお気を付けください。
===
【オーダー】
特製醤油らあめん 970円
コロチャー小めし 200円
聖地巡麺の旅の過去記事はこちらになります。
・2013年3月16日 麺屋吉左右@木場
→20人待ち40分後着席
・2013年4月20日 つけ麺道@亀有
→20人待ち80分後着席
・2013年6月1日 一燈@新小岩
→30人待ち45分後着席
・2013年6月15日 【番外編】大勝軒@永福町
→並びなし
・2013年8月3日 【例外編(代打店のため)】千代作@高田馬場
→並びなし
・2013年11月2日 こうかいぼう@門前仲町
→30人待ち30分後着席
・2013年12月14日 煮干鰮らーめん圓@八王子
→6人待ち15分後着席
・2014年1月18日 JapaneseSobaNoodles蔦@巣鴨
→10人待ち15分後着席
・2014年2月22日 こころ@大岡山
→5人待ち15分後着席
・2014年8月9日 北大塚ラーメン@大塚
→20人待ち30分後着席
・2014年12月11日 流。@十条
→並びなし
・2015年1月31日 伊吹@志村坂上
→20人待ち60分後着席
・2015年2月28日 らぁめん小池@上北沢
→開店5分前到着並びなし
・2015年9月26日 としおか@早稲田
→20人待ち100分後着席
・2015年12月12日 宮元@蒲田
→11人待ち32分後着席
・2016年3月5日 多賀野@荏原中延
→35人待ち90分後着席
・2016年4月23日 蘭鋳@方南町
→7人待ち30分後着席
5位
4回
2023/03訪問 2023/07/09
毎年、、、といっても22年と23年だけですが元旦明けの1月2日に訪問していたダバインディア。
チェーン店ではなく、美味しい専門料理が1月2日から頂ける異例のお店として利用していました(それ以外にも訪れていますが)。
そのダバインディアが閉店すると知り、最後の別れに訪れました。
3.11からちょうど12年の2023年3月11日((土))。17時3分前にお店に着くと長蛇の列が。
いつも並びができますが、今日のそれは普段と比較になりません。数えると40人が並んでいました。
ダバインディアは予約だけで満席になることはなく、予約外席というものが存在していますので、予約が叶わなくても頑張れば食べられるシステムを採用しています。
それにしたってすごい人気です。閉店するって本当かしら。本当だからのこの爆発でしょうけど。
やはり閉店は本当でした。4月2日(日)に閉店と。
同時に移転はしない旨と、御茶ノ水に違うお店が誕生すると書いてあります。なるほど。違うお店ができるのか!
いずれにしてもダバインディアは本当に閉店するようです。
再開発なので仕方ないですが、移転はしないんですね(あとで知りましたがシェフが独立するので、それで移転の線は消えたのかもしれない)。
17時と同時に入店。相変わらず床はホープ軒@国立競技場のようにぬるぬるです。
最近よく座ることが多かったこちらの席で。Lに曲がったすぐの場所。
盆と正月が一緒に来たかのような忙しさでした。
最後のメニュー。今日は食べたいものを食べたいだけオーダーする作戦にします。何しろ最後ですので。
ドリンクメニュー。
■マハラジャビール(780円)
涙の乾杯はマハラジャビールで。
■インドのワイン(白740円/赤780円)
チェイサーには赤白のグラスワインを同時注文で。
カレーが海老、マトンなど赤白どちらの対応も必要なので最近はこうしてます。
最後のショーの始まりです。
■ラム肩肉のバラケバブ(1,260円)
最近はほぼ皆勤賞のバラケバブ。
ラムの弾力、タンドールの香り、スパイシーな味付け。相変わらず美味しいです。
次のお店でも会えるでしょうか。
■オニオンチーズドーサS(980円)
ちょっと久々の登場。Lは大きいのでSにしました。しかし4人でもSで十分です。
少し酸味があります。ソースのサラサラカレーソースはかなり辛いので付けすぎ注意。玉葱のシャキシャキ食感とドーサの少しカリッとした食感が楽しめます。
次のお店でも会えるでしょうか。
■チーズクルチャL(800円)
系列店含めオーダー率100%のチーズクルチャ。イチロー選手でも打率4割はいけませんでしたので、そんな中10割の打率。
最近「4人でSを2つ」というオーダー方式を発明しましたが、最後ということで「4人でLを2つ」という暴挙に出ました。
今日のチーズはなぜだかいつもより伸びがいいです。びよーんが過去一番成功してます。
さらに伸ばしてもびよーんは続きます。最後だからいつもより伸びをよくしてくださったのか。
チーズはもちろん、生地の美味しさも尋常にあらず。ふわふわモチモチふかふか。
私見ではジャンルを超えてチーズ料理最高の逸品と思ってます。さようならチーズクルチャ。
次のお店でも会えるでしょうか。
カレーがやってきました。涙で視界が滲みます。食べたら帰らないといけないじゃない。
■ナン(400円)✕2
チーズクルチャと同じ生地だと思うのですが、ナン単体で異様に美味しいです。
一般的なお店よりも少し甘みがあるのが特徴です。それ以外の部分でもいろいろ勝ってます。
■サグパニール(1,490円)
オクラの青い味、ネバネバ、またチーズのコクに加えてトマトが少し爽やさを運んできます。
サグは青菜、パニールはカッテージチーズですが、サグ以上にトマトが効いた一品。
ナンが止まりません。
■海老のガーリックレモンバター(1,560円)
我々4人の人気メニュー。メニュー表的にも先頭に配置されているのでお店でも大人気かも。
レモンの苦味、ガーリックはまあまあ強め。それをココナッツミルクが優しくまとめあげています時折パクチーも顔を出します。
■マンガロールのカニカレー(1,780円)
美食の街といわれるマンガロールのカレー。こちらにはライスを合わせました。
初めて食べるカレーです。
なかなか辛いです。結構ピリピリきます。そしてガツンとスパイシー炸裂。ものすごいスパイス使いです。
スパイスがすごすぎて蟹はあまりわかりませんでした。
■南インドの辛いマトンカレー(1,680円)
こちらも初登場。「辛いマトンカレー」というタイトルの通りものすごく辛いです。
先ほどのカニカレーはピリピリでしたが、こちらはヒリヒリとした直接的な辛さ。唐辛子マーク3本の実力を遺憾無く発揮しています。中本でいうと北極級の辛さです。
味は絶品ですがとにかく辛いです。
唐辛子3本とはいえ、今日はいつもより辛い気がします。最後だからシェフが「入れちゃえ!」って思ったのかしら。
食べ終わると帰らないといけないので帰りたくなかったのですが、カレー3種類を食べたらこれ以上入らなくなってしまったので寂しいですがお店を後にしました。
退店時インド旅行で覚えた「マザーアヤ!」(胸がいっぱいです的な意味で、美味しいかったというニュアンスが伝わるヒンズー語)と厨房に向かって声をかけたら厨房が大変盛り上がって頂きました。
お店を出てもやはりまだ行列が。
さようなら、ダバインディア。
御茶ノ水のお店がオープンしたら行きますね。
===
【オーダー】
上記の通り 1人4,430円
ダバインディア系列のお店の過去記事はこちら。
■DhabaIndia
・2015年1月30日
・2016年5月28日
・2022年1月2日
・2023年1月2日
■GURGAON
・2013年5月23日
・2019年10月20日
■Khyber(閉店)
・2011年7月8日
・2019年3月16日
ダバ系出身者のお店の過去記事はこちら。
・2016年7月23日 カマルプール@門前仲町
・2018年2月3日 カッチャルバッチャル@新大塚
・2020年12月19日 SpiceBazaarAchakana@新宿
2023年なりたての1月2日、東京駅。
付近をウロウロしたりウジウジしたりしながら時間を潰し17時に予約したダバインディアを目指します。
オープンの17時5分前に到着すると13人の並びができていました。
予約していたので待つことはありませんでしたが、2023年営業初日から予約席は満席とのことです。さすがに人気があります。
床はホープ軒級にぬるぬるです。
何も知らなければ「やべーお店に来てしまった」と思うかもしれません。
ほどなくして当日席も埋まり大満席となりました。
チェーン店以外で1月2日から営業していて、「年末年始の料理とは違った感じで」という視点で恒例にしている人も多そうです。我々も去年から「1月2日はダバ」となっています。
予約は12月30日にしましたので、そんなに前から予約しなくても大丈夫なのもいい。
奥のLに曲がった直後の席に通して頂きました。
なお、少なくともこの席だと電波がほとんど入りませんのでご注意ください。
食事のメニュー。
ドリンクメニュー。
■マハラジャビール(780円)/インド白ワイングラス(740円)
樽注ぎの黒ラベルも捨て難いのですが、せっかくなのでインドのビールで乾杯。インドで散々飲んだキングフィッシャーはありません。
後半はインドの白ワインで。
■ラム肩肉のバラカバブ(980円)
最初に登場したのはラム肩肉。だいたいいつも食べています。
弾力さとスパイシーでジューシーなラム肉。抜群に美味しい。1人1皿食べたい。
■チーズクルチャS(500円)
100%の確率で食べているチーズクルチャ。餡子隊長は「これを食べに来ていると言っても過言ではない」と仰っしゃられます。
いつもは800円のLを4人で分けますが、初めて500円のSを2人で1つという構成にしてみました。
金額的には200円高くなりますが、もしかするとチーズのサイズはSもLも一緒なのかな。チーズの割合がいつもより多く感じました。
この上なく美味しい至極のチーズクルチャ。2人で1つSがオススメです。たまりません。
これより美味しいチーズ料理他にあるだろうか。
カレーたちが到着しました。
17時にどーんとみんな入店するためか、ここまで来るのに結構時間がかかりました。(50分くらい)。いつもはもう少しテンポよい印象です。
今回はいつも食べているカレーメニューを封印して、初めて食べてみるシリーズにしてみました。
■ナン(400円)
ナンはいつも通りですが。
チーズクルチャがあるのでチーズナンはありません。
■マトンカレーメティの香り(1,560円)
メティとは香草の名前です。さらに生姜とギーというインドのバターを使ったカレー。
唐辛子マークは2つ。でも辛くありません。辛いものが苦手な餡子隊長でも美味しく頂けるレベル。
確かに変わった香草の香り。マトンのクセを包み込みます。ギーで補いコクも十分。
■旬のカキカレー(1,520円)
11月~3月しか食べられない季節のカレー。
ココナッツミルクを使ったカレーにはメニューに記載があるのですが、これはなかったのでノーココナッツかな?と思ったらやはり使っていました。
ハーブの香りとクリーミーなマサラで牡蠣好きには溜まらない一品です。季節を選びますが、牡蠣が好きであったらぜひ。
■ナスとオクラのタマリンドカレー(1,430円)
タマリンドとはマメ科の亜熱帯原産の果物。果物ベースらしい爽やかなカレー。
インドに行った時も「オクラ」を使ったカレーはよく目にしました。
唐辛子マークは1つで、ほんの少しの辛さと心地よい酸味が特徴です。
このカレーにはレモンライス(900円)がとても合うということでレモンライスを追加。
メニューには「バスマティライスが合う」と書いてありましたが、とにかくライスが合うのでしょう。そして確かにその通りでした。サラサラカレーにはライスがよい。
さらにもう1つカレーを食べようとなり、ナンを追加。正月だからセオリー通り太らないと。
■チェティナードチキンカレー(1,560円)
チェティナードとはタミル地方南部のエリアで東南アジア貿易で成功した豪商が多い場所で、そのためインドの伝統料理とはちょっと違ったスパイス使いをする料理が多いそうな。
メニューによると「当店でインド人に一番人気」だそうです。
インド伝統の味と違うかどうかはわかりませんでしたが、唐辛子マーク2でも辛くなく、しかしスパイシーでクセになるチキンカレーでした。
カレーを4種類食べて全部初めてでしたがどれも素晴らしく美味しかった。
全部のメニューを食べてみないといけないのではないか。
あまりに美味しくて夢中で食べるためお酒が進みません。さらには会話も弾みません。料理に集中し過ぎてしまいます。
恋人同士で美味しいものを食べたい場合はもちろんのこと、マンネリ化した夫婦や家族にもオススメです。何しろカレーに集中してしまいますので言葉が必要ありません。
===
【オーダー】
上記の通り 1人4,000円
ダバインディア系列のお店の過去記事はこちら。
■DhabaIndia
・2015年1月30日
・2016年5月28日
・2022年1月2日
■GURGAON
・2013年5月23日
・2019年10月20日
■Khyber(閉店)
・2011年7月8日
・2019年3月16日
ダバ系出身者のお店の過去記事はこちら。
・2016年7月23日 カマルプール@門前仲町
・2018年2月3日 カッチャルバッチャル@新大塚
・2020年12月19日 SpiceBazaarAchakana@新宿
DhabaIndia@京橋
インド料理
2022年最初の外食はこちら。東京インド料理レストランの雄ダバインディアです。
ナムさん夫婦と4人で行きました。
系列店やお弟子さんの独立店の過去記事は一番下に掲載しました。
東京を代表するインド料理店の中でも、ダバインディアは代表格のお店になりそうです。
オープン時間の5時に入店。年末の29日に予約していました。
最初はガラガラでしたが、1月2日といえども途中からは満席になり、お店を出たときには待ち列が出来ていました。恐るべき人気。
なお、綺麗なお店ではあるのですが、背脂ちゃっちゃ系のラーメン店でありがちな「床のぬるぬる」があります。
まるでホープ軒@国立競技場にいるような感覚。
フードメニュー。
ドリンクメニュー。
4人で来たのは2回目なので、美味しかったメニューのリピート中心の構成となった。
■ビラビール(750円)
日本の生ビールはサッポロ黒ラベル。
大変捨てがたい素晴らしい銘柄ですが、せっかくなのでインドのビールにしました。
インドに行ったときには、キングフィッシャーばかりでした。ビラビールというのは初めて見ました。
以前のダバでもビラビールはありませんでした。
■グラスワイン(700円/780円)
どちらもインドのグラスワイン。
■ダバグリーンサラダ(680円)
初めて食べるメニュー。
少し酸味がありビネガーが効いたドレッシング。胡椒もいい感じ。
レタス、赤キャベツ、トマト、ドライフルーツ、パクチー。ドライフルーツは無花果とマンゴーかな。
時折顔を出すパクチーが最高です。
■オニオンドーサ(1,430円)
爽やかな香りと玉葱のシャキシャキした食感が特徴です。
大きいですが激薄なのでお腹いっぱいになったりもしません。
サクサクのクレープといった感じ。
ソースを付けると一気にカレーのような表情になります。
■チーズクルチャ(800円)
餡子隊長は、このチーズクルチャを食べるためにやってきたと言っても過言ではありません。隊長的には世の中にあるチーズ料理でダバ系のチーズクルチャが一番好きらしい。
生地の焦げの感じ、たっぷりテロテロのチーズ、フカフカの生地。
完璧なチーズ料理です。1人1つ頼みたいと思ってしまう至極の逸品です。
■伝統のタンドリーチキン半羽(1,430円)
スモーキーでピリ辛仕上げ。いい味わい。
結構辛いです。
カレーとナンが来ました。
喧々諤々の議論となりましたが、大好きな2つになった。
■ナン(380円)
モチモチでフワフワフカフカのナン。ほどよくバター感もある。
インドで食べるどのナンよりも圧倒的に美味しい。
■海老のガーリックレモンバター(1,520円)
もったりとした旨味とレモンの苦味と爽やかさ。いろんな側面が美味しいカレーです。
甘みもあり魚介の旨味もあります。インドのカレーとしてはオイリーさが全くないです。ガーリック感もない。
女性に人気が出そうなカレー。
■サグパニール(1,490円)
サグは青菜。ここでは法蓮草。あと獅子唐も入ってました。
パニールは水切りカッテージチーズの意味です。
チーズがゴロゴロ入っています。こちらも旨味と甘みの共演。辛くはありません。
■マトンビリヤニ(1,560円)
ほどよく、しかし刺激的にスパイシーなビリヤニ。前にも食べていますが以前よりも美味しくなっているように感じました。
いろんな味に加えてヨーグルトソースで一層美味しくなります。
みちっとしたマトンがゴロゴロと入っていて、パクチーも最高の存在感を放っています。
なお、辛さは結構あります。唐辛子マーク1つでこの辛さ。2つ以上は無理かも。
東京にあるインド料理のお店で、やっぱりダバインディアが一番だと感じました。
===
【オーダー】
上記の通り 1人4,300円
ダバインディア系列のお店の過去記事はこちら。
■DhabaIndia
・2015年1月30日
・2016年5月28日
■GURGAON
・2013年5月23日
・2019年10月20日
■Khyber(閉店)
・2011年7月8日
・2019年3月16日
ダバ系出身者のお店の過去記事はこちら。
・2016年7月23日 カマルプール@門前仲町
・2018年2月3日 カッチャルバッチャル@新大塚
・2020年12月19日 SpiceBazaarAchakana@新宿
-- 2016.05.28 再訪
今のところ、以下の5つがおススメです。
・オニオンチーズドーサ(1480円)
・チーズクルチャ(780円)
・ラム肩肉のバラカバブ(1,100円)
・マトンビリヤニ(1,490円)
・海老のレモンバターマサラ(1,490円)
詳細はこちら。
http://maleeme.blog105.fc2.com/blog-entry-3097.html
-- 2015.01.30 初訪問
2015年、あちお会の新年会。1月ギリギリの30日に開催できました。5人中2人が食べログを引退しているため、「食べログのオフ会」という感じは既にありません。
会場は八重洲と京橋の間、、、という表現が正しいかわかりませんが、住所は八重洲の南インド料理屋さんです。
ダバインディアというお店で、銀座エリアにあるカイバル、グルガオンと同系列のお店になります。偶然にもカイバル、グルガオンはあちお会での訪問でした。
お店は、、、広いです。系列店で一番の席数を誇るのではなかろうかと思います。
それと、インドの方と思われるお客さんがたくさんいるのも特徴です。一緒のグループではなくインドの方があちこちにいらっしゃいました。インドの方も認めるインド料理店のようです。
厨房は日印混合、、、か、、、しかし大半はインドの方のように見えました。
なお、注意点としましては予約した人数全員が揃わないと入店できませんので、ルーズなお仲間がいる場合にはその人だけ30分早い時間をお伝えするも一つの方法かもしれません。
そして、、、なんと今日はあちお会なのに主役のあちおさんが不在なのです。中国出張マッサージが入ってしまい、参加できなくなってしまいました。
あちおさん不在のあちお会は36回の歴史の中で初めてであります。
あちおさんは不在ですが、乾杯!2015年もよろしく!
