2回
2013/06 訪問
鶏×醤油の至高の一杯。
やまぐち@西早稲田
ラーメン
土曜日恒例ラーメン遠征。
副都心線に揺られて一路西早稲田へ。
西早稲田はラーメン店の宝庫です。
食べログでラーメン×西早稲田で一番最初に出てくるやまぐちへ。
(2013.05.25時点3.58)
なんと11時半の到着で既に1ターン目のお客さんで埋まっていました。
ラーメン遠征では久しぶりにちょっと待つことに。
おやおや。お願いランキングで馬場エリアで1位になりましたか。
ただ、お願いランキングには1度やられているため、
かなり懐疑的な思いになります。
でもあれは美食アカデミーだったからな。
その企画が素人が選ぶやつだとしたら信じられそう。
(どういう企画なのかわかりません)
まずは食券を買います。
追い鰹中華そばというのが狂おしいほどに気になりますが、
鶏そば推しのお店ということでぐっと堪えました。
大盛りはなく替え玉スタイルです。
スープが極上すぎるため、大盛りにしてスープまで増やしたくないのかな。
店内は2画で書く数字の7の字型です。
とても綺麗な雰囲気でいい意味で早稲田っぽくないです。
こだわりの数々。
なるほど、鶏そばの出汁は鶏しか使ってないとのこと。
麺は京都の製麺所のものを使っていると。
醤油ダレもなんだかすごい感じです。
鶏そば到着。休みの日なので味玉も入れてみた。
チャーシューは豚と鶏が1枚ずつ。
豚は低温調理特有の赤みがかった感じで、柔らかくてジューシー。
すごく美味しい。一級品のチャーシュー。
鶏は葛仕立てという何とも珍しい仕上がり。
胸肉に見えるのですがプルプルで柔らかい。
初めて食べる食感じです。
なんだなんだ。チャーシューからしてすごいぞ。
味玉も当然パーフェクトな出来栄えで、
トロトロ感がある半熟煮卵。
この表面の鶏油(チー油って言うんですかね)の感じでキラキラしてる。
輝くラーメンですぞ。
スープは鶏油のいい香りと醤油のいい香りが融合してます。
鶏100%の極上スープ。いやはや美味しいっす。
鶏鳥トリ。鶏三昧。
優しく上品で本当に美味しいスープで蓮華が止まりません。
麺は細いストレート。
細いですが四角い麺です。
ぷつっとした食べ応えがあり、小麦の味がして美味しい。
何から何まで美味しかった。
このスープで水炊きを食べたい衝動にかられました。
そんじょそこらの水炊き専門店よりずっと美味しいんじゃなかろうか。
追い鰹中華そばが気になって仕方ないので、
また来ようと思います。
お店を出たら行列が出来てました。
列を作っている人の気持ちがよーくわかります。
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【オーダー】
味玉鶏そばラーメン 850円
【総合コメント】
西早稲田にあります「やまぐち」です。
男性2名体制で運営されておりました。
100%鶏しか使っていないラーメンは初めてかもしれません。
昆布すらも使ってないとは驚きです。
極上の鶏スープ。
会社の近くにあったら週に1度は通ってしまいそうです。
鶏だけであんなすごいラーメンが作れるとは。
丸鶏であんなダシがとれるんだなあ。
予算の都合で家では出来ないなあ。
2013/06/15 更新
やまぐち@西早稲田
ラーメン
年末に清湯系の最高峰「飯田商店@湯河原」を訪問し、そのあとたまたま新宿三丁目にオープンした「はやし田」も清湯系で、なんとなく清湯系ラーメンの熱が上がってしまいました。
そんな中、早稲田にある穴八幡宮にお札をもらうため早稲田方面に出かけることになったので、早稲田エリアの清湯系の雄「やまぐち」を訪問しました。
日曜日、開店10分前の11時20分到着で19人待ちでした。想像以上に並んでいました。
5年前は並ばず入れたので油断しました。
13席なので2ターン目確定です。
この日に限って言えば恐らく11時10分に到着するのが勝利であったと思われます。
どうやら昔と違って確実に並ぶお店になってしまったようで、並び方に関する指示書もあります。
13席で19番目なので、普通に考えるとオープン後20分の11時50分くらいに入れるかなと思ったのですが、見事に予想は外れました。
