モンチッチさんが投稿したタパス モラキュラーバー(東京/三越前)の口コミ詳細

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グラッチェ菊池のイタリアからCiao!

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タパス モラキュラーバー三越前、新日本橋、日本橋/イノベーティブ、ダイニングバー、洋食

1

  • 夜の点数:4.0

      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2012/09 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

食事というよりもショーという感じ。異次元の楽しさがありました。

数年前、テレビで「分子料理」なるジャンルの料理があると知り、
いつか行ってみたいなあと、かねてから思っておりました。

いろいろ調べてみると「分子料理」という言葉は使わないようですね。
テレビがバズワードで使っていたのかな。

まあ呼び名はともかく、とにかく変わった料理が頂けるということで、
三井タワーに向かいました。
(予約は2か月前くらいにしていました)

三井タワーに突入。
千疋屋なんかがありますね。

そしてマンダリンオリエンタルに突入。

三井タワーも豪華ですが、
さらに豪華さが増します。

エレベーターで38階へ。
ややっ。外が見えますぞ。

スカイツリーがこんなに大きく見えます。
そして偶然虹がかかっていました。

ちなみに男子トイレは、
このスカイツリー側の眺めを見ながら用をたす仕様になっていました。

受付でタパスの予約をしている旨を告げると、
オリエンタルラウンジに通されます。

さすが一流ホテルだけあって、
雰囲気がいいです。

新宿や池袋、渋谷や六本木が見渡せる方角の景色もGOOD。
高いところにくるとなんだか偉くなった気分になります。

ここで、食事の際のドリンクを決めるように言われます。
こちらがオススメワインでございます。

他にもウィスキーやカクテルなどのメニューがありましたが、
だいたいどれも2,000円〜という感じでした。

知らない間に日本はハイパーインフレにでもなったのかな?
なんて思いましたが、そういうことではなさそうです。

今回は7,600円で4種類のグラスワインが頂けるものにしました。
高いんだか安いんだか、だんだんよく分からなくなってきます。

ラウンジでくつろいでいると、
席に案内されます。

オリエンタルラウンジのこちらの一角が、
「タパスモラキュラーバー」となっています。

カウンター8席のみです。
つまり1度に8名しか予約を受け付けていません(当たり前ですが)。

1日2回の実施で、18時と20時半の回があります。
今回は18時の回です。

席についてドキドキしながら食事開始を待ちます。
食事というかショーの開始を待つ感じですかね。

メニューはこちらになります。
20品くらい出てくるようです。

ショーロンポーあり、
松茸ごはんあり、
和牛あり、
落葉あり。

落葉。。。食べれるんですかい?

メニューはガラスの下に置けます。
これで料理を頂きながらメニューを確認することができます。
有難いシステムです。

何やら水をこぼしたようになっておりますが、
これは模様です。
(何度かナプキンで拭いてしまいました。
なんで僕のだけ濡れてるんだろうと。)

シェフが調理している様子が目の前に見えます。

目の前のレンゲがくるくる回っているのですが、、、

浮いているんです。。。これ。
なんでも磁石で浮いているんだとか。
リニア的な話ですね。

うん、浮いてます。

ちなみにこれはミラクルフルーツというもので、
あとからとんでもないことが起こしてくれるフルーツです。

食事の前に記念撮影。
なかなかある機会じゃありませんので。

■2009MeursaultCoeurdeRochesFredericMagnien,Bourgogne,France

長い名前です。
味の濃い、美味しい白ワインでした。
コメントの方が短くてすみません。

では、いよいよショーの開始でございます。

■スパークリングマスカット

綺麗ですね。
スプーンですくって頂きます。

マスカットの味がなんだか濃いです。
ちょっとした苦みみたいなものも感じます。

白ワインとマスカットに炭酸を合わせたそうなのですが、
スパークリングワインみたいな一体感があります。

これ、普通に酔いますよ。

うぬぬぅ!目の前にとんでもないものが!
一昔前の歌謡曲の足元みたい!

■秋の森

秋の、、、森らしいです。
いやはや、なんとも。

ちなみに今日は9月1日ということで、
秋メニューの初日だそうです。

個別に紹介します。

・チーズに生ハムを巻いたもの

チーズ部分はカリカリです。
生ハムは柄の部分に巻き付けられています。

ふむ。
こちらのお味は普通でしょうか。

でもチーズと生ハムって一緒に食べたことないかも。

・ポルチーニ茸のパフ
・トリュフじゃがいも

ポルチーニ茸、ほわっとした食感。
下にトマトクリームソースみたいなソースが敷いてあり、
そのソースがすごく美味しいです。

トリュフじゃがいもとは、トリュフがまぶしてあるコロッケです。
ソースは一緒です。

トリュフの風味のする贅沢コロッケ。
10倍くらいの大きさのものが食べたいです。

左から、
・ハンティングピグ
・松茸ごはん
・マンチェゴとリンゴ

ハンティングピグはクッキーみたいなものなのですが、
先ほど紹介したトリュフを狙っているような構図になっています。
遊び心ありますね。

右の丸い棒状のチーズはマンチェゴというチーズで、
山羊のチーズで、スペインで作られるものです。

それにしても松茸ごはん。。。
突っ込みどころが多過ぎて逆に突っ込みにくい。。。

普通のお店で「松茸ごはんください」って言って、、、

これが出てきたら暴れること間違いないでしょう。

ちなみに揚げたご飯からは松茸の香りが漂います。
(松茸のお吸い物の香りと近いという噂もありました)