ビールはサッポロで、泡がキメ細かくグラスも綺麗で飲み口のよいナイスビールでした。
■オニオンチーズドーサ(1,480円)
ドーサはクレープのようなもので、文字通り玉葱とチーズがトッピングされたものです。
辛いカレーソースをかけて頂くのですが、これが美味しいのなんの。今回NO1料理の呼び声高い、オーダー必至の一品です。
■チーズクルチャ(780円)
グルガオンでも頂いたチーズクルチャ。土釜焼きインド風ピザ的なものです。
このようにチーズがびよーーーんと伸びる熱々のうちに頂きます。
チーズコンボになってしまいますが、オニオンチーズドーサと並んで、初めての場合は外したくないメニューです。
遠赤外線効果でふっくら焼き上げられた生地とたっぷりのチーズがなんともいえません。
■地鶏半羽のタンドリーチキン(1,370円)
かなりの量のスパイスに漬けられたとおぼしきタンドリーチキンはスパイスの味がかなり強いです。スパイスですので味自体が濃すぎるわけではありません。
インドのタンドリーチキン発祥のお店でタンドリーチキンを食べましたが、その味によく似ている気がしました。
2種類のカレーとビリヤニの登場でテーブルは一気に竜宮城感が出ます。
■ナン(380円)
インドで食べるナンよりも日本で食べるナンの方が圧倒的に美味しいです。日本である程度本格的にインド料理をやっているお店であれば、ほとんどのお店がインドの高級店のナンに勝てるのではないかと勝手に思っています。
が、単に日本人が好むようにアレンジされているだけなのかも、と書いていて思いました。
ちなみにインドでは家庭ではナンを食べることはまずないみたいですね。レストランでしか食べないそうな。
■サーグパニール(1,320円)
チーズとホウレン草のカレーです。ダバインディアはチーズを使った料理が本当に美味しいです。カレーも間違いない外さない味でした。
■辛いチキンのひき肉カレー(1,320円)
唐辛子マークが3つの一番辛いカレーの1つです。辛さの主役は青唐辛子が担っているようでした。青唐辛子をビンゴで食べると口の中が火事になります。そしてなりました。
もうちょっと変化球なカレーにチャレンジしてみるのもよいかなと思いました。初訪問なので正攻法で行きすぎました。
■マトンビリヤニ(1,430円)
系列店のうちグルガオンにはなぜかビリアニがないのですが、カイバルとこちらのダバインディアにはあります。そして一番ビリアニでおススメなのはマトンビリヤニです。
しかし、、、よく考えたらマトンビリヤニしか食べたことがないこと思い出しました。言い直しますと、少なくともマトンビリヤニをオーダーすれば外すことはないと思います。
細長い水分のない米と、よい意味でマトンの風味がたっぷりの美味しいビリアニ、おススメです。
こんな風にターリー(定食)風にして食べました。
ビールを1人2~3杯しか飲まなかったこともあり、たっぷり食べても1人3,500円でした。コストパフォーマンスもよいと思います。
ただサービス面が、混み過ぎているからか人によって応対がまちまちなところが「絶対におススメ!」と言いにくいでしょうか。
その後あちおさんから電話があり銀座で待ち合わせをして2次会をしました。新年会にみんなで揃えてよかったよかった。
次回は3月、蒲田に集合となりました。
===
【オーダー】
上記の通り 1人3,500円
6位
1回
2016/11訪問 2016/11/26
手土産で持って行ったら軽いヒーローくらいの扱いは受けるであろう。
NatadeCristiano's@代々木公園
甘いもの
最寄り駅は代々木公園駅でしょうか。寄り道しつつ40分ほど歩いて到着しました。
数名ですが並びができておりました。
カタカナ表記で「ナタ・デ・クリスチアノ」というお店になります。
界隈では知らぬものはいないと思われる玉子タルトの有名店であります。
玉子タルト以外にもいろいろメニューがあります。数は少ないですが甘くない食事系のタルトもあります。
お値段は150円~と大変お求めやすい価格から用意されてます。
10分ほど並んでようやく我々の番に。
中に入って小窓からオーダーを告げます。
食事系のタルトは既に売り切れ。
私の最大の宿敵シナモンをかけるとどうも美味しいらしい。私には到底理解できないが、シナモン好きな人には最高のトッピングになるのであろう。お値段30円増しとなります。
そして「こちらで食べる方」用の、シナモンは無料でかけられるようになってはいるのですが・・・
ここでいう「こちら」とは、この2つの椅子なのであります。
次から次へとお客さんが入れ替わる横っちょの、この椅子に座って食べる胆力のあるお客さんは果たしてどのくらいいるものか。
買いました。
甘党組の2人はとても嬉しそう。餡子隊長のニコニコが止まりません。
若かった頃、こうして自動販売機の前で何とか座りをしていた時代を思い出しつつ、実食。
すげえ旨い。なにこれ。
タルトですが表面はパリパリで、クロワッサンのようである。
中はもっちりしっとりしたカスタードクリームが入っており、甘さ加減の絶妙なこと。玉子がいいのか。これは何なのか。
その甘さと表面のパリパリの苦味が相まって、至極のタルトと化しています。これは並ぶ意味が分かります。
タルトを瞬殺した餡子隊長。なぜか徐(おもむろ)にお店の方へ。
なんとまた並びましたよ(´・ω・`)
隊長がまさかの「並びアゲイン」でゲットしたタルトを翌朝食べました。
タルトとは別で気になった「パフォーシュ・デ・アンジュ」。ソースは林檎です。
パフォーシュ・デ・アンジュの方は、正直特段どうという感じではないように思えたのですが、もしかすると買ってすぐに食べたらまた感想は違ったのかもしれません。
フワフワ気味のカステラ、という感じでした。
翌日ですら圧倒的な存在感を示したのは玉子タルトです。
ヘルシオのウォーターグリルで温めたところ、購買直後の味が完全再現されました。
これ、手土産なんかで持って行ったら、ちょっとやそっとのミスであれば帳消しにしてもらえるくらいの威力はあると思われる。
===
【オーダー】
パステル・デ・ナタ 200円
パフォーシュ・デ・アンジュ 220円
7位
5回
2021/07訪問 2021/11/12
【6回目】du Barryのテイクアウト「フレンチ・ディナー御膳」の紹介
2021年のわたしの誕生日。餡子隊長がduBarryでテイクアウト御膳を買ってきてくれました。
緊急事態宣言中だったので、誕生日だけどテイクアウト。
というか誕生日だからって特段外食はしないですが。。。
duBarryは池尻大橋にあるフレンチのお店です。
箱入り。こういうものがあるというのはInstagramで知りました。
お品書き。
おせち料理のように、ちょこちょこと多品種の料理が詰まっています。
箱を開けた瞬間「おお」となります。
2人前くらいのボリュームでお値段税込6,000円です。
リモート勤務の日だったので、19時15分には晩御飯を食べることができた。
コロナがなければduBarryがテイクアウトメニューをすることもなかったでしょうし、コロナがなければリモート勤務なんてしてないでしょうし、こんなことを家ですることもなかった。
1つ1つ手が込んでいて、とても家で作ることができるような料理は1つもありませんでした。
(それはそうだ)
食材もものすごい数が使われており、仕上がりもデパ地下の惣菜とはあまりにも違います。
(それもそうだ)
魚介だと鯵、穴子、鰯、蛸。肉だと豚、羊。そして野菜多数。
デザートはパウンドケーキ。
1人3,000円で、家で豪華な料理を頂けるという意味では楽しいものがあります。
でもやっぱりお店で食べたいなあと改めて思いました。早く緊急事態宣言あけてほしい。
===
【オーダー】
フレンチ・ディナー御膳 6,000円
・2012年2月26日 ランチCコース
・2016年7月27日 ディナーBコース
・2017年7月16日 ランチSPコース
・2020年7月18日 ディナーSPコース
・2021年1月16日 ディナーSPコース
緊急事態宣言が出ている中、デュバリーへ。
コロナ対策万全のお店を探すのが中々困難で、食べログなどで「対策してます」の表示があっても、ほとんど当てにならないのが現状です。
そうなると、知っているお店についつい通ってしまいます。
この日は5組11人のお客さんがいました。ホールの面積を考えると、相当ゆったりしています。
入口のドアも開いていました(こちらは寒いコールが出たようで途中から閉まりました。)。
テーブルにはラギオール。家でも使っていますがすごくよく切れます(滅多に使わないですが)。
コースメニュー。以前はいくつかの種類から選べましたが、コロナの影響かわかりませんが一択式で、品数を減らすことはできるようです。
■樽生ビール(700円)
サッポロの最高級部類のビール、エーデルピルス。
強めの苦味が特徴です。グラスも超綺麗で美しい。
■アミューズ
リコリス風味のパンケーキ。フォアグラのリエット。一番上は、、、なんだったか。
三重奏が美味しいですが、ビールが劇的に合わず、早くワインに行こうと思った。
■自家製パン
全粒粉のパンです。
欠かさず皆勤賞で登場。
■伊豆、下田金目鯛の軽い炙りとあん肝のテリーヌサフランのジュレ、アニスの薫り
キンメの香ばしさと林檎の酸味、爽やかでスパイシーなジュレ、ピンクペッパーの香り。いろんな風味があって楽しい一品です。
テリーヌはほどよく濃厚です。
金目鯛を引き立てているようですが、全員が主役とも言えそう。
熊本産の辛口白ワイン。ステンレス醸造と伺ったか。
キリッとした白ワインで、国産のワインもこんなに美味しいのあるんだなとデュバリーに来るたびに思います。
■河豚のベニエと赤海老オリエンタルなパルマンティエ風
マッシュにはコブミカンが混ぜ込んであるらしい。コブミカンはタイやマレーシアで穫れる柑橘系果物です。
もったりとしたマッシュポテトですが、爽やか。
鎮座しているスープはポルチーニ&魚介。ソースがすごく美味しい。
河豚のベニエ、イタリア語だとフリットは旨味凝縮。食感は胡瓜が担当してます。
葡萄感がすごいロゼで。札幌産のロゼ。
■産地直送の旬魚鰆
冬だけど旬の、魚へんに春の鰆。
ポルチーニソースがフレンチらしい。すごく丁寧な味がします。
上に乗っているのは蕪です。デュバリーは野菜たっぷり。
鰆もふっくら焼き上げられていて美味しい。
フランス・ロワール地方のソーヴィニヨンブランで。
2択かえら選べるメイン。わたしは鹿。
■蝦夷鹿の赤ワイン煮込み和栗のクレープを添えて
野性味ある蝦夷鹿。赤ワインとマリアージュしました。
ほくほくして甘くてほっとする栗と野性味炸裂の鹿の食べ合わせがいい。
フランスボルドー地方の98年のワイン。まだ社会人になってない頃。
果実感が一気に膨らむ軽やかな赤ワインでした。
■鴨のコンフィトビナンプールのピュレ
赤ワイン煮込みが苦手な餡子隊長は鴨のコンフィを選択されていました。
■季節のデザート
デザートはイチゴのパイ。それとキャラメルのアイスクリーム。
アイスは絶妙な苦味と甘み。
パイはサクサクでクリーム部分も甘すぎなくてちょうどいい。
デュバリーはデザートも相当美味しいです。
普段はこのあと、第2の小さなデザートや果物が登場していたのですが、コロナの影響か分かりませんが、上記でおしまいでした。
料理もワインもサービスも空間も素敵なお店です。
===
【オーダー】
上記の通り 1人9,600円
池尻大橋にあるデュバリーを再訪しました。4度目の訪問です。
過去記事はこちら。
・2012年2月26日 ランチCコース
・2016年7月27日 ディナーBコース
・2017年7月16日 ランチSPコース
店内は北欧風と言いましょうか。とても清潔感があり大変素晴らしい空間になっています。
女性に大変好まれそうな雰囲気。
コロナ禍の影響か、あるいは普段からそうなのか分かりませんが、お客さんが来るたびに四隅に散らして案内していました。
最終的には7割くらいの客入り。
店員さんは皆様とても丁寧でホスピタリティ溢れる応対をされており、空間と共に素晴らしいものがあります。
以前はA~D、4つのコースがありましたが、1枚のメニューでメインを1種にする選択も可ということでした。
メニューでは値段は分かりませんが、昔から遠くはなかろうと判断しました。
グラスワインも多数揃っているのが嬉しいです。
ワインメニューは一番下に掲載しました。
ナイフとフォークはラギオール。ミツバチマークが特徴です。
■生ビール(700円)
生ビールはサッポロが誇る最高峰のエーデルピルス。
肌理の細かい泡と大変綺麗なグラスの共演。ビール専門店級に美味しい生ビールでした。
自家製全粒粉パン。
香りがよくパン単体で美味しい上に滑らかなバターが最高です。
■アミューズ稚鮎のコンフィ
メロンのシャーベットとメロン自体が添えられています。メロンは甘く、シャーベットはさっぱりと。
生ハムメロンと生ハムメロンシャーベットの2つが楽しめます。生ハムは見た目はなんだかお寿司みたい。鮎が横にいるから余計にそう思うのかも。
鮎は丸ごとゆえ苦味もあります。ミョウガの風味が和食っぽい雰囲気にする。
■青森産穴子のベニエと夏野菜、ヴェルベーヌの薫り
下の野菜はセロリ、ズッキーニ、茄子。上は牛蒡です。
野菜たちはラタトゥユみたいになってる。冷やしてあるのでさっぱりとしています。初夏の味。
青森県産の穴子はふっくらフリットに。イタリア語だとフリット。フランス語はベニエ。英語だとフリッター。ふっくらプリプリの揚げ上が緑のハーブも効いており、アミューズに続いて和食みたいな味わいも。
北海道の白ワインで。このワインだけは自分で選んでしまいましたが、以降はお店の方に選んで頂きました。
赤いワインと赤い料理がやってきた。
■魚介のヴァリエルバーブのコンポート
下の果物はプラム。それに烏賊、つぶ貝、水蛸といった魚介に夏らしい爽やかなジュレを添えて。
プラムの酸味と甘味と魚介の旨味がマリアージュしてました。
魚介部門では水蛸の活き活きとした弾力が印象的でした。
新潟のロゼでスッキリと。
■スズキのグリル
敷いてあるレンズ豆はアサリの出汁で炊いたそうです。ソースはバター風味。
出汁を吸ったレンズ豆、ふっくら仕上がった空豆、アーモンドの食感、パリパリふっくらにソテーされたスズキ。
シンプルな見た目ですが奥行きある魚料理でした。
山梨のオレンジワインで。
■鳥取より夏鹿のロティオレンジとカルダモンのアグリウム(+300円)
わたしのメイン。
オレンジとイチジクと鹿を合わせて頂くと最高です。料理が完成します。まさに三位一体。
ジビエ系の料理はあまり食べないのですが、素晴らしく美味しい。
■薩摩軍鶏のグリエ赤ピーマンのクーリ
隊長のメイン。
皮目のパリッと感と肉がジューシーなのは言うまでもないです。軍鶏の味がすごく濃い。すごい鶏肉です。
メイン対決があったならば、軍鶏に軍配かもしれない。
ムネとモモどちらも楽しめます。
山葡萄を使った北海道の赤ワインで。野性味溢れるワイン。
スパイシーな感じがすごい。
フランスのワインも置いてありますが、今日は全て国産ワインでした。
日本のワインもすごいなーと改めて思いました。
デザートとお茶。
■パイナップルのコンポートヨーグルトのジェラート
コンポートとジェラートとコンテチーズ。
セーズのソースとミント。デザートも全開です。
デザートを食べ終わると更にもう1品。そうだ。そういえばそうでした。
マンゴーのムースとカヌレ。ムースもカヌレも異様に美味しい。カヌレはお土産販売したら飛ぶように売れそうです。
3年ぶりの訪問でしたがデュバリーはやっぱり素敵なお店でした。
===
【オーダー】
上記の通り 1人9,500円
■ドリンクメニュー
■グラスワインメニュー
duBarry@池尻大橋
フレンチ
約1年ぶりの再訪、池尻大橋の名ビストロ「デュ・バリー」。
外観がすでに爽やか。美意識高い感じから、美味しいものを食べられそう感が出ています。
ランチコースは1,300円、1,700円、2,100円、2,800円の4択です。
今回は最高峰のSPコースで行ってみたいと思います。
■生ビール
飲むまいと思っていたのですが、隣の人がビールを頼むものですから、うっかり頼んでしまいました。
グラスが綺麗。気泡1つありません。
こういうグラスで飲むビールは格別に美味しい。
■自家製の全粒粉パン
オープニングに全粒粉の自家製パンが提供されます。
先は長いので食べ過ぎには注意が必要です。
■金目鯛の軽いあぶりポワローのジュリエンヌ
さっぱり爽やかな前菜です。
焼き目をつけた金目鯛が単体で既に最高に美味しいです。
刺身で食べるより確実に美味しいと思われます。料理の一手間は偉大です。
下に敷いてあるインゲンがあまりにも美味しく、野菜1つとっても素晴らしい前菜でした。
■真鯵とマリネとパプリカのテリーヌ
こちらはわたしが選んだものではないため詳細は不明ですが、外国の味がするようです。
■グラス白ワイン
ビールを飲んでしまったので、やけくそで白ワインに移行。
今日は歩いて二子玉川まで帰るのは無理であろう。
■本日のお魚「鯒(コチ)」
SPコースはお魚は選ぶのではなく自動的に提供されます。
コチはカサゴみたいな魚です。
アサリのジュレ、旨味を吸った冬瓜と一緒に、コチを食べる。
火入れが絶妙なためか、コチがあまりにもフワフワに仕上がっています。
それと、とにかくスープの旨味がすごくて、冬瓜がまたそれを吸いまくっているので、冬瓜を食べると出汁がじゅわっと溢れます。
皮の焼き目の苦味も最高。
今日一番のお皿でありました。
■大山地鶏のコンフィマッシュポテト添え
単体で食べると意外と普通に思えるが、マスタードとバターたっぷりのちょっと粗さを残したマッシュポテトと一緒に食べるとワンランク上のコンフィが完成します。
皮の焼き目のパリパリ具合が見事であります。
■上州せせらぎ豚フィレ肉のソテーそら豆のピュレ
こちらはわたしのメインではないので味はわかりません。
■コーヒー/フルーツ
食後のコーヒーと一緒に、前回同様フルーツが提供されます。
プラス300円でデザートを付けられますが、3種類の中で食べたいものがなかったので、デザートは同じく池尻大橋のケーキ屋さんで食べることになりました。なんと恐ろしいハシゴであろうか。
池尻大橋には洋食の美味しいお店がたくさんありますが、その中でもデュ・バリーはとてもオススメです。
女性と、あるいは女性同士だと特によいと思います。
===
【オーダー】
MenuSP 2,800円
ビールとワイン 値段失念
デュ・バリーの過去記事
・2012年2月26日 ランチCコース
・2016年7月27日 ディナーBコース
-- 2016.07.27 再訪(夜)
夜、行ってきました。
料理、サービス、雰囲気。三冠王でした。
http://maleeme.blog105.fc2.com/blog-entry-3152.html
-- 2012.02.26 初訪問(昼)
先週に引き続き「三茶と池尻の間のビストロシリーズ」に行ってきました。
今回は三宿にありますこちらのお店。
「duBarry」です。
2012年3月6日時点で食べログ4.08の人気店です。
やらせ投稿により信憑性が危ぶまれている食べログではありますが、
4.08とかいう点数は、なかなかステマで出せるものではないので、
信じていいような気がします。
花が並べられています。
綺麗です。
いざ入店。お店の中はこのような雰囲気です。
レストランというよりビストロといった感じ。
お洒落な雑貨屋さんのような雰囲気もあります。
この棚、餡子隊長が欲しいと仰られたのですが、
メニューに載っていないということで諦めて頂きました。
こんなことになっている場所もあり、
ところどころ拘りが出ています。
椅子やテーブルもとてもいい感じです。
厨房は男性2名体制、ホールは男性1名体制の、
男性ばかりのチームですが、このお店の雰囲気もこの男性たちが作ったんでしょうか。
卓上はご覧のようなセッティングぅぶり。
このナイフがすごく切れるんです。
餡子隊長が欲しいと仰ったのですが、
これもメニューにないので諦めてもらいました。
ランチメニューはこちらです。
A、B、C、SPと4種類のコースがあります。
各コースにプラス300円でデザートがつけられます。
今回は2,000円のCコースを頂きました。
■パン
全粒粉のパンだそうで、自家製だそうです。
美味しいです。
なくなるとすぐに補充してくださいます。
バターはこのような○○○のような形をしており、
この形を崩すのが勿体無く思えて仕方ありませんでした。
■オードブル:パテ・ド・カンパーニュ
癖はあるが臭みなし。
最高に美味しいパテです。
ほどよいねっとり感で、非常に、ひじょーーーに赤ワインが飲みたくなります。
(我慢しました)
■餡子隊長のオードブル
:宗谷沖蛸のラグーとカルパチオからすみの風味で
パテより、こっちの方が美味しかった。。。orz
直感的には私もこっちにしたかったのですが、
いろんな写真を撮りたい欲求が勝ってしまいました。
■今日のスープ:ジャガイモとポワロねぎのスープ
ジャガイモのよい香りがします。
しゅわしゅわで、ふわふわしているので、ジャガイモの重さを感じさせないスープです。
ジャガイモなのに軽い仕上がりです。
ネギの甘みもいい感じ。
ちょっと塩味が強いかなという気もしましたが、
まあ量も少ないのでよいでしょうかね。
■メイン:子羊肩ロースの煮込み
つけあわせもたっぷりと。
だいぶお腹いっぱいになります。
ソースをたっぷりまとっています。
塩気がしっかり目で、パンと一緒に食べるとちょうどよいです。
肩の肉はほろほろと崩れます。
柔らかく煮込まれているというのもあるかもしれませんが、
そもそもほぐしてあるのかもしれません。
大きさもあり、付け合せも米的なものもあり、
食べ終える前に満腹中枢に指令がいってしまいました。
■餡子隊長メイン:仔牛腿肉のポワレポルチーニのクリームソース
きれいな色のお肉です。
■デザート:クリームブリュレ
先週に引き続いてデザートはクリームブリュレにしました。
洋梨の風味がする珍しいクリームブリュレです。
■餡子隊長デザート:栗のタルトモンブラン
これ、一口もらいましたが、美味しいです。
タルトのモンブランって初めて食べました。
■飲み物:紅茶
カップもとても凝った感じ。
いろんなところにこだわりを感じます。
■お口直しフルーツ
メニューにはありませんでしたが、
食後にお口直しのフルーツを頂きました。
満腹でしたが、フルーツなら食べられます。
確かにすっきりとして気持ちよく食事を終えることができました。
===
【オーダー】
MunuC 2,000円
デザート 300円
【総合コメント】
池尻大橋と三軒茶屋のちょうど真ん中にあるフレンチのお店です。
店内はすごくよい感じのカフェという雰囲気で、
格式ばったレストランという感じではありません。
店員さんは並々ならぬサービス精神があり、
とても気持ちよく食事ができました。
今度は夜きてみたいと思いました。
味もサービスも雰囲気もよいので、
人に紹介しやすいお店だと思います。
ひっきりなしに飛び込み客が来ては断られていたので、
来店の際の予約は必須のようですね。
8位
1回
2016/03訪問 2016/03/27
-- 2016.02.27 ディナー
ランチでの衝撃が忘れられず、ディナーで利用しました。
ランチ以上に度肝を抜かれました。
ペペロッソ。味も、サービスも最高です。
http://maleeme.blog105.fc2.com/blog-entry-3021.html
-- 2015.12.23 ランチ
餡子隊長が「グラタンのようなものを食べたい」ということで、三軒茶屋の洋食屋さんを訪問したのですが行列に阻まれました。
寒い上に空腹だったので「並びましょう」が言えず、すぐ近くにあったイタリアンのお店でお昼を食べることになりました。
(結論からすると神の導きかというほど美味しくてよかった)
ペペロッソというお店で、最初はこの看板見て、1,200円前後でパスタを食べることができるお店なのだなと思って入店したのですが、実際はちょっと違いました。
店内は格式ばった感じはなく非常にカジュアルで居心地よい雰囲気。
空間がゆったりと贅沢に使われており、窮屈な感じが全くありません。
外観からあまり大きなお店を想像しておりませんでしたが、奥に奥に席があり、なかなかのキャパシティです。
パーティーとか結婚式の2次会などでも使えそうです。三茶で結婚式する人いるのかわかりませんが。
お客さんが去った後、店員さんがソファまで綺麗にピカピカにしており、その拭きっぷりが素晴らしく、掃除隊長でもある餡子隊長が「ほぅ」と仰っていました。
ランチの王道は2,800円~のコース料理にすべきな感じで、メニューを見て目玉が若干ですが飛び出しました。
(もともとは1,000円くらいの洋食ランチの予定でしたので)
大変申し訳ないと思いつつ、パスタ単品でオーダーしました。
ただ、さすがに申し訳ないので、デザートとドリンクは付けることにしました。
単品メニューとドルチェメニューは一番下に掲載しました。
申し訳ない、、、と思っていたところに追い打ちをかけるように、デフォルトで付いていると思われるスープとパンが運ばれてきてしまいました。
断るのも変なので、頂いてしまいました。
そしてスープが美味しいのなんの。
トマトが凝縮されつつも、あっさりした味で、さらにはオリーブオイルも旨い。
これパスタ絶対美味しいでしょ。。。
パスタについては味によって種類が異なり、店員さんが全て詳しく説明してくださいます。
■チーズと胡椒のカッチョエペペ(980円)
ついついカルボナーラ的なパスタを頼んでしまうダメな私。隊長は「デブパスタ」と呼んでいます。
しかし安心して、、、「安心してください」はかつては普通に使っていた気がしますが、何か狙った感じになってしまう。
「カッチョエペペ」はチーズと胡椒だけのシンプルなパスタです。
(お店のメニューには分かりやすいように「チーズと胡椒の」と書いてくれています)
玉子が入っていないのでカルボナーラとは違います。
そしてチーズと胡椒だけのシンプルなパスタですが、とびきり美味しいのはなぜか。
完璧すぎる塩加減、それとパスタ自体もすごく美味しい。
チーズのもったり感と胡椒のピリリがたまらない一皿です。本当にもう1皿食べたかった。
■雲丹のクリームソース(1,480円)
餡子隊長チョイスのパスタ。隊長は雲丹に目がありません。
パスタは「オレッキエッテ(小さな耳)」で、もちっとした食感がたまりません。やはりパスタが最高に美味しい。
そしてソースはもっと美味しい。塩加減が半端じゃなくちょうどいい。
体内塩分濃度と同じ0.85%くらいとなっているのか。
ドルチェ。5種類から選べまして、パンナコッタにしました。
「ペペロッソ風」というのは、蜂蜜がけであるところだろうか。ドルチェも秀逸でもはや非の打ちどころがありません。
ふらっとたまたま入ったお店でこれほど美味しいパスタが頂けるとはなんと運が良かったことか。普段は狙って美味しそうなお店に入っても外したりして隊長に叱られるというのに。
2015年に食べたパスタで間違いなく一番美味しかったです。店員さんも皆優しく丁寧でした。
せこいオーダーしてしまいすみませんでした。
今度は夜、お邪魔してみたいです。
===
【オーダー】
上記の通り 2人で4,330円
■パスタメニュー
■ドルチェメニュー
9位
1回
2016/01訪問 2016/01/09
(食)越南@武蔵新城
ベトナム料理
2週連続で武蔵新城へ。
目的は傘の修理を出していたので、傘を受け取るためです。
修理してくださったのはこちらのアイ・リフォームさん。
傘は見事なまでに完璧に直っており、修復箇所がどこだかわからないレベルでした。
そしてお値段税込み432円。。。材料費しか取っていないのではないかと心配になりました。
傘の修理は、武蔵新城のアイ・リフォームに決まりではなかろうか。
傘を受け取った後、先週満席で入れなかったベトナム料理屋さんへ。
その名も漢字でベトナムと書いた「(食)越南」です。
雨の中、開店前から並びが出来ていましたが、1組でしたのでさすがに大丈夫でしょう。
11時40分、シャッターが開きまして、予約がないことを伝えましたが入れてもらえました。
ランチでも訪問の際は予約した方がよさそうです。
店内は食堂風で、席数はそれほど多くはありません。
ご夫婦2人で切り盛りされているようでした。
小学生のご子息がいらっしゃり、隣に座ってまずは訪問記念に妖怪ウォッチのスタンプをもらいました。
ランチメニューはたくさんありますが、例えばフォーのメニューはこちら。
その他のメニューは全部ではありませんが一番下に掲載しました。
なお、ランチタイムでもグランドメニューを食べることが出来るようです。
オーダー後、ご子息と妖怪ウォッチクイズをしました。
しましたと言っても、妖怪ウォッチのことなど歌しか知りませんので、ひたすら当てずっぽうでゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪の名前を連呼するだけでしたが。
それでもかなりの的中率でした。妖怪ウォッチは鬼太郎をパ、、、いや、妖怪はみんなのものなのか。
食事が出てくるまでにスタンプをこんなにたくさん頂いてしまいました。
なお、ご子息はベトナム語も堪能で、私の下手くそなベトナム語を矯正してくれました。
comonem!