回転がゆっくりである理由は3つくらいありそうです。
・先頭集団に猛者がいない
・ラーメンにしては女性が多い
・提供リードタイムが長い
名店の先頭集団は猛者が集まることが多いですが、ビブグルマンなる書籍に掲載されたことで先頭にまったく猛者がおりません。
猛者=ラーメン大好き=食べるの異様に早い、であるため通常猛者は開店と同時にお店に入り、あろうことか10分後にはお店から出てくることも珍しくありませんが、そういった方は1人もいませんでした。
1ターン目に入店できた人でも提供が11時53分の方がいらっしゃったので、作るのも非常にゆっくりなようです。
並び始めて45分の12時5分にお店に入り券売機で食券を買う権利を得ました。
5年前に「追い鰹中華そば気になるけど、鶏そば食べよう」と思ったのを覚えていたので、今日は追い鰹中華そばにしようと決めていたのですが、そのボタンは5年の間になくなっていました。
かねてからの計画が一瞬で瓦解しましたが、すぐさま雲呑入りの鶏そばに切り替えました。
味は現在一択のようです。
こだわりに関する数々の記載。
以前は醬油の章もありましたが、醬油の章は割愛されたようです。
席は「2画で書く数字の7の字型」です。これは5年前から変わっていません。
前は5月だったので気になりませんでしたが、コート込みで考えると結構狭く窮屈で、席の後ろを人が通るたびに「すみませんロード」となります。
全体的に窮屈過ぎる印象でした。あと、すごく寒いです。早くラーメン食べたいなと思わせる最後の追い込みを狙ったものでしょうか。
卓上に調味料は一切ありません。
飯田商店も、はやし田もそうですが、清湯系ラーメンでは調味料が置いていないケースが多いように思います。「最高の状態で提供するのでそのままの味でどうぞ」ということでしょう。
味玉入りの鶏そば。930円です。
5年前は850円でしたが80円値上げされていました。しかし930円でも安すぎると思わせるほどオーラに満ちたラーメンです。
旨そうすぎです。
雲呑バージョンも言うに及ばぬ美味しそうなビジュアル。
行列にも納得の渾身のラーメン。
雲呑には柚子が忍ばされております。挽肉は粗めの仕上がりでボリューム感があります。大きなものが3つ入っていました。
皮のピロピロが非常に熱々ですので火傷しないよう注意が必要です。
叉焼は綺麗なピンク色の低温調理系。全体的に上品さが漂うラーメンですが、メンマだけはゴツいです。
具はどれも美味しいですが、具はどれも飯田商店に軍配が上がりそうですが、超美味しい領域の差なので、ほぼ好みの問題になりそう。
味付玉子は敢えて語ることがないほど完璧。ほどよく黄身に味が入っています。
スープの方向性はかなり飯田商店に似ています。
違いはこちらのスープの方が圧倒的に獣感があることです。パンチが違います。
優等生的でありながらも野武士感もあり存在感がすごい。
鶏の芳醇さが滲み出まくっており、さすがに美味しいしすごいスープだなと思います。
動物感の引っかかりが癖になります。
飯田商店は料亭の味。やまぐちは最高峰のラーメンの味という感じでしょうか。
麺はスープ以上に飯田商店と似ていると思いました。
平べったく、また柔麺のようにとても柔らか仕上げである点がとても似ています。
強いて言えば、こちらのお店のほうが太さと厚さがありそうです。
究極的に突き詰めたお店はこういう麺に辿り着くということか。
替え玉のほうが食感がよくて、替え玉のほうが美味しく頂けました。
わざと湯で時間を変えて食感を楽しめるようにしているのでしょうか。
スープが美味しすぎて、やはりやってしまいました。年に3回あるかないかの全飲みです。
都内を代表する清湯系スープのラーメンで、やっぱり美味しかったです。
都内有数のラーメン激戦区、馬場・早稲田エリアで行列を作るラーメンは、やはり只者ではありませんでした。
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【オーダー】
味玉鶏そば 930円
味玉鶏ワンタンそば 1,030円
替え玉 100円