茸のカプチーノです。
茸をカプチーノにしちゃいましたか。。。
間違いなく人生初お目見えです。

茸のエキスがぎゅっと詰まっています。
こちらのお店は、素材の特徴がぎゅっと詰まった物が多いです。

こちらが森です。
これはどこをどうやって食べるのだろうと思っていたら、、、

これは食べないそうです。
orz

この器からは森林の香りがしており、
その香りを楽しむための装置だそうです。

いちいち芸が細かいです。
ここまでの演出するんですね。

突如このような装置が目の前に。

なんだなんだ?
理科の実験か?

注射器みたいな器具の先からポタポタと。。。

どんどん丸い玉状のものが水の中に溜まっていきます。

おおおおお。。。

そしてスプーンに乗せられて目の前に出てきました。

■柿とミントのキャビア

なんと。。。柿とミントのキャビアですか。
こりゃ驚いた。

なんでも、人口イクラ(偽物のイクラですね。水に沈んじゃうイクラですね)を
作る技術を利用したそうです。

味はなるほど、確かに柿とミントです。

味よりも演出と、食べたことのない料理に驚きが先に来ます。
飽きさせませんね。

次の料理はこちらです。

なんとも言えない形。。。
なんとも言えないフォルム。。。

いや、今日は止めておきましょう。
せっかくの料理が台無しになっちゃいます。

■スモークマグロ

おっぱ、いや、蓋をとるとスモークの香りがふわっとします。
中にスモークを閉じ込めていたようです。

スモークされたマグロの下には梨があります。
マグロと梨が、非常によく合います

表面の白いものはアーモンドを削った物らしいです。
そして、写真ではわかりませんが、
パプリカを焼いた際に出る水分「野菜の涙」をふりかけてあるそうです。

マグロはとことん柔らかいです。
表面をいい感じで炙ってありますが、基本レアです。

どれも美味しかったですが、
このスモークマグロが一番美味しかったかなあ。

でも量が少ない。
3つは食べたかった。

先ほどは柿で、今度は梨。
秋ですねえ。

料理はまだまだ続きます。

■赤座海老のスケット

スケットとは、日本語だと「助っ人」になってしまいますが、
助っ人という意味ではありません。
フレンチでいうところのブイヤベースになります。

その助っ人、じゃなかったスケットの上に海老が乗っており、
海老にはプチトマトがささっています。

スケットは魚介の風味がぎゅっと濃縮されていて、
許されるならお皿を舌で、、、という気持ちになります。

でもこれも量が少ないです。
お替り制度はないのでしょうか。

■2010SancerreChavignolDomaineBailly-Reverdy,Loire,France

先ほどの白ワインよりもさっぱりした飲み口でした。
これまた題名より感想が少なくてすみません。

■イベリコと栗

ほうほう。イベリコ地方でドングリを食べて育つという、
あのイベリコ豚でございますね。

それはそうと栗はどこに?

これだそうです。。。

栗をクスクス上に仕立てたそうです。
なんとも突飛なことを考えるものです。

こちらのソースはリンゴのソースです。

果物の甘さと組み合わせることが多いですね。

そしてお肉。イベリコ豚です。
上に乗っているのはスライスしたカリフラワーだそうです。

肉、めちゃくちゃ柔らかい!
口の中でほろっと溶けます。

美味しいなあ。
3倍の大きさのものを食べたいです。

■2008LesTourellersdeLonguevilleBaronPauillac,Bordeaux,France

ここで赤ワインになります。
なぜショーロンポーの前に赤ワインに?
白の方が合いそうですが。

■ショーロンポー

へ?ショーロンポー?
どう見てもラム肉なんですが。。。

伺ってみると、ラム肉らしいです。。。うう。。。

添えてあるこちらの果物は桃だそうです。
柿→梨→リンゴ→桃という連携です。

なんでも、肉の中にスープを閉じ込めてあるので、
それゆえ「ショーロンポー」なのだそうです。
なるほどぉ。
もう驚かないと思っていたのに、また驚いてしまいました。

一口でいただきます。

中から肉汁やらいろんなスープがどばっと出てきます。
旨い!