■CACUON(690円)
普通の生春巻きではなく、魚と野菜の生春巻きという見たことがないパターンの春巻きにしてみました。
生春巻きは好きですし美味しいと思うのですが、どのお店でもかなり似た印象で特徴が出にくい料理だと思っていたのですが、ここのは本当に美味しいです。何が違うのか。
ナッツ系の味が違うのか、あるいはいつもの海老入りにしなかった影響が大きいのか、ヌクマムが本場さながらだからなのか、理由はわかりませんが頭一つ飛び抜けた生春巻きでした。
主菜系も運ばれてきました。
■BUNBOFUE(860円)
ご子息のおススメということで選んだ辛口のフォー。
赤々としたスープですが、辛さは控えめで、辛いものが苦手な方でも十分行けるレベルかと思います。
スープのオレンジと、散らした小口葱のコントラストが綺麗です。
味は1998年くらいにベトナムの路上で朝ご飯として食べたフォーに瓜二つでした。
20年弱も前の話なので、完全に覚えているわけではないのですが、味というより印象がそっくりと申しますか。
当時すっかりフォーにはまり、毎日のように朝食で路上フォーをしておりました。
が、日本に帰ってから食べたフォーはどれもなんかちょっと違うような気がして、「あの灼熱の太陽の下で食べないとダメなのかな?」と思っていたのですが、どうやら違ったようです。
優しいながらも出汁が縁の下の力持ち的な仕事を抜群にしてまして、あっさりしながらもコクがある本当に美味しいぞ、このスープは。
日本のベトナム料理屋さんは科学的な味が多く、逆に無化調のお店だとのっぺりした味になってしまうことが多いような。
そうそう。麺もこの若干細めで完全に白くて柔らかい米粉麺。
完璧にベトナムで食べていたあの麺です。旨い。最高。そして量も凄い。
完全に虜になりました。
■COMCHIEN(890円)
ベトナム風の炒飯。
具だくさん、パクチーたっぷりで、ヌクマムが味の決め手の炒飯です。
胡椒がびしっと効いているのも特徴です。
炒飯に付いているスープも美味しい。こちらはトマト入りという贅沢な仕上がり。
ご子息にベトナム料理と和食どっちが好き?と聞くと間髪入れず「ベトナム料理」と返ってきました。
そりゃあそうでしょう。いつも食べるベトナム料理がこの味ならば、私だって同じ回答になることでしょう。
東京だとミレイ@蒲田がベトナム料理屋さんとして一番美味しいかなと思っていましたが、ミレイを上回る感動がありました。
また傘が壊れたら、いや、傘が壊れなくても再訪したい。
===
【オーダー】
生春巻き(魚、野菜) 690円
辛いフォー 860円
ベトナム風炒飯 890円
10位
2回
2018/05訪問 2018/05/21
【2回目】リアンの離れ「Prive de Lie」@池尻大橋
PrivedeLie@池尻大橋
フレンチ
以前ランチに伺って、たいそう美味しかったので今度は夜来てみました。
池尻大橋フレンチの雄リアンです。
ドアを開けて名前を告げると、「こちらではない」ということで、違う場所に案内されました。
(歩いて1分くらいの場所ですが)
HPから予約したのですが、「PrivedeLie」という離れのお店を予約していたようです。全然気が付かなかった。
なお、リアンはすっかり予約困難店になってしまいまして、数週間先でないとランチもディナーも予約が難しそうです。
リアンの本店は非常に狭いつくりですが、こちらの離れはとても広々した空間です。
席と席も非常に離れており独立性が高いです。
独立性という意味では本店とは雲泥の差と言えそう。むしろ本店は美味しい最高の料理をゆっくり食べるには席と席の間隔が近すぎますゆえ。
空間だけであれば間違いなく離れがオススメです。
ただし、シェフはオーナーシェフの方ではなくなってしまいます。あとはそこをどう考えるかでしょうか。
離れでは全てフルコースとなります。選択の余地がありませんので、料理については何も告げる必要はありません。
ワインは一番下の「ワインペアリング」がオススメに思えました。
料理に合わせてワインを持ってきてくれます。
8種類の料理に対して8種類のワインを提供してくれるもので6,000円です。
なお、8種類6,000円のペアリングで量としては1本弱だそうです。
1本弱が6,000円となると、お店のランクを考えるとだいぶリーズナブルと言えそうです。
白い何かに突然水をかけまして、何をしているのかと思ったら、なんとおしぼりになったではありませんか。
次々にこういったマジックのようなことが起こるのかと思いましたら、マジック的なものはこれだけでありました。
左に置いてあるこの黒い石はなんだろうとずっと思っていました。肘でも置く場所だろうかと。
しかしそこはパンが鎮座する場所でした。
「シニフィアンシニフィエ」という近くにある有名店のパンだそうです。
酸味の美味しいパンでした。
パンに合わせるオリーブオイルもまた秀逸です。
ラウデミオみたいな本格的なオリーブオイルと思われます。
(ラウデミオはわたしが買ったことがある一番高いオリーブオイルなので名前覚えていました)
最初の4品に合わせて頂いたワイン。
1杯1杯はとても少ないので、1皿1グラスには適量です。
どのワインも個性があり美味しかったです。「これこれこういう理由で食事に合う」と言われるので、そういう催眠にかかるという効果もありそう。
アミューズは前にランチで頂いたものと似ていました。
しかし前回同様、中央のフォアグラのお菓子のようなものはちょっと苦手でした。
■カンパチとサワークリームのタルタル仕立て 新玉ねぎのムース
新玉のムースはデザートにすらなりそうな旨さ。
そして魚介の出汁がふんだんに出ていて美味しい。
出汁とカンパチの食感とムースのなめらかと。三位一体の美味しさです。
薄味で優しい味付けもよかったです。
■北海道産白子と生ハム カダイフの包み焼き緑胡椒 マヨネーズ
一口食べて中華料理みたいだなと思いました。そしてタルタルが全てを支配しています。
白子は探せば感じることができましたが、生ハムは捜索が難航しました。
3等分ではなく、2つに切ってざくっと食べたほうがよかった。
■帆立 牡蠣の温製テリーヌ サラダ仕立て
牡蠣が美味しい。なんとも言えず味が濃く、ふっくら仕上がっています。
帆立は行方がわかりませんでしたが、きっといろいろ支えてくれていたことでしょう。
■コンソメスープと朝採れ世田谷野菜 トリュフの香り
野菜の味がたっぷり。この上なくたっぷり野菜の味がします。
ビニールを開けるとトリュフの香りふわーーーっと広がります。
野菜がシャキシャキしているのもよかった。
■宮崎県産 天然甘鯛の鱗焼き 白いんげん豆
皮までパリパリで、身は超ふっくら。皮のパリパリは「鱗焼き」なる手法のせいであろうか。
皮の香ばしい香りと甘鯛の香りが合わさるのがよいです。
とても美味しい。
後半4つのワインです。一番最後のワインはデザートワインでした。
確かに1本弱というだけあって全く酔いませんでした。
■女性ハンター吉井さん 京都丹波産 仔鹿モモ肉のロティ 赤ワインソース
肉自体が本当に美味しい。鹿が美味しいと思ったのはルベロ@目黒以来であります。
切り方も最高に思えます。
脂はありませんが決して淡白な味ではなく。そしてクセも全くありません。
赤身の旨さは牛以上と思われます。
■いちごのバリエーション ソルベ/ムース/マシュマロ/ビスキュイ
苺は「さがほのか」だそうです。
苺ばかりの4種類も。見栄えもいいですし、最後のデザートまで美味しかったです。
アメリカンコーヒーまで完璧な仕上がりでした。
予約が取れない理由はよくわかりました。
本店のオーナーの味もよいですが、離れの独立性高い空間も捨てがたい。
今度は本店のディナーも行ってみたいと思います。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円くらい
Lien@池尻大橋
フレンチ
1ヶ月ほど前、餡子隊長が「美味しいフレンチが食べたい」と仰られまして、池尻大橋~二子玉川のエリアで探してみたところ、Lien(食べログで2016.04.02時点で3.98)が良さそうだと電話してみたところ、2名でお昼で日曜日に予約ができるのは1ヶ月後の4月2日ということなので、最短のその日を予約してみました。
桜の花咲く4月2日。隊長をお連れして行ってきました。
池尻大橋の住宅街を北上します。
5分ほど歩いて到着。こんなところにお店があるのも池尻大橋のすごいところか。
店内はテーブル席とカウンター席があります。
季節感抜群の生花がたくさん飾られています。立派な桜の木が印象的でした。
が、餡子隊長は壁際の棚にニトリ感を感じたようでした。しかしニトリは29年連続増収増益というすごい会社であります。
カウンター席はキッチンの目の前で、若干隣との席幅は狭いかなと思いつつも、料理の臨場感が味わえそうでした。
調理される方が2人、補佐が1人、ホール担当が1人という4名体制で、全員が迸る(ほとばしる)プロ感に溢れていました。
ランチは2,000円、2,700円、3,800円、5,000円の4択です。
最初は2,700円にしようと思ったのですが、3,800円にすると肉も魚も食べられる上に、メインを選ぶ際にお値段プラスになっている品をお値段そのままで選べると知り、誕生日でもないのに3,800円のコースにしてしまいました。
夜飲みに行ったと思えばいいのですが、その考え自体が浪費家のものであり危険です。
↓前菜、メインのチョイス
ワインはなんと「ワンドリンク」ということで、コースの中に含まれています。
フレンチのきちんとしたお店だとグラスワインでも700円~はしますので、実に良心的です。
カモミールのパン、フォアグラのお菓子みたいなもの、リンゴのピューレ。
お菓子は紙をむくとこんな風になっています。
リンゴのピューレとパンと一緒に食べます。
僕はこのフォアグラは少々苦手でしたが、ワインがあれば大丈夫。
餡子隊長は、冒頭のアミューズにパンがあることに「お腹いっぱいになってしまう」と仰っていました。パンはパンで別で提供されてましたので。
Cコースですと前菜は盛り合わせになります。
前菜をどれにしようかなあと悩み過ぎたのもCに変えた理由の1つです。なんとも贅沢な盛り合わせであることか。
青森県産サクラマスのスモークサーモンの何と肉厚であることか。しかも自家燻製だというではありませんか。
グリンピースのムースは鮮やかさと美味しさを兼ね備えた才色兼備な感じですし、ほうぼうの炙りもラタトゥイユと握手して美味しさ↑↑。
パテの素材は鹿。鹿のパテは多分初めて食べますが全くクセは無くむしろ食べやすい部類に入りそう。
プラムも甘いソースも食べやすさを助長していそうです。
魚料理。品種は「カナガシラ」というそうな。器がお皿をひっくり返したような皿で面白いですな。
カナガシラはカサゴ目の魚で、ホウボウに似た深海魚らしいです。
頭の骨板が厚いため「カナガシラ」という名前になのだそうな。
Wikiぺディアによると、『この硬い頭部を義憤に駆られて癇癪を起こした大塩平八郎が、バリバリと噛み砕いて骨ごと食べて呆れられた』ということです。
カナガシラはプリプリで弾力があり、白身魚としてはかなり味が濃いです。
ビスクのムースの甲殻系の味と、プリプリの白身がの相性が最高です。
肉はイノシシにしました。昔食べたイノシシ肉が美味しくなく、それ以来イノシシは避け続けていたのですが、きっとこのお店なら大丈夫と思って選びました。
牛のような柔らかさはないですが、しっかりした赤身のいかにも栄養がありそうな感じがよかった。イノシシのトラウマは完全に解消されました。
そして付け合わせの野菜が美味しいのなんの。甘くて味が濃い。
餡子隊長は牛にしてました。甲州牛です。
「牛肉は上質なものを少量頂く」というのが隊長のポリシーでして、そのポリシー通りの上質な牛肉で量もちょうどよく隊長は大変満足されていました。
ワイン付きで3,800円で魚まで付くコースで、こんな肉を頂いてよいのか。
最後の料理ではありましたが、非常に申し訳なくなりました。
食後のデザートもこの通り豪華な盛り合わせスタイルです。
食後のドリンクもコース内に含まれています。
リンゴはオーナーが青森出身ということで、青森産だそうです。私と同じ東北出身ではありませんか。
白い牛乳のアイスが人気と仰っていましたが、濃厚ですがアイスなので爽やかで、確かに唯一無二のアイスでした。
ランチのCコースのこのお得さは何なのでしょう。
1ヶ月待った甲斐がありました。
オーナーと別の客の話の中から「夜は連日満員だが、それでトントン」と仰っていました。
隊長は、これくらい美味しいならもっと高くても、、、と仰っていましたが、界隈にはランチで2,500円前後、夜で7,000円前後のフレンチの雄がゴロゴロいます。。。ゴロゴロは言い過ぎか。ゴロくらいか。
行ったことはありませんがOGINOとか、隊長お気に入りのDuBarryとか。
今度は夜お邪魔してみたいです。
歩いて二子玉川に戻る途中、駒沢オリンピック公園に立ち寄ると桜が満開でした。
気をよくして桜新町まで歩いたら、桜新町の桜はほとんど咲いていませんでした。
桜新町の桜って、ソメイヨシノではないみたいですね。
===
【オーダー】
Cコース 3,800円(税別)
2020年、3月度のルベロ。目黒に佇む一軒家レストラン。
ゾロ目となる22回目の訪問です。
22回目なので細かい情報は割愛します。
コロナの影響がボチボチ出始めているようで珍しく少し空いていました。
接待系の食事は延期になるケースが多いでしょうし、ルベロは接待利用も多そうな気がします。
いつもどおりルベ泡で乾杯。ルベロ来たなーと思う瞬間です。
ルベロの日はお昼を食べないので、スパークリングワインが体に染みます。
■ポロネギとメークイーンのスープ
3月なので温かいスープ。
ネギの甘さからスパイシーなカルダモンが飛び出してきます。
エクストラバージンオイルも香ります。素材と脇役たちの共演。
続いてアミューズでハムたちが出てきたのですが、久方ぶりに写真を撮るのを忘れてしまいました。
コッパ、スペックというハム兄弟に黒胡椒のグリッシーニという構成でした。
■マグロ/アオリイカ//つぶ貝/バーニャカウダソース/ジェノベーゼソース
マグロはトロと赤みの混ざる部位だそうです。脂のり最高ですが脂っこくない。塩はクリスタル塩。
マグロの下にはバーニャカウダソースが鎮座しています。
アオリイカは1.6kgの大型のもので、アオリイカは大きいと美味しくなるなるそうです。
ねっとり美味しく熟成2日目。本当は4日目くらいが最高とのこと。
つぶ貝も食感がすごい。
ジェノアソースも濃厚だけどさっぱり、バーニャカウダソースはクセが控えめで素材を引き立てます。
ルベロらしい美しい一皿。
シャンパン風のボトル形状の白ワインで。
■平貝のソテートラパネーゼ
羊のチーズ、アーモンド、トマトで作ったトラパネーゼが上に乗っています。トラパネーゼはシチリア地方の伝統料理です。
貝の弾力すごい。噛み続けてもずっと味がします。
トラパネーゼはチーズが炸裂。羊のチーズなのでクセもすごいぞ。
白ワインで。
■ホタルイカ/カラスミ/菜の花のキッタラ
極太のキタッラ。キタッラは英語でギターです。超極太の手打ちパスタ。
キタッラのすごい歯ごたえ。ホタルイカの旨味。カラスミもいい仕事してます。
吉村シェフの手打ちキタッラと富山県産ホタルイカのコラボ。
キリッと冷えたルベロゼで。
■ホワイトアスパラガスと生ハムのタリアテッレ
塩気は生ハムが担当。クリームソースに見えますがチーズベースのソースです。
吉村シェフはチーズをよく使われます。
タリアテッレはさすがの出来栄え。パスタ単体でめちゃくちゃ美味しい。
アスパラの食感もこの上なくよい。
カラブリアのロゼで。色は赤ワインっぽいですが香りはロゼという不思議なワインでした。
■仔牛のフィレ肉と春野菜プリマヴェーラ
仔牛のフィレ肉は極上の柔らかさです。トマト中心の爽やかな付け合せで仔牛をさっぱり頂けます。
3切れもありますが重たくありません。
爽やかで軽やかなメインです。
トマトソースのメインに合わせて、爽やかな赤ワインで。
アミューズに続いてドルチェも写真を撮り忘れるという失態。
iPhoneがボケてて保存されてないだけのような気がする。
ドルチェはミルキーで大変美味しい柚子を使ったセミフレッドでした。
〆はグラッパではなくマスカットの白ワインで。シチリアのワインです。
次は4月に予約しましたがコロナ大丈夫かな。。。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円
ルベロの過去記事を頂いた代表的なパスタ料理のタイトルと共に。
【泥谷シェフ編】
・2016年9月23日 大粒アサリのスパゲッティーニボンゴレ・ベラーチ
・2017年2月3日 シェフ特製究極のスパゲティ・アラビアータ
・2017年9月30日 函館産新秋刀魚と松茸のアーリオ・オーリオ自家製のキッタラで
・2017年11月9日 蟹と雲丹のパスタ
・2018年1月10日 白子のパスタ
・2018年3月7日 ジェノベーゼパスタ
・2018年4月17日 とり貝と雲丹のアーリオオーリオ
・2018年5月24日 伝助穴子のアーリオオーリオ
・2018年7月18日 雲丹の冷製ジェノベーゼ
・2018年9月4日 カルボナーラ/秋刀魚のパスタ
・2018年10月9日 ペペロンチーノ
・2018年11月23日 松茸のアーリオオーリオ
・2019年2月13日 からすみパスタ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年4月9日 雲丹のアーリオオーリオ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年5月14日 伊勢海老の雲丹のフレッシュトマトソースパスタ
・2019年6月25日 鮎のアーリオ・オーリオ/瀬戸内有機レモンのタリアテッレ
・2019年8月29日 甘鯛と松茸のアーリオ・オーリオ
・2019年9月15日 伊勢海老ポモドーロ・フレスカ/ポルチーニ茸タリアテッレ栗
【吉村シェフ編】
・2019年10月30日 サルデーニャ産カラスミと九条ネギのアーリオ・オーリオ
・2019年12月4日 ウサギのラグーソースキタッラ
・2020年1月29日 サルシッチャとレンズ豆のトロフィエ
2020年ルベロ詣で。1月下旬と遅めになりました。
この日も満席。写真は閉店間際の様子。
客席は1階、2階からなります。2階の奥の席は6名だか8名だけで貸し切れるはず。1階も人数は忘れましたが貸し切れるはずです。
2020年ルベロ開幕。
オープニングは通称ルベ泡です。ルベロでたぶんビールは1年以上飲んでないと思います。
スッキリとしたシャープな味わいが最高。
■聖護院蕪と赤蕪のスープ
滋味深いスープで胃の調子を整えます。
優しいタッチのスープに赤蕪のシャキシャキ食感を添えて。
■クロイソのマリネ
クロイソの下にはフルーツトマト。檸檬を使った爽やかなソース。クロイソをルベロで頂くのは多分初めて。
ねっとりとしたカルパッチョ仕立てで旨味が凝縮されています。トマトも果物級の甘さとソースに負けない爽やかな酸味。
フルーティーなソーヴィニヨンで。
■鮑と椎茸のソテー
ソテーした鮑と椎茸を冷やしてあります。肝とアサツキを添えて。
鮑と椎茸はひっくり返すとそっくりでした。影武者料理。柔らかくてプリプリとしている食感もそっくり。影武者料理。
肝のソースもオリーブオイルと合わさり和伊折衷。アサツキも和に一役買っています。
シャルドネで。
■鮟鱇(アンコウ)とカサゴのブイヤベース
魚の身がぷりぷり。こんなふうになるのか。出汁の芳醇さも尋常ではありません。ルベロ感全開の一皿です。
ほどよい温度感も絶妙。食べながら美味しいを何度言ったか。
前半のMVPでした。
通称ルベロゼで。
■サルシッチャとレンズ豆のトロフィエ
ジェノアの料理です。トロフィエというパスタはジェノアではストロフィッサと言うようです。
トロフィエはがしっとしたしっかりとしたもっちりパスタ。吉村シェフの手打ちパスタは素晴らしい。
レンズ豆とサルシッチャという組み合わせが渋い。サルシッチャは塩気の穏やかで、レンズ豆はコクがある。
香りが最高という2018年のオレンジワインで。
続いての料理のヒントは「ミーシャ」とのこと。Everythingですか?と聞いたら違うとのこと。
■鰻とフォアグラのトルテリーニ
初めて見るお皿でトルテリーニが登場。
※トルテリーニ:薄く伸ばした正方形の生地にラビオリのように詰物をして、それを三角形に折り、両端を合わせて指輪状にしたパスタである。ByWiki
中には鰻とフォアグラが詰めてあります。ソースは牛蒡のピュレ。フォアグラはテリーヌになっています。
濃厚食材のマリアージュで新境地の料理です。
鰻、フォアグラ、牛蒡と癖の強い食材が喧嘩せず、しかし主張し合います。まとめ役は牛蒡かな。
パスタ生地も最高に美味しい。
想像を軽く超えてきた一皿でした。
バルベーラで。しっかりとした味で料理に負けていません。
続いての肉料理に備えてラギオールのナイフとフォークが登場。我が家もラギオールです。めったに使わないけど。
■トピナンブールのサーロイン巻
菊芋をA4ランクのサーロインで巻いた一皿。ソースはトリュフとフォンドボー。周囲には負けない旨味のドライトマトを。
菊芋はイタリア語でトピナンブールと言うらしい。わたしが菊池だから菊芋にしたと仰っていましたが果たしてどうか。
口へ運ぶと菊芋の少しシャキシャキとした食感と、次にサーロインの旨味が広がります。
ソースもぼやけたところが全く無く最高に美味しい。
ライチの香りのする白ワインで。
明後日ミャンマーに行くので胃を休めるため今回はドルチェはお休みにしました(事前に連絡してました)。
グラッパは最後のライチ風味の白ワインと同じ葡萄を使ったものでした。
2020年は何回来れるかな。2020年もどうぞよろしくお願いします。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円
ルベロの過去記事を頂いた代表的なパスタ料理のタイトルと共に。
【泥谷シェフ編】
・2016年9月23日 大粒アサリのスパゲッティーニボンゴレ・ベラーチ
・2017年2月3日 シェフ特製究極のスパゲティ・アラビアータ
・2017年9月30日 函館産新秋刀魚と松茸のアーリオ・オーリオ自家製のキッタラで
・2017年11月9日 蟹と雲丹のパスタ
・2018年1月10日 白子のパスタ
・2018年3月7日 ジェノベーゼパスタ
・2018年4月17日 とり貝と雲丹のアーリオオーリオ
・2018年5月24日 伝助穴子のアーリオオーリオ
・2018年7月18日 雲丹の冷製ジェノベーゼ
・2018年9月4日 カルボナーラ/秋刀魚のパスタ
・2018年10月9日 ペペロンチーノ
・2018年11月23日 松茸のアーリオオーリオ
・2019年2月13日 からすみパスタ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年4月9日 雲丹のアーリオオーリオ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年5月14日 伊勢海老の雲丹のフレッシュトマトソースパスタ
・2019年6月25日 鮎のアーリオ・オーリオ/瀬戸内有機レモンのタリアテッレ
・2019年8月29日 甘鯛と松茸のアーリオ・オーリオ
・2019年9月15日 伊勢海老ポモドーロ・フレスカ/ポルチーニ茸タリアテッレ栗
【吉村シェフ編】
・2019年10月30日 サルデーニャ産カラスミと九条ネギのアーリオ・オーリオ
・2019年12月4日 ウサギのラグーソースキタッラ
目黒の一軒家イタリアン、ルベロ再訪です。
初めて12月に行きました。12月は超繁忙期のためこれまで遠慮していましたが、初旬であれば大丈夫ということで。
初旬であればクリスマスメニューにもなってませんし。
初の12月ルベロ、開演。
(過去に読んで頂いている方には)もはや説明不要のルベ泡。
スパークリングワインの味はほとんどどれがどんなのか分かりませんが、ルベ泡だけは覚えました。
■安納芋のスープ
中央に添えられているのは塩クルトン。また全体の風味付けにカルダモンを使用。温かいスープです。
安納芋ですが甘いだけではなく、カルダモンの魔法が効いています。
煮詰めて煮詰めて煮詰めまくり、ノー加糖。
■北海道産の蛸とプンタレッラ
蛸をアールグレイで煮たそうです。風味付け担当はクミン。
プンタレッラはイタリアではお馴染みの野菜です。
先程のカルダモンに続いて今度はクミンがナイスな働きをしています。
淡白になりがちな蛸のカルパッチョに刺激と楽しさと爽やかさを添えてくれます。蛸の弾力もすごい。
プンタレッラは葉物単体で美味しく味が濃い。
ピエモンテの白ワイン。りんごのような香りがします。
■高知県沖ノ島の鰤スモークオリーブオイルがけ
鰤はスーパーフードということになっているアマランサスで炊き、添えられている柿は最高級みりんで炊いたと。なんということでしょう。
香り付けにベルガモット。
柿の甘さに味醂のコクがプラスされ、鰤と一緒に食べるとマリアージュします。
鰤の皮目の香ばしさやスモークオリーブオイルなど、いろいろ詰まった玉手箱冷菜です。
とてもルベロな一皿でした。
初訪問時に感動した白ワインと、葡萄と生産場所が同じ白ワインで。
■ズッパ、、なんだったかな
帆立、海老、ムール貝、トマト、イタリアンパセリ。海と野菜が詰まったパスタ。特に海老の香ばしい風味の存在感がすごい。
サフランと海の香りが吹いてきます。
またもやルベロらしい一皿でした。
オレンジワインとの相性も抜群です。ルベロらしい料理とワインの共演。
■ウサギのラグーソースのパスタ
その日にInstagramにアップされており、もしかすると食べられるかもしれないと楽しみにしていたパスタが登場。パスタの種類はキタッラです。
まずキタッラの美味しさが突出しています。またウサギ肉はさっぱりとした鶏肉のようです。
ラグーソースの味加減も最高。山椒のようなネパール産胡椒のアクセントも最高。
イタリアワインの王様バローロと共に。
■サルシッチャとラディッキオのピチ
まずチーズが攻めてきます。見ため的にチーズ感がなかったので驚きました。
サルシッチャは塩気控えめ。サルシッチャ単体でとても美味しいです。
手でこねた太麺パスタ、ピチは焼きうどんみたいに見えますが全然違います(当たり前ですが)。
赤ワインビネガーが効いており酸味が絶妙に効いています。
トスカーナ州、カベルネとメルロー混合品種の赤ワイン。くすんだ味が特徴的。
■シャラン鴨カカオとブルーベリーのソース九条葱添え
生のグリーンペッパーが添えてあります。
フライパンで焼き付けたという九条葱はとても甘くジューシー。
ソースは酸味と苦味があり、鴨とあうあう。大変あいます。
肉の焼き加減が絶妙で旨味がぎゅっと詰まっています。ペッパーの青い香りの爽やかさもたまりません。
新・カモネギがここにありました。
サルディーニャ地方の濃厚な赤ワイン。アルコール度数16以上。
スパイシーな香りと果実味ある赤ワインでした。
■クラシックガトーショコラ
ねっとりとした仕上がりで、甘さは控えめ。
冷たいフルーティーなグラッパで〆ました。
12月のルベロもとても美味しかった。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円
ルベロの過去記事を頂いた代表的なパスタ料理のタイトルと共に。
【泥谷シェフ編】
・2016年9月23日 大粒アサリのスパゲッティーニボンゴレ・ベラーチ
・2017年2月3日 シェフ特製究極のスパゲティ・アラビアータ
・2017年9月30日 函館産新秋刀魚と松茸のアーリオ・オーリオ自家製のキッタラで
・2017年11月9日 蟹と雲丹のパスタ
・2018年1月10日 白子のパスタ
・2018年3月7日 ジェノベーゼパスタ
・2018年4月17日 とり貝と雲丹のアーリオオーリオ
・2018年5月24日 伝助穴子のアーリオオーリオ
・2018年7月18日 雲丹の冷製ジェノベーゼ
・2018年9月4日 カルボナーラ/秋刀魚のパスタ
・2018年10月9日 ペペロンチーノ
・2018年11月23日 松茸のアーリオオーリオ
・2019年2月13日 からすみパスタ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年4月9日 雲丹のアーリオオーリオ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年5月14日 伊勢海老の雲丹のフレッシュトマトソースパスタ
・2019年6月25日 鮎のアーリオ・オーリオ/瀬戸内有機レモンのタリアテッレ
・2019年8月29日 甘鯛と松茸のアーリオ・オーリオ
・2019年9月15日 伊勢海老ポモドーロ・フレスカ/ポルチーニ茸タリアテッレ栗
【吉村シェフ編】
・2019年10月30日 サルデーニャ産カラスミと九条ネギのアーリオ・オーリオ
目黒の一軒家イタリアンレストラン、ルベロにやってきました。
何度も紹介しているため詳細は省略します。
今回1つだけ特筆すべき点を挙げるとすれば、9月から料理長が泥谷さんから吉村さんに変わりました。
新生ルベロにルベ泡で乾杯。
オープニングはいつもの生ハムと紅あずまのスープ。
生ハムはいつも通り最高に美味しい。ルベロで食べる生ハムより美味しい生ハムにはなかなか出会えない。
紅あずまのスープは塩クルトン入り。カルダモンの香りが広がります。
続いてシェフが白トリュフを持参されて登場。
赤い色が付いている白トリュフは大変よい品と教えて頂きました。確かに赤い場所があります。
■馬肉のカルパッチョ
馬肉のカルパッチョに白トリュフをかけて完成。
馬のカルパッチョに牛のパルミジャーノチーズ。それに白トリュフとビネガー。
なんと美味しい馬肉でしょう。牛をはるかに超えるほど美味しい熊本県産の馬肉。
チーズとビネガーのアシストも完璧。
トリュフの上品かつすごく強い香りがたまりません。前菜からパワー全開。
スッキリとした酸味が特徴のサンジョベーゼの葡萄で作った赤ワインと共に。
■ポルチーニ茸フォンドボーソース
フォンドボーには乾燥ポルチーニの戻し汁が入っているそうです。
ポルチーニの瑞々しいことといったらない。こんなポルチーニ茸食べたことがありません。
濃いめの味付けされたフォンドボーソースも大変なアクセントに。
イタリアンパセルもフレッシュでいい香り。
人を笑顔にするキノコ料理。
くすんだ重いバローロで。
■サルデーニャ産カラスミと九条ネギのアーリオ・オーリオ
絶妙な塩加減。それから葱がすごく甘いです。全体的にとても優しい仕上がり。葱が極限まで美味しくなっている。
パスタはお馴染みの北海道産生パスタ風。
パスタ120gとかで思いっきり食べたい気持ちになります。
ルベロで初めて飲むという白ワインで。
■ヴェネツィア風ムール貝のキタッラ
ムール貝はモンサンミッシェル産。胡椒とシナモンで香り付け。
イタリア語でギターという意味のキタッラ。泥谷さんのキタッラと雰囲気が全然違います。
ムール貝のぷっくりした感じと、ぷつっとした食感が最高のキタッラの共演。
シャルドネと共に。
■サルシッチャとカラピンチャの赤ワインリゾット
ローズポークを使ったサルシッチャ。赤ワインはバローロだそうです。
チーズの味が濃厚ですが、味全体としては全く濃くありません。サルシッチャもしょっぱくありません。
優しいつくねのようなサルシッチャです。
馬肉のカルパッチョでも思いましたがチーズ使いが絶妙です。
メルローとともに。
■牛肉と舞茸
飛騨牛のモモ肉。ヒレ肉かと思うくらい繊細な肉。
噛みしめるたびにギュッギュッと旨味が溢れてきます。
大蒜とアンチョビのバーニャカウダソースなど、ソースもいくつか添えられておりいろんな味を楽しめます。
フォンドボーソースが一番好きでした。
そしてこの舞茸ですが、、、なんとルベロの庭で2年がかりで育てられたものだそうです。目黒産、ルベロ産の舞茸。さらに生産者は渋谷さんということで。
いつもワインでお世話になっている渋谷さんが、まさかお皿側に登場する日が来るとは。
歯ごたえがよく、瑞々しい舞茸で、冗談抜きでこんなに美味しい舞茸食べたことがありません。
さきほどのポルチーニ茸に勝っている可能性あります。
お肉とキノコ料理には赤ワインで。
食後酒はグラッパではなくなんと味醂!香りはちょっと違うけどほぼ味醂です。
クセがすごいですが、デザートワインのような味わいの味醂。
泥谷さんレシピのティラミスに、有機カカオのパウダー。
りんごの赤ワイン煮とクッキーを添えて。
確かにパウダーの味が違います。ティラミスも進化していました。
いろいろありまして、恐ろしいほど高級感のある食後酒がさらに登場。
新生ルベロを祝して乾杯。
目黒の一軒家イタリアンレストランRistorantinoLubero。
これからも楽しみにしております。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円
ルベロの過去記事を頂いた代表的なパスタ料理のタイトルと共に。
・2016年9月23日 大粒アサリのスパゲッティーニボンゴレ・ベラーチ
・2017年2月3日 シェフ特製究極のスパゲティ・アラビアータ
・2017年9月30日 函館産新秋刀魚と松茸のアーリオ・オーリオ自家製のキッタラで
・2017年11月9日 蟹と雲丹のパスタ
・2018年1月10日 白子のパスタ
・2018年3月7日 ジェノベーゼパスタ
・2018年4月17日 とり貝と雲丹のアーリオオーリオ
・2018年5月24日 伝助穴子のアーリオオーリオ
・2018年7月18日 雲丹の冷製ジェノベーゼ
・2018年9月4日 カルボナーラ/秋刀魚のパスタ
・2018年10月9日 ペペロンチーノ
・2018年11月23日 松茸のアーリオオーリオ
・2019年2月13日 からすみパスタ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年4月9日 雲丹のアーリオオーリオ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年5月14日 伊勢海老の雲丹のフレッシュトマトソースパスタ
・2019年6月25日 鮎のアーリオ・オーリオ/瀬戸内有機レモンのタリアテッレ
・2019年8月29日 甘鯛と松茸のアーリオ・オーリオ
・2019年9月15日 伊勢海老ポモドーロ・フレスカ/ポルチーニ茸タリアテッレ栗
先月暮れに訪問したばかりのルベロ。
1ヶ月と待たずに再訪です。
まずは通称ルベ泡で。
■雪の妖精冷製クルトン
糖度20度の玉蜀黍。塩と生クリームのみを使用。加糖してないにも関わらずとんでもない甘さです。
塩の効かせ方がまた甘さを引き立てています。
器も和の装い。
■薫香ブリアンゼッタ
ブリアンゼッタ、生ハムにブラータチーズを添えて。ルベロではお馴染みの前菜です。
ブリアンゼッタは燻製の香りがほんのりして、脂は文字通り溶けます。
ブリアンゼッタは塩気はほとんどありませんが、生ハムはキリリと塩が効いています。
脂が溶けるのはブリアンゼッタと同様です。
■新秋刀魚京茄子
京茄子のピューレとマッシュルームのピューレを添えて。
散らしてあるのはアンチョビクッキー。
茄子のピューレはどうしたらこんなすごい味になるのか。
今年は秋刀魚が不漁とニュースでやっていましたが、秋刀魚単体も最高です。
シチリアのスッキリとしたシャルドネと共に。
■金目鯛大根松茸
和と伊の融合。
少しトロミのあるスープは出汁が濃縮されており、とんでもない風味に。高級和食店でも味わえない出汁の真骨頂。
トロミは葛でつけてあるそうです。
松茸の香り付けといい、大根の感じといい、融合というか和食に近いです。
金目鯛を忘れそうになりますが、フワフワに焼き上がった金目鯛とスープの相性は最高でした。
ルベロではお馴染みのピノ・グリージョのオレンジワインと共に。
■伊勢海老ポモドーロ・フレスカ
あれ?いつの間に海岸に立っていたんだっけ?
そんなことを思わせるほど海の香りがすごいパスタがやってきました。運ばれてきた瞬間、海岸にバシルーラされました。
タイトルに雲丹が入っていないのもすごい。そうなると脇役かと言われると全くそんなことはなく。
回りに散らしてあるのは雲丹のパウダーです。
ルベロ流アラビアータ特有のヒリヒリもあります。伊勢海老と雲丹とルベロ流アラビアータの融合です。
それにしてもルベロの雲丹はどうしてこんなにも美味しいのか。多くのお寿司屋さんを凌駕しています。
伊勢海老と雲丹の贅沢な共演でした。
ジェノアの赤ワインで。
■ポルチーニ茸タリアテッレ栗
ポルチーニ感がすごい。黒胡椒が存在感ある。
チーズの濃厚さ、ポルチーニ茸の香り、すごく薄いタリアテッレ。
タリアテッレがとても薄いことで全体としてまとまりが出ているような。
王様バローロで。濃厚なチーズに負けない重厚感。
■うなぎ落花生舞茸
愛知県産の鰻の白焼きにバルサミコソースとキノコのピューレ。
新鮮な鰻ゆえ、柔らかくし過ぎないことを目指したそうです。そんなことを目指したことは1度もありません。
鰻以上に鰻の味がします。味が凝縮しています。
舞茸の香ばしさと落花生の食感もナイスアシスト。
2連続バローロ。今日は卒業式だから。
2007年のビンテージバローロ。
■炭火シャラン鴨無花果
ラストのメインはフランス産シャラン鴨です。
ブルーベリーのソースとピスタチオ。
シャラン鴨は噛むほどに美味しい。皮目は炭火でパリッと焼き上げられています。
赤ワインと共に頂き食事終了。あとはデザート。
■ティラミスマスカルポーネ
ほどよくしみしみ系のスタイル。
今日もすごかった。食材とシェフの腕の相乗効果ですごいことになっていた。
タモリさんがテレビで「人が調理したもののほうが旨い」と言っていたのを思い出しました。
===
【オーダー】
上記の通り 1人14,000円
ルベロの過去記事を頂いた代表的なパスタ料理のタイトルと共に。
・2016年9月23日 大粒アサリのスパゲッティーニボンゴレ・ベラーチ
・2017年2月3日 シェフ特製究極のスパゲティ・アラビアータ
・2017年9月30日 函館産新秋刀魚と松茸のアーリオ・オーリオ自家製のキッタラで
・2017年11月9日 蟹と雲丹のパスタ
・2018年1月10日 白子のパスタ
・2018年3月7日 ジェノベーゼパスタ
・2018年4月17日 とり貝と雲丹のアーリオオーリオ
・2018年5月24日 伝助穴子のアーリオオーリオ
・2018年7月18日 雲丹の冷製ジェノベーゼ
・2018年9月4日 カルボナーラ/秋刀魚のパスタ
・2018年10月9日 ペペロンチーノ
・2018年11月23日 松茸のアーリオオーリオ
・2019年2月13日 からすみパスタ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年4月9日 雲丹のアーリオオーリオ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年5月14日 伊勢海老の雲丹のフレッシュトマトソースパスタ
・2019年6月25日 鮎のアーリオ・オーリオ/瀬戸内有機レモンのタリアテッレ
・2019年8月29日 甘鯛と松茸のアーリオ・オーリオ
8月は初めて訪れます。
8月はなかなか食材が難しいと伺っていたのですが、下旬であればということで、8月下旬に行ってまいりました。
ルベロの泡、通称ルベ泡でいつものように幕開け。
■群馬産玉蜀黍の冷製スープと生ハム
ルベロで食べる生ハムより美味しい生ハムにはなかなか出会えないのですが、恵味(めぐみ)ゴールドという品種の玉蜀黍(とうもろこし)の香りと甘さのすごいこと。
涼しい顔して一品目から威力抜群です。その後の料理の期待を一気に高めてくれます。
■オマール海老と白桃の冷製フェデリーニ
タイトルはInstagramで知ったため正解のはずです。
https://www.instagram.com/lubero_meguro/
赤い花は食用薔薇ですが食べすぎ注意とのことです。
桃の甘さビネガーの酸味、薔薇の花は甘い香りと少しの苦味。いろいろな味の融合。
食感は周りのナッツが担当し、デザートにもなりそうな前菜です。
山梨県産の桃は桃単体で最高に美味しいです。そういえば先日食べた千疋屋の桃パフェも山梨県産でした。山梨の桃がコンディションよかったのか。
合わせて頂いたワインは目黒だけどマスカット。マスカットのワイン。
■ノドグロ玉子で作った芳醇なソース泥谷作カラスミ添え
ノドグロは世間で高い高い希少希少と言われていますが、そんなすごい魚なのかな、、、と思っていましたが、1年前ルベロで食べて考えが変わりました。ノドグロはすごいと知りました。そしてまた今日出会いました。
(ノドグロもすごいがシェフの腕もすごいという話ですが)
旨味が強く、しかし爽やかさもある玉子で作ったソース。酸味もすごくちょうどいいです。
あかむつ様は半生の仕上がりで超ハイコンディション。食感は胡瓜が担当。
これぞルベロという逸品でした。
合わせて頂いたのは年貢という意味のデッシミスというオレンジワイン。農家の年貢という意味合いだとか。
オーストリア王国時代の話であったとか、なかったとか。
■馬のカルパッチョ
17回目の訪問で初食材。馬です。ソースはビース。
添え物は揚げたケッパー、大蒜チップと大蒜の香りのするスプラウト、人参。人参は馬だから添えたそうで。。。泥谷さんらしい遊び心。
大蒜はチップとスプラウトのダブル攻撃。
そこに赤身とサシの2種類の馬肉が文字通り溶けます。優しく溶けます。なんと優しい脂でしょう。
究極脂が美味しいのは牛肉よりも馬肉かもしれないな。。。
ワインはバローロを。。。馬のロードだからと。。。こちらは渋谷らしい親父ギャグで。
親父ギャグでバローロ飲めるならなんでもいいか!
■トルテッリーニ・イン・ブロード
エミリア・ロマーニャ州の料理、泥谷シェフ版。
トルテッリーニはハムやソーセージ、牛肉などの詰め物パスタですが、泥谷シェフのお父様が釣られた天然鮎が内蔵入りで詰められているという新作。
ブロード=出汁は昆布。ゆえに和食のような味わいに。見た目もどこか池っぽいです。
トルテッリーニの中から鮎が飛び出してきます。食感は松の実が担当。
ワタの旨味と苦味がたまらないアクセントになっています。
ソーヴィニヨンブランですっきりと。
■甘鯛と松茸のアーリオ・オーリオ
すだちの香りをまとって登場。初めて見るお皿。
泥谷シェフのアーリオ・オーリオは語るに及ばず。一撃必食の美味しさ。食べなくてもわかります。食べますけど。
松茸が和風のテイストに。そこに爽やかな酢橘が混ざってより和っぽくなります。
食感は真鯛の鱗の素揚げ担当してくれています。
泥谷シェフのアーリオ・オーリオはすごい。
アーリオ・オーリオはシャルドネで。
■飛騨牛のサーロイン
シェフの地元岐阜県飛騨牛。マッシュルームをアヒージョしたものを添えて。生ハムの出汁も使っているそうです。
黒っぽいものは生ハムのパウダーです。
赤身と脂と赤身と脂の応酬。牛肉としては異例なほど優しい脂です。
ルベロで飛騨牛を頂くようになり、飛騨牛に一目置くようになりました。
ソルベ、食後酒×2でフィニッシュ。なんだか今日は酔いましたよ!