ラム肉としても秀逸で、
肉をがぶっと食べた爽快感があります。

■和牛

彩りよい野菜たちを引き連れて、
メイン中のメインの登場です。

なんと、こちらの和牛。
53度で6時間も焼いたそうです。

53度なので6時間焼いてもこの通り、レアな感じ。

そして驚くほどの柔らかさを実現しています。
低温でじっくり焼くので旨味も逃がしません。

この肉の柔らかさはほんと驚きます。
生っぽいのですが、生じゃない。
家庭では到底できない芸当です。

味も素材そのものの味がしてとても美味しいです。
この肉だけでなく、
どの料理も変に塩味がきつかったりすることは一切ありません。

またもや何やら始まりました。

水中になにやら誕生させています。

それに緑の液体を注入・・・何してるんですか。。。

■土瓶蒸し

土瓶がどこにもないのに土瓶蒸し!
蒸してすらない!

でも味は松茸の土瓶蒸しの味。。。
先ほど中に注入していたのは三つ葉だそうです。

料理は以上で終了です。
最後まで驚かされました。

しかし、また驚きは続くのです。。。

差し出されたのはドライアイスみたいなものの塊。
マイナス196度がどうとか仰っていたような。
聖闘士星矢のキグナス氷河のダイヤモンドダストよりは冷たくないでしょう。

これを一口で食べると・・・

こうなります。

鼻の穴から白い息がフゴーーっと出るのです。
これには一同大はしゃぎ。

非常に盛り上がりますが、
初デートなんかではきついイベントになりそうです。
キメキメに決めて格好つけて、
もしくは、思いっきりめかし込んでお洒落をして、
あまりお互いのことをよく知らないのに、
両鼻から白い息がフゴーーーですから。

でもまあ、初デートにこちらのお店に来る人なんていないでしょうね。
わかりませんけど。

■2009MRTelmoRodriguezMalaga,Spain

デザートワインです。
とても甘いです。
甘いデザートを甘いワインで頂くのか。。。

■落ち葉

デザートの一皿目は「落ち葉」というタイトルが付いていました。
何が出てくるのかと思っていましたが、そういうことでしたか!

秋らしい彩りのデザートたち。
味は奇をてらっていません。

こちらのアイスクリームは栗のアイスクリームです。
甘過ぎずとても美味しかったです。

もみじ、とても凝っています。
食べるのが勿体ないです。

■スイーツタワー(勝手に名前をつけました)

どどんと登場。
なんとなくドラゴンボールのレッドリボン軍のマッスル塔を思い出しました。

一番の上のこれは、
ポップコーン味の綿アメです。
ポップコーンを綿アメにしちゃいましたか。。。

ラズベリーのソーダとラズベリーのマシュマロ。

パミスチョコレートとオリーブオイルのグミ。

いやいや、確かにデザートなんですが、
どれもなんとも不思議な感じ。

ここまでかなり楽しませて頂きました。
そして次が最後のお皿です。

■フルーツ

へ?フルーツ?

これまで散々驚かされ続けて、
最後はただのフルーツ?

実はこれが小麦粉で作られているとかじゃなくて?

するとお店の方から「それぞれ少し舐めてくれ」と言われます。
言われるように舐めます。
オレンジはまあいいとして、レモンは非常に酸っぱいです。
ライムみたいなのも当然酸っぱいです。

舐め終わると、次に小さい豆粒サイズの見たことのないフルーツを、
口の中に塗りつけるように食べてくれ、と言われます。

お皿に乗ってるこれなんですけどね。

これは目の前でずっと宙に浮いてクルクル回っていたこれです。

言われた通りしてみた後、
今度はフルーツを食べるように言われます。

なんということでしょう。(劇的ビフォアアフター風)

甘い。。。
オレンジは当然のこと、ライムも、レモンすら甘い。。。

なんでも、先ほど食べたのはミラクルフルーツという名前の果物だそうで、
食べると酸っぱいものが甘く感じるのだそうです。

それも効果は2時間!!

いやー、最後の最後まで驚かされ続けました。
2時間があっという間でした。

こんなに驚いた食事は初めてです。

食べ終わった後、ラウンジで飲みました。

モヒートを1杯だけ。

話をしながら今日の料理を振り返りました。

食事というよりは、ショーという感じです。
食事付きのショーというか、
食事とショーが合体しているというか。

ここからしばらくは秋メニューで固定のようですので、
次に行くなら冬メニューになってからでしょうね。

楽しい時間をありがとうございました。

===
【オーダー】
上記の通り

【総合コメント】
マンダリンオリエンタルホテルの38階にあるダイニングバーです。
1日8人×2セットしか予約を受け付けておりません。

初めての場合、驚きの連続になります。
食事をしている感覚とはちょっと違います。

異次元の体験、とても楽しかったです。
記憶に残る食事となりました。

2012/09/18 更新

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