イタリア旅行前、舌を素晴らしいイタリアンに調整されるよう9月半ばに予約を入れました。
===
【オーダー】
上記の通り 1人14,000円
ルベロの過去記事を頂いた代表的なパスタ料理のタイトルと共に。
・2016年9月23日 大粒アサリのスパゲッティーニボンゴレ・ベラーチ
・2017年2月3日 シェフ特製究極のスパゲティ・アラビアータ
・2017年9月30日 函館産新秋刀魚と松茸のアーリオ・オーリオ自家製のキッタラで
・2017年11月9日 蟹と雲丹のパスタ
・2018年1月10日 白子のパスタ
・2018年3月7日 ジェノベーゼパスタ
・2018年4月17日 とり貝と雲丹のアーリオオーリオ
・2018年5月24日 伝助穴子のアーリオオーリオ
・2018年7月18日 雲丹の冷製ジェノベーゼ
・2018年9月4日 カルボナーラ/秋刀魚のパスタ
・2018年10月9日 ペペロンチーノ
・2018年11月23日 松茸のアーリオオーリオ
・2019年2月13日 からすみパスタ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年4月9日 雲丹のアーリオオーリオ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年5月14日 伊勢海老の雲丹のフレッシュトマトソースパスタ
・2019年6月25日 鮎のアーリオ・オーリオ/瀬戸内有機レモンのタリアテッレ
新たな料理とお店のスタッフの方たちとの出会いに心躍らせ訪問です。
レストランに行くというよりミュージカルを見に行く感覚の方が近いです。
ミュージカルは20年前に宝塚を1度見たことがあるだけですが。
飲み物も料理もメニューノールック。
全自動コースの幕開けです。
いつもどおり料理名は本来のものではありません。
なんと。オープニングがいつものルペ泡ではありません。
サテンと呼ばれるガス圧の低いスパークリングワインで、確かに泡が溶け込んでいるかのような感じです。
サテンとはイタリア語で「絹」という意味らしい。。。ってあれか。サテン生地って確かにいいますね。
ドンペリも同じくらいのガス圧らしいです。
ハーブとビネガー。そしてライム。隊長のソフトドリンクです。
ロンドンで流行っている健康ドリンクだそうです。
■ブリアンゼッタ包み
北イタリアのスモークハム。てっぺんに乗っているのはカリカリの生ハムです。
中に何が入っているかは秘密ということで、食べてみるとクリームチーズと謎の何か。
答えを聞くとアンチョビのクッキーだそうです。分かるわけない。
ハムが常温で既に溶けそうで突き抜けて美味しい。チーズのコクとアンチョビクッキーの食感が楽しい一皿でした。
ルベロゼで。
■トビウオのカルパッチョ夏野菜のガスパチョ
ほどよい酸味と瑞々しい夏野菜で構成された夏らしい爽やかな前菜です。
季節感満載。
隠れキャラで鳥貝を炭火でさっと炙ったものが入っています。
トビウオのカルパッチョは初めて食べましたが、ソーメンカボチャというのも初めて食べたかも。
柑橘の風も吹き、本当に爽やかな前菜です。
ソーヴィニヨンブランで。
■鮪と山芋鰯のオイル生雲丹と卵黄のソース
どんな時にでも使える若者言葉で申しますと、ソースがヤバイです。
雲丹と卵黄がタッグを組むとこうなりますか。
鮪の脂のりの最高、ケッパーのフリットのアクセントも見事。
鰯のオイルのサポートとも絶妙で。
泥谷(シェフ)ワールド全開です。
サルディーナ島のカンノナウという品種の赤ワイン。
これは美味しい。買ってみよう候補になりました。
■鮎のアーリオ・オーリオ
泥谷シェフのお父様が釣った岐阜県産鮎を息子であるシェフがアーリオ・オーリオに。
鮎のアーリオ・オーリオは2回目です。
添えてあるのはベッカフィートという料理で、本来は鰯で作るもので、しかも包むというか巻く感じの料理だそうです。
ベッカフィートは小鳥という意味です。
秋刀魚のパスタに通じるものがある、肝の苦味がたまらないアーリオ・オーリオ。
ルベロでしか決して食べられない究極のアーリオ・オーリオの1つです。
6月下旬の訪問で、鮎が届いたばかりでコンディション最高だからか、前回以上に格別のアーリオ・オーリオに仕上がっていました。
シェフのパワーアップも要因の1つでしょう。
ホクホクの鮎の美味しさと肝の苦味とシェフの腕と。
唯一無二のここだけでしか食べられないアーリオ・オーリオは最後の晩餐候補級です。
サルディーニャ島の白ワインで。
■瀬戸内有機レモンのタリアテッレ
Instagramにアップされていた瀬戸内有機レモンを使ったパスタ。
レモンチェッロが効きまくり、レモンが大群で押し寄せてきます。レモンが襲いかかってくるパスタ料理。非常に攻めた一品です。
レモン炸裂のタリアテッレなど、なかなかお目にかかれません。美味しい。あと書いていても思い出して唾液が止まらなくなる。
シチリアのシャルドネで。
レモンの酸味を打ち消す不思議な効果がありました。
■岩牡蠣のせアラビアータ
ヒリヒリと不思議な辛さを放つアラビアータ。
トマトソースの味わいの深さは言うに及ばず、結構な辛さですが旨味の強さも半端なく辛さと旨さが呼応する、得も言われぬアラビアータです。
大蒜もイタリア産。ヤミツキになる。
アラビアータはビールと共に。
■イタリア産子牛白バターソース
添えてある野菜は空芯菜。
バース掛布岡田のバックスクリーン三連発ならぬ、鮎のアーリオ・オーリオ/瀬戸内有機レモンのタリアテッレ/アラビアータのルベロパスタ三連発からのメインなので、小ぶりでしかもさっぱりとした肉料理で幸せな締めとなりました。
白バターソースがなんとも言えず美味しい。
フルーティーな赤で。
■ヨーグルトとピーチパインのジェラート
ドルチェも初夏らしくさっぱりと。ほとんど加糖せず仕上げてあるそうです。
ジェラートにはイタリアのカクテルも使っているそうです。
〆のグラッパはドイツ品種で。
最高に楽しい3時間でした。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円
ルベロの過去記事を頂いた代表的なパスタ料理のタイトルと共に。
・2016年9月23日 大粒アサリのスパゲッティーニボンゴレ・ベラーチ
・2017年2月3日 シェフ特製究極のスパゲティ・アラビアータ
・2017年9月30日 函館産新秋刀魚と松茸のアーリオ・オーリオ自家製のキッタラで
・2017年11月9日 蟹と雲丹のパスタ
・2018年1月10日 白子のパスタ
・2018年3月7日 ジェノベーゼパスタ
・2018年4月17日 とり貝と雲丹のアーリオオーリオ
・2018年5月24日 伝助穴子のアーリオオーリオ
・2018年7月18日 雲丹の冷製ジェノベーゼ
・2018年9月4日 カルボナーラ/秋刀魚のパスタ
・2018年10月9日 ペペロンチーノ
・2018年11月23日 松茸のアーリオオーリオ
・2019年2月13日 からすみパスタ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年4月9日 雲丹のアーリオオーリオ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年5月14日 伊勢海老の雲丹のフレッシュトマトソースパスタ
目黒東口エリアに佇む一軒家レストラン。
場所と雰囲気的に敷居は高いかもしれませんが、敷居の先に極上が待っています。
久方ぶりに1階の席となりました。
久方ぶりにメニューを見ますが、見るだけで特に使うことはありません。
シェフオススメのコースを頂きます。
(ルベロは自分で選ぶよりもシェフおすすめのコースが一番よいと思います)
キリリと冷えたルベ泡で乾杯です。
このスパークリングワインを飲むとスイッチが入ります。
以下、メニューにあったものは正確なメニュー名ですが、短いメニュー名は全く正確ではなく単に素材を並べているものになります。
■新ジャガのスープ
炭火でさっと炙ったほっき貝。アンチョビを使ったクッキー。カプチーノ添え。
のっけから来てます。完全に来てます。ミスターマリックのあのBGMが流れます。
フレッシュな北寄貝は炭火の香りがたまりません。北寄貝が結構たくさん入っています。
新じゃがの甘さと優しさが突出しています。アンチョビクッキーとピスタチオの食感もまた楽しからずや。
■極上生雲丹とアオリイカのグリリア大麦のインサラータとピゼリーニのソース
アオリイカはわたを塗って炙ったそうです。この一手間で美味しさ倍増。
パン粉はなんとオレンジ風味。
Xはイカ墨で、空間を埋める目的で描かれたそうです。
雲丹は函館産。すごい量が入っている。そしてこの雲丹は普通のお寿司屋さんなどではなかなかお目にかかれないほど美味しいのです。
ルベロで食べる雲丹は本当に美味しい。散らしてあるオレンジは雲丹パウダーです。
イカと雲丹はシャルドネで。苦味が美味しい大人のシャルドネ。
■初鰹の瞬間スモーク新ゴボウのインサラータペウェラーダソース
燻製器に入った鰹が目の前でお皿にセットされます。
燻された香りをまとった最高の鰹。鰹の食べ方はルベロで瞬間燻製にしてもらうのが一番である。
肉厚で贅沢な季節の恵み。落花生のオイルとクレソンのソースも盛り上げてくれます。
新牛蒡は昆布を使って旨味倍増計画が施されています。
ルベロ定番のロゼで。
■飛騨牛
イタリア産玉葱、黒酢とバルサミコ酢。コリアンダーの香り。
飛騨牛の旨さは言うに及ばず。素材の素晴らしさとシェフの焼きのマリアージュ。
炭火も香り、脂は極上に甘いです。これぞ和牛です。
玉葱の甘みと炭火の苦味、肉の美味しさとソースの妙の四重奏のできあがりです。
フィレンツェの赤ワインで。
キリッとしつつもしっかりとした重みのある赤ワインでした。
■伊勢海老の雲丹のフレッシュトマトソースパスタ
大変なパスタがやってきました。盆と正月が同時に来たかのような豪華な一品。
トマトソースは少しピリ辛で、シェフ得意のアラビアータに方向性が似ています。ヒリヒリする辛さです。
ソースにもものすごく伊勢海老の美味しさが移っておりこの上ありません。
さらには雲丹まで入っており、これは明日地球が終わるという日に食べるパスタではないか。
伊勢海老も大きいことといったらありません。
濃厚な味に終始圧倒されつつ、減っていくのが悲しくて悲しくて。
オレンジワインがベストマッチでした。
■鶉(うずら)のリゾット(「の」なのか?)
おろしたての鶉(うずら)です。どんな焼き鳥屋さんですら白旗のうずら。焼き加減が最高ですごく美味しい。19時くらいに届いたばかりそうです。
捌きたて特有の弾力がすごい。
アスパラはイタリア産バッサーノアスパラ。瑞々しいにもほどがありじゅわっと旨味が溢れます。
リゾットはチーズ加減が素晴らしく、リゾット単体で突き抜けて美味しい。
カベルネソーヴィニヨンと共に。
ここでストーヴの鍋とともに、、、
シェフが取り分けてくれるという・・・この演出のために1階席となったようです。
なんとも恐縮であります。。。
■青森県産連子鯛のアクアパッツァ
完成したのはアクアパッツァ。すごいアクアパッツァ。アクアパッツァ極み。
連子鯛は青森、アサリは千葉。アサリが大きすぎる。
スープが、、、若者言葉でいうと、やばいです。このスープはやばい。マンモスやばいアクアパッツァです。ぶっ飛んでいます。
海が。海が凝縮されて、凝縮されすぎたすごい味。仕上げに回しかけたエキストラヴァージンオリーブオイルが全体をまとめてくれます。
こんな贅沢なアクアパッツァは初めて食べますし、今後食べることもないと思う。
プーリアの白ワイン。蜂蜜みたいな味がします。
マスカットのデザートワインを〆の1つ前に頂き、
カタナーラを食べます。デザートもシェフの手作りです。
カタナーラはフランスではクリームブリュレとなります。
最後はグラッパで〆ました。
それとお菓子。
5月のルベロ。本当にすごかった。
終始圧倒され、最高に楽しかった3時間のディナーが終わりました。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円
ルベロの過去記事を頂いた代表的なパスタ料理のタイトルと共に。
・2016年9月23日 大粒アサリのスパゲッティーニボンゴレ・ベラーチ
・2017年2月3日 シェフ特製究極のスパゲティ・アラビアータ
・2017年9月30日 函館産新秋刀魚と松茸のアーリオ・オーリオ自家製のキッタラで
・2017年11月9日 蟹と雲丹のパスタ
・2018年1月10日 白子のパスタ
・2018年3月7日 ジェノベーゼパスタ
・2018年4月17日 とり貝と雲丹のアーリオオーリオ
・2018年5月24日 伝助穴子のアーリオオーリオ
・2018年7月18日 雲丹の冷製ジェノベーゼ
・2018年9月4日 カルボナーラ/秋刀魚のパスタ
・2018年10月9日 ペペロンチーノ
・2018年11月23日 松茸のアーリオオーリオ
・2019年2月13日 からすみパスタ/シェフ特製カチョエペペ
・2019年4月9日 雲丹のアーリオオーリオ/シェフ特製カチョエペペ
混まない時を狙って、、、と週中の火曜日に予約してみても満席。
曜日を考慮してもだんだん意味がなくなってきました。
オープニングはルベ泡でスタート。
普段あまりスパークリングワインを飲まないのですが、ルベ泡の味は覚えました。
本日は春らしいコースで全8皿と予告がありました。コーススタート。
いつものように料理名は正式なものではありません。
■ブリアンゼッタブラータチーズ添え
ブリアンゼッタはネットで調べると「2種類の燻製したベーコンを縫い合わせて巻き上げたもの」だそう。
右下の白い野菜はホワイトアスパラのソテーです。旬です。
スモーキーさがすごい。このスモーキーさは仕入れた時からこの状態だ曹です。
ホワイトアスパラの瑞々しさが異常です。旬とはこういうことか。
ブラータチーズのフレッシュなこと。三位一体のアミューズでした。
オープニング祝砲の一皿でした。
■桜えびのフリット/フルーツトマト/冷製パスタ
酸味が爽やかな冷製パスタです。2皿目からパスタが登場するのは初めてかもしれない。
酸味が溢れつつ甘みが包みます。桜えびのフリットの味もすごく濃い。
彩り担当は花穂紫蘇。
パスタは「ピチ」という種類で、Wikipediaによると「手で丸くこねた太麺パスタで、スパゲッティをさらに太くしたような形をしている」だとのこと。
トスカーナのシエーナ発祥と言われているそうです。
冷静ですがパスタがモチモチとしていて殊更美味しい。
ルベロ定番のロゼとすごく合います。
■熟成した鯛
4日間熟成させたそうです。
添えてある筍は北九州合馬の筍で、生ハムの出汁で炊いたのだそうです。なんということを。
散らしてあるのはアンチョビのクッキーです。ソースはバーニャカウダ。
江戸前の鮨のような仕事がなされている鯛は普通にお刺身で食べる何倍も美味しいです。
鯛の下に筍がいるのですが、恐ろしい風味を放っています。
白子も鯛なのですが、鱈の白子とはやっぱり全然味が違います。
柚子の香りもありさっぱりとした春の前菜でした。
合わせたワインはピノグリージョ。
この白ワインは美味しい。売っていたら買いたい(ネットでは見つけられませんでした)。
■シャラン鴨のポルペッタ
ポルペッタは肉団子という意味です。シャラン鴨の肉団子。
中には五香粉が入っています。つなぎは山芋だそうです。なのでフワフワ仕上げ。
炭火で焼き上げてあります。
ソースも鴨出汁を使っているそうです。
シャラン鴨をハンバーグにしてしまうなんて。味わいは超極上のつくねを思わせます。
シャラン鴨のプリプリの強い弾力がよいです。
完全に主攻をはることが出来る料理が3品目で来てしまいました。
他のチームならエースで4番ですが、ルベロでは3品目に出てきてしまう。
フィレンツェの赤。いい香りで果実味があり重め。
■雲丹のアーリオオーリオ
雲丹と白ミル貝がおります。ルベロで食べる雲丹より美味しい雲丹にはなかなか出会えません。
ちょっとピリッとした刺激もあります。
パスタは北海道産の、乾麺だけど生パスタのような食感のルベロ定番のパスタ。
アーリオオーリオというシンプルなパスタゆえ、より味に違いが出そう。
なんと美味しいアーリオオーリオであろうか。
真骨頂のアーリオオーリオ。何度でも食べたい。反芻できるなら、したかった。
北イタリアのシャルドネ。スロベニア国境付近の白ワインです。
■カチョエペペ
本日3つ目のパスタ、カチョエペペ。
カチョエペペは前回も頂きましたが、春バージョンということで更に爽やかであっさりした印象です。
何をどうされたのかはわかりませんが。。。
パスタ自体が本当に軽やかで美味しく、そしてあの胡椒が猛威をふるいます。ネパールの山椒のような胡椒。
重くどっしりとしたピエモンテの赤ワインと共に。
■サルティンボッカ
サルティンボッカとはWikipediaによると「仔牛肉・鶏肉・豚肉などに、生ハムとセージを乗せたり並べた料理」だそうです。
確かに生ハムが乗っています。
salto(サルト)が「飛ぶ」、bocca(ボッカ)が「口」という意味で、口に飛び込んでくる料理ということでしょう。
レモンチェッロソースにはレモンの果肉入り。
下には豚肉が。今回のメインは豚でした。
「美味しい・・・」とつい声が出てしまいました。
春です。爽やかです。豚の脂とレモンがマリアージュした一品。
得も言われぬ味のソースで、驚くことは伝えられるのですが味を伝えるのは私の技量では無理でした。
豚肉自体の美味しさも突出していました。
レモンにはレモンを。合わせてもらったのはレモンチェッロです。
ジュースのようですがアルコール度数は結構あります。
■カンノーリ
イタリアでは単数形のカンノーロと呼ばれることもあるようです。小さな筒という意味でシチリア発祥のデザートです。
今まで頂いたデザートで、それはルベロという意味ではなくこれまで食べたデザートで一番好きもしれない。
カンノーリとは初めて聞きましたが、こんなに美味しいデザートが今までどこで隠れていたのか。
カンノーリ専門店、流行るんじゃないか。。。
最後はやはりグラッパで〆ました。
毎度変わらぬエンターテイメント、ルベロ劇場は最高です。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円
年末の骨折の影響で2月になってしまった2019年ルベロ初詣。
最近は何曜日に訪れても満席。火水が一番空くかなと思って予約をしてもほぼ意味がありません。
閉店終了間際の店内。お店の雰囲気はこういった感じです。
一軒家レストランらしい、とても落ち着いた雰囲気です。
誕生日や記念日を過ごすお客さんをよく見かけます。
味も雰囲気もサービスも、記念日を過ごすのにとてもオススメです。
本日もメニューノールックで、完全おまかせ仕立てでお願いしました。
ルベロ御用達のスパークリングワイン。通称ルベ泡。
始まりはいつも、、、ルベ泡です。
今年初めてのルベロに興奮しすぎて、いきなり写真を撮り忘れました。はっと気付いて撮ったのがこちら。。。
シーザーサラダなのだそうですが、サラダのはずが野菜が小さくなって生ハムが大きくなってしまったそうです。
生ハムがまず美味しい。旨味が強くとろけるような舌触り。クルトンは固くない優しい仕上がりで手作りならでは。
チーズもまた極上です。シーザーサラダだとすると「シーザーサラダ極み」というタイトルになるでしょう。
■細魚(さより)とアスパラのインボルティーニ
インボルティーニとはイタリア語で包むという意味だそうです。
細魚は石川県産。細魚の上にはキャビアが。
旨味が強く脂の乗りもほどよいです。酸味もすごくちょうどいい塩梅。アスパラは瑞々しいし。
とても爽やかな前菜です。ソースはトンナードというツナのソースで玉子がミックスされているそうです。
爽やかな前菜には爽やかな白を。ソーヴィニヨンブランです。
■リボルノ風カチュッコ極み
カチュッコとはとトスカーナ州の海岸の港町、リボルノの名物料理で「漁師風」という意味がだそうです。
脳天直撃系の美味しさです。
ほうぼう、蛤、赤海老、帆立の魚介オールスター軍団。さすがは漁師風。
ほうぼう。肉厚でふっくら柔らかくい。ソースもまた尋常にあらず。
赤海老は大変味が濃いです。
蛤は大きすぎて一口で食べると口の中が蛤だらけになります。
ビッグライトの開発に成功したか。
魚介のソースが美味しくて、お皿レロレロ注意報が出てしまいそうでした。
ギリギリ、パンで行うことが出来ました。
カチュッコには深い味わいのシャルドネで。
■からすみパスタ
事前にルベロ公式Instagramにアップされていたからすみのパスタ。
烏賊は炭火で炙られています。炭火の香りがどわーっと広がるからすみパスタです。ホクホクの大蒜も入っています。
カラスミはシェフお手製で、ねっとりした濃厚な味わいです。全然しょっぱくないですし。旨味炸裂のカラスミは単体で至極の逸品。
パスタは北海道産の最近よくルベロで使用される生パスタのような乾麺。
お替りはお断りされてしまいました。
からすみパスタには、オレンジワインと知った。確かに猛烈に合います。
■シェフ特製カチョエペペ
カチョはチーズ、胡椒はペペ。ということで当然チーズと胡椒のパスタとなります。
パスタはシェフ特製のタリアテッレです。
胡椒が非常に特徴があり、ネパール産でオレンジの皮の風味と山椒のようなピリピリもあります。
フルーツと山椒の表情を持つ魔法のような胡椒。
想像の先にあるカチョエペペ。タリアテッレも太めですが軽やかで、胡椒の爽やかさと相性抜群です。
想像範囲外過ぎてコメントが難しいカチョエペペでした。
カチョエペペに興奮しすぎてワインの写真を撮り忘れるという。
■名古屋コーチンの炭火焼き
メインはちょっと久々の鶏。名古屋コーチンです。
炭火でシンプルに焼いたものに、新玉ねぎのピューレとローズマリーなど。ソースは酸を感じます。
名古屋コーチンを扱うお店は数多くあり、名古屋コーチンって本当に美味しいのか?と思うこともありますが、最高峰の名古屋コーチンはすごいなと唸る一品でした。
味が濃く、味がぎゅっと詰まっています。
ソースの甘さと酸味がまた絶妙で、名古屋コーチンを盛り上げてくれます。
鶏ですがトスカーナのバルバラ。赤ワイン。
ブドウはカベルネソーヴィニヨンが主体。
ヘーゼルナッツとリコッタチーズを使ったデザート。
デザートもシェフオリジナルで最高に美味しいですが、デザートが出てくると「もうおしまいか。。。」と寂しい気持ちになりつつも、じゃあ更にまだ食べられるのか?と聞かれると絶対に無理という詰んだ状況です。
食後にポートワインを頂いて、2019年最初のルベロツアーが終わりました。
2019年はどんな料理と出会えるか。
いつもディズニーランドに行くようなワクワク感があります。わたしはディズニーランドではワクワクしないのですが。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円くらい
今年8回目、通算12回目のルベロ訪問は友人夫婦と4人で行きました。
そして初回以来の祝日訪問です。
お休みの日とあって、大変な賑わいようでした。お店の方々はフルスロットルの忙しさでした。
いつも平日の遅い時間に訪問しているので最後は誰もいないという状況が多いのですが、お休みの日は本当に混んで賑わっています。
賑わっているといっても、基本的に落ち着いた雰囲気で、席と席の間隔も一定以上あるので食事の独立性的には何ら問題ありません。
ルベロのハウススパークリングワインで乾杯。
ルベロに来た合図になるスパークリングワインの味。
本日もメニューノールック、料理もワインも全自動で頂きました。
■白子の竹炭フリット
オープニングはトリッキーな一品。函館の鱈の白子を竹炭でフリットにしたものです。
ソースはオンリーマッシュルームというこちらも変わり種。
白子は温かくねっとりとした味がなんとも言えません。
変化球からのスタートです。
■ズッパインブロード
ズッパはスープ、ブロードは出汁。北イタリアの料理です。
ボタン海老には巻いてあるか否かわからない感じでパンチェッタが巻いてあります。さらには海老芋がニョッキ風にアレンジされています。
出汁の味わいが深く、また香ばしい風味。
オープニングワインはソアヴェ村のワイン。陰干しされた葡萄を使っており香りがとても良いのが特徴です。
■鰆の炙り
パン粉はトマト風味の香草。イクラのように見えるのはフレンチキャビアで鱒(マス)の魚卵です。
鰆は鳥取産で脂のノリが最高。
ルベロの前菜魚介はいつもそうですが筆舌に尽くしがたい突き抜けた味です。筆舌に尽くしがたい。
野菜のドレッシングも最高です。
合わせて頂いたワインはロゼかと思ったら白ワインだそうです。
■飛騨牛のトリッパ
以前1度だけ頂いたことがある飛騨牛のトリッパ。
初めてルベロを訪問した時には別なトリッパをいただきましたが、ルベロのトリッパは本当にすごいです。
旨味が凝縮した中で最高のペコリーノチーズがたっぷりとかけてあり、味玉まで完璧な逸品です。
メニューにあったら是非オーダーしたい料理です。
赤ワインと一緒に。
■松茸のアーリオオーリオ
酢橘が効いた松茸のアーリオオーリオ。パスタは北海道産最高級乾麺です。
乾麺でありながら生パスタのようなモチモチとした食感が特徴です。
松茸は焼いて食べるのではなく、ルベロでパスタにしてもらうのが一番よいと思う。
白ワインを合わせて頂いたのですが、友人と一緒ということもあり写真撮り忘れました。
メインの肉料理に合わせて、こんな赤ワインを。
渋谷さんが注いでくれます。
このワインに限らずすべて渋谷さんが準備してくださるのですが。
■牛と猪
メインは牛と猪。牛は飛騨牛、そして猪は、、、ウリ坊くらいの猪だそうです。。。ウリ坊。。。
飛騨牛はそもそも大変美味しいのですが、猪の繊細な味に驚きます。
肉ですが優しい味で、牛と合わせて食べると旨味の強い牛と繊細な猪の変化が楽しめます。
■幻の洋梨
デザートは「ドワイアンヌデュコミス」という大変珍しい品種の洋梨です。
わたしと同郷の宮城の果樹園から取り寄せているそうです。蔵王にある老舗の果樹園らしい。
洋梨は舌触りのよい果物ですが、いっそう舌触りがよく甘さと酸味のバランスがすごい。
果物の王様と言う人もいるようです。
食後はデザートワインを1杯。
12月はクリスマスや忘年会があるためルベロはとにかく混んでしまうということで、1月に予約を入れました。
(しかしアクシデントにより1月の訪問は叶わぬものとなりますが・・・)
2018年もいろいろなお店を訪問しましたが、一番よかったレストランはルベロでした。
2019年もどんな料理に出会えるか楽しみであります。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円
ルベロの過去記事はこちら。
・2016年9月23日
・2017年2月3日
・2017年9月30日
・2017年11月9日
・2018年1月10日
・2018年3月7日
・2018年4月17日
・2018年5月24日
・2018年7月18日
・2018年9月4日
・2018年10月9日
ロンドン旅行から帰って初めてのルベロ。
旅行前の想定では、食で苦戦して帰ってくるのでルベロで傷を癒そうと思っていたのですが、辻仁成様のお陰もあり大変美味しいロンドンライフを満喫できたため、そういった意味での訪問とはなりませんでした。
目黒の一軒家レストラン、リストランティーノ・ルベロ。
お店は1階と2階からなります。
2階の奥。人数によっては個室っぽく使うことがあるエリアです。
この日もメニューは料理もドリンクもノールック。ルベロのメニューは久しく見ていないです。
オススメをお任せで提供頂くのが最もオススメです。
築地移転直後だったので、魚介大丈夫かな、、、と余計な心配をしていたのですが杞憂にもほどがありました。
仕入れを産直に切り替えておられました。わたしごときが心配している場合ではありませんでした。
ルベロのハウススパークリングワインとも言うべき泡。
甘さ控えめでスッキリとした味わい。これを飲むとルベロに来たなと脳が活性化します。
いつもの通り、料理名は適当です。ご容赦ください。
■秋刀魚の握り風
驚いた。1皿目は握りでした。
秋刀魚の握りで、シャリは茄子。上のシュワシュワは生姜です。
香ばしい苦味
焼き茄子は香ばしい苦味があります。ロンドン帰りということで和をイメージしてくださったそうです。
酢ではなくもちろんビネガー。
秋刀魚の脂乗り最高で、見た目も味も完全にお寿司です。
一般的なお寿司屋さんで食べる秋刀魚の握りとは比べ物にならないほど美味しい。
あと2貫、いや3貫食べたかった。
合わせて頂いたのはトスカーナのセクシャルソーヴィニヨンブラン。
すごく冷えていて、少し苦味があって秋刀魚とよくあいます。
■紅ズワイガニ マスカルポーネ 黒イチジクのサンド
秋の、、、芸術作品のようであります。これもオーラは和。
てっぺんには鬼灯(ほうずき)が乗っています。無花果と葡萄を煮詰めたソース。そして柿が散らしてあります。
蟹がどわーっと攻めてくるのですが、ソースが優しく包み込んでくれます。
食感はクルトンが担当。無花果も旨味を広げてくれます。
いろいろな甘さが波状攻撃をしてきます。これも和食のような料理でした。
「ロンドン帰り」というとあれですが、単に1週間くらい旅行行っていただけなのに、こんなおもてなしをして頂いてヒデキカンゲキであります。
フルーティなマスカットで作られた白ワイン。目黒だけどマスカットだそうです。
こちらは冷えすぎていません。なのでマスカットの味を存分に感じることができます。
無花果の甘さを感じてもらうために、冷えすぎていないワインを選んで頂いたということです。
■レーズンパン
ルベロでレーズンパンは初めてです。パンもシェフの手作りです。胡桃も履いています。
小麦の香りが素晴らしく、レーズンも美味しい。
酸味もちょうどよく食べ過ぎ注意のパンであります。
■飛騨牛のタルタル
揚げ大蒜とケイパーと貝割れ大根。ビューレはなんとお米だそうです。
なんだこの料理は。。。
尋常ならざる旨さ。酸味も本当にちょうどいい。
オフコース的に言うと「言葉にならない」であります。
牛肉の食べ方としてはステーキよりも、この食べ方が一番美味しいのではないかと思います。ルベロではよく体験することですが。
大蒜チップ1つとっても大蒜の味の濃さが意味がわかりません。
技術の粋が詰まっている感のある料理でした。無くなるのが惜しいというか、それを通り越して悲しくなる一皿でした。
無くなるのが惜しいというか悲しすぎる
飛騨牛には今日初の赤を。ベリーの味がすごい。香り高い赤ワイン。
■伊勢海老のポワレ フルーツのソース ハーブを効かせて
またとんでもない料理が出てきてしまいました。明日地球終わるんだっけ?という気持ちになりました。
マネージャーの渋谷さんもパスタ以外の伊勢海老は初めて見たそうで、しかもパスタですら1回しか過去ないそうです。
伊勢海老は解禁早々とのことです。
伊勢海老自体最高だが、これにグレープフルーツのソースが合わさりこの上ない進化を遂げています。料理として突き抜けていま
ロンドン帰りスペシャルということで。。。
伊勢海老の身自体が本当い美味しいし、ソースとハーブが相まって反芻して食べたくなるほどでした。
シンプル仕上げながらも、随所に凄みを感じます。
これを食べる理由としてロンドンに行ってもよいくらいである。
伊勢海老には樽を効かせたシャルドネ100%の白を合わせて頂きました。
■ペペロンチーノ
以前「シェフの作る一般的なタイトルのパスタを食べてみたい」という要望を覚えていてくださり、今回はペペロンチーノが登場しました。同様のリクエストの中、前はカルボナーラを作って頂きました。
お皿がこれ以上ないほど熱々状態で登場です。
パスタは国産の乾麺で、かなり突出したパスタだそうです。
食べてみればわかるのですが、生パスタにしか思えません。
シェフの塩加減にモチモチの乾麺、それにねっとりした大蒜。普通のペペロンチーノとは一線を画すどころではない進化版したペペロンチーノがここにありました。
大蒜をスライスではなく角状にして、ホクホクネットリした感じを出しているのが楽しかった。
カルボナーラもすごかったが、ペペロンチーノの戦闘力も半端ありませんでした。
ペペロンチーノには白ワインを。
■牛テールとパルミジャーノレッジャーノのリゾット
散らしてあるチーズは赤牛のチーズだそうです。チーズ自体が尋常に非ず。赤牛のチーズはあまりないそうです。
牛テールの旨味もすごく、深い深い味わいです。本当に美味しい。やっぱり明日地球は終わるのかもしれないと思い直した。
どれだけ満腹でもこれは食べられます。満腹中枢からの司令を凌駕する、すごいリゾット。
濃厚ですが、どこか優しい究極のリゾットでした。
ベローナの赤ワイン。ロミオとジュリエットの舞台だそうです。
このワインがあまりに美味しくて、ネットで6本注文してしまいました。
■シャラン鴨
シェフが2年待ってやっと入荷できたというシャラン鴨。なんとまあ。。。
身はもちろんですが皮の旨さがすごい。身は身で文字通り噛めば噛むほど味が滲み出てきます。当然ルベロなのでソースも最高で。
特に皮目の味に驚きました。間違いなくこれまでの人生で食べた鴨で一番美味しいと言えます。こんなに美味しい鴨があるとは。
感動的な鴨料理、味がギュッと詰まっているのがすごい。
これまで鴨肉に対して特別な思いがありませんでしたが、鴨の概念が変わりました。
鴨には旨味が強い白ワインを合わせて頂いたのですが、鴨に感動しすぎて写真を撮り忘れるという。。。
■ティラミス
キリマンジャロ産のコーヒー豆を使ったティラミス。信じてもらえないかも知れませんが、こんなに美味しいティラミス食べたことありません。
さっきの鴨もそう言ってしまったが。
しっとりフワフワの絶妙な生地は甘さも苦味も絶妙です。
料理は言うに及ばず、パンも焼けてスイーツも作れる。歌って踊れるどころの話ではありませんな。
デザートワインで〆ました。
やはりルベロは村上春樹風に言うと、控えめに言って最高です。
2018年で一番美味しかったレストランです。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円くらい
目黒にある一軒家イタリアンレストランルベロ。
記念すべき10回目の訪問です。
翌週からロンドン旅行を控えており、ロンドンはご飯はあまり期待できないかな、、、と思っていたので、渡英前に美味しいものをと思って訪問しました。
泥谷(ひじや)シェフとホールの渋谷さんの共演。
本日も料理もワインもメニューもノールックで。
試合開始のホイッスル担当はイタリアのスパークリングワイン。
ルベロではお馴染みの泡です。
スパークリングワインの味はどの銘柄がどうとか全然わかりませんが、このスパークリングワインの味は覚えました。
甘くなくスッキリしていて余計な雑味がない美味しいスパークリングワインです。
■紅ずわい蟹と無花果、マスカルポーネ、コンテ、ピスタチオ
料理名はわかりません。とにかくいろんな味がします。甘くてコクがあって。
この小さな料理にチーズも2種。マスカルポーネとコンテ。
クルトンの食感も楽しい。
熟れ熟れではない無花果は甘くて少しツンとしています。
ルベロはパンも自家製で、そして美味しい。
パン専門店ができてもおかしくないくらいパンが美味しい。
■秋鯖/鰹
ルベロの前菜の魚介は特にすごく、うなります。
まずは秋鯖。シメサバ単体でも突出して美味しいですが、まろやかで何だこれはと思うようなビネガーソースと、リンゴのピュレが合う合う。
ビネガーソースは4種類のビネガーを調合しているそうです。
次に鰹。フェンネル風味の香草パン粉には凍らせたバター入っていると。もはや意味が分かりません。
シチリア料理ではパン粉を使った料理が多いそうです。
鰹も鯖も交互に食べて「どちらが好きか」を毎回考えて、毎回今食べている方と思ってしまう。
スモーキーなシチリアのロゼを合わせてもらいました。
■鶏胸肉、クルミとアマレット、マッシュルームのピュレ
鶏肉にはチーズが入っています。そして胸肉をどうやればこんなに柔らかくジューシーに焼けるのか。魔法か?魔法なのか?
クルミとアマレットの甘いソースが本当に美味しい。
リパッソという製法で作られた赤ワイン。
葡萄のカスを再度入れる製法だそうで。アルコール度数が上がるそうです。
ラルコという生産者で、生産地はベローナ。香りが強く味も強いが高貴な雰囲気のあるワインでした。
■秋刀魚のパスタ
今日はパスタが2品だったのですが、1つは秋刀魚でした。
ルベロでは旬の魚介がたくさん登場します。
パスタには生姜を練りこんであるそうです。キッタラというルベロではお馴染みのパスタ。
炭火の秋刀魚の美味しさと風味がすごいし、同様に炭火で焼かれた茄子もすごい。
魚の出汁も使っているそうで旨味が凝縮されています。こんな飛び抜けた秋刀魚のパスタは初めてです。
腹ワタと茄子のとろみが絡み合って大変なことになっています。
生姜のピリリとした刺激も感じます。
味も香りも最高で、本当になくなるのが悲しい秋刀魚のパスタでした。
秋刀魚のパスタはオレンジワインで。紅茶みたいな味がする不思議なワインです。
■カルボナーラ
泥谷さんの作るカルボナーラを1度食べてみたいと、ぼそっと言ったことがあり実現してしまいました。
カリカリに焼いたパンチェッタと最高峰のパルミジャーノチーズが降り注がれています。
チーズが濃厚。パスタもまたすごい。
これは誰しもが好物になってしまう魅惑のカルボナーラであります。
味のバランスとチーズの病み付き感がすごい。言葉をなくして黙々と食べてしまう人を魅了するカルボナーラ。
ルベロとしては異例の非常にパンチのある味。ある意味新鮮です。
この味のカルボナーラ専門店を出したら行列が絶えないと思いますが、作る人がつまらなくて定着しなさそう。
かといってバイトでも作れるようにすると、今度はそういう味になってしまいそう。
カルボナーラにはシャルドネを。
■甘鯛鱗焼き
下に敷いてあるソースは、、、
モンサンミッシェルの最高級ムール貝を出汁だけに使ったという法律スレスレの手法を。
ブイヤベースのようでもあり、しかしもっと濃厚です。ソースがすごい。1滴たりとも逃さぬよう食べます。
甘鯛のふわっとした仕上がりと皮のパリパリのコントラストが素敵でした。
ワインはかつてアクアパッツァを頂いた時のものの年代違いの赤を。
■ディアボロ風豚
なんだこの赤い豚肉は。一見して豚肉とは思えぬ赤さ。
群馬のせせらぎポークだそうです。
とにかく柔らかくそして味が濃いのが特徴です。そして当たり前ですが食べると豚だと分かります。最高峰の豚の味がします。
柔らかさの質が牛に似ているのが特徴です。泥谷シェフがいまはまっている豚とのこと。
香りもよく最高の豚肉でした。
イタリアンやフレンチのお店はメインで気持ちが萎むことが少なくありませんが、ルベロは最後まで最高潮な気持ちが続きます。
そしてワインはメルローでした。
デザートは桃のソルベ。桃以上に桃だと思わせるすごいソルベ。
白桃を使っているそうです。
本当かどうかわかりませんが消化によいというお酒を1杯飲み、、、
最高峰のグラッパを飲む。今日だけでまたどれだけ飲んだことか。
アマーロというイタリア独自のリキュールも飲む。
何から何まで美味しかったですが、秋刀魚のパスタが特にすごかったのと、ルベロのカルボナーラを食べることができて幸せでした。
レストランですがエンターテインメントを体験しに来ている感覚に近いです。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円くらい
ルベロの過去記事はこちら。
・2016年9月23日
・2017年2月3日
・2017年9月30日
・2017年11月9日
・2018年1月10日
・2018年3月7日
・2018年4月17日
・2018年5月24日
・2018年7月18日
目黒の一軒家レストラン「ルベロ」。
詳細は語り尽くしましたので、頂いた料理を中心に紹介します。
接待、記念日、プロポーズ、普通のデート、ありとあらゆると言うと大袈裟ですが、いろいろな局面でオススメです。
オープンニングはルベロ御用達のスパークリングワイン。
スッキリとして飲みやすく、これを飲むと「いよいよ始まるな」という機運が高まります。
なお、料理のタイトルは正式名称ではありませんのでご留意ください。
■トウモロコシのジェラート
群馬県産の糖度20以上トウモロコシを使ったジェラートです。
初訪問時に恐らく同じトウモロコシを使った冷製スープを頂いております。今度はジェラート!
プチプチとした食感とトウモロコシとは思えぬ甘さ。
それに最高のオリーブオイルがたっぷりとかけてあります。デザートみたいな甘さが広がるジェラートです。すごく濃厚ですし。
オリーブオイルが少しヒリヒリして気持ち良い。
下に敷いてある野菜はルックオンリーですので食べぬようご注意ください。
しっかり食べそうになりました。
合わせて頂いたのは「目黒だけどマスカット」というマスカットで作ったワイン。
(当然名称は冗談であります)
マスカットそのものの味がする白ワインで、目を閉じればマスカットを食べている気分になれます。
■冷静ジェノベーゼ
ホワイトバルサミコで酸を効かせているジェノベーゼ。周りに散らしてあるのは乾燥した雲丹です。
強い酸味とウニの濃厚さが合わさり完成します。
ウニ自体が美味しすぎる上に、ほどよい酸味が食欲を増進させるオープニングの役割を完璧に果たしているジェノベーゼです。
一口に「ジェノベーゼ」といっても、いろいろな表情のジェノベーゼを頂けるので毎度楽しいやら美味しいやら。
ジェノベーゼにはシチリアのロゼ。
酸味のある美味しいロゼです。爽やかな味で今日のような暑い日にぴったりです。
■あかむつ
大葉、胡瓜、、カラスミ、海ぶどう、いとうり、、、といろいろたくさんの具材を使った一品です。ルベロに毎日通えば1日30品目など余裕です。
ソースは胡瓜を使っているそうです。
あかむつ=「のどぐろ」は燻製をカルパッチョ仕立てに。
脂がすごいのですが、全体としては爽やかな優しい味という。夏らしい一品です。胡瓜のソースも秀逸です。
あかむつにはソーヴィニヨンブランで料理同様爽やかに。
■スペシャルトリッパペコリーノチーズがけ
脳天直撃の旨さを放つシェフのスペシャルトリッパ。オフコース級に言葉にならない状態になります。食べるしかありません。
旨味が溢れていてどうにかなりそうです。そして少しだけピリ辛なのが病み付きになります。
ゆで玉子すらなぜか突き抜けて美味しいと感じてしまうのは、何か魔法でもかけられたか。
トリッパが苦手という方に食べてみていただきたい。
トリッパには今日初の赤ワインを。
■鮎のパスタ
シェフのお父様が毎年釣って送ってくださるという岐阜県産の鮎。
真空にして一気に凍らせるそうです。
鮎は炭火でふっくらと焼き上げられ、炭火の香ばしさと苦味が最高にアクセントになっています。
こんなにも美味しい鮎のパスタは他にあるのか。
クレソンには柑橘を忍ばせてあり、これまた鮎とよく合うのであります。
ワタの苦味と炭火の苦味と柑橘の酸味と唐辛子の辛味。
初夏の風物詩は鮎のパスタとしよう。来年も食べに来よう。
鮎のパスタにはオレンジ色のワインを。香りは甘いが味はそこまで甘くないという不思議なワイン。
■ローマ風サルティンボッカ
仔牛の肉を生ハムで巻いた料理で、ローマの料理だそうです。
毎度「今回がナンバーワン」だと思ってしまいますが、やはり今回が過去最高のメインではなかろうか。
語彙力がなさ過ぎて味を伝えるのが無理なので、是非1度お店に来てみて欲しいですが、サルティンボッカがあるかどうかはわからない上に、普通に考えるとサルティンボッカに出会える可能性は低いです。。。
とにかく旨味が凝縮されているすごい肉料理です。
なお、確か57度で40分焼くというお話でしたが、「サルティンボッカ」はイタリア語で「口に飛び込む」という意味で、簡単にすぐ調理できることが名前の由縁らしいのですが、ルベロにあっては名前の由来は関係なくなってしまっているかもしれません。
サルティンボッカには干し葡萄系のワインを。いつまでも香りが追いかけてくるすごいワインでした。
食後のワインでマルサラワインを。
ブランデーを混ぜてあり、甘みと深みのあるワインで酔いを加速させつつ、
ベルモットでとどめを刺します。今日もたくさん頂きました。
■パンナコッタとグレープフルーツのソルベ
ルベロ夏の風物詩だそうです。ソルベはグレープフルーツそのものを食べている感じ。
爽やかでさっぱりしていて夏らしいデザートでした。
初めて夏の訪問になりましたが、全てにおいてTUBE以上に夏を感じる最高の料理たちでした。
次は秋に・・・食欲の秋に訪問したいです。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円
ルベロの過去記事はこちら。
・2016年9月23日
・2017年2月3日
・2017年9月30日
・2017年11月9日
・2018年1月10日
・2018年3月7日
・2018年4月17日
・2018年5月24日
ハードリピートが続いている目黒のリベロ。
ご飯を食べに行くというよりも、エンターテイメントを楽しみに行く感覚の方が使いかもしれません。
お邪魔にならないように空いている可能性が高そうな週中に予約するのですが、その考慮は毎回意味がほとんどありません。
満席の度合いは行くたびに上がっているように思えます。
敦煌@曙橋のようになってしまったらどうしよう。
メニューを見ることなく自動的にエンターテイメントスタート。
最初はルベロお馴染みの泡で開幕します。
以下、料理名は正式名称ではありません。
■車エビのフリット
フレッシュな車海老をフリットにしてしまった一品。
前にブラータチーズをグラタンにしてしまったこともあるような。
ソースには海老味噌とポルチーニ茸。ソースが劇的な美味しさです。
中にはバジルが入っています。
海老単体で美味しいところにシェフが魔法をかけたようなフリットでした。
ルベロでは1皿1ワインが基本で、フリットに合わせて頂いたのはオーストラリアの白ワイン。
■雲丹と茄子とじゅん菜生ハムの出汁でとったジュレがけ
茄子は宮崎。雲丹は函館。じゅん菜の色があまりにもよかったため作ったそうです。
雲丹がまずこの上なく美味しい。なんだこの雲丹は。
ジュレもまたすごい。
茄子と全部合わせて食べると口の中で料理が完成します。
生姜もあしらってあり和食のようです。
出汁は生ハムと鶏からとったそうです。
生ハムで出汁を取るなど考えたこともありませんし、今度真似してみようとも思いません。
■鰹(かつお)→料理名付けられず
パン粉のように見えるのはパン粉ではなく新玉葱だそうで。。。なんてこったい。
ソースは山葵。ゆえにツーンときます。
上には芽ネギ。
鰹は脂が乗ってねっとりとした美味しさ。
今日の料理はいつも以上に魔法感があります。
鰹にはロゼ。ソムリエの方が今年一番好きなロゼかもしれないと仰っていました。日本では殆ど売っていないそうです。
鰹のためにあるようなロゼで、一緒に合わせると相乗効果でどちらも美味しくなりました。
■冷製ジェノベーゼ
このジェノベーゼの特徴は、、、柑橘の酸が効いているところです。
炭火の鮑にすら柑橘を効かせてあります。
パスタは、パスタの種類の中で最も細いものだそうです。
ソースには鮑の肝が使われています。
バジルの色が綺麗。。。家でこんな色にはならないのだが、湯がくのが裏技で、他にもいろいろ裏技を使うとこんな色になるらしい。
アワビはコリコリ仕上げではなく柔らかくほどよい弾力がある仕上がり。隠し包丁が丁寧すぎます。
昆布出汁吸わせているので鮑も噛めば噛むほど味が出てきます。
香りは弱めですが口の中で味が膨張する白ワインで。
■伝助穴子のアーリオオーリオ
はなほじそ
うまい
花穂紫蘇添え。パスタの茹で加減が恐ろしいほど絶妙なのはいつもの通りですが、胡瓜の食感演出が一番驚きました。
伝助穴子とは聞いたことはあるものの食べたのは恐らく初めてです。
脂の乗りと味の濃さが半端なく、こんなすごい穴子があったとは。
花穂紫蘇のピリッとしたアクセントも秀逸です。
今度は違うロゼで。
■鶏肉の炭火焼き
こんな単純な料理名ではないと思います。
ロメインレタスのソテーとタスマニアマスタード、新ジャガのピューレ添え。
8回目の訪問にしてメインが鶏だったのは初めてです。
まず絶妙な火入れに驚きます。56度で28分焼くらしい。
鶏肉自体がすごくよいものを使っているとは思うのですが、火入れによって最高潮に美味しい鶏肉になっています。
専門店顔負けというか、ほとんどの専門店が敗れるほどの美味しい炭火焼きです。
ロメインレタスのシャキシャキとタスマニアのツブツブも相まって、メインにして「食べても減らないで欲しい」と思わせる至極の鶏の炭火焼でありました。
鶏ですがラストワインは赤で〆ました。
ここからは食後酒モードで、飲んだのはベルモット。最高のベルモットだそうです。
確かにこれまで飲んだベルモットでダントツで美味しい。
更にはグラッパで酔いを加速させます。
(ルベロで飲むと不思議と酔わないです)
スペシャルデザートまで食べて、8回目のルベロエンターテイメントの終了です。
美味しかったし、楽しかった。
また来ることができるように仕事を頑張ろうと思いました。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円
ルベロの過去記事はこちら。
・2016年9月23日
・2017年2月3日
・2017年9月30日
・2017年11月9日
・2018年1月10日
・2018年3月7日
・2018年4月17日
RistorantinoLubero@目黒
イタリアン
行く→予約する→行く・・・の無限ループに入りつつある目黒にあるイタリアンのお店ルベロ。
行くたびに、どんどん混んでいる印象があるため、いつしか敦煌@曙橋のように気付けば年1しか来れなる日が来てしまうのではと心配になったりもします。
(敦煌は昨年行ったら10ヶ月待ちでした)
なるべく空いていそうな火水あたりを狙って予約しているのですが、ほぼ意味がありません。
連休明けや台風の時などを狙うのがいいのかもしれません。
本日のメニューはノールックで、料理もワインも全てお任せでお願いしました。
乾杯ドリンクはルベロの泡。
味がいい感じになってきたので、ということでした。瓶で置いていても味は変わるのだそうです。
樽から出したら味はさほど変わらないのだと思っていました。
オープニングは帆立のパンナコッタでした。
雲丹ののパウダーが添えてあります。
帆立と雲丹の味が押し寄せる味の濃縮された一品です。
見た目もとても綺麗。
帆立のパンナコッタにはリースリングのワインです。
ゴムのような匂いと酸が特徴の白ワインで、キューピー人形のような香り?匂いがするワインということで。
続いて一昔前の演歌歌手ばりに白いモクモクと一緒の登場したのは・・・
鹿児島産の初鰹です。燻製にした初鰹。
分厚いカツオにツナのソース。小田和正さんではありませんが言葉になりません。
肉厚で鰹単体ですごく美味しい上に、燻製マジック。さらにツナのソースが秀逸です。
この鰹を食べた人は、鰹が大好物になります。
ルベロで魚を食べると、かなりの確率でそうなります。
鰹に合わせて頂いたワインはシラーという葡萄を使ったロゼです。
甘めで少しねっとりした味わいが特徴です。
続いて飛騨牛のカルパッチョ。イタリア最高級ホワイトアスパラ。バッサーノ産と仰っていたか。
スーパー甲乙つけ難いですが、今回最も驚いたのはこのカルパッチョでした。
なんでこんなに美味しいの?と思わずにはおれず、減っていくのが残念で残念で。
飛騨牛は甘く旨みたっぷりで、アスパラガスの瑞々しさもアスパラではないかのよう。
そしてカルパッチョですが温かいのです。
牛肉の食べ方として、この食べ方は最高ではないかと思いました。ステーキよりもずっといいなと。
カルパッチョに合わせて頂いたのはカンノナウ品種のワイン。サルディニア島の赤ワインです。
香りが深く派手な印象のワインでした。
食事というよりもエンターテイメントの極みとも言うべきワインと料理でした。
でもまだここからさらに・・・。
パスタなのですが、トリ貝、胡瓜、花穂紫蘇のアーリオオーリオです。
そう、アーリオオーリオなのですが・・・
一緒にとんでもない量の雲丹が添えられているのです。
デパ地下などでは見ることすらできないレベルの立派な最高の生雲丹が。
それをアーリオオーリオのてっぺんに乗っけて食べるという・・・なんと贅沢なアーリオオーリオでしょう。
ルベロでは雲丹が非常によく登場します。
アーリオオーリオですが、口の中が海になります。
雲丹がなくても既に完璧なアーリオオーリオとして完成されているのに、雲丹で天変地異を起こします。
キュウリの食感、雲丹の濃厚さ、トリ貝の風味、シソの仕事。
キングダムの媧燐将軍の言葉を借りれば「やることすべてに意味がある」であります。
ワインはヴェルメンティーノという品種の白ワイン。かなり変わった味です。
すっきりしていますが甘さもあり、あとから酸が広がります。
こういうワインはどこに行けば売っているのか。
筍と生ハムのリゾット。「次はリゾットです」と伺った時に想像していたものとは全く違ったルックスの料理が登場。
筍のフリットとパルミジャーノレッジャーノと極薄の生ハム。筍は小倉のものだそうです。
筍は瑞々しさを、生ハムは塩気を、チーズはコクを。
マリアージュしておりました。
リゾット部分が既に美味しいのに、他の食材でさらに戦闘力が上がっています。
リゾットにはトリュフの産地のビオワインを。
とても香りがよく飲んだ後に味に広がりがあります。
メインはイベリコ豚のヒレの炭火焼き。
白いんげんのピューレ。赤キャベツとチコリー。
脂が、、、なんと脂が美味しいことか。豚の脂は牛の脂より美味しいと改めて思いました。
甘くて、しつこさが全然ありません。
塩がきゅっと効いており味が引き締まっていて本当に美味しい。
ルベロで豚のメインは初めてかもしれません。
火入れが魔術師レベルですし、イベリコ豚のヒレ、本当美味しかった。
イベリコ豚には干しぶどうのワイン。お店によってはグラスワインでも数千円してしまう場合もある模様です。
甘くふくよかな味でデザートいらず。初めて出会う味のワインでした。
静岡伊豆の柑橘を使ったセミフレッド。
セミフレッドはあまり美味しいという印象を持っていなかったデザートなのですが、初めて「セミフレッド美味しい・・・」と思いました。
セミフレッドを誤解しておりました。
恒例のグラッパタイムでは、レモンチェロのクリームタイプという珍しいものを頂きました。
甘く、苦い。とても甘いがとても酔います。
ブブカのように試合をする度に世界記録を更新する。
わたしの中でルベロはそんなお店であります。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円
RistorantinoLubero@目黒
イタリアン
初訪問から6回目、今年2回目の訪問。目黒のイタリアンの名店ルベロです。
水曜日ならば空いているかなと思って前回訪問時に予約したのですが、完全満席のブン混み状態でした。
いつか何かに載ってしまった日には、手に負えないお店になってしまいそう。
最初の頃は見ていたメニューも、今は一切何も見ないで、ただ席に座ってお店のお任せを提供して頂くスタイルです。
(勝手にわたしがそういうスタイルにしているだけで、もちろん自分で好きなものをオーダーすることも可能です)
乾杯はビールとワイン以上に高価な葡萄ジュース。
以下、頂いたものを紹介しますがメニュー名は正式なものではございませn
■生ハムとグリッシーニ
ルベロの生ハムはなぜこんなにも美味しいのか。なかなかここまで美味しい生ハムを頂けることはありません。
脂が上品なことこの上ありません。
グリッシーニは胡椒効いていて、これもまた美味しい。
■桜えびとフルーツトマトのパスタ
写真だけでは伝わりにくいかもしれませんが、2皿目でいきなりすごいのが来ました。
まず桜海老がデカすぎます。そして香ばしい。
フルーツトマトの甘味と酸味の共演。
「ピチ」という太くてモチモチしたパスタは食べたことのない食感です。
合わせて頂いたワインはロゼ。ルベロでは1料理1ワインが基本です(個人的な話です)。
赤の深みと白の軽やかさを兼ね備えていて美味しいし、何より料理との相性抜群でした。
■キンメの炙り
ちょっと添えてあるバーニャカウダソースにはホタルイカが使われています。このちょっとの量がすごくちょうどいいです。
カラスミはなんとシェフお手製の自家製で3ヶ月ものだそうです。
キンメは脂が乗り放題。酸味のバランスがよい美味しい一皿でした。
合わせて頂いたワインはアルプスで作ったシャルドネだそうです。余韻の長さが特徴です。
料理と一緒に頂いたほうがポテンシャルが増すワインでした。
■ホワイトアスパラのグラタン
シャキシャキのホワイトアスパラをグラタン仕立てにしたものなのですが、なんとチーズはブラータを使ってしまったということで。
ブラータというと普通生で食べそうなものですが、焼いてしまうとは。。。家庭ではやってはいけないことの1つかもしれませんが、普通家庭にブラータはないと思われます。
これはグラタンなのかと思うほど美味しい。牛テール肉も入っているのですが、食べているとグラタンには到底思えなくなってきます。
塩分控えめで胡椒が効いていて、お替りしたい一皿でした。
グラタンといえばトスカーナだということで、トスカーナの赤ワインを。
樽の味がして、中重めの赤ワインでした。これも大好き。
■ジェノベーゼパスタ
本日2皿目のパスタ。ルベルでは初ジェノベーゼ。しかし想像していた一般的なジェノベーゼとは全く違っていました。
緑の色がぜんぜん違います。そしてチーズはほとんど使っていないそうです。
コク出しは雲丹が担当。ルベロではよく雲丹が登場します。
「こする」という意味のパスタと伺いましたが、名前は忘れてしまいました。
圧巻のパスタでした。
合わせていただいたのはオーストラリア産のスッキリとした白ワイン。
■蝦夷鹿のカツレツ
メインは鹿でした。
牛より旨味が強く、そして柔らかいのですが弾力もあるという。
何がどう違うのかわかりませんが、衣まで美味しく何ともすごいカツレツであるか。
マスタードはタスマニア産だそうで、一般には出回っていないそうです。実際、プチプチ感が普通のマスタードと全然違いました。
鹿に合わせて頂いた赤ワイン。
〆はいつものグラッパ祭り。一気に心も燃やします。まだ水曜日ですが。
背の低い方がマスカットのグラッパ。香りの良さと抜ける風がすごいのであります。これまでのグラッパで一番美味しかった。
もう1つのグラッパはスペイン産。ネトっとした濃い味です。
いつまでも飲んでいたいが明日は仕事です。
おしまいにデザートを。
全部甘さ控えめなところが好きです。
ティラミスは突き抜けた美味しさで、ガトーショコラは言うまでもあらず。滑らかな極上のショコラです。
マスカルポーネにフルーツと、デザートまで隙のない構成にヒデキカンゲキ。
毎回思いますが毎回前回を超えるのは、若い方はわからないと思いますがブブカ作戦なのでしょうか。。。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円くらい
ルベロの過去記事はこちら。
・2016年9月23日
・2017年2月3日
・2017年9月30日
・2017年11月9日
・2018年1月10日
RistorantinoLubero@目黒
イタリアン
2018年最初のルベロ訪問。今回で5回目となります。
いつ行っても驚きと、ヒデキカンゲキにさせてくれる数少ないお店です。
ワインも食事のメニューも一切見ることなく、ただテーブルに着きます。
そしてお店のオススメの料理とオススメのワインを楽しむのみです。
なるべく空いていそうな火曜日や水曜日に予約しても、だいたいいつも満席で。
人気が出すぎて予約が何ヶ月待ちとかになったら悲しいような嬉しいような。
頂いたものを紹介します。料理の名前は実際はもっと複雑ですが、メニューを見ていないので正式名称とはだいぶ違うはずです。
■パンチェッタとほうれん草のタルト
オープニングはタルトでした。パルミジャーノ・レッジャーノチーズがふんだんにかけてあります。
濃厚な味同士が喧嘩しておらず、タルトとして1つにまとまっています。オープニングから美味しい。
ルベロでは1皿1グラスが基本です。1杯目は泡ですっきりと。
■ウニとホタテのパンナコッタ&瞬間燻製した鰤
まず、、、どちらから紹介しましょう。。。では鰤(ブリ)から。
鰤は瞬間燻製されており、最初はこのような器にガラスの蓋をして登場します。
蓋をぱかっと開けると燻製のよい香りが広がります。
隠岐の島の鰤だそうで、脂の乗りと旨味が尋常ではありません。どんなマグロよりもずっと美味しいと思う。
ルベロで調理された鰤が出回ってしまったら、地球から鰤がいなくなってしまいそう。
燻製も瞬間とは思えぬほど風味がついています。
帆立のパンナコッタに雲丹が乗っているという、この世で最も贅沢な部類に入りそうなパンナコッタです。
グリーンはブロッコリーのソース。
帆立と雲丹双方の主張がまかり通っている至極の前菜です。
鰤には鰤に合う白ワインで、マスカットから作られた白ワインを。
標高1000メートルで作られたマスカットは日本のマスカットとは違って酸味があるのだそうで。
帆立と雲丹に合わせたワインは、白ワインだけど皮を漬け込んで作った変わり種。
とても濃厚な味わいの不思議な白ワインでした。
■飛騨牛のしゃぶしゃぶ
最高級黒トリュフでお化粧した飛騨牛のしゃぶしゃぶ。これが衝撃的に美味しかった。
ソースは2種類で卵黄と白いんげんを使ったもの。卵黄は濃厚、白いんげんは甘みがあって深い味わいです。
ソースも肉も驚くばかり。牛肉はこうして食べるのが最も美味しいかもしれないと思いました。
肉の食べ方の決定版の可能性があります。
ワインは赤で。。。
■白子のパスタ
「キタッラ」というパスタで、シェフの手作りです。イタリア語でギターという意味だそうな。
白子は鱈と仰っていた気がします。築地で今朝シェフが仕入れてきたとか。
とても濃厚なパスタで、七味がぴりりとよい仕事をします。
下仁田ネギの甘さと白子のネットリとした味わいがクセになる一品。
同じく濃厚な白ワインを合わせていただきました。
■ポルチーニ茸のリゾット
初めて行った時と、2回目に行った時に食べたポルチーニのリゾット。前の2回は黒トリュフまみれでしたが、今回はトリュフなしで頂きました。
トリュフがなくても凝縮した旨味が凄まじい威力を発揮しており、どうかしていると思うほど美味しいです。
初訪問の場合は外したくない逸品であります。
ワインは赤ワインの女王と呼ばれているというものを。
軽やかで広がりある味で、女王と言われればそうだなと思いますし、大王と言われればその通りと思ってしまいそう。
■牛肉のカツレツと炭火焼き
牛肉はイタリアのものだそうで。イタリアの牛肉はもしかすると生まれて初めて食べるかもしれません(日本では)。
量は少なめですが、既に旨味の応酬を繰り広げていますので、量はこのくらいがちょうどいいです。
炭火もいいが、カツレツにすると脂がとろりと優しくなるようでした。
イタリアの牛肉もすごいではありませんか。
ソースのバターはエシレバターだそうです。
牛に合わせていただいたのは、干しぶどうとワインを合わせて熟成させたという赤ワイン。
チョコレート、ベリーの風味があり、酸味もありとても珍しい赤ワインでした。
デザートを食べる余力がありませんでしたので、1人グラッパ祭りで〆ます。
王様が飲むかのような立派な入れ物に入ったグラッパ。
今日もルベロはすごかった。
こんなに毎回軽く期待値を楽々超えてくるところをみると、もしかするとブブカやイシンバエワの手法を取り入れている可能性すらあるなと改めて思いました。
(毎回世界記録出せるように手加減しながら調整してしまうやつです)
===
【オーダー】
上記の通り 1人12,000円くらい
RistorantinoLubero@目黒
イタリアン
目黒にあります一軒家レストラン。イタリアンのルベロを訪問しました。
4回目の訪問です。
多くのお店は2回目の訪問の際に「あれ?前回のほうが美味しくない?」と思うことが多いですが、こちらのお店は違いました。
棒高跳びのブブカのように、女子選手でいえばイシンバエワのように、毎回世界記録を更新してきます。
お二人は世界新記録を出すといろいろもらえるので、わざと次に余力を残していた説を聞いたことがありますが、ルベロはそんなことはないです(伺ったわけではないので予想ではありますが)。
1回目1階、2、3回目2階と続いて、今回は1回目と同じ1階の奥の席に通して頂きました。
メニューは一応眺めますが、ルベロでは自分では選ばずオススメ料理を頂くのが吉ですので、料理もワインも自分で選ばないほうがよい出会いに恵まれると思います。
オープニングはビールと、下手なワインより高いという噂の葡萄ジュースです。
自分で選んでいないぶん、今日はどんな料理が登場するのかなあというアトラクション級のワクワクを味わうことができます。
ビールと一緒に頂きましたのは本日のアミューズ。
■アフェタートミスト~イタリア産ハムの盛り合わせ~
パルマ産生ハム「クラッタ」とスモークハム「ブリアンゼッタ」にブラディーナチーズを添えて(2,400円)
ルベロで頂く生ハムの旨さは尋常に非ず。他のどのお店でもこんなハムを食べたことがありません。
表現が見当たらないので1度食べてみてください。。。
赤身は言うに及ばず、脂の部分の美味しさが普通ではありません。
ハムにはブラータチーズが添えてありまして、鬼に金棒はイタリアでは「生ハムにブラータ」とでもいうのか。
ブラータは「バター」とか「バターつきの」みたいな意味があるようですが、バターよりもまろやかでしつこくなく、この上ありません。
■高知県沖ノ島よりこだわりの天然ブリを瞬間スモークで
たっぷりのカラスミと彩り大根添え(2,200円)
登場から様子が普通ではないブリ。器に閉じ込められて、蓋を外すと燻製の香りが広がります。
昔の大御所の演歌歌手のような登場の仕方であります。
大根とたくさんのカラスミが乗ったお皿に鎮座し完成。
スモークの香りがどうしてここまでするのか。未来から新種のチップを持ってきたかのよう。
一本釣りだというブリがまたすごいどころの話ではなく、脂ののり、食感ともに極上マグロより美味しいと思いました。
これを食べたら誰しもが鰤(ブリ)好きになるのではなかろうか。
色とりどりの大根スライスと、野菜には柑橘ソースが。
トータルで白ワインと大変よく合います。
アルコール高めのワインと仰っていたような。
アルコール度数も味も色も濃い素晴らしい白ワインでした。
■アクアパッツァ(正式な題名ではありません)
アクアパッツァと伺ってはいたものの、登場の仕方がなんだかおかしい。自分が知っているアクアパッツァとだいぶ違います。
なお、タイトルが短いのは黒板に書いてなかったので正式名称がわからないからです。
耐熱ビニールを開けるとアクアパッツァが顔を出しました。
海以上に海。ここには海が詰まっていました。
エキスが凝縮され、ここまで濃密な海の旨味が詰まった料理は食べたことがありません。
魚はこの上なくふっくら、そして野菜にはアクアパッツァには相応しく無さそうな里芋が添えられているのですが、場違いな感じは1ミリもありません。
ストローが欲しくなる逸品です。
アクアパッツァに合わせたのは、まさかの赤ワイン。
色が薄くて味が濃いという不思議な赤ワインです。
まさかアクアパッツァに赤というのは驚きましたが、合うのだからどうしようもない。
■蟹と雲丹のパスタ(正式な題名ではありません)
なんと。パスタが蟹を乗せている。あるいは蟹がパスタに登っているではありませんか。
一応前から覗いてみますと。。。なかなかの光景です。
蟹を見たことがない人がこの料理を見たら卒倒すると思う。
しかしはて、蟹と雲丹と仰っていたような。。。と思ったら、甲羅を開けたら雲丹の海が広がっていました。
なんなのだ。この贅沢なパスタは。
雲丹も雲丹だが蟹も蟹。蟹も蟹だが雲丹も雲丹。口の中で一進一退の攻防が繰り広げられます。
それにしても雲丹の濃厚さこれは何なのか。
料理の前に雲丹の素材が普段家で食べている雲丹とあまりにも違いすぎます(家で食べているのが安すぎるだけかもしれない)。
そして普通に蟹を食べるよりも、普通に雲丹を食べるよりも、両方を一緒に食べるほうが10倍くらい美味しくなります。
合わることでここまで美味しくなる素材は他に何があるのか。
ほんのり効いているピリ辛も何とも言えません。
これは明日地球が終わるという日に食べる料理である。
蟹に敬意をはらって。。。
パスタに合わせて頂いたワイン。カベルネ入っているので色が濃い赤ワインです。
蟹と雲丹に負けないどっしりしたボディです。
■稲葉二朗鹿のいろいろ(正式な題名ではありません)
鹿は人生で2回くらいしか食べたことがありませんが、2回ともあまり美味しいと思わなかったのですが、本日鹿のお肉が美味しいということを初めて知りました。
いろいろな部位を頂いたのですが、他の肉と違って説明して頂かないとどの部位なのかさっぱりわかりません。
総じてきめ細かく、脂が少なく、しかしジューシーなお肉でありました。
総じて丸っと雑な説明ですみません。料理は繊細なのに。
鹿肉にも赤ワインを合わせて頂きました。
ルベロでは1皿1グラスワインは必須です。
〆は5リットルのボトルブラッパ。マスカットのグラッパと仰っていましたか。
注ぎ口が下から5センチのところにあり、これは最後残りが5センチ以下になったらどうやって飲むのだろうとお店の方が仰っていました。
デザートはオレンジの皮をオリーブオイルに漬け込んだものを使ったデザート。
最後の最後まで終始圧倒されます。
ルベロ訪問はディスニーランドに行くようなワクワク感があり、毎回楽しいものになります。
(個人的には圧倒的にディズニーランドより大好き)
記念日や接待、ちょっと頑張ったデートなどに大変オススメのお店であります。
===
【オーダー】
上記の通り 1人12,000円くらい
RistorantinoLubero@目黒
イタリアン
目黒から山手線の内側の方に5分くらいの場所にひっそりと佇むイタリアンレストラン。
ルベロというお店です。
初訪問から1年、3回目の訪問です。
文字通り一軒家レストランです。
18時オープンなのに張り切りすぎて17時半に着いてしまったので、こんなに明るい写真が撮れました。
(18時きっかりまで待って入店しました)
店内は1階と2階があります。どちらも大差なくとても落ち着ける雰囲気ですので、階による良し悪しはないかと思います。
この日は2階席の手前エリアに通して頂きました。
いつも通りのテーブルセッティング。
ディズニーランドの5倍から10倍ワクワクします(これは人によると思いますが)。
この日の前菜メニュー。
メニューはすべて手書きで、グランドメニューのようなものは、、、たぶんありません。
パスタやメインメニュー。
個人的にはメニューなど見ずに、お店の方にお任せするほうが美味しいものを頂ける気がします。
よほど好き嫌いがない限りはお任せにするほうが断然オススメです。
というわけで、オススメでお料理とワインをお出しいただきました。
ワインもよほど詳しくない限りは、自分で選ばないほうがいいと思います。
一応毎回、乾杯はビールにしています。プレモルだった気がします。
下に頂いたものを簡単に紹介しますが、とにかく料理が美味しくワインも素晴らしく、元も子もない言い方をすると、その全部を伝える語彙力と舌を持ち合わせていないので1度訪問頂くのが何よりもよいかと思います。。。
■トウモロコシのスープ
群馬の雪の妖精と言われているというトウモロコシだそうです。
糖度は20以上もありメロンよりも甘いと。そして実際半端ない甘さでした。
塩と生クリームのみで料理されているそうです。
自家製クルトンも美味しすぎてオープニングからワールドに引き込まれます。
スープに合わせて頂いた白ワイン。
大量に作ることをやめた白ワインだそうです。
基本的にルベロでは1料理1ワインと決めております。
美味しい料理に対して、最高に合うワインを出して頂けるので、料理ごとにワインをお色直しすると楽しさ倍増です。
■北海道産秋鮭のコンフィ自家製イクラ添え黒イチジクのタップナードソース(2,400円)
添えてあるのはクスクスのサラダ。
そしてメインの鮭は生で食べられるものを使っているそうです。
皮は炭火でよい感じに焼き上げられつつ、身は生なのか火が通っているのか、、、とギリギリの加減にコントロールされています。
ソースは3種類あるのですが、どの組み合わせで食べても「この組み合わせが1番」と思わせる至極の一品でした。
合わせた赤ワイン。
酸化防腐剤を使っていない赤ワイン。
軽やかだが染み渡ります。そして何より香りがすこぶるよいです。
■埼玉県産炭焼きウズラのインボルティーニ日本一美味い黒酢のアグロドルチェで(2,400円)
マッシュルームのソースがなんとも美味しいことか。マッシュルームの味が濃い。
そしてジャガイモすら超絶美味しくなっている。マリネ液に漬けて2度焼きされたのだそうです。
手が込み過ぎています。添え物のジャガイモですらこれですから「いわんや主役をや」でありましょう。
白ワインのシャルドネを合わせていただきました。
■函館産新秋刀魚と松茸のアーリオ・オーリオ自家製のキッタラで(3,000円)
秋刀魚やら松茸やらの秋オールスターたちの香りがまずすごい。
秋刀魚はほっくりしており、カボスが全体をまとめてくれております。
キッタラとはギターのイタリア語から来ているパスタだそうです。
秋刀魚のパスタなど初めて食べましたが、想像を遥かに超える美味しさでした。
ワインはギリシャの赤ワイン。嗅いだことのない香りのする赤ワインでした。
すごく高い化粧品みたいな香りでした。
■秋の味覚ポルチーニ茸のタリアテッレ(2,600円)
食べると口の中をポルチーニ茸が支配します。
そしてポルチーニ茸のフレッシュなことといったらありません。贅沢過ぎるパスタだった。
メインは猪(イノシシ)でした。それに合うワインはこちらということで。
重い赤ワインでカベルネを配合してあるそうです。
■猪
メニューにはありませんので値段はわかりません。
部位的には首、モモ、バラ、肺だそうです。猪自体めったに食べませんが、部位がことさら珍しい。
どのお肉も弾力がすごい。そしてクセが全くないことに驚きます。
昔食べた猪はクセがすごかった。あれで猪が嫌いになってしまったのですが、今日好きになった。
牛とも豚とも違うが、非常に肉肉しい味わいに虜になりました。
ルベロは料理も超一流ですが、デザートもまた尋常に非ず。こちらメニューです。
デザートにはグランドメニューがあります。
■ミルクジェラートオリーヴオイルのアッフォガート(700円)
大好きな、ミルクアイスのオリーブオイルがけ。これ本当に美味しい。考えた人天才。
ハーゲンダッツと高いオリーブオイル(ラウデミオとか)があれば、家でもできます。
■カッサータ(700円)
そしてデザートが美味しいのは言うまでも無いのですが・・・ご覧ください、このお皿。
もう1つのデザートも。
個人的な10周年である旨を事前にちょっとお話しておりましたら、こんなことをしてくださいました。
当然ですが手書きです。チョコレートの手書き。確認しましたがシールではありませんでした。食べられました。
たいそうお手間をおかけしてしまいました。
最後にいつも通り1人グラッパ祭りをして締めました。
2回目、3回目の訪問となる場合、多くのケースで「あれ、前のほうが美味しかったな」と思うものですが(新鮮さの欠如の問題と思われます)、ルベロは訪問する都度期待を超えてくるのがすごいというか、何にしても見習いたいと思うというか。
2018年も、また行きたいというか絶対行くに違いないお店であります。
イタリアンのお店では一番オススメのお店です。記念日などにぜひ。
===
【オーダー】
上記の通り 1人12,000円くらい
ルベロの過去記事はこちらになります。
・2016年9月23日
・2017年2月3日
RistorantinoLubero@目黒
イタリアン
ワインが好きな仕事関連の方との食事会で、目黒の一軒家レストラン「ルベロ」を訪れました。
私の知っているお店で、ワインが好きな方に喜んで頂けそうなお店No1がルベルであります。
前回の初訪問時は1階の席でしたが、今回は2階でした。
1階も2階も、広々としていて席の独立性が高く、どんなシチュエーションでも安心して使えるお店であります。
メニューは一番下に掲載しました。
前回は9月の訪問でしたが、今回は1月末ということで、メニューは全く違っていました。
今回頂いたものを紹介します。
■ビール(750円)/自家製パン
乾杯はビールで。
自家製パンがあまりにも美味しすぎるため、ついつい食べすぎてパンでお腹いっぱいにならないように注意する必要があります。
■はじめに
ナツメヤシにベーコンを巻いて、中にはアーモンドが入っています。
見た目の派手さはないですが、「お、なんだこれは」という楽しさがあります。
味覚の準備体操ができます。
■オレンジ色のワイン
1つ前にも白ワインを頂いたのですが、次に渋谷さん(お店の方であります)が持ってきてくださったのはオレンジ色のワインでした。
こんな色のワイン、初めてみました。
赤でもなく、白でもない。味も、赤でもなく白でもない。しかしすごく美味しい。
ワインはからきしであるため表現のしようがありませんので、是非足を運んで飲んでみてください。。。
■牡丹海老とマスカルポーネチーズのタルタル水晶文旦とディルの爽やかなソース(2,600円)
全員が「これは美味しい。。。」と唸った一品。
まず、海老が旨すぎるのと、タルタルと文旦を使った爽やかソースが最高でした。ただでさえ美味しい海老の戦闘力を高めるだけ高めてあります。ほぼ反則というレベルの美味しさでした。
頭から尻尾まで、美味しかった。
■ポルチーニ茸と冬トリュフのリゾット(2,600円)
前回も頂いて、大変な美味しさであったため皆さんにも食べていただきたくてもう再びオーダーしました。
チーズの器の上で料理が完成するあれであります。
トリュフをたっぷりと、、、って、私のが特に多かったかもしれませんが、これで出来上がりです。
これが美味しくないわけもなく、実際あり得ないほど美味しいです。
味わい深すぎるリゾットに、この方向性だとこれ以上はないのではと思ってしまいます。
合わせた赤ワインも、前回登場した器具と共に登場。
渋谷さんがこうして注いでくれます。
異次元の雰囲気になるので、こういうのがまた楽しいところの1つです。
■飛騨牛ウチモモの炭火焼き冬トリュフが薫る赤ワインのソースで(4,800円)
全部美味しそうなのですが、メインは一番豪華そうなこちらにしてみました。
火入れっぷりが完璧ゆえ、さらには素材だって申し分ないわけで、肉の柔らかさ加減が半端ないのは言うまでもなく、ソースの香りがまた絶妙によいです。
いちいち全部美味しいので、運ばれてくる前のワクワク感が止まりません。
そこに追い打ちをかけるのが渋谷さんのワインセレクトでありまして、ピノ・ノワールの白ワインですって。。。そんなものがあるのですね。
こちらの赤ワインも飲みました。今回は5人で6本飲んだかな。。。
■シェフ特製究極のスパゲティ・アラビアータ!!(2,000円)
〆役として、再度パスタに戻ってきました。泥谷シェフ特製の「究極の」アラビアータです。
自ら「究極」と宣言し、期待値を上げに上げまくったところで、それでもなお驚く、たしかに究極のアラビアータでした。
まず、辛い。かなり辛いです。が、旨味コーティングによって黙々と食べ続けられます。
いわゆる「旨辛」とは全然違っており、「上品爽やか旨辛」という感じでしょうか。
また外せないお皿が増えてしまったよ。
デザートメニューです。デザートも非常に充実しています。
泥谷シェフオススメのものを持ってきて頂きました。
■ミルクジェラートオリーブオイルのアフォガート(700円)
人生2度目のアイスクリームにオリーブオイルをかけたデザート。
全く甘党ではありませんが、このデザートはかなり好きです。この美味しさは究極家でも試すことができますので、レディボーデンくらいのアイスに、ラウデミオとかのオリーブオイルをかければ、、、再現できるのだろうか。
しかし6000円くらいするラウデミオを買ってくるくらいなら、ルベロに食べに行けばいいではないか。
最後はこの会恒例のグラッパ祭りです。3杯くらい飲んで酔いを深めます。
ワインの個性派を披露頂きましたが、グラッパも尖ったものばかりでした。
ワイン好きの方も大変満足されていたようで、もともと思っていた以上に楽しく美味しい会となりました。
この記事を読んで私は餡子隊長に怒られることでしょう。ずるいと詰(なじ)られることでしょう。
ルベロ、相変わらず大変オススメのお店であります。
===
【オーダー】
上記の通り 1人13,000円くらい
■前菜
■パスタ、メイン
■本日のスペシャリテ
RistorantinoLubero@目黒
イタリアン
毎年開催されます、餡子隊長27回目の誕生日会。
他の日はともかく、隊長の誕生日のお店を外すわけにはいかないため、1ヶ月前からお店を選んでおりました。
食べログの点数が数年前と比べるとハイパーインフレを起こし、もはや「だいたい3.5」みたいな時代になってしまったので、安心して予約できる点数は、私的には「3.9以上」というのが目安になっております。
・家からそう遠くない
・誕生日とはいえ1人1万円以内には確実におさまる
・食べログで3.90を超えている
・可能であればノバ(正確にはノバンディさん)がレビュー書いてて高評価
この4つの条件を満たすお店を探しておりましたら、ありました。目黒に。
(2016.10.15時点で3.92)
目黒駅から山手線の内側方面に進んで、路地を曲がったところに入口があります。
夜だと特に、レストランがあるとは思いにくい場所かもしれません。
iPhoneSEはカメラがしょぼいので、大変暗くてわかりにくいですが、一軒家レストランです。
カタカナ表記で「リストランティーノ ルベロ」。
店内は1階と2階がありまして、1階席に通されました。
2階はわりと人数多めでワイワイしていたので、1階でよかった。
席と席がとても離れており、かなり落ち着いて食事ができます。
雰囲気もよく、まだ食べておりませんでしたが勝利を確信しました。
テーブルにはバスローブみたいになったナプキンが。
青とピンクの蝶ネクタイをしているが、予約時に男女だと言っただろうか。あるいは2人の場合はこういったお店では99%アベックなのだろうか。
なお、蝶ネクタイはパスタでできているように見えました。
コース料理もあるようですが、アラカルトにしてみました。
こちらのボードから料理を選び、2人だと4~5皿をオーダーするとちょうどよいそうです。
何を食べるかたっぷり10分は悩みました。
なお、パスタは茹で前の現物を見せてくださいます。
頂いたものを紹介します。
■ビール(750円)/ホワイトミモザ(1,000円)
生ビールはプレモル。
ホワイトミモザはスパークリングワインとグレープフルーツのカクテルで、オレンジジュースで作るミモザよりもすっきりしており料理の邪魔をしないです。
グラスワインのリストはスケッチブックになってます。
スケッチブック。味があってよい。
中にはワインごとに飲まなくても味が想像できるレベルの詳細な説明が書いてあります。
ワインはよくわからないのでいつも適当にオーダーするのですが、全部読んで好きなものを楽しく選べました。
■GrecodiTufo2013(1,100円)/FianodiAvellino2008(1,300円)
白ワインは2種類飲んだのですが、右の白ワインの美味しさが衝撃的過ぎました。
「自然派フィアーノの最高傑作」ということですが、「最高傑作」という意味を完全に背負えています。
表現力が乏しいので全くうまく言えないため、解説を載せておきますが、間違いなく人生No1の白ワインでした。
このラベル。覚えておこう。でも国内ではほとんど売ってないそうな。
都内の某下町の酒屋さんから仕入れていると仰っておられた気がします。
■Inferi2012(1,300円)/LangheNebbiolo2013(1,200円)
赤ワインも解説通りの味で、むしろ解説催眠により味が誘導されているのではないかと思うほどでした。
ちなみに、赤ワインはもう1つ飲んだのですが、そちらはソムリエの方に選んで頂いたもので、先ほどの白ワイン同様、突き抜けたワインでした(後述します)。
オーダーしなくても自動的に提供されるのが、パン。
なくなるとすぐに手配してくださり、しかも種類の異なるパンが供されました(ジャガイモ入りのパンと、甘いパン)。
しかし、とにかく料理が美味しいので、パンでお腹いっぱいになってしまった、という事態にならぬよう気をつけねばなりません。
パンのほかに、スープが自動的に提供されます。
トウモロコシのスープで、群馬産の何とかというトウモロコシを使ったスープなのですが、このトウモロコシは果物以上の糖度を誇っているということで、甘く、深い味わいの冷製スープです。
生でがりがり食べても甘く美味しく感じるような、そんなトウモロコシを使っているのだろうか。
■紅ズワイ蟹とイタリア産大麦のインサラータリーゾ(2,400円)
インサラータリーゾとは、お米のサラダみたいなものみたいです。米を大麦にしてあります。
サラダ自体は柑橘系のサッパリした感じと、カニミソのコントラストが楽しい一品です。
なお、大きめの1皿でオーダーしていますが、1人分ずつ分けて提供されますので、ボリューム的には写真の倍となります。
■戻り鰹の軽い藁スモーク 焼き茄子とそのピュレを添えて(2,600円)
「軽い藁スモーク」とありますが、鰹がまとったスモーク感がすごいのだが。
厚めに切られた鰹は食べごたえもすごい。
■和牛トリッパとフレッシュポルチーニ茸のフィレンツェ風トマト煮込み(2,400円)
前半の料理で腰を抜かしたのはこのトリッパ。
臭みだけ完全に完璧に除去し、旨味だけが押し寄せるモツの状態は、これはなんなのか。
角の取れたまろやかなトマトソースも美味しすぎる。
初めて食べるトリッパが、このトリッパであれば、間違いなくその人は「好物はトリッパです」と言うようになりそう。
反芻したくなる逸品でした。
■大粒アサリのスパゲッティーニボンゴレ・ベラーチ‼(2,400円)
アサリのパスタはクックパッドにも投稿した究極のレシピで家でかなりの回数作っているので、果たしてその味とどのくらい差があるのかと思い注文してみました。
そして結果としましては、
・家のボンゴレも勝てはしないが方向性は間違ってなさそう
・頂いたボンゴレの、塩味の決まりっぷりが半端ない
・頂いたボンゴレの通り、スパゲッティーニで作った方が美味しそうだが、こんな仕上がりになるか心配
などいろいろ参考になりました。
前菜から思いましたが、塩加減がとにかく絶妙すぎます。
あと、アサリがでかすぎです。こんなアサリは小売りでは手に入らないと思う。
全然関係ありませんが、料理のレシピには著作権が設定されないそうですね。
■フレッシュポルチーニ茸と秋トリュフのリゾット(2,600円)
なんとリゾットが超でかいチーズのくぼみに入って登場。
そして、今回はシェフが直々に目の前で仕上げをしてくださいました。
(大変お若い方でしたので、その時はシェフとは思いませんでした)
完成。すごい。トリュフでパスタが見えない。
ポルチーニとチーズとトリュフの組み合わせは何となくよく目にする気がしますが、よくもまあこれだけお互いを引き出すことか。
味も香りも見た目も美味しいリゾットは、深みがありすぎて減っていくのが悲しい逸品です。
■BrunellodiMontalcino2009(1,800円)
最後の肉料理のために、赤ワインを選んだのですが、そのボトルがあいにく品切れで、事もあろうか上位ランクの赤ワインを、もともとオーダーしたワインの値段で提供してくれることになってしまいました。
しかもそのワインは、、、
こんな登場のされ方をしまして。
こんな風に注いでくださったのであります。何かの儀式みたい。かっこういい。
全く表現不能であるため、またしても解説を貼っておきますが、最近飲んだ赤ワインの中で一番美味しいワインでした。
■ローマ風仔羊ロースのカチャトーラ(3,000円)
メインは仔羊にしました。
餡子隊長がしきりに塩加減について「すごい」を連発していました。「重量の0.8%云々・・・」と。
私はなくても大丈夫だったのですが、隊長のお誕生日ということで最後にデザートを食べました。
デザートも7種類から選べてしまい、隊長は眉間に皺を寄せながら悩んでおりました。
■デザートワイン(値段不明)
ソムリエの方に勧められるがままに、気づいたら卓上に配備されていたデザートワイン。
今日6杯目。自分の誕生日でもないのに、便乗して飲みすぎました。
■季節フルーツの豪華なパフェ(900円)
大きくはありませんが、大変豪華なパフェが、なんと900円とは。
付近のカフェ、真っ青ではなかろうか。
イチゴのジェラート、ミルクプリンが入っており、餡子隊長により瞬殺されておりました。
■アプリコットのドルチェ
メニューにはない、パティシエの方の新作だそうです。
同じ甘いにもいろいろな甘さが押し寄せてきます。
全く甘党ではない私ですが、「減らないでほしい」と思いながら頂きました。
名リストランテには、名パティシエあり。
料理で上がったテンションを、さらに跳ね上げる凄まじいドルチェでありました。
シェフの方もパティシエの方もソムリエの方も、とにかくサービス精神とホスピタリティに溢れた方々ばかりで、こんな職場で働けたらさぞ楽しかろうと思いました。
全ジャンルの中で、2016年で一番楽しく美味しい食事になりました。
===
【オーダー】
上記の通り 1人12,000円くらい
■食前酒メニュー